説明

置換2−(クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール及び医薬としてのその使用

【課題】ナトリウム・カルシウム交換体(NCX)、特にナトリウム・カルシウム交換体のサブタイプ1(NCX1)を阻害されることにより、不整脈、心不全および脳卒中などの細胞内カルシウムホメオスタシスが妨げられる障害に使用できる化合物の提供、並びに該化合物の製造方法、医薬としての使用、およびそれを含んでなる医薬組成物の提供。
【解決手段】下記一般式Iで表される置換2−(クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール化合物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の式I:
【化1】

[式中、
Arは、フェニル及び5員又は6員の単環式芳香族へテロ環から成る系列から選択され、これらは、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R1によって置換されており、上記において、該へテロ環は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の、同一又は相異なる環へテロ原子を含み、そして環炭素原子を介して結合しており;
R1は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、フェニル、Het1、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、(C3−C7)−シクロアルキル−O−、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−O−、フェニル−O−、Het1−O−及び(C1−C6)−アルキル−S(O)n−から成る系列から選択され、
そしてAr中の隣接する環炭素原子に結合する二つの基R1は、それらを担持する炭素原子と一緒になって、5員〜7員のモノ不飽和の環を形成することができ、該環は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでおり、そして、該環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R2は、R5−N(R6)−C(O)−、R5−N(R6)−CH2−、R7−C(O)−NH−CH2−及びR7−S(O)2−NH−CH2−から成る系列から選択され;
R3は、水素、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び(C1−C4)−アルキル−O−から成る系列から選択され、;
R4は、水素であるか、又はハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び(C1−C4)−アルキル−O−から成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基であり;
R5及びR6は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C6−C10)−ビシクロアルキル、フェニル、Het1及びHet2から成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そして(C3−C7)−シクロアルキル、(C6−C10)−ビシクロアルキル及びHet2は、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R11によって置換されており、
又は、
基R5及びR6は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、4員〜10員の、単環式又は二環式の飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環を形成し、該へテロ環は、R5及びR6を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該へテロ環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R12によって置換されており;
R7は、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、フェニル、Het2及びHet3から成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及びHet2は、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換され、そしてフェニル及びHet3は、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R13によって置換されており;
R10は、R14、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、(C1−C6)−アルキル−S(O)n−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R16−N(R17)−C(O)−、R19−O−C(O)−及びR16−N(R17)−S(O)2−から成る系列から選択され;
R11及びR12は、互いに独立して、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、R16−N(R17)−(C1−C4)−アルキル−、R19−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル−、R14、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、(C1−C6)−アルキル−S(O)n−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R16−N(R17)−C(O)−、R19−O−C(O)−及びR16−N(R17)−S(O)2−から成る系列から選択され;
R13は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、HO−、(C1−C4)−アルキル−O−及びR16−N(R17)−から成る系列から選択され、そしてR7中の隣接する環炭素原子に結合している二つの置換基R13は、それらを担持する炭素原子と一緒になって、5員〜7員のモノ不飽和の環を形成することができ、該環は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含み、そして該環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R14は、3員〜10員の、単環式又は二環式環であり、該環は、飽和であるか、部分的に不飽和であるか、又は芳香族であり、そして窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1、2、3又は4個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでおり、そして該環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い、同一若しくは相異なる置換基R20によって置換されており;
R15及びR18は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、フェニル−(C1−C4)−アルキル−及びHet1−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R16及びR17は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、フェニル−(C1−C4)−アルキル−及びHet1−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され、
又は、
基R16及びR17は、それらを担持する窒素原子と一緒になって4員〜7員の単環式飽和ヘテロ環を形成し、該へテロ環は、R16及びR17を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該へテロ環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R19は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、フェニル−(C1−C4)−アルキル−及びHet1−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R20は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、(C3−C7)−シクロアルキル、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、(C1−C6)−アルキル−S(O)n−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R18−O−C(O)−N(R17)−、NC−、R18−C(O)−、R16−N(R17)−C(O)−、R19−O−C(O)−及びR16−N(R17)−S(O)2−から成る系列から選択され;
Het1は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される、1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、5員又は6員の単環式芳香族へテロ環であり、該へテロ環は、非置換であるか、又はハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び(C1−C4)−アルキル−O−から成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
Het2は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、4員〜10員の単環式又は二環式の、飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環であり;
Het3は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、5員〜10員の、単環式又は二環式の芳香族ヘテロ環であり;
nは、0、1及び2から成る系列から選択され、上記において、数nは、すべて、互いに独立しており;
上記において、別途明記しない限り、フェニル基は、すべて、非置換であるか、又はハロゲン、(C1−C4)−アルキル及び−O−(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
上記において、シクロアルキル及びビシクロアルキル基は、すべて、シクロアルキル又はビシクロアルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一の置換基によって置換されていてもよく;
上記において、アルキル基は、すべて、アルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、一つ若しくはそれより多いフッ素置換基によって置換されていてもよい]
の化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Arは、フェニル、チオフェニル、ピリジニル及びピラジニルから成る系列から選択され、これらは、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R1によって置換されており;
R1は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、(C3−C7)−シクロアルキル−O−、(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−O−及び(C1−C6)−アルキル−S(O)n−から成る系列から選択され;
R2は、R5−N(R6)−C(O)−、R5−N(R6)−CH2−、R7−C(O)−NH−CH2−及びR7−S(O)2−NH−CH2−から成る系列から選択され;
R3は、水素、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択され;
R4は、水素であるか、又はハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基であり;
R5及びR6は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C6−C10)−ビシクロアルキル及びHet2から成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そして(C3−C7)−シクロアルキル、(C6−C10)−ビシクロアルキル及びHet2は、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R11によって置換されており、
又は、
基R5及びR6は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、4員〜10員の、単環式又は二環式の飽和ヘテロ環を形成し、該ヘテロ環は、R5及びR6を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該へテロ環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R12によって置換されており;
R7は、(C1−C6)−アルキル、Het2及びHet3から成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキル及びHet2は、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そしてHet3は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R13によって置換されており;
R10は、R14、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R16−N(R17)−C(O)−及びR19−O−C(O)−から成る系列から選択され;
R11及びR12は、互いに独立して、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、R16−N(R17)−(C1−C4)−アルキル−、R19−O−C(O)−(C1−C4)−アルキル−、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R16−N(R17)−C(O)−及びR19−O−C(O)−から成る系列から選択され;
R13は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキル−O−及びR16−N(R17)−から成る系列から選択され;
R14は、3員〜10員の、単環式又は二環式環であり、該環は、飽和であるか、部分的に不飽和であるか、又は芳香族であり、そして窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1、2又は3個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでおり、そして該環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R20によって置換されており;
R15及びR18は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R16及びR17は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され、
又は、
基R16及びR17は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、5員〜6員の単環式飽和ヘテロ環を形成し、該ヘテロ環は、R16及びR17を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該ヘテロ環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R19は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R20は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、(C3−C7)−シクロアルキル、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びNC−から成る系列から選択され;
Het2は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、4員〜10員の、単環式又は二環式の飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環であり;
Het3は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、5員〜10員の、単環式又は二環式の芳香族ヘテロ環であり;
nは、0、1及び2から成る系列から選択され、上記において、数nは、すべて、互いに独立しており;
上記において、シクロアルキル及びビシクロアルキル基は、すべて、シクロアルキル又はビシクロアルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一の置換基によって置換されていてもよく;
上記において、アルキル基は、すべて、アルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、一つ若しくはそれより多いフッ素置換基によって置換されていてもよい、
任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、請求項1に記載の式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Arは、フェニル、チオフェニル、ピリジニル及びピラジニルから成る系列から選択され、これらは、すべて、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R1によって置換されており;
R1は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、HO−及び(C1−C6)−アルキル−O−から成る系列から選択され;
R2は、R5−N(R6)−C(O)−、R5−N(R6)−CH2−、R7−C(O)−NH−CH2−及びR7−S(O)2−NH−CH2−から成る系列から選択され;
R3は、水素、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択され;
R4は、水素であるか、又はハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基であり;
R5及びR6は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルから成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そして(C3−C7)−シクロアルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R11によって置換されており、
又は、
基R5及びR6は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、4員〜10員の、単環式又は二環式飽和ヘテロ環を形成し、該ヘテロ環は、R5及びR6を担持する窒素原子のほかに、更に窒素及び酸素から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該ヘテロ環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R12によって置換されており;
R7は、(C1−C6)−アルキル及びHet3から成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そしてHet3は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R13によって置換されており;
R10は、R14、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、R16−N(R17)−、R18−C(O)−N(R17)−、R16−N(R17)−C(O)−及びR19−O−C(O)−から成る系列から選択され;
R11及びR12は、互いに独立して、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、R16−N(R17)−(C1−C4)−アルキル−、フッ素、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、HOS(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びR18−C(O)−N(R17)−から成る系列から選択され;
R13は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキル−O−及びR16−N(R17)−から成る系列から選択され;
R14は、3員〜10員の、単環式又は二環式環であり、該環は、飽和であるか、部分的に不飽和であるか、又は芳香族であり、そして窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1、2又は3個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでおり、そして該環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R20によって置換されており;
R15及びR18は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R16及びR17は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され、
又は、
基R16及びR17は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、5員〜6員の単環式飽和ヘテロ環を形成し、該へテロ環は、R16及びR17を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該ヘテロ環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R19は、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R20は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、(C3−C7)−シクロアルキル、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びNC−から成る系列から選択され;
Het3は、窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される1又は2個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいる、5員〜10員の、単環式又は二環式芳香族ヘテロ環であり;
上記において、シクロアルキル基は、すべて、シクロアルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一の置換基によって置換されていてもよく;
上記において、アルキル基は、すべて、アルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、一つ若しくはそれより多いフッ素置換基によって置換されていてもよい、
任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、請求項1または2に記載の式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項4】
式Ie:
【化2】

の化合物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項5】
R2が、R5−N(R6)−C(O)−及びR5−N(R6)−CH2−から成る系列から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項6】
R2が、R7−C(O)−NH−CH2−及びR7−S(O)2−NH−CH2−から成る系列から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項7】
式Ie:
【化3】

[式中、
Arは、フェニルであり、該フェニルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R1によって置換されており;
R1は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、HO−及び(C1−C6)−アルキル−O−から成る系列から選択され;
R2は、R5−N(R6)−C(O)−及びR5−N(R6)−CH2−から成る系列から選択され;
R3は、水素、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択され;
R4は、水素であるか、又はハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基であり;
基R5及びR6の一方は、水素であり、そして基R5及びR6の他方は、(C1−C6)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルから成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そして(C3−C7)−シクロアルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R11によって置換されており;
R10は、R14、フッ素、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、R16−N(R17)−及びR18−C(O)−N(R17)−から成る系列から選択され;
R11は、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、R16−N(R17)−(C1−C4)−アルキル−、フッ素、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びR18−C(O)−N(R17)−から成る系列から選択され;
R14は、3員〜10員の、単環式又は二環式環であり、該環は、飽和であるか、部分的に不飽和であるか、又は芳香族であり、そして窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0、1、2又は3個の同一又は相異なる環へテロ原子を含んでおり、そして該環は、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R20によって置換されており;
R15及びR18は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R16及びR17は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され、
又は、
基R16及びR17は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、5員〜6員の、単環式飽和ヘテロ環を形成し、該へテロ環は、R16及びR17を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該へテロ環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
R20は、ハロゲン、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、(C3−C7)−シクロアルキル、HO−、オキソ、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びNC−から成る系列から選択され;
上記において、シクロアルキル基は、すべて、シクロアルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一の置換基によって置換されていてもよく;
上記において、アルキル基は、すべて、アルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、一つ若しくはそれより多いフッ素置換基によって置換されていてもよい]
の化合物である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項8】
式Ie:
【化4】

[式中、
Arは、フェニルであり、該フェニルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R1によって置換されており;
R1は、ハロゲン、(C1−C6)−アルキル、HO−及び(C1−C6)−アルキル−O−から成る系列から選択され;
R2は、R5−N(R6)−C(O)−及びR5−N(R6)−CH2−から成る系列から選択され;
R3は、水素、ハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択され;
R4は、水素であるか、又はハロゲン及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基であり;
基R5及びR6の一方は、水素であり、そして基R5及びR6の他方は、(C1−C6)−アルキル及び(C3−C7)−シクロアルキルから成る系列から選択され、上記において、(C1−C6)−アルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R10によって置換されており、そして(C3−C7)−シクロアルキルは、非置換であるか、又は一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基R11によって置換されており;
R10は、フッ素、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、R15−C(O)−O−、R15−NH−C(O)−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、(HO)2P(O)−O−CH2−O−C(O)−O−、R16−N(R17)−及びR18−C(O)−N(R17)−から成る系列から選択され;
R11は、(C1−C4)−アルキル、HO−(C1−C4)−アルキル−、R16−N(R17)−(C1−C4)−アルキル−、フッ素、HO−、(C1−C6)−アルキル−O−、HO−S(O)2−O−、(HO)2P(O)−O−、R16−N(R17)−及びR18−C(O)−N(R17)−から成る系列から選択され;
R15及びR18は、互いに独立して、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され;
R16及びR17は、互いに独立して、水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル及び(C3−C7)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−から成る系列から選択され、
又は
基R16及びR17は、それらを担持する窒素原子と一緒になって、5員〜6員の、単環式飽和ヘテロ環を形成し、該へテロ環は、R16及びR17を担持する窒素原子のほかに、更に窒素、酸素及び硫黄から成る系列から選択される0又は1個の環へテロ原子を含んでおり、そして該へテロ環は、非置換であるか、又はフッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される、一つ若しくはそれより多い同一若しくは相異なる置換基によって置換されており;
上記において、シクロアルキル基は、すべて、シクロアルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、フッ素及び(C1−C4)−アルキルから成る系列から選択される一つ若しくはそれより多い同一の置換基によって置換されていてもよく;
上記において、アルキル基は、すべて、アルキル基上に存在することができる任意の他の置換基とは独立して、一つ若しくはそれより多いフッ素置換基によって置換されていてもよい]
の化合物である、請求項1〜5及び7のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項9】
次の化合物:
2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸[2−(2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル)−エチル]−アミド、
2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド、
2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸シクロプロピルアミド、
2−((S)−2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド、
2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−N−[2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−イルメチル]−アセトアミド、
イソオキサゾール−5−カルボン酸[2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−イルメチル]−アミド、
2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸プロピルアミド、
4−メチル−2−(2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(イソオキサゾール−5−イルメチル)−アミド、
2−[2−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−クロマン−6−イルオキシ]−チアゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド、
2−[2−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−クロマン−6−イルオキシ]−チアゾール−5−カルボン酸プロピルアミド、
リン酸モノ−(2−{[2−((S)−2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボニル]−アミノ}−エチル)エステル、
2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[2,1−c][1,2,4]トリアゾール−3−イルメチル)−アミド、
2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸プロピルアミド、
2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(2−クロロ−ピリジン−4−イルメチル)−アミド、
2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−アミド、
1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−スルホン酸[2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−イルメチル]−アミド、
2−((R)−2−o−トリル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド及び
[2−(2−フェニル−クロマン−6−イルオキシ)−チアゾール−5−イルメチル]−ピリジン−4−イルメチル−アミン
から成る系列から選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の式Iの化合物を製造する方法であって、
【化5】

式XVの化合物を式XVIの化合物に環化することと、式XVIの化合物を式IIの化合物に変換することと、式IIの化合物を式IIIの化合物と反応させ、式IVの化合物を生ぜしめることと、そして式IVの化合物を式Iの化合物に変換すること[上式で、式II、III、IV、XV及びXVIの化合物中の基Ar、R3及びR4は、式Iの化合物中の定義と同様であり、式XVの化合物中の基G2は、ヒドロキシ基又は求核置換可能な脱離基であり、式XV及びXVIの化合物中の基G3は、臭素又は(C1−C4)−アルキル−O−であり、そして式III及びIVの化合物中の基Yは、R50−O−C(O)−、H−C(O)−又はNC−(上式で、R50は(C1−C4)−アルキルである)である]を含んでなる、上記方法。
【請求項11】
基Arを担持するキラル炭素原子が一様な立体配置で存在する、式Iqの化合物を製造する、請求項10に記載の方法であって、
【化6】

基Arを担持するキラル炭素原子が一様な立体配置で存在する式XVaの化合物を式XVIaの化合物に環化することと、式XVIaの化合物を式IIaの化合物に変換することと、式IIaの化合物を式IIIの化合物と反応させ、式IVdの化合物を生ぜしめることと、そして式IVdの化合物を式Iqの化合物に変換すること[上式で、式Iq、IIa、III、IVd、XVa及びXVIaの化合物中の基Ar、R2、R3及びR4は、式Iの化合物中の定義と同様であり、式XVaの化合物中の基G2、式XVa及びXVIaの化合物中の基G3、及び式III及びIVdの化合物中の基Yは、請求項10に記載の式XV、XVI、III及びIVの化合物中の定義と同様である]を含んでなる、上記方法。
【請求項12】
医薬として使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項13】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩と、製薬学的に許容される担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項14】
ナトリウム・カルシウム交換輸送体(NCX)の阻害剤として、又は心不全、心不整脈、脳卒中、認知症、高血圧、心虚血、腎不全、ショック又は加齢性障害の処置において使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩。
【請求項15】
ナトリウム・カルシウム交換輸送体(NCX)を阻害し、又は心不全、心不整脈、脳卒中、認知症、高血圧、心虚血、腎不全、ショック又は加齢性障害を処置する薬剤を製造するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の、任意の立体異性体形態の、又は任意の比率の立体異性体形態の混合物の、式Iの化合物、又はその製薬学的に許容される塩の使用。

【公開番号】特開2013−60371(P2013−60371A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−198083(P2011−198083)
【出願日】平成23年9月12日(2011.9.12)
【出願人】(504456798)サノフイ (433)
【Fターム(参考)】