説明

耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカー及びそれを用いた地盤と接する構造物の耐震補強工法

【課題】地盤と接する構造物において、鋼板補強のできない構造物の地盤側表面に対して、地盤に達する先端部拡開アンカーにより抑え力を与え、側壁の補強を行う、耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカー及び地盤と接する構造物の耐震補強工法を提供する。
【解決手段】側壁2に地盤1まで達する穿孔4を形成し、中空ロッド7及び先端拡大部を具備する枝鉄筋座屈先端部拡開アンカー5を穿孔4に植設し、中空ロッド7の先端側に配置された拡開可能な枝鉄筋6を、中空ロッド7の後端部に引張荷重をかけて中空ロッド7の先端部を中心に一定角度で座屈させて拡開することにより、先端拡大部を形成して、側壁2の地盤側表面2Bに定着させ、側壁2の表面2A側から中空ロッド7の内部穴を介して先端拡大部にセメント12を充填して鉄筋・セメント拡大部13を形成し、側壁補強鋼板14及びナット16を設置して側壁2を地盤1に強固に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤と接する既設構造物の耐震補強に係り、特に、耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカー及びそれを用いた地盤と接する構造物の耐震補強工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
兵庫県南部地震及び中越地震により鉄道構造物が多大な被害を受けた。これらの震災による被害を鑑み、既設構造物の補強工事が逐次実施されてきた。しかしながら、地下鉄駅部や高架下の土留め壁など、様々な周辺環境の制約により、補強を必要としながら工事が未着手である箇所も多々見受けられる。その主な原因は、有効な補強工法がまだ開発されていないことである。
【0003】
図5は従来の地下鉄駅部の断面模式図である。
現在行われている一面せん断補強工法では、図5に示すように、地下鉄駅部102における地盤101と接するRC側壁103に対して、RC側壁103内側の表面に鋼板105を貼り付け、RC側壁103を貫通しない後施工アンカー104で定着させることにより、RC側壁103のせん断耐力を部分的に上げることができる。なお、106は地表面である。
【0004】
また、直線状の部材をヘの字状に拡開する拡開アンカーを有する構築用基礎材が提案されている(下記特許文献1,2参照)。この拡開アンカーを有する構築用基礎材は、棒状の第1座屈材を同一半径上に複数配置し、その両端部を固定する一対の第1プレートと、この一対の第1プレートの一方に固定され、メネジが形成されたメネジ部材と、からなる第1座屈材と、棒状の第2座屈材を前記半径上に複数配置し、その両端部を固定する一対の第2プレートとからなり、この第2プレートに、外周側に開口し、第1座屈材が設置される溝を設け、第1座屈材より軸方向長さが短い第2座屈材と、第1、第2座屈材を貫通し、その外周部にメネジ部材と螺合するオネジを設けたロッドとを備えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−026041号公報
【特許文献2】特開2007−239340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した一面せん断補強工法では、後施工アンカー104がRC側壁103を貫通しないため、地下鉄駅部102におけるRC側壁103の地盤101側の表面107に対する補強ができないので、RC側壁103の主鉄筋の座屈防止効果が得られない。また、後施工アンカー104による鋼板105の定着効果には限界があり、必ずしも合理的な補強工法とは言えないのが現状である。
【0007】
また、上記した拡開アンカーを有する構築用基礎材は、第1の座屈部材がその中央部から「く」の字状に外側に座屈するように構成されており、建築物とは関係なく地中などにおいて実施する拡開アンカーとしては有効であるが、地中内のRC側壁の補強には向かないものである。
本発明は、上記状況に鑑みて、地盤と接する構造物において、鋼板補強のできない地盤側の構造物表面に対して、地盤に達する先端部拡開アンカーにより抑え力を与え、構造物の側壁の補強を行うことができる、耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカー及びそれを用いた地盤と接する構造物の耐震補強工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーであって、地盤まで達するように構造物の側壁に配置される中空ロッドと、この中空ロッドの先端側に配置され、前記中空ロッドの先端部を中心にして拡開されて前記構造物の側壁の地盤側表面に固定される枝鉄筋の座屈部位が形成される先端拡大部を具備することを特徴とする。
【0009】
〔2〕地盤と接する構造物の耐震補強工法において、構造物の側壁に地盤まで達する穿孔を形成し、中空ロッド及び先端拡大部を具備する枝鉄筋座屈先端部拡開アンカーを前記穿孔に植設し、前記中空ロッドの先端側に配置された拡開可能な枝鉄筋を前記中空ロッドの後端部に引張荷重をかけて前記中空ロッドの先端部を中心に一定角度で座屈させて拡開することにより、前記先端拡大部を形成して、前記構造物の側壁の地盤側表面に定着させ、前記構造物の側壁の構造物側表面側から前記中空ロッドの内部穴を介して前記先端拡大部にセメントを充填して鉄筋・セメント拡大部を形成し、側壁補強鋼板及びナットを設置して前記構造物の側壁を前記地盤に強固に固定することを特徴とする。
【0010】
〔3〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記構造物の側壁が地下鉄駅部のRC側壁であることを特徴とする。
〔4〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記構造物の側壁が土留め壁であることを特徴とする。
〔5〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記中空ロッドの先端の基部が前記枝鉄筋を束ねるネジ部であることを特徴とする。
【0011】
〔6〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記中空ロッドの外径が25.4mmであることを特徴とする。
〔7〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記枝鉄筋の直径が13〜15mmであることを特徴とする。
〔8〕上記〔2〕記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記先端拡大部の枝鉄筋の拡開後の直径が500〜800mmであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、地盤と接する構造物において、鋼板補強のできない地盤側の構造物表面に対して、地盤に達する先端部拡開アンカーにより抑え力を与える。これにより、構造物の側壁の補強を行うことができ、既設の地下鉄駅部や土留め壁の耐震補強に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いるRC側壁の耐震補強配置を示す断面図である。
【図2】図1に示す耐震補強配置の地盤側から見た側面図である。
【図3】本発明の実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いた構造物の耐震補強工法の工程図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いた土留め壁の耐震補強の様子を示す図である。
【図5】従来の地下鉄駅部の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーは、地盤まで達するように構造物の側壁に配置される中空ロッドと、この中空ロッドの先端側に配置され、前記中空ロッドの先端部を中心にして拡開されて前記構造物の側壁の地盤側表面に固定される枝鉄筋の座屈部位が形成される先端拡大部を具備する。
また、本発明の地盤と接する構造物の耐震補強工法は、構造物の側壁に地盤まで達する穿孔を形成し、中空ロッド及び先端拡大部を具備する枝鉄筋座屈先端部拡開アンカーを前記穿孔に植設し、前記中空ロッドの先端側に配置された拡開可能な枝鉄筋を、前記中空ロッドの後端部に引張荷重をかけて前記中空ロッドの先端部を中心に一定角度で座屈させて拡開することにより、前記し先端拡大部を形成して、前記構造物の側壁の地盤側表面に定着させ、前記構造物の側壁の構造物側表面側から前記中空ロッドの内部穴を介して前記先端拡大部にセメントを充填して鉄筋・セメント拡大部を形成し、側壁補強鋼板及びナットを設置して前記構造物の側壁を前記地盤に強固に固定する。
【実施例】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いるRC側壁の耐震補強配置を示す断面図、図2はその耐震補強配置の地盤側から見た側面図である。
これらの図において、1は地盤、2は地下鉄駅部のRC側壁、2AはRC側壁2の地下鉄駅部側表面、2BはRC側壁2の地盤側表面、3はRC側壁の縦方向鉄筋、4は穿孔、5は枝鉄筋6の座屈による先端部拡開アンカーであり、この先端部拡開アンカー5は中空ロッド7と先端拡大部8(図3参照)から構成されている。10は中空ロッド7の先端ネジ部、11は枝鉄筋6先端の座屈部位、12はセメント、13は先端拡大部8にセメント12を充填して形成される鉄筋・セメント拡大部、14はRC側壁2の地下鉄駅部側表面2Aの内側補強鋼板としてのベアリング・プレート、15はワッシャー、16はナット(ここでは、六角ナット)である。
【0016】
図3は本発明の実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いた構造物の耐震補強工法の工程図である。ここでは、地下鉄駅部のRC側壁の耐震補強工法について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)まず、図3(a)に示すように、地盤1に接する地下鉄駅部のRC側壁(例えば、厚さ150〜350mm)2の縦方向鉄筋3の位置の点検やRC側壁2の地下鉄駅部側表面2Aの清掃を行う。
【0017】
(2)次に、図3(b)に示すように、RC側壁2の地下鉄駅部側表面2AからRC側壁2を貫通して地盤1に深く届くまでドリル(図示なし)で穿孔4を形成する。ここで、穿孔4は縦方向鉄筋3の位置を外すように形成する。この穿孔4は、例えば、直径が65〜100mm、長さはRC側壁2の厚さに応じても変わるが、250mm〜500mmである。
【0018】
(3)次いで、図3(c)に示すように、先端拡大部8及び中空ロッド7から構成される先端部拡開アンカー5を穿孔4に挿入して設置する。この中空ロッド7の外径は、例えば、25.4mmである。先端部拡開アンカー5が穿孔4に打設されると、先端部拡開アンカー5の下端は少しばらけてRC側壁2の地盤側表面2Bの縁に係合する。なお、RC側壁2の地盤側表面2Bの近傍の地盤が硬いような場合には、RC側壁2の地下鉄駅部側表面2Aから穿孔4を介して水噴射や機械による地盤の攪乱と緩め(図示なし)を行って、その硬い地盤を弱めることにより、先端部拡開アンカー5の先端拡大部8が開き易いようにしてもよい。
【0019】
(4)次に、センター・ホール型ジャッキ(図示なし)を設置して、中空ロッド7の後端部(RC側壁2の地下鉄駅部側端部)に引張荷重を掛けて、図3(d)に示すように、中空ロッド7の先端部の枝鉄筋6を一定角度で座屈させて大きく開き、先端拡大部8を形成する。この時、中空ロッド7の先端ネジ部10に束ねられている枝鉄筋6は、その先端ネジ部10を中心にして枝鉄筋6の後端である座屈部位11が傘が開くように拡開し、この枝鉄筋6の座屈部位11がRC側壁2の地盤側表面2Bに固定される。ここで、座屈される枝鉄筋6の直径は、例えば、13〜15mmである。拡開した先端拡大部8は側面が三角形状の傘の形状となり、その直径Dは既設RC側壁2の鉄筋の座屈を抑えるために大きく設定する必要があり、例えば、500〜800mmである。
【0020】
(5)次に、高圧の圧縮空気にてエアーブローを行い、先端拡大部8の残存土砂を除去する。エアーブローが完了した後に、図3(e)に示すように、RC側壁2の地下鉄駅部側表面2A側から、中空ロッド7の内部穴7Aを通してセメント12の注入を行う。すると、中空ロッド7の先頭穴7Bから先端拡大部8にセメント12が流失して、鉄筋・セメント拡大部13を造成することができる。地盤1と先端拡大部8とはセメント12により一体化され、枝鉄筋6の座屈部位11がRC側壁2の地盤側表面2Bに強固に固定される。
【0021】
(6)図3(f)に示すように、RC側壁2の地下鉄駅部側表面2Aに、補強鋼板であるベアリング・プレート14を配置し、ワッシャー15を介して中空ロッド7の後端部にナット16を螺着して、大きな締め付け力を与える。これによって、構造物の耐震補強工法を完了とする。
このように、本発明の構造物の耐震補強工法では、先端拡大部8を拡大させる前の先端部拡開アンカー5を地盤1に挿入した後、中空ロッド7の後端部に引張荷重を掛けて、枝鉄筋6の後端部を一定角度で座屈させて大きく開く。次いで、その部位にセメント12を注入し、最後に、中空ロッド7の後端部においてRC側壁2の地下鉄駅部側補強鋼板としてのベアリング・プレート14、ワッシャー15などを設置してナット16で定着する。
【0022】
この仕組みによって、中空ロッド7に作用する引張定着力は、鉄筋・セメント拡大部13を介して、ベアリング・プレート14を定着させるとともに、RC側壁2の地盤側表面2Bを地盤1に対して抑え付ける効果をもたらす。すなわち、ロッド7を介して大きな締め付け力を付与することによって、補強鋼板としてのベアリング・プレート14の定着とRC側壁2の拘束を行うことができる。また、鉄筋セメント・拡大部13は、地盤1との接触面が増えることにより、地盤抵抗が増加し、壁面の抑えに有利に働くことになる。したがって、この先端部拡開アンカーは、側壁の構造物側補強鋼板の定着と地盤側の鉄筋の座屈防止を両立する効果がある。
【0023】
図4は本発明の第2実施例を示す枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカーを用いた土留め壁の耐震補強の様子を示す図である。
上記実施例では、地下鉄駅部の側壁へ本発明の先端部拡開アンカーを適用した場合について説明したが、この実施例では、地盤(地山)の土留め壁の耐震補強に適用する場合について述べる。
【0024】
図4に示すように、地盤(地山)21の壁面23に土留め壁24を構築する場合、第1実施例に示した枝鉄筋の座屈による先端部拡開アンカー25を用いて、土留め壁の耐震補強工法を施す。そうすることにより、土留め壁24を地盤21に強固に固定することができる。なお、22は地表を示している。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明の耐震補強用枝鉄筋座屈による先端部拡開アンカー及びこれを用いた構造物の耐震補強工法は、側壁への構造物側補強鋼板の定着と地盤側の壁鉄筋の座屈防止を両立するツールとして利用可能である。
【符号の説明】
【0026】
1 地盤
2 地下鉄駅部のRC側壁
2A RC側壁の地下鉄駅部側表面
2B RC側壁の地盤側表面
3 RC側壁の縦方向鉄筋
4 穿孔
5,25 先端部拡開アンカー
6 枝鉄筋
7 中空ロッド
7A 中空ロッドの内部穴
7B 中空ロッドの先頭穴
8 先端拡大部
10 先端ネジ部
11 枝鉄筋の先端の座屈部位
12 セメント
13 鉄筋セメント・拡大部
14 側壁補強鋼板(ベアリング・プレート)
15 ワッシャー
16 ナット(六角ナット)
21 地盤(地山)
22 地表
23 地盤の壁面
24 土留め壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)地盤まで達するように構造物の側壁に配置される中空ロッドと、
(b)該中空ロッドの先端側に配置され、前記中空ロッドの先端部を中心にして拡開されて前記構造物の側壁の地盤側表面に固定される枝鉄筋の座屈部位が形成される先端拡大部を具備することを特徴とする耐震補強用枝鉄筋座屈による先端拡開アンカー。
【請求項2】
(a)構造物の側壁に地盤まで達する穿孔を形成し、
(b)中空ロッド及び先端拡大部を具備する枝鉄筋座屈先端部拡開アンカーを前記穿孔に植設し、
(c)前記中空ロッドの先端側に配置された拡開可能な枝鉄筋を、前記中空ロッドの後端部に引張荷重をかけて前記中空ロッドの先端部を中心に一定角度で座屈させて拡開することにより、前記先端拡大部を形成して、前記構造物の側壁の地盤側表面に定着させ、
(d)前記構造物の側壁の構造物側表面側から前記中空ロッドの内部穴を介して前記先端拡大部にセメントを充填して鉄筋・セメント拡大部を形成し、
(e)側壁補強鋼板及びナットを設置して前記構造物の側壁を前記地盤に強固に固定することを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項3】
請求項2記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記構造物の側壁が地下鉄駅部のRC側壁であることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項4】
請求項2記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記構造物の側壁が土留め壁であることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項5】
請求項2記載の地盤と接する地中構造物の耐震補強工法において、前記中空ロッドの先端の基部が前記枝鉄筋を束ねるネジ部であることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項6】
請求項2記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記中空ロッドの外径が25.4mmであることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項7】
請求項2記載の地盤と接する構造物の耐震補強工法において、前記枝鉄筋の直径が13〜15mmであることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。
【請求項8】
請求項2記載の地盤と接する地中構造物の耐震補強工法において、前記先端拡大部の枝鉄筋の拡開後の直径が500〜800mmであることを特徴とする地盤と接する構造物の耐震補強工法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−231536(P2011−231536A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−103265(P2010−103265)
【出願日】平成22年4月28日(2010.4.28)
【出願人】(000173784)公益財団法人鉄道総合技術研究所 (1,666)
【出願人】(503119111)株式会社ジェイアール総研エンジニアリング (12)
【出願人】(391047190)岡三リビック株式会社 (20)
【Fターム(参考)】