説明

耳つぼメガネ

【課題】
日常生活でメガネを必要とする人は多く、メガネを掛けている時間は長時間となる。鼻に接触することなく掛けることができるメガネを、固定している保持体7を利用して、このメガネを掛けている時に、一般的に成されている鍼灸理論に基づいた耳のツボ療法が可能となることを課題としている。
【解決手段】
レンズ部11が鼻に接触することなく掛けることができるメガネの、モダン3の終端部の最後尾に取り付けた保持体7の形状が、耳の耳珠(じじゅ)1近傍(耳つぼの飢点6、副腎12)の表裏面を包み込むようにして当接した形状に成されている。この保持体7には、メガネのレンズ部11、ヨロイ2、テンプル4、モダン3の重さによる押圧が懸かっており、この押圧が耳つぼに当接することにより耳つぼが刺激され、耳つぼの効果が得られる構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耳つぼ効果があるメガネに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パッド無しメガネは、テンプル4の後に結合されているモダン3が、耳殻20の外側の形状に沿わせて延長されており、その終端部は耳朶5を避けるように前方に湾曲されており、このモダン3の終端部の最後尾には、メガネを固定するための保持体7が、耳穴13内の窪んだ部分に当接することによって、メガネのレンズ部11を浮かせて鼻に接触することなく掛けることができる。また、テンプル4及び/又はモダン3に取り付けたメガネ固定具18を頭の側面に当接させることによって、メガネの固定を補助している。鍼灸理論に基づいた耳のツボ療法の耳つぼとして、飢点6は食欲を抑制するツボ。肺32は食欲中枢のある脳の視床下部とつながっていて刺激することにより、無理なく食べる量が減ってくるツボ。神門30はダイエット中のストレスを緩和するツボ。胃23は胃の働きを良くするツボ。脳点31は神経機能の調整するツボ。内分泌10は新陳代謝の促進するツボなどがある。耳つぼを刺激して気の流れをスムーズにすることによって、耳つぼの効果を体験することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−021058
【特許文献2】特開2009−253562
【0004】
特許文献1は、出願人が先に取得している特許第4371331号であり、耳殻の外側の形状に沿わせて延長されたメガネのモダンの終端部が耳朶を避けるように前方に湾曲され、このモダンの終端部の最後尾には、メガネを固定するための保持体が設けられていて、この保持体によって、メガネのレンズ部を浮かせて掛けることができる。
【0005】
特許文献2は、出願人が先に取得している特許第4465691号であり、これは特許第4371331号のパッド無しメガネのテンプル又はモダンにメガネ固定具を取り付けたものである。この固定具によってメガネの固定が補助されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
日常生活でメガネを必要とする人は多く、メガネを掛けている時間は長時間となる。鼻に接触することなく掛けることができるメガネを、固定している保持体7を利用して、このメガネを掛けている時に、一般的に成されている鍼灸理論に基づいた耳のツボ療法が可能となることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
レンズ部11が鼻に接触することなく掛けることができるメガネの、モダン3の終端部の最後尾に取り付けた保持体7の形状が、耳の耳珠(じじゅ)1近傍(耳つぼの飢点6、副腎12)の表裏面を包み込むようにして当接した形状に成されている。この保持体7には、メガネのレンズ部11、ヨロイ2、テンプル4、モダン3の重さによる押圧が懸かっており、この押圧が耳つぼに当接することにより耳つぼが刺激され、耳つぼの効果が得られる構成である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の効果として、このメガネを掛けた人の外観は、耳朶5の前にモダン3の一部分と保持体7の外側が見えるだけである。髪の毛の多い人は、このモダン3、保持体7が髪の毛に隠れて見えないので、どこで止めているのか分からない。メガネのパッドが無いので、メガネのデザイン性、ファッション性が向上し、長期間メガネを掛けていても、メガネのパッドが当たる部分に型が付いたり、皮膚の色が変色したりすることが無い。またメガネを掛けた時、鼻の横に接するものが無く重さを感じる事が無いので、メガネの装着感が良い。このメガネを固定している保持体7の形状を、耳の耳珠1を包み込むようにして耳つぼに当接する形状にすることにより、耳つぼを刺激し気の流れをスムーズにして、メガネを掛けている間に耳つぼの効果が得られる
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明1の実施の形態の一例を示す斜視図、側面図である。
【図2】本発明1の実施の形態の一例を示す斜視図、側面図である。
【図3】本発明1の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図4】本発明2の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図5】本発明3の実施の形態の一例を示す説明図である。
【図6】本発明4の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図7】本発明5の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図8】本発明6の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図9】本発明7の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図10】本発明8の実施の形態の一例を示す上面図、斜視図である。
【図11】本発明9の実施の形態の一例を示す側面図、斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
メガネのモダン3が耳殻20の外側の形状に沿わせて延長されており、その終端部は耳朶5を避けるように前方に湾曲され、このモダン3の終端部の最後尾には、メガネを固定するための保持体7を設け、この保持体7が耳珠1近傍の耳つぼの表裏面に当接した形状に成されている。また、保持体7から延設されている補助棒14に取り付けた接触部材15が、耳穴13内の耳つぼに当接するような構成である。
【実施例1】
【0011】
そこで、本発明の請求項1記載の耳つぼメガネ(以下、本発明1と言う)は、一個又は二個のレンズがパッドを省略して形成されているレンズ部11、11と、このレンズ部11、11の両脇のヨロイ2、2とを介して、延長されているテンプル4、4の後に、モダン3、3が結合されているメガネであって、前記モダン3、3が耳殻20、20の外側の形状に沿わせて延長されており、その終端部は耳朶5、5を避けるように前方に湾曲されており、このモダン3、3の終端部の最後尾には、メガネを固定するための保持体7、7が設けられていて、この保持体7、7が耳珠1、1近傍の表裏面に当接した形状に成されていることを特徴としている。
【0012】
実施の形態の一例として、第1a図は本発明1のメガネの斜視図であり、第1b図はこのメガネを掛けた状態の側面図であり、第1c図は耳珠1の位置を示す耳の拡大斜視図である。二個のレンズがパッドを省略して形成されているレンズ部11、11と、このレンズ部11、11の両脇のヨロイ2、2とを介して、延長されているテンプル4、4の後に、モダン3、3を結合させ、このモダン3、3を耳殻20、20の外側の形状に沿わせて延長させ、その終端部は耳朶5、5を避けるように前方に湾曲させて、このモダン3、3の終端部の最後尾に、メガネを固定するための保持体7、7を設け、この保持体7、7が耳珠1、1近傍の表裏面を包み込むようにして当接した形状に成されていることを示している。
【0013】
かかる構成により、メガネを掛けた時、レンズ部11、両脇のヨロイ2、テンプル4、モダン3の全重量が保持体7に、前方への押圧として掛かってくる。この押圧が押す位置は耳の耳珠1近傍である。この耳珠1の形状は人により様々な形状をしているが、顔の側面より外側に突出した形状である。この突出した形状を包み込むように保持体7は形成されている。包み込むことによって、耳珠1に当接する力を分散させることができる。保持体7が耳珠1に押圧として掛かる力の方向は、頭の側面に対して平行であり、メガネの重さを十分支えることができる。メガネの重量は15g〜50g位である。
【0014】
実施の形態の一例として、第2a図は本発明1のメガネのテンプル4にバンド状体37を取り付けた斜視図であり、第2b図はこのメガネを掛けた状態の側面図である。メガネの両テンプル4にバンドの両端を取り付け、頭の上に掛け渡したバンドは、レンズ部11、両脇のヨロイ2、テンプル4、モダン3の全重量を支えることができるので、保持体7に掛かる押圧を軽減することができる。よって、長時間、長期間メガネを掛けることができる。勉強中、仕事中、読書中に掛けるメガネ、屋内で使用することが多い3D用メガネ、帽子を被っている時のサングラスなどに適している。本発明1の保持体7、7が耳珠1、1近傍の表裏面に当接した形状とは、耳珠1の表裏面を包み込む形状、挟み込む形状、表裏面の周りを巻いたリング形状である。
【0015】
実施の形態の一例として、第3a図は本発明1の保持体7の上面図、第3b図は傾斜図、第3c図は側面図である。モダン3の終端部の最後尾に取り付けた保持体7を示している図である。耳珠1を包み込むために中央部内側に空間部を設け、両側面で囲むような形状であり、メガネを掛ける時に耳珠1の位置に当接させることが出来る。保持体7を様々な人に合わせるために、モダン3に連結した保持体7を動くように取り付けることができる。また、モダン3、保持体7を着脱自在に取り付けることもできる。
【0016】
実施の形態の一例として、第3d図は本発明1のリング状体16の保持体7の上面図、第3e図は傾斜図、第3f図は側面図である。保持体7をリング状体16にすることにより、通気性を良くしてより広い範囲の耳珠1近傍に当接させてメガネを固定することができる。様々の人の耳珠1の形状に柔軟に対応できる。実施の形態の一例として、第3g図は本発明1の挟む形状の保持体7の上面図、第3h図は傾斜図、第3i図は側面図であり、二股に分かれた棒状の保持体7が、耳珠1を挟み込んでメガネを止めることができる形状であり、着脱し易い形状である。
【0017】
本発明1の保持体7の材質はモダン3と同一であり、プラスチック、ゴム、金属、セラミック、竹、木などであり、保持体7は肌に優しいスポンジなどの材質のカバーを被せることもできる。本発明1で言うメガネは、老眼鏡、度付きメガネ、3D用メガネ、伊達メガネ、サングラス、風防メガネ、カメラ取り付けメガネ、レンズ部11に拡大鏡を入れたメガネ、ライトを取り付けたメガネなどである。
【実施例2】
【0018】
本発明の請求項2記載の耳つぼメガネ(以下、本発明2と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体7、7が、耳つぼの飢点6、6及び/又は耳つぼの副腎12、12の表裏面に当接した形状に成されていることを特徴としている。
【0019】
実施の形態の一例として、第4a図は本発明2の耳つぼの飢点6、副腎12の位置を示す側面図であり、第4b図は本発明2の保持体7が耳つぼの飢点6、副腎12の表裏面を包み込んだ状態の側面図である。テンプル4の後にモダン3を耳殻20の外側の形状に沿わせて延長させ、その終端部は耳朶5を避けるように前方に湾曲させ、このモダン3の終端部の最後尾には、保持体7が耳つぼの飢点6、副腎12の表裏面を包み込むように、飢点6、副腎12に当接して設けられていることを示している。
【0020】
かかる構成により、耳珠1近傍の表裏面を包み込むように保持体7が当接しているので、メガネの重さは保持体7内で分散され支えられる。耳つぼの飢点6、副腎12の表裏面には保持体7が当接した状態を長時間維持することができる。飢点6は食欲を抑制する。副腎12はアドレナリン(エピネフリン)のようなホルモンを分泌し、血圧、心拍数、発汗や、交感神経系によっても調節される他の身体活動の制御に影響を与える。耳つぼを刺激して気の流れをスムーズにすることによって、耳つぼの飢点6、副腎12の効果を体感することができる。
【0021】
本発明2のメガネは、メガネが重い3D用メガネに適している。3D映画、3Dテレビを長時間見ている間、多くの人は間食をしている。耳つぼを押さえる本発明のメガネを掛けながら映画、テレビ、パソコン、ゲームをすることによって、食べる量が減少してダイエットをすることができる。本発明2の伊達メガネを掛けてダイエットすることもできる。
【実施例3】
【0022】
本発明の請求項3記載の耳つぼメガネ(以下、本発明3と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体7、7の形状が、弾性体8を介して、前記耳珠1、1及び/又は耳つぼの飢点6、6及び/又は耳つぼの副腎12、12の表裏面を挟むように成されていることを特徴としている。
【0023】
実施の形態の一例として、第5a図は本発明3の弾性体8を取り付けた保持体7の上面図であり、第5b図は斜視図である。保持体7の後面にクリップ取り付け、指で摘むようにして保持体7を開け、耳珠1、飢点6、副腎12を挟むようにしている。第5c図は本発明3の弾性体8を取り付けた保持体7の上面図であり、第5d図は側面図である。保持体7自体が柔らかい弾性力のある弾性体8である。第5e図は本発明3の弾性体8を取り付けた保持体7の上面図であり、第5f図は斜視図である。保持体7に回動部を設けてバネを取り付け、耳つぼだけに当接するように棒状接触材を回動自在に取り付けている。
【0024】
かかる構成により、保持体7をバネで挟む力を利用した構造にするか、保持体7を弾性のある材質にすることにより耳つぼを押さえ、耳つぼに対して効果的な刺激の保持体7にすることができる。
【実施例4】
【0025】
本発明の請求項4記載の耳つぼメガネ(以下、本発明4と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3及び/又は前記保持体7、7から補助棒14、14が延設されていて、この補助棒14、14に取り付けた接触部材15が、耳つぼに当接するように成されていることを特徴としている。
【0026】
実施の形態の一例として、第6a図は耳つぼの位置と耳つぼの名前の説明図である。耳つぼには、飢点6、副腎12、内分泌10、胃23、腎24、腰痛点25、肩関節26、目27、子宮28、膝関節29、神門30、脳点31、肺32などがある。6b図は本発明4の補助棒14に取り付けた接触部材15の側面図である。モダン3に取り付けた接触部材15は内分泌10に当接し、保持体7から延設した接触部材15は、脳点31、胃23、腎24、腰痛点25、膝関節29、神門30、子宮28と当接していることを示している。補助棒14は保持体7に着脱自在に取り付けることもできる。
【0027】
かかる構成により、従来、つぼ治療所などでは鍼・灸・指圧手などで耳つぼ療法が成されているが、保持体7から補助棒14を延設することによって、好みの複数の耳つぼを選択し、耳つぼの効果を体験することができる。神門30はダイエット中のストレスを緩和するツボ。胃23は胃の働きを良くするツボ。
【実施例5】
【0028】
本発明の請求項5記載の耳つぼメガネ(以下、本発明5と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3及び/又は前記保持体7、7に、耳穴13内の窪みの形状に沿って湾曲した板状体33又は網状体34を取り付け、この板状体33又は網状体34に取り付けた前記接触部材15が、耳つぼに当接するように成されていることを特徴としている。
【0029】
実施の形態の一例として、第7a図は本発明5の保持体7に耳穴13内の窪みの形状に沿って湾曲した板状体33を取り付けた図である。第7b図は本発明5の保持体7に耳穴13内の窪みの形状に沿って湾曲した網状体34を取り付けた図である。
【0030】
かかる構成により、本発明5の板状体33又は網状体34は、当接させる耳つぼの位置によって形状を変え、其々の耳つぼに接触部材15が当接するように製作して耳つぼ療法をすることができる。
【0031】
本発明で言う耳穴13とは、外耳道21ではなく耳殻20、耳朶5で囲われた凹んだ部分を指している。本発明5の板状体33の材質は、合成樹脂、金属、不織布、本発明5の網状体34の材質は、プラスチック網であり、通気性が良い。
【実施例6】
【0032】
本発明の請求項6記載の耳つぼメガネ(以下、本発明6と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体7、7及び/又は前記接触部材15に、耳つぼに当接する天然鉱石9又は突起部17又は低周波治療器の小パッド22が設けられていることを特徴としている。
【0033】
実施の形態の一例として、第8a図は保持体7に本発明6の天然鉱石9を取り付けた斜視図であり、第8b図は接触部材15に本発明6の天然鉱石9を取り付けた図である。第8c図は保持体7に本発明6の突起部17を取り付けた斜視図であり、第8d図は接触部材15に本発明6の突起部17を取り付けた図である。第8e図は保持体7に低周波治療器の小パッド22を取り付け、第8f図は接触部材15に低周波治療器の小パッド22を取り付けたことを示している。低周波治療器の小パッド22は、耳つぼに当接するために小さいパッドである。
【0034】
かかる構成により、保持体7又は接触部材15に本発明6の天然鉱石9、突起部17、低周波治療器の小パッド22を取り付けることによって、其々の特徴を生かした耳つぼ治療をすることができる。
【実施例7】
【0035】
本発明の請求項7記載の耳つぼメガネ(以下、本発明7と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3及び/又は前記保持体7、7及び/又は前記補助棒14、14及び/又は前記接触部材15及び/又は前記板状体33及び/又は前記網状体34に、装飾品19が取り付けられていることを特徴としている。
【0036】
実施の形態の一例として、第9a図は本発明1の保持体7、モダン3に装飾品19を取り付けた図であり、この保持体7、モダン3の外観から見える部分を装飾品19で隠すことができる。第9b図本発明1の保持体7、補助棒14、接触部材15に装飾品19を取り付けた図である。
【0037】
かかる構成により、装飾品19を取り付けることによって保持体7、補助棒14、接触部材15、板状体33、網状体34を隠すことができる。また、ピアスの代わりに装飾品19を取り付けてお洒落を楽しむことができる。耳穴13内に装飾品19取り付けることによって、耳全体を飾ることができる。
【実施例8】
【0038】
本発明の請求項8記載の耳つぼメガネ(以下、本発明8と言う)は、前記テンプル4、4の後に結合した前記モダン3、3の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体7、7及び/又は前記補助棒14、14にイヤホーン35又は補聴器36が取り付けられていることを特徴としている。
【0039】
実施の形態の一例として、第10a図は本発明8のイヤホーン35を保持体7に取り付けた上面図であり、第10b図は斜視図である。第10c図は本発明8の補聴器36を保持体7に取り付けた斜視図である。
【0040】
かかる構成により、本発明1の保持体7は外耳道21の近傍に位置し、保持体7にイヤホーン35を着脱自在に取り付けることによって、イヤホーン35の保持部が省略されイヤホーン35を小型化することができる。メガネの必要な高齢者には、本発明1の保持体7に補聴器36を取り付けることによって、メガネと補聴器36を同時に使用することができる。
【実施例9】
【0041】
本発明の請求項9記載の耳つぼメガネ(以下、本発明9と言う)は、前記テンプル4、4及び/又はモダン3、3に、頭の側面に当接するメガネ固定具18が設けられていることを特徴としている。
【0042】
本発明9のメガネ固定具18は、先に出願人が取得している特許第4465691号であり、メガネのテンプル又はモダン3に複数の孔列又は溝列を設け、この孔列の全ての孔又は溝列の全ての溝に、任意の位置に嵌め込む細長い平板を僅かに湾曲させて設ける。テンプル又はモダン3に内側斜め前方に湾曲した弾力性を有する細長い分枝を設ける。モダン3の周縁に頭の形状に沿って、腕木又は湾曲板又は湾曲網を延設する。モダン3の中間部に設けた伸縮部において、上下伸縮自在にして高さ調整可能にすることによって、其々のメガネ固定具18でパッド無しメガネを固定する構成である。
【0043】
実施の形態の一例として、第11a図は本発明9のメガネ固定具18取り付けたメガネを掛けた状態の側面図であり、第11b図は本発明9のメガネの斜視図ある。頭の形状に沿って、メガネ固定具18である一本の腕木が其々のモダン3、3の上端に延設されていて、この腕木がメガネを掛けた時、頭の側面に当接するように設けられていることを示している。メガネ固定具18を適宜使用して、本発明のメガネを補助的に固定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、メガネのパッドを省略することによって、メガネのファッション性が向上し、メガネを掛けた時はモダン3と保持体7の一部分が耳朶5近傍に見えるだけであり、髪の毛の多い人の場合は見えない。長期間メガネを掛けても、鼻の横に形が付いたり、皮膚の色が変色したりすることが無く、鼻に重さを感じる事が無く、実装感の良いメガネである。本発明の保持体7、接触部材15、天然鉱石9、突起部17、低周波治療器の小パッド22で耳つぼを刺激することによって、耳つぼの効果を体験することができるメガネとして適している
【符号の説明】
【0045】
1 耳珠
2 ヨロイ
3 モダン
4 テンプル
5 耳朶
6 飢点
7 保持体
8 弾性体
9 天然鉱石
10 内分泌
11 レンズ部
12 副腎
13 耳穴
14 補助棒
15 接触部材
16 リング状体
17 突起部
18 メガネ固定具
19 装飾品
20 耳殻
21 外耳道
22 小パッド
23 胃
24 腎
25 腰痛点
26 肩関節
27 目
28 子宮
29 膝関節
30 神門
31 脳点
32 肺
33 板状体
34 網状体
35 イヤホーン
36 補聴器
37 バンド状体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一個又は二個のレンズがパッドを省略して形成されているレンズ部(11、11)と、このレンズ部(11、11)の両脇のヨロイ(2、2)とを介して、延長されているテンプル(4、4)の後に、モダン(3、3)が結合されているメガネであって、前記モダン(3、3)が耳殻(20、20)の外側の形状に沿わせて延長されており、その終端部は耳朶(5、5)を避けるように前方に湾曲されており、このモダン(3、3)の終端部の最後尾には、メガネを固定するための保持体(7、7)が設けられていて、この保持体(7、7)が耳珠(1、1)近傍の表裏面に当接した形状に成されていることを特徴とする耳つぼメガネ。
【請求項2】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体(7、7)が、耳つぼの飢点(6、6)及び/又は耳つぼの副腎(12、12)の表裏面に当接した形状に成されていることを特徴とする請求項1記載の耳つぼメガネ。
【請求項3】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体(7、7)の形状が、弾性体(8)を介して、前記耳珠(1、1)及び/又は耳つぼの飢点(6、6)及び/又は耳つぼの副腎(12、12)の表裏面を挟むように成されていることを特徴とする請求項1記載の耳つぼメガネ。
【請求項4】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)及び/又は前記保持体(7、7)から補助棒(14、14)が延設されていて、この補助棒(14、14)に取り付けた接触部材(15)が、耳つぼに当接するように成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の耳つぼメガネ。
【請求項5】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)及び/又は前記保持体(7、7)に、耳穴(13)内の窪みの形状に沿って湾曲した板状体(33)又は網状体(34)を取り付け、この板状体(33)又は網状体(34)に取り付けた前記接触部材(15)が、耳つぼに当接するように成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の耳つぼメガネ。
【請求項6】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体(7、7)及び/又は前記接触部材(15)に、耳つぼに当接する天然鉱石(9)又は突起部(17)又は低周波治療器の小パッド(22)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の耳つぼメガネ。
【請求項7】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)及び/又は前記保持体(7、7)及び/又は前記補助棒(14、14)及び/又は前記接触部材(15、15)及び/又は前記板状体(33)及び/又は前記網状体(34)に、装飾品(19)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の耳つぼメガネ。
【請求項8】
前記テンプル(4、4)の後に結合した前記モダン(3、3)の、終端部の最後尾に取り付けた前記保持体(7、7)及び/又は前記補助棒(14、14)に、イヤホーン(35)又は補聴器(36)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の耳つぼメガネ。
【請求項9】
前記テンプル(4、4)及び/又はモダン(3、3)に、頭の側面に当接するメガネ固定具(18)が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の耳つぼメガネ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−255822(P2012−255822A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127308(P2011−127308)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【特許番号】特許第4824838号(P4824838)
【特許公報発行日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(599138054)
【Fターム(参考)】