説明

肥満および糖尿病、ならびにそれらに関連する病態の処置のため、ならびに血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態の処置のための、併用療法

本発明は、一定量のBRS−3作動薬と一定量のジペプチジルペプチダーゼ(DPP−IV)阻害剤との組み合わせであって、それにより該一定量の該BRS−3作動薬単独で又は該一定量の該DPP−IV阻害剤単独で提供されるよりも、対象における血中グルコースレベルを低下させるか、又は血中GLP−1レベルを増大させる効果を提供する組み合わせ、並びに肥満症及び糖尿病、及びそれらに関連する病態、及び血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するためのこのような組み合わせの使用に関する。本発明は又、GLP−1分泌促進物質を遮蔽するためのGタンパク質共役受容体の使用にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
糖尿病又はそれに関連する病態を処置又は予防する方法であって、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む治療上有効量の組成物を、糖尿病又はそれに関連する病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項2】
前記BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤が、前記対象における血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ボディマスを減少させる方法であって、BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤を含む治療上有効量の組成物を、ボディマスを減少させる必要のある対象に投与することを含む、方法。
【請求項4】
前記BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量で投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
肥満病又はそれに関連する病態を処置又は予防する方法であって、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む治療上有効量の組成物を、肥満病又はそれに関連する病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項6】
前記BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量で投与される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防する方法であって、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む治療上有効量の組成物を、血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項8】
前記BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量で投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
血中GLP−1レベルを増大させる方法であって、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む治療上有効量の組成物を、GLP−1が欠損している対象に投与することを含む、方法。
【請求項10】
前記BRS−3作動薬及びDDP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量で投与される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
糖尿病が2型糖尿病である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
糖尿病に関連する前記病態が、高血糖症、グルコース耐性度の低下、インスリン抵抗性、膵臓β細胞不全、腸内分泌細胞不全、糖尿、代謝性アシドーシス、白内障、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症状、糖尿病性冠状動脈疾患、糖尿病性脳血管性疾患、糖尿性抹消血管性疾患、代謝症候群、高脂血症、アテローム性粥状硬化症、脳卒中、高血圧症、及び肥満症からなる群から選択される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項13】
肥満症に関連する前記病態が、高血圧症、うっ血性心筋症、冠状動脈心疾患、脳卒中、脂質異常症、代謝症候群、及び2型糖尿病からなる群から選択される、請求項5又は請求項6に記載の方法。
【請求項14】
血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される前記病態が、糖尿病、糖尿病に関連する病態、心筋梗塞、学習障害、記憶障害、及び神経変性障害からなる群から選択される、請求項7又は請求項8に記載の方法。
【請求項15】
血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される前記病態が、重度のてんかん性発作によって生じる興奮毒性脳障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、プリオン関連疾患、脳卒中、運動ニューロン疾患、学習障害又は記憶障害、外傷性脳傷害、脊髄損傷、及び抹消神経障害からなる群から選択される神経変性障害である、請求項7又は請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記対象がヒトである、請求項1〜15の何れか1項に記載の方法。
【請求項17】
BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項18】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、対象における血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量である、請求項17に記載の組成物の投与形態。
【請求項19】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量である、請求項17に記載の組成物の投与形態。
【請求項20】
治療による、ヒト又は動物の身体の処置方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項21】
治療による、ヒト又は動物の身体の糖尿病又はそれに関連する病態の処置又は予防方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項22】
治療による、ヒト又は動物の身体のボディマスを減少させる方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項23】
治療による、ヒト又は動物の身体の肥満症又はそれに関連する病態の処置又は予防方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項24】
治療による、ヒト又は動物の身体の血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態の処置又は予防方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項25】
治療による、ヒト又は動物のGLP−1の欠損を処置又は予防する方法における使用のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、組成物。
【請求項26】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、前記対象における血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量である、請求項20又は請求項21に記載の組成物。
【請求項27】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量である、請求項20〜25の何れか1項に記載の組成物。
【請求項28】
薬学的組成物を調製する方法であって、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と共に、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を混和することを含む、方法。
【請求項29】
更に、前記薬学的組成物の投与形態を調製する手順を含み、前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤は、前記対象における血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
更に、前記薬学的組成物の投与形態を調製する手順を含み、前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤は、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも1つの薬学的に許容される担体と共に、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む、薬学的組成物。
【請求項32】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、前記対象における血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量である、請求項31に記載の薬学的組成物の投与形態。
【請求項33】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、前記対象における血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量である、請求項31に記載の薬学的組成物の投与形態。
【請求項34】
糖尿病又はそれに関連する病態を処置又は予防する方法であって、請求項31〜33の何れか1項に記載の薬学的組成物の治療上有効量を、糖尿病又はそれに関連する病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項35】
ボディマスを減少させる方法であって、請求項31〜33の何れか1項に記載の薬学的組成物の治療上有効量を、ボディマスを減少させる必要のある対象に投与することを含む、方法。
【請求項36】
肥満病又はそれに関連する病態を処置又は予防する方法であって、請求項31〜33の何れか1項に記載の薬学的組成物の治療上有効量を、肥満病又はそれに関連する病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項37】
血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防する方法であって、請求項31〜33の何れか1項に記載の薬学的組成物の治療上有効量を、血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態の処置又は予防を必要とする対象に投与することを含む、方法。
【請求項38】
血中GLP−1レベルを増大させる方法であって、請求項31〜33の何れか1項に記載の薬学的組成物の治療上有効量を、GLP−1が欠損している対象に投与することを含む、方法。
【請求項39】
前記対象がヒトである、請求項34〜38の何れか1項に記載の方法。
【請求項40】
糖尿病又はそれに関連する病態を処置又は予防する医薬品の製造のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む組成物の、使用。
【請求項41】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、血中グルコースレベルを低下させるのに十分な量で提供される、請求項40に記載の使用。
【請求項42】
ボディマスを減少させる医薬品の製造のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む組成物の、使用。
【請求項43】
肥満病又はそれに関連する病態を処置又は予防する医薬品の製造のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む組成物の、使用。
【請求項44】
血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防する医薬品の製造のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む組成物の、使用。
【請求項45】
GLP−1の欠損を処置又は予防する医薬品の製造のための、BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤を含む組成物の、使用。
【請求項46】
前記BRS−3作動薬及びDPP−IV阻害剤が、血中GLP−1レベルを増大させるのに十分な量である、請求項40〜45の何れか1項に記載の使用。
【請求項47】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、
(a)Gタンパク質共役受容体を発現する宿主細胞又は該宿主細胞の膜と、試験化合物とを接触させる手順であって、該Gタンパク質共役受容体が、
(i)配列番号2のアミノ酸1〜335;
(ii)配列番号2のアミノ酸1〜399;
(iii)配列番号2のアミノ酸2〜335;
(iv)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(v)配列番号2のアミノ酸2〜335(但し、該受容体が配列番号2のアミノ酸位置1においてメチオニン残基を含まないことを条件とする);
(vi)配列番号2のアミノ酸2〜399(但し、該受容体が配列番号2のアミノ酸位置1においてメチオニン残基を含まないことを条件とする);
(vii)ヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列であって、該ヌクレオチド配列は、特異的プライマーである配列番号3及び配列番号4を使用して、ヒトDNAサンプルにおいてポリメラーゼ鎖反応(PCR)を実施することを含むプロセスによって得ることができる配列である、アミノ酸配列;
(viii)ヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列であって、該ヌクレオチド配列は、配列番号1の相補体にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする配列である、アミノ酸配列;及び
(ix)(i)〜(viii)の何れか1つの生物学的活性フラグメント、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、手順;並びに、
(b)該受容体の機能性を刺激する該試験化合物の能力を判定する手順、
を含み;
該受容体の機能性を刺激する該試験化合物の能力は、該試験化合物がボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を予防又は処置するのに有用な化合物であることを表す、方法。
【請求項48】
前記方法が、GLP−1分泌促進物質を同定するためのものである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、請求項47又は請求項48に記載の方法の手順を含み、更に:
(c)手順(b)において前記受容体の機能性を刺激する化合物を、哺乳動物の腸内分泌細胞とin vitroで接触させる手順;及び
(d)該化合物が該哺乳動物の腸内分泌細胞によるGLP−1の分泌を刺激するか否かを判定する手順、を含み;
該哺乳動物の腸内分泌細胞からのGLP−1の分泌を刺激する該試験化合物の能力は、該試験化合物が、ボディマスを減少させるに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物であることを表す、方法。
【請求項50】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、請求項47又は請求項48の方法の手順を含み、更に:
(c)手順(b)において前記受容体の機能性を刺激する化合物を哺乳動物に投与する手順;及び
(d)該化合物が該哺乳動物の血中GLP−1レベルを増大させるか否かを判定する手順、を含み;
該哺乳動物の血中GLP−1レベルを増大させる該試験化合物の能力は、該試験化合物が、ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物であることを表す、方法。
【請求項51】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記宿主細胞が発現ベクターを含み、該発現ベクターが、Gタンパク質共役受容体をコードするポリヌクレオチドを含む、請求項47〜51の何れか1項に記載の方法。
【請求項53】
前記判定が、セカンドメッセンジャーのレベルを測定することにより行われる、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
前記セカンドメッセンジャーが、サイクリックAMP(cAMP)、サイクリックGMP(cGMP)、イノシトール 1,4,5−三リン酸塩(IP3)、ジアシルグリセロール(DAG)、MAPキナーゼ活性、MAPK/ERKキナーゼキナーゼ−1(MEKK1)活性、及びCa2+からなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
cAMPのレベルが増大される、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記判定が、メラニン保有細胞検定を使用することにより、又は前記GPCRを含む膜へのGTPγSの結合を測定することにより行われる、請求項47に記載の方法。
【請求項57】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、
(a)試験化合物の存在下又は非存在下において、Gタンパク質共役受容体を、該受容体に対する必要に応じて標識された既知のリガンドと接触させる手順であって、該Gタンパク質共役受容体が、
(i)配列番号2のアミノ酸1〜335;
(ii)配列番号2のアミノ酸1〜399;
(iii)配列番号2のアミノ酸2〜335;
(iv)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(v)配列番号2のアミノ酸2〜335(但し、該受容体が配列番号2のアミノ酸位置1においてメチオニン残基を含まないことを条件とする);
(vi)配列番号2のアミノ酸2〜399(但し、該受容体が配列番号2のアミノ酸位置1においてメチオニン残基を含まないことを条件とする);
(vii)ヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列であって、該ヌクレオチド配列は、特異的プライマーである配列番号3及び配列番号4を使用して、ヒトDNAサンプルにおいてポリメラーゼ鎖反応(PCR)を実施することからなるプロセスによって得ることができる配列である、アミノ酸配列;
(viii)ヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列であって、該ヌクレオチド配列は、配列番号1の相補体にストリンジェントな条件下でハイブリダイズされる配列である、アミノ酸配列;及び
(ix)(i)〜(viii)の何れか1つの生物学的活性フラグメント、
からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、手順;並びに、
(b)該既知のリガンドと該受容体との間の複合体を検出する手順;及び
(c)該試験化合物の存在下で形成される該複合体が、該試験化合物の非存在下で形成されるよりも少ないか否かを判定する手順、
を含み、
該判定は、該試験化合物が、ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物であることを表す、方法。
【請求項58】
前記方法が、GLP−1分泌促進物質を同定するためのものである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、請求項58又は請求項58に記載の方法の手順を含み、更に:
(d)その存在下の方が(c)において形成される前記複合体が少ない化合物を、哺乳動物の腸内分泌細胞とin vitroで接触させる手順;及び
(e)該化合物が該哺乳動物の腸内分泌細胞によるGLP−1の分泌を刺激するか否かを判定する手順、を含み;
該哺乳動物の腸内分泌細胞からのGLP−1の分泌を刺激する能力は、該試験化合物が、ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有効な化合物であることを表す、方法。
【請求項60】
ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有用な化合物を同定する方法であって、請求項58又は請求項58に記載の方法の手順を含み、更に:
(d)その存在下の方が(c)において形成される前記複合体が少ない化合物を哺乳動物に投与する手順;及び
(e)該化合物が該哺乳動物の血中GLP−1レベルを増大させるか否かを判定する手順、を含み;
該哺乳動物の腸内分泌細胞からのGLP−1の分泌を刺激する能力は、該試験化合物が、ボディマスを減少させるのに有用なGLP−1分泌促進物質又は化合物であるか、或いは血中GLP−1レベルを増大させることによって緩和される病態を処置又は予防するのに有効な化合物であることを表す、方法。
【請求項61】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記受容体が組換え体である、請求項57〜61の何れか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−540336(P2008−540336A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509119(P2008−509119)
【出願日】平成18年4月26日(2006.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2006/016024
【国際公開番号】WO2007/027225
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(500478097)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (97)
【Fターム(参考)】