説明

胆汁酸捕捉剤として使用するためのアミンポリマー

本発明は、胆汁酸塩と結合して胃腸管から除去するのに有効な架橋アミンポリマーを提供する。これらの胆汁酸結合ポリマーまたはその医薬組成物を対象に投与して、高コレステロール血症、糖尿病、そう痒症、過敏性腸症候群−下痢(IBS−D)、胆汁酸吸収不良などを含めた各種状態を治療することができる。本発明の一態様は、6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと2つまたは3つの可能な反応部位を有する架橋モノマーとの重合により生じた反復単位を含むアミンポリマーであり、アミンモノマーと架橋モノマーのモル比が1:3〜約1:1.1の範囲にあり、かつ胆汁酸に対するアミンポリマーの結合親和性がin vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも0.46mmol/gである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと2つまたは3つの可能な反応部位を有する架橋モノマーとの重合により生じた反復単位を含むアミンポリマーであって、前記アミンモノマーと前記架橋モノマーのモル比が1:3〜約1:1.1の範囲にあり、胆汁酸に対する前記アミンポリマーの結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも0.46mmol/gであるアミンポリマー。
【請求項2】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーの単位が、式1
【化1−2】

の構造を有し、式中、
10は、架橋モノマーに由来し、かつC〜C16アルキレン、−NH−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−NH−、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキルもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンであり;
30は、アミンモノマーに由来し、かつC〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C12アルキレンであり;
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;
10またはR30のうちの少なくとも1つは、算出logP(cLogP)が4より大きい疎水基である、
アミンポリマー。
【請求項3】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーの単位が、式1
【化2−2】

の構造を有し、式中、
10は、架橋モノマーに由来し、かつC〜C16アルキレン、−NH−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−NH−、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキルもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンであり;
30は、アミンモノマーに由来し、かつC〜Cアルキレンであり;
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;
10は、算出logP(cLogP)が4より大きい疎水基である、
アミンポリマー。
【請求項4】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーの単位が、式1
【化3−2】

の構造を有し、式中、
10は、架橋モノマーに由来し、かつC〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンであり;
30は、アミンモノマーに由来し、かつC〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C12アルキレンであり;
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項5】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーの単位が、式1
【化4−2】

の構造を有し、式中、
10は、架橋モノマーに由来し、かつC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜Cアルキレンであり;
30は、アミンモノマーに由来し、かつC〜C16アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C16アルキレンであり;
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項6】
前記ポリマーが、1:1〜約1:5の範囲の算出比で第一級アミン原子と第二級アミン原子とを含む、請求項2〜5のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項7】
前記アミンモノマーと前記架橋モノマーのモル比が1:3〜約1:1.1の範囲にある、請求項2〜6のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項8】
胆汁酸に対する結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも0.46mmol/gである、請求項2〜7のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項9】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと2つまたは3つの可能な反応部位を有する架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーが水に不溶性であり、
前記アミン第二級窒素原子の少なくとも一部が架橋ポリマー網目構造の一部分であり、
前記架橋モノマーが式X−R−Xを有する化合物であり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンであり、かつ前記架橋モノマーの算出logP(cLogP)が4より大きい、
アミンポリマー。
【請求項10】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと2つまたは3つの可能な反応部位を有する架橋モノマーとの反応生成物を含むアミンポリマーであって、
前記ポリマーが水に不溶性であり、
前記アミン第二級窒素原子の少なくとも一部が架橋ポリマー網目構造の一部分であり、
前記アミンモノマーが、C〜C16アルキレン、アリーレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンである少なくとも1つのセグメントを有し、かつ前記アミンモノマーの前記少なくとも1つのセグメントの算出logP(cLogP)が4より大きく、
前記架橋モノマーが式X−R−Xを有する化合物であり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、RはC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜Cアルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項11】
前記架橋モノマーがX−R−Xであり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンである、請求項9に記載のポリマー。
【請求項12】
前記架橋モノマーがX−R−Xであり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、アルキレン基の1つ以上の−CH−基がヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜Cアルキレンである、請求項10に記載のポリマー。
【請求項13】
6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと2つまたは3つの可能な反応部位を有する架橋モノマーとの重合により生じた反復単位を含むアミンポリマーであって、
前記アミンモノマーと前記架橋モノマーのモル比が1:3〜約1:1.1の範囲にあり、
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で0.3mmol/gポリマー未満の量でリン酸塩とin vitroで結合し、
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で約3mmol/gポリマーよりも大きいin vitro能で胆汁酸と結合する、
アミンポリマー。
【請求項14】
脂肪族セグメントにより隔てられた正電荷の結合点を有するポリマーの単位を含むアミンポリマーであって、
前記正電荷の結合点が、少なくとも19.0mEq/gの電荷密度と少なくとも200.0g/molの分子量とを有し、
少なくとも1つの脂肪族セグメントが正電荷の各結合点と結合し、
前記少なくとも1つの脂肪族セグメントの算出logP(cLogP)が4より大きく、
前記正電荷の結合点がそれぞれ、算出logP(cLogP)が4より大きい脂肪族セグメントを含まない、
アミンポリマー。
【請求項15】
脂肪族セグメントにより隔てられた正電荷の結合点を有するポリマーの単位を含むアミンポリマーであって、
前記正電荷の結合点が、17.3mEq/gよりも大きい電荷密度と、式Aの構造
【化5−2】

とを有し、式中、
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;
少なくとも1つの脂肪族セグメントが正電荷の各結合点と結合し、各脂肪族セグメントの算出logP(cLogP)が4より大きい、
アミンポリマー。
【請求項16】
前記少なくとも1つの脂肪族セグメントが、C〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンである、請求項14または15に記載のアミンポリマー。
【請求項17】
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で0.3mmol/gポリマー未満の量でリン酸塩とin vitroで結合し、かつ前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で約3mmol/gポリマーよりも大きいin vitro能で胆汁酸と結合する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項18】
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で0.2mmol/gポリマー未満の量でリン酸塩とin vitroで結合する、請求項17に記載のアミンポリマー。
【請求項19】
前記正電荷の結合点がそれぞれ、算出logP(cLogP)が4より大きい脂肪族セグメントを含まない、請求項15〜18のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項20】
式1
【化6−2】

の構造を有するポリマーの単位を含むアミンポリマーであって、式中、
10は、C〜C16アルキレン、アリーレン、−NH−C(NH)−NH−、−NH−C(NH)−NH−、ジメチルビフェニル、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、シクロアルキル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンであり;
30は、C〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C12アルキレンであり;かつ
20はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で0.3mmol/gポリマー未満の量でリン酸塩とin vitroで結合し;かつ
前記ポリマーが、アッセイBを用いた測定で約3mmol/gポリマーよりも大きいin vitro能で胆汁酸と結合する、
アミンポリマー。
【請求項21】
前記アミンポリマーが、6つ、7つまたは8つの可能な反応部位を有するアミンモノマーと架橋モノマーとの反応生成物を含み、R10が架橋モノマーに由来し、R30がアミンモノマーに由来する、請求項20に記載のアミンポリマー。
【請求項22】
前記アミンポリマーが、アッセイBを用いた測定で0.2mmol/gポリマー未満の量でリン酸塩とin vitroで結合する、請求項20に記載のアミンポリマー。
【請求項23】
前記算出LogPが4.5より大きい、請求項1〜22のいずれかに記載のアミンポリマー。
【請求項24】
前記算出LogPが5より大きい、請求項1〜22のいずれかに記載のアミンポリマー。
【請求項25】
前記算出LogPが5.5より大きい、請求項1〜22のいずれかに記載のアミンポリマー。
【請求項26】
前記算出LogPが6より大きい、請求項1〜22のいずれかに記載のアミンポリマー。
【請求項27】
アミンモノマーと架橋モノマーとの重合により生じた反復単位を含むアミンポリマーであって、
前記アミンモノマーが、構造
【化7−2】

を有する式2のアミンであり、式中、
はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基が少なくとも1つのアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり、かつRは、C〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;
前記架橋モノマーが、グアニジン、グアニジウム塩、式X−R−Xを有する化合物またはそれらの組合せであり、式中、
Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項28】
請求項1〜26のいずれか1項に記載のアミンポリマーであって、
前記アミンモノマーが、構造
【化8−2】

を有する式2のアミンであり、式中、
はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり、かつRは、C〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項29】
請求項1〜26のいずれか1項に記載のアミンポリマーであって、
前記アミンモノマーが、構造
【化9−2】

を有する式2のアミンであり、式中、
はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり、かつRは、C〜C16アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C16アルキレンであり;
前記架橋モノマーが、式X−R−Xを有する化合物であり、式中、
Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜Cアルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項30】
前記架橋モノマーが、グアニジン、グアニジウム塩、式X−R−Xを有する化合物またはそれらの組合せであり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、ジメチルビフェニル、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基が1つもしくは2つのフェニル、ピペリジニウムもしくはイミダゾリウム官能基に置き換わっているC〜C50アルキレンである、請求項28に記載のアミンポリマー。
【請求項31】
アルキレン基の1つ以上の−CH−基が1つまたは2つのフェニル、ピペリジニウムまたはイミダゾリウム官能基に置き換わっている前記C〜C50アルキレンが、p−キシレン、1,3−ビス(m−ハロCアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム、4,4’−(Cアルカン−1,x−ジイル)ビス(1−(m−ハロCアルキル)−1−メチルピペリジニウム)または1−(q−ハロCalkyl)−3−(m−(3−(p−haloCpalkyl)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウムであり、式中、mは2〜14の整数であり、pは2〜14の整数であり、qは2〜14の整数であり、xは2〜8の整数である、請求項30に記載のアミンポリマー。
【請求項32】
請求項28に記載のアミンポリマーであって、
前記架橋モノマーがグアニジン、式X−R−Xを有する化合物(式中、RはC〜C16アルキレン)またはそれらの組合せであり、
前記アミンポリマーがコモノマーを含み、
前記コモノマーがCアルカン−1,m−ジイルジアミン、アルキレンジシクロアルカンアミン、(m−アミノCアルキル)ヘテロシクロ、3−(m−アミノCアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウムまたはそれらの組合せであり、
式中、mが2〜16の整数であり、かつXがそれぞれ独立して脱離基である、
アミンポリマー。
【請求項33】
請求項29に記載のアミンポリマーであって、
前記架橋モノマーが式X−R−Xを有する化合物(式中、RはC〜Cアルキレンである)であり、
前記アミンポリマーがコモノマーを含み、
前記コモノマーがCアルカン−1,m−ジイルジアミン、アルキレンジシクロアルカンアミン、(m−アミノCアルキル)ヘテロシクロ、3−(m−アミノCアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウムまたはそれらの組合せであり、
式中、mが2〜16の整数であり、かつXがそれぞれ独立して脱離基である、
アミンポリマー。
【請求項34】
がオクチレン、デシレン、ウンデシレンまたはドデシレンである、請求項29に記載のアミンポリマー。
【請求項35】
前記ポリマーがコモノマーを含み、前記コモノマーがヘキサン−1,6−ジイルジアミン、ヘプタン−1,7−ジイルアミン、オクタン−1,8−ジイルジアミン、ノナン−1,9−ジイルアミン、デカン−1,10−ジイルジアミン、ウンデカン−1,11−ジイルアミン、ドデカン−1,12−ジイルジアミン、4,4’−メチレンジシクロヘキサンアミン、3−(3−アミノプロピル)−1H−イミダゾール−3−イウムまたはそれらの組合せである、請求項29に記載のアミンポリマー。
【請求項36】
がエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、デシレン、ウンデシレン、ドデシレン、3,3’−(1H−イミダゾール−3−イウム−1,3−ジイル)ジプロピル、1,4−フェニレンジメチル、1,6−ジオキソヘキサン−1,6−ジイル、1,4−ジオキソブタン−1,4−ジイルまたは2,6−ジホルミルピリジンである、請求項28に記載のアミンポリマー。
【請求項37】
請求項1に記載のアミンポリマーであって、
前記アミンモノマーが、構造
【化10−2】

を有する式3のアミンであり、式中、
21はそれぞれ独立して、アルキレン基の1つ以上の−CH−基が少なくとも1つの硫黄原子に置き換わっているC〜Cアルキレンであり、かつR31は、C〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C12アルキレンであり;
前記架橋モノマーが、グアニジン、グアニジウム塩、式X−R−Xを有する化合物またはそれらの組合せであり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、アリーレン、ジメチルビフェニル、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンである、
アミンポリマー。
【請求項38】
各R21がm−スルフィドCアルキルであり、mが1〜6の整数であり、R31がC〜Cアルキレンである、請求項37に記載のアミンポリマー。
【請求項39】
アミンモノマーと架橋モノマーとの重合により生じた反復単位を含むアミンポリマーであって、
式2の前記アミンモノマーが、構造
【化11−2】

を有し、式中、
はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり;かつRは、C〜C12アルキレン、アリーレン、ジホルミルヘテロシクロ、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C12アルキレンであり;
前記アミンポリマーの窒素原子の一部が、アミノアルキル、アリール、アリールアルキル、オキソアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、グアニジノ、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、(トリアルキルアンモニオ)アルキル、2−(保護アミノ)−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−3−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−4−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソ−m−アリールCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(アルキルチオ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(アリール)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−カルボキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−グアニジノ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−(m−1)−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−メルカプト−1−オキソCアルキル、m−(アルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(アルキルへテロシクロ)Cアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1,m−ジオキソCアルキル、m−(x−アミノCアルキル)ヘテロシクロCアルキル、(m−1)−アミノ−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル、m−(アリールアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(アルキルチオ)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−アミノCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−アミノ−x−オキソCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−カルボキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(ヘテロシクロアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−((x−1)−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−メルカプトCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−トリアルキルアンモニオCアルキル)ヘテロシクロCアルキル、m−(x−(2−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(3−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(4−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、式4
【化12−2】

の配位子またはそれらの組合せから選択される配位子で置換されており、式中、R46はC〜C16アルキレンであり、R47は1,y−ビス(1−メチルピペリジン−4−イル)Cアルキレンであり、R48はC〜C16アルキルであり、mは3〜12の整数であり、xは1〜12の整数であり、yは1〜14の整数であり、かつzは1〜16の整数である、
アミンポリマー。
【請求項40】
請求項1〜38のいずれか1項に記載のアミンポリマーであって、
前記アミンポリマーの窒素原子の一部が、アルキル、アミノアルキル、アリール、アリールアルキル、オキソアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、グアニジノ、ヘテロシクロ、ヘテロシクロアルキル、(トリアルキルアンモニオ)アルキル、2−(保護アミノ)−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−3−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−4−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソ−m−アリールCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(アルキルチオ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(アリール)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−カルボキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−グアニジノ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−(m−1)−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−メルカプト−1−オキソCアルキル、m−(アルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(アルキルへテロシクロ)Cアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1,m−ジオキソCアルキル、m−(x−アミノCアルキル)ヘテロシクロCアルキル、(m−1)−アミノ−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル、m−(アリールアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(アルキルチオ)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−アミノCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−アミノ−x−オキソCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−カルボキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(ヘテロシクロアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−((x−1)−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−メルカプトCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−トリアルキルアンモニオCアルキル)ヘテロシクロCアルキル、m−(x−(2−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(3−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−(4−(アルコキシ)ベンズアミド)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、式4
【化13−2】

の配位子またはそれらの組合せから選択される配位子で置換されており、式中、R46はC〜C16アルキレンであり、R47は1,y−ビス(1−メチルピペリジン−4−イル)Cアルキレンであり、R48はC〜C16アルキルであり、mは3〜12の整数であり、xは1〜12の整数であり、yは1〜14の整数であり、zは1〜16の整数である、
アミンポリマー。
【請求項41】
請求項39または40に記載のアミンポリマーであって、
前記配位子が、ナフタレン−2−イルアルキルもしくはナフタレン−1−イルアルキルから選択されるアリールアルキル;m−(1−メチルピロリジニウム−1−イル)Cアルキル、m−(2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(2−メチルチアゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(ベンゾ[d]チアゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(ピリジニウム−1−イル)Cアルキル、m−(テトラヒドロ−1H−チオフェニウム−1−イル)Cアルキル、z−(1,2−ジアルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(2,3−ジアルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキル、z−(1−アルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(3−アルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルもしくはz−(チアゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキルから選択されるヘテロシクロアルキル;2−(保護アミノ)−m−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソC−アルキルもしくは2−(保護アミノ)−m−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソCアルキルから選択される2−(保護アミノ)−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル;2−(保護アミノ)−1−オキソ−m−フェニルCアルキル;2−(保護アミノ)−m−(ヒドロキシフェニル)−1−オキソCアルキル;m−(3−アルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキル、m−(1−アルキル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(1−アルキル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキルもしくはm−(3−アルキル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルから選択されるm−(アルキルへテロシクロ)Cアルキル;m−(3−(x−アミノCアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルもしくはm−(1−(x−アミノCアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキルから選択されるm−(x−アミノCアルキル)ヘテロシクロCアルキル;(m−1)−アミノ−m−(1H−インドール−2−イル)−1−オキソCアルキル;m−(ヒドロキシフェナルキルアミノ)−m−オキソCアルキルもしくはm−(フェナルキルアミノ)−m−オキソ−Cアルキルから選択されるm−(アリールアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル;m−(1−(x−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(1−(x−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル、m−(3−(x−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルもしくはm−(3−(x−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルから選択されるm−(x−(ヘテロシクロ)Cアルキル)ヘテロシクロCアルキル;m−(x−(1H−イミダゾール−4−イル)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル;またはm−(3−(x−トリアルキルアンモニオ)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)Cアルキルもしくはm−(1−(x−トリアルキルアンモニオ)Cアルキル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)Cアルキルから選択されるm−(x−トリアルキルアンモニオCアルキル)ヘテロシクロCアルキルであり、式中、mは3〜12の整数であり、xは1〜12の整数であり、zは1〜16の整数である、
アミンポリマー。
【請求項42】
請求項39または40に記載のアミンポリマーであって、
前記配位子が、2−(保護アミノ)−m−(ヘテロシクロ)−1−オキソCアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1,m−ジオキソCアルキル、m−アミノ−2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(アルキルチオ)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(ヒドロキシフェニル)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−1−オキソ−m−フェニルCアルキル、2−(保護アミノ)−m−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−カルボキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−3−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−4−メチル−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−メルカプト−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−(m−1)−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−ヒドロキシ−1−オキソCアルキル、2−(保護アミノ)−m−グアニジノ−1−オキソCアルキル、m−(x−(アルキルチオ)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(ヒドロキシフェナルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−オキソ−m−(フェナルキルアミノ)Cアルキル、m−(x−(1H−イミダゾール−4−イル)Cアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−カルボキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(アルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−メルカプトCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−((x−1)−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−ヒドロキシCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキル、m−(x−アミノCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキルまたはm−(x−アミノ−x−オキソCアルキルアミノ)−m−オキソCアルキルであり、式中、mは3〜12の整数であり、xは1〜12の整数である、
アミンポリマー。
【請求項43】
請求項39または40に記載のアミンポリマーであって、
前記配位子が、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロピル、5−(2−(4−(ノニルオキシ)ベンズアミド)エチルアミノ)−5−オキソペンチル、(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾリル、10−(ピリジニウム−1−イル)デシル、2−(1H−インドール−3−イル)エチル、5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−アミノ−3−(1H−インドール−2−イル)−1−オキソプロピル、3−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、10−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、3−(チアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−アミノプロピル、3−シクロヘキシルプロピル、3−フェニルプロピル、3−(トリメチルアミニオ)プロピル、3−(1−メチルピロリジニウム−1−イル)プロピル、3−(2−メチルチアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(ベンゾ[d]チアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(テトラヒドロ−1H−チオフェニウム−1−イル)プロピル、3−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(3−アミノプロピル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(3−アミノプロピル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(5−トリメチルアミニオ)ペンチル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(5−トリメチルアミニオ)ペンチル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(9−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(9−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(1−(9−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(9−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、4−(3−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ブチル、4−(1−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブチル、10−(1−デシル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−デシル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、3−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、10−(2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(1−ブチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−ブチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(ピリジニウム−1−イル)デシル、10−(1−メチルピロリジニウム−1−イル)デシル、ナフタレン−2−イルメチル、ナフタレン−1−イルメチル、4−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1,4−ジオキソブチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−オキソエチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(メチルチオ)−1−オキソブチル、5−(3−(メチルチオ)プロピルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−オキソプロピル、5−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−オキソ−3−フェニルプロピル、5−オキソ−5−(フェネチルアミノ)ペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−1−オキソプロピル、5−(2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−カルボキシ−1−オキソプロピル、5−(2−カルボキシエチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−1−オキソブチル、5−(イソブチルアミノ)−5−オキソペンチル、(3R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチル−1−オキソペンチル、(R)−5−(2−メチルブチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メルカプト−1−オキソプロピル、5−(2−メルカプトエチルアミノ)−5−オキソペンチル、(3R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−ヒドロキシ−1−オキソブチル、(R)−5−(2−ヒドロキシプロピルアミノ)−5−オキソペンチル、6−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−オキソヘキシル、5−(5−アミノペンチルアミノ)−5−オキソペンチル、5−アミノ−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1,5−ジオキソペンチル、5−(4−アミノ−4−オキソブチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−5−グアニジノ−1−オキソペンチル、5−(4−グアニジノブチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−ヒドロキシ−1−オキソプロピル、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−メチル−1−オキソペンチル、5−(イソペンチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−カルボキシ−1−オキソブチル、5−(3−カルボキシプロピルアミノ)−5−オキソペンチル、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−オキソプロピル、5−(エチルアミノ)−5−オキソペンチル、式4
【化14−2】

の配位子またはそれらの組合せであり、式中、R46はデシレンであり、R47は1,3−ビス(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパンであり、R48はデシルである、
アミンポリマー。
【請求項44】
請求項39または40に記載のアミンポリマーであって、
前記配位子が、2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロピル、5−(2−(4−(ノニルオキシ)ベンズアミド)エチルアミノ)−5−オキソペンチル、(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾリル、10−(ピリジニウム−1−イル)デシル、2−(1H−インドール−3−イル)エチル、5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチルアミノ)−5−オキソペンチル、2−アミノ−3−(1H−インドール−2−イル)−1−オキソプロピル、3−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、10−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、3−(チアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−アミノプロピル、3−シクロヘキシルプロピル、3−フェニルプロピル、3−(トリメチルアミニオ)プロピル、3−(1−メチルピロリジニウム−1−イル)プロピル、3−(2−メチルチアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(ベンゾ[d]チアゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(テトラヒドロ−1H−チオフェニウム−1−イル)プロピル、3−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(3−アミノプロピル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(3−アミノプロピル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(5−トリメチルアミニオ)ペンチル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(5−トリメチルアミニオ)ペンチル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(9−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、3−(1−(9−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(1−(9−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(3−(9−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、4−(3−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)ブチル、4−(1−デシル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブチル、10−(1−デシル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−デシル−2−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、3−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)プロピル、3−(2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)プロピル、10−(2,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(1−ブチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)デシル、10−(3−ブチル−1H−イミダゾール−3−イウム−1−イル)デシル、10−(ピリジニウム−1−イル)デシル、10−(1−メチルピロリジニウム−1−イル)デシル、ナフタレン−2−イルメチル、ナフタレン−1−イルメチル、式4
【化15−2】

の配位子またはそれらの組合せであり、式中、R46はデシレンであり、R47は1,3−ビス(1−メチルピペリジン−4−イル)プロパンであり、R48はデシルである、
アミンポリマー。
【請求項45】
保護基が独立して−C(O)OR49、−C(O)R50であり、式中、R49はアルキルまたはアリールであり、R50はアミノ、水素、アルキルまたはハロアルキルである、請求項39〜42のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項46】
前記架橋モノマーが、グアニジン、グアニジウム塩、式X−R−Xを有する化合物またはそれらの組合せであり、式中、Xはそれぞれ独立して脱離基であり、Rは、C〜C16アルキレン、アリーレン、ジメチルビフェニル、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C50アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜C50アルキレンである、請求項39に記載のアミンポリマー。
【請求項47】
アミンモノマーのモル数に基づく約5モル%〜約60モル%の配位子を含む、請求項39〜46のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項48】
アミンモノマーのモル数に基づく約5モル%〜約50モル%の配位子を含む、請求項39〜46のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項49】
アミンモノマーのモル数に基づく約10モル%〜約30モル%の配位子を含む、請求項39〜46のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項50】
Xがハロ、エポキシ、ジアジリジノまたはそれらの組合せである、請求項9〜12、27および29〜49のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項51】
がC〜C14アルキレンである、請求項29〜50のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項52】
がデシレンまたはドデシレンである、請求項51に記載のアミンポリマー。
【請求項53】
またはR10が、アルキレン基の1つ以上の−CH−基がヒドロキシで置換されているC〜Cアルキレンである、請求項2、5〜8、10、20〜26、29、37、38、40〜45および47〜50のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項54】
またはR10が−CH−CH(OH)−CH−である、請求項53に記載のアミンポリマー。
【請求項55】
またはR30がC〜C12アルキレンである、請求項29〜54のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項56】
またはR30がブチレンである、請求項55に記載のアミンポリマー。
【請求項57】
またはR30がデシレンである、請求項55に記載のアミンポリマー。
【請求項58】
またはR30がドデシレンである、請求項2、4〜8、20〜36および39〜54のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項59】
またはR20がそれぞれ独立してC〜Cアルキレンである、請求項2〜8、20〜36および39〜58のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項60】
またはR20がそれぞれ独立してC〜Cアルキレンである、請求項59に記載のアミンポリマー。
【請求項61】
またはR20がそれぞれ独立してプロピレンである、請求項60に記載のアミンポリマー。
【請求項62】
西洋型食餌を与えた雄性ゴールデンシリアンハムスターにおける0.5%の用量での測定で、in vivo結合能がコレセベラム塩酸塩よりも少なくとも25%大きい、請求項1〜61のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項63】
前記in vivo結合能が、コレセベラム塩酸塩よりも少なくとも50%大きい、請求項62に記載のアミンポリマー。
【請求項64】
前記in vivo結合能が、コレセベラム塩酸塩よりも少なくとも75%大きい、請求項62に記載のアミンポリマー。
【請求項65】
前記in vivo結合能が、コレセベラム塩酸塩よりも少なくとも100%大きい、請求項62に記載のアミンポリマー。
【請求項66】
胆汁酸に対する結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも約0.46mmol/gである、請求項1〜65のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項67】
胆汁酸に対する結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも約0.55mmol/gである、請求項1〜65のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項68】
胆汁酸に対する結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも約0.60mmol/gである、請求項1〜65のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項69】
胆汁酸に対する結合親和性が、in vitroアッセイAを用いた測定で少なくとも約0.65mmol/gである、請求項1〜65のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項70】
in vitroアッセイBを用いた測定で、結合能がコレセベラム塩酸塩よりも少なくとも25%大きい、請求項1〜69のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項71】
前記in vitro結合能が、in vitroアッセイBを用いた測定でコレセベラム塩酸塩よりも少なくとも50%大きい、請求項70に記載のアミンポリマー。
【請求項72】
前記in vitro結合能が、in vitroアッセイBを用いた測定でコレセベラム塩酸塩よりも少なくとも75%大きい、請求項70に記載のアミンポリマー。
【請求項73】
前記in vitro結合能が、in vitroアッセイBを用いた測定でコレセベラム塩酸塩よりも少なくとも100%大きい、請求項70に記載のアミンポリマー。
【請求項74】
in vivo測定で、糞便中に平均で少なくとも11%の一次胆汁酸が存在する、請求項1〜73のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項75】
in vivo測定で、糞便中に平均で少なくとも15%の一次胆汁酸が存在する、請求項1〜73のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項76】
胆汁酸に対する結合能が、アッセイBを用いた測定で少なくとも約2.22mmol/gである、請求項1〜75のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項77】
請求項1〜76のいずれか1項に記載のアミンポリマーであって、37℃でタウロコール酸濃度が2.5mMの緩衝溶液に前記ポリマーを入れた場合には、結合タウロコール酸の濃度が1.5mmol/gポリマーより高く、かつ未結合タウロコール酸の濃度が1.0mmol/gポリマー未満であり、37℃でタウロコール酸濃度が少なくとも10mMの緩衝溶液に前記ポリマーを入れた場合には、結合タウロコール酸の濃度が5.0mmol/gポリマーより高く、かつ未結合タウロコール酸の濃度が4.0mmol/gポリマーより高いアミンポリマー。
【請求項78】
請求項1〜76のいずれか1項に記載のアミンポリマーであって、37℃でグリコデオキシコール酸濃度が1.25mMの緩衝溶液に前記ポリマーを入れた場合には、結合グリコデオキシコール酸の濃度が1.0mmol/gポリマーより高く、かつ未結合グリコデオキシコール酸の濃度が0.1mmol/gポリマー未満であり、37℃でグリコデオキシコール酸濃度が少なくとも10mMの緩衝溶液に前記ポリマーを入れた場合には、結合グリコデオキシコール酸の濃度が6.0mmol/gポリマーより高く、かつ未結合グリコデオキシコール酸の濃度が2.0mmol/gポリマーより高いアミンポリマー。
【請求項79】
胆汁酸捕捉剤として有用なアミンポリマーであって、2.6mM未満のタウロコール酸を含有する37℃の緩衝溶液中では、前記アミンポリマーがセベラマーよりも多くの酸と結合し、5.0mMを超えるタウロコール酸を含有する37℃の緩衝溶液中では、前記アミンポリマーがコレセベラムよりも多くの酸と結合するアミンポリマー。
【請求項80】
請求項1〜75のいずれか1項に記載の構造を有する、請求項79に記載のアミンポリマー。
【請求項81】
前記アミンポリマーがアミンモノマーと架橋モノマーとの重合から生じ、前記アミンモノマーがN,N,N’,N’−テトラキス(3−アミノプロピル)−1,12−ジアミノドデカンを含み、かつ前記架橋モノマーが1,3−ジクロロプロパノールを含む、請求項80に記載のアミンポリマー。
【請求項82】
膨潤率が約1〜約10である、請求項1〜81のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項83】
前記膨潤率が約2〜約6である、請求項82に記載のアミンポリマー。
【請求項84】
前記膨潤率が約2〜約4である、請求項83に記載のアミンポリマー。
【請求項85】
前記ポリマーが、平均直径が約50ミクロン〜約100ミクロンの粒子である、請求項1〜84のいずれか1項に記載のアミンポリマー。
【請求項86】
前記粒子がビーズである、請求項85に記載のアミンポリマー。
【請求項87】
前記ビーズが実質的に球状のビーズである、請求項86に記載のアミンポリマー。
【請求項88】
請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーと、薬学的に許容される添加剤とを含む、医薬組成物。
【請求項89】
動物対象の血清LDLコレステロールを低下させる方法であって、有効量の請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーまたは請求項88に記載の医薬組成物を、それを必要とする動物対象に投与することを含む方法。
【請求項90】
動物対象の糖尿病を治療する方法であって、有効量の請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーまたは請求項88に記載の医薬組成物を、それを必要とする動物対象に投与することを含む方法。
【請求項91】
動物対象のアルツハイマー病、非アルコール性脂肪性肝炎、そう痒症、IBS−Dまたは特発性胆汁酸吸収不良を治療する方法であって、有効量の請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーまたは請求項88に記載の医薬組成物を、それを必要とする動物対象に投与することを含む方法。
【請求項92】
動物対象から胆汁酸塩を除去する方法であって、有効量の請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーまたは請求項88に記載の医薬組成物を、それを必要とする動物対象に投与することを含む方法。
【請求項93】
脂質異常症を治療する薬剤を動物対象に投与することをさらに含む、請求項89〜92のいずれか1項に記載の方法。
【請求項94】
脂質異常症を治療する前記薬剤が、動物対象に対するヒドロキシメチル−グルタリル−補酵素A(HMG−CoA)還元酵素阻害剤、フィブラート、コレステロール吸収阻害剤、ナイアシン(すなわち、ニコチン酸またはそれらの誘導体)、フィトステロール、腸リパーゼ阻害剤、腸もしくは分泌ホスホリパーゼA2阻害剤、Apo−B100の合成もしくは正常な活性の阻害剤、ApoAの合成もしくは正常な活性のアゴニスト、またはコレステロールの吸収もしくは代謝を調節する任意の薬剤、またはそれらの組合せである、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記アミンポリマーと、脂質異常症を治療する前記薬剤、またはそれらの組合せを同時に前記動物対象に投与する、請求項93または94に記載の方法。
【請求項96】
前記アミンポリマーと、脂質異常症を治療する前記薬剤、またはそれらの組合せを逐次的に動物対象に投与する、請求項93または94に記載の方法。
【請求項97】
脂質異常症を治療する前記薬剤がHMG−CoA還元酵素阻害剤であり、前記HMG−CoA還元酵素阻害剤がアトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンおよびそれらの組合せからなる群より選択されるスタチンを含む、請求項94〜96のいずれか1項に記載の方法。
【請求項98】
脂質異常症を治療する前記薬剤がフィブラートであり、前記フィブラートがベンザフィブラート、シプロフィブラート、クロフィブラート、ゲムフィブロジル、フェノフィブラートまたはそれらの組合せを含む、請求項94〜96のいずれか1項に記載の方法。
【請求項99】
脂質異常症を治療する前記薬剤がコレステロール吸収阻害剤であり、前記コレステロール吸収阻害剤がエゼチミブを含む、請求項94〜96のいずれか1項に記載の方法。
【請求項100】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも15%減少する、請求項89〜99のいずれか1項に記載の方法。
【請求項101】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも20%減少する、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも25%減少する、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも30%減少する、請求項100に記載の方法。
【請求項104】
6.0g/日の1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも15%減少する、請求項89〜99のいずれか1項に記載の方法。
【請求項105】
6.0g/日以下の1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも20%減少する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
6.0g/日以下の1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも25%減少する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
6.0g/日以下の1日用量での前記アミンポリマーによる治療の2、4、12、26、52週間以上後に、平均血清LDLが少なくとも30%減少する、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
前記動物対象が原発性高脂血症または冠動脈心疾患を有する、請求項89〜107のいずれか1項に記載の方法。
【請求項109】
II型糖尿病を有する動物対象の血糖コントロールを改善する方法であって、有効量の請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーまたは請求項88に記載の医薬組成物を、前記動物対象に投与することを含む方法。
【請求項110】
糖尿病を治療する薬剤を前記動物対象に投与することをさらに含む、請求項89〜109のいずれか1項に記載の方法。
【請求項111】
前記アミンポリマーと、糖尿病を治療する前記薬剤、またはそれらの組合せを同時に前記動物対象に投与する、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記アミンポリマーと、糖尿病を治療する前記薬剤、またはそれらの組合せを逐次的に前記動物対象に投与する、請求項107に記載の方法。
【請求項113】
糖尿病を治療する前記薬剤がスルホニル尿素、ビグアニド、グリタゾン、チアゾリジンジオン、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)の活性化因子、α−グルコシダーゼ阻害剤、カリウムチャネルアンタゴニスト、アルドース還元酵素阻害剤、グルカゴンアンタゴニスト、レチノイドX受容体(RXR)アンタゴニスト、ファルネソイドX受容体(FXR)アゴニスト、FXRアンタゴニスト、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)、GLP−1類似体、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)阻害剤、アミリン、アミリン類似体、SGLT2阻害剤、インスリン、インスリン分泌促進物質、甲状腺ホルモン、甲状腺ホルモン類似体またはそれらの組合せである、請求項110〜112のいずれか1項に記載の方法。
【請求項114】
糖尿病を治療する前記薬剤がビグアニドであり、ビグアニジンがメトホルミン、ブホルミン、フェンホルミンまたはそれらの組合せである、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
糖尿病を治療する前記薬剤がチアゾリジンジオンであり、前記チアゾリジンジオンがピオグリタゾン、リボグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾンまたはそれらの組合せである、請求項113に記載の方法。
【請求項116】
糖尿病を治療する前記薬剤がスルホニル尿素であり、前記スルホニル尿素がアセトヘキサミド、クロルプロパミド、トルブタミド、トラザミド、グリピジド、グリクラジド、グリベンクラミド、グリキドン、グリクロピラミド、グリメピリドまたはそれらの組合せである、請求項114に記載の方法。
【請求項117】
糖尿病を治療する前記薬剤がDPP−IV阻害剤であり、前記DPP−IV阻害剤がアログリプチン、リナグリプチン、サクサグリプチン、シタグリプチン、ビルダグリプチンまたはそれらの組合せである、請求項113に記載の方法。
【請求項118】
糖尿病を治療する前記薬剤がGLP−1類似体であり、前記GLP−1類似体がエクセナチド、リラグルチド、アルビグルチドまたはそれらの組合せである、請求項113に記載の方法。
【請求項119】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の18週間後に、糖化ヘモグロビン(HbA1c)が少なくとも0.5%低下する、請求項109〜118のいずれか1項に記載の方法。
【請求項120】
前記対象が重篤な胃腸管有害事象を経験しない1日用量での前記アミンポリマーによる治療の18週間後に、空腹時血糖が少なくとも14mg/dL(0.8mmol/L)低下する、請求項109〜118のいずれか1項に記載の方法。
【請求項121】
6.0g/日以下の用量での前記アミンポリマーによる治療の18週間後に、糖化ヘモグロビン(HbA1c)が少なくとも0.5%減少する、請求項109〜118のいずれか1項に記載の方法。
【請求項122】
6.0g/日以下の用量での前記アミンポリマーによる治療の18週間後に、空腹時血糖が少なくとも14mg/dL(0.8mmol/L)低下する、請求項109〜118のいずれか1項に記載の方法。
【請求項123】
前記動物対象がヒトである、請求項89〜122のいずれか1項に記載の方法。
【請求項124】
1日当たり4単位用量未満の前記アミンポリマーを投与する、請求項89〜123のいずれか1項に記載の方法。
【請求項125】
1日当たり3単位用量未満の前記アミンポリマーを投与する、請求項89〜123のいずれか1項に記載の方法。
【請求項126】
前記アミンポリマーを1日に1回投与する、請求項89〜123のいずれか1項に記載の方法。
【請求項127】
前記アミンポリマーをチュアブルもしくは口腔内崩壊錠、液体、粉末、小袋内に含まれる粉末、軟ゼラチンカプセルまたは硬ゼラチンカプセルの形態で投与する、請求項89〜126のいずれか1項に記載の方法。
【請求項128】
1日1回または1日2回投与される前記ポリマーの1日量が、1日3回投与される同じポリマーの同じ1日量の少なくとも75%の胆汁酸結合能を有する、請求項89〜127のいずれか1項に記載の方法。
【請求項129】
1日1回または1日2回投与される前記ポリマーの1日量が、1日3回投与される同じポリマーまたは同じ組成物の同じ1日量の少なくとも85%の胆汁酸結合能を有する、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
1日1回または1日2回投与される前記ポリマーの1日量が、1日3回投与される同じポリマーまたは同じ組成物の同じ1日量の少なくとも95%の胆汁酸結合能を有する、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
前記ポリマーを1日1回または1日2回摂取した対象の25%未満が、軽度または中等度の胃腸管有害事象を経験する、請求項89〜130のいずれか1項に記載の方法。
【請求項132】
1日1回または1日2回投与される前記ポリマーまたは組成物の忍容性が、1日3回投与される同じ1日量の同じポリマーまたは同じ組成物とほぼ実質的に同じである、請求項89〜131のいずれか1項に記載の方法。
【請求項133】
前記1日量が少なくとも2グラムのポリマーである、請求項89〜132のいずれか1項に記載の方法。
【請求項134】
前記1日量が少なくとも4グラムのポリマーである、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記1日量が少なくとも6グラムのポリマーである、請求項133に記載の方法。
【請求項136】
前記ポリマーの沈降物降伏応力が4000Pa未満である、請求項128〜135のいずれか1項に記載の方法。
【請求項137】
前記ポリマーの沈降物降伏応力が3000Pa未満である、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記ポリマーの沈降物降伏応力が2500Pa未満である、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
前記ポリマーの水和および沈降により形成されるポリマー粒子の塊の粘度が約2,500,000Pa・s未満であり、前記粘度が0.01秒−1のずり速度で測定される、請求項128〜138のいずれか1項に記載の方法。
【請求項140】
沈降した前記粒子の塊の粘度が2,000,000Pa・s未満である、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
沈降した前記粒子の塊の粘度が1,500,000Pa・s未満である、請求項139に記載の方法。
【請求項142】
沈降した前記粒子の塊の粘度が1,000,000Pa・s未満である、請求項139に記載の方法。
【請求項143】
沈降した前記粒子の塊の粘度が500,000Pa・s未満である、請求項139に記載の方法。
【請求項144】
乾燥形態のポリマー粒子の圧縮性指数が約30未満であり、前記圧縮性指数が100*(TD−BD)/TDで定義され、BDおよびTDがそれぞれ体積密度およびタップ密度である、請求項136〜143のいずれか1項に記載の方法。
【請求項145】
前記圧縮性指数が約25未満である、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
前記圧縮性指数が約20未満である、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
前記圧縮性指数が約15未満である、請求項144に記載の方法。
【請求項148】
前記圧縮性指数が約10未満である、請求項144に記載の方法。
【請求項149】
前記アミンモノマーと前記架橋モノマーとを接触させることを含む、請求項1〜87のいずれか1項に記載のアミンポリマーを調製するための工程。
【請求項150】
構造
【化16−2】

を有する式6のアミンであって、式中、
25はそれぞれ独立して、C〜Cアルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基が少なくとも1つのアミド官能基に置き換わっているC〜Cアルキレンであり、R35は、C〜C16アルキレン、またはアルキレン基の1つ以上の−CH−基がアミド、カルボニル、エーテル、エステル、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロシクロ官能基に置き換わっているC〜C16アルキレンである、
アミン。
【請求項151】
25がそれぞれ独立してC〜Cアルキレンである、請求項150に記載のアミン。
【請求項152】
各R25がプロピレンである、請求項150に記載のアミン。
【請求項153】
35がC10〜C14アルキレンである、請求項150〜152のいずれか1項に記載のアミン。
【請求項154】
35がデシレンである、請求項153に記載のアミン。
【請求項155】
35がドデシレンである、請求項153に記載のアミン。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【公表番号】特表2013−520563(P2013−520563A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555155(P2012−555155)
【出願日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際出願番号】PCT/US2011/026106
【国際公開番号】WO2011/106548
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(508246489)レリプサ, インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】