説明

背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル

【課題】背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができ、なおかつ、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルとして使用することができるマジック入浴タオルを提案する。
【解決手段】複数層の部材から形成されている長方形状の入浴タオルであって、当該入浴タオルのいずれか一つの辺に開口部が形成され、当該開口部から内部に手を入れることができるように当該入浴タオル内に手収納部が形成されていると共に、前記開口部が形成されている端辺に頂点を挟んで連接する二辺の中の少なくともどちらか一辺の前記頂点に近接している位置に形成され、前記手収納部に連通する親指ホールを備えている背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルに関する。
【0002】
より具体的には、複数層の部材が積層されている長方形形態の入浴タオルであって、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができ、なおかつ、当該入浴タオルの一方の端部に形成されている、人間の手を挿入できる手収納部を裏返して形成した、裏返した手収納部の内部に、当該手収納部が形成されている側に対向する反対側を折り畳んで形成した折り畳み部を入れて、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルに変形させて使用することができ、手収納部の内部一方の表面または両方の表面に垢すり用タオルが形成されているので、前記のようにして手袋タイプの入浴タオルとして使用する場合、折り畳み部による弾力が優れる垢すり用タオルとして使用することができる、背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用のマジック入浴タオルに関する。
【背景技術】
【0003】
従来の入浴タオルは、垢すり袋と垢すりタオルがそれぞれ分離されているので、入浴時にそれぞれ別に準備しなければならない煩わしさがあるだけでなく、携帯保管するのに不便な問題点があった。
【0004】
従来の入浴タオルは、長方形形態の一重または二重の入浴タオルから構成されているが、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用し、また、手袋タイプの入浴タオルに変形させて、同時に使用することができない問題点があった。
【0005】
従来の入浴タオルは、長方形形態の一重または二重の入浴タオルから構成されているが、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用するとともに、垢すり用タオルとして同時に使用することができない問題点があった。
【0006】
従来の入浴タオルは、入浴タオルの一方の端部に形成された取っ手収納部に片手一を入れて、取っ手収納部に入れた手で、入浴タオルの反対側を巻いて握った後使用する場合、握って固定する装置がないため、取っ手部位だけでなく、入浴タオル部位が滑って、使用に不便さを感じるという問題点があった。
【特許文献1】特開2000−254033
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記の問題点を解決するためのものであり、長方形形態の複数層の部材からなる入浴タオルから構成され、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができ、当該入浴タオルの一方の端辺に、人間の手を挿入することのできる手収納部が形成されており、当該手収納部の、手が挿入される開口部の部分を握って、手収納部を裏返して形成された裏返した手収納部の内部に、入浴タオルにおける前記手収納部の反対側を折りたたんで入れて、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルに変形させて使用することができる、マジック入浴タオルを開発することをその課題とする。
【0008】
本発明は、前記の手収納部の内部の一方の表面または両方の表面に垢すり用タオルを付着しておくことにより、前記の開口部の部分を握って、手収納部を裏返して形成した、裏返した手収納部の内部に、入浴タオルにおける前記手収納部の手収納部の反対側の部分を折り畳んで入れて、手袋タイプの入浴タオルを形成された場合、裏返した手収納部の外部表面の一方または両方に垢すり用タオルが付着されていることになり、手袋タイプの入浴タオルとして使用する場合、折り畳み部による弾力が優れる垢すり用タオルとして使用することができるマジック入浴タオルを開発することをその課題とする。
【0009】
また、本発明は、前記の手収容部の人間の手が挿入される前記の開口部が形成されている入浴タオルの辺に、頂点を介して連接している2つの辺の一方、又は両方に、人間の親指を入れることができるように親指ホールを形成し、これによって、前記の手収納部の内部に手を入れた後、親指を当該親指ホールを通じて外側に出して自由に動くようにして、指で入浴タオルを確実に固定した状態として使用することができる手袋タイプの入浴タオル及び、前記のように前記の開口部の部分を握って、手収納部を裏返して形成した、裏返した手収納部の内部に手を入れた後、親指を当該親指ホールを通じて外側に出して自由に動くようにして、指で入浴タオルを確実に固定した状態として使用することができる手袋タイプの入浴タオルを開発することをその目的とする。
【0010】
すなわち、本発明は、背中の垢すりタイプのタオルおよび手袋タイプのタオルを兼用できるマジック入浴タオルに関するものである。
【0011】
さらに詳細には、本発明は、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができ、当該タオルに形成されている、人間の手を挿入することのできる手収納部を裏返して形成された、裏返した手収納部の内部に、当該タオルの反対側を折りたたんで入れて、弾力性に優れる手袋タイプの入浴タオルに変形させて使用することができる、背中の垢すりタイプのタオルおよび手袋タイプのタオルを兼用できるマジック入浴タオルに関する。
【0012】
また、前記の手収納部の内部の一方の表面または両方の表面に垢すり用タオルを付着させておき、前記のように手収納部を裏返して、手袋タイプの入浴タオルとして使用する場合、折り畳み部による弾力が優れる垢すり用タオルとして使用することができる背中の垢すりタイプタオルおよび手袋タイプタオル兼用のマジック入浴タオルに関する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記課題を解決するため、本発明は、複数層の部材から形成されている長方形状の入浴タオルであって、当該入浴タオルのいずれか一つの辺に開口部が形成され、当該開口部から内部に手を入れることができるように当該入浴タオル内に手収納部が形成されていると共に、前記開口部が形成されている辺に頂点を挟んで連接する二辺の中の少なくともどちらか一辺の前記頂点に近接している位置に形成され、前記手収納部に連通する親指ホールを備えている背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルを提案するものである。
【0014】
前記本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルによれば、本発明は、複数の布地層から形成されている長方形状の入浴タオルの両端部をそれぞれ握って、肩又は背中を擦る、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができる。
【0015】
また、入浴タオルのいずれか一つの辺に開口部が形成され、当該開口部から内部に手を入れることができるように当該入浴タオル内に形成されている手収納部に前記開口部から手を入れ、手袋タイプの入浴タオルとして使用することもできる。
【0016】
この際、前記開口部が形成されている辺に頂点を挟んで連接する二辺の中の少なくともどちらか一辺の前記頂点に近接している位置に形成されている前記親指ホールから、前記手収納部内に入れた手の親指を外側に出し、親指を自由に動くようにして、外側に出ている親指と前記手収納部内に入っている親指以外の指とで、入浴タオルを堅く固定した状態として使用することができる。
【0017】
また、前記の親指ホールは、前記開口部が形成されている辺に頂点を挟んで連接する二辺の中の少なくともどちらか一辺の前記頂点に近接している位置に形成されているので、前記開口部が形成されている辺に頂点を挟んで連接する二辺の両方の辺の前記頂点に近接している位置に親指ホールが形成されていれば、入浴タオルの一方の表面のみ使用せずに両方の表面を交互に使用することができる。
【0018】
前述した本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいて、前記開口部には開口部を閉鎖する締め付け手段が配備されているようにすることができる。
【0019】
これによって、入浴タオルの一方の端部に形成された手収納部に人間の左右の手のどちらか一方を入れ、このように手収納部に入れた手で、入浴タオルの反対側を巻いて握った後、使用する場合であっても、前記の開口部を閉鎖する締め付け手段が配備されていることにより、手収納部や、入浴タオル部位が滑って、使用に不便さを感じるということがなくなる。
【0020】
また、前記本発明のいずれの背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいても、前記手収納部の内壁の少なくともどちらか一方の内壁は垢すり用タオルで形成されており、前記開口部を、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側に向けて裏返すことにより、前記手収納部の内壁を外側に露出させることが可能で、これにより、前記垢すり用タオルで形成されている前記手収納部の内壁が外側に露出されるようにすることができる。
【0021】
これによって、前記開口部を裏返して手収納部の内壁を外側に露出させ、この状態で、開口部から手を、裏返された手収納部に入れ、親指を前記の親指ホールから外側に出して、手袋タイプの入浴タオルとして使用することができると共に、この際、裏返した手収納部の外側に向いている表面の一方または両方が垢すり用タオルで形成されているので、手袋タイプの入浴タオルであって、なおかつ、垢すり用タオルとして使用することができる。
【0022】
以上に説明した本発明のいずれの垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいても、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側、あるいは、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺から離れている前記入浴タオルの辺の側から、前記開口部が形成されている位置に向けて、前記入浴タオルを折りたたみ重ね、この状態で、前記開口部を、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側に向けて裏返し、前記折りたたみ重ねた部分が、これによって内包されるようにすることができる。
【0023】
これによって、手収納部を裏返して形成された、裏返した手収納部の内部に前記の折り畳み部を入れて、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルに変形させて使用することができる。
【0024】
また、前述したように、手収納部の内壁の少なくともどちらか一方の内壁は垢すり用タオルで形成されているので、裏返した手収納部の外側に向いている表面の一方または両方が垢すり用タオルで形成され、手袋タイプの入浴タオルとして裏返して作って使用する場合、折り畳み部による弾力が優れる垢すり用タオルとして使用することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができると共に、手収納部を裏返して形成された裏返した手収納部の内部に、手収納部の反対側の折り畳み部を入れて、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルに変形させて使用することができる。
【0026】
この際、手収納部の内部一方の表面または両方の表面に垢すり用タオルが付着されているので、開口部を握って、手収納部を裏返して形成された裏返した手収納部の内部に、手収納部の反対側の折り畳み部を入れて、手袋タイプの入浴タオルが形成された場合、裏返した手収納部の外部表面一方または両方に垢すり用タオルが付着されていることになり、手袋タイプの入浴タオルに作って使用する場合、折り畳み部による弾力が優れる垢すり用タオルとして使用することができる。
【0027】
更に、手収納部の一方の側面または両方の側面に親指ホールが形成されているので、手収納部の内部に手を入れた後、親指が親指ホールを通じて、裏返した指収納部の外部に出るようにして指が自由に動くようにして、指で入浴タオルを堅く固定した状態で、手袋タイプの入浴タオルを使用することができるので、ウェルビング入浴産業および健康産業上非常に有用なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル、すなわち、背中の垢すりタイプと、手袋タイプとを兼用するマジック入浴タオルは次のように構成されている。
【0029】
広げられた場合、長方形形態の複数層の部材からなる入浴タオルから構成されており、人間の左右の手のどちらか一方の手を入れることができるように、当該入浴タオルの一方の端辺に手収納部が形成されている。
【0030】
前記の手収納部が形成されている入浴タオルの一方の端辺に開口部が形成されており、前記開口部に締め付け部が形成されている。
【0031】
また、前記の手収納部の開口部が形成されている入浴タオルの一方の端辺に隣接する入浴タオルの辺の少なくとも一方に、親指ホールが形成されているので、前記手収納部に入れた手の親指を当該親指ホールから外側に出し、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができる。
【0032】
また、前記の手収納部の内部一方の表面に、垢すり用タオルが取り付けられているので、広げられた状態の背中の垢すりタイプの入浴タオルを、前記手収納部の開口部を握って、手収納部の内側が外側になるように裏返した後、裏返して形成された裏返した手収納部の内部に、入浴タオルにおける手収納部の反対側を折り畳んで入れて、弾力性が優れる手袋タイプの入浴タオルが形成される、背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルである。
【0033】
本発明は、広げられた場合、長方形形態の複数層の部材からなる入浴タオルで構成されており、人間の左右の手のどちらか一方の手を入れることができるように当該入浴タオルの一方の端辺に手収納部が形成されている。
【0034】
前記手収納部が形成されている入浴タオルの端部にあたる端辺および、当該端部に隣接する2つの辺の中の少なくともどちらか一方の辺のうち、選択されるいずれか一方に開口部が形成されており、前記開口部に締め付け部が形成されている。
【0035】
そして、前記手収納部の開口部が形成されている入浴タオルの一方の端辺に隣接する入浴タオルの辺の少なくとも一方に、親指ホールが形成されているので、前記手収納部に入れたての親指を当該親指ホールから外側に出し、背中の垢すりタイプの入浴タオルとして使用することができる。
【実施例】
【0036】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明するが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0037】
図1ないし図10のように、本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、広げられた場合、長方形形態の複数層の入浴タオル10から構成されている。
【0038】
図1図示の実施形態では3層の部材が積層されて、長方形形態の複数層の入浴タオル10になっている。
【0039】
本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、人間の左右の手の中のどちらか一方の手を入れることができるように、入浴タオル10の一方に楕円形のステッチライン26に、手収納部20、120が形成されている。
【0040】
本発明の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、図1図示のように、長方形形態に広げられた状態として使用する場合、肩また背中を擦るために、両手でタオルの両方の端部をそれぞれ握って、背中の垢すりタイプの入浴タオル10、110として使用することができる。
【0041】
また、手収納部20、120の開口部22、122を握って、手収納部20、120を裏返して形成された裏返した手収納部20-1、120-1の内部に、手収納部20、120の反対側折り畳み部30、130を入れて、手袋タイプの入浴タオル10-1、110-1として使用することができる。
【0042】
このように、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、符号10、110で示す、背中の垢すりタイプの入浴タオルおよび、符号10-1、110-1で示す、手袋タイプの入浴タオルを兼用する、マジック入浴タオルである。
【0043】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、手袋タイプの入浴タオル10-1、110-1の形態で、開口部22、122を握って、裏返した手収納部20-1、120-1を再び裏返して、折り畳み部30、130を取り出して、再び背中の垢すりタイプの入浴タオル10、110として使用することができる。
【0044】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、長方形形態の複数層の部材からなる入浴タオル10、110から構成されているので、長方形に広げられた状態で使用する場合、肩または背中を擦るために、両手でタオルの両方の端をそれぞれ握って、背中の垢すりタイプの入浴タオル10、110として使用することができる。
【0045】
また、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、人間の左右の手の中のどちらか一方の手を入れることができるように、入浴タオル10、110の一方に手収納部20、120が形成されている。
【0046】
そこで、手収納部20、120の開口部22、122を握って、手収納部20、120を裏返した場合、裏返した手収納部20-1、120-1が形成され、裏返した手収納部20-1、120-1の内部に、手収納部20、120の反対側の折り畳み部30、130を入れて、手袋タイプの入浴タオル10-1、110-1を作って、手袋タイプの入浴タオル10-1、110-1の内部に手を入れて手袋タイプの入浴タオル10-1として使用することができる。
【0047】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、図1図示のような長方形のタオルを4等分に折って、手収納部20、120のステッチライン26、126部分の内側に、手収納部20、120の反対側の折り畳み部30、130を入れて、手袋タイプの入浴タオル10-1、110-1を作ることができる。
【0048】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいては、開口部が手収納部の一方の端部または一方の側面のうち選択される一方に形成されている。
【0049】
図1ないし7のように、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、開口部22が手収納部20の一方の端部に形成されているので、開口部22を握って手収納部20を裏返した場合、裏返した手収納部20-1が形成され、裏返した手収納部20-1の内部に、手収納部20の反対側の折り畳み部30を入れて、手袋タイプの入浴タオル10-1を作ることができる。
【0050】
また、図1ないし図7のように、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、親指を入れることができるように手収納部20、20-1の一方の側面または両方の側面に親指ホール24、24’が形成されているので、手収納部の内部に手を入れた後、親指が親指ホール24、24'を通じて、裏返した手収納部20-1の外部に出るようにして指を自由に動くようにして、指で手袋タイプの入浴タオル10-1を堅く固定した状態として使用することができる。
【0051】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、手収納部20、20-1の一方の側面または両方の側面に、親指ホール24、24’が形成されており、両方の側面に親指ホール24、24’が形成されている場合、タオルの一方の表面のみ使用せずに両方の表面を交互に使用することができる。
【0052】
図1ないし図7のように、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、手収納部20の内部一方の表面または両方の表面に垢すり用タオル40が付着されているので、手収納部20の開口部22を握って、手収納部20を裏返して形成された裏返した手収納部20-1の内部に、手収納部20の反対側の折り畳み部30を入れて、手袋タイプの入浴タオル10-1が形成された場合、裏返した手収納部20-1の外部の表面一方または両方に、垢すり用タオル40が付着されているので、手袋タイプの入浴タオル10-1として使用する場合、垢すり用タオルとして使用することができる。
【0053】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、手収納部20、20-1の開口部14に締め付け器具が取り付けられているので、開口部を固定させた状態で入浴タオルを使用して、滑りやすいせっけん成分によってタオルの使用位置が変化されず、手袋タイプの入浴タオルの端部を締め付けることができる。
【0054】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいて、前述した締め付け器具としては、2重ホールのストッパまたはベルクロ・テープを使用することができる。
【0055】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいて、2重ホールのストッパー50を使用する場合、開口部の縁に貫通口が形成された締め付け部ホール52に紐54を入れて、二つのストッパーホールが形成されているストッパー50に二つの紐を2重として使用して締め付けることができる。
【0056】
図8ないし10のように、他の形態として本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、開口部が手収納部の一方の側面に形成されている。
【0057】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、開口部122がタオルの一方の側面に形成されているので、手収納部120の開口部122を握って、手収納部120を裏返した場合、裏返した手収納部120-1が形成され、裏返した手収納部120-1の内部に、手収納部120の反対側の折り畳み部130を入れて、手袋タイプの入浴タオル110-1を作ることができる。
【0058】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、裏返した手収納部120-1の外部の表面一方または両方に、垢すり用タオル140が付着されているので、手袋タイプの入浴タオル110-1として使用する場合、垢すり用タオルとして使用することができる。
【0059】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、背中の垢すりタイプの入浴タオル場合、両方の表面が軟らかい形態、両方の表面が粗い形態、一方の表面は軟らかく、他の一方の表面は粗い形態および両方の表面が軟らかい形態のうち選択していずれか一つとして製作することができ、前記背中の垢すりタイプの入浴タオルを裏返して、手袋タイプの入浴タオルに作った場合、一方または両方の表面に垢すりタオルを付着して使用することができる。
【0060】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、長方形形態の複数層の部材が積層された入浴タオルから構成されており、背中の垢すりタイプタオルとして使用する場合、タオル自体が丸い棒の形をして、ねじれることによって、背中部位の皮膚を損傷させることを防止するために、四重で製作したり、2重で製作する場合、タオルのベースにW字模様形態の返し縫いをすることが好ましい。
【0061】
本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、背中の垢すりタイプタオルおよび手袋タイプタオルを一つに結合し、背中の垢すりタイプタオルおよび多重の弾力性が優れる手袋タイプタオルを同時に使用することができる便利な効果がある。
【0062】
また、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、背中の垢すりタイプタオルを裏返して多重の弾力性が優れる手袋タイプタオルに作ることができ、2重ホールストッパーを使用し、手首に固定させて手の動きを自由にして皮膚の洗浄を効果的に行うことができる。
【0063】
また、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルは、背中の垢すりタイプタオルおよび多重の弾力性がすぐれる手袋タイプタオルを一つに結合して携帯や保管が便利であり、原材料を節約することができる効果があり、消費者のニーズに合致したウェルビング(well-being)入浴文化に寄与することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルが、背中の垢すりタイプのタオルとして使用される状態を示した斜視図。
【図2】本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいて、手収納部が形成されている側に対向する側を一回折り畳み、一回の折り畳み部を形成したことを示した斜視図。
【図3】図2図示の状態から、更に、二回の折り畳み部を形成したことを示した斜視図。
【図4】図3図示の状態から、更に、三回の折り畳み部を形成したことを示した斜視図。
【図5】折り畳み部を裏返した手収納部の内部に内包するように、手収納部の開口部を握って、手収納部の内側が外側になるように裏返し始めた状態を説明する斜視図。
【図6】折り畳み部を裏返した手収納部の内部に内包し、本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルが手袋タイプの入浴タオルとして使用される状態を説明する斜視図。
【図7】本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルが手袋タイプの入浴タオルとして使用される状態を説明する他の斜視図。
【図8】開口部が側面に形成されている本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルにおいて、手収納部が形成されている側に対向する側を折り畳み、手収納部が形成されている部分の上に折り重ねた状態を示した斜視図。
【図9】開口部が側面に形成されている本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルを示した斜視図。
【図10】開口部が側面に形成されている本発明の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオルが手袋タイプの入浴タオルとして使用される状態を説明する斜視図。
【符号の説明】
【0065】
10 背中の垢すりタイプタオル
10-1 手袋タイプタオル
12 下部タオル
12’ 上部タオル
20 手収納部
20-1 裏返した手収納部
22 開口部
24、24’ 親指ホール
26 収納部ステッチライン
30 折り畳み部
40 垢すり用タオル
50 ストッパー
52 締め付け部ホール
54 紐
110 背中の垢すりタイプタオル
110-1 手袋タイプタオル
120 手収納部
120-1 裏返した手収納部
122 開口部
124 親指ホール
126 収納部ステッチライン
130 折り畳み部
140 垢すり用タオル
150 ストッパー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数層の部材から形成されている長方形状の入浴タオルであって、
当該入浴タオルのいずれか一つの辺に開口部が形成され、当該開口部から内部に手を入れることができるように当該入浴タオル内に手収納部が形成されていると共に、
前記開口部が形成されている辺に頂点を挟んで連接する二辺の中の少なくともどちらか一辺の前記頂点に近接している位置に形成され、前記手収納部に連通する親指ホールを備えている
背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル。
【請求項2】
前記開口部には開口部を閉鎖する締め付け手段が配備されていることを特徴とする請求項1記載の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル。
【請求項3】
前記手収納部の内壁の少なくともどちらか一方の内壁は垢すり用タオルで形成されており、前記開口部を、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側に向けて裏返すことにより、前記手収納部の内壁を外側に露出させることが可能で、これにより、前記垢すり用タオルで形成されている前記手収納部の内壁が外側に露出されることを特徴とする請求項1又は2記載の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル。
【請求項4】
前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側、あるいは、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺から離れている前記入浴タオルの辺の側から、前記開口部が形成されている位置に向けて、前記入浴タオルを折りたたみ重ね、この状態で、前記開口部を、前記入浴タオルの前記開口部が形成されている辺に対向する辺の側に向けて裏返し、前記折りたたみ重ねた部分が、これによって内包されることを特徴とする請求項3記載の背中の垢すりタイプおよび手袋タイプ兼用の入浴タオル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−62032(P2008−62032A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−190598(P2007−190598)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【出願人】(507222284)
【Fターム(参考)】