【課題】細胞療法用途で有用である細胞を生成するための出発材料としてのｈＥＳＣの効率的な指示分化を課題とする。
【解決手段】培地、ヒト胚体外内胚葉細胞、およびヒト胚体内胚葉細胞を含むインビトロ細胞培養物であって、該胚体内胚葉細胞が腸管またはそれに由来する器官の細胞に分化し得る多分化能性細胞であり、該胚体外内胚葉細胞が該細胞培養物中の細胞の５％未満である、細胞培養物。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
培地、ヒト胚体外内胚葉細胞、およびヒト胚体内胚葉細胞を含むインビトロ細胞培養物であって、該胚体内胚葉細胞が腸管またはそれに由来する器官の細胞に分化し得る多分化能性細胞であり、該胚体外内胚葉細胞が該細胞培養物中の細胞の５％未満である、細胞培養物。
【請求項２】
前記胚体外内胚葉細胞および前記胚体内胚葉細胞が、合わせて、前記細胞培養物中の細胞の１０％を超える、請求項１に記載の細胞培養物。
【請求項３】
前記胚体外内胚葉細胞および前記胚体内胚葉細胞が、合わせて、前記細胞培養物中の細胞の１５％を超える、請求項１に記載の細胞培養物。
【請求項４】
ヒト多能性幹細胞をさらに含む請求項１に記載の細胞培養物。
【請求項５】
前記ヒト多能性幹細胞が胚性幹細胞を含む、請求項４に記載の細胞培養物。
【請求項６】
前記胚性幹細胞が、桑実胚および胚の内部細胞塊（ＩＣＭ）からなる群から選択される組織に由来する、請求項５に記載の細胞培養物。
【請求項７】
前記培地がB27を欠いている、請求項１〜６のいずれか１項に記載の細胞培養物。
【請求項８】
前記培地が血清代替物を欠いている、請求項１〜７のいずれか１項に記載の細胞培養物。
【請求項９】
前記培地がＴＧＦβスーパーファミリーのノーダル／アクチビンサブグループの増殖因子を含む、請求項１〜８のいずれか１項に記載の細胞培養物。
【請求項１０】
前記ＴＧＦβスーパーファミリーのノーダル／アクチビンサブグループの増殖因子がノーダル、アクチビンA、アクチビンBおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項９に記載の細胞培養物。
【請求項１１】
前記胚体外内胚葉細胞が、臓側内胚葉細胞を含む、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の細胞培養物。
【請求項１２】
前記胚体外内胚葉細胞が、５％未満の臓側内胚葉細胞を含む、請求項１１に記載の細胞培養物。
【請求項１３】
前記胚体外内胚葉細胞が、壁側内胚葉細胞を含む、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の細胞培養物。
【請求項１４】
前記胚体外内胚葉細胞が、５％未満の壁側内胚葉細胞を含む、請求項１３に記載の細胞培養物。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

【図１４】

【図１８】

【図１９】

【図２０】

【図２１】

【図２２】

【図２３】

【図２４】

【図２６】

【図２９】

【図３０】

【図３１】

【図３２】

【図３３】

【図３４−１】

【図３４−２】

【図３４−３】

【図３５】

【図３６】

【図３７】

【図３８】

【図３９】

【図４０】

【図４１】

【図４２】

【図４３】

【図４４】

【図４５】

【図４６】

【図４７】

【図４８】

【図４９】

【図５１】

【図５２−１】

【図５２−２】

【図５】

【図６】

【図１０】

【図１５】

【図１６】

【図１７】

【図２５】

【図２７】

【図２８】

【図５０】

【公開番号】特開２０１２−１５２２２２（Ｐ２０１２−１５２２２２Ａ）
【公開日】平成２４年８月１６日（２０１２．８．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−９２４３７（Ｐ２０１２−９２４３７）
【出願日】平成２４年４月１３日（２０１２．４．１３）
【分割の表示】特願２００７−５２０３４０（Ｐ２００７−５２０３４０）の分割
【原出願日】平成１７年６月２３日（２００５．６．２３）
【出願人】（５０３４３１７９２）ヴィアサイト，インコーポレイテッド (9)
【Ｆターム（参考）】