説明

胸腺間質性リンパ球性新生因子に結合することができる抗原結合タンパク質

本開示は、抗体を含む、ヒト胸腺間質性リンパ球性新生因子(TSLP)に結合する抗原結合タンパク質に関する組成物および方法を提供する。特定の実施形態において、本開示は、完全ヒト抗TSLP抗体、ヒト化抗TSLP抗体およびキメラ抗TSLP抗体、ならびにこのような抗体の誘導体を提供する。本開示は、このような抗体および抗体断片および誘導体をコードする核酸、ならびにこのような抗体を製造および使用する方法(TSLP関連炎症性障害および線維症障害を処置および予防する方法を含む)をさらに提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下:
a.以下:
i.A1〜A27の軽鎖CDR3配列からなる群より選択されるCDR3配列から全部で2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR3配列;
ii.QQAXSFPLT(配列番号251);
からなる群より選択される軽鎖CDR3配列、ならびに
b.以下:
i.A1〜A27の重鎖CDR3配列からなる群から選択されるCDR3配列から全部で3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR3配列と;
ii.GGGIX12VADYYX13YGMDV(配列番号255)と;
iii.DX21GX22SGWPLFX23Y(配列番号259)と;
からなる群より選択される重鎖CDR3配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離された抗原結合タンパク質であって、ここで、
は、N残基またはD残基であり;
12は、P残基またはA残基であり;
13は、Y残基またはF残基であり;
21は、G残基またはR残基であり;
22は、S残基またはT残基であり;
23は、A残基またはD残基であり、かつ
該抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する、
抗原結合タンパク質。
【請求項2】
さらに、以下:
a.以下:
i.A1〜A27の軽鎖CDR1配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR1配列と;
ii.RSSQSLXYSDGXTYLN(配列番号246)と;
iii.RASQXSSWLA(配列番号249)と;
からなる群より選択される軽鎖CDR1配列、
b.以下:
i.A1〜A27のCDR2配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる軽鎖CDR2配列と;
ii.KVSXWDS(配列番号247)と;
iii.XSSLQS(配列番号250)と;
iv.QDXKRPS(配列番号252)と;
からなる群より選択される軽鎖CDR2配列、
c.以下:
i.A1〜A27のCDR1配列から2アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR1配列と;
ii.X10YGMH(配列番号253)と;
iii.X1516YMX17(配列番号257)と;
からなる群より選択される重鎖CDR1配列、ならびに
d.以下:
i.A1〜A27のCDR2配列から3アミノ酸以下の付加、置換および/または欠失だけ異なる重鎖CDR2配列と;
ii.VIWX11DGSNKYYADSVKG(配列番号254)と;
iii.VISYDGSX14KYYADSVKG(配列番号256)と;
iv.WINPNSGGTNX181920KFQG(配列番号258)と;
からなる群より選択される重鎖CDR2配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列をさらに含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質であって、ここで、
は、V残基またはI残基であり;
は、N残基またはD残基であり;
は、Y残基またはN残基であり;
は、G残基またはS残基であり;
は、L残基またはI残基であり;
は、N残基またはT残基であり;
は、T残基またはA残基であり;
は、K残基またはN残基であり;
10は、S残基またはN残基であり;
11は、Y残基またはF残基であり;
14は、Y残基またはN残基であり;
15は、D残基またはG残基であり;
16は、Y残基またはD残基であり;
17は、Y残基またはH残基であり;
18は、Y残基またはH残基であり;
19は、V残基またはA残基であり;
20は、Q残基またはR残基であり、かつ
該抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する、
抗原結合タンパク質。
【請求項3】
以下:
a.以下:
i.A1〜A27から選択される軽鎖CDR1配列;
ii.A1〜A27から選択される軽鎖CDR2配列;
iii.A1〜A27から選択される軽鎖CDR3配列、
を含む軽鎖可変ドメイン、または
b.以下:
i.A1〜A27から選択される重鎖CDR1配列;
ii.A1〜A27から選択される重鎖CDR2配列;および
iii.A1〜A27から選択される重鎖CDR3配列、
を含む重鎖可変ドメイン、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン、
のいずれかを含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項4】
以下:
a.以下:
i.L1〜L27から選択される軽鎖可変ドメイン配列に少なくとも80%同一な配列を有するアミノ酸;
ii.L1〜L27の軽鎖可変ドメイン配列をコードするポリヌクレオチド配列に少なくとも80%同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
iii.L1〜L27の軽鎖可変ドメイン配列からなるポリヌクレオチドの相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列、
b.以下:
i.H1〜H27の重鎖可変ドメイン配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸の配列;
ii.H1〜H27の重鎖可変ドメイン配列をコードするポリヌクレオチド配列に少なくとも80%同一であるポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列;
iii.H1〜H27の重鎖可変ドメイン配列からなるポリヌクレオチドの相補鎖に中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸の配列、
からなる群より選択される重鎖可変ドメイン配列、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン、
のいずれかを含む、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は特異的にTSLPに結合する、抗原結合タンパク質。
【請求項5】
以下:
a.L1〜L27からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列
b.H1〜H27からなる群より選択される重鎖可変ドメイン配列、または
c.(a)の軽鎖可変ドメインおよび(b)の重鎖可変ドメイン
のいずれかを含む、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、特異的にTSLPに結合する、抗原結合タンパク質。
【請求項6】
L1H1、L2H2、L3H3、L4H4、L5H5、L6H6、L7H7、L8H8、L9H9、L10H10、L11H11、L12H12、L13.1H13、L13.2H13、L14.1H14、L14.2H14、L15.1H15、L15.2H15、L16.1H16、L16.2H16、L17H17、L18.1H18、L18.2H18、L19.1H19、L19.2H19、L20.1H20、L20.2H20、L21H21、L22H22、L23H23、L24H24、L25H25、L26H26およびL27H27からなる群より選択される軽鎖可変ドメイン配列および重鎖可変ドメイン配列を含む、請求項5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項7】
前記結合タンパク質が、A2、A3、A4およびA5からなる抗体の群より選択される参照抗体と実質的に同一のKdでTSLPに結合する、請求項1または5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項8】
前記結合タンパク質が、初代細胞OPGアッセイにしたがって、A2、A3、A4およびA5からなる抗体の群より選択される参照抗体と同一なIC50で、TSLP活性を阻害する、請求項1または5に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項9】
前記抗原結合タンパク質が、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、単鎖抗体、単量体抗体、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、Fab断片、F(fa’)x断片、ドメイン抗体、IgD抗体、IgE抗体、およびIgM抗体、およびIgG1抗体、およびIgG2抗体、およびIgG3抗体、およびIgG4抗体、およびH鎖内ジスルフィド結合を形成する傾向を軽減するヒンジ領域内の少なくとも1つの変異を有するIgG4抗体からなる群より選択される、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項10】
前記抗原結合タンパク質がヒト抗体である、請求項1に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項11】
請求項9または10に記載の抗体を含む、薬学的組成物。
【請求項12】
請求項5に記載の抗原結合因子の軽鎖可変ドメイン、重鎖可変ドメインまたはその両方をコードするポリヌクレオチド配列を含む、単離された核酸。
【請求項13】
前記配列がL1〜L27、H1〜H27またはその両方から選択される、請求項12に記載の単離された核酸。
【請求項14】
請求項12に記載の核酸を含む、組換え発現ベクター。
【請求項15】
請求項14に記載のベクターを含む、宿主細胞。
【請求項16】
請求項10に記載の抗体を産生することができるハイブリドーマ。
【請求項17】
請求項11に記載の抗体を生成する方法であって、該方法は、請求項15に記載の宿主細胞を、該細胞が該抗体を発現することを可能にする条件下で、インキュベートする工程を包含する、方法。
【請求項18】
TSLP関連炎症状態の処置を必要とする被験体において、TSLP関連炎症状態を処置する方法であって、該方法は、治療有効量の請求項11に記載の組成物を、該被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項19】
前記炎症状態が、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎およびアトピー性皮膚炎からなる群より選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
TSLP関連線維症障害の処置を必要とする被験体において、TSLP関連線維症障害を処置する方法であって、該方法は、治療有効量の請求項11に記載の組成物を、該被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項21】
前記線維症障害が、強皮症、間質性肺疾患、特発性肺線維症、慢性B型肝炎もしくは慢性C型肝炎から生じる線維症、放射線誘発性線維症および創傷治癒から生じる線維症からなる群より選択される、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
A1〜A27からなる群より選択される抗体と、TSLPへの結合について交差競合する、単離された抗原結合タンパク質。
【請求項23】
前記抗原結合タンパク質が、抗体の重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む、請求項22に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項24】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K67E、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項25】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも高い結合親和性を有する、請求項24に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項26】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも高い結合親和性を有する、請求項25に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項27】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K21E、T25R、S28R、S64RおよびK73Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項28】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項27に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項29】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項28に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項30】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K67E、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項27に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項31】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項32】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも高い結合親和性を有する、請求項31に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項33】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも高い結合親和性を有する、請求項32に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項34】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K10E、A14R、K21E、D22R、K73E、K75EおよびA76Rからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項35】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項34に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項36】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項35に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項37】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項34に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項38】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K12E、D22R、S40R、R122E、N124E、R125EおよびK129Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項39】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項38に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項40】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項39に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項41】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、S40R、S42R、H46R、R122EおよびK129Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項42】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項41に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項43】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項42に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項44】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、D2R、T4R、D7R、S42R、H46R、T49R、E50R、Q112R、R122E、R125EおよびK129Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項45】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項44に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項46】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項45に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項47】
野生型の親和性よりも高い親和性で、変異K101Eを含む変異したTSLPに結合する、請求項44に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項48】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、N5R、S17R、T18R、K21E、D22R、T25R、T33R、H46R、A63R、S64R、A66R、E68R、K73E、K75E、A76R、A92R、T93R、Q94RおよびA95Rからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項49】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項48に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項50】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項49に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項51】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項48に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項52】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、K21E、K21R、D22R、T25R、T33R、S64R、K73E、K75E、E111RおよびS114Rからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項53】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項52に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項54】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項53に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項55】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項52に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項56】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、E9R、K10E、K12E、A13R、S17R、S20R、K21E、K21R、K73E、K75E、N124EおよびR125Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項57】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項56に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項58】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項57に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項59】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K67E、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項56に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項60】
野生型の親和性で野生型TSLPを結合する、単離された抗原結合タンパク質であって、該抗原結合タンパク質は、野生型の親和性よりも低い親和性で、変異したTSLPの群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの群は、A14R、K21E、D22R、A63R、S64R、K67E、K73E、A76R、A92RおよびA95Rからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、抗原結合タンパク質。
【請求項61】
前記変異したTSLPの群のうちの任意の2つ以上のメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項60に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項62】
前記変異したTSLPの群のうちの全てのメンバーに対して、野生型の親和性よりも低い結合親和性を有する、請求項61に記載の単離された抗原結合タンパク質。
【請求項63】
前記抗原結合タンパク質が、野生型の親和性よりも高い親和性で、変異したTSLPの第2の群のうちのいずれかに結合し、該変異したTSLPの第2の群は、K97E、K98E、R100E、K101EおよびK103Eからなる群より選択される変異を含む、変異したTSLPを含む、請求項60に記載の単離された抗原結合タンパク質。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【公表番号】特表2010−538608(P2010−538608A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524055(P2010−524055)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2008/010510
【国際公開番号】WO2009/035577
【国際公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(500203709)アムジェン インコーポレイテッド (76)
【Fターム(参考)】