説明

脂肪性肝疾患の処置のための甲状腺ホルモン様薬剤

本発明は、甲状腺ホルモン受容体リガンドである甲状腺ホルモン様化合物、その薬学的に許容できる塩、およびこれらの化合物のプロドラッグの、脂肪症、非アルコール性脂肪性肝疾患、および非アルコール性脂肪性肝炎などの脂肪性肝疾患を予防、治療、または改善するための使用を対象とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物に治療有効量の甲状腺ホルモン様化合物であって、該化合物が甲状腺ホルモン受容体に結合するものである、またはその薬学的に許容できる塩を投与することを特徴とする、動物の肝臓の脂肪量を減少させる方法。
【請求項2】
動物に治療有効量の甲状腺ホルモン様化合物であって、該化合物が甲状腺ホルモン受容体に結合するものである、またはその薬学的に許容できる塩を投与することを特徴とする、動物の脂肪性肝疾患の予防、治療、または改善方法。
【請求項3】
前記脂肪性肝疾患が、脂肪症、非アルコール性脂肪性肝疾患および非アルコール性脂肪性肝炎からなる群より選択される、請求項2の方法。
【請求項4】
前記化合物が≦1μMのKiで甲状腺ホルモン受容体に結合する、請求項1または2の方法。
【請求項5】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRα1である、請求項4の方法。
【請求項6】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRβ1である、請求項4の方法。
【請求項7】
前記化合物は≦100nMのKiで甲状腺ホルモン受容体に結合する、請求項4の方法。
【請求項8】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRα1である、請求項7の方法。
【請求項9】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRβ1である、請求項7の方法。
【請求項10】
前記化合物が前記甲状腺ホルモン受容体を活性化する、請求項1または2の方法。
【請求項11】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRα1である、請求項10の方法。
【請求項12】
前記甲状腺ホルモン受容体がTRβ1である、請求項10の方法。
【請求項13】
前記化合物がLDL受容体、ACC、FAS、spot-14、CPT-1、CYP7A、アポAI、およびmGPDHからなる群より選択される遺伝子のmRNA発現を増加する、請求項10の方法。
【請求項14】
前記化合物が、心臓に対する負の効果無しに肝臓の脂肪量を減少する、請求項1または2の方法。
【請求項15】
前記負の効果が、心拍数の有意な増加、血圧の有意な上昇、心拍数の有意な増加、左心室収縮能の有意な増加、収縮期血圧の有意な増加、および拡張期血圧の有意な増加の1以上である、請求項14の方法。
【請求項16】
前記化合物が、全体重の有意な変化、TSHまたはTRHレベルの有意な変化、肝臓酵素の有意な変化、血清遊離脂肪酸レベルの有意な変化、または有意な肝ミトコンドリアの損傷無しに肝臓の脂肪量を減少する、請求項1または2の方法。
【請求項17】
前記甲状腺ホルモン様化合物を医薬組成物の形態で投与する、請求項1または2の方法。
【請求項18】
前記医薬組成物が、制御放出組成物、経皮パッチ、錠剤、硬カプセル剤、または軟カプセル剤の形態をとっている、請求項17の方法。
【請求項19】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、約0.375μg/kg〜3.375mg/kgの投薬単位で経口投与される、請求項1または2の方法
【請求項20】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、遊離酸に換算して約0.375μg/kg/日〜約3.75mg/kg/日の総1日量で経口投与される、請求項1または2の方法。
【請求項21】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式I:
(Ar)-G-(Ar)-T-E
[式中、
ArおよびArは置換アリール基であり;
Gは、単一のC、S、Se、O、もしくはN原子またはC、S、Se、O、もしくはNに連結されたCHを介してARとARとを連結する原子または原子団であって、この場合、CまたはNは置換され;
Tは、1〜4個の連続する原子を介してARをEに連結する原子または原子団であるか、または存在せず; および
Eは、pKa≦7.4の官能基もしくは部分、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸もしくはそのプロドラッグ、または、TRαもしくはTRβの甲状腺ホルモン結合ポケットを結合するOまたはNを含有する原子もしくは原子団である]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項22】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式II:
【化1】

[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-Se-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-CH(C-Cアルキル)-、-CH(C-Cアルコキシ)-、-C(=CH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択されるか;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択され(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、またR50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Tは、-(CR)-、-CR=CR-(CR)-、-(CR)-CR=CR-、-(CR)-CR=CR-(CR)-、-O(CR)(CR)-、-S(CR)(CR)-、-N(R)(CR)(CR)-、-N(R)C(O)(CR)-、-(CR)C(R)(NR)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)-O-(CR)-(CR)-、-(CR)-S-(CR)-(CR)-、-(CR)-N(R)-(CR)-(CR)-、-(CR)-(CR)-O-(CR)-、-(CR)-(CR)-S-(CR)-、-(CR)-(CR)-N(R)-(CR)-、および-(CH)C(O)N(R)C(R)-からなる群より選択される;
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
、R、R、およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシおよびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される; あるいは
およびTは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびTが結合する環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、5〜6員環を形成し(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる)、そしてXは、この環に、環炭素への直接結合によって結合するか、または環炭素もしくは環窒素に結合された-(CR)-もしくは-C(O)-を介して結合する;
は、水素、-C(O)C-Cアルキル、-C-Cアルキル、および-C-C-アリールからなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシ、-(CR)アリール、-(CR)シクロアルキル、-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アリール、-C(O)シクロアルキル、-C(O)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アルキルおよびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、該複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); あるいは
およびGは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、-CH=CH-CH=、-N=CH-CH=、-CH=N-CH=、または-CH=CH-N=を含む、適宜置換された環を形成する;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R)からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成し(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); および
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項23】
【化2】

前記甲状腺ホルモン様化合物が、式III:
[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-Se-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-CH(C-Cアルキル)-、-CH(C-Cアルコキシ)-、-C(=CH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択されるか;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択され (ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Tは、-(CR)-、-CR=CR-(CR)-、-(CR)-CR=CR-、-(CR)-CR=CR-(CR)-、-O(CR)(CR)-、-S(CR)(CR)-、-N(R)(CR)(CR)-、-N(R)C(O)(CR)-、-(CR)C(R)(NR)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)-O-(CR)-(CR)-、-(CR)-S-(CR)-(CR)-、-(CR)-N(R)-(CR)-(CR)-、-(CR)-(CR)-O-(CR)-、-(CR)-(CR)-S-(CR)-、-(CR)-(CR)-N(R)-(CR)-、および-(CH)C(O)N(R)C(R)-からなる群より選択される;
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または、炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される(ただし、RおよびRの少なくとも一方は水素でない);
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、該複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R)からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); および
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項24】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式IV:
【化3】

[式中、
Aは、-NR-、-O-、および-S-からなる群より選択される;
Bは、-CR-、および-N-からなる群より選択される;
は、水素、-C(O)C-Cアルキル、-C-Cアルキル、および-C-C-アリールからなる群より選択される;
は、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より選択される;
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択されるか;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択される(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Dは、結合、-(CR)-、および-C(O)-からなる群より選択される;
nは、0〜2の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
およびRは、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、それは、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R) からなる群より選択される; および
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項25】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式V:
【化4】

[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択される;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択される(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Tは、-(CR)-、-CR=CR-(CR)-、-(CR)-CR=CR-、-(CR)-CR=CR-(CR)-、-O(CR)(CR)-、-S(CR)(CR)-、-N(R)(CR)(CR)-、-N(R)C(O)(CR)-、-(CR)C(R)(NR)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)-O-(CR)-(CR)-、-(CR)-S-(CR)-(CR)-、-(CR)-N(R)-(CR)-(CR)-、-(CR)-(CR)-O-(CR)-、-(CR)-(CR)-S-(CR)-、-(CR)-(CR)-N(R)-(CR)-、および-(CH)C(O)N(R)C(R)-からなる群より選択される;
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
およびRは、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される;
は、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシ、-(CR)アリール、-(CR)シクロアルキル、-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アリール、-C(O)シクロアルキル、-C(O)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アルキルおよびシアノからなる群より選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、それは、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); あるいは
およびGは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、-CH=CH-CH=、-N=CH-CH=、-CH=N-CH=、または-CH=CH-N=を含む、適宜置換された環を形成する;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R) からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
は、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、-CF、-CHF、-CHF、シアノ、-SHおよび-S-C-Cアルキルからなる群より選択される; および、
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項26】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式VI:
【化5】

[式中、
Tは、-(CR)-、-CR=CR-(CR)-、-(CR)-CR=CR-、-(CR)-CR=CR-(CR)-、-O(CR)(CR)-、-S(CR)(CR)-、-N(R)(CR)(CR)-、-N(R)C(O)(CR)-、-(CR)C(R)(NR)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)-O-(CR)-(CR)-、-(CR)-S-(CR)-(CR)-、-(CR)-N(R)-(CR)-(CR)-、-(CR)-(CR)-O-(CR)-、-(CR)-(CR)-S-(CR)-、-(CR)-(CR)-N(R)-(CR)-、および-(CH)C(O)N(R)C(R)- からなる群より選択される;
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される(ただし、RおよびRの少なくとも一方は水素でない);
は、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、前記複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R)からなる群より選択される; および
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項27】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式VII:
【化6】

[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択されるか;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択される(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Tは、-(CR)-、-CR=CR-(CR)-、-(CR)-CR=CR-、-(CR)-CR=CR-(CR)-、-O(CR)(CR)-、-S(CR)(CR)-、-N(R)(CR)(CR)-、-N(R)C(O)(CR)-、-(CR)C(R)(NR)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)-O-(CR)-(CR)-、-(CR)-S-(CR)-(CR)-、-(CR)-N(R)-(CR)-(CR)-、-(CR)-(CR)-O-(CR)-、-(CR)-(CR)-S-(CR)-、-(CR)-(CR)-N(R)-(CR)-、および-(CH)C(O)N(R)C(R)- からなる群より選択される;
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される(ただし、RおよびRの少なくとも一方は水素でない);
は、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、該複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R) からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
は、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-OCF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシ、(CR)アリール、C(O)アリール、C(O)アルキルおよびシアノからなる群より選択される; および
Xは、カルボン酸もしくはそのエステル、カルボン酸アミド、スルホン酸、テトラゾール、ヒドロキサム酸、オキサミド酸、マロンアミド酸、6-アザウラシル、チアゾリジンジオン、アシルスルホンアミド、他のカルボン酸代用物、ホスホン酸、ホスホン酸モノエステル、ホスフィン酸、またはそのプロドラッグである]
の化合物である、請求項1または2の方法。
【請求項28】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式VIII:
【化7】

[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-Se-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-CH(C-Cアルキル)-、-CH(C-Cアルコキシ)-、-C(=CH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択される;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択される(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
AおよびTは、-(CR)-、-(CR)-、-O(CR)-、-S(CR)-、-N(R)(CR)-、-N(R)C(O)-、-C(O)(CR)-、-(CR)C(O)-、-(CR)O-、-(CR)S-、および-(CR)N(R)- からなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
、R、およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される(ただし、RおよびRの少なくとも一方は水素でない);
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシ、-(CR)アリール、-(CR)シクロアルキル、-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アリール、-C(O)シクロアルキル、-C(O)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アルキルおよびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される;
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、該複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、-CHF、-CHF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成し(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); あるいは
およびGは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、式-CH=CH-CH=、-N=CH-CH=、-CH=N-CH=または-CH=CH-N=の適宜置換された環を形成する;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R) からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
Yは、-O-、および-NR-からなる群より選択される;
Yが-O-である場合、-O-に結合したR11は、-H、アルキル、適宜置換されたアリール、適宜置換されたヘテロシクロアルキル、適宜置換されたCH-ヘテロシクロアルキル(この場合、環式部分はカーボネートまたはチオカーボネートを含有する)、適宜置換された-アルキルアリール、-C(R)OC(O)NR、-NR-C(O)-R、-C(R)-OC(O)R、-C(R)-O-C(O)OR、-C(R)OC(O)SR、-アルキル-S-C(O)R、-アルキル-S-S-アルキルヒドロキシ、および-アルキル-S-S-S-アルキルヒドロキシからなる群より、独立して選択される;
Yが、-NR-である場合、-NR-に結合したR11は、-H、-[C(R)-C(O)OR、-C(R)C(O)OR、-[C(R)-C(O)SR、および-シクロアルキレン-C(O)ORからなる群より、独立して選択される;
qは、0〜2の整数である;
各Rは、Rおよび-Hからなる群より選択される;
各Rは、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、および アラルキルからなる群より選択される;
各Rは、-H、およびアルキルからなる群より、独立して選択される、またはRとRが一緒になってシクロアルキル基を形成する;
各Rは、-H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群より選択される]
の化合物、ならびにその薬学的に許容できる塩およびプロドラッグ、ならびに前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩である、請求項1または2の方法。
【請求項29】
前記甲状腺ホルモン様化合物が、式IX:
【化8】

[式中、
Gは、-O-、-S-、-Se-、-S(=O)-、-S(=O)-、-Se-、-CH-、-CF-、-CHF-、-C(O)-、-CH(OH)-、-CH(C-Cアルキル)-、-CH(C-Cアルコキシ)-、-C(=CH)-、-NH-、および-N(C-Cアルキル)-、または上記の基のいずれかに連結されたCHからなる群より選択されるか;
または、Gは、R50-R51であり、その場合、;
50-R51は全体として-C(R52)=C(R52)-であるか、あるいはR50およびR51はO、S、および-CH(R53)-から独立して選択される(ただし、少なくとも一つのR50およびR51は-CH(R53)-であり、R50およびR51の一方がOまたはSである場合、R53はR54である);
54は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、またはトリフルオロメチルである;
53は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
52は、水素、ハロゲン、C-Cアルキル、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、C-Cアルコキシ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオおよびトリフルオロメチルチオから選択される;
Tは、-(CR)C(R)O-、-(CR)C(R)N(R)-、-(CR)C(R)S-、-C(O)(CR)C(R)O-、-C(O)(CR)C(R)N(R)-、-C(O)(CR)C(R)S-、-(CR)C(O)C(R)O-、-(CR)C(O)C(R)N(R)-、および-(CR)C(O)C(R)S-からなる群より選択される、
kは、0〜4の整数である;
mは、0〜3の整数である;
nは、0〜2の整数である;
pは、0〜1の整数である;
各Rは、水素、適宜置換された-C-Cアルキル、ハロゲン、-OH、適宜置換された-O-C-Cアルキル、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-S-C-Cアルキル、-NR、適宜置換された-C-Cアルケニル、および適宜置換された-C-Cアルキニルからなる群より、独立して選択される(ただし、一方のRがO、SまたはN原子を介してCに結合する場合、同じCに結合する他方のRは水素であるか、または炭素原子を介して結合する);
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキルからなる群より、独立して選択される;
各Rは、水素および適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-C(O)-C-Cアルキル、および-C(O)Hからなる群より、独立して選択される;
、R、R、およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、およびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される(ただし、RおよびRの少なくとも一方は水素でない);
およびRは、水素、ハロゲン、適宜置換された-C-Cアルキル、適宜置換された-S-C-Cアルキル、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、適宜置換された-O-C-Cアルキル、ヒドロキシ、-(CR)アリール、-(CR)シクロアルキル、-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アリール、-C(O)シクロアルキル、-C(O)ヘテロシクロアルキル、-C(O)アルキルおよびシアノからなる群より、それぞれ独立して選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
およびRは、水素、ハロゲン、-CF、-CHF、-CHF、-OCF、-OCHF、-OCHF、シアノ、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-C(R)=C(R)-アリール、-C(R)=C(R)-シクロアルキル、-C(R)=C(R)-ヘテロシクロアルキル、-C≡C(アリール)、-C≡C(シクロアルキル)、-C≡C(ヘテロシクロアルキル)、-(CR)(CR)NR、-OR、-SR、-S(=O)R、-S(=O)、-S(=O)NR、-C(O)NR、-C(O)OR、-C(O)R、-N(R)C(O)R、-N(R)C(O)NR、-N(R)S(=O)、-N(R)S(=O)NR、および-NRからなる群より、それぞれ独立して選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、および-C(O)NRからなる群より選択される;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される;
およびRは、水素、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より、それぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRは一緒になって、0〜4個の不飽和を含有する適宜置換された3〜8員複素環式環を形成してもよく、該複素環式環は、環内に、O、NR、およびSの群から選択される第2ヘテロ基を含有してもよく、その場合、該適宜置換された複素環式環は、適宜置換された-C-Cアルキル、-OR、オキソ、シアノ、-CF、適宜置換されたフェニル、および-C(O)ORからなる群より選択される0〜4個の置換基で置換されてもよい;
各Rは、適宜置換された-C-C12アルキル、適宜置換された-C-C12アルケニル、適宜置換された-C-C12アルキニル、適宜置換された-(CR)アリール、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、および適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキルからなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成する(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる); あるいは
およびGは一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に、式-CH=CH-CH=、-N=CH-CH=、-CH=N-CH=または-CH=CH-N=の適宜置換された環を形成する;
は、-OH、適宜置換された-OC-Cアルキル、-OC(O)R、-OC(O)OR、-NHC(O)OR、-OC(O)NH(R)、-F、-NHC(O)R、-NHS(=O)R、-NHS(=O)、-NHC(=S)NH(R)、および-NHC(O)NH(R)からなる群より選択される; あるいは
およびRは一緒になって、それらが結合している炭素と共に、RおよびRが結合している環上の不飽和を含まずに0〜2個の不飽和を持ち、-NR-、-O-、および-S-から独立して選択される0〜2個のヘテロ原子を含む、適宜置換された5〜6員環を形成し(ただし、環内に2個のヘテロ原子が存在し、どちらのヘテロ原子も窒素でない場合、両ヘテロ原子は少なくとも一つの炭素原子で隔てられる);
Xは、P(O)(YR11)Y”である;
Y”は、水素、適宜置換された-C-C-アルキル、-CF、-CHF、-CHF、-CHOH、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された(CR)ヘテロシクロアルキル、-(CR)S(=O)R、-(CR)S(=O)、-(CR)S(=O)NR、-(CR)C(O)NR、および-(CR)C(O)Rからなる群より選択される;
Yは、-O-、および-NR-からなる群より選択される;
Yが-O-である場合、-O-に結合したR11は、-H、アルキル、適宜置換されたアリール、適宜置換されたヘテロシクロアルキル、適宜置換されたCH-ヘテロシクロアルキル(この場合、環式部分はカーボネートまたはチオカーボネートを含有する)、適宜置換された-アルキルアリール、-C(R)OC(O)NR、-NR-C(O)-R、-C(R)-OC(O)R、-C(R)-O-C(O)OR、-C(R)OC(O)SR、-アルキル-S-C(O)R、-アルキル-S-S-アルキルヒドロキシ、および-アルキル-S-S-S-アルキルヒドロキシからなる群より、独立して選択される;
Yが、-NR-である場合、-NR-に結合したR11は、-H、-[C(R)-C(O)OR、-C(R)C(O)OR、-[C(R)-C(O)SR、および-シクロアルキレン-C(O)ORからなる群より、独立して選択される;
qは、0〜2の整数である;
各Rは、Rおよび-Hからなる群より選択され;
各Rは、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルからなる群より選択される;
各Rは、-H、およびアルキルからなる群より、独立して選択されるか、またはRとRが一緒になってシクロアルキル基を形成する;
各Rは、-H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群より選択される]
の化合物、ならびにその薬学的に許容できる塩およびプロドラッグ、ならびに前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩である、請求項1または2の方法。
【請求項30】
請求項22-29の式において、
Xが、P(O)(YR11)(Y’R11)またはP(O)(YR11)Y”である;
Y”が、水素、適宜置換された-C-C-アルキル、-CF、-CHF、-CHF、-CHOH、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された(CR)ヘテロシクロアルキル、-(CR)S(=O)R、-(CR)S(=O)、-(CR)S(=O)NR、-(CR)C(O)NR、および-(CR)C(O)Rからなる群より選択される;
YおよびY’が、-O-、および-NR-からなる群より、それぞれ独立して選択される;
Yが-O-であり、Y”が、水素、適宜置換された-C-C-アルキル、-CF、-CHF、-CHF、-CHOH、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-(CR)S(=O)R、-(CR)S(=O)、-(CR)S(=O)NR、-(CR)C(O)NR、または-(CR)C(O)Rである場合、またはYとY’が共に-O-である場合、-O-に結合したR11は、-H、アルキル、適宜置換されたアリール、適宜置換されたヘテロシクロアルキル、適宜置換されたCH-ヘテロシクロアルキル(この場合、環式部分はカーボネートまたはチオカーボネートを含有する)、適宜置換された-アルキルアリール、-C(R)OC(O)NR、-NR-C(O)-R、-C(R)-OC(O)R、-C(R)-O-C(O)OR、-C(R)OC(O)SR、-アルキル-S-C(O)R、-アルキル-S-S-アルキルヒドロキシ、および-アルキル-S-S-S-アルキルヒドロキシからなる群より、独立して選択される;
Yが-NR-であり、Y”が、水素、適宜置換された-C-C-アルキル、-CF、-CHF、-CHF、-CHOH、適宜置換された-C-Cアルケニル、適宜置換された-C-Cアルキニル、適宜置換された-(CR)シクロアルキル、適宜置換された-(CR)ヘテロシクロアルキル、-(CR)S(=O)R、-(CR)S(=O)、-(CR)S(=O)NR、-(CR)C(O)NR、または-(CR)C(O)Rである場合、またはYおよびY’が共に-NR-である場合、-NR-に結合したR11は、-H、-[C(R)-C(O)OR、-C(R)C(O)OR、-[C(R)-C(O)SR、および-シクロアルキレン-C(O)ORからなる群より、独立して選択される;
Yが-O-であり、Y’がNRである場合、-O-に結合したR11は、-H、アルキル、適宜置換されたアリール、適宜置換されたヘテロシクロアルキル、適宜置換されたCH-ヘテロシクロアルキル(この場合、環式部分はカーボネートまたはチオカーボネートを含有する)、適宜置換された-アルキルアリール、-C(R)OC(O)NR、-NR-C(O)-R、-C(R)-OC(O)R、-C(R)-O-C(O)OR、-C(R)OC(O)SR、-アルキル-S-C(O)R、-アルキル-S-S-アルキルヒドロキシ、および-アルキル-S-S-S-アルキルヒドロキシからなる群より、独立して選択される; および-NR-に結合したR11は、-H、-[C(R)-C(O)OR、-C(R)C(O)OR、-[C(R)-C(O)SR、および-シクロアルキレン-C(O)ORからなる群より、独立して選択される;
または、YおよびY’が-O-および-NR-から独立して選択される場合、R11とR11が一緒になって、-アルキル-S-S-アルキル-を含む環状基を形成するか、またはR11とR11が一緒になって下記基:
【化9】

[式中、:
V、W、およびW'は、水素、適宜置換されたアルキル、適宜置換されたアラルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、適宜置換された1-アルケニル、および適宜置換された1-アルキニルからなる群より独立して選択される;あるいは、
VおよびZは一緒になって、3〜5個の別の原子を通して連結して、5〜7個の原子を含む環状基を形成し、その中で0〜1個の原子はヘテロ原子であって、残りの原子は水素、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、またはアリールオキシカルボニルオキシで置換され、リンに結合した両方のY基からの3つの原子である炭素原子に結合した炭素である;あるいは
VおよびZは一緒になって、3〜5個の別の原子を通して連結して環状基を形成し、その中で0〜1個の原子はヘテロ原子であって、残りの原子は炭素または水素で置換された炭素であり、それはリンに結合したYに対してベータ位およびガンマ位でアリール基に縮合する;あるいは、
VおよびWは一緒になって、3個の別の炭素原子を通して連結して、6個の炭素原子を含むか、あるいは水素で置換された炭素および、ヒドロキシ、アシルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アルキルチオカルボニルオキシ、およびアリールオキシカルボニルオキシからなる群より選択される一つの置換基で置換された炭素(該置換基は、リンに結合したYから3原子にある炭素原子の一つに結合している)を含む、適宜置換された環状基を形成し;あるいは、
ZおよびWは一緒になって、3〜5個の別の原子を通して連結して環状基を形成し、その中で0〜1個の原子はヘテロ原子であって、残りの原子は炭素であるかまたは水素で置換された炭素であり、Vは、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールであり;あるいは、
WおよびW'は一緒になって、2〜5個の別の原子を通して連結して環状基を形成し、その中で0〜2個の原子はヘテロ原子であって、残りの原子は炭素であるかまたは水素で置換された炭素であり、Vは、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリールであり;
Zは、-CHROH、-CHROC(O)R、-CHROC(S)R、-CHROC(S)OR、-CHROC(O)SR、-CHROCO、-OR、-SR、-CHR、-CHアリール、-CH(アリール)OH、-CH(CH=CR)OH、-CH(C≡CR)OH、-R、-NR、-OCOR、-OCO、-SCOR、-SCO、-NHCOR、-NHCO、-CHNHアリール、-(CH)-OR、および-(CH)-SRからなる群より選択される;
qは、整数2または3である;
各Rは、Rおよび-Hからなる群より選択され;
各Rは、アルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、およびアラルキルからなる群より選択される;
各Rは、-Hおよびアルキルからなる群より、独立して選択されるか、またはRとRが一緒になって、シクロアルキル基を形成する;
各Rは、-H、低級アルキル、アシルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、および低級アシルからなる群より選択される;
ただし:
a)V、Z、W、W’は、全て-Hでなく;および
b)Zが-Rの場合、V、W、およびW’の少なくとも1つは、-H、アルキル、アラルキル、またはヘテロシクロアルキルではない]を形成する:
である化合物、ならびにその薬学的に許容できる塩およびプロドラッグ、ならびに前記プロドラッグの薬学的に許容できる塩である、請求項22-29のいずれか1つの方法。
【請求項31】
該化合物が、
【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

からなる群、ならびにその薬学的に許容できる塩より選択される、請求項1または2の方法。
【請求項32】
該化合物が、
【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

からなる群、ならびにその薬学的に許容できる塩より選択される、請求項1または2の方法。
【請求項33】
該化合物が、
【化29】

【化30】

【化31】

【化32】

【化33】

【化34】

【化35】

からなる群、ならびにその薬学的に許容できる塩より選択される、請求項1または2の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2008−542301(P2008−542301A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−513785(P2008−513785)
【出願日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【国際出願番号】PCT/US2006/020610
【国際公開番号】WO2006/128058
【国際公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(399124174)メタバシス・セラピューティクス・インコーポレイテッド (19)
【氏名又は名称原語表記】METABASIS THERAPEUTICS, INC.
【Fターム(参考)】