説明

脂質代謝改善効果を有する乳酸菌

【課題】胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有する、脂質代謝改善効果を有する乳酸菌を提供する。
【解決手段】ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有するので、これを摂取することにより脂質代謝を改善することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体に関する。
本発明の脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有する。
【背景技術】
【0002】
近年、食生活の欧米化に伴い、高脂肪食品を摂取する機会が増え、血管や肝臓等における脂肪の蓄積が多い人が増加し、高脂血症、動脈硬化、急性肝炎及び脂肪肝等の成人疾病の原因となることが問題となっている。これらの原因となる蓄積される脂肪の由来は、大別すると、コレステロール由来、中性脂肪由来、そして、これらの複合物由来の3つに分類される。このうち、コレステロールの抑制剤は、様々な医薬品が製品化されている。一方、上記の中性脂肪の抑制剤、及び複合物の抑制剤は、幾つかの医薬品が商品化されてはいるものの、効果が高く副作用の少ない安全性の高い抑制剤はまだなく、従って、効果、安全性共に高い中性脂肪抑制剤の開発が期待されている。しかしながら、化学合成による医薬品を服用するのではなく、天然物を由来とするものであって、飲食品の形で日常摂取することのできる中性脂肪抑制効果のある抑制剤や飲食品が求められている。
【0003】
一方で、発酵乳及び乳酸菌にはコレステロール低下作用のあることが報告されている。例えば、ラクトバチルス・ブルガリクス(Lactobacillus bulgaricus)及びストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)をスターターとして用いた発酵乳を2週間ヒトに投与したところ、血清中のコレステロールが低下したという報告(非特許文献1)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)を使用した発酵乳を投与し、血清中のコレステロールが低下したという報告(非特許文献2)、アシドフィルス・ミルクをラットに投与し、血清中のコレステロールが低下したという報告(非特許文献3)がある。また、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)及びビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)に血清中のコレステロール低下作用があること(特許文献1)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantrum)及びラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)にコレステロール吸着能及び胆汁酸吸着能があること(特許文献2)が開示されている。
【0004】
血中の中性脂肪を低減する乳酸菌については、カビ培養物、乳酸菌培養物及び酵母を含む高脂血症治療用組成物(特許文献3)、血中中性脂肪、動脈硬化を低減させることを目的とした、ビフィズス菌又はストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)を含有する腸溶性製剤(特許文献4)等が開示されている。
【特許文献1】特開昭62−258323号公報
【特許文献2】特開2007-189973号公報
【特許文献3】特開平10-298083号公報
【特許文献4】特開2004-277296号公報
【非特許文献1】Haword et al., Lancet 2, 957(1979)
【非特許文献2】Rao, J.Food Sci., 46,1339(1981)
【非特許文献3】Grunewald, J.Food Sci., 47,2078(1982)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このように、ラクトバチルス属、ストレプトコッカス属等の乳酸菌を有効成分としたコレステロール低減作用を有する剤、医薬品等が開示されている一方で、高い胆汁酸吸着能を有し、かつ、血中中性脂肪を低減する乳酸菌は開示されていない。
本発明は、高い胆汁酸吸着能を有し、かつ、血中中性脂肪を低減する乳酸菌菌株を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、胆汁酸を吸着して脂肪の取り込みを抑える活性を有するだけではなく、血中の中性脂肪を低減する活性をも有することを見出した。
【0007】
したがって、本発明は、脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体に係る発明である。本発明の脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有するという優れた特徴を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を摂取することにより、胆汁酸を吸着して脂肪の取り込みを抑え、血中の中性脂肪を低減することができ、動脈硬化等の生活習慣病の予防が期待できる。また、乳酸菌自体を使用するため、極めて安全性が高いという優れた効果を持つ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
中性脂肪は、食事の食べ過ぎ等で過剰になった糖質を材料に肝臓で合成されるもので、アルコール摂取によっても合成が促進される。皮下や内臓に中性脂肪が蓄積した状態を肥満といい、メタボリックシンドロームと呼ばれる各種の循環器系疾患の原因となりうることが指摘されている。また、中性脂肪が肝臓に蓄積されると脂肪肝になり、肝細胞の肥大化により肝内の血管が圧迫されて肝臓内部の血液の循環が悪くなる。その結果、肝機能が低下するため、からだがだるい、疲れやすいという症状があらわれる。
また、中性脂肪の値はHDLコレステロール値と逆相関関係があるとされ、中性脂肪が高い人はHDLコレステロール値が低いことが多い。HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化を防止する働きを持っているとされる。したがって、血中の中性脂肪が増えることで、HDLコレステロールが減り、悪玉のLDLコレステロールが増えてコレステロールが血管壁にたまりやすくなり、血管の内側が狭くなって動脈硬化という状態を引き起こしやすくなる。
【0010】
一方、胆汁酸は界面活性作用を持ち、脂肪を乳化させてリパーゼの作用を受けさせ易くさせる作用がある。食物中の脂質(中性脂肪)は、十二指腸で胆汁中の胆汁酸により乳化され、膵液中のリパーゼによる分解を受ける。分解によって生成した遊離脂肪酸とモノアシルグリセロールは胆汁酸ミセルの形になり、小腸の粘膜上皮細胞に吸収され、胆汁酸が遊離することとなる。したがって、腸管内の胆汁酸を吸着することにより、脂質の乳化量が減少し、腸管から吸収される脂肪量が抑制されて、血中の中性脂肪の低下につながることになる。
【0011】
本発明における脂質代謝改善効果とは、腸管内で胆汁酸を吸着することにより、食事中の脂肪の乳化、吸収を抑制し、結果として血中の中性脂肪を低下させるものである。
なお、胆汁酸吸着作用とは、タウロコール酸ナトリウム溶液に、乳酸菌死菌体を最終濃度10μg/mlになるよう添加して吸着反応を行った際に吸着するタウロコール酸ナトリウムの割合であり、80%以上の吸着率を示すことが望ましい。
【0012】
本発明者等は、乳製品やヒト由来の数多くの乳酸菌の中から、食品に適用した際に香味や物性も優れている菌株の選定を進め、胆汁酸の吸着能を評価し、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)を選択した。さらに、そのラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体が血中の中性脂肪を低減することができることを見出した。
【0013】
このラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株は、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに2008年9月4日に寄託されている(受託番号FERM P-21667)。
【0014】
ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)を培養する培地としては、乳培地又は乳成分を含む培地、乳成分を含まない半合成培地等種々の培地を用いることができる。このような培地としては、脱脂乳を還元して加熱殺菌した還元脱脂乳培地を例示することができる。
【0015】
ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)の培養法は、静置培養あるいはpHを一定にコントロールした中和培養で行うが、菌が良好に生育する条件であれば特に培養法に制限はない。菌体は乳酸菌培養の常法に従って培養し、得られた培養物から遠心分離等の集菌手段によって得ることができる。また、死菌体は通常、菌体を加熱することによって得ることができる。加熱条件は菌体が死滅する条件であれば特に限定されないが、一般的には90℃、30分程度の加熱で十分な結果を得ることができる。
【0016】
ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、どのような飲食品に配合しても良く、飲食品の製造工程中に原料に添加しても良い。飲食品の例として、乳飲料、発酵乳、果汁飲料、ゼリー、キャンディー、乳製品、マヨネーズ等の卵加工品、バターケーキ等の菓子・パン類等を挙げることができる。
【0017】
また、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、家畜用飼料としてどのような飼料に配合しても良く、飼料の製造工程中に原料に添加しても良い。
【0018】
脂質代謝改善剤は、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を有効成分としたものである。製剤化に際しては製剤上許可されている賦形剤、安定剤、矯味剤等を適宜混合して定法どおり製剤化することができる。また、作用を妨げない範囲で、賦型剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、懸濁剤、コーティング剤、その他の任意の薬剤を混合して製剤化することもできる。剤形としては、錠剤、丸剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、粉剤、シロップ剤等が可能であり、これらを経口的に投与することが望ましい。
【0019】
脂質代謝改善作用を発揮させるためには、成人の場合、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を1〜30g、好ましくは7.5〜15g/1日当たり摂取できるように配合量等を調整すれば良い。死菌体の含有割合は特に限定されず、製造の容易性や好ましい一日投与量等に合わせて適宜調節すれば良い。
【0020】
以下に、実施例及び試験例を示し、本発明についてより詳細に説明するが、これらは単に例示するのみであり、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
【0021】
[試験例1]
(胆汁酸の吸着能評価)
方法:乳酸菌約180株を胆汁酸(タウロコール酸ナトリウム)溶液に最終濃度10μg/mlになるよう添加して37℃1時間振とうさせ吸着反応を行なった。反応終了後、溶液を12,000rpm、5分間遠心し、上清を回収した。上清中の胆汁酸濃度は胆汁酸測定キット(総胆汁酸‐テストワコー;和光純薬工業社)を用いて測定し、吸着量を算出した。
結果:胆汁酸の吸着能を評価した結果の上位10菌株の胆汁酸吸着量を図1に示す。ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)の胆汁酸吸着量が著しく高い結果を示した。
【0022】
[試験例2]
(ラットによる試験)
方法:6週齢の雄性SDラットを粉末飼料(Research Diet D12337)で5日間馴化飼育した後、高コレステロール飼料(Research Diet D12336)群と、高コレステロール飼料にラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を3%添加した飼料群に8匹ずつに群分けし、それぞれ自由摂取にて飼育した。飼育開始時と飼育7日目に血中の中性脂肪量を測定した。
結果:高コレステロール飼料にラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を3%添加した飼料群と高コレステロール飼料群のそれぞれ飼育7日経過後の、飼育開始時からの中性脂肪量の測定結果を図2に示す。ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を3%添加した飼料群は、高コレステロール飼料群に比べて血中の中性脂肪量は有意に低かった。
【0023】
[試験例3]
(ラットによる試験)
方法:6週齢の雄性SDラットを粉末飼料(Research Diet D12337)で7日間馴化飼育した後、高コレステロール飼料(Research Diet D12336)群と、高コレステロール飼料にラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を2.5%又は5%添加した飼料群とに8匹ずつに群分けし、それぞれ自由摂取にて飼育した。飼育開始時と飼育7日目に血中の中性脂肪量を測定した。
結果:高コレステロール飼料にラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を2.5%又は5%添加した飼料群と高コレステロール飼料群のそれぞれの飼育7日経過後の、飼育開始時からの中性脂肪量の測定結果を図3に示す。ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体を添加した飼料群は、高コレステロール飼料群に比べて血中の中性脂肪量は有意に低かった。
【0024】
以上のことから、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体は、胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有するという優れた特徴を有することがわかる。
【実施例1】
【0025】
(培養物死菌体粉末の調製)
MRS培地(Difco社)を121℃で15分間殺菌した後、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)を接種し、37℃で16時間培養した。得られた培養物を4℃、7,000rpmで15分間遠心分離した後、滅菌水に懸濁した。 懸濁液を90℃、30分間加熱殺菌した後、噴霧乾燥して、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)の培養物死菌体粉末を得た。これは、そのまま本発明の脂質代謝改善剤としても使用し得る。
【実施例2】
【0026】
(飲料の製造)
表1に示した配合により原料を混合し、容器に充填した後、加熱殺菌して本発明の脂質代謝改善効果を有する飲料を製造した。
【0027】

【表1】

【実施例3】
【0028】
(散剤の製造)
ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)をMRS液体培地(Difco社)5Lに接種後、37℃、18時間静置培養を行った。培養終了後、7,000rpmで15分間遠心分離し、滅菌水に懸濁して1/50量の濃縮菌液を得た。この濃縮菌液を95℃、30分殺菌し、凍結乾燥を行った。得られた凍結乾燥物を60メッシュのふるいで整粒化し、凍結乾燥死菌末を製造した。第13改正日本薬局方解説書製剤総則「散剤」の規定に準拠し、この凍結乾燥菌末1gにラクトース(日局)400g、バレイショデンプン(日局)600gを加えて均一に混合し、本発明の散剤を得た。
【実施例4】
【0029】
(錠剤の製造)
ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)の液体培養物を、4℃、7,000rpmで15分間遠心分離した後、滅菌水による洗浄と遠心分離を3回繰り返して行い、洗浄菌体を得た。この洗浄菌体を115℃、15分間加熱した後、凍結乾燥処理して死菌体粉末を得た。この死菌体粉末1部に脱脂粉乳4部を混合し、この混合粉末を打錠機により1gずつ常法により打錠して、本発明のラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)の死菌体200mgを含む錠剤を調製した。
【実施例5】
【0030】
(イヌ飼育用飼料の製造)
表2に示した配合により原料を混合し、本発明のイヌ飼育用飼料を製造した。
【0031】

【表2】

【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】乳酸菌の胆汁酸吸着能を評価した結果を示した図である。(試験例1)
【図2】血中の中性脂肪量を測定した結果を示した図である。(試験例2)
【図3】血中の中性脂肪量を測定した結果を示した図である。(試験例3)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脂質代謝改善効果を有することを特徴とする、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)SBT10534株(FERM P-21667)死菌体。
【請求項2】
胆汁酸吸着作用を有し、かつ、血中中性脂肪低減効果を有するラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) SBT10534株(FERM P-21667)死菌体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の乳酸菌死菌体を配合した脂質代謝改善剤。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の乳酸菌死菌体を配合した飲食品。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の乳酸菌死菌体を配合した飼料。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2010−132580(P2010−132580A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−307914(P2008−307914)
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【出願人】(000006699)雪印乳業株式会社 (155)
【出願人】(000000055)アサヒビール株式会社 (535)
【Fターム(参考)】