説明

脊椎校正のための足枕

使用者が正姿勢に横になった姿勢で睡眠を取ったり休みを取ることができるように誘導して、誤った生活習慣によって拗じれたり変形された脊椎を校正できるようにした脊椎校正のための足枕を提供する。これを具現するための本発明は、矩形で、上面は中央部を中心にして両端に行くほど下方へ傾斜して形成された枕本体を含み、前記傾斜面が形成された枕本体の上面には使用者のふくらはぎを含む足が挟まれることができるように複数の挿入部が凹まれて形成され、前記挿入部の端部には使用者の踵が掛けられるための係止端部が形成され、前記挿入部の外側壁は下方から上方へ行くほど外側方向に傾斜して形成されるように構成されることを技術要旨とする。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は足枕に関し、さらに詳しくは、使用者が正姿勢に横になった姿勢で睡眠を取ったり、休息を取ることができるように誘導して、誤った生活習慣によって拗じれたり、変形された脊椎を校正できるようにした脊椎校正のための足枕に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、脊椎は様々な構造物が集まって上半身の体重を支える柱の役割を果たし、また、中樞神経である脊髓と末梢神経の神経筋の通路の役割を果たす所である。
【0003】
このような脊椎は、長時間腰を曲げた状態で業務をしたり、或いは誤った生活習慣、特に横向きになった状態で睡眠を取る睡眠習慣によって脊椎が拗じれたり、変形される現象が発生するが、このような脊椎変形の代表的な疾患の例として椎間板ヘルニアを挙げることができる。椎間板ヘルニアは、椎間板の内側にある髄核と外側でこれを囲んでいる物質の退行性変化によって現われる疾患を言う。
一方、近来、変形された脊椎を校正するための装備が開発されたことがあるが、このような校正装備は全部実生活で簡便に使用するには適合しないとともに、比較的高価であるため、実用性がそれほど高くないという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、上述したような問題点を解決するための本発明の目的は、正姿勢で横になった状態で睡眠を取ったり休息を取ることができるように誘導して、誤った生活習慣によって拗じれたり、変形された脊椎を校正できるようにした脊椎校正のための足枕を提供することにある。
【0005】
本発明が達成しようとする他の技術的課題は、枕本体の上面を中央の頂点を基点にして両端部に行くほど下方に傾斜して形成し、同時に、枕本体に形成されている挿入部の外側壁を外側方向に傾斜して形成することによって、足枕使用による便利さを提供するようにした足枕を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を果たすための本発明は、脊椎校正用足枕において、矩形で、上面は中央の頂点を基点にして両端部に行くほど下方に傾斜して形成された枕本体を含み、前記傾斜面が形成された枕本体の上面には使用者のふくらはぎを含む足が挟まれることができるように、複数の挿入部が凹まれて形成され、前記挿入部の端部には、使用者の踵が掛けられるための係止端部が形成され、前記挿入部の外側壁は下側から上方へ行くほど外側方向に傾斜して形成されるように構成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明で提案する脊椎校正用足枕は、正姿勢に横になっている使用者が足とふくらはぎを囲んだ状態で支えるようにして、無意識中に横向きになろうとする時、使用者のふくらはぎ及び足が掛けられることによって、正姿勢を継続的に保持できるように誘導することによって、睡眠や休息を取る過程で脊椎が自然に校正できるようにしたことを技術的要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の好ましい実施形態による脊椎校正用足枕を立体的に示した図面である。
【図2】図1のA−A線に沿って切開して示した図面である。
【図3】図1のB−B線に沿って切開して示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0010】
添付された図1は本発明で具現しようとする脊椎校正用足枕の構成を立体的に示した図面である。
【0011】
図示したように、本発明の脊椎校正用足枕100は矩形で、所定のクッション力を有する枕本体10で外形を構成する。
【0012】
前記枕本体10の上面には使用者の下体が載せられるが、この時、前記枕本体10の上面は平坦に形成しないで、中央の頂点Tを基点にして両端部に行くほど下方に傾斜K1、K3されるように構成して、枕本体10の上面に載せられるふくらはぎが前記傾斜K1、K3を通じて膝を基準にして太ももとふくらはぎが自然に下方へ曲げられた状態で載せられるようにすることによって、足枕100の使用による安らぎを提供する。
【0013】
前記傾斜K1、K2の中の何れか一箇所の傾斜K1が形成された枕本体10の上面には、複数の挿入部20が互いに所定間隔離れた状態で凹まれて形成される。前記挿入部20には使用者のふくらはぎと足が挟まれが、この時、前記挿入部20は使用者のふくらはぎを含む足を囲むように構成して正姿勢に横になっている使用者が無意識中に横向きになるために体を動く時、使用者のふくらはぎと足が掛けられることによって、使用者が正姿勢に横になっている状態を継続的に保持するように誘導する。
【0014】
前記挿入部20の端部には、添付された図2で示しているように、前記挿入部20よりさらに深い深さを有する係止端部22が凹まれて形成され、前記係止端部22には使用者の踵が掛けられるようにして、使用過程において、枕本体10が流動することを防止させる。
【0015】
また、前記挿入部20の外側壁は、添付された図3に示しているように、下方から上方へ行くほど外側方向に傾斜K2されて形成し、前記傾斜K2は床に横になった使用者の下体が外側に傾くに着眼して、挿入部20に挿入された使用者のふくらはぎと足が外側へ自然に傾けるようにして足枕100の使用による便利さを提供する。
【0016】
以下、本発明による脊椎校正用足枕の作用を添付された図1〜図3を参照して説明する。
【0017】
本発明による脊椎校正用足枕100は、使用者が睡眠を取ったり、休息を取るために床に横になる場合、正姿勢に横になった状態を継続的に保持できるように誘導して、脊椎校正を自然に行うようにしたもので、使用者は床に正姿勢に横になった状態で枕本体10の上面に形成されている挿入部20にふくらはぎを含む足を挿入させて足枕100を使用する。
【0018】
一方、上記のように、足枕100を使用する過程で、使用者が無意識中に横向きになろうと体を動くと、使用者のふくらはぎ及び足が枕本体10の挿入部20に掛けられることによって、使用者はこれを認識して正姿勢を継続的に保持するように努力し、従って睡眠や休息を取る過程で脊椎校正を自然に行うことができる。
【0019】
本発明による脊椎校正用足枕は、正姿勢に横になっている使用者が無意識中に横向きになるために体を動くと、使用者のふくらはぎ及び足が枕本体の挿入部に挿入された状態で掛けられることによって、使用者は正姿勢を継続的に保持するように努力し、従って睡眠や休息を取る過程で脊椎校正を自然に行うことができる作用効果を奏する。
【0020】
また、本発明は、枕本体の上面を、中央の頂点を基点にして両端部に行くほど下方に傾斜して形成して、膝を基準に太ももとふくらはぎが自然に下方へ曲げられた状態で載せられることができるようにし、同時に、挿入部の外側壁を外側方向に傾斜して形成して、挿入部に挿入された使用者のふくらはぎと足が外側へ自然に傾斜できるようにすることによって、足枕の使用による安らぎを提供する効果を奏する。
【符号の説明】
【0021】
10:枕本体
20:挿入部
K1、K2、K3:傾斜
22:係止端部
100:脊椎校正用足枕





【特許請求の範囲】
【請求項1】
矩形で、上面は中央の頂点(T)を中心にして両端部に行くほど下方に傾斜(K1、k3)して形成された枕本体(10)を含み;
前記傾斜(K1、K3)の中の何れか1ヶ所の傾斜(K1)が形成された枕本体(10)の上面には使用者のふくらはぎを含む足が挟まれることができるように複数の挿入部(20)が凹まれて形成され;
前記挿入部(20)の端部には使用者の踵が掛けられるための係止端部(22)が形成され;
前記挿入部(20)の外側壁は下方から上方へ行くほど外側方向に傾斜(K2)して形成されるように構成することを特徴とする脊椎校正用足枕。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2012−501786(P2012−501786A)
【公表日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526810(P2011−526810)
【出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際出願番号】PCT/KR2009/005132
【国際公開番号】WO2010/032935
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(510188333)ヒョミン インダストリー カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】