説明

脱着式最終スクラバ管

【課題】不活性ガス溶解分析装置に関し、詳細には不活性キャリアガスの最終スクラバを交換するための改良されたシステムを提供する。
【解決手段】元素分析装置の不活性キャリアガス流路における最終スクラバ15は、フィルタ管と密封ガス取付具を含む迅速最終スクラバハウジング30を選択的にバイパスするための弁を備えたマニホールド20を有する。ハウジング30は、ハウジング30を機器のマニホールド20に位置合わせし密封係合状態で固定するための位置合わせ部材とラッチとを有する。スイッチがハウジング30の存在を検出し、制御回路は弁を制御して、不活性ガス流をフィルタ管内に通したり、或いは、ハウジング30が取り外されたきにはフィルタ管をバイパスするようにする。このシステムにより、中断なしにキャリアガスが炉内に流れ続けている間に工具を使用することなく最終スクラバを素早く取り外し交換することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、米国特許法119条(e)に基づく優先権及びOctavio Ramon Latinoらにより2011年2月4日に出願された"REMOVABLE FINISH SCRUBBER TUBE"と題する米国仮出願第61/439,605号の利益の享受を請求するものであり、当該仮出願の開示全体を、本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
【0002】
本発明は、不活性ガス溶解分析装置に関し、詳細には不活性キャリアガスの最終スクラバを交換するための改良されたシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ミシガン州セントジョセフのLeco Corporationから入手可能なモデル番号TCH−600等の既存のガス溶解分析装置では、炉内の試料の溶解副生成物を分析装置の検出器に押し流すキャリアガスとしてヘリウム等の不活性ガスが使用される。キャリアガスには、所望の元素の正確な検出を妨げる汚染物質や不純物が実質的に存在してはならない。従って、キャリアガス流が炉に入る前に、キャリアガス流から、例えば酸素や水分を除去しなければならない。キャリアガス流中の汚染物質は、一般にキャリアガスの燃焼炉への入口のすぐ近くに配置された仕上げ又は最終スクラバによって除去される。
【0004】
先行技術のシステムは、最終スクラバを取り外して交換するために、工具の使用と多少複雑な手順を必要とするものであった。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
流体流路を有する分析装置内のフィルタ要素を変更するためのシステムは、入口側取付具及び出口側取付具を備えたマニホールドと、これら入口側取付具及び出口側取付具のうちの一方に結合された少なくとも1個の弁とを有する。フィルタ要素用のハウジングは、マニホールドの流体入口側取付具と流体出口側取付具にそれぞれ対応して整合し結合する流体取付具を有する。ハウジングは弁制御アクチュエータを有し、それにより、ハウジングに取り付けられたフィルタを交換するためにハウジングがマニホールドから取り外されたとき、弁が入口側取付具と出口側取付具への流路を遮断する。ハウジングは、マニホールドから取り外されたときハウジングを密閉する機械弁を有する。従って、本発明のシステムは、フィルタ管と封止ガス取付具とを有する迅速脱着最終スクラバハウジングを選択的にバイパスするための弁を備えたマニホールドを有する。一実施形態では、ハウジングは、ハウジングを機器のマニホールド上に位置決めし封止係合状態でロックするための位置合わせ部材とラッチとを有する。スイッチがハウジングの存在を検出し、制御回路は弁を制御して、不活性ガス流をフィルタ管に通すか、ハウジングが取り外されたときにフィルタ管をバイパスさせる。このシステムにより、機器炉内のパージガス流路を中断せずにキャリアガスが炉内に流れ続けている間に工具を使用せずに最終スクラバを素早く取り外し交換することができる。また、弁を閉じて機器ガス流路の分割漏れ検出を行うことができる。
【0006】
本発明の上記及びその他の特徴、目的及び利点は、添付図面の参照と共に以下の説明を読むことにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】分析装置の部分的な前面図であり、脱着式最終スクラバハウジングを受容するためのマニホールドの前面を示す。
【図2】最終スクラバを適所に取付けた状態で示す、図1に見られるような前面図である。
【図3】最終スクラバのハウジングとフィルタ管の前面斜視図である。
【図4】ラッチがラッチ係合位置にある状態の図3に示されたハウジングの後面図である。
【図5】ラッチがラッチ解除位置にある状態の図4に示されたハウジングの後面図である。
【図6】マニホールドからのハウジングの脱着を示す斜視図である。
【図7】最終スクラバを使用するために係合されたマニホールドとハウジング組立体の縦断面図である。
【図7A】エンドキャップの一方をハウジングに取り付ける様子を示す一連の斜視図中の一である。
【図7B】エンドキャップの一方をハウジングに取り付ける様子を示す一連の斜視図中の一である。
【図7C】エンドキャップの一方をハウジングに取り付ける様子を示す一連の斜視図中の一である。
【図7D】エンドキャップの一方をハウジングに取り付ける様子を示す一連の斜視図中の一である。
【図8】図1と図7に見られたマニホールドの後面斜視図である。
【図9】図8に見られたマニホールドの前面斜視図である。
【図10】本発明のハウジングとマニホールドの部分的に断面で部分的に分解された右側斜視図である。
【図11】本発明のハウジングとマニホールドの部分的に断面で部分的に分解された右側斜視図である。
【図12】ハウジングとマニホールドの下側端にあるガス接続部の拡大部分断面斜視図である。
【図13A】本発明を実施する分析機器の流れ図である。
【図13B】本発明を実施する分析機器の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に図1、図2、図13A及び図13Bを参照すると、電極抵抗炉を利用して窒素、酸素、水素等の元素を分析するための機器10が示されている。機器10は、ミシガン州セントジョーゼフのLeco Corporationから市販されているモデルTCH−600であることができる。機器10は、炭素るつぼによって溶融又は加熱する対象試料を保持する電極炉11(図13B)を有する。生じたガスは、ヘリウム等の不活性キャリアガスを利用する従来の方式で、図13Aと図13Bに示したような機器の流路を通って分析される。使用されるヘリウムは、一般には高品質実験室グレードであるが、試料の正確な分析を妨げる多少の酸素と水分を含むことがある。従って、機器10は、炉への入口の直ぐ近くのキャリアガス流路内に配置された最終又は仕上げスクラバ15(図2と図13B)を有する。過去において、そのようなスクラバ(OMI(酸素水分インジケータ)としても知られる)は、ねじ式取付具によって機器に取り付けられていたため、最終スクラバを取り外して交換するのに工具と機器の長いダウンタイムとを必要とするものであった。また、キャリアガスの流れは、交換期間中に強制的に炉を迂回され、これにより、排出ガス経路が乱されることがある。
【0009】
本発明のシステムは、図2、図6、図10及び図11に示すような最終スクラバ15のハウジング組立体30を脱着可能に受容するために、図1に示すような機器の前面壁12に取り付けられたマニホールド組立体20を提供する。ハウジング30は、Sigma−Aldrich Companyから入手可能なModel Supelco 2−3906等のフィルタカートリッジ32を備えるが、このフィルタカートリッジ32は、キャリアガス流から酸素と水分を除去するためのリチウム系試薬である。カートリッジは、ハウジング内において上側及び下側エンドキャップ31、33によって保持されているので、ハウジング30を機器10のマニホールド20から取り外してカートリッジ32を容易且つ迅速に交換することができる。機器10のユーザは、新しいカートリッジ32を備えたバックアップハウジング30を用意しておいて、最終スクラバの迅速な交換を容易に行うことができる。或いは、ハウジング30を取り外し、そこでフィルタカートリッジ32を交換し、その後ハウジング30をマニホールド20に接続し直すこともできる(図6に示されたように)。
【0010】
ハウジングとマニホールドは、互いに協同して、ロックされた機械接続と封止されたガス流接続の両方を提供する。マニホールド20は、図1、図3及び図6に見られるようにマニホールドから取り外されたときに最終スクラバ30を自動的にバイパスする入口三方弁52と出口三方弁54(図13Aと図13B)を有する。図13Bに示すように、システムは、炉を通って流れ続けて汚染物質を除去することができる不活性ガス流用のバイパス流路56を提供する。また、三方弁52及び54を作動させて、機器内のガス流路の分割漏れ検出を可能にすることができる。図1に見られるように、マニホールド20は、上の隅と下の隅に、突出する1対の位置合せピン22及び23を有する。これらのピンは、最終スクラバハウジング30の裏板40に開いた対応する開口41及び43(図4と図5)と嵌合する。これらのピン22及び23は、また、後述するように、ユーザが、エンドキャップ33を最初に適切な位置に固定せずにハウジング30をマニホールド20上に配置してしまうのを防ぐ働きをする。
【0011】
ハウジング30のエンドキャップ31及び33は、最終スクラバカートリッジ32の箔シールを突き刺すために使用され、またカートリッジ32に密封接続を提供するOリングシール44を備える。エンドキャップ31及び33は、また、エンドキャップをハウジング30(図7A〜図7D)上の適所にロックするロックピン39を有する。エンドキャップが、突き刺し管45(図7A)で箔を突き刺したとき、ピン39が、スロット47(図7C)に入る。次に、ユーザは、図7Dに見られるように、エンドキャップ31及び33を廻してスロット47と隣り合うリップ49の下に係合させ、キャップ31及び33を適所でロックする。ロックピン39は、適切に回転され係合されない場合、開口41及び43内を通るマニホールド20(図7C)の整合位置合せピン22又は23にぶつかり、ハウジング30がマニホールド20に取り付けられるのを防ぐ。この機能は、ロックピン39とエンドキャップ31,33が適切に密閉係合されないままで最終スクラバカートリッジ32がマニホールド20上に配置されてしまうことのないように設計される。またこの機能は、エンドキャップ31,33が適切に固定されていない場合に、スイッチ29が入れられて最終スクラバカートリッジ32を加圧し、エンドキャップ31,33が意図せずポンと取れてしまうのを防ぐ。
【0012】
ハウジング30はまた、マニホールド20から取り外されたときにカートリッジ32を密封するばね式弁17及び19(図7)を有する。これは、最終スクラバ15が機器に取り付けられる前に汚染物質がカートリッジ32に入るのを防ぐ。突出ガス取付具24及び26は、最終スクラバがマニホールドに取り付けられたときに、ばね式弁17,19をそれぞれ機械的に作動させて開く。
【0013】
下側ばね式弁19は、図12で最もよく分かるように、ボール13と背面圧縮ばね14を有し、背面圧縮ばね14は、ボール13をOリングシール18に付勢し密封係合させる。マニホールド20の突出ガス取付具26(図10と図11)は、ボール13をシール18から押し離し、エンドキャップ33内のガス流路16を開けてフィルタカートリッジ32に通す。上側弁17は、弁19と同様に構成される。図2に見られるように、ハウジング30がマニホールド20に取り付けられると、上側取付具24及び同様の弁付き下側取付具26が密封ガス接続され、図7に矢印Aによって示すように、ハウジング30内に嵌め合いガス弁17,19を通るガス流路が提供される。これにより、図2、図7及び図10に見られるようにハウジング30が機器に取り付けられたとき、図13Aと図13Bにも示すように、ガス流路は、取付具24から弁17を通り、フィルタカートリッジ32を通り、弁19から出て取付具26に入って、流路内の機器へと延びる。機器をマニホールド20の後側の取付具24及び26に接続することは、実質的に従来通りである。
【0014】
マニホールド20は、図1に示すように1方の縁に沿って、ハウジング30上の摺動アクチュエータ35(図4、図5及び図7)を収容するためのスロット25を有し、摺動アクチュエータ35は、オペレータが操作可能なつまみ37(図2と図7)によって操作される。ラッチは、裏板40の後ろのスロット内に摺動板42を有する。図4に見られるように、板42は、U字型スロット38を有する。U字型スロットの縁は、ラッチが図4に示されたロック位置にある状態の取り付け位置(図2)のときに、ハウジング30と係合しハウジング30をキャッチに確実にロックし、このキャッチは、マニホールド20の表板21の中央にある柱28の頭部である。ハウジング30の開口27(図5)は、柱28の頭部に隙間を提供し、その結果、スロット38の縁が、柱28と係合することができる。ラッチのつまみ37が上がった状態で、図5に示されたように固定板スロット38とアクチュエータ35を持ち上げると、ラッチとキャッチが外れ、ハウジング30を、図6に示された矢印と反対方向にマニホールドから取り外すことができる。
【0015】
マニホールド20は、また、スロット25に隣接する電気接触スイッチ29を有し、この電気接触スイッチ29は、ハウジング30が機器10に取り付けられたときにハウジング30の摺動アクチュエータ35によって係合され、破線で示された電気接続によって制御回路50(図13B)に信号を提供して三方向ソレノイド又は空気圧弁52及び54を作動させ、ハウジング30が取り外されると自動的に最終スクラバ15をバイパスしてバイパス流路56を提供する。このシステムにより、機器の炉を通るパージガス流路を遮ることなく、ガスが炉を通して流れ続けている間に工具を使用せずに最終スクラバを素早く取り外し交換することができる。ハウジング30のバネ式バルブは、マニホールドにインストールされていないときは最終スクラバを密封する。また、弁52及び54を閉じて、機器ガス流路の分割漏れ検出を行うことができる。
【0016】
添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく本発明の好ましい実施形態に対して様々な修正を行うことができることは当業者に明らかになるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分析装置内のフィルタ要素を交換するためのシステムであって、
流体入口側取付具と流体出口側取付具を備えたマニホールドと、前記流体入口側取付具と流体出口側取付具の一方に結合された少なくとも1個の弁とを有する流体流路と、
フィルタ要素のためのハウジングとを有し、前記ハウジングは、前記マニホールドの前記流体入口側取付具と流体出口側取付具にそれぞれ対応して整合し結合するハウジング流体取付具を有し、前記ハウジングは、弁制御アクチュエータを有し、それにより、前記ハウジングに取り付けられたフィルタを交換するために前記ハウジングが前記マニホールドから取り外されたときに、前記弁が、前記流体入口側取付具と流体出口側取付具への流路を遮断するシステム。
【請求項2】
前記マニホールドは、ラッチとキャッチの一方を有し、前記ハウジングが、ラッチとキャッチの他方を有し、それにより、前記ハウジングを前記マニホールドに取り外し可能にロックすることができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記マニホールドは、前記ハウジングが前記マニホールド上に配置されるか前記マニホールドから取り外されたときに作動するセンサスイッチを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記マニホールドは、前記流体入口側取付具に結合された三方向弁と、前記流体出口側取付具に結合された三方向弁とを有し、前記システムは、前記ハウジングが前記マニホールド上に配置されるか前記マニホールドから取り外されたときに前記三方弁を作動させるために、前記センサスイッチ及び前記三方弁に結合された制御回路を有する、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記マニホールドから取り外されたときに前記ハウジングをバイパスするように前記三方弁に結合されたバイパス流路を有する、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたときに前記ハウジングを前記マニホールドと位置合わせするために、前記マニホールドは、位置合せピン又は開口の少なくとも一方を有し、前記ハウジングは、位置合せピン又は開口の少なくとも一方を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記マニホールドはキャッチを有し、前記ハウジングは嵌合ラッチを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記キャッチは拡大頭部を有する柱であり、前記ラッチは前記柱と係合するためのスロットを備えた摺動板である、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
流体流路がガス流路である、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記ガス流路が分析装置のためのガス流路であり、前記ハウジングが最終スクラバフィルタを収容する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記ハウジングが入口と出口を有し、入口と出口がそれぞれ、前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたときに開くように操作されるばね式弁を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記ばね式弁がそれぞれ、ボールとシールを有し、前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたとき、前記マニホールドの前記流体入口側取付具と流体出口側取付具が、前記ボールと係合して前記ボールを前記シールから強制的に離して前記前記フィルタ要素内に流路を開ける、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
分析装置内の最終スクラバを交換するためのシステムであって、
キャリアガスのためのガス流路であって、ガス入口側取付具とガス出口側取付具とを有するマニホールドを含むガス流路と、
フィルタ要素を含むハウジングとを有し、前記ハウジングが、更に、前記マニホールドの前記ガス入口側取付具とガス出口側取付具にそれぞれ対応して整合し結合するハウジング入口ばね式弁とハウジング出口ばね式弁を有し、それにより、前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられていないときに前記フィルタ要素が密閉されるシステム。
【請求項14】
前記マニホールドは、前記入口側取付具に結合された三方弁と、前記出口側取付具に結合された三方弁とを有する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記マニホールドは、前記ハウジングが前記マニホールド上に配置されるか前記マニホールドから取り外されたとき作動するセンサスイッチを有する、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記システムは、前記ハウジングが前記マニホールド上に配置されるか前記マニホールドから取り外されたときに前記三方弁を作動させるために、前記スイッチと前記前記三方弁に結合された制御回路を有する、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記マニホールドから取り外されたときに前記ハウジングをバイパスするように前記三方弁に結合されたバイパス流路を更に含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記マニホールドは、ラッチとキャッチの一方を有し、前記ハウジングが、ラッチのキャッチの他方を有し、それにより、前記ハウジングを前記マニホールドに取り外し可能にロックすることができる、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
試料を分析するための分析炉内のフィルタ要素を交換するためのシステムであって、
キャリアガスのためのマニホールドであって、ガス入口側取付具とガス出口側取付具とを有するマニホールドと、
フィルタ要素のためのハウジングであって、前記マニホールドの前記ガス入口側取付具とガス出口側取付具にそれぞれ対応して整合し結合するハウジング取付具を有し、それにより、前記ハウジングに取り付けられたフィルタを交換するために前記ハウジングを前記マニホールドに取り外し可能に取り付けることができるハウジングと、
前記マニホールド上の前記ハウジングの存在を検出するためのセンサとを有し、
前記マニホールドが、更に、前記入口側取付具に結合された三方弁と、前記出口側取付具に結合された三方弁とを有し、前記システムが、前記ハウジングが前記マニホールド上に配置されるか前記マニホールドから取り外されたときに前記弁を作動させるために前記センサ及び前記弁に結合された制御部を有するシステム。
【請求項20】
前記マニホールドは、ラッチとキャッチの一方を有し、前記ハウジングが、ラッチとキャッチの他方を有し、それにより、前記ハウジングを前記マニホールドに取り外し可能にロックすることができる、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記マニホールドから取り外されたときに前記ハウジングをバイパスするように前記三方弁に結合されたバイパス流路を有する、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたときに前記ハウジングを前記マニホールドに位置合わせするために、前記マニホールドは、位置合せピン又は開口の少なくとも一方を有し、前記ハウジングは、位置合せピン又は開口の少なくとも他方を有する、請求項19に記載のシステム。
【請求項23】
前記ハウジング取付具は、前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたときに開くように作動するばね式弁をそれぞれ有する入口側取付具と出口側取付具とを有する、請求項19に記載のシステム。
【請求項24】
前記ばね式弁はそれぞれボールとシールを有し、前記ハウジングが前記マニホールドに取り付けられたときに、前記マニホールドの前記ガス入口側取付具とガス出口側取付具は、前記ボールと係合して、前記ボールを前記シールから強制的に離して前記フィルタ要素内に流路を開ける、請求項23に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【公開番号】特開2012−163559(P2012−163559A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−20502(P2012−20502)
【出願日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【出願人】(592071853)レコ コーポレイション (19)
【氏名又は名称原語表記】LECO CORPORATION
【Fターム(参考)】