説明

腕と手を守るマウスパッド

【課題】 パソコンのマウス操作時、手首と腕が卓上や机の淵の角にあたって痛くなるのを防ぎ、姿勢によりマウス操作の位置が前後してもマウスパッドやクッションの位置をずらす必要のない、マウスパッドを提供する。
【解決手段】 マウスパッドの素材は、弾力性のある発泡体のシートで、形体は長めとし、その短辺片側を内側にむけて丸みを持たせたことを特徴とする、腕と手を守るマウスパッド。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコンのマウスを長時間使用するときに、机の角に腕の内側があたって痛くなるのを防ぐのと、手首の付根部分が机にあたって痛くなるのを防ぐ、その両方を兼ね備えた、手首と腕を守るマウスパッド。
【背景技術】
【0002】
(イ)従来、パソコンのマウス操作時、椅子が低くて座高が低い状態のときや、椅子の背にもたれてリラックスした姿勢のときなどに、机に対して腕の位置が低いと、腕の内側が机の淵の角にあたって痛かった。
(ロ)また、手首付根を机にあててマウス操作をしている場合は、机との支点となる付根が痛くなるので、クッションをあてたりしていた。
(ハ)姿勢が変わってマウス操作の位置を変えた場合は、手首付根のクッションと、マウスパッドの両方をいちいち移動させなくてはならなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)机の淵の角が腕にあたり痛くて長時間同じ位置でのマウス操作ができなかった。机の淵の角に、市販のクッションをあてたりしてみたが、ずれてしまい使いにくかった。机の淵の角を丸くするために、丸い棒を机にくくりつけた場合、固定するのが難しく、手軽さや、クッション性がなく、あたりが硬くて結局腕が痛くなった。
(ロ)長時間手首付根を机にあててマウス操作をしていると付根が痛くなり、たこができてしまった。
(ハ)姿勢が変わりマウス操作の位置が変わるたびに、マウスパッドや、手首を保護するクッションの位置をいちいちずらす必要がありとても煩わしかった。
(ニ)市販のマウスパッドには、手首付根と、机の淵の角から腕の両方を保護する機能を兼ね備えたマウスパッドがなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
マウスパッドの本体は弾力性のあるスポンジ状で、形体は長めとし、その本体の片側の短辺部分に、丸みを持たせ、その丸みの内側を机の淵にあわせて配置するようにした。
【発明の効果】
【0005】
このようにすれば、本発明をマウス操作位置に配置するだけで、机の淵の角には丸みがつき、クッション性もあるため、腕が机の淵にあたっても痛くならず、また卓上に手首付根があたって痛くなるのも同時に防ぐ。
パソコンマウス操作時に姿勢が変わって、マウスの操作の位置が机の奥や手前に移動しても、マウスパッドとクッションの位置をずらさなくてすむ。
パソコン操作時の本発明を配置している側は、広範囲に本発明のクッションがあるため、ひじをつくとき、肘がマウスパッドの上にくるため痛くない。また、肘をついてのキーボード操作時や、右側に本発明を配置した場合は、数字キーを長時間打つ時にも、クッションにより肘や腕が痛くならない。
【発明の実施をするための最良の形体】
【0006】
以下本発明の実施の形体について説明する。
(イ)マウスパッド(1)は、発泡ゴムシートやポリウレタンのような弾力性のある素材とし、表面はマウス操作に適した生地で、形体は長めのものとする。
(ロ)マウスパッド(1)の短辺片側(8)を半円形の芯(2)の丸みのある部分に沿って貼り付ける。
(ハ)直角に曲がった棒(3)を半円形の芯(2)の平面とマウスパッド(1)の裏側にピッタリ貼り付ける
本発明は以上のような構成よりなっている。
本発明を使用するときは、マウスパッド(1)の裏の直角に曲がった棒(3)の直角部分を、机の淵に合わせて配置する。
尚、本発明のマウスパッド(1)の丸みを持たせる部分は、半円形の芯(2)に接着する方法以外にも、丸みのある板(4)に、マウスパッドを貼る方法〔図6〕や、マウスパッド(1)の素材が形が崩れない弾性素材であれば、その素材だけで丸みをつくってもよい〔図4〕〔図3〕。
マウスパッドの生地は長めに用意しておき、各々の使用環境により、自由にカットできるようにしてサイズ調整可能にしてもよい。
また、発泡ゴム生地やウレタン生地は、滑らないためずれないが、弾力性のある生地の裏側が、もしすべる場合は、安易にずれないように滑り止めの機能をもたせる。
マウスパッドが長めとなるため、デザインにキリンや象を描いたり情報をデザインしたりと、面積が広いので効果的に絵柄をデザイン演出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の形体をなりたたせるための分解図
【図2】 本発明の側面図
【図3】 本発明の同素材のみでできている側面図
【図4】 本発明の同素材のみでできている側面図
【図5】 本発明の使用時、腕を机の淵にあててマウス操作している側面図
【図6】 本発明の手首付根を卓上あててマウス操作している使用例の側面図 本発本発明の同素材のみでできている側面図明の側面図
【符号の説明】
【0008】
1 マウスパッド
2 芯
3 直角に曲がった棒
4 板
5 マウス
6 机の淵の角
7 腕
8 短辺片側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マウスパッドの本体は弾力性のあるスポンジ状で、形体は長めとし、その本体生地の片側の短辺部分に丸みを持たせ、その丸みの内側を机の淵にあわせて配置するようにしたことを特徴とする、腕と手を守るマウスパッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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