説明

腫瘍の診断と治療のための組成物と方法

本発明は、哺乳動物の腫瘍の診断と治療のために有用な組成物と、同用途のために当該組成物を使用する方法に関するものである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
図2(配列番号2)に示すPRO92240をコードするヌクレオチド配列に対し、少なくとも80%の核酸配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項2】
図1(配列番号1)に示すヌクレオチド配列DNA340535に対し、少なくとも80%の核酸配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項3】
図1(配列番号1)に示すヌクレオチド配列DNA340535の完全長コード化配列に対し、少なくとも80%の核酸配列同一性を有するヌクレオチド配列を含む単離された核酸分子。
【請求項5】
請求項1に記載の核酸を含むベクター。
【請求項6】
ベクターによって形質転換された宿主細胞により認識されるコントロール配列に対し、作用可能に結合する請求項5に記載のベクター。
【請求項7】
請求項5に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項8】
CHO細胞、大腸菌細胞又は酵母細胞である、請求項7に記載の宿主細胞。
【請求項9】
請求項7に記載の宿主細胞を、PRO92240ポリペプチドの発現に適した条件下で培養し、細胞培養物から前記PROポリペプチドを回収することを含む、PRO92240ポリペプチド生成方法。
【請求項10】
図2(配列番号2)に示すPRO92240のアミノ酸配列に対し、少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有するポリペプチドを含む単離されたポリペプチド。
【請求項11】
残基60−72(配列番号2)、残基143−154(配列番号2)、残基201−233(配列番号2)、残基292−305(配列番号2)、残基390−397(配列番号2)、及び残基619−714(配列番号2)からなる群より選択された、請求項10に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項12】
異種アミノ酸配列に融合した請求項10に記載のポリペプチドを含むキメラ分子。
【請求項13】
前記異種アミノ酸配列が、免疫グロブリンのエピトープタグ配列又はFc領域である、請求項12に記載のキメラ分子。
【請求項14】
請求項10に記載のPRO92240ポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項15】
モノクローナル抗体、ヒト化抗体又は一本鎖抗体である、請求項14に記載の抗体。
【請求項16】
(a)請求項10に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(d)前記ポリペプチドに結合する抗体を、担体と組み合わせて含む物質からなる組成物。
【請求項17】
担体が製薬的に許容可能な担体である、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
(a)、(b)、(c)又は(d)の治療的有効量を含む請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
容器;
前記容器上のラベル;及び
前記容器内に収容された、(a)請求項10に記載のPRO92240ポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(d)前記ポリペプチドに結合する抗体を含む物質からなる組成物
を備え、前記容器上のラベルに前記物質の組成物が免疫関連疾患の治療に使用可能であることを示す、製造品。
【請求項20】
必要に応じて哺乳動物の細胞増殖性障害を軽減する方法であって、前記哺乳動物に対し、(a)請求項10に記載のPRO92240ポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(d)前記ポリペプチドに結合する抗体、の治療的有効量を投与することを含む方法。
【請求項21】
細胞増殖性障害が癌である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記癌が乳癌、肺癌又は卵巣癌である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
PRO92240ポリペプチドを含むと思われる試料中において前記ポリペプチドの存在を決定する方法であって、前記試料を抗PRO92240抗体に曝し、前記試料の成分に対する前記抗体の結合を決定することを含む方法。
【請求項24】
哺乳動物の癌の診断方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料、及び(b)同種の細胞の既知の正常組織細胞である対照試料において、PRO92240ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含み、対照試料よりも試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に、試験組織細胞を採取した哺乳動物に癌が存在することが示される方法。
【請求項25】
哺乳動物の癌の診断方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料に抗PRO92240抗体を接触させること、及び(b)試験試料中における抗体とポリペプチドの複合体形成を検出することを含み、前記複合体が形成されている場合に、試験組織細胞を採取した哺乳動物に癌が存在することが示される方法。
【請求項26】
必要に応じて哺乳動物の炎症性疾患を軽減する方法において、前記哺乳動物に対し、(a)請求項10に記載のPRO92240ポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、又は(d)前記ポリペプチドに結合する抗体の治療的有効量を投与することを含む方法。
【請求項27】
前記炎症性疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ様関節炎、乾癬、骨関節炎、若年性慢性関節炎、脊椎関節炎、全身性強皮症、特発性炎症性筋障害、シェーグレン症候群、全身性血管炎、サルコイドーシス、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性血小板減少症、甲状腺炎、真性糖尿病、免疫媒介性腎疾患、中枢及び末梢神経系の脱髄性疾患、例えば多発性硬化症、特発性脱髄性多発神経障害又はギランバレー症候群、及び慢性炎症性脱髄性多発神経障害、胆管疾患、例えば感染性、自己免疫性慢性活性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、肉芽腫性肝炎、及び硬化性単肝炎、炎症性腸疾患、グルテン敏感性腸疾患、及びウィップル病、水泡性皮膚疾患、多形紅斑及び接触性皮膚炎を含む自己免疫性又は免疫媒介性皮膚病、アレルギー疾患、例えば喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物過敏症及び蕁麻疹、肺の免疫疾患、例えば好酸球性肺炎、特発性肺線維症及び過敏性肺炎、移植片拒絶及び移植片対宿主疾患を含む移植関連疾患である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
哺乳動物の免疫反応の抑制方法であって、前記哺乳動物に対して有効量のPRO92240ポリペプチトアンタゴニストを投与することにより前記免疫反応を抑制する方法。
【請求項29】
哺乳動物の炎症性免疫反応の診断方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料、及び(b)同種の細胞の既知の正常組織細胞である対照試料において、PRO92240ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含み、対照試料よりも試験試料における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低い場合に、試験組織細胞を採取した哺乳動物に炎症性免疫反応が存在することが示される方法。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−521791(P2007−521791A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−571401(P2004−571401)
【出願日】平成15年4月1日(2003.4.1)
【国際出願番号】PCT/US2003/009992
【国際公開番号】WO2004/096124
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】