説明

腫瘍の診断と治療のための組成物と方法

【課題】癌細胞、特に乳癌、肝癌、肺癌又は胃癌細胞の増殖を阻害し、腫瘍の治療および診断に有用な組成物の提供。
【解決手段】特定のアミノ酸配列、あるいは該配列に一ないし幾つかのアミノ酸の置換、欠損あるいは付加を有するアミノ酸配列からなるポリペプチドは、乳癌、肝癌、肺癌又は胃癌細胞で過剰発現しており、該ポリペプチドと結合して効果を発現する治療的有効量の抗体(特に、モノクロナール抗体、抗体断片、キメラ抗体、ヒト化抗体)を含有する医薬。さらに該抗体に細胞毒性剤(例えば、メイタンシノイド、カリチェアミシン)とコンジュゲートしている医薬。また、該抗体を用いて、腫瘍の存在を診断する免疫組織化学分析的手段を含むキット。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すアミノ酸配列;
(b)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを欠くもの;
(c)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを有するもの;
(d)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを欠くもの;
(e)図1(配列番号:1)、図2(配列番号:2)、図3(配列番号:3)、図4(配列番号:4)、又は図5(配列番号:5)に示すヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
(f)図1(配列番号:1)、図2(配列番号:2)、図3(配列番号:3)、図4(配列番号:4)、又は図5(配列番号:5)に示すヌクレオチド配列の完全長コード化配列によりコードされるアミノ酸配列;又は
(g)表7に示すATCC受託番号の何れかで寄託されたcDNAの完全長コード化配列によりコードされるアミノ酸配列:
に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有するポリペプチドに結合する単離された抗体。
【請求項2】
(a)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すアミノ酸配列;
(b)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを欠くもの;
(c)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを有するもの;
(d)図6(配列番号:6)、図7(配列番号:7)、図8(配列番号:8)、図9(配列番号:9)、又は図10(配列番号:10)に示すポリペプチドの細胞外ドメインのアミノ酸配列で、その結合するシグナルペプチドを欠くもの;
(e)図1(配列番号:1)、図2(配列番号:2)、図3(配列番号:3)、図4(配列番号:4)、又は図5(配列番号:5)に示すヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
(f)図1(配列番号:1)、図2(配列番号:2)、図3(配列番号:3)、図4(配列番号:4)、又は図5(配列番号:5)に示すヌクレオチド配列の完全長コード化配列によりコードされるアミノ酸配列;又は
(g)表7に示すATCC受託番号の何れかで寄託されたcDNAの完全長コード化配列によりコードされるアミノ酸配列:
を含んでなるポリペプチドに結合する請求項1の抗体。
【請求項3】
モノクローナル抗体である請求項1の抗体。
【請求項4】
抗体断片である請求項1の抗体。
【請求項5】
キメラ又はヒト化抗体である、請求項1の抗体。
【請求項6】
成長阻害剤とコンジュゲートしている請求項1の抗体。
【請求項7】
細胞毒性剤とコンジュゲートしている請求項1の抗体。
【請求項8】
細胞毒性剤が毒素、抗生物質、放射性同位元素及び核酸分解酵素からなる群より選択される、請求項7の抗体。
【請求項9】
細胞毒性剤が毒素である請求項7の抗体。
【請求項10】
毒素がメイタンシノイド及びカリチェアミシンからなる群より選択される、請求項9の抗体。
【請求項11】
毒素がメイタンシノイドである請求項9の抗体。
【請求項12】
細菌で産生される請求項1の抗体。
【請求項13】
CHO細胞で産生される請求項1の抗体。
【請求項14】
結合する細胞の死を誘導する請求項1の抗体。
【請求項15】
検出可能に標識されている請求項1の抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−77155(P2007−77155A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−252159(P2006−252159)
【出願日】平成18年9月19日(2006.9.19)
【分割の表示】特願2002−522275(P2002−522275)の分割
【原出願日】平成13年8月23日(2001.8.23)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】