説明

腫瘍の診断と治療のための組成物と方法

本発明は、哺乳動物における腫瘍の診断及び治療に有用な組成物、及び、同目的のためのこれら組成物の使用方法に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)配列番号:7のCDR−L1配列と、
(b)配列番号:8のCDR−L2配列と、
(c)配列番号:9のCDR−L3配列と、
(d)配列番号:10のCDR−H1配列と、
(e)配列番号:11のCDR−H2配列と、
(f)配列番号:12のCDR−H3配列と
からなる群から選択される少なくとも1のCDR配列を含む単離された抗体。
【請求項2】
抗体断片である、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
キメラ又はヒト化の抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
増殖抑制剤にコンジュゲートされている、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
細胞障害性剤が、毒素、抗生物質、放射性同位体及び核酸分解酵素からなる群から選択される、請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
細胞障害性剤が毒素である、請求項5に記載の抗体。
【請求項8】
毒素が、メイタンシノイド、カリケアマイシン及びアウリスタチンからなる群から選択される、請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
毒素がメイタンシノイドである、請求項7に記載の抗体。
【請求項10】
アウリスタチンがモノメチルアウリスタチンE(MMAE)である、請求項8に記載の抗体。
【請求項11】
細菌内で産生される、請求項1に記載の抗体。
【請求項12】
CHO細胞内で産生される、請求項1に記載の抗体。
【請求項13】
結合する細胞の死を誘導する、請求項1に記載の抗体。
【請求項14】
結合する細胞の増殖を抑制する、請求項1に記載の抗体。
【請求項15】
前記細胞がヒトメラノーマ癌細胞である、請求項13又は14に記載の抗体。
【請求項16】
検出可能に標識されている、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
配列番号:5又は15に示すいずれかのVL配列を含む単離された抗体。
【請求項18】
配列番号:6、16又は17に示すいずれかのVH配列を含む単離された抗体。
【請求項19】
配列番号:3又は13に示すいずれかの軽鎖配列を含む単離された抗体。
【請求項20】
配列番号:4又は14に示すいずれかの重鎖配列を含む単離された抗体。
【請求項21】
配列番号:15のVL配列と配列番号:16のVH配列とを含む単離された抗体。
【請求項22】
配列番号:15のVL配列と配列番号:17のVH配列とを含む単離された抗体。
【請求項23】
請求項1に記載の抗体を産生する細胞。
【請求項24】
請求項1に記載の抗体をコードする単離された核酸。
【請求項25】
第二抗体が結合するTAT419抗原性エピトープに結合する第一抗体を同定する方法であって、このとき該第二抗体が請求項1に記載の抗体であり、該第二抗体のTAT419ポリペプチドへの結合をブロックする該第一抗体の能力を決定することを含み、このとき該第二抗体の該TAT419ポリペプチドへの結合を少なくとも40%そして等しい抗体濃度でブロックする該第一抗体の能力が、該第一抗体が該第二抗体が結合するエピトープに結合することができることを示す、方法。
【請求項26】
TAT419ポリペプチドを発現する細胞の増殖を抑制する方法であって、請求項1に記載の抗体に細胞を接触させることを含み、このとき該抗体の該TAT419ポリペプチドへの結合により該細胞の増殖が抑制される、方法。
【請求項27】
前記TAT419ポリペプチドが、配列番号:2のアミノ酸配列又はその細胞外ドメインを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記細胞がヒトメラノーマ癌細胞である、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
TAT419ポリペプチドを発現する細胞を含む癌性腫瘍を有する哺乳動物を治療する方法であって、請求項1に記載の抗体の治療上の有効量を該哺乳動物に投与することを含み、これによって該哺乳動物を有効に治療する、方法。
【請求項30】
前記TAT419ポリペプチドが、配列番号:2のアミノ酸配列又はその細胞外ドメインを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記細胞がヒトメラノーマ癌細胞である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
TAT419タンパク質を含むことが予測される試料においてTAT419タンパク質の存在を決定する方法であって、請求項1に記載の抗体に該試料を曝すことと、該試料における該抗体の該タンパク質への結合を決定することを含み、このとき抗体の該タンパク質への結合が、該試料における該タンパク質の存在を示す、方法。
【請求項33】
前記試料が前記タンパク質を発現することが予測される細胞を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記細胞がヒトメラノーマ癌細胞である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗体が検出可能に標識されている、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
哺乳動物における癌の存在を診断する方法であって、該哺乳動物から得た組織細胞の試験試料、及び、同じ組織起源の既知の正常細胞のコントロール試料においてTAT419ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定することを含み、このとき、コントロール試料と比較して、試験試料でのTAT419ポリペプチドの発現レベルが高いことが、試験試料を得た哺乳動物での癌の存在を示す、方法。
【請求項37】
前記ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定する工程が、インサイツハイブリダイゼーション又はRT−PCR分析にオリゴヌクレオチドを用いることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記ポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを決定する工程が、免疫組織化学法又はウェスタンブロット分析に抗体を用いることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記癌がヒトメラノーマ癌である、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記TAT419ポリペプチドが、配列番号:2のアミノ酸配列又はその細胞外ドメインを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
哺乳動物における癌の存在を診断する方法であって、請求項1に記載の抗体を哺乳動物から得た組織細胞の試験試料に接触させることと、試験試料における該抗体とTAT419タンパク質との複合体の形成を検出することとを含み、このとき複合体の形成が該哺乳動物での癌の存在を示す、方法。
【請求項42】
前記の組織細胞の試験試料が、癌を有することが予測される個体から得られる、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記癌がヒトメラノーマ癌である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記TAT419タンパク質が、配列番号:2のアミノ酸配列又はその細胞外ドメインを含む、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
TAT419ポリペプチドを発現する細胞へ細胞障害性剤又は診断用試薬を送達する方法であって、TAT419ポリペプチドに結合する抗体にコンジュゲートした細胞障害性剤又は診断用試薬を提供して、抗体−薬剤コンジュゲートを形成することと、該抗体−薬剤コンジュゲートに該細胞を曝すこととを含む、方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2013−520174(P2013−520174A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554083(P2012−554083)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2011/025642
【国際公開番号】WO2011/106297
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】