腫瘍壊死因子レセプター関連因子
【課題】新規な融合ポリペプチドを提供する。
【解決手段】天然のTNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクチベーターのDNA結合ドメインの融合物を含むポリペプチド。また天然のTNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合する因子を同定する方法。
【解決手段】天然のTNF−R2の細胞内ドメイン配列と転写アクチベーターのDNA結合ドメインの融合物を含むポリペプチド。また天然のTNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合する因子を同定する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(g)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(h)CD40に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(i)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(j)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(n)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、CD40に結合できるポリペプチド;
(o)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(p)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(q)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(r)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(s)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(t)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40に結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択される単離されたポリペプチド。
【請求項2】
ハツカネズミTRAF配列である請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
天然のヒトTNF−R2の細胞内ドメインに結合できる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
天然のヒトTNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合できる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項5】
天然である請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項6】
ホモダイマー形である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項7】
請求項1に記載のポリペプチドとのヘテロダイマー形である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項8】
TRAF1(配列番号2)またはTRAF2(配列番号4)である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項9】
配列番号4のアミノ酸272−501と少なくとも約50%の配列同一性を有するドメインを含む請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項10】
配列番号4のアミノ酸272−501をコードするヌクレオチド配列の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸分子によりコードされる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項11】
(1)配列番号1にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列またはその相補物;
(2)配列番号3にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列またはその相補物;または
(3)請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸配列;
よりなる群から選択される核酸配列を含む単離された核酸分子。
【請求項12】
ベクターで形質転換された宿主細胞により認識される調節配列に作動可能に結合した請求項11に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項13】
請求項11に記載の核酸分子または該分子を含むベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項14】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2との相互作用を破壊させることができる抗体。
【請求項15】
請求項1に記載のポリペプチドに特異的に結合することができる抗体。
【請求項16】
請求項15に記載の抗体を製造するハイブリドーマセルライン。
【請求項17】
請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸分子を用いる方法であって、その方法は宿主細胞により認識される調節配列に作動可能に結合したそのような核酸を含むベクターで形質転換された培養された宿主細胞中でそのような核酸を発現させ、宿主細胞から該核酸分子によりコードされたポリペプチドを回収する方法。
【請求項18】
請求項1に記載のポリペプチドを製造する方法であって、該ポリペプチドをコードする核酸を含む細胞のDNA中に転写修飾因子を核酸分子に対し十分な近接と配向で挿入し、その転写に影響させる方法。
【請求項19】
請求項1に記載のポリペプチドの存在を測定する方法であって、そのようなポリヌクレオチドをコードするDNAを試験サンプル核酸とハイブリダイズさせ、ポリペプチドをコードする核酸の存在を決定する方法。
【請求項20】
請求項1に記載のポリペプチドの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合物をコードする単離された核酸分子。
【請求項21】
転写アクチベーターが酵母GAL4である請求項20に記載の核酸分子。
【請求項22】
請求項20に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項23】
核酸試験サンプルを増幅する方法であって、天然のTNF−R2の細胞内ドメインと結合できる請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸で核酸ポリメラーゼ反応をプライムすることを含む方法。
【請求項24】
請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸配列を検出する方法であって、該核酸配列の少なくとも部分に特異的に結合する検出可能なマーカーとその核酸配列を接触させ、結合したマーカーを検出する方法。
【請求項25】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2の細胞内ドメインの複合体を破壊させることができる分子を同定する方法であって、天然のTNF−R2、天然のTRAFポリペプチドおよびリポーター遺伝子を候補分子と接触させ、リポーター遺伝子によりコードされた分子を検出することによりTRAFおよびTNF−R2細胞内ドメイン配列の結合を破壊させる候補分子の能力をモニターすることを含む方法。
【請求項26】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2の細胞内ドメインの複合体を破壊させることができる分子を同定する方法であって、1.天然のTNF−R2の細胞内ドメインの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合体、2.ポリペプチドの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合体、および3.リポーター遺伝子を発現する細胞を候補分子と接触させ、該ポリペプチドおよびTNF−R2の細胞内ドメインの結合を破壊させる該候補分子の能力をリポーター遺伝子によりコードされる分子を検出することによってモニターすることを含む方法。
【請求項27】
CD40に結合できるポリペプチドおよびCD40の相互作用の阻害剤を同定する方法であって、該ポリペプチドは、
(a)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド
(b)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(g)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(h)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2へ結合できるポリペプチド;
(i)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導されるポリペプチド;
(j)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;
よりなる群から選択され、その方法は、
CD40およびポリペプチドを発現する組み換え宿主細胞におけるCD40:ポリペプチド相互作用にその発現が依存する、リポーター遺伝子の発現を阻害する分子を選択する工程を含む方法。
【請求項28】
ポリペプチドが配列番号4のTRAF2である請求項27に記載の方法。
【請求項29】
組換え宿主細胞が、配列番号2のTRAF1および配列番号4のTRAF2を共発現する請求項27に記載の方法。
【請求項30】
リポーター遺伝子がNF−κB依存性である請求項27に記載の方法。
【請求項31】
NF−κB依存性のリポーター遺伝子がE−セレクチンルシフェラーゼリポーター遺伝子構築物である請求項30に記載の方法。
【請求項32】
ツーハイブリッドフォーマットで行われる請求項27に記載の方法。
【請求項33】
LMPに結合できるポリペプチドとLMP1の相互作用の阻害剤を同定する方法であって、ポリペプチドは、
(a)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド
(b)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(g)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(h)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2へ結合できるポリペプチド;
(i)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導されるポリペプチド;
(j)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40と結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択され、該方法はリポーター遺伝子の発現を阻害する分子を選択する工程を含んでなり、該発現はLMP1およびポリペプチドを発現する組み換え宿主細胞におけるLMP1:ポリペプチド相互作用に依存する方法。
【請求項34】
TRAFタンパク質が配列番号4のTRAF2である請求項33に記載の方法。
【請求項35】
該組換え宿主細胞が配列番号2のTRAF1と配列番号4のTRAF2を共発現する請求項33に記載の方法。
【請求項36】
レポーター遺伝子がNF−κB依存性である請求項33に記載の方法。
【請求項37】
NF−κB依存性レポーター遺伝子がE−セレクチンルシフェラーゼレポーター遺伝子構築物である請求項36に記載の方法。
【請求項38】
ツーハイブリッドフォーマットで行われる請求項33に記載の方法。
【請求項39】
配列番号4の残基87−501(TRAF2(87−501)またはCD40若しくはTNFR2媒介NF−κB活性化を阻害できるその誘導体を含むポリペプチド。
【請求項1】
(a)配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(b)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号1の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(g)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(h)CD40に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(i)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(j)配列番号2のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(n)配列番号4のいずれかの1または数個のアミノ酸の置換、削除または付加により(b)のポリペプチドから誘導され、CD40に結合できるポリペプチド;
(o)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(p)配列番号2の残基180−409のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(q)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(r)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(s)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(t)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40に結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択される単離されたポリペプチド。
【請求項2】
ハツカネズミTRAF配列である請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
天然のヒトTNF−R2の細胞内ドメインに結合できる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項4】
天然のヒトTNF−R2の細胞内ドメインに特異的に結合できる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項5】
天然である請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項6】
ホモダイマー形である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項7】
請求項1に記載のポリペプチドとのヘテロダイマー形である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項8】
TRAF1(配列番号2)またはTRAF2(配列番号4)である請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項9】
配列番号4のアミノ酸272−501と少なくとも約50%の配列同一性を有するドメインを含む請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項10】
配列番号4のアミノ酸272−501をコードするヌクレオチド配列の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸分子によりコードされる請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項11】
(1)配列番号1にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列またはその相補物;
(2)配列番号3にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列またはその相補物;または
(3)請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸配列;
よりなる群から選択される核酸配列を含む単離された核酸分子。
【請求項12】
ベクターで形質転換された宿主細胞により認識される調節配列に作動可能に結合した請求項11に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項13】
請求項11に記載の核酸分子または該分子を含むベクターで形質転換された宿主細胞。
【請求項14】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2との相互作用を破壊させることができる抗体。
【請求項15】
請求項1に記載のポリペプチドに特異的に結合することができる抗体。
【請求項16】
請求項15に記載の抗体を製造するハイブリドーマセルライン。
【請求項17】
請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸分子を用いる方法であって、その方法は宿主細胞により認識される調節配列に作動可能に結合したそのような核酸を含むベクターで形質転換された培養された宿主細胞中でそのような核酸を発現させ、宿主細胞から該核酸分子によりコードされたポリペプチドを回収する方法。
【請求項18】
請求項1に記載のポリペプチドを製造する方法であって、該ポリペプチドをコードする核酸を含む細胞のDNA中に転写修飾因子を核酸分子に対し十分な近接と配向で挿入し、その転写に影響させる方法。
【請求項19】
請求項1に記載のポリペプチドの存在を測定する方法であって、そのようなポリヌクレオチドをコードするDNAを試験サンプル核酸とハイブリダイズさせ、ポリペプチドをコードする核酸の存在を決定する方法。
【請求項20】
請求項1に記載のポリペプチドの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合物をコードする単離された核酸分子。
【請求項21】
転写アクチベーターが酵母GAL4である請求項20に記載の核酸分子。
【請求項22】
請求項20に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項23】
核酸試験サンプルを増幅する方法であって、天然のTNF−R2の細胞内ドメインと結合できる請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸で核酸ポリメラーゼ反応をプライムすることを含む方法。
【請求項24】
請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸配列を検出する方法であって、該核酸配列の少なくとも部分に特異的に結合する検出可能なマーカーとその核酸配列を接触させ、結合したマーカーを検出する方法。
【請求項25】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2の細胞内ドメインの複合体を破壊させることができる分子を同定する方法であって、天然のTNF−R2、天然のTRAFポリペプチドおよびリポーター遺伝子を候補分子と接触させ、リポーター遺伝子によりコードされた分子を検出することによりTRAFおよびTNF−R2細胞内ドメイン配列の結合を破壊させる候補分子の能力をモニターすることを含む方法。
【請求項26】
請求項1に記載のポリペプチドと天然のTNF−R2の細胞内ドメインの複合体を破壊させることができる分子を同定する方法であって、1.天然のTNF−R2の細胞内ドメインの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合体、2.ポリペプチドの転写アクチベーターの活性化ドメインへの融合体、および3.リポーター遺伝子を発現する細胞を候補分子と接触させ、該ポリペプチドおよびTNF−R2の細胞内ドメインの結合を破壊させる該候補分子の能力をリポーター遺伝子によりコードされる分子を検出することによってモニターすることを含む方法。
【請求項27】
CD40に結合できるポリペプチドおよびCD40の相互作用の阻害剤を同定する方法であって、該ポリペプチドは、
(a)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド
(b)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(g)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(h)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2へ結合できるポリペプチド;
(i)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導されるポリペプチド;
(j)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド;
よりなる群から選択され、その方法は、
CD40およびポリペプチドを発現する組み換え宿主細胞におけるCD40:ポリペプチド相互作用にその発現が依存する、リポーター遺伝子の発現を阻害する分子を選択する工程を含む方法。
【請求項28】
ポリペプチドが配列番号4のTRAF2である請求項27に記載の方法。
【請求項29】
組換え宿主細胞が、配列番号2のTRAF1および配列番号4のTRAF2を共発現する請求項27に記載の方法。
【請求項30】
リポーター遺伝子がNF−κB依存性である請求項27に記載の方法。
【請求項31】
NF−κB依存性のリポーター遺伝子がE−セレクチンルシフェラーゼリポーター遺伝子構築物である請求項30に記載の方法。
【請求項32】
ツーハイブリッドフォーマットで行われる請求項27に記載の方法。
【請求項33】
LMPに結合できるポリペプチドとLMP1の相互作用の阻害剤を同定する方法であって、ポリペプチドは、
(a)配列番号4のアミノ酸配列を含むポリペプチド
(b)TNFR2に結合でき、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(c)配列番号4のTRAF2に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(d)配列番号2のTRAF1に結合することができ、配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(e)配列番号3の相補物にストリンジェント条件下にハイブリダイズできる核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(f)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(g)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(h)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導され、TNFR2へ結合できるポリペプチド;
(i)配列番号4の1または数個のいずれかのアミノ酸の置換、削除または付加により(a)のポリペプチドから誘導されるポリペプチド;
(j)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号2のTRAF1に結合できるポリペプチド;
(k)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、配列番号4のTRAF2に結合できるポリペプチド;
(l)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、TNFR2に結合できるポリペプチド;
(m)配列番号4の残基272−501のTRAFドメインに、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも75%、少なくとも85%または95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、CD40と結合できるポリペプチド;
よりなる群から選択され、該方法はリポーター遺伝子の発現を阻害する分子を選択する工程を含んでなり、該発現はLMP1およびポリペプチドを発現する組み換え宿主細胞におけるLMP1:ポリペプチド相互作用に依存する方法。
【請求項34】
TRAFタンパク質が配列番号4のTRAF2である請求項33に記載の方法。
【請求項35】
該組換え宿主細胞が配列番号2のTRAF1と配列番号4のTRAF2を共発現する請求項33に記載の方法。
【請求項36】
レポーター遺伝子がNF−κB依存性である請求項33に記載の方法。
【請求項37】
NF−κB依存性レポーター遺伝子がE−セレクチンルシフェラーゼレポーター遺伝子構築物である請求項36に記載の方法。
【請求項38】
ツーハイブリッドフォーマットで行われる請求項33に記載の方法。
【請求項39】
配列番号4の残基87−501(TRAF2(87−501)またはCD40若しくはTNFR2媒介NF−κB活性化を阻害できるその誘導体を含むポリペプチド。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2010−131018(P2010−131018A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−294770(P2009−294770)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【分割の表示】特願2006−284324(P2006−284324)の分割
【原出願日】平成7年5月25日(1995.5.25)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−294770(P2009−294770)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【分割の表示】特願2006−284324(P2006−284324)の分割
【原出願日】平成7年5月25日(1995.5.25)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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