説明

腰密着型フラフープ

【課題】 本発明は、腰密着型フラフープに関するものであり、より詳細には、使用者の腰まわりに合うようにフラフープの大きさ調節が可能であり、転動体が内周面に形成されたしわを転がる時に振動を発生させて、使用者をマッサージする効果を発揮する腰密着型フラフープを提供する。
【解決手段】 本発明の腰密着型フラフープは、内部に転がりホール12が形成されて、管内部透視が可能な材質であり、内外周面に順次配列された複数の突出円弧である複数のしわ14が形成されたしわ管10と;球形の形状であり、材質は鉄(Fe)であり、前記しわ管10内部に引き入れられて、前記転がりホール12に沿って転動可能な形状である転動体20と;一端に前記しわ管10の一端が着設されて、他端に前記しわ管10の他端が着設されて、前記しわ管10と内部が連通するように結合する長さ調節部30を;含むことを特徴とする。前記のような本発明によれば、従来のフラフープの運動機能はそのままいかしながら使用者の身体サイズに合うように大きさ調節機能を向上させて、使用者の身に密着された状態で使用することができて、狭い空間や座った姿勢のような多様な姿勢で本発明を使用することができる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腰密着型フラフープに関するものであり、より詳細には、使用者の腰まわりに合うようにフラフープの大きさ調節が可能で、転動体が内周面に形成されたしわを転がる時に振動を発生させて使用者を、マッサージ効果を発揮する腰密着型フラフープに関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、フラフープとは円形環内に使用者が入り、使用者の腰まわりがその内径のある部分に着いた状態で腰を振っても地に落ちず、ずっと回るようにする遊びまたは運動を指す言葉である。フラフープは反復的に腰まわりにフラフープが触れるようにして、腰まわりの脂肪を燃焼する目的でしばしば使用される。従来のフラフープは外周面が滑らかに形成され使用者がこれを利用して運動する場合、単純に接触するために十分な運動効果を期待することができなかった。また、これを解決するためにフラフープの外側面に複数の指圧突起を形成したフラフープもよく使われている。この場合、フラフープの指圧突起が使用者の肌を圧迫する指圧効果をおさめることができた。しかし、フラフープの外側面を別に加工して逐一指圧突起をフラフープの外側面に具備しなければならない問題点があった。
従来のフラフープは腰からフラフープがしばしば落ちることで使用者の興味がなくなり素人が従来のフラフープを使って上逹されるまでは相当な時間がかかるという問題があった。また、フラフープが大きく一定空間が確保されない状況では使用することができないという問題もあった。
ひいては、腰を使ってフラフープを回すことを繰り返すので、使用者の興味がすぐに失われることがあり、使用者がある程度運動をしたのかチェックすることができないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記の案出された問題点を解消しようと案出されたものであり、使用者の身体サイズに合うように大きさ調節が自由でフラフープの素人でも使いやすく、空間の制約を受けない腰密着型フラフープを提供することに目的がある。
また、本発明のフラフープ内部に挿入された転動体の振動によって使用者がマッサージ効果を得ることができ、使用者が運動量を直接測定することができる腰密着型フラフープを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記のような目的を達成するための本発明の腰密着型フラフープは内部に転がりホール12が形成されて、管内部透視が可能な材質であり、内外周面に順次配列された複数の突出円弧である複数のしわ14が形成されたしわ管10と;球形の形状であり、材質は鉄(Fe)であり、前記しわ管10内部に引き入れられ、前記転がりホール12に沿って転動可能な形状である転動体20と;一端に前記しわ管10の一端が着設され、他端に前記しわ管10の他端が着設され、前記しわ管10と内部が連通するように結合する長さ調節部30を;含むことを特徴とする。
前記長さ調節部30は、弧形の半円筒36状である上部ボディ34と、該上部ボディ34に対応する弧形の半円筒56状に形成されて、前記上部ボディ34に組み立て結合される下部ボディ54と、前記上下部ボディ34、54の前端部で前記上下部ボディ34、54とヒンジ結合する調整ボディ80を具備するボディ部32と;前記上部ボディ34に対応する弧形の半円筒104状である上部ボディ102と、該上部ボディ102に対応する弧形の半円筒114状に形成されて前記上部ボディ102に組み立て結合される下部ボディ112を具備して、前記上下部ボディ102、112前端内側面で前記しわ管10の一側が結合して、外周面が前記ボディ部32の内周面に沿ってスライディング自在に前記ボディ部32に着設されるアダプター100と;前記上部ボディ34の上面に付着して、前記転動体の回転数を感知して、外部に表示するコントロールボックス120を;含むことを特徴とする。
前記ボディ部32は、前記半円筒36、56の側面にそれぞれ形成される複数の差し込みホールおよび差し込み顎と;前記半円筒36、56が前記複数の差し込みホール38および差し込み顎58のうち第1差し込みホール38aおよび第1差し込み顎58a前方で垂直に切開されて前記半円筒36、56の前端に向けて水平に切開されて形成された水平切開面44、64にそれぞれ位置する上部ヒンジ溝40および下部ヒンジ溝60と;前記半円筒36、56内側面に見合わせるように形成されて前記アダプター100がスライディング自在に密着されるガイドレール46、66と;前記ガイドレール46、66の間に順次配列されて前記転動体20の転がり時に振動を発生させる複数の振動突起48、68と;前記半円筒36、56の後端内側面に前記しわ管10の外周形状に対応して形成される複数の接続突起50、70と;前記半円筒36、56の前記後端内側面に沿って形成されて、一端は前記接続突起50、70の前方で係止顎53、73を形成して、前記係止顎53、73の自由端に形成される内径は前記しわ管10の内径と一致して、末端は前記ガイドレール46、66の後端最後まで下方延長される傾斜部52、72を;含むことを特徴とする。
前記調整ボディ80は弾性材質であり、前記垂直切開面42、62に接する側面と、前記上下部ボディ34、54の前記前端部で前記上下部ボディ34、54と一体で円筒状を構成するために横断方向に形成される弧形状と、前端内側面に沿って形成されて自由端が前記しわ管10の外径に対応する複数のかけ具84を具備するかけ具板82と;前記かけ具板82と同じ幅と、前記かけ具板82の後端に一体で付着される一端と、前記かけ具板82の弧形状に対応して横断方向に形成される弧形状と、他端内側面に沿って左右側面まで延長されて前記側面で前記上下部ヒンジ溝40、60に挟み組立されるヒンジ突起90a、90bを具備する突起部88と、縦断方向に内側面がふくらんでいる弧形状を具備する連結板86と;前記連結板86と同じ幅と、前記連結板86の弧形状に対応して横断方向に形成される弧形状と、前記連結板86の他端に一体で付着される一端と、縦断方向に内側面が凹な弧形状と、中央部には形成される支持台ホール94を具備する押し板92と;一端は前記支持台ホール94の前端に付着される水平台96aと、一端が前記水平台96aの他端に付着されて、他端が前記支持台ホール94の他端下方の前記上下部ボディ34、54の外周面に位置する傾斜台96bと、該傾斜台96bの他端に前記外周面でスライディング自在な弧形の板で形成される置き台96cで構成される支持台96を;具備することを特徴とする。
前記アダプター100は、前記半円筒104、114の側面にそれぞれ形成される複数の差し込みホールおよび差し込み顎と;前記半円筒104、114の後端内側面に前記しわ管10の外周形状に対応して形成される複数の接続突起106、116と;前記半円筒104、114の前記後端内側面に沿って形成されて、一端は前記接続突起106、116の後方で係止顎を形成して、前記係止顎の自由端に形成される内径は前記しわ管の内径と一致して、末端は前記半円筒104、114の前記内側後端最後まで下方延長される傾斜部108、118を;含むことを特徴とする。
前記コントロールボックスは、前記上部ボディ34にさらに具備されたカウンターホールを通じて前記上部ボディの内部と連結されて前記転動体の転がり数を感知するカウンター122と;前記カウンター122と電気的に連結されて前記転がり数を外部に表示するディスプレイ部126と;前記ディスプレイ部と電気的に連結されて、電源制御および各種信号入力のための操作ボタン;を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によると、従来のフラフープの運動機能をそのまま活かしつつ使用者の身体サイズに合うように大きさ調節機能を向上させて、使用者の体に密着された状態で使用することができ、狭い空間や座った姿勢のような多様な姿勢で本発明を使用することができる効果がある。
また、従来フラフープの環をしわ管に取り替えて転がりホールを形成して内蔵された転動体を転がすようにするために腰に密着された状態で両太ももと腰を利用して本発明を使用するので、腹部と腰部位の脂肪分解効果および腰筋肉強化効果がある。
また、しわ管内部にしわが形成された転がりホールを転動体が転がる間、使用者の腰に相当な量の振動が伝達されて使用者が腹部と腰を、マッサージをする効果がある。
ひいては、転動体が回転した数を測定することができて、使用者が運動量を直接チェックすることができて、使用者の興味と自分の力量に合うように本発明を使用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの側面図である。
【図2】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの平面図である。
【図3】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの図1に示されたAA線断面図である。
【図4】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部の分解図である。
【図6】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの上部ボディの平面図である。
【図7】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの下部ボディの平面図である。
【図8】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部側面図である。
【図9】同じく、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部側面図である。
【図10】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す上部平面図である。
【図12】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す側面図である。
【図13】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す図11に示されたAA線断面図である。
【図14】本発明の一実施例による腰密着型フラフープのアダプターの斜視図である。
【図15】本発明の一実施例による腰密着型フラフープのアダプターの上部ボディ平面図である。
【図16】本発明の一実施例による腰密着型フラフープのアダプターの下部ボディ平面図である。
【図17】本発明の一実施例による腰密着型フラフープの使用状態図である。
【図18】同じく、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの使用状態図である。
【図19】同じく、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が本発明を容易に実施することができる程度に本発明の望ましい実施例を添付された図面を参照して説明すれば次のようである。
【0008】
図1および図2は、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの側面図および平面図であり、図3は本発明の一実施例による腰密着型フラフープの図1に示されたAA線断面図である。図1ないし図3を参照すれば、腰密着型フラフープ1はしわ管10、転動体20および長さ調節部30で構成される。
しわ管10は内部透視が可能な材質であり、内部に連通される転がりホール12が形成される。しわ管10の内外周面には順次配列された複数のしわ14が形成される。それぞれのしわ14は順次配列された複数の突出円弧の形状に形成される。ひいては螺旋形で連結された突出円弧の形状を含むことは当然である。しわ管の材質はウレタンや生ゴム、合成樹脂など、伸縮可能な材質で構成されることができる。また、それぞれのしわ14の間隔を調節することで転動体がしわ管内部を転がる時に発生する振動量を調節することができる。
【0009】
転動体20は、しわ管10内部に引き入れられて、転がりホール12に沿って転動可能な球形の形状である。転動体20の材質は鉄(Fe)にすることが望ましい。鉄の重量によって転動体20が転がりホール12を転がる場合強い振動を発生することができるためである。以外に転動体の材質を嵩に比べて重さが多い材質にして使用者が重量感を感じることができる多様な材質で構成されることができることは勿論である。
【0010】
図4は、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部の斜視図であり、図5は本発明の一実施例による腰密着型フラフープの長さ調節部の分解図であり、図6および図7は、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの上部ボディおよび下部ボディ平面図である。図4ないし図7を参照すれば、長さ調節部30はボディ部32とアダプター100で構成される。長さ調節部30の一端にしわ管10の一側が着設され長さ調節部30の他端にしわ管10の他側が着設され、しわ管10と内部が連通するように結合する。
【0011】
ボディ部32は上部ボディ34、下部ボディ54および調整ボディ80で構成される。上部ボディ34は弧形の半円筒36状に形成されて、下部ボディ54は上部ボディ34に対応する弧形の半円筒56状に形成されて上部ボディ34に脱着することができるように組み立て結合される。上下部ボディの着脱が可能にしたのはフラフープが組み立てと解体を容易にするためである。
【0012】
複数の差し込みホール38a、38b、38c、38dが半円筒36の下端側面に形成されて、上部ボディと下部ボディとの組み立て結合時に後述する下部ボディ54のそれぞれの差し込み顎58a、58b、58c、58dが対応する差し込みホール38a、38b、38c、38dにかかるようになる。
複数の差し込み顎58a、58b、58c、58dが下部ボディ54の上端側面に複数の差し込みホール38a、38b、38c、38dに対応する位置に形成され、顎の方向は下部ボディ54の外周面に向く。よって、複数差し込み顎58a、58b、58c、58dは下部ボディ54が上部ボディ34に組立される時、上部ボディ34の内側面で凹入された後、差し込みホール38a、38b、38c、38dにかかる。
上部ボディ34と下部ボディ54はそれぞれ第1差し込みホール38aおよび第1差し込み顎58a前方で垂直に切開され前記半円筒の前端に向けて水平に切開されて形成された水平切開面44、64に突出部位45、65が形成され、上部ヒンジ溝40と下部ヒンジ溝60がそれぞれ対応する突出部位45、65に形成される。それぞれのヒンジ溝40、60には調整ボディ80のヒンジ突起90a、90bが凹入される。
2個で対をなすガイドレール46、66がボディ34、54内側面に見合わせるように形成され、後述するアダプター100が密着されてスライディングされることができる。これはアダプター100の外径がボディ部の内径に比べて小さく、アダプター100がボディ部で容易に脱着することを防止することができる。
複数の振動突起48、68がガイドレール46、66の間に順次配列されて転動体20の転がり時に振動を発生させる。振動突起48、68の高さはガイドレール46、66の高さと同じか、または低くして振動突起48、68がアダプター100の移動を妨げないことが望ましい。
複数の接続突起50、70がボディ34、54の後端内側面に形成される。それぞれの接続突起50、70の間隔はしわ管10の外周形状に対応してしわ14が挟まれることができる間隔を維持することが望ましい。また、接続突起50、70の高さはしわ管10のしわ谷の深さに対応して形成される。
傾斜部52、72がボディ34、54の後端内側面に形成される。傾斜部52、72の一端は接続突起50、70の前方で係止顎53、73を形成するが、半円筒36、56の内側面に沿って形成された係止顎53、73に形成される内径は後述するように接続突起50、70に組立されたしわ管10の内径と一致することが望ましい。そして、傾斜部52、72は係止顎53、73の末端でガイドレール46、66の後端最後まで下方延長される。傾斜部52、72は転動体20がしわ管10から長さ調節部30にまたは長さ調節部からしわ管に転がる場合転動体がしわ管の内径と長さ調節部の内径差によって転動体が瞬間落下するか、またはかかるようになることを防止する。
図8および図9に示されたように、下部ボディ54の差し込み顎58a、58b、58c、58dが上部ボディ34の差し込みホール38a、38b、38c、38dに着設されながら一体に組立される時に調整ボディ80はボディ34、54の前端部でボディ34、54とヒンジ結合する。調整ボディ80はボディ34、54の突出部45、65に挟み組立されるヒンジ突起90a、90bを回動軸にして回動する。
図10は、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す斜視図であり、図11は本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す上部平面図であり、図12は本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す側面図であり、図13は本発明の一実施例による腰密着型フラフープの調整ボディを示す図11に示されたAA線断面図である。図10ないし図13を参照すれば、調整ボディ80はかけ具板82、連結板86、押し板92および支持台96で構成される。調整ボディは押し板92を外力によって直下方向に力を加えると連結板86に形成されるヒンジ突起90a、90bを回動軸にして回動し、かけ具板82の前端が上方に持ち上げられ、かけ具板82に形成されるかけ具84がしわ管10で脱着される。押し板92に加えられる外力をとり除けば支持台96の弾力によって調整ボディ80が前記回動と反対方向に回動してかけ具がしわ管に着設される。
調整ボディ80の構成をより詳しく説明すれば、かけ具板82の側面はボディ34、54の垂直切開面42、62に接してボディ34、54と組立されるので、かけ具板82を横断方向で弧形状を形成してボディ34、54の前端部でボディ34、54と1つの円筒をなすことができるようにする。
複数のかけ具84がかけ具板82の内側面に沿ってかけ具板82の前端に形成される。かけ具84の自由端はしわ管10の外径に対応して弧形に形成されることが望ましい。
連結板86はかけ具板82と同じ幅にして、かけ具板82の弧形状に対応して横断方向で弧形状を形成して、一端がかけ具板82に一体で付着される。連結板86は縦断方向に内側面を向けてふくらんでいる弧形状をなすことができるが、これは調整ボディの回動時にかけ具84が持ち上げられる角度を大きくするためである。
連結板86の他端の内側面に沿って突起部88が形成されて、突起部88は連結板86の左右側面まで延長され側面でヒンジ突起90a、90bを形成する。ヒンジ突起90a、90bは上下部ヒンジ溝40、60に挟み組立される。
押し板92は連結板86と同じ幅にして、連結板86の弧形状に対応して横断方向で弧形状を形成して一端が連結板86に一体で付着される。押し板92は縦断方向で内側面を向けて凹な弧形状をなすことができるが、これは押し板92に外力が加えられる場合支持力を大きくして、使用者が本発明を着用して使用する場合、外部物体または使用者の衣服に押し板92がかかるようになる短所を補うためである。
押し板92の中央部には支持台ホール94が形成されて、支持台96が支持台ホールの前端94aで下方に一体付着される。すなわち、支持台96は支持台ホールの前端94aに水平台96aの一端が付着されて、水平台96aの他端にボディ34、54の外周面に向けて傾くように傾斜台96bの一端が付着されて、傾斜台96bの他端が前記外周面に接する位置で、前記外周面でスライディング自在な弧形の板に形成される置き台96cの一端が付着される。
前記のような構成の調整ボディ80は、弾性材質にして押し板92での回動と支持台96による弾性復元力を充分に発揮されるようにすることが望ましい。
アダプター100が前記のように構成されたボディ部32に図3に示されたように密着されて挿入される。アダプター100は相互脱付着が可能な上部ボディ102と下部ボディ112で構成されて図14のようにボディ102、112が一体組立された状態になる。
図15および図16に示されたように、上部ボディ102がボディ部32の上部ボディ34に対応する弧形の半円筒104状であり、下部ボディ112は上部ボディ102に対応する弧形の半円筒114状に形成される。
アダプターの組み立て結合方法は、複数の差し込みホール105a、105b、105c、105dが上部ボディ102の下端側面に形成されて、上部ボディ102と下部ボディ112の組み立て結合時に下部ボディ112の上端側面に形成される差し込み顎115a、115b、115c、115dそれぞれが対応されるようにして差し込みホール105a、105b、105c、105dにかかるようにする。この時、差し込み顎に形成される顎の方向は下部ボディ112の外周面に向けるようにして複数の差し込み顎は、下部ボディ112が上部ボディ102に組立される時に上部ボディ102の内側面で凹入された後に差し込みホールにかかる。
複数の接続突起106、116がボディ102、112の前端内側面に形成される。それぞれの接続突起106、116の間隔はしわ管10の外周形状に対応してしわ14が挟まれることができる間隔を維持することが望ましい。また、接続突起106、116の高さはしわ管10のしわ谷の深さに対応して形成される。
傾斜部108、118がボディ102、112の内側面に形成される。傾斜部108、118の一端は接続突起106、116の後方で係止顎108a、118aを形成するが、ボディ102、112の内側面に沿って形成された係止顎108a、118aでなされる内径は接続突起106、116に組立されたしわ管10の内径と一致することが望ましい。そして、傾斜部108、118は係止顎108a、118aの自由端で半円筒104、114の内側後端最後まで下方延長される。傾斜部108、118は転動体20がしわ管10からアダプター100にまたはアダプター100からしわ管10に転がる場合転動体20がしわ管10の内径とアダプター100の内径差によって転動体20が瞬間落下するか、またはかかるようになることを防止する。
図4および図5に示されたようにコントロールボックス120が上部ボディ34の上面に付着されて、カウンター122、ディスプレイ部126および操作ボタン124で構成されて転動体の回転数をチェックする。
上部ボディ34はカウンターホール37を具備することができるし、カウンター122がカウンターホールに組立されながら上部ボディ34と結合する。カウンターは転動体の回転数をチェックする機能を遂行する。転動体の回転数がチェックされれば、ディスプレイ部126がこれを外部に表示する。コントロールボックスにはディスプレイ部ホール128が形成されて、ディスプレイ部の表示部がディスプレイ部ホールを通じて外部に情報を伝達するようになる。これによって、使用者は自分の運動回数を直接測定しなくても、自分の運動回数を簡便に測定することができる。ディスプレイ部には電源制御および各種信号入力のための操作ボタン124が具備されることができる。本発明に適用されるカウンターとデ−スプルレイブは従来の運動器具およびその他多様な製品に適用されるカウンターとディスプレイと同一な構造で構成されることができて、これに対する詳細な説明は省略することにする。
以下、本発明の一実施例による腰密着型フラフープの組み立てと作動に対して説明する。
先ず、しわ管10の転がりホール12内部に転動体20を挿入する。次に、アダプター100の上下部ボディ102、112が脱着された状態でしわ管の一側末端を係止顎108a、118aまで安着した後にしわ管の一側を上部接続突起106および下部接続突起116に挟み結合しながら差し込み顎115a、115b、115c、115dが差し込みホール105a、105b、105c、105dにかかるようにして、しわ管の一側と下部ボディ112および上部ボディ102を一体で組立てる。
しわ管の他側をボディ部32の上下部ボディ34、54が脱着された状態でしわ管の他側末端がボディ部の係止顎53、73まで安着した後にしわ管の他側を上部接続突起50および下部接続突起70に挟み結合しながら差し込み顎58a、58b、58c、58dが差し込みホール38a、38b、38c、38dにかかるようにして、しわ管の他側と下部ボディ54および上部ボディ34を一体で組立てる。この時、調整ボディはボディ34、54とヒンジ結合する。
アダプター100をボディ部32の前端部で挿入してかけ具84がしわ管10を結束することができる位置まで移動する。この場合、アダプターの内部挿入を容易にするために調整ボディ80の押し板92に外力を加えてかけ具84がアダプターおよびしわ管10の移動に邪魔にならないようにする。最後に、押し板に加えられた外力をとり除けば、かけ具がしわ管の外周面に安着してしわ管が長さ調節部30で脱着されることが防止されて、図2に示されたようなフラフープが完成される。
前記のように組立された腰密着型フラフープは、使用者の腰に密着して、しわ管10内部に挿入された転動体20を腰の反動で転動させる。転動体20は、しわ管と長さ調節部が連通する腰密着型フラフープ1内部の全通路に沿って腰の運動方向と同じ方向で連続して回ることができるようになる。図17ないし図19を参照すれば、使用者によって他の腰サイズに順応するために図17に示されたように調整ボディ80の押し板92を第(1)の方向で押せば、図18に示されたようにかけ具84が第(2)方向に回動してしわ管10で脱着される。この時、外力によってしわ管を第(3)の方向に引きながら本発明であるフラフープの大きさを所望の程度にふやすことができる。所定の長さ程度にしわ管を移動させた後押し板に加えられた外力をとり除けば、かけ具が図19に示されたようにかけ具が第(4)方向に回動しながらしわ管に着設される。前記のような調整と反対に作動すればフラフープの大きさを減らすことができる。
転動体20がしわ管10を転がる場合振動を発生させて使用者の腰を、マッサージをする効果を発揮するが、転動体20が長さ調節部30の内部を転がる場合は振動突起48、68がしわ管のしわの役割をする。また、両足を利用した腰の反動で転動体20を転がすので運動効果が大きい。
本発明は、以上で説明したように望ましい実施例を挙げて図示して説明したが、前記実施例に限定されなくて、添付された特許請求範囲によって解釈されなければならないであろう。また、当該発明が属した技術分野で通常の知識を有した者によって本発明の技術思想と添付された特許請求範囲の均等範囲内で多様な修正および変形が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0013】
1 腰密着型フラフープ
10 しわ管
12 転がりホール
14しわ
20 転動体
30 長さ調節部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラフープにおいて、
内部に転がりホール12が形成されて、内外周面に複数のしわ14が形成されたしわ管10と;
前記しわ管10内部に引き入れられて、前記転がりホール12に沿って転動可能な形状である転動体20と;
一端に前記しわ管10の一端が着設されて、他端に前記しわ管10の他端が着設されて前記しわ管10と内部が連通するように結合する長さ調節部30を;含むことを特徴とする腰密着型フラフープ。
【請求項2】
前記しわ管10は、管内部の透視が可能な材質であり;
前記しわ14は順次配列された複数の突出円弧であることを特徴とする請求項1に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項3】
前記転動体20は球形の形状であり、材質は鉄(Fe)であることを特徴とする請求項1に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項4】
前記長さ調節部30は、
弧形の半円筒36状である上部ボディ34と、前記上部ボディ34に対応する弧形の半円筒56状に形成されて、前記上部ボディ34に組み立て結合される下部ボディ54と、前記上下部ボディ34、54の前端部で前記上下部ボディ34、54とヒンジ結合する調整ボディ80を具備するボディ部32と;
前記上部ボディ34に対応する弧形の半円筒104状である上部ボディ102と、該上部ボディ102に対応する弧形の半円筒114状に形成されて、前記上部ボディ102に組み立て結合される下部ボディ112を具備するアダプター100と;
前記上部ボディ34の上面に付着して、前記転動体の回転数を感知して外部に表示するコントロールボックス120を;含んで、
前記アダプター100は、
前記上下部ボディ102、112前端内側面で前記しわ管10の一側が結合して、外周面が前記ボディ部32の内周面に沿ってスライディング自在に前記ボディ部32に着設されることを特徴とする請求項1に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項5】
前記ボディ部32は、
前記上下部ボディ34、54の側面にそれぞれ形成される複数の差し込みホールおよび差し込み顎と;
前記上下部ボディ34、54が前記複数の差し込みホール38および差し込み顎58のうち第1差し込みホール38aおよび第1差し込み顎58a前方で垂直に切開され、前記上下部ボディ34、54の前端に向けて水平に切開されて形成された水平切開面44、64にそれぞれ位置する上部ヒンジ溝40および下部ヒンジ溝60と;
前記上下部ボディ34、54内側面に見合わせるように形成されて前記アダプター100がスライディング自在に密着されるガイドレール46、66と;
前記ガイドレール46、66の間に順次配列され、前記転動体20の転がり時に振動を発生させる複数の振動突起48、68と;
前記上下部ボディ34、54の後端内側面に前記しわ管10の外周形状に対応して形成される複数の接続突起50、70と;
前記上下部ボディ34、54の前記後端内側面に沿って形成されて、一端は前記接続突起50、70の前方で係止顎53、73を形成して、前記係止顎53、73の自由端に形成される内径は前記しわ管10の内径と一致して、末端が前記ガイドレール46、66の後端最後まで下方延長される傾斜部52、72を;含むことを特徴とする請求項4に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項6】
前記調整ボディ80は、
前記水平切開面44、64に接する側面と、前記上下部ボディ34、54の前記前端部で前記上下部ボディ34、54と一体で円筒状を構成するために横断方向に形成される弧形状と、前端内側面に沿って形成されて自由端が前記しわ管10の外径に対応する複数のかけ具84を具備するかけ具板82と;
前記かけ具板82と同じ幅と、前記かけ具板82の後端に一体で付着される一端と、前記かけ具板82の弧形状に対応して横断方向に形成される弧形状と、他端の内側面に沿って左右側面まで延長され、前記側面で前記上下部ヒンジ溝40、60に挟み組立されるヒンジ突起90a、90bを具備する突起部88と、縦断方向に内側面がふくらんでいる弧形状を具備する連結板86と;
前記連結板86と同じ幅と、前記連結板86の弧形状に対応して横断方向に形成される弧形状と、前記連結板86の他端に一体で付着される一端と、縦断方向に内側面が凹な弧形状と、中央部には形成される支持台ホール94を具備する押し板92と;
一端は前記支持台ホール94前端に付着する水平台96aと、一端が前記水平台96aの他端に付着して他端が前記支持台ホール94の他端下方の前記上下部ボディ34、54の外周面に位置する傾斜台96bと、前記傾斜台96bの他端に前記外周面でスライディング自在な弧形の板に形成される置き台96cで構成される支持台96を;具備することを特徴とする請求項4に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項7】
前記調整ボディ80は弾性材質であることを特徴とする請求項6に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項8】
前記アダプター100は、
前記上下部ボディ102、112の側面にそれぞれ形成される複数の差し込みホールおよび差し込み顎と;
前記上下部ボディ102、112の後端内側面に前記しわ管10の外周形状に対応して形成される複数の接続突起106、116と;
前記上下部ボディ102、112の前記後端内側面に沿って形成されて、一端は前記接続突起106、116の後方で係止顎を形成して、前記係止顎の自由端に形成される内径は、前記しわ管の内径と一致して、末端が前記上下部ボディ102、112の前記内側後端の最後まで下方延長される傾斜部108、118を;含むことを特徴とする請求項4に記載の腰密着型フラフープ。
【請求項9】
前記上部ボディ34はカウンターホールをさらに具備して、
前記コントロールボックス120は、
前記カウンターホールを通じて前記上部ボディの内部と連結されて前記転動体の転がり数を感知するカウンター122と;
前記カウンター122と電気的に連結されて前記転がり数を外部に表示するディスプレイ部126と;
前記ディスプレイ部と電気的に連結されて電源制御および各種信号入力のための操作ボタンを;含むことを特徴とする請求項4に記載の腰密着型フラフープ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2011−524232(P2011−524232A)
【公表日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−514481(P2011−514481)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【国際出願番号】PCT/KR2009/002758
【国際公開番号】WO2009/154359
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(510310060)