膀胱癌及びその他の癌の治療及び検出に有用な名称158P1D7の核酸及び対応タンパク質
【課題】158P1D7と命名された新規な遺伝子及びそのコードするタンパク質を開示する。
【解決手段】158P1D7は正常成人組織においては組織特異的な発現を示すが、表1に示した複数の癌において異常に発現される。従って、158P1D7は癌の診断及び/又は治療のための標的を提供する。158P1D7遺伝子若しくはそのフラグメント、又はそのコードするタンパク質若しくはそのフラグメントは免疫応答を誘発するために用いることができる。
【解決手段】158P1D7は正常成人組織においては組織特異的な発現を示すが、表1に示した複数の癌において異常に発現される。従って、158P1D7は癌の診断及び/又は治療のための標的を提供する。158P1D7遺伝子若しくはそのフラグメント、又はそのコードするタンパク質若しくはそのフラグメントは免疫応答を誘発するために用いることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
158P1D7遺伝子(配列番号2)の単離された転写変異体であって、
前記転写変異体は158P1D7遺伝子から転写され、配列番号14で示したアミノ酸配列において少なくとも1つのアミノ酸の置換、挿入又は欠失を含むタンパク質をコード化する転写変異体。
【請求項2】
前記変異体は配列番号15、配列番号16又は配列番号17で示したアミノ酸配列を含むタンパク質をコード化する請求項1の転写変異体。
【請求項3】
前記変異体は配列番号6、配列番号8又は配列番号12で示したヌクレオチド配列を含み、TはUであってもよい請求項1の転写変異体。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか一の転写変異体によってコードされる単離されたタンパク質。
【請求項5】
前記タンパク質は配列番号15、配列番号16及び配列番号17からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項4のタンパク質。
【請求項6】
請求項4又は5のタンパク質と特異的に結合する単離された抗体又はそのフラグメント。
【請求項7】
モノクローナル抗体である請求項6の抗体又はそのフラグメント。
【請求項8】
前記モノクローナル抗体はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に寄託され受諾番号PTA−5801に指定されたハイブリドーマから得られるM15−68(2)18.1.1である請求項7の抗体又はそのフラグメント。
【請求項9】
前記抗体又はそのフラグメントはヒト抗体、ヒト化抗体又はキメラ抗体である請求項6又は7の抗体又はそのフラグメント。
【請求項10】
前記抗体又はそのフラグメントは薬剤で標識されている請求項6〜9の何れか一の抗体又はそのフラグメント。
【請求項11】
前記薬剤は放射性同位元素、化学療法剤及び毒素からなる群から選択される請求項10の抗体又はそのフラグメント。
【請求項12】
前記放射性同位元素は211At、131I、125I、90Y、186Re、188Re、153Sm、212Bi、32P及びLuの放射性同位元素からなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項13】
前記化学療法剤はタキソール、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、アクチノマイシン、ゲロニン、及びカリケアミシンからなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項14】
前記毒素はジフテリアトキシン、シュードモナス外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデッシンA鎖、α‐サルシン、ミトゲリン、フェノマイシン、及びエノマイシンからなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項15】
請求項6の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項16】
前記ハイブリドーマはアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に寄託され受諾番号PTA−5801に指定されたものである請求項15のハイブリドーマ。
【請求項17】
哺乳類の免疫応答を惹起する医薬の製造のための請求項4又は5のタンパク質の使用であって、
免疫原性を有する量のタンパク質を哺乳動物に与えること;及び
哺乳類免疫応答を引き起こすこと
を含む使用。
【請求項18】
前記医薬はさらにアジュバントを含む請求項17の使用。
【請求項19】
生物学的サンプル及び正常サンプル中において158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを検出するインビトロ方法であって、
前記生物学的サンプル及び正常サンプルにおける158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを決定すること;及び
前記生物学的サンプル及び正常サンプルにおいて検出される158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを比較すること
を含み、
前記158P1D7転写変異体遺伝子産物は請求項1〜3の何れか一の158P1D7転写変異体或いは請求項4又は5のタンパク質である方法。
【請求項20】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞の増殖又は生存を阻害するインビトロ方法であって、
前記細胞に該タンパク質と特異的に結合する請求項6〜13の何れか一の抗体又はそのフラグメントを含む組成物を与えることにより、前記細胞の増殖、生存、又は増殖及び生存を阻害すること
を含む方法。
【請求項21】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞の増殖又は生存を阻害する医薬の製造のための請求項6〜14の何れか一の抗体又はそのフラグメントの使用。
【請求項22】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞に剤を送達するインビトロ方法であって、
請求項10〜14の何れか一の抗体又はそのフラグメントを与えること;及び
前記細胞と、前記抗体−剤コンジュゲート又はフラグメント−剤コンジュゲートを接触させること
を含む方法。
【請求項1】
158P1D7遺伝子(配列番号2)の単離された転写変異体であって、
前記転写変異体は158P1D7遺伝子から転写され、配列番号14で示したアミノ酸配列において少なくとも1つのアミノ酸の置換、挿入又は欠失を含むタンパク質をコード化する転写変異体。
【請求項2】
前記変異体は配列番号15、配列番号16又は配列番号17で示したアミノ酸配列を含むタンパク質をコード化する請求項1の転写変異体。
【請求項3】
前記変異体は配列番号6、配列番号8又は配列番号12で示したヌクレオチド配列を含み、TはUであってもよい請求項1の転写変異体。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか一の転写変異体によってコードされる単離されたタンパク質。
【請求項5】
前記タンパク質は配列番号15、配列番号16及び配列番号17からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む請求項4のタンパク質。
【請求項6】
請求項4又は5のタンパク質と特異的に結合する単離された抗体又はそのフラグメント。
【請求項7】
モノクローナル抗体である請求項6の抗体又はそのフラグメント。
【請求項8】
前記モノクローナル抗体はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に寄託され受諾番号PTA−5801に指定されたハイブリドーマから得られるM15−68(2)18.1.1である請求項7の抗体又はそのフラグメント。
【請求項9】
前記抗体又はそのフラグメントはヒト抗体、ヒト化抗体又はキメラ抗体である請求項6又は7の抗体又はそのフラグメント。
【請求項10】
前記抗体又はそのフラグメントは薬剤で標識されている請求項6〜9の何れか一の抗体又はそのフラグメント。
【請求項11】
前記薬剤は放射性同位元素、化学療法剤及び毒素からなる群から選択される請求項10の抗体又はそのフラグメント。
【請求項12】
前記放射性同位元素は211At、131I、125I、90Y、186Re、188Re、153Sm、212Bi、32P及びLuの放射性同位元素からなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項13】
前記化学療法剤はタキソール、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、アクチノマイシン、ゲロニン、及びカリケアミシンからなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項14】
前記毒素はジフテリアトキシン、シュードモナス外毒素(PE)A、PE40、アブリン、アブリンA鎖、モデッシンA鎖、α‐サルシン、ミトゲリン、フェノマイシン、及びエノマイシンからなる群から選択される請求項11の抗体又はそのフラグメント。
【請求項15】
請求項6の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項16】
前記ハイブリドーマはアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)に寄託され受諾番号PTA−5801に指定されたものである請求項15のハイブリドーマ。
【請求項17】
哺乳類の免疫応答を惹起する医薬の製造のための請求項4又は5のタンパク質の使用であって、
免疫原性を有する量のタンパク質を哺乳動物に与えること;及び
哺乳類免疫応答を引き起こすこと
を含む使用。
【請求項18】
前記医薬はさらにアジュバントを含む請求項17の使用。
【請求項19】
生物学的サンプル及び正常サンプル中において158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを検出するインビトロ方法であって、
前記生物学的サンプル及び正常サンプルにおける158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを決定すること;及び
前記生物学的サンプル及び正常サンプルにおいて検出される158P1D7転写変異体遺伝子産物の発現レベルを比較すること
を含み、
前記158P1D7転写変異体遺伝子産物は請求項1〜3の何れか一の158P1D7転写変異体或いは請求項4又は5のタンパク質である方法。
【請求項20】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞の増殖又は生存を阻害するインビトロ方法であって、
前記細胞に該タンパク質と特異的に結合する請求項6〜13の何れか一の抗体又はそのフラグメントを含む組成物を与えることにより、前記細胞の増殖、生存、又は増殖及び生存を阻害すること
を含む方法。
【請求項21】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞の増殖又は生存を阻害する医薬の製造のための請求項6〜14の何れか一の抗体又はそのフラグメントの使用。
【請求項22】
請求項4又は5のタンパク質を発現する細胞に剤を送達するインビトロ方法であって、
請求項10〜14の何れか一の抗体又はそのフラグメントを与えること;及び
前記細胞と、前記抗体−剤コンジュゲート又はフラグメント−剤コンジュゲートを接触させること
を含む方法。
【図1】
【図2A−1】
【図2A−2】
【図2A−3】
【図2B−1】
【図2B−2】
【図2B−3】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2D−1】
【図2D−2】
【図2E−1】
【図2E−2】
【図2E−3】
【図2F−1】
【図2F−2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図16E】
【図16F】
【図16G】
【図16H】
【図16I】
【図16J】
【図16K】
【図16L】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25−1】
【図25−2】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図2A−1】
【図2A−2】
【図2A−3】
【図2B−1】
【図2B−2】
【図2B−3】
【図2C−1】
【図2C−2】
【図2C−3】
【図2D−1】
【図2D−2】
【図2E−1】
【図2E−2】
【図2E−3】
【図2F−1】
【図2F−2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図12D】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図13D】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図16D】
【図16E】
【図16F】
【図16G】
【図16H】
【図16I】
【図16J】
【図16K】
【図16L】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25−1】
【図25−2】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【公開番号】特開2011−200233(P2011−200233A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95100(P2011−95100)
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【分割の表示】特願2006−503486(P2006−503486)の分割
【原出願日】平成16年2月10日(2004.2.10)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【分割の表示】特願2006−503486(P2006−503486)の分割
【原出願日】平成16年2月10日(2004.2.10)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】
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