説明

自動分析器への反応キュベットの供給

自動分析器に反応キュベットを供給する装置は、重ねられた反応キュベット列を含むカセット(14)のためのハウジングを画定する手段(10,20,22)と、カセットハウジング内に位置決めされたカセット(14)から排出された反応キュベットのための緩衝収容ゾーン(16)と、緩衝収容ゾーン(16)から排出されたキュベットを取り上げ、これらのキュベットを1つずつキュベットが分析器に入力する場所まで搬送する積み重ね解除手段(18)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基本的に、特に媒質の物理的状態が変化するのに必要とされる時間を決定するために、且つ特に凝血時間を決定するために、使用するのに適した自動分析器に反応キュベットを供給する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
外部磁界によって周期的な運動において変位させることが可能である強磁性ビーズを含むキュベットで血液サンプルを沈殿させる周知の分析方法および分析器が特許文献1に記載されている。ビーズの運動の振幅および/または周波数の経時変化は、血液の物理的状態の変化を表しており、適切な手段によって検出される。
【0003】
特許文献2および特許文献3に記載されている方法で、こうした分析器にキュベットを供給することができる。この方法では、キュベットに貼られた可撓性フィルムによってキュベットが互いに連結されて連続した列をなし、それによって、キュベットの開口が少なくとも部分的に封止され、ビーズがキュベットから出るのを防いでいる。こうして形成されたキュベットストリップはリールに巻き取ってもよく、1本のリールに例えば約1000個のキュベットが含まれており、こうしたリールは分析器の適切な区画に今回の目的のために配置された回転軸に取り付けるのに適している。分析器は、リールストリップを段階的に繰り出し、分析器にキュベットを1つずつ送り込む手段を備える。
【0004】
こうした分析器を操作する操作者は、リールを交換する際に困難に出くわすことがある。空のリールを取り除き、満杯のリールを装着し、キュベットを載せたフィルムの端を分析器に正しく挿入することを続けて行う必要があるからである。こうして、分析器に設けられた作動手段により、キュベットが1つずつ分析器に送り込まれる。
【0005】
こうした分析器は、リールを交換するたびに電源をオフにしなければならず、操作者が満杯のリールをセットするのに手間取ると、この電源がオフの時間が長くなることがある。
【0006】
さらに、キュベットにフィルムを貼り付けて、連続したストリップの形でキュベットを連結するには、コストがかかる。これは、とりわけ、分析器内でキュベットを使用するときには、キュベットからフィルムを取り除くからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許第0325874号明細書
【特許文献2】国際公開第03/065047号パンフレット
【特許文献3】国際公開第03/065048号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、特に、従来技術のこうした欠点を回避し、先に述べたタイプの分析器にキュベットを供給する際の問題に対して簡単で効果的かつ経済的な解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そのために、本発明では、自動分析器に反応キュベットを供給するためのカセットを提案する。このカセットは、
互いに固定されて組み付けられて、反応キュベットの列を支持する手段を備える2つの平行な側壁と、
側壁の端部によって形成され、反応キュベットがカセットから出るのを防ぐ1つの閉じた端面と、
閉じた端面に対向した、キュベット排出位置とキュベット保持位置との間で移動可能なスライド式封止部が装着される1つの開いた端面と、を備えることを特徴とする。
【0010】
反応キュベットの列を支持する手段は、カセットの側壁の内側面に突出するように形成されたリブを備え、反応キュベットの側方縁部が該リブで支持される。
【0011】
さらに、カセットの側壁の内側面は、反応キュベットを支持し且つ反応キュベットにわたって延在するための、リブと平行な複数のフィンを備え、該リブによって支持される反応キュベットの開いた上端を少なくとも部分的に閉じ、反応キュベット内のビーズが外へ出ることを防ぐ。
【0012】
カセットは、側壁間に延在する横断インサートによって形成された少なくとも1つの押込み装置をさらに備え、該少なくとも1つの押込み装置は、反応キュベットを支持するための手段に沿って並進移動で案内され、この横断インサートは、カセットの一方の端部から他方の端部まで横断インサートを作動させるための手段を形成するために、カセットの側壁のスロットを貫通して延在する側方タブまたは側方突起を備え、それによってカセットの開いた端面に反応キュベットの列すべてを同時に移動させる。
【0013】
このようなカセットは、例えば、約1000個の反応キュベットを含み得る。これらの反応キュベットは、単にカセット内で積み重ねられた列のように配置され、フィルム又はその他の手段によって互いに連結されていない。
【0014】
カセット内に設けられた1つ又は複数の押込み装置は、反応キュベットを支持し、または案内するための手段に沿って、並進移動で案内され、重ねられたすべての反応キュベットの列を同時にカセットの開いた端部まで移動させることができる。
【0015】
このカセットは、金属、あるいは射出成形または熱成形用のプラスチックで経済的に生成し得る。
【0016】
本発明では、自動分析器、特に媒質の物理的状態が変化するのに必要とされる時間を決定する自動分析器も提案する。この自動分析器は、
上記で説明したタイプのカセットを受容するためのハウジングを形成する手段と、
このハウジングの一端に設けられ、キュベット緩衝収容ゾーンを形成する手段と、
反応キュベットを、ハウジング内に置かれたカセットからキュベット緩衝収容ゾーンに移動させる第1搬送手段と、
反応キュベットを、キュベット緩衝収容ゾーンから反応キュベットが分析器に入力される場所まで移動させる第2搬送手段と、
を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明による分析器では、緩衝収容ゾーンは、空のカセットが取り除かれ、満杯のカセットに交換される場合に、分析器の連続動作を可能にする。緩衝収容ゾーンに置かれるキュベットの数は、カセットを交換するのに必要とされる時間よりも十分に長い時間にわたって分析器が動作することを保証する数とされる。以下でより詳細にわかるように、新しい満杯のカセットが分析器に挿入され、緩衝収容ゾーンが空になると、緩衝収容ゾーンにはこの新しいカセットからキュベットが再度充填され、その間、第2搬送手段によりキュベットが分析器に供給される。
【0018】
例えば、カセットが約1000個のキュベットを含み、それらが18列に重ねられるように分けられるとすると、緩衝収容ゾーンは、それぞれ9個のキュベットからなる18列に重ねられたキュベットを含み、それによって、分析器は約30分間の連続的な動作を可能にする。
【0019】
本発明のさらなる特徴によれば、第1キュベット搬送手段は、カセット内において並進移動で案内させる1つ又は複数の押込み装置インサートを作動させるための手段を備え、この作動手段は、モータ手段によって長手方向の案内レールに沿って移動するキャリッジを備え、キャリッジは、反応キュベットの列に沿って、これらの列に垂直に延在する少なくとも1本の横断円筒形ロッドを支持し、この少なくとも1本の横断円筒形ロッドは、1つ又は複数の押込み装置インサートの側方突起と係合して、1つ又は複数の押込み装置を反応キュベットの列の一端から他端まで移動させるタペットを支持する。
【0020】
この横断円筒形ロッドまたはそれぞれの横断円筒形ロッドは、タペットが押込み装置インサートの側方突起と係合する動作位置と、タペットがこの押込み装置インサートの側方突起から離間しているアイドリング位置との間で、横断円筒形ロッドの軸の周りにキャリッジ上で回動可能に取り付けられる。
【0021】
こうすると、横断円筒形ロッドがそのアイドリング位置にあるとき、横断円筒形ロッドは、ハウジング内に挿入されたばかりの満杯のカセットに沿ってキャリッジによって移動されることによって初期開始位置に戻ることができ、その後、動作位置に戻って前記満杯のカセットの1つ又は複数の押込み装置プレートの側方突起と係合することができる。
【0022】
1本又は複数の円筒形ロッドの回転は、有利には、円筒形ロッドまたは各円筒形ロッドによって支持され、カセットハウジング内に設けられた当接部と係合するカムによって制御される。
【0023】
1本又は複数の横断円筒形ロッドを支持するキャリッジは、カセットハウジング内に取り付けられたプーリによって案内されるベルトに強固に接続されてよく、これらプーリの一方はモータ手段によって回転されてよい。
【0024】
本発明のさらなる特徴によれば、カセットの開いた端面の封止プレートは、その2つの動作位置の間で、緩衝収容ゾーンの入口に取り付けられ、第1搬送手段のキャリッジによって、キャリッジが緩衝収容ゾーンの入口に到達した場合に作動される可動部材によって移動される。
【0025】
キュベット出口位置において、カセットの開いた端面の封止プレートは、カセットハウジング内に設けられた当接部と係合して、ハウジング内の定位置でカセットを保持する。
【0026】
本発明のさらなる特徴によれば、緩衝収容ゾーンは、ハウジング内に置かれたカセットの反応キュベットを支持するためのリブから延在した反応キュベット支持手段を備え、該反応キュベット支持手段は、カセット内に含まれた反応キュベットの列から反応キュベットを受け取り、第2のキュベット搬送手段は、少なくとも1つの側方くし形部を備え、該少なくとも1つの側方くし形部の歯は、緩衝収容ゾーン内でキュベットを支持する手段の間を横断方向に延在し、この緩衝収容ゾーンからすべての反応キュベットを同時に、緩衝収容ゾーンの反応キュベットの列の端のキュベットを受け取り、かつ、分析器に反応キュベットを入力する手段に反応キュベットを1つずつ搬送する搬送ベルトに押し込む。
【0027】
本発明の好ましい一実施形態では、カセットおよび緩衝収容ゾーンにおいて、キュベット列は垂直方向に重ねられ、緩衝ゾーンの出口に位置する搬送ベルトは、垂直方向に延在し、積み重ね解除手段を形成する。
【0028】
第2のキュベット搬送手段の1つ又は複数のくし形部は、第1搬送手段のキャリッジの案内レールに沿って移動可能なスライダによって支持され、このスライダは、緩衝収容ゾーンを空にするために、第1搬送手段のキャリッジによって緩衝収容ゾーンの出口まで段階的に押し込まれ、空になった後でキャリッジによって緩衝収容ゾーンの入口まで戻される。
【0029】
本発明の好ましい一実施形態では、前記スライダとキャリッジとは、キャリッジが緩衝収容ゾーンの入口まで搬送されたときに、磁気引力によって互いに強固に接続され、前記緩衝収容ゾーンの入口には、スライダを保持し、且つキャリッジがカセットハウジングの入口まで戻されたときにキャリッジからスライダを解放する当接部が設けられる。
【0030】
以下の説明を添付の図面と併せ読めば、本発明がより明瞭に理解され、そのさらなる特徴、詳細、および利点がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】分析器に反応キュベットを供給する装置の概略正面図であり、満杯のカセットが装置内の定位置にある様子を示す図である。
【図2】図1と同じ供給装置をカセットがない状態で示す図である。
【図3】ハーフシェルの概略斜視図である。
【図4】反応キュベットの概略斜視拡大図である。
【図5】本発明によるカセットの封止部材の正面図である。
【図6】カセットの押込み装置の概略斜視図である。
【図7】本発明による、カセット内のキュベットの配置を示す部分概略斜視断面図である。
【図8】カセット内の定位置にある押込み装置を示す部分概略斜視図である。
【図9】本発明による、カセット内のキュベット内にビーズを保持する手段を示す概略斜視拡大図である。
【図10】緩衝収容ゾーンおよび積み重ね解除手段の概略正面拡大図である。
【図11】積み重ね解除手段の出口の概略部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1および図2に示す反応キュベット供給装置は、特に媒質の物理的状態が変化するのに必要とされる時間を決定する自動分析器の一部である。この自動分析器は、基本的に、分析器に取り付けられるプレート10と、整列配置された複数の反応キュベットを含むカセット14のハウジングを形成する支持手段12と、反応キュベット緩衝収容ゾーンを形成する手段16と、反応キュベットが分析器に入力される場所まで反応キュベットを1つずつ搬送する手段18と、を備える。
【0033】
カセット14を受容するハウジングを形成する手段12は、それぞれ垂直方向に重ねられた2つの水平レール20、22を備え、これらによって、カセット14の上下の水平縁部が案内される。手段12はさらに、案内レールの1つと、それに対応するカセット縁部とに設けられた誤り防止手段を備える。この誤り防止手段により、カセット14を前後逆にカセットハウジングに挿入することを防ぐ。
【0034】
下部レール20の前部には、ハウジング内のカセット検出器102も設けられ、カセット14が正しくハウジングにセットされ、緩衝収容ゾーン16の入口まで押し込まれたかどうかが検出される。
【0035】
ハウジングの上部には、水平レール24も設けられる。水平レール24は、カセットハウジング全体のみならず、緩衝収容ゾーン16および分析器の入口までキュベットを搬送する手段18を含む部分に沿って上部案内レール22の上に延在する。
【0036】
この上部案内レール24は、カセット14内の複数の反応キュベットを緩衝収容ゾーン16まで移動させる手段を支持するキャリッジ26と、緩衝収容ゾーン16の複数の反応キュベットを移動させる垂直方向くし形部30を支持するスライダ28と、を支持し案内するのに使用される。
【0037】
キャリッジ26は、対向する2つのプーリ34に掛けられている水平ベルト32に取り付けられる。図1および図2には、カセットハウジングの後端に位置する一方のプーリだけを示す。他方のプーリはモータ手段36によって回転し、それによってキャリッジ26が、水平ベルト32によって、カセットハウジングの後端と緩衝収容ゾーン16の前端との間で前後に移動する。この動作は、後でより詳細に説明する。
【0038】
次に、図3から図9を参照して、整列配置された複数の反応キュベットを含むカセット14を説明する。
【0039】
このカセットは、矩形の平行六面体の形状を有し、2つのハーフシェル40を並列させ貼り付けることによって形成される。図3に、一方のハーフシェルを詳細に示す。これら2つのハーフシェルは、例えば、射出成形したポリスチレンなどのプラスチックでできている。
【0040】
各ハーフシェル40は、基本的に、カセットの両側の大側面の一方を形成する平面壁42、および両方のハーフシェルが組み付けられたときに、カセットの水平方向及び垂直方向の小型の面を形成するために他方のハーフシェルの縁部44と係合する周辺縁部44を含む。
【0041】
長手方向水平リブ46がハーフシェル40の内側面に突出するように形成され、それによって、図4に示されるように、複数の反応キュベット48の列を支持する。各キュベットは、その開口した上縁部のところに対向する2つの側縁部50を備えており、それによって、キュベットは、一方のハーフシェル40の長手方向水平リブ46に置かれ、他方のハーフシェル40でも同じ高さに位置する長手方向水平リブ46に置かれる。
【0042】
図7に、ハーフシェルのリブ46に置かれた複数のキュベット48の列の配置を概略的に示す。
【0043】
長手方向水平フィン52はまた、図9に概略的に示されるように、ハーフシェル40の内側面に突出するように、リブ46と交互に形成され、それによって、各フィン52は、キュベット48のわずかに上に延在し、このキュベットの開いた上端を不完全だが十分に封止し、キュベット内の強磁性ビーズ54が出ないようになっている。
【0044】
例えば、図7および図8に示すように、キュベット48の1つの列については一方のハーフシェル40に、及びそのキュベット48の列の上または下の列については他方のハーフシェル40にフィン52を交互に形成することができる。
【0045】
カセット14の垂直後端は、ハーフシェル40の縁部44によって塞がれ、カセットの取扱いが好都合になるようにハンドル56を備える。カセットの垂直前端は開いており、そのため、供給装置のハウジング内の定位置にカセットがきたときに、複数のキュベット48の列を緩衝収容ゾーン16に排出することができる。また、カセットの垂直前端には、細長いフレームから形成された封止部58(図5)が取り付けられ、該封止部58の寸法は、カセットの垂直前端の寸法に対応する。前記フレームの垂直面60は、その内側縁部に切込み62を備え、該切込み62は、カセット内の反応キュベット48の縁部50に対応する。
【0046】
封止部58は、2つのハーフシェル40の間で、垂直方向の並進移動で案内され、カセットが複数の反応キュベットで満たされる場合に、キュベットの排出を妨げる閉鎖位置に配置される。これは、カセットの向きにかかわらず、キュベットが落下することを防ぐ一方、カセットを取り扱うことを可能にする。
【0047】
カセットが供給装置のハウジング内に位置決めされたときにキュベットの排出を可能にするために、封止部58は、以下でより詳細に説明する部材によって移動させる場合があり、それによって、その縁部60の切込み62は、ハーフシェル40のリブ46に置かれたキュベット48の縁部と位置合わせされる。
【0048】
図6に示す押込み装置64がカセット内部でその後端に取り付けられており、カセット内のキュベットの列をカセットの前端に向けて押し込む。
【0049】
この押込み装置64は、カセットの高さ全体にわたって、あるいは、図に示す例では、カセットの高さの半分にわたって延在し、2つの押込み装置64が、カセットの後端のところで互いに位置合わせされて位置決めされている。
【0050】
押込み装置64は、一連の矩形または正方形のブロック66を備える。ブロック66の数は、押込み装置64がカセットの内側に移動する必要があるキュベット列の数に対応し、その形状は、反応キュベットの輪郭に対応する。これらの複数のブロック66は、押込み装置64の一方の垂直面側と他方の垂直面側とに交互に配列されたジャンパ68によって互いに連結されており、それによって、図8に概略的に示すように、2つのハーフシェル40に交互に形成されたフィン52に押込み装置の取り付けを可能にする。
【0051】
この構成は、カセット14の内側に各押込み装置64の十分な支持及び案内を可能にする。
【0052】
押込み装置64の両端のブロック66は、側方突起70を有する。側方突起70は、ハーフシェル40の側壁のスロット72を貫通して延在し、キャリッジ26によって支持される2本の垂直ロッド76のタペット74と係合するように意図される。これら2本のロッド76は、そのタペット74が押込み装置64の側方突起70に対して当接し、緩衝収容ゾーン16の方向に押込み装置64を移動させることができるようにカセット14の両側に延在する。
【0053】
垂直ロッド76は、タペット74がそれぞれカセットの壁42に対して垂直になり、且つ互いに対向する位置と、タペット74がそれぞれ壁42に平行になる位置との間で、ロッド76の軸の周りをキャリッジ26上で1/4回転だけ回動する。
【0054】
垂直ロッド76の上端によって支持されるカムは、キャリッジ26の移動距離の両端に設けられた当接部に当たり、それによってロッド76を、前記位置の一方から他方の位置まで、またその逆に回動する。
【0055】
図6に示すように、押込み装置64の他のブロック66は、両端のブロック66の側方突起70よりも小さい寸法の側方ブロック78を支持する場合がある。
【0056】
カセットを組み立てるために、押込み装置64は、一方のハーフシェル40の後端で該ハーフシェル40に取り付けられ、第2のハーフシェルは、第1のハーフシェル上に取り付けられる。この取付け作業は、例えば、カセットがその部品のいくつかを破壊せずには分解できないようにスナップ止めすることによって行われる。こうして組み立てられたカセットは、一杯になるまで、複数の反応キュベットで満たされることができる。図に示す一実施形態の例では、カセット14は、それぞれ56個からなるキュベットの列を18段積み重ねたもの、すなわち、合計で1008個のキュベットを含み、各キュベットには、1つのビーズ54が含まれている。
【0057】
カセットが複数のキュベットで満たされる場合に、封止部58は、複数のキュベットの出口を妨げる位置で、カセットの前端に装着される。封止部58の垂直方向の両方の端部が同一ではないことは、図5で見ることができ、それによって、封止部は、カセットが正しく位置付けられる場合に図1及び図2における供給装置のハウジング内にカセットの完全な挿入を可能にし、且つカセットが前後逆である場合に、完全な挿入を防止する誤り防止装置として作用することができる。
【0058】
緩衝収容ゾーン16の入口は、緩衝収容ゾーン16の前記端部上で、垂直方向の並進移動で案内される垂直部材80を備える。該垂直部材80は、キュベット排出可能位置とキュベット排出不可位置の間で封止部58を移動させるように、カセットの前端の封止部58と係合する。前記可動部材80は、一の方向及び他の方向において、垂直方向に可動部材80を移動するように、可動部材80と係合する傾斜機構によって、キャリッジ26による並進移動で次々に移動させる。このような方法において、キャリッジ26が緩衝収容ゾーン16の入口に到達する場合に、キャリッジ26は垂直部材80を下降させ、それによって、カセットからのキュベットの排出を防ぐ位置に封止部58を配置する。キャリッジ26が図1および図2に示す後方位置に戻る場合に、供給装置のハウジング内に置かれたばかりの満杯のカセットを取り出すために、可動部材80は、キャリッジ傾斜機構によって再び上昇させ、キュベット排出可能位置に新しいカセットの封止部58を配置する。次いで、封止部58は、その上端が緩衝収容ゾーン16の前端によって支持される当接部と係合することができる高い位置にあり、供給装置のカセットハウジング内でカセット14を係止し、前記ハウジングからカセットの取り出しを防止する。
【0059】
次に、緩衝収容ゾーン16は、反応キュベット48の縁部50を支持し、カセット14のリブ46から延在するための一連の水平長手方向リブ84を備える。それ故に、緩衝収容ゾーン16は、垂直方向に重ねられた18列の反応キュベットを備え、各列は、例えば、9個の反応キュベットを含む。
【0060】
スライダ28によって支持されるくし形部30は、各列最後尾の反応キュベット48の背後で横方向に延在し、スライダ28がキャリッジ26によって前方に移動させる場合に、緩衝収容ゾーン16内で反応キュベット48を前方に移動させることを可能にする。
【0061】
緩衝収容ゾーン16の前端では、手段18が位置され、該手段18は、2つの垂直方向に位置合わせされたプーリ88に掛かっている同期ベルト86から形成される垂直搬送器・積み重ね解除器を備える。上部プーリ88は、電動モータ90および、上部プーリ88に強固に接続されたプーリとモータ90の出力シャフトに強固に接続されるプーリ94とに掛かっている同期ベルト92、によって回転される。緩衝収容ゾーン16の出口に沿って延在するベルト86の垂直層は、図11に示すように、緩衝収容ゾーン16に対向し、それぞれが1つの反応キュベットを受容するように意図された複数のU字形の支持部材96を備える。
【0062】
ベルト86の垂直層を段階的に下降させることは、受取ユニット100のハウジング98内で反応キュベットを1つずつ取り出すことを可能にする。次いで、該受取ユニット100は、反応キュベットが自動分析器に入る場所まで適切な手段によって移動される。
【0063】
反応キュベットを供給する前記装置は、以下のように動作する。
【0064】
供給装置内のカセットハウジングのレール20、22に正しく位置決めされたカセット14から反応キュベットを取り除く場合に、円筒形のロッド76を支えているキャリッジ26は、前記ハウジングの前部に位置され、図10及び図11に示されるように、緩衝収容ゾーン16のちょうど入口で位置される。この位置において、緩衝収容ゾーン16は、反応キュベット48で完全に満たされる。ベルト86の支持部材96によって支持されるすべての反応キュベットが順次受取ユニット100に取り出され、自動分析器の入口まで搬送されると、モータ90は、各支持部材96が緩衝収容ゾーン16の反応キュベット48の列から延在している、図10に示す初期位置に同期ベルト86および支持部材96を上昇させるように指示が与えられる。初期位置では、次いで、キャリッジ26は、1段階分前方に移動され、緩衝収容ゾーン16の出口に向かってスライダ28を1段階分押し込み、ベルト86の各支持部材96上に1つの反応キュベット48を取り出す。次いで、モータ90は、支持部材96を1段階下げさせ、1つの反応キュベット48を受取ユニット100のハウジング98内に取り出すように再度指示される。
【0065】
このプロセスは、緩衝収容ゾーン16内に含まれるすべての反応キュベットが受取ユニット100に1つずつ取り出されるまで、続けられる場合があり、分析器の約30分間の連続的な動作を確実にする。
【0066】
その間に、空のカセットは、供給装置のカセットハウジングから取り除かれ、反応キュベットで満たされたカセット14によって交換されることができる。このために、空のカセットのハンドル56を引き、レール20、22から空のカセットを引き抜き、そのハンドル56によって反応キュベットで満たされたカセット14を持ち、供給装置のハウジングのレール20、22に挿入することは、単に必要である。
【0067】
誤り防止手段は、カセット14を前後逆に位置決めすることを防止する。カセット14がカセットハウジング内に、緩衝収容ゾーン16の入口まで挿入される場合、図1および図10に示す検出器102は、供給装置のハウジング内でカセットの正しい組立を確認し、モータ手段36によってキャリッジ26の動きの制御を可能にする。
【0068】
緩衝収容ゾーン16のキュベットのいくつかを空にするために、緩衝収容ゾーン16の出口まで前方に移動される、キャリッジ26は、ベルト32によって後方に戻され、図1および図2に示す位置におけるカセット14の後端に戻される。この戻り移動中に、それは、反応キュベットの排出を可能にし、且つ供給装置のそのハウジングにおけるカセットを固定する位置で、封止部58を位置付けるように、カセットの封止部58の移動を命じる。
【0069】
さらに、この戻し移動中に、キャリッジ26によって支持される円筒形のロッド76は、その軸の周りで、タペット74がレール20、22と平行に延在する角度位置にあり、そのため、図1に示すようにカセット内の後方位置に見られるように、押込み装置64の突起70と干渉することなくカセット14の側壁42に沿ってロッド76を移動させることができる。
【0070】
キャリッジ26がこの後方位置における移動距離端まで到達する場合に、ロッド76の上端によって支持されるカムは、レール22によって支持される対応する当接部と接触する状態になり、ロッド76を1/4回転だけ回動させる。それによって、タペット74は、図2に示すように、互いに向けて延在し、レール20、22に対して垂直に延在する。この位置において、タペット74は、キャリッジ26が前方に移動した場合に、押込み装置64の側方突起70に作用される。
【0071】
封止部58によってカセットの出口を開放し、且つ供給装置のカセットハウジング内でカセットを係止した後に、その後方位置におけるキャリッジ26の到達は、その前方位置へのキャリッジ26の戻りを可能にする。キャリッジ26のこの移動は、緩衝収容ゾーン16が反応キュベットで再び満たされるまで、押込み装置64によって作動されたカセット14内のキュベット列の前方への移動を引き起こす。次いで、積み重ね解除手段18のベルト86の支持部材96によって支持されたすべての反応キュベットが順次受取ユニット100内に堆積される場合に、そして支持部材96が緩衝収容ゾーン16の反応キュベットの列と一致して戻される場合に、1段階分のキャリッジ26のさらなる前方への移動は、支持部材96などを再び満たすことを可能にする。
【0072】
キャリッジ26が緩衝収容ゾーン16の入口に到達する場合に、円筒形のロッド76の上端によって支持されるカムは、レール20及び22と平行にタペット76を方向付けるように、ロッド76をその軸の周りに1/4回転だけ回転させる固定された当接部に押圧する。スライダ28上のキャリッジ26の当接は、緩衝収容ゾーン16を取り除くために、スライダ28を段階的に前方に移動することを可能にする。この目的のために、永久磁石は、互いに接触したときに磁気引力によってキャリッジ26とスライダ28を強固に接続するように、キャリッジ26および/またはスライダ28に取り付けられる場合がある。スライダ28がキャリッジ26によって緩衝収容ゾーン16の入口に戻される場合に、キャリッジ26が図1における位置に戻される場合に、スライダ28がさらに後方に移動することを防止している固定された当接部によって保持される。
【0073】
さらに、緩衝収容ゾーン16の入口においてその前方位置へのキャリッジ26の到達はまた、カセット14の出口を閉ざし、且つ前記カセットを解除するためのその位置に、封止部58の移動を命じ、該カセットは、供給装置のそのハウジングから取り除かれる場合がある。
【符号の説明】
【0074】
10 プレート
12 支持手段
14 カセット
16 緩衝収容ゾーン
18 搬送手段、積み重ね解除手段
20 レール
22 レール
24 レール
26 キャリッジ
28 スライダ
30 くし形部
32 ベルト
34 プーリ
36 モータ手段
40 ハーフシェル
42 壁
44 縁部
46 リブ
48 キュベット
50 縁部
52 フィン
54 ビーズ
56 ハンドル
58 封止部、封止プレート
60 垂直面、縁部
62 切込み
64 押込み装置
66 ブロック
68 ジャンパ
70 突起
72 スロット
74 タペット
76 ロッド
78 側方ブロック
80 垂直部材、可動部材
84 リブ
86 同期ベルト
88 プーリ
90 電動モータ
92 同期ベルト
94 プーリ
96 支持部材
98 ハウジング
100 受取ユニット
102 カセット検出器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動分析器に反応キュベットを供給するためのカセットであって、
互いに固定されて組み付けられて、反応キュベット(48)の列を支持する手段(46)を備える2つの平行な側壁(42)と、
前記側壁(42)の縁部(44)によって形成され、前記反応キュベットが前記カセットから出ることを防ぐ1つの閉じた端面と、
前記閉じた端面に対向した、キュベット排出位置とキュベット保持位置の間で移動可能なスライド封止部(58)が装着される1つの開いた端面と、
を備えることを特徴とするカセット。
【請求項2】
前記反応キュベット(48)の列を支持する前記手段は、前記カセットの前記側壁(42)の内側面に突出するように形成された複数のリブ(46)を備え、前記反応キュベット(48)の側方縁部(50)が前記リブ(46)で支持されていることを特徴とする請求項1に記載のカセット。
【請求項3】
前記カセットの前記側壁(42)の前記内側面は、前記反応キュベットを支持しかつ前記反応キュベットにわたって延在するための、前記リブ(46)と平行な複数のフィン(52)を備え、前記複数のリブによって支持される前記反応キュベット(48)の開いた上端を少なくとも部分的に閉じ、且つ前記反応キュベット内に含まれるビーズ(54)が外へ出ることを防ぐことを特徴とする請求項2に記載のカセット。
【請求項4】
前記側壁(42)間に延在する横断インサートによって形成された少なくとも1つの押込み装置(64)を備え、該少なくとも1つの押込み装置は、前記反応キュベットを支持するための前記手段(46,52)に沿って並進状態で案内され、
前記横断インサートは、前記カセットの一方の端部から他方の端部へ前記横断インサートを作動させるための手段を形成するために、前記カセットの前記側壁(42)のスロットを貫通して延在する側方突起または側方タブ(70)を備え、それによって、前記カセットの前記開いた端面に前記反応キュベット(48)の列すべてを同時に移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカセット。
【請求項5】
前記カセットの前記閉じた端面は、取扱い用のハンドル(56)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカセット。
【請求項6】
前記カセットは、金属、あるいは射出成形または熱成形用のプラスチックから形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカセット。
【請求項7】
自動分析器、特に媒質の物理的状態が変化するのに必要とされる時間を決定するための自動分析器であって、該自動分析器は、反応キュベット(48)を供給する供給手段を備え、該供給手段が、
請求項1から6のいずれか一項記載のカセット(14)を受容するハウジングを形成する手段(10,20,22)と、
前記ハウジングの一端に設けられ、キュベット緩衝収容ゾーン(16)を形成する手段と、
前記反応キュベット(48)を、前記ハウジング内に置かれた前記カセット(14)から前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)に移動させるための第1搬送手段(26,32,36,76)と、
前記反応キュベットを、前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)から前記反応キュベットが前記分析器に入力される場所まで移動させるための第2搬送手段(18,28,30)と、
を備えることを特徴とする自動分析器。
【請求項8】
前記カセット(14)内の1つ又は複数の押込み装置(64)を作動させるための手段は、モータ手段(32,36)によって長手方向の案内レール(24)に沿って移動するキャリッジ(26)を備え、
前記キャリッジは、前記反応キュベットの列に沿って、前記反応キュベットの列に対して垂直に延在する少なくとも1本の横断円筒形ロッド(76)を支持し、該少なくとも1本の横断円筒形ロッド(76)は、前記押込み装置(64)の前記側方突起(70)と係合して、前記押込み装置(64)を前記反応キュベットの列の一端から他端まで移動させ、前記カセット(14)から反応キュベット(48)を開放するために、前記押込み装置(64)の前記側方突起(70)と係合するようにタペット(74)を支持することを特徴とする請求項7に記載の自動分析器。
【請求項9】
前記横断円筒形ロッド(76)は、前記タペット(74)が前記押込み装置(64)の前記側方突起(70)と係合する動作位置と、前記タペット(74)が前記押込み装置(64)の前記側方突起(70)から離間しているアイドリング位置との間で、前記横断円筒形ロッド(76)の軸の周りに前記キャリッジ(26)上で回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の自動分析器。
【請求項10】
前記横断円筒形ロッド(76)は、前記カセット(14)の前記ハウジングの固定当接部と係合するカムを支持し、それによって、前記横断円筒形ロッド(76)をその前記位置の一方から他方まで、またその逆に回動することを特徴とする請求項8または9に記載の自動分析器。
【請求項11】
前記キャリッジ(26)を作動させるための前記手段は、プーリ(34)によって案内されるベルト(32)を備え、前記プーリ(34)の一方はモータ手段(36)によって回転されることを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載の自動分析器。
【請求項12】
前記カセット(14)の出口の前記封止プレート(58)は、前記2つの動作位置の間で前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)の入口に取り付けられ、且つ前記第1搬送手段の前記キャリッジ(26)によって作動される可動部材(80)によって移動されることを特徴とする請求項7から11のいずれか一項に記載の自動分析器。
【請求項13】
前記封止プレート(58)は、反応キュベット(48)の出口位置において、前記カセット(14)のハウジング内に設けられた当接部と係合し、前記ハウジング内の定位置で前記カセットを保持することを特徴とする請求項11または12に記載の自動分析器。
【請求項14】
前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)は、前記ハウジング内に置かれたカセット(14)の反応キュベットを支持する前記手段(46)から延在した反応キュベット支持手段を備え、該反応キュベット支持手段は、前記カセット内の前記反応キュベットの列から反応キュベットを受け取り、かつ、
前記第2のキュベット搬送手段は、少なくとも1つの側方くし形部(30)を備え、前記少なくとも1つの側方くし形部(30)の歯は、前記緩衝収容ゾーン(16)内でキュベットを支持するための手段の間で横断方向に延在し、前記キュベット緩衝収容ゾーンからすべての前記反応キュベットを同時に、前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)の前記反応キュベットの列の端の反応キュベットを受け取り、かつ、前記分析器に前記反応キュベットを入力する手段に前記反応キュベットを1つずつ搬送する搬送ベルト(86)に押し込むことを特徴とする請求項7から13のいずれか一項に記載の自動分析器。
【請求項15】
前記カセット(14)および前記緩衝収容ゾーン(16)において、前記反応キュベット(48)の列は垂直方向に重ねられ、前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)の出口に位置する前記搬送ベルトは垂直方向に延在していることを特徴とする請求項7から14のいずれか一項に記載の自動分析器。
【請求項16】
前記搬送ベルト(86)は、一連のキュベット支持部材(96)を支持し、前記キュベット支持部材の数は、前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)内の反応キュベットの列の数に等しいことを特徴とする請求項15に記載の自動分析器。
【請求項17】
前記第2搬送手段の前記少なくとも一つのくし形部(30)は、前記第1搬送手段の前記キャリッジ(26)の前記案内レール(24)に沿って移動可能なスライダ(28)によって支持され、該スライダ(28)は、前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)を空にするために、前記第1搬送手段の前記キャリッジ(26)によって前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)の出口まで段階的に押し込まれ、空になった後で前記キャリッジ(26)によって前記キュベット緩衝収容ゾーンの入口まで戻されることを特徴とする請求項14から16のいずれか一項に記載の自動分析器。
【請求項18】
前記スライダ(28)と前記キャリッジ(26)とは、前記キャリッジ(26)が前記キュベット緩衝収容ゾーン(16)の入口まで搬送されたときに、磁気引力によって互いに強固に接続され、前記キュベット緩衝収容ゾーンの入口には、前記スライダ(28)を保持し、かつ前記キャリッジが前記カセットハウジングの入口まで戻されたときに前記キャリッジ(26)から前記スライダ(28)を解放する当接部が設けられることを特徴とする請求項17に記載の自動分析器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2011−511295(P2011−511295A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545519(P2010−545519)
【出願日】平成21年1月27日(2009.1.27)
【国際出願番号】PCT/FR2009/000088
【国際公開番号】WO2009/112692
【国際公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(508328800)
【Fターム(参考)】