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自動分析機用のサンプリング装置および方法
説明

自動分析機用のサンプリング装置および方法

分析を目的としてサンプル(特に血液サンプル)を採取するための方法および装置であって、サンプリング・ニードルに対して角度を成す軸線(X2)を中心としてサンプリング・ニードル(5)を回転させながら移動させることを特徴とする。この方法および装置は小型の自動血液分析機に使用するのに特に適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動分析機において、特に血液の分析のために、サンプルを採取するための装置に関する。本発明は、更に、本発明の装置で実施するに適したサンプリング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特に血液学の分野においては、血液サンプルの採取と分析をするための多種の自動装置が存在する。サンプルは、極く一般的には、自動装置によって少なくとも部分的にサンプリングする前には試験管に入っており、自動装置はサンプリングの次にサンプルを分析する。サンプリングはサンプリング・ニードルを用いて行われるもので、このニードルは試験管と1以上の液槽との間で水平に移動し、これらの槽はサンプルを場合により希釈した後で分析するためのもので、サンプリング・ニードルは採取したサンプルをこれらの槽に分配する。
【0003】
ニードルの水平運動の第1のモードは文献EP0468565に記載されている。これはニードルの水平で直線的な並進運動により行われる。ニードルの水平運動の第2のモードは文献US4166094およびUS4022067に記載されている。この第2の運動モードにおいては、ニードルは垂直な軸線を中心として回転しながら変位せられる。これら2つのモードにおいて、ニードルはその移動時には垂直に保持される。このような運動モードは非常に嵩高な機構を使用するので、小型の自動装置を形成するには適していない。更に、この種の機構はしばしば複雑であり、多数の部品を有するので、高価でかつ壊れやすい。この種の機構は、また、分析槽の上かつ近傍に位置するので、液槽から出る蒸気や飛沫によって損害を受けることがある。
【0004】
更に、サンプリング・ニードルのクリーニングのために設けた配管はニードルの変位の全長にわたってニードルと共に運動しなければならない。従来技術の自動装置におけるニードルの変位は大きいので、配管を長くする必要があり、従って、配管が壊れやすい。ニードルをサンプリング装置(例えばサンプリング・ニードルを通ってサンプルを吸引するためのポンプを構成するシリンジ型のもの)に接続する配管についても同様である。
【0005】
更に、従来技術のサンプリング装置におけるニードルの配置を鑑みると、ニードルを交換するのが困難である。即ち、サンプリング・ニードルが捻れたり摩耗したり、そのシールが洩れたりするおそれがある。
【発明の開示】
【0006】
本発明の目的は、簡素化された小型のサンプリング装置を提供することにある。斯る装置においては、有利なことに、特に配管の長さを制限するために、ニードルの変位を減縮することが出来る。斯る装置の他の利点は、また、装置内へのニードルの着脱を容易にすることができるということである。
【0007】
本発明の目的は、また、従来技術の方法(特にサンプリング・ニードルの移動方法)が有する問題の少なくとも1つを解決することの可能なサンプリング方法を提供することである。
【0008】
本発明によれば、自動分析機(この自動分析機は分析すべきサンプルを採取するためのサンプリング・ニードルを備え、前記サンプルは容器、例えば試験管、内で採取される)で使用可能なサンプリング方法は、サンプリング・ニードルに対して角度をなす軸線を中心として回転させながらサンプリング・ニードルを移動(変位)させることを特徴としている。好ましくは、この角度は直角に設定する。サンプリングをするためには、サンプリング・ニードルが下を向くようにサンプリング・ニードルを移動させるか、或いはそれが上を向くように移動させる。
【0009】
容器が栓で蓋してある場合には、栓が下を向くようにその容器を位置決めし、栓の深さにわたって予備穿孔ニードルを突き刺しながら予備穿孔ニードルを用いて栓を予備穿孔し、次に、サンプリング・ニードルの先端が予備穿孔ニードルの先端と例えばほぼ並ぶようにサンプリング・ニードルを予備穿孔ニードルの内側で摺動させることができる(サンプリング・ニードルは上に向けてある)。これは、特に容器の深さが如何様であろうとも、容器に収容されたサンプルのほぼ全部を取り出すことを可能にする。
【0010】
好ましくは、サンプルを採取するためにオペレータがサンプリング・ニードルにアクセスするのをより容易にするため、サンプリング・ニードルが垂直に対して角度をなすように(特に自動分析機の前方へ向かって)サンプリング・ニードルを変位させる。
【0011】
サンプルを採取した後は、ニードルが液槽の上方で下に向けて位置決めされるような少なくとも1つの分配位置へとニードルを移動させる。
【0012】
本発明によれば、自動分析機で使用可能なサンプリング装置(このサンプリング装置は分析すべきサンプルを採取するためのサンプリング・ニードルを備え、前記サンプルは容器内で採取される)は、サンプリング・ニードルに対して角度(好ましくは、ほぼ直角)をなす軸線を中心として回転しながらサンプリング・ニードルが移動することを特徴としている。
【0013】
この装置は前記軸線を中心として揺動する揺動アームを有することができ、サンプリング・ニードルはこの揺動アームに装着される。容器又は槽内にニードルを潜入させるため、軸線に接近・離反するように運動しながら揺動アームに対して並進運動できるようにニードルを装着するのが有利であろう。サンプリング・ニードルは揺動アームに対して固定した本体を貫いて並進運動できるように装着することができる。好ましくは、この本体はスナップ嵌合によって揺動アームに固定することができ、そうすればニードルの着脱(特に交換のため)を容易にすることができる。
【0014】
サンプリング・ニードルと本体とは二重ニードルの一部をなすことができ、後者は更に予備穿孔ニードルを有し、サンプリング・ニードルはこの予備穿孔ニードル内に摺動可能に装着されており、予備穿孔ニードルは本体に固定することができる。
【0015】
この装置はサンプリング・ニードルを揺動アームに対して並進駆動する手段を有することができ、この駆動手段は揺動アームに対して並進運動するキャリッジを備え、ニードルはこのキャリッジにスナップ嵌合により装着されている。これらの駆動手段は、更に、駆動プリーと遊動プリーとの間に半径方向に張架したベルトを備え、これらのプリーの一方は揺動アームの枢軸として作用し、キャリッジはベルトに固定されていると共にガイド上で並進運動可能である。
【0016】
本発明の他の特徴や利点は非限定的な実施例に関する以下の記載から更に明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
自動装置のうちサンプリングを担当するオペレータに面する側を前と定義する。反対側の自動装置の側を後と定義する。サンプリングをする(即ち、前から後へ向いた)オペレータの右および左を右および左と定義する。
【0018】
図1はサンプリング装置1を示す。この装置は血液サンプルを分析する自動装置の一部をなす。図面を簡素化するため、この自動装置の全体は図示していない。サンプリング装置は揺動アーム2と二重ニードル3を備えている。揺動アーム2は、揺動アームの水平軸線X2を中心として回転することにより自動サンプリング装置のフレーム4に対して相対運動できるように装着されている。揺動アームはほぼ四角形の形状を有する。
【0019】
二重ニードル3は図2には単体で示してある。この種のニードルはサンプリング・ニードル5と予備穿孔ニードル6と本体7とを有する。夫々のニードルは基本的に円柱形で中空の軸によって構成されている。予備穿孔ニードル6は本体7に対して固定してある。サンプリング・ニードル5は予備穿孔ニードル6の内側に摺動可能に装着してある。本体7は、揺動アームの軸線X2から最も遠い方のサンプリング・ニードル5および予備穿孔ニードル6の端部がこれらのニードルの先端11、12を夫々構成するように、揺動アーム2に固定してある。本体はスナップ嵌合式の固定手段9によって揺動アームに固定してある。
【0020】
サンプリング装置1は、更に、サンプリング・ニードルを揺動アームに対して並進移動させる手段8を備えており、図示した実施例では並進移動は予備穿孔ニードル6内でサンプリング・ニードル5を摺動させることにより行う。摺動手段8はキャリッジ13とガイド14とベルト15を備えている。ベルトは駆動プリー16と遊動プリー17との間に装架されている。駆動プリーは揺動アーム2の軸線と同軸的であり、揺動アームの枢軸として作用するシャフトを有する;この駆動プリーはフレーム4に固定された第1モータ18によって駆動される。遊動プリー17はベルトが揺動アームの軸線X2に対してほぼ半径方向に延長するようにスナップ嵌合式固定手段9の近傍に固定されている。ガイド14は円柱形であって、ベルト15の方向に平行に延長している。キャリッジはガイドに摺動可能に装着されていると共に、ベルトに固定されている。レール(図面では隠れている)はキャリッジがガイド14を中心として回転するのを防止する手段の作用をする。図示した実施例においては、このレールは揺動アームに設けた溝である。キャリッジはこの溝に摺動自在に嵌合されたタペットを備えている。従って、第1モータ18によってベルトを駆動すると、キャリッジがガイド上で直線的に移動する。
【0021】
先端11とは反対側の端部19の近傍では、サンプリング・ニードルは円柱形中空軸22の周りに円筒形のボス21を有する。図4に詳細に示したように、キャリッジ13はサンプリング・ニードル5を保持する手段23、43を有する。これらの保持手段は、揺動アームの軸線X2にほぼ並行に延長する4つの指23と、クランプ43とを有する。揺動アームにニードルを装着するときには、二重ニードル3の本体7はニードル5、6がガイド14に平行に延長するように揺動アームに固定される。更に、ボスは、先端とは反対側の端部に最も近い方のボスの側面で2本の指23が軸22の両側に配置されると共に、クランプ43がボス21の周りにスナップ嵌合するように、揺動アームの軸線に平行に導入される。従って、キャリッジがガイド上を移動するときには、キャリッジ13は予備穿孔ニードルおよび本体内でサンプリング・ニードルを摺動させる。
【0022】
従って、サンプリング・ニードルはその先端が予備穿孔ニードルの内側に保護されるような退却位置を取ることができる。この位置はキャリッジが駆動プリー16に最も近い位置に対応する。
【0023】
従って、サンプリング・ニードルは完全に予備穿孔ニードルの外側に突き出した位置を取ることができ、この位置ではその先端11は予備穿孔ニードルの先端12から最も遠ざかる。この位置はキャリッジが遊動プリー17に最も近い位置に対応する。図面に示したのはこの位置である。
【0024】
サンプリング・ニードルは、また、前述した2つの位置の間の、大なり小なり突き出した任意の位置を取ることができる。
【0025】
このサンプリング装置は更に軸線X2を中心として揺動アーム2を揺動させる手段を備えている。即ち、フレーム側の揺動アームの背中(即ち、ベルトとガイドと二重ニードルを担持している面とは反対側の面)にはラック24が設けてある。ラック24は揺動アームの軸線X2を中心とする円弧をなす。第2モータ26によって駆動されるピニオン25がラックと噛み合っている。従って、第2モータの回転は揺動アームをその軸線を中心として揺動させ、その結果として二重ニードルを揺動させる。ラックはピニオン25の両側面に沿って揺動アーム2を案内するための溝44を揺動アーム上に形成している。ラックは揺動アームのうち揺動アームの軸線から遠い部分において揺動アーム上に配置されている。従って、揺動運動に必要な力が小さくなり、第2モータの出力と嵩が小さくなる。
【0026】
有利なことに前述した実施例においてはサンプリング・ニードルの揺動運動と並進運動とは独立であることが注目される。
【0027】
サンプリング・ニードル5の反対側端部19はサンプリング・チューブ20(図3)を介してサンプリング装置(図示せず)に接続されている。サンプリングされたサンプルを貯蔵するためにはサンプリング・ニードル内でおよび場合によりサンプリング・チューブ内で利用可能な容量を使用すれば充分である。サンプリング・チューブ20はクリップ42によって揺動アーム2に保持されるが、そのやり方はクリップとサンプリング・ニードルへの接続部との間のチューブの長さがガイド14に沿ったキャリッジの運動を阻害しないような充分な長さになるようにする。
【0028】
サンプリング装置は二重ニードルを洗浄するための2本の他のチューブ33、34を備えている。これらのチューブのうちの第1のチューブはサンプリング・ニードル5を洗浄するためのチューブ33である。それは洗浄液をサンプリング・ニードル洗浄ヘッド35まで搬送するようになっている。これらのチューブのうちの第2のものは予備穿孔ニードル36を洗浄するためのチューブ34である。それは洗浄液を予備穿孔ニードル6の洗浄ヘッド36まで搬送するようになっている。これらの洗浄ヘッドは揺動アーム2に対して固定されている。洗浄ヘッドの近傍から揺動アームの軸線X2の近傍まで洗浄チューブを案内するため、揺動アームには樋37が形成してある。このように、これらのチューブを揺動軸線の近傍まで持ち来すことにより、これらのチューブの変位が最小限になり、その結果、それらの長さ、嵩、および脆さが制限される。
【0029】
次に、図3を参照しながらこのサンプリング装置の作動をより詳しく説明する。図3は揺動アームの軸線を中心とする揺動アームの位置に基づく二重ニードルの可能な4つの位置を示す。ニードルの夫々の位置は軸線X2を中心とする揺動アーム2の1つの特定の角位置に対応する。
【0030】
第1の位置P1は実際のサンプリング位置である。この位置では、サンプリング・ニードル5は試験管30内の血液サンプルを採取する作用を果たす。試験管は栓31によって閉鎖されている。従って、サンプリングに先立って栓を穿孔しなければならない。このため、サンプリング・ニードルは予備穿孔ニードル6の内側の退却位置に位置決めされている。予備穿孔ニードルはより堅牢であるから、サンプリング・ニードルを損傷させることなく栓を穿孔することが可能である。次いで、予備穿孔ニードルは、栓を貫通した状態に保持されながら、サンプリング・ニードルが栓を通過するための通路の役割を果たす。この第1位置P1においては、二重ニードルの先端11、12は下方に向いていると共に僅かに前方へ揺動されており、オペレータが容易にアクセスできるようになっている。
【0031】
採取されたサンプルはサンプリング・ニードルの円筒形中空軸を通って吸引される。次いでサンプルは分析の目的で例えば希釈したり試薬と混合したりするために1つ若しくは複数の槽32、33に分配される。図3の自動装置は2つの槽32、33を備えている。これらの槽は夫々の槽毎に1つのニードル位置が存在するように二重ニードルの変位に対して整列させてあり、このニードル位置でニードルは各槽の上に突き出す。第2の位置は分配位置P2であって、この位置ではサンプリング・ニードルは、その先端を下に向けて、ほぼ垂直に第1の槽32の上方に指向する。第3の位置は分配位置P3であって、この位置ではサンプリング・ニードルは、その先端を第2位置よりも僅かに後方で下に向けて、第2の槽33の上方に指向する。第2位置は第1位置P1と第3位置P3との中間の位置である。
【0032】
これらの槽はまた二重ニードルを通過して汚れた洗浄液を受け取るようになっている。2本の洗浄チューブに代えて、輸送先に応じて唯一の或いは2本以上のチューブを使用することが可能である。即ち、これらのチューブ33、34は、また、二重ニードルが1つの槽の上方にある時にいづれかのニードル5、6を通じて或いはそれに沿って液体をその槽に分配するために使用することもできる。
【0033】
場合により槽から来る飛沫からラックを保護するため、揺動アームには揺動アームの軸線に関してラックより向こうに保護リム40が円弧状に形成してある。
【0034】
分配位置P3においては、サンプリング・ニードル5は完全には伸長していないので、その先端11は槽32、33の縁の上方に留まっている(特に揺動アームの揺動時も同様)。勿論、図3の位置P2で示したように、サンプル分配時の液はねを回避するか、或いは槽に入っているものの一部を採取するために、ニードルを槽の内側で槽に入った希釈液又は反応液の中まで伸長させることもできる。即ち、最初の槽は血液サンプルの希釈に使用し、次いで斯く希釈した血液を最初の槽から採取して、次に第2の槽の中で試薬と混合することができる。
【0035】
前述した揺動アームの3つの位置P1、P2、P3は揺動アームをその軸線を中心として約40度動かすことにより実現される。これは図1の構成における揺動アーム上のラック24によって形成される弧の長さに対応する。槽の退却、交換、又は清掃を可能にするために1つの位置(P3、又は、P2に関しP3の向こう即ち後方の位置)を設けることが可能である。
【0036】
第4の位置(これも図3に示してある)は、例えば約170度のレバー揺動を可能にする延長ラック38によって達成することができる。この位置では、揺動アームは、第3位置P3に対して約170度の角度をなすように、第2位置P2および第3位置P3に関し第1位置P1の向こうに揺動される。ニードルの先端は上を向くと共に、オペレータがより容易にアクセスできるように僅かに前の方へ揺動される。
【0037】
留意すべきことに、サンプリング用試験管はすべてが同じ深さではない。これはサンプリングを自動的に行う場合(即ち、オペレータが試験管を支持体内に配置し、次いで自動装置が単独でかつ自動的に予備穿孔、サンプリング、および分配操作を行う場合)には問題を生じる。即ち、サンプリング・ニードル5は、その完全に伸長した位置においては、深さの浅い試験管の底まで潜るように構成することができる。従って、図3に第1位置P1で示したように、装置が例えばサンプリング・ニードルの伸びを試験管の深さに適合させる手段或いは試験管の深さに応じて試験管をニードルに対して位置決めする手段を有する場合しか、より深い試験管30の底から血液を採取することができないであろう。
【0038】
図3に示した第4位置P4のように、サンプリング・ニードルが上を向くようなサンプリング位置は、用いる試験管が栓で蓋をされている場合に、この問題を解決するのを可能にする。即ち、試験管の深さが如何様であろうと、栓が下を向いているので、試験管に入っている血液は栓のところまで来る。従って、栓の深さにわたって予備穿孔を行い、予備穿孔用ニードルをそこに維持する;次に、分析すべきサンプルを回収するようにサンプリング・ニードル5の先端11を位置決めすれば充分である。
【0039】
勿論、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく多数の修正を加えることができる。
【0040】
特に、槽の数は2つに限定されるものではなく、必要に応じて増減することができる。
【0041】
また、本は血液分析に限定されるものではない。本発明はあらゆるタイプのサンプリングに使用することができる。
【0042】
図面に示したような、伸長方向およびサンプリング・ニードルの移動方向に垂直な揺動アーム軸線は、特にサンプリング装置の作動中にサンプリング装置によって走査される容積を制限することが可能になるので、一般に好ましいものである。更に、それは、揺動アームの揺動運動のためといづれかのプリーのために1つの共通の軸線をより容易に使用することを可能にする。しかしながら、自動分析機の構成によっては、揺動アームはサンプリング・ニードルに対して直角とは異なる角度をなすことができる。
【0043】
揺動アームに対してサンプリング・ニードルを移動させるために、ラックやネジ/ナット機構のような、他の駆動手段を使用することができる。ベルトよりも堅牢なこれらの手段は、サンプリング・ニードルを栓を穿孔するためのニードルとしても使用する場合には、好ましいものである。
【0044】
同様に、揺動アームを揺動するための手段は、円弧状のラックよりも、ネジ/ナット機構、ベルト、又はケーブルを有することができる。これらの揺動手段は揺動アームをその軸線を中心として完全に一回転させることを可能にするように構成することができる。
【0045】
揺動軸線を中心として揺動アームの異なる位置と位置との間に形成される角度も前述したものとは異なることができる。
【0046】
サンプリング装置は、更に、予備穿孔ニードルを備えていないことができる。これは、試験管が栓を有するようになっていない場合(栓は予め取り外しておくことができる)か、サンプリング・ニードルが栓の穿孔に使用するに充分に堅牢である場合である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は本発明のサンプリング装置の後四分の三右側斜視図である。
【図2】図2は図1の装置に使用されているサンプリング用二重ニードルの斜視図である。
【図3】図3は図1の装置の異なる複数の位置を概略的に示す右からの図である。
【図4】図4は図1の詳細図で、揺動アームに二重ニードルを固定するやり方を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動分析機で使用可能なサンプリング方法であって、前記自動分析機は分析すべきサンプルを採取するためのサンプリング・ニードル(5)を備え、前記サンプルが容器(30)から採取されるようになった方法において、前記サンプリング・ニードルを当該サンプリング・ニードルに対して角度をなす軸線(X2)を中心として回転させながら変位させることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に基づく方法であって、前記サンプリング・ニードルは軸線(X2)を中心として揺動可能な揺動アームに固定してあり、前記方法は、揺動アームに対して並進運動可能なキャリッジ(13)と、駆動プリー(16)と遊動プリー(17)との間に半径方向に張架したベルト(15)とを有する駆動手段によって、サンプリング・ニードルを揺動アームに対して並進駆動する工程を包含し、前記プリーの一方は揺動アームの枢軸として作用し、前記キャリッジは前記ベルトに固定されていることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に基づく方法であって、前記揺動運動と並進運動とは互いに独立であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1から3のいづれかに基づく方法であって、サンプルを採取するにあたり、先端が下を向くようにサンプリング・ニードルを移動させることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1から4のいづれかに基づく方法であって、サンプルを採取するにあたり、先端が上を向くようにサンプリング・ニードルを移動させることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に基づく方法であって、前記容器は栓(31)によって閉鎖されており、栓が下に向くように容器を位置決めし、次いで少なくとも栓の深さにわたってニードルを圧入することによりニードルで栓を穿孔することを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1から6のいづれかに基づく方法であって、サンプルを採取するにあたり、サンプリング・ニードルを垂直に対して角度をなすように移動させることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1から7のいづれかに基づく方法であって、サンプルを採取した後、ニードルの先端が容器(32、33)の上方において下に向くような分配位置(P2、P3)へとニードルを移動させることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に基づく方法であって、前記軸線を中心として回転させることにより容器を自動分析機から取り出すことができるようなニードル位置が存在することを特徴とする方法。
【請求項10】
自動分析機で使用可能なサンプリング装置であって、前記装置は分析すべきサンプルを採取するためのサンプリング・ニードル(5)を備え、前記サンプルは容器(30)から採取されるようになった装置において、前記サンプリング・ニードルは当該サンプリング・ニードルに対して角度をなす軸線(X2)を中心として回転しながら運動可能であることを特徴とする装置。
【請求項11】
請求項10に基づく装置であって、前記軸線を中心としてニードルを完全に1回転させる手段を備えていることを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項10又は11に基づく装置であって、前記軸線とニードルとがなす角度はほぼ直角であることを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項10から12のいづれかに基づく装置であって、軸線(X2)を中心として揺動可能な揺動アームを備え、前記サンプリング・ニードルはこの揺動アームに固定してあることを特徴とする装置。
【請求項14】
請求項13に基づく装置であって、サンプリング・ニードルは前記軸線に接近又は離反する運動をしながら揺動アームに対して並進移動可能に装着してあることを特徴とする装置。
【請求項15】
請求項13に基づく装置であって、前記揺動運動と並進運動とを互いに独立にする手段を備えていることを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項14に基づく装置であって、サンプリング・ニードルは揺動アームに対して固定された本体(7)を通って並進移動可能に装着してあることを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項16に基づく装置であって、前記本体をスナップ嵌合によって揺動アームに固定するための手段を備えていることを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項16又は17に基づく装置であって、サンプリング・ニードルと前記本体とは二重ニードル(3)の一部をなし、後者はまた予備穿孔ニードル(6)を有し、サンプリング・ニードルは前記予備穿孔ニードル内に摺動可能に装着されていることを特徴とする装置。
【請求項19】
請求項18に基づく装置であって、予備穿孔ニードルは前記本体に固定されていることを特徴とする装置。
【請求項20】
請求項13から19のいづれかに基づく装置であって、サンプリング・ニードルを揺動アームに対して並進駆動する駆動手段(13〜18)を備え、前記駆動手段は揺動アームに対して並進運動可能なキャリッジ(13)を備え、サンプリング・ニードルはスナップ嵌合によりキャリッジに装着されていることを特徴とする装置。
【請求項21】
請求項20に基づく装置であって、前記駆動手段は駆動プリー(16)と遊動プリー(17)との間に半径方向に張架したベルト(15)を更に備え、これらのプリーの一方は揺動アームの枢軸として作用し、前記キャリッジはベルトに固定されていてガイド(14)上で並進移動可能であることを特徴とする装置。
【請求項22】
請求項20又は21に基づく装置であって、前記駆動手段はラック及び/又はネジ/ナット機構を備えていることを特徴とする装置。
【請求項23】
請求項13から22のいづれかに基づく装置であって、少なくとも1つのニードル(5、6)は洗浄ヘッド(35、36)を備え、この装置は洗浄液を前記洗浄ヘッドへ導くためのチューブ(33、34)を備え、前記揺動アームは前記チューブを洗浄ヘッドの近傍から前記軸線(X2)の近傍まで案内する少なくとも1つの樋(37)を備えていることを特徴とする装置。
【請求項24】
請求項13から23のいづれかに基づく装置であって、前記揺動アームは当該揺動アームをその軸線を中心として揺動させるための手段(24、25)を備えていることを特徴とする装置。
【請求項25】
請求項24に基づく装置であって、前記揺動手段は、前記軸線(X2)を中心とする弧を形成するラック(24)と、揺動アームを前記軸線を中心として回転駆動するべく前記ラックに係合するピニオン(25)とを備えていることを特徴とする装置。
【請求項26】
請求項25に基づく装置であって、前記ラックは揺動アームのうち前記軸線から遠い部分において揺動アーム上に配置されていることを特徴とする装置。
【請求項27】
請求項24に基づく装置であって、前記揺動手段はベルト又はケーブル又はネジ/ナット機構を備えていることを特徴とする装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−516421(P2007−516421A)
【公表日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−519967(P2006−519967)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【国際出願番号】PCT/FR2004/001872
【国際公開番号】WO2005/010497
【国際公開日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(506008076)
【Fターム(参考)】