説明

自動分析装置

【課題】分注動作の制御が容易な自動分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる自動分析装置1は、検体と試薬とを反応容器21にて反応させ、検体を分析する自動分析装置であって、検体分注部70を有する。検体分注部70は、検体容器12より検体を吸引し、反応容器21に検体を吐出するプローブ72と、プローブ72に連結した管路75と、管路75の途中に設置されたポンプ76とを有する。先端部を除くプローブ72と管路75とポンプ76との内部は、作動流体Sが充填されている。ポンプ76は、電気浸透流ポンプによって実現され、プローブ72を保持し、プローブ72を水平方向または鉛直方向に移送するアーム部71内部に格納されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液や尿のなどの検体と試薬とを反応させ、反応液の特性を測定し、この測定結果に基づいて検体の分析を行う自動分析装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、検体および試薬をピペッティング方式で反応容器に分注する分注装置が知られている。ピペッティング方式とは、各々の容器に収容されている検体または試薬をプローブ内に吸引し、この検体または試薬を反応容器に吐出する方式である。プローブは、配管によってポンプと連結されており、ポンプは管路内に充填されている作動流体を吸引および吐出することによって、検体および試薬を吸引および吐出するための圧力をプローブに供給する。
【0003】
【特許文献1】特開2004−125780号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の自動分析装置では、プローブに圧力を供給するポンプとしてシリンジポンプが使用されていた。シリンジポンプは大型であるため、自動分析装置内での配置場所が制限され、プローブとシリンジポンプとが離れてしまい、プローブとシリンジポンプとをつなぐ配管が長かった。そのため、作動流体の緩衝効果の影響を大きく受け、シリンジポンプの吸排動作と、プローブ先端での検体または試薬の吸排動作とに時間的なずれが生じ、このずれを考慮して分注動作、例えばプローブの昇降などを制御しなければならず、制御が複雑であった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、分注動作の制御が容易な自動分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動分析装置は、検体と試薬とを反応容器にて反応させ、前記検体を分析する自動分析装置であって、前記検体または前記試薬を吸引し、前記反応容器に前記検体または前記試薬を吐出するプローブと、前記プローブを保持し、前記プローブを水平方向および鉛直方向に移送するアームと、前記プローブに連結された管路の途中であって、前記アームに備え付けられ、前記管路内に充填された作動流体を吸引および吐出して、前記プローブに前記検体または前記試薬を吸引および吐出する圧力を供給するポンプと、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記アームは、前記プローブを保持する第1のアームと、前記第1のアームを支える第2のアームとが連結したL字型のアームであり、前記ポンプは、第1のアームの基部に設けられたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記ポンプは、電気浸透流ポンプであることを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる自動分析装置は、上記の発明において、前記アームに前記作動流体を収容する作動流体収容容器を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明にかかる自動分析装置は、検体と試薬とを反応容器にて反応させ、検体を分析する自動分析装置であって、検体または試薬を吸引し、反応容器に検体または試薬を吐出するプローブと、プローブを保持し、プローブを水平方向および鉛直方向に移送するアームとを備え、プローブに検体または試薬を吸引および吐出する圧力を供給するポンプをアームに備えた付けたことによって、プローブとポンプとの距離が短くなる。したがって、本発明にかかる自動分析装置は、作動流体の緩衝効果の影響が小さく、ポンプの吸排動作と、プローブ先端での検体または試薬の吸排動作とに時間的なずれが生じないので、容易に分注制御を行うことができるとともに、分注精度が高くなるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態である自動分析装置について説明する。なお、各実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分または相当する部分には同一の符号を付している。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る自動分析装置の概略構成を示す図である。自動分析装置1は、検体と試薬とを反応させた反応液の特性を測定する測定機構101と、測定機構の動作を制御する制御機構102とを備える。
【0013】
測定機構101について、図1を参照して説明する。検体供給部10には、複数の検体ラック11が配列されており、各検体ラック11には、それぞれ検体を保持した複数の検体容器12が搭載されている。この検体供給部10によって検体ラック11が、矢印で示す経路に沿って順次移送される。
【0014】
検体分注部70は、検体供給部10と反応容器保持部20との間に備えつけられ、プローブ72内に各検体容器12に保持された検体を吸引し、この検体を反応容器21に分注する。各検体の分注終了後、プローブ72は、洗浄槽73で洗浄され、繰り返し検体の分注に使用される。
【0015】
反応容器保持部20は、保温部材22とホイール23とを有している。保温部材22は、ホイール23の半径方向内側と外側に配置され、測光部50より出射された分析光が照射される位置に測光用の開口部24が形成されている。この反応容器保持部20は、図示しない円盤状の蓋によって覆われており、保温部材22とともに、内部の温度を体温程度の温度に保温する保温槽を構成している。また、ホイール23は、複数の反応容器21を保持し、図示しない駆動機構によって保温部材22と一体的に回転して反応容器21を周方向に移送する。
【0016】
試薬容器保持部30(30−1,30−2)は、複数の試薬容器31(31−1,31−2)をそれぞれ周方向に沿って同心円状に配列して収納する。さらに、試薬容器保持部30は、図示しない駆動機構によってその中心を回転軸として間欠的に回動して試薬容器31を周方向に移送し、試薬容器31を試薬吸引位置まで移送する。また、試薬分注部80(80−1,80−2)は、試薬吸引位置に移送された試薬容器31内の試薬を吸引して反応容器21に分注し、試薬分注終了後、プローブ82(82−1,82−2)を洗浄槽83−1(83−1,83−2)で洗浄して、繰り返し試薬を分注する。
【0017】
第1攪拌部40−1、第2攪拌部40−2は、各々の中心を軸中心として回転可能に構成されており、攪拌棒41−1,41−2によって反応容器21に分注された検体と試薬とを攪拌して反応させる。攪拌棒41−1,41−2は、攪拌終了後、洗浄水が供給される洗浄槽(図示せず)で流水・洗浄される。
【0018】
測光部50は、光源51と測光センサ52とを有している。光源51は、試薬と検体とが反応した反応容器21内の反応液を分析するための分析光(340〜800nm)を出射する。測光センサ52は、光源51が出射し、開口部24を通って反応容器21内の反応液を透過した光束を測光する。この測光センサ52による測定結果に基づいて、検体の成分分析が行われる。
【0019】
洗浄・乾燥部60は、測光後の反応容器21内の反応液を吸引して廃棄し、図示しない洗浄水タンクより供給される洗浄水によって内部を洗浄した後、加圧空気を吹き込んで乾燥する。洗浄・乾燥部60によって洗浄・乾燥された反応容器21は、再び検体分注部70によって検体が分注される。
【0020】
次に、制御機構102について、図1を参照して説明する。制御部110は、分析結果を記憶する記憶機能を備えたマイクロコンピュータ等によって実現され、測定機構101の各部、分析部120、入力部130および出力部140等と電気的に接続され、自動分析装置1の各部の作動を制御する。
【0021】
分析部120は、制御部110を介して測光センサ52と接続され、測光センサ52が、測光した光量の信号に基づいて、反応容器21内の検体と試薬の反応液の吸光度から検体の成分濃度を分析し、分析結果を制御部110に出力する。ここで、吸光度を求めるには、測光センサ52によって予め標準試料に関する光量を測定しておき、この値を用いて吸光度を求める。
【0022】
入力部130は、制御部110へ検体数や検査項目等の情報を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。出力部140は、分析結果を含む分析内容や警報等をオペレーターに提示するもので、ディスプレイパネル等によって実現される。
【0023】
自動分析装置1では、制御部110の制御のもと、順次搬送される複数の反応容器21に対して、試薬分注部80−1が、試薬容器31−1内の試薬(第1試薬)を分注し、検体分注部70が、検体容器12内の検体を分注する。続いて、第1攪拌部40−1が、反応容器21内の試薬と検体とを撹拌して反応させた後、測光部50が、反応液の吸光度測定を行う。また、必要に応じて試薬分注部80−2が、試薬容器31−2内の試薬(第2試薬)を分注する。続いて、第2攪拌部40−2が、反応容器21内の試薬と検体とを撹拌して反応させた後、測光部50が、反応液の吸光度測定を行う。その後、分析部120が、測定結果を分析し、検体の成分分析を自動的に行う。また、洗浄・乾燥部60が、測光後の反応容器21の洗浄・乾燥を行い、一連の分析動作が連続して繰り返し行われる。
【0024】
次に、検体および試薬の分注装置について、検体分注部70を一例として詳細に説明する。図1,2に示すように、検体分注部70は、L字型のアーム部71と、アーム部71の先端に接続されたプローブ72と、検体と直接接触するプローブ72を洗浄する洗浄槽73と、アーム部71を駆動させるアーム駆動部74とを有する。アーム部71は、プローブ72を保持し水平方向に伸びるアーム71aと、アーム71aを支えて鉛直方向に伸びるアーム軸71bとを有する。また、アーム駆動部74は、アーム部71を、アーム軸71bを中心軸として水平面上を回転させるとともに、鉛直方向に上下動させて、プローブ72を検体容器12と反応容器21と洗浄槽73とに移送する。
【0025】
また、アーム部71は、内部に配管75およびポンプ76を格納する。配管75の一端は、連結部77を介してプローブ72と連結しており、配管75の他端は、アーム部71外部に設置されるリザーバー78まで達している。ポンプ76は、電気浸透流ポンプによって実現され、この配管75の途中に設置される。配管75と、ポンプ76と、先端部を除いたプローブ72の内部とには、作動流体Sが充填されている。ポンプ76は、作動流体Sを吸引または排出して、間接的にプローブ72の先端に検体を吸引、または吐出する。
【0026】
ポンプ76の設置位置は、アーム部71内部であればよいが、特にアーム71a上であって、アーム71aとアーム軸71bとの接続部の近傍、すなわちアーム71aの基部が望ましい。これは、アーム71aの基部に設置したほうが、アーム部71を回転させやすいためである。
【0027】
なお、電気浸透流ポンプとは、電気浸透現象を利用したポンプであり、弁やモーターなどの可動部がなく小型である。具体的には、直径6mm、奥行き14mm程度の円筒形の小型ポンプである。したがって、電気浸透流ポンプは、アーム部71内部にも容易に設置できる。
【0028】
また、電気浸透流ポンプでは、図3に示すように、供給電圧と吸引吐出する流量との間に比例関係が成り立ち、供給電圧の増加とともに流量が増加する。したがって、制御部110は、ポンプ76に供給する電圧と時間を制御して作動流体Sの流量を制御し、検体の分注量を制御できる。さらに、制御部110は、通電方向を変えることによって、作動流体Sを流す方向を変更できる。なお、電気浸透流ポンプを使用するため、作動流体Sは、電気分解しない液体、例えば脱イオン水とする。
【0029】
ここで、制御部110の制御のもとに、上記の各部を有する検体分注部70が行う検体分注処理について説明する。まず、アーム駆動部74は、プローブ72の先端部を検体容器12内に移送する。その後、ポンプ76は、プローブ72側の配管75内の作動流体Sを吸引する。この際、プローブ72内に検体容器12内の検体が吸引される。次いで、アーム駆動部74は、プローブ72を反応容器21内に移送する。その後、ポンプ76は、プローブ72側の配管75に作動流体Sを排出する。この際、プローブ72内の検体は、反応容器21に分注される。なお、作動流体Sと検体との間には空気層があるため、作動流体Sと検体とは混合しない。
【0030】
次いで、アーム駆動部74は、制御部110の制御のもと、検体分注後のプローブ72を洗浄槽73に移送する。そこで、プローブ72より作動流体Sをプローブ72外に吐出し、検体と直接接触したプローブ72の先端部分を洗浄して、再度検体の分注を行う。
【0031】
このように、本実施の形態1にかかる自動分析装置1は、検体または試薬の分注に用いるポンプを各々の分注装置のアームに設けたので、従来の自動分析装置と比較して、プローブとポンプとの間の距離を短くすることができる。具体的には、プローブの先端からポンプまでの距離が、従来の分析装置では、50cm〜1mであったが、本発明にかかる自動分析装置では、10〜15cmとすることができる。したがって、自動分析装置1は、ポンプの吸排動作とプローブ先端での検体または試薬の吸排動作とにずれが生じないので、分注制御が容易になるとともに、分注精度が向上する。
【0032】
また、自動分析装置1は、電気浸透流ポンプを用いて検体または試薬を分注するため、シリンジポンプを用いて分注する場合と比較して精度よく試薬を分注できる。これは、電気浸透流ポンプは無脈動であり、かつ微量の送液が可能であるためである。なお、ポンプ76は、電気浸透流ポンプであることが望ましいが、アーム部71に設置できる小型ポンプであれば、これに限られない。
【0033】
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、アーム部71外部にリザーバー78を設けたが、本実施の形態2では、リザーバーもアーム内に格納する。
【0034】
すなわち、図4に示すように、実施の形態2にかかる自動分析装置2は、測定機構103と制御機構104とを備える。具体的には、測定機構103は、自動分析装置1が備えた検体分注部70に替えて、検体分注部90を備える。検体分注部90は、図5に示すように、アーム部91と検体吸排部92と、チップ格納部93−1とチップ廃棄部93−2と、アーム駆動部94とを有する。また、制御機構104は、自動分析装置1が備えた制御部110に替えて、制御部150を有する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0035】
検体吸排部92は、プローブ92aとプローブ92aの先端に着脱可能に取り付けられているチップ92bとを有する。検体吸排部92に対してチップ92bを装着する際には、チップ格納部93−1内の所定のチップ装着位置にプローブ92aを下降させることによってチップ92bを装着する。他方、チップ廃棄部93−2でチップ92bをプローブ92aより脱却する際には、例えばスリット状の切り欠きを有する不図示の治具を、チップ廃棄部93−2に設けておき、このスリット部分にプローブ92aを挿入した後、プローブ92aを上昇させることによって使用済のチップ92bを取り外し、自動的に落下させる構成とすればよい。
【0036】
制御部150は、制御部110と同様に、分析結果を記憶する記憶機能を備えたマイクロコンピュータ等によって実現される。また、制御部150は、制御部110と同様に、自動分析装置2の各部の制御を行うとともに、アーム駆動部94を制御してプローブ92aをチップ格納部93−1およびチップ廃棄部93−2に移送する。
【0037】
アーム部91は、アーム部71と同様に、プローブ92aを保持し水平方向にのびるアーム91aと、アーム91aを支えて鉛直方向にのびるアーム軸91bとを有する。また、アーム駆動部94は、制御部150の制御のもと、アーム駆動部74と同様に、アーム部91を水平方向に回転させるとともに鉛直方向に上下動させる。
【0038】
また、アーム部91は内部に、配管95とポンプ96と作動流体Sを収容するリザーバー98とを格納する。配管95の一端は、連結部97を介してプローブ92aと連結しており、配管95の他端は、リザーバー98まで達している。ポンプ96は、電気浸透流ポンプによって実現され、配管95の途中に設置される。配管95と、ポンプ96と、先端部を除いた検体吸排部92とには、作動流体Sが充填されている。
【0039】
なお、本実施の形態2において、リザーバー98は、アーム部91内に格納できるような小型な容器によって実現される。自動分析装置2は、検体と直接接触するチップ92bを、検体を分注するごとに交換するため、プローブ92aの洗浄が不要であり、作動流体Sが消費されない。そのため、リザーバー98は、配管95とポンプ96と検体吸排部92とを満たす量の作動流体Sのみを収容可能な小型容器でよい。
【0040】
このように、実施の形態2では、ポンプ96とともに、リザーバー98もアーム部91内部に格納するので、検体の吸排動作を行うためのすべて装置をアーム部91内に格納することができる。したがって、配管95をアーム部91外に伸ばす必要がなく、装置設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる自動分析装置の概略を示す図である。
【図2】図1に示す自動分析装置が備える分注部の概略を示す図である。
【図3】電気浸透流ポンプにおける供給電圧と流量との関係を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2にかかる自動分析装置の概略を示す図である。
【図5】図4に示す自動分析装置が備える分注部の概略を示す図である。
【符号の説明】
【0042】
1,2 自動分析装置
10 検体供給部
11 検体ラック
12 検体容器
20 反応容器保持部
21 反応容器
22 保温部材
23 ホイール
24 開口部
30−1,30−2 試薬容器保持部
31−1,31−2 試薬容器
40−1 第1攪拌部
40−2 第2攪拌部
41−1,41−2 攪拌棒
50 測光部
51 光源
52 測光センサ
60 洗浄・乾燥部
70、90 検体分注部
71,91 アーム部
71a,91a アーム
71b,91b アーム軸
72,82−1,82−2,92a プローブ
73,83−1,83−2 洗浄槽
74,94 アーム駆動部
75,95 配管
76,96 ポンプ
77,97 連結部
78,98 リザーバー
80−1,80−2 試薬分注部
92 検体吸排部
92b チップ
93−1 チップ格納部
93−2 チップ廃棄部
101,103 測定機構
102,104 制御機構
110,150 制御部
120 分析部
130 入力部
140 出力部
S 作動流体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検体と試薬とを反応容器にて反応させ、前記検体を分析する自動分析装置であって、
前記検体または前記試薬を吸引し、前記反応容器に前記検体または前記試薬を吐出するプローブと、
前記プローブを保持し、該プローブを水平方向および鉛直方向に移送するアームと、
前記プローブに連結された管路の途中であって、前記アームに備え付けられ、前記管路内に充填された作動流体を吸引および吐出して、前記プローブに前記検体または前記試薬を吸引および吐出する圧力を供給するポンプと、
を備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項2】
前記アームは、前記プローブを保持する第1のアームと、前記第1のアームを支える第2のアームとが連結したL字型のアームであり、
前記ポンプは、第1のアームの基部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
【請求項3】
前記ポンプは、電気浸透流ポンプであることを特徴とする請求項1また2に記載の自動分析装置。
【請求項4】
前記アームに前記作動流体を収容する作動流体収容容器を備え付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動分析装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−42026(P2009−42026A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−206333(P2007−206333)
【出願日】平成19年8月8日(2007.8.8)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】