説明

自動分析装置

【課題】電気信号やノイズによる分析結果への影響を抑制することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】測定対象の試料と試薬とを入れて反応させる反応容器1と、反応容器から反応液2を吸引するプローブ4と、反応液2を分析する分析部6と、プローブ4に吸引された反応液2を分析部6に搬送する搬送路7aと、反応容器2とプローブ4のそれぞれと伝送線1a,4a,4bにより接続され、プローブ4と反応容器2の間の電気的特性を検出する液面検出装置13とを備えた自動分析装置において、液面検出装置13とプローブ4を接続する伝送線4a,4bの間にスイッチ15を備え、伝送線4a,4bの間の電気的接続と切断を切り換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血清や尿等の生体試料の定性・定量分析を行う自動分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動分析装置は、測定対象試料(例えば、血清や尿などの生体試料、或いは、それらと試薬との混合液)などの物性を測定することにより、その測定対象試料の分析を行うものである。
【0003】
このような自動分析装置においては、一般的に、測定対象試料(例えば、測定対象の試料と試薬の混合液である反応液)をプローブを用いて吸引し、分析部まで搬送する。この場合、プローブ外壁に付着した反応液の他の吸引対象への持ち込み(クロスコンタミネーション)を抑制するという観点から反応液に対するプローブ先端の浸漬量が出来るだけ少なくなるように管理する必要があるが、そのためにはプローブに対する反応液の液面位置を検出する必要がある。
【0004】
反応液の液面位置を検出する従来技術としては、プローブを電極として構成すると共に活電部として働かせ、接地された反応液容器(つまり、接地された反応液)との間の静電容量を検出し、その静電容量の変化を観察することによりプローブに対する反応液の液面位置を検出するものが知られている(特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−4642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
自動分析装置における分析精度の大幅な向上に伴い、分析結果に影響を与える種々の要因の分析結果への影響度合が大きくなっている。
【0007】
上記従来技術においては、プローブに接続された流路によって反応液を分析部に搬送する構成の場合、液面検出用の回路からプローブ及び流路中の反応液を介して分析部に電気的変動(例えば、電気信号や電気的ノイズなど)が影響し、正確な分析結果が得られないことが懸念される。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、電気信号やノイズによる分析結果への影響を抑制する自動分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、測定対象の試料と試薬とを入れて反応させる反応容器と、前記反応容器から前記反応液を吸引するプローブと、前記反応液を分析する分析部と、前記プローブに吸引された反応液を前記分析部に搬送する搬送流路と、前記反応容器と前記プローブのそれぞれと信号線路により接続され、前記プローブと前記反応容器の間の電気的特性を検出する検出手段と、前記検出手段から前記分析部に入力される電気的変動を遮断する遮断手段とを備えるものとする。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、電気信号やノイズによる分析結果への影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の液面検出部の液面検出装置の構成を示す概略図である。
【図3】分析処理における自動分析装置の各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図3に示した時点t1における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【図5】図3に示した時点t2における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【図6】図3に示した時点t3における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【図7】図3に示した時点t4における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【図8】図3に示した時点t5における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【図9】図3に示した時点t6における自動分析装置の状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0013】
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を示す概略図である。
【0014】
図1において、自動分析装置は、測定対象試料2(例えば、測定対象の試料と試薬とを混合した反応液)を反応させる反応容器1と、反応液(測定対象試料)2を分析する分析部6と、反応容器1から反応液2を吸引するプローブ4と、プローブ4により吸引された反応液2を分析部6に搬送する搬送部70と、プローブ4に対する反応液2の液面位置を検出する液面検出部80と、自動分析装置全体の動作を制御する制御部12とを備えている。
【0015】
反応容器1は、試薬と試料とを混合した反応液2を収容するものであり、制御部12からの駆動信号に基づいて反応容器1を水平方向および垂直方向に駆動する駆動機構3を備えている。また、反応容器1は導電性の部材で形成され、後述する液面検出部80の液面検出装置13と伝送線1aにより電気的に接続されている。
【0016】
プローブ4は、反応容器1に収容された反応液2に浸漬されてその反応液2を吸引するものであり、制御部12からの駆動信号に基づいてプローブ4を水平方向および垂直方向に駆動する駆動機構5を備えている。また、プローブ5は導電性の部材で形成され、後述する液面検出部80の液面検出装置13と伝送線4a,4bにより電気的に接続されている。但し、伝送線4a,4b間の電気的接続は、後述するスイッチ15により接続と切断が切り換えられる。
【0017】
液面検出部80は、伝送線1a及び伝送線4a,4bを介して得られる反応液2とプローブ4の間の電気的特性に基づいて、プローブ4に対する反応液2の液面位置を検出する液面検出装置13と、伝送線4aと伝送線4bの間に設けられ、伝送線4aと伝送線4bの間の接続と切断を切り換えるスイッチ15と、液面検出装置13に電力を供給する電源14とを備えている。
【0018】
スイッチ15は、開位置と閉位置の2つの位置を有している。スイッチ15が開位置に切り換えられた場合(以下、開位置と記載する)は、伝送線4a,4b間は電気的に遮断される。また、スイッチ15が閉位置に切り換えられた場合(以下、閉位置と記載する)は、伝送線4a,4b間は電気的に接続される。
【0019】
ここで、図2を参照しつつ液面検出部80の液面検出装置13についてさらに説明する。図2は、液面検出部80の液面検出装置13の構成を示す概略図である。
【0020】
図2において、液面検出装置13は、反応容器1とプローブ4との間の電気的特性(例えば、静電容量、又は電気抵抗)の変化量を検出し電圧信号に変換して出力する変化量検出部16と、反応液2の液面へのプローブ4の接触または浸漬を判定するための閾値を記憶する閾値記憶部18と、変化量検出部16からの電圧信号と閾値記憶部18からの閾値とを比較し、その比較結果を液面検出信号として出力する比較部17と、比較部17からの比較結果(液面検出信号)を予め定めた形式に変換して制御部12に出力する出力処理部19とを備えている。
【0021】
変化量検出部16は、スイッチ15が閉位置において、伝送線1a及び伝送線4a,4bを介して反応容器1に収容された反応液2の液面とプローブ4の間の電気的特性(例えば、静電容量、又は電気抵抗)の基準値からの変化量を検出し、その検出結果を電圧信号に変換して比較部17に出力する。基準値としては、例えば、プローブ4の反応液2方向への移動開始直前の電気的特性が図示しない記憶部に予め記憶される。なお、スイッチ15が開位置の場合は、伝送線4a,4b間は電気的に遮断されるので、反応液2の液面とプローブ4の間の電気的特性、及びその変化は検出されない。
【0022】
比較部17は、特性検出部16からの電圧信号と閾値記憶部18からの閾値を比較し、反応液2の液面にプローブ4が接触または浸漬したと判定すると、その比較結果を液面検出信号として出力処理部19に出力する。
【0023】
以上のように、液面検出装置13は、反応液2の液面へのプローブ4の接触または浸漬を検出することにより、プローブ4に対する反応液2の液面位置を検出する。
【0024】
図1に戻る。
【0025】
搬送部70は、プローブ4と分析部6とを接続し、反応液2をプローブ4から接続部6に搬送する流路7aと、シリンジ10と、分析部6とシリンジ10とを接続した流路7bとを備えている。
【0026】
シリンジ10は、そのシリンジ10の内面に接触しながら往復運動するピストン11と、制御部12からの駆動信号に基づいてピストン11を直線駆動する駆動機構(図示せず)が備えられている。以下、ピストン11の駆動方向において、シリンジ10の内部空間の容積が大きくなる駆動方向を吸引方向、小さくなる駆動方向を吐出方向と呼ぶ。プローブ4が反応液2に浸漬した状態において、ピストン11が吸引方向に駆動されることにより、分析部6内の空気がシリンジ10方向、つまり、流路7b内に吸引され、これに伴って、反応液2がプローブ4及び流路7aを介して分析部6に搬送される。また、ピストン11が吐出方向に駆動されることにより、分析部6内の反応液2は流路7a及びプローブ4を介して吐出される。
【0027】
分析部6は、反応液2の分析を行うものであり、例えば、所定のイオンを検出する1つ又は複数の電極8(図1においては簡単のため1つの電極8を代表して示す)と、基準電極(図示せず)の2つの電極を反応液に接触させ、その電極間に発生する電位(即ち、電位差)を測定することにより所定のイオンの濃度を測定するものである。分析部6は、電極8により取得した反応液2の分析結果(例えば、所定のイオン濃度)を伝送線8aを介して制御部12に出力する。
【0028】
制御部12は、自動分析装置全体の動作を制御するものであり、反応容器1及びプローブ4の位置、液面検出装置13の動作、スイッチ15の開閉位置、シリンジ10のピストン11の位置等を制御する。また、図示しない入力装置から入力されたパラメータや記憶部(図示せず)に記憶されたソフトウェアに基づいて試料の測定を行う分析処理を行う。
【0029】
次に、本実施の形態における分析処理の手順について図3〜図9を参照しつつ説明する。
【0030】
図3は分析処理における自動分析装置の動作を示すタイミングチャートである。図3において、横軸は時間を示している。図3(a)の縦軸は、反応容器1に収容された反応液2の液面とプローブ4の下側の先端との距離を示している。図3(b)の縦軸は、スイッチ15の開閉位置を示している。図3(c)の縦軸は、液面検出部13から制御部12に送られる液面検出信号を示している。図3(d)の縦軸は、プローブ4による反応液2の吸引状態、すなわち、シリンジ10の動作状態を示している。図3(e)の縦軸は、分析部6における反応液の分析動作を示している。
【0031】
また、図4〜図9は図3に示した時点t1〜t6における自動分析装置の動作の様子を示す概略図である。
【0032】
分析処理においては、まず、分析サイクルの開始時点s1において開位置となっているスイッチ15を、図3(b)に示すように閉位置に切り換える。時点t1においては、図4に示すようにスイッチ15は閉位置となっている。
【0033】
次に、反応液2の液面に対してプローブ4を近づけていき、図3(c)に示すように液面検出装置13から制御部12に液面検出信号が出力された時点t2においてプローブ4を停止する。時点t2においては、図5に示すようにプローブ4が反応液2の液面に浸漬している。
【0034】
次に、図3(b)に示すように、閉位置となっているスイッチ15を時点t3において開位置に切り換える。時点t3においては、図6に示すようにスイッチ15は開位置に切り換えられている。
【0035】
次に、プローブ4が反応液2の液面に浸漬している状態で、図3(d)に示すように、時点t4においてシリンジ10のピストン11を吸引方向に駆動する。時点t4においては、図7に示すようにプローブ4を介して反応液2が吸引され、流路7aを介して分析部6に搬送される。
【0036】
次に、分析部6に反応液2が搬送されると、図3(e)に示すように、分析部6による分析動作を開始する(図8参照)。その後、図3(e)に示すように分析部6による分析動作を停止し、図3(d)に示すようにシリンジ10のピストン11を吐出方向に駆動し、図3(a)に示すようにプローブ4を反応液2の液面から離間させ、図示しない洗浄機構によりプローブ4、搬送部70、及び分析部6を洗浄する。
【0037】
その後、図3(b)に示すように、次の分析サイクルの開始時点s2において開位置となっているスイッチ15を時点t6において閉位置に切り換える(図9参照)。
【0038】
分析処理においては、分析サイクルの開始時点s1から次の分析サイクルの開始時点s2までの手順を、測定対象の試料(反応液2)の数だけ繰り返して分析を行う。
【0039】
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
【0040】
自動分析装置において、反応液の液面位置を検出する従来技術としては、プローブを電極として構成すると共に活電部として働かせ、接地された反応液容器(つまり、接地された反応液)との間の静電容量を検出し、その静電容量の変化を観察することによりプローブに対する反応液の液面位置を検出するものが知られている。このような構成の自動分析装置において、プローブに接続された流路によって反応液を分析部に搬送する構成を備える場合、電気的変動(例えば、液面検出に用いる電気信号や電気的ノイズなど)がプローブ及び流路中の反応液を介して分析部に影響し、正確な分析結果が得られないことが懸念される。これに対し、本実施の形態においては、液面検出装置13とプローブ4を接続する伝送線4a,4bの接続状態を切り換えるスイッチ15を備え、分析部6による反応液2の分析動作中に伝送線4aと伝送線4bの間の電気的接続を切断するように構成したので、液面検出に用いる電気信号や電気的ノイズの分析結果への影響を抑制し、自動分析における分析結果の正確性を向上することができる。
【0041】
また、本実施の形態においては、液面検出に用いる電気信号や電気的ノイズの分析結果への影響を抑制することができるので、液面検出における電気信号の影響を避けるために吸引及び吐出により分析部に反応液を搬送する構成とした自動分析装置においても、本実施の形態のように流路を1つにすることができるので、反応液の分析部への吐出量のばらつきを考慮する必要が無くなり、分析精度を向上することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態は本発明の精神の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態においては、プローブ4と液面検出装置13とを接続する伝送線4a,4b間に遮断手段としてのスイッチ15を配置したが、スイッチ15の配置位置はそれに限られず、液面検出に用いる電気信号や電気的ノイズの分析部6への伝達を遮断できる位置であれば、それ以外の位置であっても良い。例えば、反応容器1と液面検出装置13の間の伝送線1aにスイッチ15を配置しても良い。この場合は、プローブ4を反応液2に浸漬した状態で分析部6による分析を行う構成において、液面検出装置13から反応容器1及び反応液2を介して分析部6に伝達される電気信号やノイズを遮断することができる。
【0043】
また、液面検出装置13とその電源14との間にスイッチ15を配置しても良い。この場合は、液面検出装置13の動作を停止させることができ、分析部6への伝達が懸念される電気信号やノイズの発生をもとから遮断することができる。
【0044】
さらに、プローブ4と分析部6を接続する流路7aに遮断手段として流路切換弁(又は、遮断弁)を配置しても良い。この場合は、流路7a内の反応液(測定対象試料)2を介して分析部6に伝達される電気信号やノイズを遮断することができる。
【0045】
また、本実施の形態においては、反応容器1及びプローブ4を導電性の部材で形成するように構成したが、これに限られず、例えば、反応容器1及びプローブ4、或いは、どちらか一方を反応液2に浸漬する位置に電極を設けた構成とし、その電極を液面検出装置13と電気的に接続するように構成しても良い。
【0046】
さらにまた、本実施の形態においては、遮断手段としてスイッチ15を用いたが、トランジスタを用いてスイッチとして動作する構成としても良い。
【0047】
また、遮断手段は伝送線を電気的に遮断する構成としたが、使用状況や液面検出装置13の構成によって、伝送線を接地する構成、又は所定の電源にプルアップする構成としても良い。
【0048】
さらに、分析部6は電極8等により電極間に発生する電位差を測定することにより、測定対象物のイオン濃度を測定する構成としたが、その他の分析手法により測定対象物を測定するために、電極間に電圧等を印加する構成としても良い。その結果として発生した測定対象物の発光、或いは、発色を検出器刀により検出するわけだが、この場合においては、電極8等に印加される電圧等に対する電気信号やノイズの影響を抑制することができる。
【符号の説明】
【0049】
1 反応容器
1a 伝送線
2 反応液
3 駆動機構
4 プローブ
4a,4b 伝送線
5 駆動機構
6 分析部
7a,7b 流路
8 電極
8a 伝送線
10 シリンジ
11 ピストン
12 制御部
13 液面検出装置
14 電源
15 スイッチ
16 変化量検出部
17 比較部
18 閾値記憶部
19 出力処理部
70 搬送部
80 液面検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定対象の試料と試薬とを入れて反応させる反応容器と、
前記反応容器から前記反応液を吸引するプローブと、
前記反応液を分析する分析部と、
前記プローブに吸引された反応液を前記分析部に搬送する搬送流路と、
前記反応容器と前記プローブのそれぞれと信号線路により接続され、前記プローブと前記反応容器の間の電気的特性を検出する検出手段と、
前記検出手段から前記分析部に入力される電気的変動を遮断する遮断手段とを備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項2】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮断手段は、前記検出手段と前記プローブを接続した信号線路に設けられ、該信号線路の電気的接続を遮断するスイッチを備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項3】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮断手段は、前記検出手段と前記反応容器を接続した信号線路に設けられ、該信号線路の電気的接続を遮断するスイッチを備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項4】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮断手段は、前記検出手段に供給される電力を遮断するスイッチを備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項5】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮断手段は、前記搬送流路に設けられ、該搬送流路の前記反応液の流れを遮断する弁手段を備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項6】
請求項2〜5記載の自動分析装置において、
少なくとも前記分析部による反応液の分析中に、前記検出手段から前記分析部に入力される電気的変動を遮断するように前記遮断手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする自動分析装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate