説明

自動引戻し装置および引出しガイド

延長レールによって案内される可動家具部分のための自動引戻し装置(1)である。この自動引戻し装置(1)は、ハウジング(2)と、ハウジング(2)に配置されかつ可動家具部分の開放時に張力を与えられる蓄力器(4)と、蓄力器(4)に連結して作動しかつハウジング(2)に変位可能に配置されたキャリア(3)を用いて蓄力器(4)に予張力を与えるためのテンション付与機構とを有する。ハウジング(2)は、キャリア(3)を取り付けることができるスライドレール(7)を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の、引出しレールによって案内される可動家具部分のための自動引戻し装置、ならびに請求項9の前文に記載の、引出しや引出し式家具などのための引出しガイドに関する。
【背景技術】
【0002】
上述した種類の自動引戻し装置および引出しガイドは、最新技術から多くの実施形態で知られている。自動引戻し装置は、ハウジングに配置されたエネルギー貯蔵装置を実質的に備え、ハウジングはその一部が、家具の本体に固定されたガイドレールに固定され、エネルギー貯蔵装置は、引出しや引出し式家具などを閉位置から引き出したときに自動引戻し装置を始動装置に連結させることによって張力を与えられ、始動装置はスライドレールに固定されており、スライドレールはその一部が、引出しや引出し式家具などに固定され、ガイドレール上で移動可能である。
【0003】
自動引戻し装置のハウジングは、この種の公知の実施形態では、ガイドレールに、好ましくは溶接、エンボス加工、またはリベット打ちによって固定して連結される。キャリアの取付けは、上述の種類の公知の実施形態でも複雑である。上述の種類の自動引戻し装置のハウジングは、例えばハウジングがキャリアを四方八方に取り囲むように配置され、したがって、キャリアはハウジングの最終組立て前にハウジング内に装着される必要がある。射出成形されたハウジングの場合、ハウジングはキャリアの周囲に製造される必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、引出しレールによって案内される可動家具部分の自動引戻し装置と、簡単で費用効率の高い方法で取り付けることができる、引出しや引出し式家具などのための自動引戻し装置を有する引出しガイドとを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、請求項1の特徴を有する自動引戻し装置と、請求項9の特徴を有する引出しガイドとによって達成される。
【0006】
本発明によれば、自動引戻し装置のハウジングは、キャリアが実装目的で挿入されうるスライドレールを備える。ハウジングとキャリアとでなるこのような構成により、キャリアは、自動引戻し装置のハウジングを引出しガイドに最後に取り付ける直前に簡単な態様で、ハウジングに挿入することができ、特にハウジングに挟んで留めることができる。
【0007】
本発明の一実施形態では、スライドレールは、キャリアが取り付けられた状態でキャリアの第1のガイド面と第2のガイド面との間にあり、少なくとも1つの留め突部がスライドレールの方向に第2のガイド面上に形成される。特に、キャリアは、上記レールから外れないようにするために、留め突部によってハウジングのスライドレールにしっかりと固定される。
【0008】
本発明の別の実施形態では、キャリアのガイド面に面するハウジングのスライドレールの縁部およびハウジングのスライドレールに面するキャリアのガイド面の縁部に、傾斜した挿入部分が設けられる。これにより、構成要素であるハウジングおよびキャリアをレールに簡単かつ迅速に取り付けることが可能になる。
【0009】
本発明の別の実施形態によれば、ダンパを挿入することができる第1のダンパマウントが自動引戻し装置のハウジングに形成される。ダンパが回転対称に構成されているため、コンパクトサイズとあいまってダンパを迅速に素早く取り付けることが可能になる。
【0010】
本発明の第2の実施形態によれば、ダンパの方向に広くなった傾斜部を備える第2のダンパマウントがハウジングに形成され、ダンパはその傾斜部を用いてダンパマウントに圧入されうる。この実施形態はまた、コンパクトサイズの利点および迅速な取付けの可能性も提供する。
【0011】
さらに、自動引戻し装置のダンパマウントは、ダンパが取付け時に長手方向の適切な方向に供給されるだけでよいように配置される。ダンパマウントには、ダンパの取付けを容易にするための傾斜した挿入部分が設けられる。ダンパマウントが単純構成であるため、ユーザによるダンパの交換も可能である。ピストンロッドをキャリアに一直線に向けることが必要なだけである。ダンパは、わずかな圧力を加えることによりダンパマウントの中に固定されうる。キャリアとの摩擦、連結または材料による結合を実現する必要はない。ピストンロッドの接触面はキャリアに自ら心合わせするように構成され、したがって、ピストンロッドの端部は、接触したときに中心が常にキャリア上にある。
【0012】
本発明による引出しガイドの一実施形態によれば、自動引戻し装置のハウジングは、家具本体に固定されうるガイドレールにハウジングを固定するための少なくとも1つのスナップ留め要素を備える。ガイドレールは少なくとも1つのパンチ穴部を備え、自動引戻し装置のハウジングに設けられた少なくとも1つのスナップ留め要素は、家具本体に固定されうるガイドレールにハウジングを固定するために、少なくとも1つのパンチ穴部の中に滑り入れることができる。これにより、自動引戻し装置を引出しガイドのガイドレールに簡単、確実かつ迅速に固定することが可能になる。
【0013】
自動引戻し装置におけるキャリアの走行を改善し、騒音を抑制するために、キャリアおよびスライドレールに潤滑剤貯蔵部を設けることができる。特に、引出しガイドのガイドレール上でのキャリア3の滑りは、潤滑剤を使用することによって改善される。
【0014】
キャリアは、ガイドレール上の始動装置と自動引戻し装置のキャリアとの間の新たな係合を容易にする傾斜部分をさらに含む。この機能は、キャリアが始動装置によるトリガリングなしに枢動位置から引戻し位置へ移動するときに必要である。
【0015】
本発明の一実施形態について、同封図面を参照して以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による自動引戻し装置の一実施形態の弛緩状態での概略斜視図である。
【図2】本発明による自動引戻し装置の一実施形態の緊張状態での概略斜視図である。
【図3】図1および図2の自動引戻し装置の実施形態を、取り付けられるキャリアと共に、ダンパがない状態で示す概略斜視図である。
【図4】図3の自動引戻し装置の下面図である。
【図5】先の図面の自動引戻し装置の、ダンパを取り付ける前の概略斜視図である。
【図6】自動引戻し装置が装着されている本発明による引出しガイドの一実施形態の引き戻されて閉じた状態での概略斜視図である。
【図7】自動引戻し装置が装着されている本発明による引出しガイドの一実施形態の延長されて開いた状態での概略斜視図である。
【図8】自動引戻し装置のキャリアの概略斜視図である。
【図9】潤滑剤貯蔵部を有する自動引戻し装置の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図面の以下の説明では、上部(top)、下部(bottom)、左(left)、右(right)、前部(front)、後部(back)などの用語は、それぞれの図面において選択されている装置および他の部品の例示的な説明および位置にもっぱら関する。これらの用語は限定的なものとして理解されるべきではなく、すなわち、これらの基準は種々の使用位置や鏡面対称構成などによって変わりうるということである。
【0018】
図1および図2では、自動引戻し装置を全体として参照符号1で示している。自動引戻し装置は、図6および図7に示されているように、引出しガイド32の走行レール21に連結された始動装置20によって制御される。引出しガイド32は、家具本体に連結されうるガイドレール22と、上記ガイドレール上で移動可能な走行レール21と、ガイドレールと走行レールの間に配置された中間レールとを備える。
【0019】
自動引戻し装置1は、ほぼハウジング2で構成されている。ハウジング2内には、好ましくは引張ばねとして構成されるエネルギー貯蔵装置4が組み込まれ、エネルギー貯蔵装置4は一端がハウジング2に固定されている。エネルギー貯蔵装置4の他端は、エネルギー貯蔵装置4に予張力を与えるためのテンション付与機構に連結される。このテンション付与機構はキャリア3を備え、キャリア3はハウジング2上に変位可能に配置され、取り付けられた状態でハウジング2のスライドレール7上に置かれる。
【0020】
ハウジング2上でキャリア3を案内するために、ハウジング2にはスライド阻止ガイド6が設けられている。キャリア3に設けられた第1のガイド面18が、スライド阻止ガイド6の中に突出している。スライド阻止ガイド6はL字形に構成され、したがって、キャリア3は、可動家具部分の引出しプロセス中、始動装置20によって最初にハウジング2の長手方向軸線と平行に変位させられてから、スライド阻止ガイド6の短いL字形部分の中へ走行したときに傾けられて始動装置20の係合領域から外れ、この位置でロックされる。その後、可動家具部分は可動家具部分の最終延長位置にまで引き出されうるが、自動引戻し装置1は上述の位置にとどまる。この位置では、エネルギー貯蔵装置4は、エネルギー貯蔵装置4の他端がキャリア3に連結され、キャリア3が短いL字形部分の中にまで変位する間に張力を与えられていて、完全に張力を与えられたままである。
【0021】
スライドレール7はスライド阻止ガイド6と平行にハウジング上に形成され、キャリア3が取り付けられた状態でキャリア3によって上から取り囲まれる。
【0022】
ハウジング2は、スライド阻止ガイド6とは反対側のスライドレール7の側面にトラック8を含んでいる。キャリア3に設けられた第2のガイド面24が、トラック8の中に突出している。トラック8は、引出しガイドが開く方向に開放している。スライドレール7は、スライド阻止ガイド6とほぼ平行に延び、スライド阻止ガイド6の短いL字形部分の領域内でスライド阻止ガイド6の曲げ方向に後退している。したがって、キャリア3の第2のガイド面24は、第1のガイド面18が入るときに傾いてそれることができ、それによってキャリア3が始動装置20を解放することが可能になる。
【0023】
少なくとも1つの留め突部が、キャリア3の第2のガイド面24上にスライドレール7の方向に形成され、それによってキャリア3は外れることなくスライドレール7上を移動することができる。
【0024】
ハウジング2上でのキャリア3の取付けを改善するために、キャリア3のガイド面18、24に面するハウジング2のスライドレール7の縁部およびハウジング2のスライドレール7に面するキャリア3のガイド面18、24の縁部に、傾斜した挿入部分が設けられる。縁部でのそのような傾斜した挿入部分の形成は、より簡単で素早い方法で実行することができる、ハウジング2上でのキャリア3の機械的取付けに利用される。さらに、スライドレール7は、この位置にキャリア3を置くことを可能にする凹部29を含む。したがって、キャリア3は、直線運動によってスライドレール7上に置くことができる。キャリア3は、ガイドレール22に自動引戻し装置1を取り付けるだけで固定される。ガイドレール22はキャリア3の喪失を防止する。取付け方向Yは図3に示されている。
【0025】
図1〜図3に示されているように、複数のスナップ留め要素9、10、11、12(この例では4つある)が、家具本体に固定されうる引出しガイド32のガイドレール22にハウジング2を固定するために、取り付けられた状態で引出しガイド32のガイドレール22に接するハウジング2の上側に形成される。ここに示されている実施形態では、4つのスナップ留め要素のうちの3つが、家具本体に固定されうるガイドレール22に自動引戻し装置1のハウジング2を固定するために、ハウジング2がガイドレール22のパンチ穴部の中へ引出しガイド32の閉じる方向に滑り込むことができる形態で、ハウジング2の上側から突出するブラケット9、10、12として配置される。スナップ留め要素11は、戻止めのために、ブラケット9、10、12の配列に対して一直線に並べられたスナップ留め縁部を有するスナップ留め突部として構成される。スナップ留め要素11のブラケット9、10、12とガイドレール22のパンチ穴部とが引出しガイド32の移動方向に対して逆方向または横切る方向に配列されることも可能である。重要なことは、滑り込ませてから戻止めするだけで、自動引戻し装置1をガイドレール22に簡単に取り付けることができることである。
【0026】
特に図5に示されているように、ダンパ5を取り付けることができる第1のダンパマウント14が、ハウジング2のトラック8の延長上に形成される。この目的で、ダンパマウント14は上方に開いた円の形態で形成される。第2のダンパマウント15がハウジング2の反対側端部に形成される。第2のダンパマウントには、第1のダンパマウント14に面する側に第1のダンパマウント14の方向またはダンパ5の方向に広くなった傾斜部分が設けられ、ダンパ5はこの傾斜部分を用いてダンパマウント15に圧入することができる。円筒形ダンパ5は、円筒形ダンパ5の両側にピン16、17が設けられる。ピン16、17はそれぞれ、ダンパ5が取り付けられた状態でダンパマウント14、15にある。ダンパ5から突出するダンピングロッド13は、ダンパ5およびキャリア3が取り付けられた状態でキャリア3の側部28を押圧する。
【0027】
図6および図7に示されているように、始動装置20は走行レール21に固定されており、キャリア3の方向に下方へ突出しかつキャリア3上の凹部25の中へ突出する2つの突出部23を備える。図6は閉位置にある引出しガイド32を示し、この位置で始動装置20はキャリア3の凹部25と係合している。図7は、引出しガイド32の引き出された位置を示し、この位置で始動装置20はキャリア3から解放されている。
【0028】
図8は、自動引戻し装置のキャリア3を示す。ダンパのダンピングロッド13のためのセルフセンタリング接触域31を有する側部28が明瞭に示されている。どのように接触しても力がダンパの中心に導入され、ダンピングロッド13の傾斜が効果的に防止されることが確実になる。キャリア3は、ガイドレール22上の始動装置20と自動引戻し装置1、1’のキャリア3との間の新たな係合を容易にする傾斜部分30をさらに含む。この機能は、キャリア3が始動装置20によるトリガリングなしに枢動位置から引戻し位置へ移動したときに必要とされる。
【0029】
図9は、潤滑剤貯蔵部27を有する自動引戻し装置1’を示す。自動引戻し装置1、1’におけるキャリア3の動作を改善しかつ騒音抑制を達成するために、キャリア3およびスライドレール7に潤滑剤貯蔵部26、27を設けることができる。特に、引出しガイド32のガイドレール22上でのキャリア3の滑りは潤滑剤を用いて改善される。
【符号の説明】
【0030】
1・・・自動引戻し装置、2・・・ハウジング、3・・・キャリア、4・・・エネルギー貯蔵装置、5・・・ダンパ、6・・・スライド阻止ガイド、7・・・スライドレール、8・・・トラック、9・・・スナップ留め要素、10・・・スナップ留め要素、11・・・スナップ留め要素、12・・・スナップ留め要素、13・・・ダンピングロッド、14・・・ダンパマウント、15・・・ダンパマウント、16・・・ピン、17・・・ピン、18・・・ガイド面、19・・・突部、20・・・始動装置、21・・・走行レール、22・・・ガイドレール、23・・・突出部、24・・・ガイド面、25・・・凹部、26・・・潤滑剤貯蔵部、27・・・潤滑剤貯蔵部、28・・・側部、29・・・凹部、30・・・傾斜部分、31・・・接触域、32・・・引出しガイド、X・・・開方向、Y・・・取付け方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引出しレールによって案内される可動家具部分の自動引戻し装置(1)であって、
ハウジング(2)と、
前記ハウジング(2)に配置され、前記可動家具部分を引き出す間に張力を与えられるエネルギー貯蔵装置(4)と、
前記ハウジング(2)に変位可能に配置されたキャリア(3)を用いて前記エネルギー貯蔵装置(4)に予張力を与えるために、前記エネルギー貯蔵装置(4)と連結して作動するテンション付与機構と、
を備える自動引戻し装置において、
前記ハウジング(2)が、前記キャリア(3)を挿入することができるスライドレール(7)を備えることを特徴とする自動引戻し装置(1)。
【請求項2】
前記ハウジング(2)がスライド阻止ガイド(6)を備え、前記キャリア(3)に設けられた少なくとも1つの第1のガイド面(18)が前記スライド阻止ガイド(6)の中に突出することを特徴とする、請求項1に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項3】
前記ハウジング(2)がトラック(8)を備え、前記キャリア(3)に設けられた第2のガイド面(24)が前記トラック(8)の中に突出することを特徴とする、請求項1または2に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項4】
前記スライドレール(7)が、前記キャリア(3)が取り付けられた状態で前記第1のガイド面(18)と前記第2のガイド面(24)との間に配置され、少なくとも1つのスナップ留め要素(11)が前記第2のガイド面(24)上に前記スライドレール(7)の方向に形成されることを特徴とする、請求項2および3に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項5】
前記キャリア(3)の前記ガイド面(18、24)に面する前記ハウジング(2)の前記スライドレール(7)の縁部および前記ハウジング(2)の前記スライドレール(7)に面する前記キャリア(3)の前記ガイド面(18、24)の縁部に、傾斜した挿入部分が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項6】
ダンパ(5)を挿入することができる第1のダンパマウント(14)が前記ハウジングに形成されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項7】
前記ダンパ(5)の方向に広くなった傾斜部分を有する第2のダンパマウント(15)が前記ハウジングに形成され、前記ダンパ(5)が前記傾斜部分を用いて前記ダンパマウント(15)に圧入されうることを特徴とする、請求項6に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項8】
少なくとも1つの潤滑剤貯蔵部(26、27)が、前記キャリア(3)および/または前記スライドレール(7)に配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動引戻し装置(1)。
【請求項9】
引出しや引出し式家具などのための自動引戻し装置(1)を有する引出しガイド(32)であって、家具の本体に固定されることができかつ前記自動引戻し装置(1)が固定されるガイドレール(22)と、引出しや引出し式家具などに固定されることができかつ始動装置(20)が前記自動引戻し装置(1)を制御するために固定される走行レール(21)とを備える引出しガイドにおいて、前記自動引戻し装置(1)が請求項1〜8のいずれか一項に従って構成されることを特徴とする、引出しガイド(32)。
【請求項10】
前記自動引戻し装置(1)のハウジング(2)が、家具本体に固定されたガイドレール(22)に前記ハウジング(2)を固定するための少なくとも1つのスナップ留め要素(9、10、11、12)を備え、前記ガイドレール(22)が少なくとも1つの穴部を備え、前記自動引戻し装置(1)の前記ハウジング(2)に設けられた前記少なくとも1つのスナップ留め要素(9、10、11、12)が、前記家具本体に固定された前記ガイドレール(22)に前記ハウジング(2)を固定するために、前記少なくとも1つの穴部の中に滑り入れられうることを特徴とする、請求項9に記載の引出しガイド。
【請求項11】
前記自動引戻し装置(1)の前記ハウジング(2)にブラケットとして配置される3つのスナップ留め要素(9、10、12)とスナップ留め突部として配置される1つのスナップ留め要素(11)とが、前記ハウジング(2)を固定するために、前記家具本体に固定されたガイドレールに形成されることを特徴とする、請求項9に記載の引出しガイド。
【請求項12】
ブラケットとして配置された前記スナップ留め要素(9、10、12)が前記ハウジング(2)の表面からL字形に突出し、前記ハウジング(2)の前記表面に面しかつ前記ハウジング(2)の前記表面と平行に形成された前記ブラケットの突出部分の側面が、取付け方向(Y)に凸状に形成されることを特徴とする、請求項10に記載の引出しガイド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−530571(P2012−530571A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516655(P2012−516655)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際出願番号】PCT/EP2010/058554
【国際公開番号】WO2010/149568
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(504467554)ポール ヘティッヒ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー (62)
【Fターム(参考)】