自動販売機用商品見本の表示シート
【課題】 立体的な表示となって、需要者に対する差別化した商品アピールを可能とし、購買意欲をそそることができる、商品見本の表示シートを提供する。
【課題を解決するための手段】 表示シート1は、折り用ミシン目2を介して連接してなる前面シート3と後面シート4とからなり、前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示の文字8a,8bや図柄8cを印刷し、前面シート3には、この前面シート3と後面シート4とを裏面側同士が対向するように折り用ミシン目2から折り重ねたときに、後面シート4に表示した図柄を視認するための透孔窓7を設ける。
【課題を解決するための手段】 表示シート1は、折り用ミシン目2を介して連接してなる前面シート3と後面シート4とからなり、前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示の文字8a,8bや図柄8cを印刷し、前面シート3には、この前面シート3と後面シート4とを裏面側同士が対向するように折り用ミシン目2から折り重ねたときに、後面シート4に表示した図柄を視認するための透孔窓7を設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の表示シートには、実際の商品に倣ったデザインが表示されているのが一般的である。
【特許文献1】登録実用新案第3011091号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このため、従来においては、商品見本の表示シートの表示が平板的で、需要者に対する差別化した商品アピールに欠け、購買意欲をそそることが困難である、という不都合を生じている。本発明は、このような不都合を解消した自動販売機用商品見本における表示シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的を達成するため、本発明の請求項1に係る表示シートは、自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートであって、前記表示シートは、折り部を介して連接してなる前面シートと後面シートとからなり、前面シートの表面側と後面シートの裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示や宣伝広告などの商品情報表示を印刷し、前記前面シートには、各シートの裏面側同士を対向するように前記折り部で折ったときに、前記後面シートのデザイン表示や商品情報表示を視認するための視認用窓を設けたものである。
【0005】
また、同じく上述の目的を達成するため、本発明の請求項2に係る表示シートは、上記請求項1記載の構成において、視認用窓が、透孔窓または透明窓であることを特徴とする。
【0006】
さらに、同じく上述の目的を達成するため、本発明の請求項3に係る表示シートは、請求項1記載の構成において、視認用窓は透孔窓であって、前面シートと後面シートとを折り部で折り重ねたときに、前記後面シートの一部を透孔窓から突出させてそのデザイン表示や商品情報表示を視認可能にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の請求項1に係る表示シートによれば、前面シートと後面シートとが前後に間隔をおいて立体的な状態で枠状本体に取り付けられるので、需要者に対する商品アピール度が向上し、購買意欲をそそるほか、立体的に表示するための特別な補助部材を別途用意する必要がないので、コストダウンが図れるとともに、枠状本体への取り付けも従来の表示シートと同一の作業で済むので簡便であるという効果を奏する。
【0008】
本発明の請求項2に係る表示シートによれば、上記効果に加えて視認用窓として、透孔窓あるいは透明窓のいずれかを表示内容に応じて選択可能であるという効果を奏する。
【0009】
本発明の請求項3に係る表示シートによれば、上記請求項1の効果に加えて、透孔窓から後面シートの表示部分が突出するので、立体感がより向上し、商品アピールもより強くなるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1〜図5は本発明に係る表示シートの第1実施形態を示すもので、図1は表示シートの表面側を示す正面図、図2は裏面側を示す背面図、図3は折り状態を示す正面図、図4は同じく平面図、図5は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。また、図6〜図9は本発明に係る表示シートの第2実施形態を示すもので、図6は表示シートの表面側を示す正面図、図7は裏面側を示す背面図、図8は折り状態を示す断面図、図9は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。さらに、図10〜図12は本発明に係る表示シートの第3実施形態を示すもので、図10は表示シートの表面側を示す正面図、図11は裏面側を示す背面図、図12は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。
【0011】
まず、図1〜図5に基づいて第1実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、表示シート1は、折り部たる折り用ミシン目2を介して連接してなる四角形状の前面シート3とほぼ四角形状の後面シート4とからなり、後面シート4の方が折り用ミシン目2側を除いて、前面シート3よりも天地方向(上下方向)が短く形成され、また、幅方向(左右方向)も短く形成されている。前記前面シート3の前記折り用ミシン目2とは反対側端にはスリット状の係合孔5を設ける一方、前記後面シート4の前記折り用ミシン目2とは反対側端にはこの係合孔5に突入係止する係合片6を設けている。
【0012】
また、前面シート3には、視認用窓として四角形状の透孔窓7を透設している。そして、この前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「オレンジ」、「ジュース」の各文字8a,8bとオレンジの図柄8cを印刷してある。
【0013】
本実施形態は以上のように構成したので、図3及び図4に示すように、後面シート4の裏面側を前面シート3の裏面側に折り用ミシン目2で折り重ねて、係合片6を係合孔5に突入係止すると、前記後面シート4に表示した図柄8cを透孔窓7から視認することができる。
【0014】
また、この折り状態にあっては、後面シート4の幅が前面シート3の幅よりも短いので、図4に示すように、両シート3,4は、湾曲状になるとともに、完全に重なることはなく、間隔をおいて対向位置するため、各文字8a,8b及び図柄8cの表示は立体的なものとなる。そして、図5に示すように、この折り重ね状態のまま、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体9に、表示シート1を取り付けることができる。
【0015】
続いて、図6〜図9に基づいて第2実施形態を説明する。図6及び図7に示すように、表示シート11は、折り部たる折り用ミシン目12を介して連接してなる四角形状の前面シート15とほぼ四角形状の後面シート16とからなり、後面シート16は、折り用ミシン目13を有する連接片14を備えている。そして、後面シート16の方が前面シート15よりも、天地方向及び幅方向ともに短く形成されている。前記前面シート15には、視認用窓として四角形状の透孔窓17を透設している。そして、前面シート15の表面側と後面シート16の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「フレンチローストタイプ」の文字18aと、「カフェオレ」の文字18b及びコーヒーカップの図柄18cを印刷してある。
【0016】
本実施形態は以上のように構成したので、図8に示すように、後面シート16の裏面側を、各折り用ミシン目12,13を折り曲げて、前面シート15の裏面側に対向させると、前記各折り用ミシン目12,13の間隔と同一の間隔をおいて両シート15,16は対向位置し、前記後面シート16に表示した文字18b及び図柄18cを透孔窓17から視認することができる。したがって、各文字18a,18b及び図柄18cの表示は、奥行きのある立体的なものとなる。
【0017】
そして、図9に示すように、この折り状態のまま、前面シート15において、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体19に、表示シート1を取り付けることができる。この取り付け状態においては、前記前面シート15は湾曲状態となる一方、後面シート16は平面状態のままなので、より立体感のあるものとなる。
【0018】
続いて、図10〜図12に基づいて第3実施形態を説明する。図10及び図11に示すように、表示シート21は、折り部たる折り用ミシン目22を介して連接してなる四角形状の前面シート23とほぼ四角形状の後面シート24とからなり、後面シート24の方が折り用ミシン目22側を除いて、前面シート23よりも、天地方向が短く形成され、また、幅方向も短く形成されている。
【0019】
また、前面シート23には、視認用窓として横長丸形の透孔窓25を透設し、後面シート24の折り用ミシン目22側を除いた天地方向の長さは、前記透孔窓25の天地方向の長さよりも短く形成されている。そして、この前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「美味・健康」の文字26aと、「ウーロン茶」の文字26bを印刷してある。
【0020】
本実施形態は以上のように構成したので、後面シート24の裏面側を折り用ミシン目22で前面シート23の裏面側に折り重ねて、後面シート24を前面シート23の透孔窓25に突入係止すると、前記後面シート24に表示した文字26bが透孔窓25から突出した部分に対応して視認することができる。このように、後面シート24が透孔窓25から突出して、前面シート23と前後方向に交叉した状態となるので、各文字26a,26bの表示は立体的なものとなる(図12参照)。そして、図12に示すように、この折り状態のまま、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体27に、表示シート21を取り付けることができる。
【0021】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、第1及び第2実施形態における視認用窓は、透孔窓7,17に替えて透明窓を採用することができる。また、透孔窓7,17,25の形状も四角形や横長丸形に限らない。さらに、後面シート4,16,24の形状はほぼ四角形状に特定されない。すなわち、前面シート3,15,23の形状に後面シート4,16,24の形状を合わせる必要はなく、また、前面シート3,15,23の形状も、枠状本体9,19,27の形状やその取付構造によって決定されるもので、四角形に限定されるものではない。さらにまた、表示シート1,11,21に、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示8a,8b,8c,18a,18b,18c,26a,26bに加えて、宣伝広告のような商品情報を表示してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1実施形態における表示シートの正面図。
【図2】同じく背面図。
【図3】同じく折り状態を示す正面図。
【図4】同じく平面図。
【図5】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【図6】第2実施形態における表示シートの正面図。
【図7】同じく背面図。
【図8】同じく折り状態を示す断面図。
【図9】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【図10】第3実施形態における表示シートの正面図。
【図11】同じく背面図。
【図12】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【符号の説明】
【0023】
1,11,21 表示シート
2,12,13,22 折り用ミシン目
3,15,23 前面シート
4,16,24 後面シート
5 係合孔
6 係合片
7,17,25 透孔窓
8a,8b,18a,18b,26a,26b 文字
8c,18c 図柄
9,19,27 枠状本体
14 連接片
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の表示シートには、実際の商品に倣ったデザインが表示されているのが一般的である。
【特許文献1】登録実用新案第3011091号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このため、従来においては、商品見本の表示シートの表示が平板的で、需要者に対する差別化した商品アピールに欠け、購買意欲をそそることが困難である、という不都合を生じている。本発明は、このような不都合を解消した自動販売機用商品見本における表示シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的を達成するため、本発明の請求項1に係る表示シートは、自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートであって、前記表示シートは、折り部を介して連接してなる前面シートと後面シートとからなり、前面シートの表面側と後面シートの裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示や宣伝広告などの商品情報表示を印刷し、前記前面シートには、各シートの裏面側同士を対向するように前記折り部で折ったときに、前記後面シートのデザイン表示や商品情報表示を視認するための視認用窓を設けたものである。
【0005】
また、同じく上述の目的を達成するため、本発明の請求項2に係る表示シートは、上記請求項1記載の構成において、視認用窓が、透孔窓または透明窓であることを特徴とする。
【0006】
さらに、同じく上述の目的を達成するため、本発明の請求項3に係る表示シートは、請求項1記載の構成において、視認用窓は透孔窓であって、前面シートと後面シートとを折り部で折り重ねたときに、前記後面シートの一部を透孔窓から突出させてそのデザイン表示や商品情報表示を視認可能にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の請求項1に係る表示シートによれば、前面シートと後面シートとが前後に間隔をおいて立体的な状態で枠状本体に取り付けられるので、需要者に対する商品アピール度が向上し、購買意欲をそそるほか、立体的に表示するための特別な補助部材を別途用意する必要がないので、コストダウンが図れるとともに、枠状本体への取り付けも従来の表示シートと同一の作業で済むので簡便であるという効果を奏する。
【0008】
本発明の請求項2に係る表示シートによれば、上記効果に加えて視認用窓として、透孔窓あるいは透明窓のいずれかを表示内容に応じて選択可能であるという効果を奏する。
【0009】
本発明の請求項3に係る表示シートによれば、上記請求項1の効果に加えて、透孔窓から後面シートの表示部分が突出するので、立体感がより向上し、商品アピールもより強くなるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1〜図5は本発明に係る表示シートの第1実施形態を示すもので、図1は表示シートの表面側を示す正面図、図2は裏面側を示す背面図、図3は折り状態を示す正面図、図4は同じく平面図、図5は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。また、図6〜図9は本発明に係る表示シートの第2実施形態を示すもので、図6は表示シートの表面側を示す正面図、図7は裏面側を示す背面図、図8は折り状態を示す断面図、図9は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。さらに、図10〜図12は本発明に係る表示シートの第3実施形態を示すもので、図10は表示シートの表面側を示す正面図、図11は裏面側を示す背面図、図12は枠状本体への取り付け状態を示す斜視図である。
【0011】
まず、図1〜図5に基づいて第1実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、表示シート1は、折り部たる折り用ミシン目2を介して連接してなる四角形状の前面シート3とほぼ四角形状の後面シート4とからなり、後面シート4の方が折り用ミシン目2側を除いて、前面シート3よりも天地方向(上下方向)が短く形成され、また、幅方向(左右方向)も短く形成されている。前記前面シート3の前記折り用ミシン目2とは反対側端にはスリット状の係合孔5を設ける一方、前記後面シート4の前記折り用ミシン目2とは反対側端にはこの係合孔5に突入係止する係合片6を設けている。
【0012】
また、前面シート3には、視認用窓として四角形状の透孔窓7を透設している。そして、この前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「オレンジ」、「ジュース」の各文字8a,8bとオレンジの図柄8cを印刷してある。
【0013】
本実施形態は以上のように構成したので、図3及び図4に示すように、後面シート4の裏面側を前面シート3の裏面側に折り用ミシン目2で折り重ねて、係合片6を係合孔5に突入係止すると、前記後面シート4に表示した図柄8cを透孔窓7から視認することができる。
【0014】
また、この折り状態にあっては、後面シート4の幅が前面シート3の幅よりも短いので、図4に示すように、両シート3,4は、湾曲状になるとともに、完全に重なることはなく、間隔をおいて対向位置するため、各文字8a,8b及び図柄8cの表示は立体的なものとなる。そして、図5に示すように、この折り重ね状態のまま、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体9に、表示シート1を取り付けることができる。
【0015】
続いて、図6〜図9に基づいて第2実施形態を説明する。図6及び図7に示すように、表示シート11は、折り部たる折り用ミシン目12を介して連接してなる四角形状の前面シート15とほぼ四角形状の後面シート16とからなり、後面シート16は、折り用ミシン目13を有する連接片14を備えている。そして、後面シート16の方が前面シート15よりも、天地方向及び幅方向ともに短く形成されている。前記前面シート15には、視認用窓として四角形状の透孔窓17を透設している。そして、前面シート15の表面側と後面シート16の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「フレンチローストタイプ」の文字18aと、「カフェオレ」の文字18b及びコーヒーカップの図柄18cを印刷してある。
【0016】
本実施形態は以上のように構成したので、図8に示すように、後面シート16の裏面側を、各折り用ミシン目12,13を折り曲げて、前面シート15の裏面側に対向させると、前記各折り用ミシン目12,13の間隔と同一の間隔をおいて両シート15,16は対向位置し、前記後面シート16に表示した文字18b及び図柄18cを透孔窓17から視認することができる。したがって、各文字18a,18b及び図柄18cの表示は、奥行きのある立体的なものとなる。
【0017】
そして、図9に示すように、この折り状態のまま、前面シート15において、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体19に、表示シート1を取り付けることができる。この取り付け状態においては、前記前面シート15は湾曲状態となる一方、後面シート16は平面状態のままなので、より立体感のあるものとなる。
【0018】
続いて、図10〜図12に基づいて第3実施形態を説明する。図10及び図11に示すように、表示シート21は、折り部たる折り用ミシン目22を介して連接してなる四角形状の前面シート23とほぼ四角形状の後面シート24とからなり、後面シート24の方が折り用ミシン目22側を除いて、前面シート23よりも、天地方向が短く形成され、また、幅方向も短く形成されている。
【0019】
また、前面シート23には、視認用窓として横長丸形の透孔窓25を透設し、後面シート24の折り用ミシン目22側を除いた天地方向の長さは、前記透孔窓25の天地方向の長さよりも短く形成されている。そして、この前面シート3の表面側と後面シート4の裏面側には、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示である、「美味・健康」の文字26aと、「ウーロン茶」の文字26bを印刷してある。
【0020】
本実施形態は以上のように構成したので、後面シート24の裏面側を折り用ミシン目22で前面シート23の裏面側に折り重ねて、後面シート24を前面シート23の透孔窓25に突入係止すると、前記後面シート24に表示した文字26bが透孔窓25から突出した部分に対応して視認することができる。このように、後面シート24が透孔窓25から突出して、前面シート23と前後方向に交叉した状態となるので、各文字26a,26bの表示は立体的なものとなる(図12参照)。そして、図12に示すように、この折り状態のまま、従来と同様にして、従来と同一構成の枠状本体27に、表示シート21を取り付けることができる。
【0021】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、第1及び第2実施形態における視認用窓は、透孔窓7,17に替えて透明窓を採用することができる。また、透孔窓7,17,25の形状も四角形や横長丸形に限らない。さらに、後面シート4,16,24の形状はほぼ四角形状に特定されない。すなわち、前面シート3,15,23の形状に後面シート4,16,24の形状を合わせる必要はなく、また、前面シート3,15,23の形状も、枠状本体9,19,27の形状やその取付構造によって決定されるもので、四角形に限定されるものではない。さらにまた、表示シート1,11,21に、販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示8a,8b,8c,18a,18b,18c,26a,26bに加えて、宣伝広告のような商品情報を表示してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1実施形態における表示シートの正面図。
【図2】同じく背面図。
【図3】同じく折り状態を示す正面図。
【図4】同じく平面図。
【図5】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【図6】第2実施形態における表示シートの正面図。
【図7】同じく背面図。
【図8】同じく折り状態を示す断面図。
【図9】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【図10】第3実施形態における表示シートの正面図。
【図11】同じく背面図。
【図12】同じく枠状本体への取り付け状態を示す斜視図。
【符号の説明】
【0023】
1,11,21 表示シート
2,12,13,22 折り用ミシン目
3,15,23 前面シート
4,16,24 後面シート
5 係合孔
6 係合片
7,17,25 透孔窓
8a,8b,18a,18b,26a,26b 文字
8c,18c 図柄
9,19,27 枠状本体
14 連接片
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートであって、前記表示シートは、折り部を介して連接してなる前面シートと後面シートとからなり、前面シートの表面側と後面シートの裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示や宣伝広告などの商品情報表示を印刷し、前記前面シートには、各シートの裏面側同士を対向するように前記折り部で折ったときに、前記後面シートの表示を視認するための視認用窓を設けたことを特徴とする自動販売機用商品見本の表示シート。
【請求項2】
視認用窓は、透孔窓または透明窓であることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用商品見本の表示シート。
【請求項3】
視認用窓は透孔窓であって、前面シートと後面シートとを折り部で折り重ねたときに、前記後面シートの一部を透孔窓から突出させてそのデザイン表示や商品情報表示を視認可能にすることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用商品見本の表示シート。
【請求項1】
自動販売機に取り付ける枠状本体とこの枠状本体に着脱可能に装着する表示シートとからなる商品見本における前記表示シートであって、前記表示シートは、折り部を介して連接してなる前面シートと後面シートとからなり、前面シートの表面側と後面シートの裏面側には販売商品容器のデザインに倣ったデザイン表示や宣伝広告などの商品情報表示を印刷し、前記前面シートには、各シートの裏面側同士を対向するように前記折り部で折ったときに、前記後面シートの表示を視認するための視認用窓を設けたことを特徴とする自動販売機用商品見本の表示シート。
【請求項2】
視認用窓は、透孔窓または透明窓であることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用商品見本の表示シート。
【請求項3】
視認用窓は透孔窓であって、前面シートと後面シートとを折り部で折り重ねたときに、前記後面シートの一部を透孔窓から突出させてそのデザイン表示や商品情報表示を視認可能にすることを特徴とする請求項1記載の自動販売機用商品見本の表示シート。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−26248(P2007−26248A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−209521(P2005−209521)
【出願日】平成17年7月20日(2005.7.20)
【出願人】(390004949)株式会社協同制作 (18)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月20日(2005.7.20)
【出願人】(390004949)株式会社協同制作 (18)
【Fターム(参考)】
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