説明

自動販売機

【課題】出荷済、あるいは設置済のものにも適用可能で、かつ販売機会のロスを低減させることが可能な自動販売機を提供すること。
【解決手段】前面を構成し、かつ紙幣を挿入するための紙幣挿入部14を装着するための窓部21,22が少なくとも2つ形成された外扉10と、外扉10の販売対応域を照明する蛍光灯20とを備え、自身が販売可能な状態であって所望の販売条件を具備する場合に、内部に収納された商品を販売する自動販売機において、光源34を内蔵し、かつ自身の表示面321が窓部22を通じて前面から視認可能となる態様で配設され、少なくとも蛍光灯20が消灯されていて販売可能な状態となる場合に光源34を点灯させて、表示面321に示された表示物を表示させる表示部材30を備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、前面を構成し、かつ紙幣を挿入するための紙幣挿入部を装着するための窓部が少なくとも2つ形成された扉体と、扉体の販売対応域を照明する主照明部とを備え、自身が販売可能な状態であって所望の販売条件を具備する場合に、内部に収納された商品を販売する自動販売機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動販売機の前面を構成する外扉には、商品を選択するための商品選択ボタンや、紙幣挿入口、硬貨投入口及び硬貨返却口が設けられているとともに、商品見本等を前方から視認可能にしたディスプレイウィンドウ、あるいは販売対象商品や商品のイメージ広告等が前面に描かれた透光性のボード部材のようなものに代表される販売対応域が設けられている。このような販売対応域は、蛍光灯やLED等の主照明部により照明されている。
【0003】
一方、近年の省エネルギー化の要請により、例えば屋内に設置される自動販売機では、設置環境下における屋内照明を頼りにして、販売可能な状態であっても主照明部を消灯させているものがある。そして、内蔵する人感検知センサにより利用者が現れたと判断した場合に、主照明部を点灯させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3006284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に提案されている自動販売機では、人感検知センサが利用者を検知していない場合には、主照明部が消灯されていて、外扉の前面に設けられた一体表示器の一部に常時表示される「販売中」の文言により販売可能な状態であることを示している。
【0006】
しかしながら、かかる一体表示器における「販売中」の文言は大きく表示されたものではないため、人感検知センサが検知可能な領域よりも外側にいる利用者が、上記自動販売機が販売可能な状態であることを認識できず、結果的に販売機会のロスを増大させている虞れがある。
【0007】
一方、一般的な自動販売機においては、外扉には、紙幣挿入口を有する紙幣挿入部を装着するための窓部、すなわち矩形状の開口が少なくとも2つ設けられており、出荷時、あるいは設置時に一方の窓部には紙幣挿入部が装着され、他方の窓部には、いわゆる目隠板と称される板材が装着されていることが知られている。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、出荷済、あるいは設置済のものにも適用可能で、かつ販売機会のロスを低減させることが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、前面を構成し、かつ紙幣を挿入するための紙幣挿入部を装着するための窓部が少なくとも2つ形成された扉体と、前記扉体の販売対応域を照明する主照明部とを備え、自身が販売可能な状態であって所望の販売条件を具備する場合に、内部に収納された商品を販売する自動販売機において、光源を内蔵し、かつ自身の表示面が一の窓部を通じて前面から視認可能となる態様で配設され、少なくとも前記主照明部が消灯されていて前記販売可能な状態となる場合に前記光源を点灯させて、前記表示面に示された表示物を表示させる表示部材を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上述した請求項1において、前記表示部材は、前記表示面に示された表示物が販売可能な状態であることを明示させるものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の自動販売機によれば、光源を内蔵する表示部材が、自身の表示面が一の窓部を通じて前面から視認可能となる態様で配設されているので、出荷済、あるいは設置済の既存のものに対しても適用可能である。そして、表示部材が、少なくとも主照明部が消灯されていて販売可能な状態となる場合に光源を点灯させて、表示面に示された表示物を表示させるので、設置された環境下が比較的暗い場合でも、利用者に対して販売可能な状態であることをアピールすることができる。従って、出荷済、あるいは設置済のものにも適用可能で、かつ販売機会のロスを低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の正面図である。
【図2】図2は、図1に示した自動販売機の前面の要部を拡大して示す拡大正面図である。
【図3】図3は、表示部材の主要構成部分を分解して示す分解斜視図である。
【図4】図4は、表示部材を外扉に取り付けた状態を模式的に示す断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を適宜参照しながら、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の正面図である。ここで例示する自動販売機は、例えば屋内に設置されるもので、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売するためのもので、本体キャビネット1を備えている。
【0015】
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1の内部には、図には明示しないが、複数の独立した商品収容庫が左右に並設してある。これら商品収容庫は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。商品収容庫には、商品収納ラック、搬出機構及び搬出シュータが設けてある。商品収納ラックは、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構は、商品収納ラックの下部に設けてあり、この商品収納ラックに収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ搬出するためのものである。搬出シュータは、搬出機構から搬出された商品を後述する商品取出口17に導くためのものである。
【0016】
上記自動販売機には、本体キャビネット1の一側縁部に図示せぬ内扉及び外扉(扉体)10がそれぞれ開閉可能となる態様で設けてある。内扉は、本体キャビネット1に設けた商品収容庫の前面を覆うに十分な大きさを有した断熱扉である。
【0017】
外扉10は、本体キャビネット1の前面開口を覆うに十分な大きさを有したものであり、本体キャビネット1の前面開口を閉成する場合には、自動販売機の前面を構成するものである。この外扉10には、その前面側にディスプレイウィンドウ11、商品選択ボタン12、硬貨投入口13、紙幣挿入部14、一体表示器15、硬貨返却口16、商品取出口17が設けてある。
【0018】
ディスプレイウィンドウ11は、外扉10の内部に配設された商品見本2を利用者に視認させるための窓である。この商品見本2は、外扉10の内部に画成された室において、上下方向に複数段設けられた商品ステージ3に左右に並べられて載置されている。そして、このような室は、その天井部分、並びに商品ステージ3内に該室を照明する蛍光灯20(商品ステージ3内の蛍光灯は不図示)が設置してあり、ディスプレイウィンドウ11とともに販売対応域を構成している。蛍光灯20は、自身が点灯することにより、上記室、すなわち販売対応域を照明する主照明部を構成している。尚、本実施の形態では、蛍光灯20を主照明部の一例として示したが、本発明ではこれに限定されず、LED等が主照明部を構成しても良い。
【0019】
商品選択ボタン12は、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、ディスプレイウィンドウ11を通じて視認される商品見本2毎に配設してある。硬貨投入口13は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口13を通じて投入された硬貨は、図示せぬ硬貨処理機においてその金種が識別され、その後、硬貨処理機の金種別釣銭筒若しくは図示せぬ硬貨回収箱に収容されることになる。
【0020】
紙幣挿入部14は、紙幣挿入口14aを有して成り、外扉10の前面に形成された一の窓部21に装着してある。この紙幣挿入部14における紙幣挿入口14aは、利用者が紙幣を挿入するための開口である。ここで外扉10には、本実施の形態では紙幣挿入部14を装着するための窓部21,22、すなわち矩形状の開口が左右に並ぶ態様で2つ設けられており、いずれか一方の窓部21に紙幣挿入部14が装着してある。
【0021】
この紙幣挿入部14の紙幣挿入口14aを通じて挿入された紙幣は、ビルバリデータを称される紙幣処理機(図示せず)においてその金種が識別されることになる。また、上記紙幣挿入口14aは、紙幣処理機において識別できなかった紙幣を返却するための機能を有している。
【0022】
一体表示器15は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示するためのものである。硬貨返却口16は、上記硬貨処理機において識別できなかった硬貨、あるいは釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口17は、本体キャビネット1の内部から払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。
【0023】
上記自動販売機においては、上記構成の他、人感検知センサ18及び表示部材30が設けてある。人感検知センサ18は、図1に示すように外扉10の前面に配設してあり、自動販売機の正面に利用者が居るか否かを検知するための検知手段である。かかる人感検知センサ18が利用者を検知した場合、その検知信号が図示せぬ制御部に与えられ、後述するように主照明部である蛍光灯20の点灯制御が行われる。
【0024】
表示部材30は、図2に拡大して示すように、外扉10の他方の窓部22、すなわち紙幣挿入部14が装着されていない窓部(以下、他の窓部22ともいう)に取り付けてある。この表示部材30は、自身の表示面321が他の窓部22を通じて前面から視認可能となる態様で配設してある。
【0025】
図3は、表示部材30の主要構成部分を分解して示す分解斜視図であり、図4は、表示部材30を外扉10に取り付けた状態を模式的に示す断面側面図である。ここで例示する表示部材30は、取付部31と表示部32とを備えて構成してある。
【0026】
取付部31は、例えば白色に着色された板金等の金属部材を適宜屈曲させて構成した金属製のもので、基部311、該基部311の上端部を屈曲させた上方屈曲部312、該基部311の下端部を屈曲させた下方屈曲部313、該基部311の左端部を屈曲させた左方屈曲部314及び該基部311の右端部を屈曲させた右方屈曲部315により囲繞され、前面が開口する凹部33が設けてある。
【0027】
基部311は、上記凹部33の底面を構成しており、後述する図4に示すように、上記凹部33内に設置された例えばLED等を内蔵する光源34から照射された光を反射できるように構成してある。
【0028】
上方屈曲部312は、基部311の上端から前方に延在する上方前延部3121と、上方前延部3121の延在端部より上方に延在する垂上部3122とを有している。垂上部3122には、ネジ等の締結部材Nが挿通する挿通孔3123が複数設けてある。
【0029】
下方屈曲部313は、基部311の下端から前方に延在する下方前延部3131と、下方前延部3131の延在端部より下方に延在する垂下部3132とを有している。垂下部3132には、垂上部3122と同様に、ネジ等の締結部材Nが挿通する挿通孔3133が複数設けてある。
【0030】
上記上方屈曲部312の上方前延部3121、並びに下方屈曲部313の下方前延部3131には、図4に示すように、例えばLED等を内蔵する光源34がそれぞれ設置してある。かかる光源34は、ケーブルCを介して図示せぬ電源に電気的に接続してある。かかる光源34は、自身が点灯した場合に、前方だけでなく、後方、上方(下方前延部3131に設置された光源34は下方)、左方及び右方にも光を射出できるように構成してある。
【0031】
左方屈曲部314は、基部311の左端から前方に延在する左方前延部3141と、左方前延部3141の延在端部より右方に延在する右延部3142とを有している。左方前延部3141の延在端部から右延部3142に至る個所には、矩形状の取付孔3143が形成してある。
【0032】
右方屈曲部315は、基部311の右端から前方に延在する右方前延部3151と、右方前延部3151の延在端部より左方に延在する左延部3152とを有している。右方前延部3151の延在端部から左延部3152に至る個所には、矩形状の取付孔3153が形成してある。
【0033】
表示部32は、例えば乳白色を呈する光透過性の樹脂材から形成されたもので、前面が平面状の表示面321となるものである。この表示部32は、取付部31の凹部33の開口を覆うのに十分な大きさを有しているとともに他の窓部22を通過できる大きさを有しており、自身の左右両端に形成された係合爪322が、図3に示すように取付部31の取付孔3143,3153に進入する結果、該取付部31と係合するものである。この表示部32には、適宜必要に応じてゴムパッキンが配設してある。
【0034】
このような表示部32の表示面321には、各種の表示が示されたシート体323が貼付してあり、本実施の形態では、図2に示すように、「販売中」の文言が大きく記されたシート体323が貼付してあり、これにより、上記表示面321には、「販売中」の文言が大きく記された表示物が示してある。
【0035】
このような構成を有する表示部材30を、図4に示すように外扉10の後面側より他の窓部22を表示部32が前方側に向けて通過し、かつ他の窓部22の上縁部及び下縁部に溶接させた取付金221に締結部材Nを通じて取付部31の垂上部3122及び垂下部3132を締結することにより、該他の窓部22に水密性を確保した状態で配設することができる。また、取付部31の凹部33は、基部311、上方屈曲部312、下方屈曲部313、左方屈曲部314及び右方屈曲部315に囲繞されていることで、取付部31は、他の窓部22の後方域を閉塞することができる。
【0036】
以上のような構成を有する自動販売機では、次のようにして表示部材30の表示面321の表示物を表示させることができる。
【0037】
説明の前提として、自動販売機は、収容された商品の販売が可能な販売可能な状態であるものとする。ここで主照明部である蛍光灯20の点灯制御について先に述べることとする。
【0038】
蛍光灯20は、上記制御部により消灯されているものとする。そして、人感検知センサ18が自動販売機の正面に利用者がいる旨を検知し、その検知時間が予め設定された設定時間を超える場合に、制御部が利用者が現れたと判断して蛍光灯20を点灯させる。蛍光灯20を点灯させた制御部は、予め決められた点灯連続時間の経過後、蛍光灯20を再び消灯させる。
【0039】
このようにして主照明部である蛍光灯20の点灯制御に関係なく、自動販売機では、光源34を常時点灯させる。これにより、光源34からの光は、前方だけでなく、後方、上方(下方)、左方及ぶ右方にも射出される。射出された光は、基部311、上方前延部3121、下方前延部3131、左方前延部3141及び右方前延部3151で反射して取付部31の凹部33内で拡散し、拡散光として表示部32の表示面321を透過する。これにより、表示面321に示された表示物(「販売中」)が表示される。つまり、表示部材30は、表示面321に示された表示物が販売可能な状態であることを明示させるものである。
【0040】
このように本実施の形態である自動販売機では、表示部材30を他の窓部22に配設するので、出荷済、あるいは設置済の既存のものに対しても適用可能である。そして、販売可能な状態である場合に、主照明部である蛍光灯20の点灯状態に関わらず、表示部材30の光源34を常時点灯させて、表示部32の表示面321に示された表示物(「販売中」)を表示させるので、設置された環境下が比較的暗い場合でも、利用者に対して販売可能な状態であることをアピールすることができる。従って、出荷済、あるいは設置済のものにも適用可能で、かつ販売機会のロスを低減させることができる。
【0041】
上記自動販売機によれば、表示部材30の取付部31が、該表示部材30が他の窓部22に配設された場合に、該他の窓部22の後方域を閉塞するので、表示部32が壊されても防盗性を確保することができ、特に一の窓部21の後方域に設置される紙幣処理機を保護することができる。
【0042】
また、上記自動販売機によれば、表示部材30が、光源34から射出された光を取付部31で反射拡散させて表示部32(表示面321)を透過させるので、表示部材30の前後方向の大きさが十分に確保できない場合でも、光ムラを生じさせずに均等に表示部32(表示面321)を光らせることが可能になる。
【0043】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
【0044】
上述した実施の形態では、人感検知センサ18による検知時間が設定時間を超える場合に、主照明部である蛍光灯20を点灯させていたが、本発明では、蛍光灯は、常時点灯させても良いし、予め決められた時間帯のみ点灯させても良いし、周囲の明るさに応じて点灯させても良い。
【0045】
上述した実施の形態では、外扉10には、紙幣挿入部14を装着するための矩形状の開口(窓部21,22)が左右に並ぶ態様で2つ設けた例を示したが、本発明では、上記開口が上下に並ぶ態様で設けたものや、3つ以上設けたものであっても構わない。
【0046】
上述した実施の形態では、表示部材30の表示面321が外扉10の外表面と同一平面上に位置するものについて説明したが、本発明では、表示部材の表示面が外扉の外表面から突出するように表示部材を設けても良く、この場合には、表示部材の周囲を照らすことが可能になる。
【0047】
上述した実施の形態では、表示部材30の光源34は、主照明部である蛍光灯20等が消灯されていて販売可能な状態となる場合を条件に常時点灯していたが、本発明では、主照明部である蛍光灯が少なくとも消灯されている場合に点灯していれば、どのような条件で点灯しても良く、更に条件とは無関係に常時点灯するようにしても良い。
【0048】
上述した実施の形態では、自動販売機は、屋内に設置されるものであったが、本発明では、屋内に設置されるものに限られず、屋外に設置されるものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上のように、本発明に係る自動販売機は、出荷済、あるいは設置済のものにも適用可能で、かつ販売機会のロスを低減させるのに有用である。
【符号の説明】
【0050】
1 本体キャビネット
10 外扉
11 ディスプレイウィンドウ
14 紙幣挿入部
14a 紙幣挿入口
18 人感検知センサ
20 蛍光灯
21 窓部
22 窓部
221 取付金
30 表示部材
31 取付部
311 基部
312 上方屈曲部
3121 上方前延部
3122 垂上部
3123 挿通孔
313 下方屈曲部
3131 下方前延部
3132 垂下部
3133 挿通孔
314 左方屈曲部
3141 左方前延部
3142 右延部
3143 取付孔
315 右方屈曲部
3151 右方前延部
3152 左延部
3153 取付孔
32 表示部
321 表示面
322 係合爪
323 シート体
33 凹部
34 光源
C ケーブル
N 締結部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面を構成し、かつ紙幣を挿入するための紙幣挿入部を装着するための窓部が少なくとも2つ形成された扉体と、
前記扉体の販売対応域を照明する主照明部と
を備え、自身が販売可能な状態であって所望の販売条件を具備する場合に、内部に収納された商品を販売する自動販売機において、
光源を内蔵し、かつ自身の表示面が一の窓部を通じて前面から視認可能となる態様で配設され、少なくとも前記主照明部が消灯されていて前記販売可能な状態となる場合に前記光源を点灯させて、前記表示面に示された表示物を表示させる表示部材を備えたことを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
前記表示部材は、前記表示面に示された表示物が販売可能な状態であることを明示させるものであることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−34299(P2011−34299A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179417(P2009−179417)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】