自動販売機
【課題】天面にソーラーパネルを備えた自動販売機で、設置によらずソーラーパネルの最適な方位を得るとともに、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができる自動販売機を提供することを目的とする。
【解決手段】ソーラーパネル2を支持するパネル連結手段3は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能としたことにより、天面支持手段5とパネル載置手段4の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネル2での発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段3とパネル載置手段4の回動支持でソーラーパネル2の上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネル2のはみ出しを防止することができる。
【解決手段】ソーラーパネル2を支持するパネル連結手段3は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能としたことにより、天面支持手段5とパネル載置手段4の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネル2での発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段3とパネル載置手段4の回動支持でソーラーパネル2の上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネル2のはみ出しを防止することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の天面にソーラーパネルを取り付ける構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、世界各国で温室効果ガスの削減が謳われている。自動販売機は例外なくその対象であり、ヒートポンプシステム、真空断熱材などの採用により省エネルギー化を進めている。また、ソーラーパネルを備えることで、自動販売機の消費電力の一部を太陽光発電によって賄い、自動販売機で使用される商用電源の省エネルギー化を目的とした自動販売機の開発は行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
以下、上記従来の自動販売機について説明する。
【0004】
設置時にソーラーパネルを固定する自動販売機は、ソーラーパネルを設置する際に仰角を可変でき、自動販売機の高さや季節によって仰角を変えることで太陽光の最適な入射仰角度を得ている。
【0005】
また、ソーラーパネルが可動式のものは自動販売機の屋根に、モータによって方位角方向に回転駆動させるソーラーパネルを備え、また受光センサを設けることによって、ソーラーパネルが受ける太陽光の入射量が所定以下の場合、モータを駆動する。そして、受光センサによって太陽光の入射量を十分受けるようになるとモータを停止するようにモータを制御することで、太陽電池パネルでの発電効率を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−89330号公報
【特許文献2】特開2009−163401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来のソーラーパネルを備えた自動販売機は、ソーラーパネルを固定しているものは、設置の際にソーラーパネルを仰角方向にしか設定できず、方位角方向は自動販売機の商品ディスプレイと同じ向きでしか設置できなかった。また、可動式の自動販売機では太陽光の入射量を時間変化によって対応しようとするあまり、ソーラーパネルの方位角度をモータと受光センサという電気的手段によって調節する構造であるため、材料費や維持費が高いという課題を有していた。
【0008】
さらに、上記従来のソーラーパネルを備えた自動販売機は方位角方向に回転させるときに、自動販売機の正面や、背面にソーラーパネルがはみ出すことになる。正面のはみ出しにおいては、雨天時、自動販売機の利用者がソーラーパネルを伝う水が掛かることや、ディスプレイや選択ボタンに伝い商品サンプルが見づらくなるという課題や、極寒時には、はみ出た部分に氷柱ができ、利用者に不安を与えたり、ディスプレイ表面を傷つけるという課題を有していた。また、背面のはみ出しにおいては、背面に障害物があるところには設置できないことや、ソーラーパネルを回転できないという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、電気的手段をなくした上での最適な角度を得るソーラーパネル取り付け構造を有することで、材料費、維持費を最小限にとどめるとともに、自動販売機からのソーラーパネルのはみ出しをなくす自動販売機を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたものである。
【0011】
これによって、ソーラーパネルはパネル載置手段で最適な仰角を得、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の自動販売機は、簡素な構造で、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1における自動販売機の前方斜視図
【図2】同実施の形態における自動販売機の後方斜視図
【図3】同実施の形態における自動販売機の要部後方斜視図
【図4】同実施の形態における自動販売機の要部分解図
【図5】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の正面図
【図6】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図
【図7】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図
【図8】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の正面図
【図9】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の側面図
【図10】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の底面図
【図11】同実施の形態における自動販売機のパネル連結手段の正面図
【図12】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図
【図13】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図
【図14】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図
【図15】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
請求項1に記載の発明は、自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたものであり、簡素な構造で、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネルでの
発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記天面支持手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する下部固定手段を備えたものであり、天面支持手段とパネル載置手段を任意の場所に固定することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記パネル連結手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する上部固定手段を備えたものであり、パネル連結手段とパネル載置手段を任意の場所に固定することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記下部固定手段あるいは上部固定手段は円形に配置した孔を備えたものであり、天面支持手段とパネル載置手段、あるいはパネル連結手段とパネル載置手段を任意の角度で確実に固定することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、円形に配置した固定手段は回転軸に対して同心円状に形成したものであり、回転軸を中心として任意の角度に容易に固定することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、前記固定手段は一方に形成した凸部と他方に形成した凹部と締結手段とを備えたものであり、固定手段での角度の変更を容易に確実に行うことができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記ソーラーパネルは上方からの投影面で自動販売機の天面に収まるように配置したものであり、ソーラーパネルのはみ出しによる不具合を防止することができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の前方斜視図、図2は同実施の形態における自動販売機の後方斜視図、図3は同実施の形態における自動販売機の要部後方斜視図、図4は同実施の形態における自動販売機の要部分解図、図5は同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の正面図、図6、図7は同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図、図8は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の正面図、図9は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の側面図、図10は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の底面図、図11は同実施の形態における自動販売機のパネル連結手段の正面図、図12は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図、図13は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図、図14は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図、図15は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図である。
【0023】
図1から図4において、自動販売機1は内部に商品を収納し冷却装置・加温装置により所定の温度に冷却あるいは加温され、購入者の所定の操作により商品を搬出するものである。自動販売機1の冷却装置、加温装置、照明装置等の動作は、通常の商用電源装置に加えて自動販売機1の天面に備えたソーラーパネル2とで行うもので、具体的には自動販売機1の照明装置の電力をソーラーパネル2で図示しないバッテリに蓄電して供給し賄うこ
とができるように構成している。
【0024】
ソーラーパネル2はパネル連結手段3により下面および側面を覆うように支持されており、パネル連結手段3は所定の仰角、具体的には、上方約30度としたパネル載置手段4に支持され、パネル載置手段4は天面の天面支持手段5に支持されている。そして、パネル載置手段4は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能に支持されている。
【0025】
また、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有している。
【0026】
具体的には、下部固定手段6は、天面支持手段5の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部8と、凸部8の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔9と、パネル載置手段4の底面部10の底面から見て凹状の凹部13と、凹部13の外側に備えた4点の孔14とを備え、凸部8が凹部13に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔14と複数の孔9のいずれかが合致するように配置され、所定の回転角度で4点の孔14と複数の孔9の4点をボルトとナット等(図示せず)の締結手段で固定可能としている。
【0027】
また、上部固定手段7は、パネル連結手段3の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部17と、凸部17の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔18と、パネル載置手段4の上面部12の上面から見て凹状の凹部15と、凹部15の外側に備えた4点の孔16とを備え、凸部17が凹部15に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔16と複数の孔18のいずれかが合致するように配置され、所定の回転角度で4点の孔16と複数の孔18の4点をボルトとナット等(図示せず)の締結手段で固定可能としている。
【0028】
また、パネル載置手段4の上面部12は、所定の仰角、たとえば上方約30度に設定され、パネル載置手段4は上面部12と底面部10とを繋ぐ上下方向の複数の梁11を備えている。
【0029】
また、パネル連結手段3の前面四隅にはソーラーパネル2の正面四隅を覆うコーナーピース3aを備え、コーナーピース3aには各二点ずつ固定手段を備えている。
【0030】
また、天面支持手段5は、自動販売機1の天面2点、背面各2点にボルトとナットで天面に配置、固定されている。
【0031】
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
【0032】
自動販売機1は内部に商品を収納し冷却装置・加温装置により所定の温度に冷却あるいは加温され、購入者の所定の操作により商品を搬出するもので、通常の商用電源装置に加えて自動販売機1の天面にソーラーパネル2を備え、自動販売機1の照明装置の電力をソーラーパネル2から例えばバッテリに蓄電して供給し賄うことができるものである。
【0033】
ソーラーパネル2を自動販売機1の天面に設置するために、ソーラーパネル2はパネル連結手段3により下面および側面を覆うように支持されており、パネル連結手段3は所定の仰角、具体的には、上方約30度としたパネル載置手段4に支持され、パネル載置手段4は天面の天面支持手段5に支持されている。そして、パネル載置手段4は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能に支持
されている。
【0034】
すなわち、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有しているので、自動販売機1を所定の位置に配置した後、ソーラーパネル2が南向きになるようにパネル載置手段4を回動し、下部固定手段6で固定する(図12、図13のソーラーパネル2を方位角方向Bに回動する点を参照)。その後、ソーラーパネル2を支持したパネル連結手段3をパネル載置手段4に対して回動させ、ソーラーパネル2が上方から見て投影面で自動販売機の天面に収まるように所定の角度に設定した後に上部固定手段7で固定する(図14、図15のソーラーパネル2が南向きのままソーラーパネル2のみを支持部を中心としてC方向に回転させる点を参照)。
【0035】
これにより、自動販売機1の設置方向に拘らずソーラーパネル2を南向きに設置することで、簡素な構造でソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、ソーラーパネル2の自動販売機1本体からのはみ出しを防止することができる。
【0036】
これにより、雨天時、自動販売機の利用者がソーラーパネル2を伝う水が掛かることもなくなり、ディスプレイや選択ボタンが見づらくなることもない。また、背面スペースに余裕がない場所でも設置が可能となる。
【0037】
また、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有しているので、パネル載置手段4およびパネル連結手段3を任意の角度に固定することができる。
【0038】
また、下部固定手段6は、天面支持手段5の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部8と、凸部8の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔9と、凹部13の外側に備えた4点の孔14とを備え、凸部8が凹部13に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔14と複数の孔9のいずれかが合致するように配置されているので、操作性もよく、任意の角度で確実に固定することができる。また、上部固定手段7に関しても、下部固定手段6と同様の構造を備えており、同様の作用効果を奏する。
【0039】
なお、天面支持手段5は自動販売機1の天面前部と背面上部という自動販売機1の販売機能、冷却、加温という本来の機能を損なわない限られた位置で固定しており、天面支持手段5を固定するボルトナットは上面と背面の縦方向と横方向の締め付けによって振動による緩みや引きはがれのリスクを分散させている。
【0040】
また、パネル載置手段4は上面部12と底面部10とを繋ぐ上下方向の複数の梁11を備えているので、パネル載置手段4の強度を高めることができる。
【0041】
また、パネル連結手段3の前面四隅にはソーラーパネル2の正面四隅を覆うコーナーピース3aを備え、コーナーピース3aには各二点ずつ固定手段を備えているので、強風等にも十分耐えられる構成とすることができる。
【0042】
なお、エンボス加工で形成した凸部および対向する凹部については、凹凸の構造を逆としてももちろんよい。
【0043】
また、下部固定手段6および上部固定手段7はソーラーパネル2の防盗性を高めるため
に、特殊なボルトナット構造としたり、ボルトナット位置を容易に手が届かない配置とすることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、ソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができるので、ソーラーパネルを天面に備えた機器に適用できる。
【符号の説明】
【0045】
1 自動販売機
2 ソーラーパネル
3 パネル連結手段
4 パネル載置手段
5 天面支持手段
6 下部固定手段
7 上部固定手段
8、17 凸部
9、14、16、18 孔
13、15 凹部
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の天面にソーラーパネルを取り付ける構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、世界各国で温室効果ガスの削減が謳われている。自動販売機は例外なくその対象であり、ヒートポンプシステム、真空断熱材などの採用により省エネルギー化を進めている。また、ソーラーパネルを備えることで、自動販売機の消費電力の一部を太陽光発電によって賄い、自動販売機で使用される商用電源の省エネルギー化を目的とした自動販売機の開発は行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
以下、上記従来の自動販売機について説明する。
【0004】
設置時にソーラーパネルを固定する自動販売機は、ソーラーパネルを設置する際に仰角を可変でき、自動販売機の高さや季節によって仰角を変えることで太陽光の最適な入射仰角度を得ている。
【0005】
また、ソーラーパネルが可動式のものは自動販売機の屋根に、モータによって方位角方向に回転駆動させるソーラーパネルを備え、また受光センサを設けることによって、ソーラーパネルが受ける太陽光の入射量が所定以下の場合、モータを駆動する。そして、受光センサによって太陽光の入射量を十分受けるようになるとモータを停止するようにモータを制御することで、太陽電池パネルでの発電効率を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−89330号公報
【特許文献2】特開2009−163401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来のソーラーパネルを備えた自動販売機は、ソーラーパネルを固定しているものは、設置の際にソーラーパネルを仰角方向にしか設定できず、方位角方向は自動販売機の商品ディスプレイと同じ向きでしか設置できなかった。また、可動式の自動販売機では太陽光の入射量を時間変化によって対応しようとするあまり、ソーラーパネルの方位角度をモータと受光センサという電気的手段によって調節する構造であるため、材料費や維持費が高いという課題を有していた。
【0008】
さらに、上記従来のソーラーパネルを備えた自動販売機は方位角方向に回転させるときに、自動販売機の正面や、背面にソーラーパネルがはみ出すことになる。正面のはみ出しにおいては、雨天時、自動販売機の利用者がソーラーパネルを伝う水が掛かることや、ディスプレイや選択ボタンに伝い商品サンプルが見づらくなるという課題や、極寒時には、はみ出た部分に氷柱ができ、利用者に不安を与えたり、ディスプレイ表面を傷つけるという課題を有していた。また、背面のはみ出しにおいては、背面に障害物があるところには設置できないことや、ソーラーパネルを回転できないという課題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、電気的手段をなくした上での最適な角度を得るソーラーパネル取り付け構造を有することで、材料費、維持費を最小限にとどめるとともに、自動販売機からのソーラーパネルのはみ出しをなくす自動販売機を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたものである。
【0011】
これによって、ソーラーパネルはパネル載置手段で最適な仰角を得、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の自動販売機は、簡素な構造で、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1における自動販売機の前方斜視図
【図2】同実施の形態における自動販売機の後方斜視図
【図3】同実施の形態における自動販売機の要部後方斜視図
【図4】同実施の形態における自動販売機の要部分解図
【図5】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の正面図
【図6】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図
【図7】同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図
【図8】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の正面図
【図9】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の側面図
【図10】同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の底面図
【図11】同実施の形態における自動販売機のパネル連結手段の正面図
【図12】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図
【図13】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図
【図14】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図
【図15】同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
請求項1に記載の発明は、自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたものであり、簡素な構造で、天面支持手段とパネル載置手段の回動支持で最適な方位を得ることができ、ソーラーパネルでの
発電効率を高めることができるとともに、パネル連結手段とパネル載置手段の回動支持でソーラーパネルの上方からの投影面を適切に回転させることで、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記天面支持手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する下部固定手段を備えたものであり、天面支持手段とパネル載置手段を任意の場所に固定することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記パネル連結手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する上部固定手段を備えたものであり、パネル連結手段とパネル載置手段を任意の場所に固定することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記下部固定手段あるいは上部固定手段は円形に配置した孔を備えたものであり、天面支持手段とパネル載置手段、あるいはパネル連結手段とパネル載置手段を任意の角度で確実に固定することができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、円形に配置した固定手段は回転軸に対して同心円状に形成したものであり、回転軸を中心として任意の角度に容易に固定することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、前記固定手段は一方に形成した凸部と他方に形成した凹部と締結手段とを備えたものであり、固定手段での角度の変更を容易に確実に行うことができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記ソーラーパネルは上方からの投影面で自動販売機の天面に収まるように配置したものであり、ソーラーパネルのはみ出しによる不具合を防止することができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の前方斜視図、図2は同実施の形態における自動販売機の後方斜視図、図3は同実施の形態における自動販売機の要部後方斜視図、図4は同実施の形態における自動販売機の要部分解図、図5は同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の正面図、図6、図7は同実施の形態における自動販売機の天面支持手段の側面図、図8は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の正面図、図9は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の側面図、図10は同実施の形態における自動販売機のパネル載置手段の底面図、図11は同実施の形態における自動販売機のパネル連結手段の正面図、図12は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図、図13は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図、図14は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した斜視図、図15は同実施の形態における自動販売機のソーラーパネルの動作を説明した平面図である。
【0023】
図1から図4において、自動販売機1は内部に商品を収納し冷却装置・加温装置により所定の温度に冷却あるいは加温され、購入者の所定の操作により商品を搬出するものである。自動販売機1の冷却装置、加温装置、照明装置等の動作は、通常の商用電源装置に加えて自動販売機1の天面に備えたソーラーパネル2とで行うもので、具体的には自動販売機1の照明装置の電力をソーラーパネル2で図示しないバッテリに蓄電して供給し賄うこ
とができるように構成している。
【0024】
ソーラーパネル2はパネル連結手段3により下面および側面を覆うように支持されており、パネル連結手段3は所定の仰角、具体的には、上方約30度としたパネル載置手段4に支持され、パネル載置手段4は天面の天面支持手段5に支持されている。そして、パネル載置手段4は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能に支持されている。
【0025】
また、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有している。
【0026】
具体的には、下部固定手段6は、天面支持手段5の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部8と、凸部8の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔9と、パネル載置手段4の底面部10の底面から見て凹状の凹部13と、凹部13の外側に備えた4点の孔14とを備え、凸部8が凹部13に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔14と複数の孔9のいずれかが合致するように配置され、所定の回転角度で4点の孔14と複数の孔9の4点をボルトとナット等(図示せず)の締結手段で固定可能としている。
【0027】
また、上部固定手段7は、パネル連結手段3の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部17と、凸部17の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔18と、パネル載置手段4の上面部12の上面から見て凹状の凹部15と、凹部15の外側に備えた4点の孔16とを備え、凸部17が凹部15に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔16と複数の孔18のいずれかが合致するように配置され、所定の回転角度で4点の孔16と複数の孔18の4点をボルトとナット等(図示せず)の締結手段で固定可能としている。
【0028】
また、パネル載置手段4の上面部12は、所定の仰角、たとえば上方約30度に設定され、パネル載置手段4は上面部12と底面部10とを繋ぐ上下方向の複数の梁11を備えている。
【0029】
また、パネル連結手段3の前面四隅にはソーラーパネル2の正面四隅を覆うコーナーピース3aを備え、コーナーピース3aには各二点ずつ固定手段を備えている。
【0030】
また、天面支持手段5は、自動販売機1の天面2点、背面各2点にボルトとナットで天面に配置、固定されている。
【0031】
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
【0032】
自動販売機1は内部に商品を収納し冷却装置・加温装置により所定の温度に冷却あるいは加温され、購入者の所定の操作により商品を搬出するもので、通常の商用電源装置に加えて自動販売機1の天面にソーラーパネル2を備え、自動販売機1の照明装置の電力をソーラーパネル2から例えばバッテリに蓄電して供給し賄うことができるものである。
【0033】
ソーラーパネル2を自動販売機1の天面に設置するために、ソーラーパネル2はパネル連結手段3により下面および側面を覆うように支持されており、パネル連結手段3は所定の仰角、具体的には、上方約30度としたパネル載置手段4に支持され、パネル載置手段4は天面の天面支持手段5に支持されている。そして、パネル載置手段4は天面支持手段5に対して回動可能とし、パネル連結手段3はパネル載置手段4に対して回動可能に支持
されている。
【0034】
すなわち、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有しているので、自動販売機1を所定の位置に配置した後、ソーラーパネル2が南向きになるようにパネル載置手段4を回動し、下部固定手段6で固定する(図12、図13のソーラーパネル2を方位角方向Bに回動する点を参照)。その後、ソーラーパネル2を支持したパネル連結手段3をパネル載置手段4に対して回動させ、ソーラーパネル2が上方から見て投影面で自動販売機の天面に収まるように所定の角度に設定した後に上部固定手段7で固定する(図14、図15のソーラーパネル2が南向きのままソーラーパネル2のみを支持部を中心としてC方向に回転させる点を参照)。
【0035】
これにより、自動販売機1の設置方向に拘らずソーラーパネル2を南向きに設置することで、簡素な構造でソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、ソーラーパネル2の自動販売機1本体からのはみ出しを防止することができる。
【0036】
これにより、雨天時、自動販売機の利用者がソーラーパネル2を伝う水が掛かることもなくなり、ディスプレイや選択ボタンが見づらくなることもない。また、背面スペースに余裕がない場所でも設置が可能となる。
【0037】
また、天面支持手段5とパネル載置手段4の連結部には所定の回転角度で固定可能にする下部固定手段6を備え、パネル連結手段3とパネル載置手段4の連結部にも所定の回転角度で固定可能にする上部固定手段7をそれぞれ有しているので、パネル載置手段4およびパネル連結手段3を任意の角度に固定することができる。
【0038】
また、下部固定手段6は、天面支持手段5の略中央部に円筒状にエンボス加工で形成した凸部8と、凸部8の中心部から凸部8より外側で同心円状に円形に配置した複数の孔9と、凹部13の外側に備えた4点の孔14とを備え、凸部8が凹部13に嵌合しながら回動可能とし、任意の回転位置で4点の孔14と複数の孔9のいずれかが合致するように配置されているので、操作性もよく、任意の角度で確実に固定することができる。また、上部固定手段7に関しても、下部固定手段6と同様の構造を備えており、同様の作用効果を奏する。
【0039】
なお、天面支持手段5は自動販売機1の天面前部と背面上部という自動販売機1の販売機能、冷却、加温という本来の機能を損なわない限られた位置で固定しており、天面支持手段5を固定するボルトナットは上面と背面の縦方向と横方向の締め付けによって振動による緩みや引きはがれのリスクを分散させている。
【0040】
また、パネル載置手段4は上面部12と底面部10とを繋ぐ上下方向の複数の梁11を備えているので、パネル載置手段4の強度を高めることができる。
【0041】
また、パネル連結手段3の前面四隅にはソーラーパネル2の正面四隅を覆うコーナーピース3aを備え、コーナーピース3aには各二点ずつ固定手段を備えているので、強風等にも十分耐えられる構成とすることができる。
【0042】
なお、エンボス加工で形成した凸部および対向する凹部については、凹凸の構造を逆としてももちろんよい。
【0043】
また、下部固定手段6および上部固定手段7はソーラーパネル2の防盗性を高めるため
に、特殊なボルトナット構造としたり、ボルトナット位置を容易に手が届かない配置とすることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、ソーラーパネルでの発電効率を高めることができるとともに、自動販売機からソーラーパネルのはみ出しを防止することができるので、ソーラーパネルを天面に備えた機器に適用できる。
【符号の説明】
【0045】
1 自動販売機
2 ソーラーパネル
3 パネル連結手段
4 パネル載置手段
5 天面支持手段
6 下部固定手段
7 上部固定手段
8、17 凸部
9、14、16、18 孔
13、15 凹部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたことを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
前記天面支持手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する下部固定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
前記パネル連結手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する上部固定手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
【請求項4】
前記下部固定手段あるいは上部固定手段は円形に配置した孔を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
【請求項5】
円形に配置した固定手段は回転軸に対して同心円状に形成したことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
【請求項6】
前記固定手段は一方に形成した凸部と他方に形成した凹部と締結手段とを備えたことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の自動販売機。
【請求項7】
前記ソーラーパネルは上方からの投影面で自動販売機の天面に収まるように配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の自動販売機。
【請求項1】
自動販売機の天面にソーラーパネルを備えたもので、前記ソーラーパネルはパネル連結手段に支持され、前記パネル連結手段は所定の仰角を形成するパネル載置手段に支持され、前記パネル載置手段は前記天面の天面支持手段に支持されるとともに、前記パネル載置手段は前記天面支持手段に対して回動可能とし、前記パネル連結手段は前記パネル載置手段に対して回動可能としたことを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
前記天面支持手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する下部固定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
前記パネル連結手段と前記パネル載置手段を所定の回転角度で固定する上部固定手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
【請求項4】
前記下部固定手段あるいは上部固定手段は円形に配置した孔を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機。
【請求項5】
円形に配置した固定手段は回転軸に対して同心円状に形成したことを特徴とする請求項4に記載の自動販売機。
【請求項6】
前記固定手段は一方に形成した凸部と他方に形成した凹部と締結手段とを備えたことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の自動販売機。
【請求項7】
前記ソーラーパネルは上方からの投影面で自動販売機の天面に収まるように配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の自動販売機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−59189(P2012−59189A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204149(P2010−204149)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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