説明

自動販売機

【課題】簡単な構造により断熱仕切板の補強を行うことができるとともに支持梁を係止する係止部材を固着することが可能な自動販売機を提供する。
【解決手段】本体キャビネット1の商品収容庫内を複数の商品収納室3〜5に仕切る断熱仕切板2と、前記商品収納室3〜5に設置された商品収納ラック6と、前記商品収納室3〜5の側壁に配設された係止部材40と、この係止部材40に係合した状態で商品収納ラック6の前面側の最下端部に設けたラック固定金具65とねじ締結される支持梁10とを備えた自動販売機であって、前記断熱仕切板2を縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルにより形成し、当該断熱仕切板2の前縁部に嵌め込まれる装着部31を有する硬質の合成樹脂からなる補強部材(ガスケット30)を備え、当該補強部材(ガスケット30)に係止部材40を挟持する挟持部33を形成して係止部材40を挟持固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫内に左右方向に複数並設された商品収納ラックとを備えた自動販売機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機としては、前面が開口した直方体状の本体キャビネットの内部に断熱構造の商品収容庫が画成され、かかる商品収容庫内に左右方向に複数の商品収納ラックが並設され、前記本体キャビネットの前面に開閉自在な片開き式の外扉が取り付けられ、外扉の背面側に商品収容庫の前面開口を閉塞する断熱構造の内扉が取り付けられている。この種の従来の自動販売機を図4に示し、図4は従来の自動販売機の概略構成を示す扉開放状態の斜視図である。
【0003】
図において、1は前面が開口した直方体状の本体キャビネットである。前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱パネルを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱パネルで囲まれた商品収容庫内は断熱仕切板2により左右方向に複数の商品収納室3,4,5に区画され、当該商品収納室3,4,5には商品収納ラック6(この例ではサーペンタイン式商品収納ラック)がそれぞれ収設されている。
【0004】
前記商品収納ラック6は、図5に示すように左右のラック側板61,61間に湾曲したレールセグメント62を上下方向に連接したセグメント列を前後方向に半ピッチずらして対向配置して形成した蛇行状の商品通路(商品コラム)を前後方向に多重に画成してなり、最前列の商品通路より後方に位置する商品通路の上端(入口)とラック上部前面の商品投入口と連繋する商品ローディング用のトップトレー63と、各商品通路の下端に配したベンド機構、およびベンド機構に対向配置された通路規制板64などから構成されている。また、ラック側板61,61の上端にはフック状のラック側取付金具65が設けられ、このラック側取付金具65を商品収容庫の天井面に設けたフック状の本体側取付金具(不図示)に係合させることにより商品収納ラック6が商品収容庫内に架設される。なお、商品収納ラック6の前面側の最下端部に左右のラック側板61,61に跨って横架されたラック固定金具66は商品収納ラック6の揺れ止めのために後述する支持梁と締結されるものである。
【0005】
図4に戻り、前記商品収納ラック6の下部には前下がりに傾斜するシュート7が配置されている。このシュート7の背後であって、各商品収納室3,4,5の底部には蒸発器やヒータからなる冷却/加熱ユニット(不図示)が配設されている。本体キャビネット1における底壁1aの下方の機械室1bには圧縮機や凝縮器などからなるコンデンシングユニット(不図示)が設置され、コンデンシングユニットの圧縮機,凝縮器と商品収納室内に配設された蒸発器との間は不図示の冷媒配管により接続されている。
【0006】
前記本体キャビネット1の前面に開閉自在に装着された外扉8の前面には、良く知られているようにディスプレイ台に載置された商品見本のディスプレイ室が形成され、このディスプレイ室の前面を覆う透明板には各商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを備えた商品選択ボタンユニットが配設されている。また、前記外扉8の前面には硬貨投入口,紙幣挿入口,返却レバー、シリンダー錠付きのハンドルロック装置、硬貨返却口、商品取出口8aなどが組付けられている。前記外扉8の背面側には本体キャビネット1における商品収容庫の前面を閉塞する内扉9が開閉自在に取付けられている。この例では内扉9が上下に分割されており、下部内扉には各商品収納室3,4,5の下部に配置されるとともに前記商品収納ラック6から払い出された商品を送出するシュート7と対峙する位置に搬出扉9aを有する商品搬出口が設けられている。前記搬出扉9aは上端を軸支されて常時商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シュート7を介して送出される商品により押し開かれるように形成されている。
【0007】
前述したように、商品収納ラック6はラック側取付金具65(図5参照)を商品収容庫の天井面に設けたフック状の本体側取付金具(不図示)に係合させることにより商品収容庫内に架設されているので、商品収納ラック6に外力(ラック下方から手を差し入れてベンド機構に対向配置された通路規制板64の設定位置を変更する場合に加えられる外力)や振動が加えられるとその下端側が左右若しくは前後方向に振れ動くことから不測の事態を惹起する。このため、商品収納ラック6の下端の前面に設けたラック固定金具66を、本体キャビネット1(商品収納室)の左右の側壁の前面側に横架した支持梁10にねじ止め固定するように構成されている。
【0008】
前記支持梁10を本体キャビネット1(商品収納室)の左右の側壁の前面側に横架する構成を図6に示す。図6は、図4に示した断熱仕切板2により区画された商品収納室3,4,5のうちの中央の商品収納室4の場合を示している。図において、支持梁10は平板を打ち抜いた後に適宜折り曲げて形成した鋼板製になり、ラック固定金具66に対向する基部101、および基部101の左右両端のフック部102,102からなる。一方、商品収納室4の左右側壁を形成する断熱仕切板2,2にはI字状の係止部材11,11が配設されている。このI字状の係止部材11,11は上下の太幅部に対して中央の細幅部が断熱仕切板2,2の板面から浮き上がり、前記支持梁10のフック部102,102の先端が通過可能な貫通孔(不図示)として形成されている。この係止部材11,11は上下の太幅部を断熱仕切板2,2にねじ止め固定されている。前記支持梁10の組付けはフック部102,102を係止部材11,11の貫通孔に挿通してそのフック部102,102先端を貫通させたうえで支持梁10を上方へスライドさせる。これによりフック部102,102が係止部材11,11と係合し、この状態で支持梁10の基部101とラック固定金具66とをねじSにより締結する(例えば特許文献1の図10、図11参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−78218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、前記係止部材11,11をねじ止めするには受け側に強度を必要とすることから、商品収納室の側壁が断熱仕切板2である場合に断熱仕切板2の補強枠を利用することが考えられる。すなわち、昨今では断熱仕切板2の基材として所定の厚みを有するとともに縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルが用いられ、この断熱パネルの外周縁(前後端縁および上下端縁)に金属製の補強枠(前後枠部および上下枠部)が取付けられている。この補強枠は断面コ字状に形成されており、断熱パネルの外周縁を覆うように嵌め込んで取付けられている。そこで、前記補強枠(前枠部)を利用し、この補強枠(前枠部)に係止部材11,11をねじ止めすることが考えられる。しかしながら、補強枠(前枠部)が金属製であり、かつ、隣接する商品収納室間に跨って配設されることから隣接する商品収納室間で熱リークが発生する。このため、冷却若しくは加熱性能の低下を惹起し、エネルギーロスが発生する。この場合、補強枠を熱伝導の少ない部材により構成すれば熱リークを抑えることは可能となるが、支持梁10を係止する係止部材11,11をねじ固定するためには補強枠の肉厚を厚くせねばならず、この場合には補強枠や係止部材が商品収納室内への突出量が大きくなるので商品収納ラック6を交換する際の邪魔になるという問題を有する。
【0011】
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、簡単な構造により断熱仕切板の補強を行うことができるとともに支持梁を係止する係止部材を固着することが可能な自動販売機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫内を左右方向に複数の商品収納室に区画する断熱仕切板と、前記商品収納室に設置された商品収納ラックと、前記商品収納室の側壁に配設された係止部材と、この係止部材に係合した状態で商品収納ラックの前面側の最下端部に設けたラック固定金具に対向して商品収納室の前面側に位置し、前記ラック固定金具とねじ締結される支持梁とを備えた自動販売機において、前記断熱仕切板は縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルからなり、当該断熱仕切板の前縁部に嵌め込まれる装着部を有する硬質の合成樹脂からなる補強部材を備え、当該補強部材に係止部材を挟持する挟持部を形成してなることを特徴とする。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、補強部材は硬質の装着部の前面側に復元力を有する軟質の合成樹脂からなるパッキンを備えたガスケットであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1に係る発明は、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫内を左右方向に複数の商品収納室に区画する断熱仕切板と、前記商品収納室に設置された商品収納ラックと、前記商品収納室の側壁に配設された係止部材と、この係止部材に係合した状態で商品収納ラックの前面側の最下端部に設けたラック固定金具に対向して商品収納室の前面側に位置し、前記ラック固定金具とねじ締結される支持梁とを備えた自動販売機において、前記断熱仕切板は縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルからなり、当該断熱仕切板の前縁部に嵌め込まれる装着部を有する硬質の合成樹脂からなる補強部材を備え、当該補強部材に係止部材を挟持する挟持部を形成してなることにより、補強部材は係止部材をねじ固定するのではなく挟持するものであることから肉厚を厚くする必要がなく、さらに補強部材に重畳することなく取付けることが可能であるので、係止部材が商品収納室内への突出量を従前のものと同等に抑えることができ、また、ねじ止め作業をなくすことにより係止部材の取付け作業性が向上し、さらに補強部材が合成樹脂であるので隣接する商品収納室間の熱リークを押えることができるという効果を有する。
【0015】
また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機において、補強部材は硬質の装着部の前面側に復元力を有する軟質の合成樹脂からなるパッキンを備えたガスケットであることにより、ガスケットは断熱仕切板の補強機能および係止部材を固着する機能を有するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施の形態である自動販売機における商品収納ラックの振れ止め構成を示す要部斜視図である。
【図2】図1の自動販売機の断熱仕切板および係止部材の構成を示し、(a)は断熱仕切板を示す斜視図、(b)は断熱仕切板の要部平面断面図、(c)は係止部材の斜視図である。
【図3】図2の係止部材の取付方法を説明するものであり、(a)は取付け前の状態を示す側面図、(b)は取付け状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施対象である自動販売機の概略構成を示す扉開放状態の斜視図である。
【図5】従来の自動販売機の商品収納ラックを示す斜視図である。
【図6】従来の自動販売機の商品収納ラックの振れ止め構成を示す要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施の形態の自動販売機の概略構成は図4に示したものと同一であるので、適宜図4を参照しつつ説明を行う。
【0018】
図1は、図4におけるA部、すなわち、断熱仕切板2により区画された商品収納室3,4,5のうちの中央の商品収納室4の要部を拡大して示している。図において、10で再び支持梁を示し、平板を打ち抜いた後に適宜折り曲げて形成した鋼板製になり、ラック固定金具66(図5参照)に対向する基部101、および基部101の左右両端のフック部102,102(図1では左端側のみ図示)からなる。一方、商品収納室4の左右側壁を形成する断熱仕切板2,2の前縁にはガスケット30が配設されている。このガスケット30に係止部材40が装着されている。
【0019】
ここで、この実施の形態に係る断熱仕切板2は、図2に示すように、所定の厚みを有する硬質ウレタンフォームを縦長矩形状に形成した断熱パネルとして構成され、発泡断熱材21の両側表面には、ポリエチレンシート等の面材22が貼着してある。この断熱仕切板2の前縁部には合成樹脂製のガスケット30が装着されている。前記ガスケット30は硬質の合成樹脂からなる装着部31と復元力を有する軟質の合成樹脂からなるパッキン部32とを一体成形してなり、このガスケット30が補強枠を構成している。前記装着部31は断面コ字状に形成され、断熱仕切板2の前縁部を覆うように断熱仕切板2に嵌め込んで取付けられている。前記パッキン部32は、内扉9(図4参照)の背面と当接して弾性変形することにより隣接する商品収納室間を気密に遮断する密着部として構成されている。このように、断熱仕切板2の補強枠を合成樹脂からなるガスケット30により構成することによって、ガスケット30を介して隣接する商品収納室間の熱リークが抑制される。
【0020】
さて、ガスケット30を構成する硬質の装着部31のコ字状の脚片には係止部材40が装着される挟持部33が設けられている。この挟持部33は装着部31の脚片を凹状に切欠いてなり、上下の切り込み331,332の間に舌片333が開放端に向けて突出している。一方、係止部材40は短冊状の板金製になり、縦長の基台底板41の一方側(図2の(c)では左端側)にはブリッジ状の係合部42を備えている。この係合部42は上下両端に脚部43,43を有してなり、基台底板41との間に貫通孔44を形成している。この貫通孔44は前記支持梁10のフック部102が貫通可能な大きさに形成されている。
【0021】
前記係止部材40は、次のようにしてガスケット30に取付けられる。すなわち、図3の(a)に示すように、係止部材40における係合部42の上下脚部43,43をガスケット30における挟持部33の切り込み331,332に対峙させた状態で係止部材40を断熱仕切板2の板面に載置し、次いで、係止部材40を白抜き矢印方向に移動させると係止部材40の基台底板41がガスケット30の装着部31の端縁に当接する。ここで、前記基台底板41をガスケット30における装着部31の下に潜り込ませた上で更に係止部材40を白抜き矢印方向に移動させる。そして、上下脚部43,43を挟持部33の切り込み331,332に嵌合させると係止部材40のガスケット30への装着が完了する。前記係止部材40の上下脚部43,43が挟持部33の切り込み331,332に嵌合することにより係止部材40は上下方向の移動が規制される。
【0022】
前記支持梁10の本体キャビネット1(商品収納室)の左右の側壁(断熱仕切板2)の前面への取付けは従来装置と同様である。すなわち、前記支持梁10の左右フック部102,102を係止部材40,40の貫通孔44,44に挿通してその左右フック部102,102の先端を貫通させたうえで支持梁10を上方へスライドさせる。これにより左右フック部102,102が係止部材40,40と係合し、この状態で支持梁10の基部101とラック固定金具66とをねじSにより締結する。なお、挟持部33の舌片333は支持梁10のフック102を係止部材40の貫通穴44に挿通して貫通させる際におけるフック102のガイドとして機能し、フック102が断熱仕切板2の面材22に引っ掛かるのを防止する。
【0023】
前述したとおり、本発明の実施の形態の自動販売機によれば、断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネット1と、本体キャビネット1の内部に画成された商品収容庫内を左右方向に複数の商品収納室3〜5に区画する断熱仕切板2と、前記商品収納室3〜5に設置された商品収納ラック6と、前記商品収納室3〜5の側壁(断熱仕切板2)に配設された係止部材40と、この係止部材40に係合した状態で商品収納ラック6の前面側の最下端部に設けたラック固定金具66に対向して商品収納室3〜5の前面側に位置し、前記ラック固定金具66とねじ締結される支持梁10とを備えた自動販売機において、前記断熱仕切板2は縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルからなり、当該断熱仕切板2の前縁部に嵌め込まれる装着部31を有する硬質の合成樹脂からなる補強部材(ガスケット30)を備え、当該補強部材(ガスケット30)に係止部材40を挟持する挟持部33を形成してなることにより、補強部材(ガスケット30)は係止部材40をねじ固定するのではなく挟持するものであることから肉厚を厚くする必要がなく、さらに補強部材(ガスケット30)に重畳することなく取付けることが可能であるので、係止部材40の商品収納室内への突出量を従前のものと同等に抑えることができ、また、ねじ止め作業をなくすことにより係止部材40の取付け作業性が向上し、さらに補強部材(ガスケット30)が合成樹脂であるので隣接する商品収納室間の熱リークを押えることができるものである。
【0024】
なお、前述した実施の形態の自動販売機においてはガスケット30が硬質の合成樹脂からなる装着部31と復元力を有する軟質の合成樹脂からなるパッキン部32とを一体成形したものについて説明したが、硬質の装着部31とパッキン部32とを別個に形成したうえで両者を結合させてもよいものである。
【符号の説明】
【0025】
1…本体キャビネット、2…断熱仕切板、3,4,5…商品収納室、6…商品収納ラック、8…外扉、9…内扉、10…支持梁、30…ガスケット(補強枠)、31…装着部、32…パッキン部、33…挟持部、40…係止部材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断熱筐体として形成されるとともに前面が開口した直方体状の本体キャビネットと、本体キャビネットの内部に画成された商品収容庫内を左右方向に複数の商品収納室に区画する断熱仕切板と、前記商品収納室に設置された商品収納ラックと、前記商品収納室の側壁に配設された係止部材と、この係止部材に係合した状態で商品収納ラックの前面側の最下端部に設けたラック固定金具に対向して商品収納室の前面側に位置し、前記ラック固定金具とねじ締結される支持梁とを備えた自動販売機において、前記断熱仕切板は縦長矩形状に形成された硬質ウレタンフォームの断熱パネルからなり、当該断熱仕切板の前縁部に嵌め込まれる装着部を有する硬質の合成樹脂からなる補強部材を備え、当該補強部材に係止部材を挟持する挟持部を形成してなることを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
請求項1に記載の自動販売機において、補強部材は硬質の装着部の前面側に復元力を有する軟質の合成樹脂からなるパッキンを備えたガスケットであることを特徴とする自動販売機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−73709(P2012−73709A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216483(P2010−216483)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】