説明

自動販売機

【課題】節電にも配慮し、自動販売機に近づいてくる購入期待者にインパクトのある広告を提示し、商品の購入を喚起できる自動販売機を提案する。
【解決手段】自動販売機は、光源12と、広告用の文字や図形の画像が描かれており前記光源からの光で投影画像を形成する投影用プレート11とを含んでなる投影機10と、周囲が暗くなったときに、この投影機が駆動されるように設定する駆動時期設定部DRと、近づいてくる、商品の購入期待者を検出する検出部DTと、この投影機の駆動を制御する制御部CNとを含むもので、投影機による投影画像の投影領域は目前の床面に設定してあり、前記制御部CNは、駆動時期設定部DR及び検出部DTの出力に基づいて投影機10を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の購入が期待される消費者(以下、購入期待者)に、商品に係る文字や図形の広告を印象的に提示して、その商品の購入を喚起させることができる自動販売機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、広告用の文字や画像が描かれた広告用ラッピングフィルムを、車体の胴部に目立つように大きく貼り付けた宣伝車両や乗り合いバスなどを見掛けることがある。同様の観点で、売れ筋商品やお勧め商品、新発売の商品等を宣伝して購買意欲をそそるため、自動販売機にもラッピング広告が施されるようになっている。これに関連し、例えば、引用文献1は複数の自動販売機を並べて設置した場合に、一体感があり、美観を向上させたラッピング広告付きの自動販売機についての提案をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−231729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにラッピング広告が施された自動販売機は、商品を購入しようとして自動販売機に近づいてくる購入期待者に、新発売商品等の宣伝を印象的に提示できるので、売り上げの向上を期待できる。しかしながら、ラッピング広告が付された自動販売機は、特に、夜間において暗くなる屋外環境などに設置されたような場合、その広告が見え難くなってしまう。ラッピング広告は自動販売機にラッピングフィルムを貼付するだけであるので簡易性に優れるものの、夜間においてはその広告が有効に機能していないことになる。
上記の対策として、例えば自動販売機自体にラッピング広告を照らす新たな照明装置を付加したり、自動販売機とは個別の照明装置を設けたりすることが考えられる。しかし、このようにラッピング広告を照らすために照明装置を新たに設け、夜間において照明装置を点灯するのでは、新たな電源設備を必要とするので設備が大型化してコストを要するというだけでなく、近年におけるエコロジー活動や消費電力の抑制(節電)の流れに反するものになってしまう。
【0005】
よって、本発明の目的は、節電に配慮しつつ、自動販売機に近づいてくる購入期待者にインパクトのある広告を提示し、商品の購入を確実に喚起できる自動販売機を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は本発明の自動販売機によって達成され、この自動販売機は、光源と、広告用の文字や図形の画像が描かれており前記光源からの光で投影画像を形成する投影用プレートとを含んでなる投影機と、周囲が暗くなったときに、前記投影機が駆動されるように設定する駆動時期設定部と、近づいてくる、商品の購入期待者を検出する検出部と、前記投影機の駆動を制御する制御部とを含むものであって、
前記投影機による前記投影画像の投影領域は当該自動販売機の目前の床面に設定してあり、前記制御部は、前記駆動時期設定部及び前記検出部の出力に基づいて前記投影機を制御する、ことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
そして、前記投影機には、前記投影用プレートを動かす移動機構が更に付加してあるものが好ましい(請求項2)。
【0008】
前記駆動時期設定部は、自動販売機の周囲の明るさを検出する照度センサと、前記照度センサの検出する照度が予め定めた基準値以下であるか否かの判定をする照度レベル判定手段とを含むもので形成でき(請求項3)、また、前記駆動時期設定部は、前記投影機を駆動する時間帯を予め定める時間設定手段を含むもので形成できる(請求項4)。
【0009】
また、前記制御部は、前記光源を制御して前記投影画像の明るさを変更する光変更制御と、前記移動機構を制御して前記投影画像の移動スピードを変更するスピード変更制御との、少なくとも一方を実行して、前記投影画像に変化を与えるものが好ましい(請求項5)。
【0010】
そして、前記検出部は、この自動販売機の周囲の温度と前記購入期待者との温度差で、その購入期待者を検出する人感センサを採用するのが望ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、自動販売機が設置された周囲が暗くなった状況で、近づいてくる購入期待者があるときにだけ、広告が提示されるので無駄な電力消費を抑制でき、提示される広告は暗い中での印象的なものとなるので、購入期待者に強い印象(インパクト)を与えて、その商品の購入を喚起できる自動販売機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の外観を示した斜視図である。
【図2】自動販売機に設ける投影機を拡大して示した斜視図である。
【図3】投影機を駆動する構成を示したブロック図である。
【図4】自動販売機の目前の床面に広告を提示するときの、制御フローの好適な一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動販売機の外観を示した斜視図である。
この自動販売機1は、一例として、たばこの自動販売機としてあり、前扉2に、商品展示部3、商品払出口4および金銭処理部5を設けて構成されている。ちなみに前記商品展示部3は、複数の商品見本を多段に亘って並べて展示すると共に、各商品見本に対応付けて複数の商品選択釦および売切/販売可を示す複数の表示器を設けたものであるが、ここでは簡略して図示してある。また前記金銭処理部5は、コイン投入口、紙幣投入口、金額表示器、釣り銭返却レバー等を備えて構成される。尚、図中6は釣り銭返却口であり、また7は電子情報入出力装置(リーダ・ライタ)や表示器等を備えて構成された成人識別装置である。
【0014】
上記のようなたばこの自動販売機としての基本的な構成に加えて、自動販売機本体の上部に投影機10が設置してある。この投影機10は、周辺が暗くなった状況(具体的には、光による広告を提示するのに適した暗さとなった状況)で、この自動販売機に接近してくる購入期待者に広告を示して商品の購入を喚起するための新規な構成となる。
図2は、投影機10を拡大して示した斜視図である。投影機10は、宣伝する商品に係る文字や図形による広告投影用の画像(ここでの例は、「MILD」の文字)が描かれている投影用プレート11、この投影用プレート11を上方側から照らして自動販売機1の目前の床面(図1参照)に投影画像として「MILD」の文字を提示するための光源となる投影用ライト12を備えている。
【0015】
上記投影用プレート11は上方側から光が照射されたときに、投影画像を形成できるものであれば、特に限定はない。例えば、透明な樹脂部材上に文字や図形を描いて投影画像にできる。このとき、文字や画像は黒に限らず、カラーとしてもよい。また、不透明なシート部材を採用して、打ち抜き部分(光を透過させる部分)として文字や図形を描いてこれを投影画像としてもよい。
上記投影用ライト12として採用できる電源にも特に限定はないが、消費電力を低減できるという観点からLED(Light Emitting Diode)を採用するのが好ましい。
【0016】
そして、この投影機10は、好ましい形態として、投影用プレート11を回転させるための機構(移動機構)が付加してある。駆動源となるモータ13、このモータ13の回転軸には第1のプーリ14がセットされている。
一方、ここで例示の投影用プレート11は円板状とされ、その外周部には第2のプーリ15がセットしてある。そして、第1のプーリ14と第2のプーリ15とには無端ベルト16が張架してある。
なお、ここで示す例では、投影用プレート11の第2のプーリ15は、その周囲4箇所に設置した支持ローラ17a〜17d(17dは不図示)によって回動可能に支持されている。よって、モータ13の回転力が、第1のプーリ14、無端ベルト16を介して第2のプーリ15へと伝達され、投影用プレート11を回転(移動)させることができる。このように構成される移動機構を備えるので、必要により投影画像を回転させることができる。モータ13を制御することで、同じ方向への回転、両方向への回転(回動)や回転速度を変更して、床面に提示する投影画像に変化を与えることができる。
【0017】
上記した投影機10を構成する投影用プレート11、投影用ライト12、モータ13などは、複数のプレート材を組んで形成したハウジング(プレート支持構造)によって支持されている。例えば、投影用プレート11と投影用ライト12とは四角の筒形状に形成したハウジング部18a内に収納された状態で支持されている。このハウジングの脚部18bが設けてあり、この脚部18bが自動販売機1の本体天面板1a上にネジなどにより固定される。
ところで、上記投影用プレート11は第2のプーリ15に対して、取り外し可能な構造としておくのが望ましい。例えば、第2のプーリ15の内周面に浅い周溝を設けて、投影用プレート11をこの周溝に着脱可能に嵌合する。このような構造を採用すれば、投影用プレート11を簡単に交換できる。よって、投影用プレートを交換すれば、提示する広告を容易に変更できる。
【0018】
更に、図3は本自動販売機1で上記投影機10を駆動する構成を示したブロック図である。
図3で示すように、自動販売機1は投影機10を駆動させるための構成として、駆動時期設定部DR、検出部DT、及び制御部CNを備えている。
駆動時期設定部DRは自動販売機1が設置された周囲が暗くなったときに投影機10が駆動されるように設定する構成部であり、検出部DTは近づいてくる購入期待者を検出する構成部である。そして、制御部CNは駆動時期設定部DR及び検出部DTの出力に基づいて投影機10を制御する構成部である。
【0019】
上記駆動時期設定部DRは、例えば自動販売機の周囲の明るさを検出する照度センサと、この照度センサの検出する照度が予め定めた基準値以下(すなわち、自動販売機の周囲が広告を提示するのに有効な暗さ)であるか否かの判定をする照度レベル判定手段を含んで形成できる。照度センサは種々提供されているので、条件に合うものを適宜に採用すればよいが、例えば明るさに応じて電気的な抵抗値が変化するCdS(硫化カドミウム)を用いる照度センサ、或いはSi(シリコン)フォトダイオードなどの受光素子を用いる照度センサなどを好適に用いることができる。
そして、照度レベル判定手段は例えば照度センサの出力から照度を判定する電気的な判定回路とすることができ、このような判定回路は後述する制御部を実現するコントローラ側に設けることができる。また、このような判定回路は照度センサと共に形成されるものでもよい。
【0020】
上記検出部DTは、商品を購入するため自動販売機に近づいてくる購入期待者を検出可能なセンサであれば特に限定はないが、自動販売機1の周囲温度と購入期待者との温度差で人(商品の購入期待者)の接近を検出するセンサ(人感センサ)を好適に採用できる。温度差を赤外線で検出する人感センサを挙げることができる。近年、この種の人感センサは、色々な機能、形状のものが提供されているので入手が容易であり、使用条件にあったものを選択すればよい。
【0021】
また、制御部CNはCPU(中央処理装置)を中心に構成したコントローラによって具現化でき、例えばコントローラ内のメモリ(不図示)には投影機10を駆動するための駆動制御のプログラムを格納できる。
なお、前述したように、コントローラが、照度センサの検出する照度が予め定めた基準値以下であるか否かの判定をする判定回路(照度レベル判定手段)を兼ねるようにしてもよい。この場合、コントローラは照度センサが出力する照度値により自動販売機の周囲が投影機10による広告を提示するのに適した暗くなったことを確認し、更に、人感センサの出力から購入期待者を確認したのちに、制御部として機能する。
制御部として機能したコントローラは、プログラムに基づいて投影用ライト12およびモータ13を制御して、投影画像による広告(図1では「MILD」の文字による広告)を自動販売機目前の床面に提示する。なお、この制御部CNを実現するコントローラは、自動販売機1側に配置済みであるコントローラを流用してよく、このようにすれば駆動時期設定部を構成する照度センサ、検出部を構成する人感センサ、そして投影機10を新たに準備するだけで、本発明を実施することができる。
【0022】
図4は、自動販売機の目前の床面に広告を提示するときの、制御フローの好適な一例を示した図であり、制御部となるコントローラのメモリ内に提示する広告形態を変化させるプログラムが格納されている場合について説明する。
また、ここで説明する自動販売機1は人感センサと照度センサとが一体化された複合型センサを採用した場合であり、図1を再度参照すると、成人識別装置7の上側に、人感・照度の複合センサ9が配置してある。そして、図示のように人感・照度の複合センサ9の前面側は周囲の照度と赤外線を効率よく受けることができるように突状に形成させてあるセンサ受け部9aとなっている。更に、図3で示す制御部CNは、自動販売機1内のコントローラにより実現されているものとする。
【0023】
人感・照度の複合センサ9は、自動販売機1の周囲の照度および接近してくる購入期待者を温度差で検出してコントローラへ出力しており、人感・照度の複合センサ9による検出する照度が所定値以下(すなわち、自動販売機の周囲が広告に適した暗さ)、かつ、所定以上の温度差の物体が接近していること(すなわち、購入期待者の存在)を確認したときに(ステップS1)、コントローラは投影機10を駆動させる。
【0024】
このときコントローラはプログラムを呼び出して、第1の広告形態での提示をする。この提示形態は自動販売機1に徐々に近づいてくる購入期待者に違和感を与えることが無いように提示するものである。具体的には、投影用ライト12の出力を抑え、モータ13もユックリと回転させて「MILD」の広告文字を柔らかな光で、ユックリと回転させる緩慢モードによる提示とする(ステップS2)。
【0025】
そして、その後に所定時間が経過した後(例えば、購入期待者が自動販売機に更に接近した数秒後)のタイミングで(ステップS3)、投影用ライト12の出力およびモータ13の回転を上げて「MILD」の広告文字を強い光で、それ以前より早く回転させる強調モードによる第2の広告形態での提示をする(ステップS4)。これにより購入期待者により強く商品の印象を与えることができる。
【0026】
その後、人感・照度の複合センサ9により所定時間以上(例えば、15秒以上)にわたり所定以上の温度差を検出できないときは(ステップS5)、購入期待者が立ち去ったと判断できるので、コントローラによる投影機の駆動制御を終了して、待機状態に入る。この待機状態に入ったときには、投影機は休止状態となるので広告のための無駄な電力消費を抑制できる。
なお、この休止状態となったときについては、自動販売機1本体側の照明を、一部あるは全部を点灯しておくとなどについては、自動販売機の設置環境、設置者の要望などに応じて、予め個別に設定すればよい。
【0027】
以上のようにコントローラが図4で例示する処理を実行すると、自動販売機が設置された周囲が暗くなり、かつ、近づいてくる購入期待者があるときにだけ、広告が提示されるので無駄な電力消費を抑制できる。そして、提示される広告は暗い中での印象的な提示になるので、購入期待者に強い印象を与えて、その商品の購入を喚起できる自動販売機を提供できる。特に、図4で例示の場合は、提示される広告に変化があるので、より一層、強い印象を与えることができる。
【0028】
また、図4におけるステップ4Sでは、コントローラが投影用ライト12を制御して投影画像の明るさを変更する制御(光変更制御)と共に、モータ13を制御して投影画像の移動スピードを変更する制御(スピード変更制御)を実施する場合を例示したが、光変更制御又はスピード変更制御の何れか一方を実行するものでもよい。
また、図4における第1の広告形態および第2の広告形態は単なる例示であり、これに限らない。例えば、第2の広告形態では投影用ライト12を点滅させる、また、モータ13を周期的に逆回転させる、などの変化としてもよい。
【0029】
ところで、自動販売機1で投影機10により投影画像の投影領域は、自動販売機の目前の床面となる。ここでは床面とは、通常は、自動販売機が設置された設置面であり、自動販売機が屋外に配置される場合の床面は、自動販売機前の地面となる。ただし、本願発明に係る自動販売機は屋外に設置する場合に限定する必要はない。屋内に設置された自動販売機でも省エネのため、特に夜間では暗い環境とされる場合もある。このような自動販売機に本願発明を適用できることは言うまでもない。
【0030】
また、前述した実施形態では自動販売機本体のコントローラを流用して投影機10の駆動を制御する場合を説明した。特に、上記ではコントローラに備えるメモリにプログラムを準備しておけば、上記のように所望の変化を加えてよりインパクトのある広告が行なえる。
ただし、本願発明の自動販売機における制御部は簡易に構成することもできる。人感センサと照度センサとの複合センサが入手可能であり、このような複合センサには基準の照度(投影機を駆動させる基準の暗さ)を照度変更のツマミなどで設定変更でき、またその照度基準を超えたか否か(本自動販売機の場合は照度基準を下回る暗さか)を判定する判定回路、また検出した照度が照度基準を下回った場合には予め設定時間で出力をする駆動回路まで内蔵したものも提供される。よって、複合センサと一体化に内蔵されている回路を流用して、投影用ライト12やモータ13を制御すれば、より簡易な構成にて投影機10を駆動できる。
【0031】
さらに、照度センサを用いずに投影機10の駆動を設定する駆動時期設定部を構成できる。例えば、コントローラに内蔵のタイマーを用いて、冬季は夕方5時から明け方の6時半まで、これとは逆に夏季は夕方6時半から明け方5時まで、というように広告の提示時間を設定する。すなわち、投影機10を駆動させる時間帯を予め定める時間設定手段(ここでは、コントローラのタイマー)を用いれば、上記のように照度センサや判定回路を用いずより簡易な構成できる。ただし、この場合には、自動販売機の周囲の明るさを実際に検出しないので、投影機の駆動時期が若干ずれる場合がある。
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 自動販売機
2 前扉
9 人感・照度の複合センサ
10 投影機
11 投影用プレート
12 投影用ライト(光源)
13 モータ(移動機構)
14 第1のプーリ(移動機構)
15 第2のプーリ(移動機構)
16 無単ベルト(移動機構)
DR 駆動時期設定部
DT 検出部
CN 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、広告用の文字や図形の画像が描かれており前記光源からの光で投影画像を形成する投影用プレートとを含んでなる投影機と、
周囲が暗くなったときに、前記投影機が駆動されるように設定する駆動時期設定部と、
近づいてくる、商品の購入期待者を検出する検出部と、
前記投影機の駆動を制御する制御部と
を含む自動販売機であって、
前記投影機による前記投影画像の投影領域は当該自動販売機の目前の床面に設定してあり、
前記制御部は、前記駆動時期設定部及び前記検出部の出力に基づいて前記投影機を制御する、ことを特徴とする自動販売機。
【請求項2】
前記投影機には、前記投影用プレートを動かす移動機構が更に付加してある、ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
【請求項3】
前記駆動時期設定部は、自動販売機の周囲の明るさを検出する照度センサと、前記照度センサの検出する照度が予め定めた基準値以下であるか否かの判定をする照度レベル判定手段とを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
【請求項4】
前記駆動時期設定部は、前記投影機を駆動する時間帯を予め定める時間設定手段を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
【請求項5】
前記制御部は、前記光源を制御して前記投影画像の明るさを変更する光変更制御と、前記移動機構を制御して前記投影画像の移動スピードを変更するスピード変更制御との、少なくとも一方を実行して、前記投影画像に変化を与えるものである、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の自動販売機。
【請求項6】
前記検出部は、この自動販売機の周囲の温度と前記購入期待者との温度差で、その購入期待者を検出する人感センサである、ことを特徴とする請求項5に記載の自動販売機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−80316(P2013−80316A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−219031(P2011−219031)
【出願日】平成23年10月3日(2011.10.3)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【復代理人】
【識別番号】100098914
【弁理士】
【氏名又は名称】岡島 伸行
【Fターム(参考)】