説明

自動車のホイール組立装置及び組立方法

【課題】タイヤの空気が漏れないようにホイールを組み立てることができる自動車のホイール組立装置及び組立方法を提供する。
【解決手段】本発明による自動車のホイール組立装置は、第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで締結されたホイールを搭載する支持台と、支持台に備えられて締結部材の位置を整列する整列ユニットと、支持台に備えられて締結部材にトルクを伝達し、締結部材が第2設定トルクに到達するまでトルクを線形に増加させる締結ユニットとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車のホイールに係り、より詳しくは、自動車のホイール組立装置及び組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車は4つのホイールを含み、各ホイールの外部面には、タイヤが嵌合される。また、それぞれのホイールはタイヤの内部圧力及び内部温度を測定するセンサーを含む。特にセンサーによって測定された値を設定値と比較して、運転者に、4つのホイールのうち問題があるホイールに関する情報を知らせるシステムをタイヤ空気圧警報システム(TPMS)という。
【0003】
具体的に、センサーは、外部の特定電波によって作動するものであって、作動が開始すれば、自体の固有ID、自体バッテリーの残量、タイヤ内部圧力、及びタイヤ内部温度などを無線によって車両の制御部に伝達する役割を果たす。また、センサーは以下のようにホイールに組み立てられる。
【0004】
まず、中空形状のスクリューをセンサーのホールに貫通して中空形状のバルブステムのヘッドに締結する。ここで、バルブステムはヘッドとボディーからなる。ヘッドとボディーとの境界部には密閉用ゴムが結合される。そして、ボディーにはねじ山が形成される。スクリュー及びバルブステムが中空形状を有する理由は、これに通して空気を注入するためである。そして、ホイールの外周面にセンサーを位置させ、ホイールの外周面にバルブステムのゴムを接触させる。バルブステムのボディーはホイールの貫通ホールを通じてホイールの内周面に位置させる。
最後に、バルブステムのボディーのねじ山にナットを締結する。
【0005】
しかし、このようなセンサーは手作業によってホイールに組み立てられるので、以下のような問題がある。つまり、作業者がナットをあまりに強く締結すれば、バルブステムのゴムがつぶれてタイヤの空気が漏れることがある。また、作業者がナットをゆるく締結すれば、バルブステムのゴムがホイールの外周面にうまく接触されなくてタイヤの空気が漏れることがある。また、作業者が不規則的なある力でナットを締結しても、バルブステムのゴムがつぶれてタイヤの空気が漏れることがある。
【特許文献1】特開2003−151064号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、タイヤの空気が漏れないようにホイールを組み立てることができる自動車のホイール組立装置及び組立方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明による自動車のホイール組立装置は、第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで締結されたホイールを搭載する支持台と、前記支持台に備えられて前記締結部材の位置を整列する整列ユニットと、前記支持台に備えられて前記締結部材にトルクを伝達し、前記締結部材が第2設定トルクに到達するまで前記トルクを次第に増加させる締結ユニットとを含むことを特徴とする。
【0008】
また、前記支持台は、前記ホイールが安着するテーブルと、前記テーブルの底面に備えられて前記テーブルを支持するレッグと、前記テーブルに垂直に備えられる垂直プレートとを含むことができる。
【0009】
また、前記第1感知部は、タイヤの内部圧力または内部温度を測定するタイヤ内部センサーと、前記タイヤ内部センサーを前記ホイールの外周面に締結するためのスクリューと、前記ホイールの外周面にその一端が位置して前記スクリューに締結され、前記ホイールの内周面に他端が位置してその外周面にねじ山が形成されたバルブステムとを含むことができる。
【0010】
また、前記締結部材は前記バルブステムのねじ山に締結されるナットであることができる。
【0011】
また、前記整列ユニットは、前記テーブルに備えられて前記ホイールの位置を整列する第1整列部と、前記テーブルに備えられて前記第1感知部の位置を整列する第2整列部とを含むことができる。
【0012】
また、前記第1整列部は、前記テーブルの一周縁に備えられて前記テーブルに安着された前記ホイールを押す油圧シリンダーと、前記テーブルの他周縁に備えられて前記油圧シリンダーによって押された前記ホイールを前記テーブルの第1設定位置に案内するガイドとを含むことができる。
【0013】
また、前記第1整列部は、前記油圧シリンダーのうちの前記ホイールを押す部位に備えられるローラをさらに含むことができる。
【0014】
また、前記第2整列部は、前記テーブルに回転可能に備えられ、前記テーブルの第1設定位置に備えられる回転ステージと、前記回転ステージを回転させる駆動部と、前記テーブルに備えられて前記第1感知部を感知する第2感知部と、前記第2感知部によって感知された信号に基づいて前記モータを制御して前記第1感知部の位置を整列させる制御部とを含むことができる。
【0015】
また、前記制御部は前記垂直プレートの後面に備えられることができる。
【0016】
また、前記第2感知部は、前記テーブルの第2設定位置に備えられる垂直部材と、前記垂直部材に回転可能に備えられて前記回転ステージが回転時に前記第1感知部が接触するように前記第1感知部の高さに相応して位置する感知スイッチと、前記感知スイッチの近くに備えられて前記タイヤ内部センサーが前記感知スイッチに接触する時、前記制御部に感知信号を伝達する磁気近接センサーとを含むことができる。
【0017】
また、前記締結ユニットは、前記垂直プレートに備えられるボディーと、前記ボディーの端部に備えられて前記バルブステムに前記ナットを締結するナットランナーとを含み、前記ナットランナーは前記ナットにトルクを伝達し、前記ナットのトルクが第2設定トルクに到達するまで前記トルクを線形に増加させることができる。
【0018】
一方、本発明による自動車のホイール組立方法は、第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで既に締結されたホイールを支持台に搭載する段階と、前記締結部材の位置を整列する段階と、前記ナットランナーを利用して前記締結部材のトルクを第2設定トルクまで次第に増加させる段階と、前記締結部材のトルクが第2設定トルクであるかを検査する段階とを含むことを特徴とする。
【0019】
また、前記整列する段階は、前記支持台に搭載された前記ホイールを油圧シリンダーを利用して押す段階と、前記油圧シリンダーによって押されたホイールをガイドを利用して回転ステージに案内する段階と、前記回転ステージに案内された前記ホイールを駆動部を利用して回転させる段階と、前記駆動部によって前記ホイールが回転する間、前記ホイールに既に締結された前記第1感知部が第2感知部によって感知されるかを判断する段階と、前記第1感知部が前記第2感知部によって感知されれば、前記締結部材が前記締結ユニットに相応するように制御部によって前記駆動部を設定角度回転させる段階とを含むことができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明による自動車のホイール組立装置及び組立方法によれば、次のような効果がある。まず、締結部材が第1感知部に自動的に締結できる。また、究極的に、締結部材が第1感知部に自動的に締結されることによって、締結部材のトルクを設定トルクまで一定に増加させることができる。結局、ゴムがつぶれないので、密閉性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な形態に実現でき、ここで説明する実施の形態に限定されるものではない。
【実施例1】
【0022】
図1は本発明による自動車のホイール組立装置を示す斜視図である。図2は本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールに第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで既に締結された状態を示す要部断面図である。
【0023】
図1及び図2に示すように、自動車のホイール組立装置は、支持台100、整列ユニット300、及び締結ユニット500を含む。支持台100には、第1感知部700が締結部材900によって第1設定トルクで締結されたホイール10を搭載する。整列ユニット300は、支持台100に備えられて、締結部材900の位置を整列する役割を果たす。締結ユニット500は、支持台100に備えられて、締結部材900にトルクを伝達し、締結部材900が第2設定トルクに到達するまでトルクを次第に増加させる役割を果たす。
【0024】
図1を参照して、支持台100を具体的に説明する。支持台100は、テーブル110、レッグ(leg)130、及び垂直プレート150を含むことができる。テーブル110はホイール10が安着する所である。レッグ130はテーブル110の底面に備えられてテーブル110を支持する。垂直プレート150はテーブル110の後面に上部に向かって垂直に備えられる。
【0025】
以下、図2を参照して、第1感知部700及び締結部材900を具体的に説明する。第1感知部700は、タイヤ内部センサー710、スクリュー730、及びバルブステム750を含むことができる。タイヤ内部センサー710は、タイヤの内部圧力または内部温度を測定する。スクリュー730はタイヤ内部センサー710をホイール10の外周面に締結するために使用される。バルブステム750はホイール10の外周面にその一端が位置してスクリュー730に締結され、他端がホイール10の内周面に位置してその外周面にねじ山が形成される。
ここで、バルブステム750はヘッド751(前記“一端”に当該)及び基部753(前記“他端”に当該)で構成され、ヘッド751と基部753との境界部には密閉用ゴム755が結合される。また、スクリュー730及びバルブステム750は中空形状(図示せず)で構成されて、これを通して空気がタイヤ内部に注入される。また、締結部材900は、バルブステム750のねじ山に締結されるナットである。
従って、スクリュー730がタイヤ内部センサー710の貫通ホール711に貫通された後、バルブステム750のヘッド751に締結される。その後、締結部材900は、バルブステム750のねじ山に第1設定トルクで締結される。ここで、第1設定トルクは、ホイール10の外周面がバルブステム750のゴム755に衝撃を与えない程度の値である。このように締結された後、ホイール10はテーブル110に搭載される。
【0026】
以下、図1を参照して、整列ユニット300を具体的に説明する。整列ユニット300は、第1整列部1300、第2整列部2300を含むことができる。第1整列部1300は、テーブル110に備えられて、ホイール10の位置を整列する役割を果たす。第2整列部2300は、テーブル110に備えられて第1感知部700の位置を整列する役割を果たす。さらに、このような第1整列部1300は、油圧シリンダー1310及びガイド1330を含むことができる。
【0027】
具体的に、油圧シリンダー1310はテーブル110の一周縁に備えられてテーブル110に安着されたホイール10を押す役割を果たす。ガイド1330はテーブル110の他周縁に備えられて油圧シリンダー1310によって押されたホイール10をテーブル110の第1設定位置(図1の左側、回転ステージ2310のある箇所)に案内する役割を果たす。さらに、このような第1整列部1300は、油圧シリンダー1310のうちのホイール10を押す部位に備えられるローラ1350をさらに含むことができる。
【0028】
また、第2整列部2300は、回転ステージ2310、駆動部2330、第2感知部2350、及び制御部2370を含むことができる。具体的に、回転ステージ2310は、テーブル110に回転可能に備えられ、第1設定位置に備えられる。駆動部2330は、テーブル110に一端が備えられ、回転ステージ2310に他端が備えられて回転ステージ2310を回転させる。第2感知部2350は、テーブル110に備えられて、第1感知部700を感知する。より具体的には、第2感知部2350は、タイヤ内部センサー710を感知する。
【0029】
以下、第2感知部2350をより具体的に説明する。第2感知部2350は、垂直部材2351、感知スイッチ2353、及び磁気近接センサー2355を含むことができる。垂直部材2351は、テーブル110の第2設定位置(図1の右手前側)に備えられる。感知スイッチ2353は、垂直部材2351に回転可能に備えられて、回転ステージ2310の回転時に、タイヤ内部センサー710が接触するように、タイヤ内部センサー710の高さに相応して位置する。磁気近接センサー2355は、感知スイッチ2353の近くに備えられて、タイヤ内部センサー710が感知スイッチ2353に接触する時、制御部2370に感知信号を伝達する役割を果たす。
【0030】
制御部2370は、第2感知部2350によって感知された信号に基づいて、駆動部2330を制御して第1感知部700の位置を整列させる。より具体的には、制御部2370は、駆動部2330を制御して、締結部材900の位置を整列させる。このような制御部2370は、垂直プレート150の後面に備えられることができる。
【0031】
以下、図1を参照して、締結ユニット500を具体的に説明する。締結ユニット500は、アーム510及びナットランナー(nut runner)530を含むことができる。アーム510は、垂直プレート150に備えられ、少なくとも一つの関節によって前後または上下移動をすることができる。ナットランナー530は、アーム510の端部に備えられてバルブステム750に締結部材900を締結する。特に、ナットランナー530は、締結部材900にトルクを伝達し、締結部材900のトルクが第2設定トルクに到達するまでトルクを線形に増加させる。ここで、トルクを線形に増加させる理由は、バルブステム750の密閉用ゴム755が不規則的につぶれることを防止するためである。また、第2設定トルクは密閉用ゴム755がつぶれない程度の値、及び密閉用ゴム755によって密封が可能な程度の値であることができて、実験によって決定される値である。
【0032】
以下、図3乃至図9を参照して、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立方法を具体的に説明する。図3は本発明の一実施形態による自動車のホイール組立装置において、ホイールをテーブルに安着させる状態を示す図面である。図4及び図5は、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立装置において、ホイールを回転ステージに整列する状態を示す図であり、図6は、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立装置において、ホイールを回転させる状態を示す図である。図7は、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立装置において、ホイールの第1感知部が第2感知部によって感知される状態を示す図である。図8は、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立装置において、ホイールが設定角度回転した状態を示す図である。図9は、本発明の一実施形態による自動車のホイール組立方法を示すフローチャートである。
【0033】
まず、図3及び図9に示すように、第1感知部700が締結部材900によって第1設定トルクで既に締結されたホイール10が用意されて(S11)、ホイール10を支持台100に搭載する(S13)。そして、図4乃至9に示すように、締結部材900の位置を整列する。以下、整列過程を具体的に説明する。
【0034】
一番目に、図4及び図9に示すように、支持台100に搭載されたホイール10が油圧シリンダー1310で押される(S15)。二番目に、図5及び図9に示すように、油圧シリンダー1310によって押されたホイール10が、ガイド1330によって回転ステージ2310に案内される(S17)。三番目に、図6及び図9に示すように、回転ステージ2310に案内されたホイール10が、駆動部2330によって回転される(S19)。四番目に、図9に示すように、駆動部2330によってホイール10が回転する間、ホイールに既に締結された第1感知部700が、第2感知部2350によって感知されるかを判断する(S21)。五番目に、図7及び図9に示すように、第1感知部700が、第2感知部2350によって感知されれば、図7に示すように、締結部材900が、締結ユニット500に相応するように、制御部2370によって駆動部2330を設定角度(θ)に回転させる(S23)。その後、図8及び図9に示すように、ナットランナー530を利用して、締結部材900のトルクを第2設定トルクまで線形に増加させる(S25)。最後に、図9に示すように、締結部材900のトルクが第2設定トルクであるかを検査する(S27)。
【0035】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において変更、改良ができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、車両のホイール組立装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明による自動車のホイール組立装置を示す斜視図である。(実施例1)
【図2】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールに第1感知部が締結部材によって、第1設定トルクで既に締結された状態を示す要部断面図である。(実施例1)
【図3】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールをテーブルに安着させる状態を示す図である。(実施例1)
【図4】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールを回転ステージに整列する状態を示す図である。(実施例1)
【図5】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールを回転ステージに整列する状態を示す図である。(実施例1)
【図6】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールを回転させる状態を示す図である。(実施例1)
【図7】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールの第1感知部が第2感知部によって感知される状態を示す図である。(実施例1)
【図8】本発明による自動車のホイール組立装置において、ホイールが設定角度回転した状態を示す図である。(実施例1)
【図9】本発明による自動車のホイール組立方法を示すフローチャートである。(実施例1)
【符号の説明】
【0038】
10 ホイール
100 支持台
110 テーブル
130 レッグ
150 垂直プレート
300 整列ユニット
500 締結ユニット
510 アーム
530 ナットランナー
700 第1感知部
710 タイヤ内部センサー
711 貫通ホール
730 スクリュー
750 バルブステム
751 ヘッド
753 基部
755 密閉用ゴム
900 締結部材
1300 第1整列部
1310 油圧シリンダー
1330 ガイド
1350 ローラ
2300 第2整列部
2310 回転ステージ
2330 駆動部
2350 第2感知部
2351 垂直部材
2353 感知スイッチ
2355 磁気近接センサー
2370 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで締結されたホイールを搭載する支持台と、
前記支持台に備えられて前記締結部材の位置を整列する整列ユニットと、
前記支持台に備えられて前記締結部材にトルクを伝達し、前記締結部材が第2設定トルクに到達するまで前記トルクを次第に増加させる締結ユニットとを含むことを特徴とする自動車のホイール組立装置。
【請求項2】
前記支持台は、
前記ホイールが安着するテーブルと、
前記テーブルの底面に備えられて前記テーブルを支持するレッグと、
前記テーブルに垂直に備えられる垂直プレートとを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項3】
前記第1感知部は、
タイヤの内部圧力または内部温度を測定するタイヤ内部センサーと、
前記タイヤ内部センサーを前記ホイールの外周面に締結するためのスクリューと、
前記ホイールの外周面にその一端が位置して前記スクリューに締結され、前記ホイールの内周面に他端が位置してその外周面にねじ山が形成されたバルブステムとを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項4】
前記締結部材は前記バルブステムのねじ山に締結されるナットであることを特徴とする請求項3に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項5】
前記整列ユニットは、
前記テーブルに備えられて前記ホイールの位置を整列する第1整列部と、
前記テーブルに備えられて前記第1感知部の位置を整列する第2整列部とを含むことを特徴とする請求項2に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項6】
前記第1整列部は、
前記テーブルの一周縁に備えられて前記テーブルに安着された前記ホイールを押す油圧シリンダーと、
前記テーブルの他周縁に備えられて前記油圧シリンダーによって押された前記ホイールを前記テーブルの第1設定位置に案内するガイドとを含むことを特徴とする請求項5に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項7】
前記第1整列部は、
前記油圧シリンダーのうちの前記ホイールを押す部位に備えられるローラをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項8】
前記第2整列部は、
前記テーブルに回転可能に備えられ、前記テーブルの第1設定位置に備えられる回転ステージと、
前記回転ステージを回転させる駆動部と、
前記テーブルに備えられて前記第1感知部を感知する第2感知部と、
前記第2感知部によって感知された信号に基づいて前記モータを制御して前記第1感知部の位置を整列させる制御部とを含むことを特徴とする請求項5に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項9】
前記制御部は前記垂直プレートの後面に備えられることを特徴とする請求項8に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項10】
前記第2感知部は、
前記テーブルの第2設定位置に備えられる垂直部材と、
前記垂直部材に回転可能に備えられて前記回転ステージが回転時に前記第1感知部が接触するように前記第1感知部の高さに相応して位置する感知スイッチと、
前記感知スイッチの近くに備えられて前記タイヤ内部センサーが前記感知スイッチに接触する時、前記制御部に感知信号を伝達する磁気近接センサーとを含むことを特徴とする請求項8に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項11】
前記第1感知部は、
タイヤの内部圧力または内部温度を測定するタイヤ内部センサーと、
前記タイヤ内部センサーを前記ホイールの外周面に締結するためのスクリューと、
一端は前記ホイールの外周面に位置して前記スクリューに締結され、他端は前記ホイールの内周面に位置してその外周面にねじ山が形成されたバルブステムとを含むことを特徴とする請求項2に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項12】
前記締結部材は前記バルブステムのねじ山に締結されるナットであることを特徴とする請求項11に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項13】
前記締結ユニットは、
前記垂直プレートに備えられるボディーと、
前記ボディーの端部に備えられて前記バルブステムに前記ナットを締結するナットランナーとを含み、
前記ナットランナーは前記ナットにトルクを伝達し、前記ナットのトルクが第2設定トルクに到達するまで前記トルクを線形に増加させることを特徴とする請求項12に記載の自動車のホイール組立装置。
【請求項14】
第1感知部が締結部材によって第1設定トルクで既に締結されたホイールを支持台に搭載する段階と、
前記締結部材の位置を整列する段階と、
前記ナットランナーを利用して前記締結部材のトルクを第2設定トルクまで次第に増加させる段階と、
前記締結部材のトルクが第2設定トルクであるかを検査する段階とを含むことを特徴とする自動車のホイール組立方法。
【請求項15】
前記整列する段階は、
前記支持台に搭載された前記ホイールを油圧シリンダーを利用して押す段階と、
前記油圧シリンダーによって押されたホイールをガイドを利用して回転ステージに案内する段階と、
前記回転ステージに案内された前記ホイールを駆動部を利用して回転させる段階と、
前記駆動部によって前記ホイールが回転する間、前記ホイールに既に締結された前記第1感知部が第2感知部によって感知されるかを判断する段階と、
前記第1感知部が前記第2感知部によって感知されれば、前記締結部材が前記締結ユニットに相応するように制御部によって前記駆動部を設定角度回転させる段階とを含むことを特徴とする、請求項14に記載の自動車のホイール組立方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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