説明

自動車の車体前部構造

【課題】何らかの物体に対する自動車の前突により、カウルルーバに対しその上方から上記物体が衝突し、この衝突に基づき車体前部や物体に衝撃力が与えられようとするとき、この衝撃力を十分に緩和させるようにして、車体前部や物体がより確実に損傷しないようにする。
【解決手段】車体2前部は、フロントカウル3と、フロントカウル3をその上方から覆うカウルルーバ14とを備える。カウルルーバ14は、天井板22と、天井板22の前端縁部から下方に向かって一体的に延出する縦壁板24とを備える。カウルルーバ14の前部側に後方に向かって凹む凹部26を形成する。凹部26内の空間27をカウルルーバ14の外方から開閉可能に閉じる蓋体30を設ける。凹部26を形成する縦壁板24の部分34を上、下壁板38,39に分断し、これらの両分断端縁部38d,39cを水平方向で重ね合わせて結合部41により互いに結合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントカウルをその上方から覆うカウルルーバに凹部を形成し、この凹部内の空間を、自動車の保守、点検等の作業用空間として利用するようにした自動車の車体前部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記自動車の車体前部構造には、従来、下記の特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車体前部は、この車体の幅方向に延び、その前側がエンジンルームとされるフロントカウルと、車体の幅方向に延び、上記フロントカウルをその上方から覆うカウルルーバとを備えている。このカウルルーバは、その上面部を構成する天井板と、この天井板の前端縁部から下方に向かって一体的に延出し、その下端部が上記フロントカウルに支持される縦壁板とを備えている。上記カウルルーバの前部側に後方に向かって凹む凹部が形成され、この凹部内の空間を上記カウルルーバの外方から開閉可能に閉じる蓋体が設けられている。
【0003】
そして、例えば、上記エンジンルームに設けられたブレーキオイル用のリザーバタンクにオイルを注入する作業をする場合には、まず、上記カウルルーバから蓋体を取り外して、上記凹部内の空間を開放する。次に、この凹部内の空間を通して、上記リザーバタンクにオイルを注入する。この注入が終了すれば、上記蓋体をカウルルーバに取り付けて、上記凹部内の空間を閉じる。これにより、上記オイル注入作業が終了する。つまり、上記空間は、自動車の保守、点検等の作業用空間として利用され、不使用のときは、上記蓋体で閉じられるようになっている。
【特許文献1】特開2006−205966号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車の走行中、この自動車がその前方の何らかの物体に衝突(前突)したとする。この場合、この前突により跳ね上げられた物体が、上記カウルルーバに対しその上方から衝突することがある。
【0005】
ここで、前記したように特許文献1のカウルルーバでは、上記凹部を形成している縦壁板は、車体の平面視でコの字形状に屈曲し、かつ、その下端部は車体の骨格部材をなすフロントカウルに支持されている。このため、上記縦壁板は、その上方からの外力に対し強度と剛性とが大きい部材となりがちである。
【0006】
このため、前記したように、前突時に、何らかの物体が上記カウルルーバに対しその上方から衝突したとすると、この衝突による衝撃力は上記縦壁板によって強固に支持されがちとなる。よって、第1に、上記衝撃力は、ほぼその大きさのままで上記車体に与えられることとなって、この車体の意図しない部分が損傷させられるおそれを生じる。また、第2に、上記衝撃力は、上記カウルルーバからの反力として上記物体にも与えられて、この物体を損傷させるおそれもある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、何らかの物体に対する自動車の前突により、カウルルーバに対しその上方から上記物体が衝突し、この衝突に基づき車体前部や物体に衝撃力が与えられようとするとき、この衝撃力を十分に緩和させるようにして、上記車体前部や物体がより確実に損傷しないようにすることである。
【0008】
請求項1の発明は、車体2の幅方向に延び、その前側がエンジンルーム5とされるフロントカウル3と、車体2の幅方向に延び、上記フロントカウル3をその上方から覆うカウルルーバ14とを備え、このカウルルーバ14が、その上面部を構成する天井板22と、この天井板22の前端縁部から下方に向かって一体的に延出する縦壁板24とを備え、上記カウルルーバ14の前部側に後方に向かって凹む凹部26を形成し、この凹部26内の空間27を上記カウルルーバ14の外方から開閉可能に閉じる蓋体30を設けた自動車の車体前部構造において、
上記凹部26を形成する上記縦壁板24の部分34を上、下壁板38,39に分断し、これらの両分断端縁部38d,39cを水平方向で重ね合わせて結合部41により互いに結合したものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記両分断端縁部38d,39cに沿った方向の複数ヵ所でこれら両分断端縁部38d,39cを熱溶着式の上記結合部41により結合し、これら各結合部41を互いにほぼ同じ高さに位置させたものである。
【0010】
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
【発明の効果】
【0011】
本発明による効果は、次の如くである。
【0012】
請求項1の発明は、車体の幅方向に延び、その前側がエンジンルームとされるフロントカウルと、車体の幅方向に延び、上記フロントカウルをその上方から覆うカウルルーバとを備え、このカウルルーバが、その上面部を構成する天井板と、この天井板の前端縁部から下方に向かって一体的に延出する縦壁板とを備え、上記カウルルーバの前部側に後方に向かって凹む凹部を形成し、この凹部内の空間を上記カウルルーバの外方から開閉可能に閉じる蓋体を設けた自動車の車体前部構造において、
上記凹部を形成する上記縦壁板の部分を上、下壁板に分断し、これらの両分断端縁部を水平方向で重ね合わせて結合部により互いに結合している。
【0013】
このため、何らかの物体に対する自動車の前突により、カウルルーバに対しその上方から上記物体が衝突し、この衝突に基づき車体前部や物体に衝撃力が与えられようとするとき、上記結合部には直ちに剪断力が与えられ、よって、この結合部は円滑に破断させられる。そして、この結合部の破断により、上記両分断端縁部の結合が解除されて、上記縦壁板の上壁板は上記下壁板に対し相対的に下降させられ、これにより、下方に向かって上記カウルルーバが大きく変形させられる。
【0014】
よって、上記結合部の破断と上記上壁板の下降による下方に向かってのカウルルーバの大きい変形とによって、上記衝撃力が十分に緩和される。このため、上記衝撃力に基づき上記車体前部や物体が損傷するということは、より確実に防止される。
【0015】
請求項2の発明は、上記両分断端縁部に沿った方向の複数ヵ所でこれら両分断端縁部を熱溶着式の上記結合部により結合し、これら各結合部を互いにほぼ同じ高さに位置させている。
【0016】
このため、上記自動車の前突時に、カウルルーバに対し衝撃力が与えられようとするとき、上記各結合部に外力が負荷されるタイミングは互いにほぼ同じとなる。
【0017】
よって、上記衝撃力が与えられようとするとき、上記各結合部は、互いにほぼ同時に破断させられる。そして、これら各結合部のほぼ同時の破断により上記上壁板はその全体が同時に下降させられる。この結果、上記カウルルーバの大きい変形が、より広い範囲にわたり同時に生じることから、上記衝撃力の緩和は時間的にばらつきなく迅速に行われて、車体前部や物体の損傷はより確実に防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の自動車の車体前部構造に関し、何らかの物体に対する自動車の前突により、カウルルーバに対しその上方から上記物体が衝突し、この衝突に基づき車体前部や物体に衝撃力が与えられようとするとき、この衝撃力を十分に緩和させるようにして、上記車体前部や物体がより確実に損傷しないようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
【0019】
即ち、自動車の車体前部は、車体の幅方向に延び、その前側がエンジンルームとされるフロントカウルと、車体の幅方向に延び、上記フロントカウルをその上方から覆うカウルルーバとを備えている。このカウルルーバは、その上面部を構成する天井板と、この天井板の前端縁部から下方に向かって一体的に延出する縦壁板とを備えている。上記カウルルーバの前部側に後方に向かって凹む凹部が形成され、この凹部内の空間を上記カウルルーバの外方から開閉可能に閉じる蓋体が設けられている。上記凹部を形成する上記縦壁板の部分は上、下壁板に分断され、これら両分断端縁部が水平方向で重ね合わされて結合部により互いに結合されている。
【実施例】
【0020】
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
【0021】
図において、符号1は自動車で、矢印Frは、この自動車1の進行方向の前方を示している。
【0022】
上記自動車1の車体2前部は、この車体2の各側部を構成し、この車体2の骨格部材とされる左右一対の不図示のフロントピラーと、上記車体2の幅方向に延び、その長手方向各端部が上記フロントピラーに支持されて、車体2の骨格部材とされる板金製のフロントカウル3とを備えている。
【0023】
上記フロントカウル3の後側の車体2内部が車室4とされ、上記フロントカウル3の前側の車体2内部がエンジンルーム5とされている。上記フロントカウル3よりも上方の上記車室4の前面を覆うフロントウインド7が設けられている。一方、上記エンジンルーム5の上端開口をその上方から開閉可能に閉じるフード8が設けられている。上記フロントカウル3の前方近傍におけるエンジンルーム5には、ブレーキオイル用のリザーバタンク9が設置されている。このリザーバタンク9は、その上端部にオイルの注入口10を有し、この注入口10はキャップ11により開閉可能に閉じられている。
【0024】
上記フロントカウル3の少なくとも一部である前縁部をその上方から覆う樹脂製のカウルルーバ14が設けられている。このカウルルーバ14は車体2の幅方向のほぼ全体にわたり、この幅方向に長く延びている。上記カウルルーバ14の後端縁部15は上記フロントウインド7の前端縁部にシール材を介し連結されている。一方、上記カウルルーバ14の前端縁部16の上面に、シール材17を介して上記フード8の後端縁部が圧接している。上記カウルルーバ14の前端縁部16には、車体2の幅方向に複数の係止孔18が形成されている。これら各係止孔18に係止される係止体19により、上記カウルルーバ14の前端縁部16上面に上記シール材17が取り付けられている。
【0025】
上記カウルルーバ14は、その上面部を構成する天井板22と、この天井板22の前端縁部から下方に向かって一体的に延出し、その下端縁部がシール材23により上記フロントカウル3に支持される縦壁板24と、この縦壁板24の下端縁部から前方に向かって一体的に延出する底板25とを備えている。上記天井板22の後端縁部が上記カウルルーバ14の後端縁部15に相当し、上記底板25の前端縁部が上記カウルルーバ14の前端縁部16に相当している。なお、図示しないが、上記天井板22の後部側も上記フロントカウル3に他の部材を介し支持されている。
【0026】
上記リザーバタンク9の直上であって、上記カウルルーバ14の前部側に後方に向かって凹む凹部26が形成されている。上記凹部26内の空間27は、上記注入口10からキャップ11を取り外したり、開口した注入口10を通し、オイル缶28のオイルをリザーバタンク9に注入したりするためなどの作業用空間として利用される。
【0027】
上記凹部26内の空間27を上記カウルルーバ14の外方から開閉可能に閉じる樹脂製の蓋体30が設けられている。この蓋体30は、上記カウルルーバ14に対し、前、後、中間係止部31,32,33により着脱可能に係止される。上記蓋体30の前端縁部には係止孔18が形成され、この係止孔18に係止される係止体19により、上記蓋体30の前端縁部上に上記シール材17の一部が取り付けられている。
【0028】
上記縦壁板24は、上記凹部26を形成する部分34と、この部分34以外の上記縦壁板24の他部分を構成する縦壁板本体35とを備えている。これら縦壁板24の部分34と縦壁板本体35とは互いに個別に形成されている。上記カウルルーバ14の前部側において、上記凹部26に対応する位置に前方に向かって開く切り欠き36が形成されている。この切り欠き36は、上記カウルルーバ14の天井板22の前端縁部、縦壁板24、および底板25に跨って形成されている。そして、上記天井板22における切り欠き36の縁部から下方に向かって上記縦壁板24の部分34が延びている。
【0029】
上記縦壁板24の部分34は上、下壁板38,39に分断されている。上記上壁板38は、車体2の平面視(図3)で、U字形状(コ字形状含む)とされた上壁板本体38aと、この上壁板本体38aの上端縁部に一体的に形成され、上記天井板22における切り欠き36の縁部下面に当接される外向きフランジ38bと、上記切り欠き36の縁部に上記外向きフランジ38bを結合させる複数の結合部38cとを備えている。これら結合部38cは熱溶着樹脂製のリベット継手であって、この継手素材を加熱溶融させることによりリベット締めする、というものである。以下、“結合部”は上記と同様のリベット継手である。
【0030】
一方、上記下壁板39は、車体2の平面視(図3)で、上記上壁板本体38aとほぼ同形同大とされた下壁板本体39aと、この下壁板本体39aの下端縁部に一体的に形成され、前記シール材23を介しフロントカウル3に支持される外向きフランジ39bとを備えている。
【0031】
上記上壁板本体38aの下端縁部と下壁板本体39aの上端縁部とが、上記上、下壁板38,39の両分断端縁部38d,39cに相当する。そして、これら両分断端縁部38d,39cは水平方向で互いに重ね合わされて、複数の結合部41により互いに部分的に結合されている。この場合、上記上壁板38の分断端縁部38dは下壁板39の分断端縁部39cに外嵌することとされ、これら両分断端縁部38d,39cの間にはシール材42が介設されている。
【0032】
上記両分断端縁部38d,39cに沿った方向の複数ヵ所(3ヵ所)で、これら両分断端縁部38d,39cは上記結合部41により結合されている。これら各結合部41は互いにほぼ同形同大であり、かつ、互いにほぼ同じ高さに位置させられている。
【0033】
上記構成によれば、上記凹部26を形成する上記縦壁板24の部分34を上、下壁板38,39に分断し、これらの両分断端縁部38d,39cを水平方向で重ね合わせて、結合部41により互いに結合している。
【0034】
このため、何らかの物体に対する自動車1の前突により、カウルルーバ14に対しその上方から上記物体が衝突し、この衝突に基づき車体2前部や物体に衝撃力Fが与えられようとするとき、上記結合部41には直ちに剪断力が与えられ、よって、この結合部41は円滑に破断させられる。そして、この結合部41の破断により、上記両分断端縁部38d,39cの結合が解除されて、上記縦壁板24の上壁板38は上記下壁板39に対し相対的に下降させられ、これにより、下方に向かって上記カウルルーバ14が大きく変形させられる。
【0035】
よって、上記結合部41の破断と上記上壁板38の下降による下方に向かってのカウルルーバ14の大きい変形とによって、上記衝撃力Fが十分に緩和される。このため、上記衝撃力Fに基づき上記車体2前部や物体が損傷するということは、より確実に防止される。
【0036】
また、前記したように、上記両分断端縁部38d,39cに沿った方向の複数ヵ所でこれら両分断端縁部38d,39cを熱溶着式の上記結合部41により結合し、これら各結合部41を互いにほぼ同じ高さに位置させている。
【0037】
このため、上記自動車1の前突時に、カウルルーバ14に対し衝撃力Fが与えられようとするとき、上記各結合部41に外力が負荷されるタイミングは互いにほぼ同じとなる。
【0038】
よって、上記衝撃力Fが与えられようとするとき、上記各結合部41は、互いにほぼ同時に破断させられる。そして、これら各結合部41のほぼ同時の破断により上記上壁板38はその全体が同時に下降させられる。この結果、上記カウルルーバ14の大きい変形が、より広い範囲にわたり同時に生じることから、上記衝撃力の緩和は時間的にばらつきなく迅速に行われて、車体2前部や物体の損傷はより確実に防止される。
【0039】
なお、以上は図示の例によるが、上記カウルルーバ14の天井板22に対し上記上壁板38を一体的に形成してもよい。また、上記上壁板38の分断端縁部38dに上記下壁板39の分断端縁部39cを外嵌させてもよい。また、上記結合部41は縦方向で複数設けてもよい。また、上記結合部41である溶着は、振動により達成されるものでもよい。また、上記結合部41は、上記両分断端縁部38d,39cを互いに面や線接触させて、この接触部を互いに断続的や連続的に溶着させたものでもよい。また、上記結合部41は、かしめ式のリベット、クリップ、締結具など機械的なものであってもよく、接着材であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図3のI−I線矢視断面図である。
【図2】カウルルーバと蓋体との斜視展開図である。
【図3】カウルルーバと蓋体との部分平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 自動車
2 車体
3 フロントカウル
4 車室
5 エンジンルーム
7 フロントウインド
8 フード
14 カウルルーバ
22 天井板
23 シール材
24 縦壁板
26 凹部
27 空間
30 蓋体
31 係止部
32 係止部
33 係止部
34 部分
35 縦壁板本体
36 切り欠き
38 上壁板
38d 分断端縁部
39 下壁板
39c 分断端縁部
41 結合部
F 衝撃力

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の幅方向に延び、その前側がエンジンルームとされるフロントカウルと、車体の幅方向に延び、上記フロントカウルをその上方から覆うカウルルーバとを備え、このカウルルーバが、その上面部を構成する天井板と、この天井板の前端縁部から下方に向かって一体的に延出する縦壁板とを備え、上記カウルルーバの前部側に後方に向かって凹む凹部を形成し、この凹部内の空間を上記カウルルーバの外方から開閉可能に閉じる蓋体を設けた自動車の車体前部構造において、
上記凹部を形成する上記縦壁板の部分を上、下壁板に分断し、これらの両分断端縁部を水平方向で重ね合わせて結合部により互いに結合したことを特徴とする自動車の車体前部構造。
【請求項2】
上記両分断端縁部に沿った方向の複数ヵ所でこれら両分断端縁部を熱溶着式の上記結合部により結合し、これら各結合部を互いにほぼ同じ高さに位置させたことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−162386(P2008−162386A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−353378(P2006−353378)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】