説明

自動車の遮音構造

【課題】 エンジンルームから車室内へ伝達される騒音を一層低減可能な自動車の遮音構造を提供する。
【解決手段】 フロントウィンド19の前縁部の上側からボンネットの後縁部の下方にわたって延びるカウルグリル上部20と、カウルグリル上部20の前縁部から下側へ延びるカウルグリル前部21と有するカウルグリル15を備えた自動車において、カウルグリル15にタイヤハウス6上へ延びるカウルグリル延設部32を設け、カウルグリル前部21に沿って車幅方向に延びるカウルグリル用吸音材31を設け、カウルグリル延設部32に沿ってタイヤハウス用吸音材33を設けたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の遮音構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車室内における静粛性を向上するための自動車の遮音構造として、特許文献1には、フロントウィンドの前縁部に沿って車幅方向に設けたカウルボックスと、カウルボックスから下側へ延びるダッシュパネルとを備えた自動車において、ダッシュパネルとカウルボックスにおけるエンジンルーム側の略全面に吸音材を取り付けたものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】実開平5−32157号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1記載の遮音構造では、ダッシュパネルとカウルボックスを経て車室内へ侵入しようとするエンジンルーム内の騒音を吸音材により吸収して、車室内における静粛性を向上できる。しかし、エンジンルーム内における騒音の発生源は、エンジンだけではなく、フロントサスペンションを経てタイヤハウスに伝わる路面からの騒音もあり、特許文献1記載の遮音構造では、このタイヤハウスからの騒音を十分に吸収することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、エンジンルームから車室内へ伝達される騒音を一層低減可能な自動車の遮音構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る自動車の遮音構造は、フロントウィンドの前縁部の上側からボンネットの後縁部の下方にわたって延びるカウルグリル上部と、カウルグリル上部の前縁部から下側へ延びるカウルグリル前部と有するカウルグリルを備えた自動車において、前記カウルグリルにタイヤハウス上へ延びるカウルグリル延設部を設け、前記カウルグリル前部に沿って車幅方向に延びるカウルグリル用吸音材を設け、前記カウルグリル延設部に沿ってタイヤハウス用吸音材を設けたものである。
【0007】
ここで、前記カウルグリルをカウルグリル上部とカウルグリル前部とに分割構成するとともに、カウルグリル上部又はカウルグリル前部にカウルグリル延設部を一体的に設けること、前記タイヤハウス用吸音材をカウルグリル延設部とタイヤハウス間に設けること、前記カウルグリル用吸音材の両端部にタイヤハウス用吸音材を一体的に設けること、などが好ましい実施の形態である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る自動車の遮音構造によれば、カウルグリル用吸音材により、エンジンからの騒音を吸収できるので、カウルグリルを経て車室内への騒音の伝達を抑制できる。しかも、タイヤハウス上へ延びるカウルグリル延設部によりタイヤハウスからの騒音が遮断されるとともに、タイヤハウス用吸音材によりタイヤハウスからの騒音が吸収されるので、タイヤハウスから車室側への騒音の伝達が効果的に抑制されて、車室内の静粛性を一層向上できる。
【0009】
ここで、前記カウルグリルをカウルグリル上部とカウルグリル前部とに分割構成するとともに、カウルグリル上部又はカウルグリル前部にカウルグリル延設部を一体的に設けると、サスペンションの着脱時にカウルグリル全体を取り外す必要がないので、サスペンションの修理や交換時等における作業性を向上できる。
【0010】
前記タイヤハウス用吸音材をカウルグリル延設部とタイヤハウス間に設けると、カウルグリルからカウル内に透過される騒音を効果的に吸収することができる。
【0011】
前記カウルグリル用吸音材の両端部にタイヤハウス用吸音材を一体的に設けると、吸音材の組付性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5に示すように、自動車の前部車体構造について説明すると、車体下部には前後方向に延びる左右1対のフロントサイドフレーム1が設けられ、左右のフロントサイドフレーム1の上方には前後方向に延びるエプロンレインフォースメント2が設けられ、エプロンレインフォースメント2とフロントサイドフレーム1とにわたってエンジンルーム3の側壁を構成する左右1対のエプロンパネル4が設けられている。エンジンルーム3の上部開口を閉蓋するボンネット5が設けられ、ボンネット5はエプロンレインフォースメント2の後端近傍において図示外の左右1対のヒンジ部材(図示略)で開閉自在に支持されている。
【0013】
エプロンパネル4の後部にはエンジンルーム3側へ膨出するタイヤハウス6が形成され、タイヤハウス6の上部にはサスタワー7が設けられ、タイヤハウス6とサスタワー7に亙ってフロントサスペンション8が内装されている。フロントサスペンション8は、その上端部に設けたボルト部材8aをサスタワー7の上壁部7aに挿通させてナット部材9を上側から締結することで上壁部7aに固定され、フロントサスペンション8を修理したり交換したりする際には、自動車をジャッキアップした状態で、このナット部材9を緩めて交換することになる。
【0014】
エンジンルーム3の後部にはエンジンルーム3と車室16と区画するダッシュパネル17が車幅方向に設けられ、エプロンレインフォースメント2の後端部には後方斜め上側へ向けて延びるフロントピラ10が設けら、左右のフロントピラ10の下端部間にはダッシュパネル17の上部とカウルアッパパネル11とカウルロアパネル12とからなる閉断面状のカウル13が車幅方向に設けられ、フロントウィンド19の前端縁はカウル13の前端部上に固定載置され、フロントウィンド19の左右の側縁はフロントピラ10上に固定載置されている。
【0015】
カウルロアパネル12の前端部には前方へ延びるカウルフロントパネル14が設けられ、カウルフロントパネル14の上側にはカウルグリル15が設けられている。
【0016】
カウルグリル15は、フロントウィンド19の前縁部の上側からボンネット5の後縁部の下方にわたって延びるカウルグリル上部20と、カウルグリル上部20の前縁部から下側へ延びるカウルグリル前部21と有し、車幅方向の略全幅にわたって設けられている。カウルグリル上部20の前端近傍部には倒立V字状の突出部22が形成され、突出部22よりも前側においてカウルグリル上部20には、多数の貫通孔を形成してなるグリル部23が形成されている。カウルグリル上部20の前端部には一段段上げした堤部24が形成され、堤部24の前端部には下方へ延びる補強部25が形成されている。
【0017】
カウルグリル前部21には上端を下端よりもやや前方位置に配置させて上端側をやや前傾させた縦向きの前壁部26が形成され、前壁部26の上半部はカウルグリル上部20の補強部25の前側に重ね合わせて設けられている。前壁部26の上端部には後方へ延びて堤部24上に重ね合わされる重合部27が形成され、前壁部26の下端部には前方へ延びてカウルフロントパネル14の上端部に重ね合わせて接続される接続部28が形成されている。カウルグリル上部20とカウルグリル前部21とは重ね合わせ部分において図示外のビスなどの固定具にて連結されている。但し、カウルグリル前部21とカウルグリル上部20とは一体成形により製作したものを用いることもできる。
【0018】
このようにカウルグリル上部20とカウルグリル前部21とを分割構成すると、両者を異なる材料で構成することが可能となり、例えばカウルグリル上部20を構成する素材として、ウィンドシールド下端との合い沿い性能を確保するために、カウルグリル前部21よりも軟らかい素材、例えばポリプロピレンなどを採用することができ、また、カウルグリル前部21を構成する素材として、後述のように歩行者保護性能を確保するために、カウルグリル上部20よりも脆い素材、例えばガラス繊維入りポリエチレンテレフタレートなどで構成することができる。また、カウルグリル前部21を構成する素材として、カウルグリル15の前方に位置するエンジンの排気マニホールドやターボチャージャーからの発熱に対する耐熱性に優れた材料を採用することもできる。
【0019】
ボンネット5の後縁部はカウルグリル上部20の突出部22の頂部よりもやや車体後方に配置され、グリル部23への雨水等の浸入が抑制されるように構成されている。カウルグリル前部21の重合部27上にはシール部材29が重合部27に沿って設けられ、ボンネット5の裏面側に取付けたボンネットレインフォースメント30が、ボンネット5を閉じた状態で、このシール部材29に圧接されて、エンジンルーム3内への雨水等の浸入が防止されるように構成されている。
【0020】
次に、自動車の遮音構造について説明すると、図1〜図5に示すように、カウルグリル前部21の全高さにわたってその前側には車幅方向に延びるカウルグリル用吸音材31が設けられ、カウルグリル用吸音材31とカウルグリル前部21の前壁部26間には略一定の間隔が形成され、カウルグリル用吸音材31は、適当間隔置きにカウルグリル前部21にビスで固定されている。このカウルグリル用吸音材31は、フェルトで構成できるが、フェルト以外に、グラスウール、発泡ウレタン、不織布、発泡ポリプロピレンなど、吸音性を有するものであれば任意の素材からなるもので構成できる。このカウルグリル用吸音材31により、エンジンからの騒音が吸収され、カウルグリル15側への騒音の伝達が抑制されることになる。但し、このカウルグリル用吸音材31を下側へ延ばしてダッシュパネル17の前側に延設することも可能で、このように構成すると車室16内への騒音の伝達をより一層効果的に抑制できる。また、カウルグリル前部21の後側にもカウルグリル前部21に沿って車幅方向に延びるカウルグリル用吸音材を設けることができる。
【0021】
カウルグリル前部21の車幅方向の両端部にはサスタワー7の上壁部7aの上側へ延びるカウルグリル延設部32がカウルグリル前部21と一体的に設けられている。カウルグリル延設部32は、サスタワー7上壁部7aに対して上下方向に間隔をあけて設けられ、カウルグリル延設部32はその外周部においてサスタワー7の上壁部7aにビス等で固定されている。このようなカウルグリル延設部32を設けると、フロントサスペンション8からサスタワー7の上壁部7aを通ってエンジンルーム3内へ侵入する騒音を遮断できる。また、カウルグリル前部21にカウルグリル延設部32を一体的に設けているので、部材点数を増やすことなく、車室16内への騒音の伝達を抑制でき、しかも修理や交換などのためフロントサスペンション8を取り外すときに、カウルグリル15全体を取り外す必要がなく、カウルグリル前部21のみをカウルグリル延設部32とともに取り外せばよいので、フロントサスペンション8の修理や交換時等における作業性を向上できる。但し、カウルグリル延設部32は、カウルグリル上部20に一体的に設けることも可能である。また、カウルグリル15がカウルグリル前部21とカウルグリル上部20とに分割構成されていない自動車においては、カウルグリル延設部32をカウルグリルの両端部に設けることになる。
【0022】
カウルグリル延設部32の上側にはタイヤハウス用吸音材33がカウルグリル延設部32に沿って設けられ、このタイヤハウス用吸音材33によりサスタワー7からの騒音が吸収されて、エンジンルーム3内への騒音の侵入が抑制され、車室16内の静粛性を一層向上できる。このタイヤハウス用吸音材33は、カウルグリル用吸音材31とは別部材で構成することも可能であるし、カウルグリル用吸音材31の両端部に一体的に設けることも可能である。また、図5に仮想線で示すように、サスタワー7の上壁部7aとカウルグリル延設部32間にタイヤハウス用吸音材34を設けることも可能であるし、カウルグリル延設部32の上下両側にカウルグリル用吸音材33、34を設けることも可能である。但し、カウルグリル延設部32だけでも遮音効果はある程度得られるので、タイヤハウス用吸音材33は必ずしも必須の構成ではなく、省略することも可能である。
【0023】
次に、自動車の衝撃吸収構造について説明する。
この衝撃吸収構造は、歩行者がボンネット5に乗り上がったときの衝撃力、特に歩行者の頭部に対する衝撃力を緩和することを目的としたもので、ボンネット5が変形してカウルグリル前部21に対して上方からの荷重が作用したときに、カウルグリル前部21の変形や破壊を促進して、歩行者に対する衝撃力を緩和するものである。
【0024】
図4に示すように、カウルグリル前部21の変形や破壊を促進するため、カウルグリル上部20及びカウルグリル前部21は合成樹脂材料で構成され、カウルグリル前部21における前壁部26の高さ方向の途中部には弱部としてのV字状の切欠部35が車幅方向に設定間隔おきに或いは車幅方向の全幅にわたって形成されている。切欠部35の深さは任意に設定可能であるが、カウルグリル前部21の強度剛性を一定確保するため、カウルグリル前部21の板厚の50〜80%に設定することが好ましい。具体的には、切欠部35の最大深さを1.5mm、カウルグリル前部21の板厚を2.5mmに設定することになる。
【0025】
このように切欠部35を形成することで、図4に仮想線で示すように、ボンネット5が下側へ変形して、カウルグリル前部21に対して上側から荷重が作用したときに、切欠部35に沿ってカウルグリル前部21が屈曲変形することで、ボンネット5の変形を促進して、歩行者への衝撃力を緩和できることになる。
【0026】
尚、切欠部35の形成位置は任意に設定可能であるが、例えば前壁部26と重合部27間における屈曲部36や、前壁部26と接続部28間における屈曲部37、或いはこれら屈曲部36、37付近に設けると、カウルグリル前部21の変形が一層促進されるので好ましい。また、高さ方向の途中部に1本だけ形成したが、高さ方向に複数本形成することも可能である。更に、車幅方向だけに限らず、車体前後方向や斜め方向などの任意の方向に切欠部35を形成することも可能である。要は、上方からの衝撃荷重により容易に屈曲変形することで、歩行者への衝撃力を緩和できるように構成されていれば、任意の位置に任意の本数設けることが可能である。また、カウルグリル前部21の縦断面形状は、クランク状やコ字状やZ字状などに形成できるが、図4に示すようになZ字状に形成すると、屈曲部36、37が鋭角状になって上方からの衝撃荷重によりより一層折れ曲がり易くなるので好ましい。
【0027】
また、V字状の切欠部35に代えて、断面矩形溝状の切欠部35を設けることも可能である。更に、カウルグリル前部21に、頂部が車幅方向に延びて車体前後方向に振幅する1乃至複数の矩形波状やサイン状などの断面波形状の波形部を形成し、この波形部を弱部とすることもできる。
【0028】
更に、V字状の切欠部35に代えて、あるいはV字状の切欠部35と併用して、カウルグリル前部21とカウルグリル上部20とを接続する係合構造として、カウルグリル前部21に下方への衝撃荷重が作用したときに、係合が解除するように構成した係合構造を採用することもできる。具体的には、図6に示す係合構造のように、カウルグリル前部21の前壁部26に後方へ突出する係合フック38を形成し、この係合フック38に対応させてカウルグリル上部20の補強部25に係合孔39を形成し、係合フック38を係合孔39の下側の口縁に係合させて、カウルグリル前部21をカウルグリル上部20に固定することができる。この係合構造では、カウルグリル前部21に対して上方から衝撃荷重が作用すると、係合フック38のつけ根部分が破断して、カウルグリル前部21が下側へ自由に移動できるようになり、歩行者への衝撃荷重を緩和できることになる。
【0029】
更にまた、カウルグリル前部21をカウルグリル上部20よりも脆い素材で構成して、上方からの荷重によるカウルグリル前部21の座屈や変形を促進し、衝突エネルギーをより一層効率的に吸収することもできる。また、図3に仮想線で示すように、カウルグリル上部20に下側へ突出する補強リブ40を設け、カウルグリル前部21とカウルグリル上部20間における強度差を大きく設定し、上方からの荷重を弱部に作用し易くすると、弱部により確実に衝突エネルギーを吸収することが可能となる。尚、補強リブ40の配置や個数、長さや厚さや高さ、向きなどは任意に設定可能である。
【0030】
その他、歩行者への衝撃荷重を緩和する構造として、図2、図7に示すように、カウルグリル15の両端部に側部開口41を形成し、この側部開口41を、カウルグリル15よりも軟質素材、例えば熱可塑性エラストマからなるカバー部材42で閉塞することもできる。このような構造を設けると、上方からの荷重に対するカウルグリル15の側部の強度剛性を低く設定して、ボンネット5の変形を促進でき、歩行者に対する衝撃力を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】自動車のタイヤハウス付近の要部斜視図
【図2】カウルグリルの斜視図
【図3】図1のIII-III線断面図
【図4】カウルグリル前部付近の断面図
【図5】図1のV-V線断面図
【図6】他の構成の係合構造を示す図4相当図
【図7】図2のVII-VII線断面図
【符号の説明】
【0032】
1 フロントサイドフレーム 2 エプロンレインフォースメント
3 エンジンルーム 4 エプロンパネル
5 ボンネット 6 タイヤハウス
7 サスタワー 7a 上壁部
8 フロントサスペンション 8a ボルト部材
9 ナット部材 10 フロントピラ
11 カウルアッパパネル 12 カウルロアパネル
13 カウル 14 カウルフロントパネル
15 カウルグリル 16 車室
17 ダッシュパネル 19 フロントウィンド
20 カウルグリル上部 21 カウルグリル前部
22 突出部 23 グリル部
24 堤部 25 補強部
26 前壁部 27 重合部
28 接続部 29 シール部材
30 ボンネットレインフォースメント
31 カウルグリル用吸音材 32 カウルグリル延設部
33 タイヤハウス用吸音材 34 タイヤハウス用吸音材
35 切欠部 36 屈曲部
37 屈曲部 38 係合フック
39 係合孔 40 補強リブ
41 側部開口 42 カバー部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントウィンドの前縁部の上側からボンネットの後縁部の下方にわたって延びるカウルグリル上部と、カウルグリル上部の前縁部から下側へ延びるカウルグリル前部と有するカウルグリルを備えた自動車において、
前記カウルグリルにタイヤハウス上へ延びるカウルグリル延設部を設け、
前記カウルグリル前部に沿って車幅方向に延びるカウルグリル用吸音材を設け、
前記カウルグリル延設部に沿ってタイヤハウス用吸音材を設けた、
ことを特徴とする自動車の遮音構造。
【請求項2】
前記カウルグリルをカウルグリル上部とカウルグリル前部とに分割構成するとともに、カウルグリル上部又はカウルグリル前部にカウルグリル延設部を一体的に設けた請求項1記載の自動車の遮音構造。
【請求項3】
前記タイヤハウス用吸音材をカウルグリル延設部とタイヤハウス間に設けた請求項1又は2記載の自動車の遮音構造。
【請求項4】
前記カウルグリル用吸音材の両端部にタイヤハウス用吸音材を一体的に設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の自動車の遮音構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−106368(P2007−106368A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301951(P2005−301951)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【出願人】(000107619)スターライト工業株式会社 (62)
【Fターム(参考)】