自動車用ティッシュボックス取付具
【課題】 シンプルでデザイン性が高いこと、容易にティッシュボックスを着脱可能であること、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらず装着可能であること、低コストであることを実現した自動車用ティッシュボックス取付具を提供することを目的とする。
【解決手段】 ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えて構成した。
【解決手段】 ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えて構成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の室内にティッシュボックスを装着するための取付具である。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の室内にティッシュボックスを装着するために種々提案がなされている。例えば、特開2009−46193号公報(特許文献1)に開示された「ティッシュボックスカバー」は、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらずカバーできるように構成されたもので、当該公報の図9に示されるように、ベルトを用いてヘッドレストのステーに吊り下げて装着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2009−46193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1はもとより多くの自動車用のティッシュボックスカバーは、材料として布や合成皮革などを適宜縫製して形成され、ベルトを用いてヘッドレストのステーなどに装着されるものである。
【0005】
ところで昨今、乗車定員の多いワンボックスやミニバンが人気を博し街中で多く見かける。このような自動車にティッシュボックスを装着する場合は、運転者も容易に使用できるように運転席近傍にベルトを用いて装着されることが多い。この点、体裁がよいものであるとは言い難い。
【0006】
また、このように装着された状態において、ファミリーなど多人数で乗車してドライブをすると、往々にして最後席の乗員からティッシュボックスのリクエストがあり、ベルトを外したりカバーから取り出したりして渡すといった手間があった。
【0007】
さらに、単に種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらずカバーできるようにするために、それなりの面積の布地や縫製が必要でコストアップの要因ともなっていた。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解消しシンプルでデザイン性が高いこと、容易にティッシュボックスを着脱可能であること、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらず装着可能であること、低コストであることを実現した自動車用ティッシュボックス取付具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたことで解決される。
【0010】
また、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたことで解決される。
【0011】
さらに、該取付手段はベルト体であることで解決される。
【0012】
さらにまた、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であることで解決される。
【発明の効果】
【0013】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたので、自動車の室内において装着場所を問わず、種々のサイズのティッシュボックスを装着することが可能な、シンプルでデザイン性が高く、低コストな自動車用ティッシュボックス取付具の提供を実現した。
【0014】
また、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたので、該取付手段が該枠部材の中で定めた位置からずれて移動することを抑止するとともに、滑止手段によってティッシュボックスが該枠部材から滑って脱落することを抑止して、安定してティッシュボックスを装着することを実現した。
【0015】
さらに、該取付手段はベルト体であるので、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらず容易に長さ調整をして装着を可能とした。
【0016】
さらにまた、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であるので、ティッシュボックスが該枠部材から滑って脱落することを確実に抑止して、安定してティッシュボックスを装着することを実現した。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】自動車用ティッシュボックス取付具の斜視図である。
【図2】自動車用ティッシュボックス取付具の背面側斜視図である。
【図3】枠部材に形成された凹部を示す図である。
【図4】ヘッドレストのステーに取り付けた状態を示す図である。
【図5】サンバイザーに取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
【実施例1】
【0019】
本発明の第1実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の自動車用ティッシュボックス取付具の斜視図、図2は、自動車用ティッシュボックス取付具の背面側斜視図、図4は、ヘッドレストのステーに取り付けた状態を示す図、図5はサンバイザーに取り付けた状態を示す図である。
【0020】
図1に示されるように、自動車用ティッシュボックス取付具(1)は、ティッシュボックス(4)のペーパー取出口の周囲を囲う枠部材(2)と、該枠部材(2)には図3及び図4に示されるように、ヘッドレストのステー(7)やサンバイザー(6)などの被装着部への取付手段(3)を移動可能に備えて構成される。
【0021】
該枠部材(2)は、ABS、ポリカーボネイトなどの樹脂材から長方形に形成され、取付手段(3)と共同してティッシュボックス(4)を被装着部へ装着する。また、取付手段(3)は、該枠部材(2)に移動可能に備えているので、例えば短い辺に位置させれば図4に示されるようにヘッドレストのステー(7)に、また、長い辺に位置させれば図5に示されるようにサンバイザー(6)に、自動車用ティッシュボックス取付具(1)を装着することができ、その取付手段(3)に対する該枠部材(2)の位置を適宜移動することで、被装着部に適した装着方法を選択することができ、装着位置の多様性を実現した。さらに、取付手段(3)を適宜調整することによって、種々のサイズのティッシュボックス(4)を容易に装着することを実現した。
【実施例2】
【0022】
本発明の第2実施例は、図2及び図3に示されるように、該枠部材(2)に該取付手段(3)の移動を制限する凸部(2a)、あるいは凹部(2b)の何れかを備えるとともに、ティッシュボックス(4)の滑止手段(2c)を備えたので、該取付手段(3)が該枠部材(2)の定めた位置からずれて移動することを抑止するとともに、滑止手段(2c)によってティッシュボックス(4)が該枠部材(2)から滑って脱落することを抑止して、安定してティッシュボックス(4)を装着することを実現した。
【実施例3】
【0023】
本発明の第3実施例は、該取付手段(3)を伸縮、非伸縮を問わずベルト体として構成したので、ベルト体の端部に面ファスナー(3a)やバックルを用いて長さ調整をしつつ被装着部に取り付けることで、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスを装着可能にするとともに装着位置も多様である。
【実施例4】
【0024】
本発明の第4実施例は、該滑止手段(2c)は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であるので、ティッシュボックス(4)が該枠部材(2)から滑って脱落することを確実に抑止して、安定してティッシュボックス(4)を装着することを実現した。
【符号の説明】
【0025】
1 自動車用ティッシュボックス取付具
2 枠部材
2a 凸部
2b 凹部
2c 滑止手段
3 取付手段
3a 面ファスナー
4 ティッシュボックス
5 ヘッドレストのステー
6 サンバイザー
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の室内にティッシュボックスを装着するための取付具である。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の室内にティッシュボックスを装着するために種々提案がなされている。例えば、特開2009−46193号公報(特許文献1)に開示された「ティッシュボックスカバー」は、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらずカバーできるように構成されたもので、当該公報の図9に示されるように、ベルトを用いてヘッドレストのステーに吊り下げて装着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2009−46193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1はもとより多くの自動車用のティッシュボックスカバーは、材料として布や合成皮革などを適宜縫製して形成され、ベルトを用いてヘッドレストのステーなどに装着されるものである。
【0005】
ところで昨今、乗車定員の多いワンボックスやミニバンが人気を博し街中で多く見かける。このような自動車にティッシュボックスを装着する場合は、運転者も容易に使用できるように運転席近傍にベルトを用いて装着されることが多い。この点、体裁がよいものであるとは言い難い。
【0006】
また、このように装着された状態において、ファミリーなど多人数で乗車してドライブをすると、往々にして最後席の乗員からティッシュボックスのリクエストがあり、ベルトを外したりカバーから取り出したりして渡すといった手間があった。
【0007】
さらに、単に種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらずカバーできるようにするために、それなりの面積の布地や縫製が必要でコストアップの要因ともなっていた。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解消しシンプルでデザイン性が高いこと、容易にティッシュボックスを着脱可能であること、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらず装着可能であること、低コストであることを実現した自動車用ティッシュボックス取付具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたことで解決される。
【0010】
また、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたことで解決される。
【0011】
さらに、該取付手段はベルト体であることで解決される。
【0012】
さらにまた、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であることで解決される。
【発明の効果】
【0013】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたので、自動車の室内において装着場所を問わず、種々のサイズのティッシュボックスを装着することが可能な、シンプルでデザイン性が高く、低コストな自動車用ティッシュボックス取付具の提供を実現した。
【0014】
また、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたので、該取付手段が該枠部材の中で定めた位置からずれて移動することを抑止するとともに、滑止手段によってティッシュボックスが該枠部材から滑って脱落することを抑止して、安定してティッシュボックスを装着することを実現した。
【0015】
さらに、該取付手段はベルト体であるので、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスに関わらず容易に長さ調整をして装着を可能とした。
【0016】
さらにまた、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であるので、ティッシュボックスが該枠部材から滑って脱落することを確実に抑止して、安定してティッシュボックスを装着することを実現した。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】自動車用ティッシュボックス取付具の斜視図である。
【図2】自動車用ティッシュボックス取付具の背面側斜視図である。
【図3】枠部材に形成された凹部を示す図である。
【図4】ヘッドレストのステーに取り付けた状態を示す図である。
【図5】サンバイザーに取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
【実施例1】
【0019】
本発明の第1実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の自動車用ティッシュボックス取付具の斜視図、図2は、自動車用ティッシュボックス取付具の背面側斜視図、図4は、ヘッドレストのステーに取り付けた状態を示す図、図5はサンバイザーに取り付けた状態を示す図である。
【0020】
図1に示されるように、自動車用ティッシュボックス取付具(1)は、ティッシュボックス(4)のペーパー取出口の周囲を囲う枠部材(2)と、該枠部材(2)には図3及び図4に示されるように、ヘッドレストのステー(7)やサンバイザー(6)などの被装着部への取付手段(3)を移動可能に備えて構成される。
【0021】
該枠部材(2)は、ABS、ポリカーボネイトなどの樹脂材から長方形に形成され、取付手段(3)と共同してティッシュボックス(4)を被装着部へ装着する。また、取付手段(3)は、該枠部材(2)に移動可能に備えているので、例えば短い辺に位置させれば図4に示されるようにヘッドレストのステー(7)に、また、長い辺に位置させれば図5に示されるようにサンバイザー(6)に、自動車用ティッシュボックス取付具(1)を装着することができ、その取付手段(3)に対する該枠部材(2)の位置を適宜移動することで、被装着部に適した装着方法を選択することができ、装着位置の多様性を実現した。さらに、取付手段(3)を適宜調整することによって、種々のサイズのティッシュボックス(4)を容易に装着することを実現した。
【実施例2】
【0022】
本発明の第2実施例は、図2及び図3に示されるように、該枠部材(2)に該取付手段(3)の移動を制限する凸部(2a)、あるいは凹部(2b)の何れかを備えるとともに、ティッシュボックス(4)の滑止手段(2c)を備えたので、該取付手段(3)が該枠部材(2)の定めた位置からずれて移動することを抑止するとともに、滑止手段(2c)によってティッシュボックス(4)が該枠部材(2)から滑って脱落することを抑止して、安定してティッシュボックス(4)を装着することを実現した。
【実施例3】
【0023】
本発明の第3実施例は、該取付手段(3)を伸縮、非伸縮を問わずベルト体として構成したので、ベルト体の端部に面ファスナー(3a)やバックルを用いて長さ調整をしつつ被装着部に取り付けることで、種々のサイズ(厚み)のティッシュボックスを装着可能にするとともに装着位置も多様である。
【実施例4】
【0024】
本発明の第4実施例は、該滑止手段(2c)は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であるので、ティッシュボックス(4)が該枠部材(2)から滑って脱落することを確実に抑止して、安定してティッシュボックス(4)を装着することを実現した。
【符号の説明】
【0025】
1 自動車用ティッシュボックス取付具
2 枠部材
2a 凸部
2b 凹部
2c 滑止手段
3 取付手段
3a 面ファスナー
4 ティッシュボックス
5 ヘッドレストのステー
6 サンバイザー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたことを特徴とする自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項2】
前記、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項3】
前記、該取付手段はベルト体であることを特徴とする請求項1、請求項2の何れかに記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項4】
前記、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項1】
ティッシュボックスのペーパー取出口の周囲を囲う枠部材と、該枠部材には被装着部への取付手段を移動可能に備えたことを特徴とする自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項2】
前記、該枠部材には該取付手段の移動を制限する凸部、あるいは凹部の何れかを備えるとともに、ティッシュボックスの滑止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項3】
前記、該取付手段はベルト体であることを特徴とする請求項1、請求項2の何れかに記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【請求項4】
前記、該滑止手段は尖状突起、あるいは摩擦係数の高い軟質樹脂であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の自動車用ティッシュボックス取付具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【公開番号】特開2011−42404(P2011−42404A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212410(P2009−212410)
【出願日】平成21年8月24日(2009.8.24)
【出願人】(000150970)株式会社ナポレックス (14)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月24日(2009.8.24)
【出願人】(000150970)株式会社ナポレックス (14)
【Fターム(参考)】
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