説明

自動車用保護フィルム

【課題】 透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルムを使用した保護フィルムを自動車の単位塗装面に貼着して固定する作業を極めて効率的に実施することができる保護フィルムを提供する
【解決手段】 自動車の単位塗装面、例えば、自動車のボンネット、ルーフ又はトランクと同形状に裁断された、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルム2aと、上記裁断された多孔質フィルム2aの外周に形成された、剥離紙2c付きの帯状粘着層2bを有する保護フィルム2であって、上記保護フィルムは、対向し合う一対の縁部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材を有することを特徴とする保護フィルムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用の新規な保護フィルムである。詳しくは、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルム(以下、単に「多孔質フィルム」ともいう。)を使用した保護フィルムを自動車の単位塗装面に貼着して固定する作業を極めて効率的に実施することができる保護フィルムを提供するものである。
【背景技術】
【0002】
工場より出荷される自動車の輸送時、或いは、保管時において、塗装を砂塵や酸性雨、更には、鳥の糞などから保護するため、自動車の塗装面、特に、ボンネットやルーフなどの塗装面に保護フィルムが貼着される。
【0003】
従来、上記保護フィルムとしては、ポリオレフィン系樹脂を代表とする素材のフィルムよりなり、その片面の全面に粘着剤層を形成したものが一般的である(特許文献1参照)。上記保護フィルムの施工は、該粘着剤層を介して被保護外装面に貼着することによって行われる。ところが、上記作業において、被保護外装面とフィルムとの間に気泡が存在すると、気泡中の水分が温度変化により結露し、該結露水により被保護外装面である塗装等が変色する等の問題が生じる。
【0004】
上記全面に粘着層を形成した保護フィルムに対して、近年では、多孔質フィルムを素材とした保護フィルムが使用されるに至っている。かかる保護フィルムによれば、保護フィルムと塗装面との間に結露水が発生した場合には、フィルムを通して水分を逃がすことができるため、前記問題を防止することが可能である。
【0005】
そのため、上記保護フィルムは、塗装面の外周において帯状粘着層により固定するだけで十分である。
【0006】
しかしながら、上記多孔質フィルムの取付作業において、作業性の悪さが懸念される。例えば、多孔質フィルムは、通常、ロール状に巻回した状態で提供されるため、これを現場において、適当な大きさに切り出すことは多大な作業を要する。そのため、車体のボンネットやルーフ等の単位塗装面の形状に裁断して現場にてこれを貼着することも考えられるが、多孔質フィルムは、従来の全面に粘着剤層を形成した保護フィルムと比べ、塗装面に対して滑り易く、これを車体に貼り付ける作業は、多孔質フィルムの外周部を固定する作業を行なう人手と共に、かかる固定作業を行う間、多孔質フィルムの位置がずれないように固定するための人手を要するという問題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−31923号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、保護フィルムを自動車の単位塗装面に貼着する作業を極めて効率的に実施することができる保護フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルムを、予め自動車の単位塗装面と同形状に裁断し、更に、該多孔質フィルムの外周に、剥離紙付きの帯状粘着層を形成すると共に、上記保護フィルムの対向し合う一対の端部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材を設けることにより、かかる目的を全て解消しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、本発明は、自動車の単位塗装面と同形状に裁断された、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルムと、該多孔質フィルムの外周に形成された、剥離紙付きの帯状粘着層を有する保護フィルムであって、上記保護フィルムの対向し合う一対の縁部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材が設けられていることを特徴とする自動車用保護フィルムである。
【0011】
上記本発明において、自動車用保護フィルム(以下、単に「保護フィルム」ともいう。)を貼着する単位塗装面としては、自動車の上面に位置する面が有効であり、具体的には、自動車のボンネット、ルーフ又はトランクが挙げられる。
【0012】
また、前記仮固定部材は、前記帯状粘着層の剥離紙と独立して剥離可能な剥離紙を設けた粘着層により構成する態様が好適である。
【0013】
更に、前記仮固定部材の一方の仮固定部と他方の仮固定部との間の帯状粘着層に設けられる剥離紙が連続させることにより、仮固定部を起点として、剥離紙を一度の剥離操作で剥離することができ、好ましい。
【0014】
更にまた、本発明の保護フィルムは、仮固定部材により自動車の単位塗装面の所定の位置に仮止めした後、外周に形成された、剥離紙付きの帯状粘着層の剥離紙を剥がして、該保護フィルムを単位塗装面の外周部で該帯状粘着層により貼着して本固定することにより、保護フィルムを短時間で自動車に貼着することが可能である。
【0015】
尚、本願において、「フィルム」とは、厚みにおいて厳格な意味を有するものではなく、シートをも包含するものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の保護フィルムは、自動車の単位塗装面と同形状に裁断された、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルムの外周に剥離紙付きの帯状粘着層を有する構造に加え、上記保護フィルムの対向し合う一対の縁部、例えば、両角部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材が設けられていることにより、該仮固定部により、保護フィルムを自動車の目的とする単位塗装面、例えば、ボンネットに仮固定して、位置決めを行うことができ、その後、該多孔質フィルムの外周に形成された剥離紙付きの帯状粘着層の剥離紙を、該仮固定部の位置を起点として剥がし、単位塗装面に帯状粘着層を貼着することにより、極めて迅速に、且つ、正確に、保護フィルムを固定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の保護フィルムの代表的な一態様を示す平面図
【図2】図1の保護フィルムにおけるA−A‘視の側面図
【図3】本発明の保護フィルムを自動車の単位塗装面に貼着した状態を示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願添付図面において、図1は、本発明の保護フィルムの代表的な態様を、また、図2は、図1のA−A‘視の側面図であり、図3は、保護フィルムを自動車に固定した状態を示す平面図である。
【0019】
上記図に示されるように、本発明の保護フィルム2は、自動車1のボンネット部やルーフ部などの単位塗装面と同形状に裁断された、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルム2aと、該多孔質フィルムの外周に形成された、剥離紙2c付きの帯状粘着層2bを有する保護フィルムであって、上記保護フィルムの対向し合う一対の縁部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材3が設けられていることを特徴とする。
【0020】
本発明において、通気性及び被透水性を有する多孔質フィルム2aは、かかる特性を有する多孔質フィルムが、特に制限無く使用される。そのうち、樹脂製多孔質フィルムは、数多く市販されており、本発明において最も好適に使用することができる。上記樹脂製多孔質フィルムとして市販されているフィルムとしては、株式会社トクヤマ製のポーラム(商品名)、日東電工株式会社製サンマップ(商品名)等をあげることが出来る。
【0021】
本発明において、透湿性及び非透水性を有する多孔性フィルムは、JIS−Z−0208(40℃−90%RH)透湿度6,000g/m・24hr以下、特に、50〜5,000/m・24hr、更には、500〜3,000g/m・24hrの透湿性を有するものが好適である。また、JIS−L−1092に準じた耐水圧が8kPa以上の非透水性を有するものが好適である。また、耐侯性を向上させるためフィルム中に酸化チタンを1〜20重量%、特に5〜15重量%含有することが好ましい。
【0022】
上記透湿性及び非透水性を有する樹脂製多孔質フィルムの代表的な製造方法として、以下の方法が挙げられるが、かかる方法に限定されるものではなく、他の公知の方法によって得ることも可能である。
【0023】
上記樹脂製多孔質フィルムの製造方法としては、前記ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂に、パラフィン、無機粉体等を分散せしめた樹脂組成物をフィルム成形し、次いで、該熱可塑性樹脂の融点以下、一般には、30〜90℃に加熱しながら一軸又は二軸に、120〜400%の面積倍率で延伸した後、必要に応じて、上記充填材を除去することによりフィルムを貫通する空孔を形成する方法が挙げられる。
【0024】
また、延伸後にパラフィン、無機粉体等を除去する方法としては、溶剤による抽出、酸による溶解等によって実施される。勿論、延伸操作のみで生成した孔によりフィルムに通気性を付与できる場合は、特にかかる除去操作は不要である。
【0025】
上記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが一般的であり、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘプテン等のα−オレフィンの単独重合体又は共重合体が例示される。そのうち、特に結晶性が高く、高強度のフィルムが得られるという観点から、ポリプロピレン、特にアイソタクティックポリプロピレン、また、柔軟性の高いフィルムが得られるという観点から、ポリエチレン、特に低密度ポリエチレンが好適である。
【0026】
本発明の多孔質フィルムとして、上記樹脂製のフィルム以外に、同等の特性を有するものであれば、撥水性を有する紙、不織布等も使用することが可能である。
【0027】
本発明の保護フィルムは、前記図3に示すように、自動車の単位塗装面と同形状に裁断される。上記単位塗装面としては、自動車の上面に位置する単位塗装面を対象とする場合が多く、具体的には、ボンネット、ルーフなどが挙げられる。また、車種により、トランクも含まれることもある。尚、図において、4は、フロント硝子である。
【0028】
上記裁断方法は、公知の裁断方法が特に制限なく採用されるが、工業的には、多孔質シートを複数枚積層して、打抜型により打ち抜く方法が好適である。勿論、型紙を使用して一枚ずつ裁断することも可能である。
【0029】
また、本発明の保護フィルムは、単位塗装面の形状、大きさに裁断された多孔質フィルムの外周に帯状粘着層2bを有する。
【0030】
本発明において、上記帯状粘着剤層2b、或いは、後述する仮固定部材3を粘着層により構成する場合の粘着剤としては、従来から保護フィルムの粘着剤として使用されている公知の粘着剤が特に制限無く使用できる。例えば、ポリイソブチレン、ブチルゴム、またはポリブテンを主成分とする粘着剤等が挙げられる。
【0031】
また、帯状粘着剤層2bの幅は、単位塗装面の面積にもよるが、一般には、2〜100 mm、特に、5〜50mmが適当であり、該帯状粘着剤層を含む粘着剤層の厚みは、5〜300μm程度、特に、50〜200μmが適当である。
【0032】
本発明において、帯状粘着剤2bは、単位塗装面の形状に裁断された多孔質フィルムの外周に隙間無く形成されることが好ましい。但し、後述の仮固定部材3がその途中に介在する場合は、かかる部分においては連続する必要は無い。
【0033】
本発明において、上記帯状粘着層2bは、保管時、或いは、取扱時に粘着層が作用することを防ぐために、その表面に剥離紙2cが積層される。かかる剥離紙としては、粘着層を形成する粘着剤との接着力の弱い離型層、例えば、シリコーン樹脂層を、粘着層と積層する面に形成した公知のものが特に制限無く使用される。また、剥離紙の基材の材質も、紙に限定されず、プラスチックフィルム、不織布など公知の素材も使用することができる。
【0034】
本発明において、上記剥離紙2cは、帯状粘着層2bの表面に積層されるが、図1に示すように、帯状粘着層が仮固定部材により分割される場合、一方の仮固定部と他方の仮固定部との間の帯状粘着層の表面に設けられる剥離紙は、その間で連続していることが、剥離紙を取り除く作業を前記それぞれの区間で一度に行うことができ、効率的である。上記剥離紙を連続させる方法は、一体の剥離紙を使用しても良いし、分割された剥離紙の間を市販の粘着テープのような、適当な接合材料によって接合して連続させてもよい。
【0035】
また、上述の剥離紙付きの帯状粘着層の形成において、図1に示すように、仮固定部在間で、剥離紙を剥離する操作がし難い場合、剥離紙の端部に固定、或いは一体化され、剥離紙の幅より突出した剥離補助片5を設けることは、該剥離補助片5を引っ張ることにより、剥離紙を容易に該除去することができ好ましい。図示されていないが、かかる剥離補助片は、剥離紙2bの両端に形成することも可能であり、また、仮固定部材を挟んだもう一方の剥離紙に対しても、上記と同様に適用することが可能である。
【0036】
本発明の保護フィルム2において、最大の特徴は、前記単位塗装面の形状に裁断された多孔質フィルムよりなる保護フィルムの対向し合う一対の縁部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材が設けられた点にある。
【0037】
ここで、対向し合う一対の縁部は、前記裁断された多孔質フィルム2aより構成される保護フィルムにおいて、対向する辺又はその近傍における任意の箇所であればよいが、最も好ましい態様としては、図1に示すように、対向する辺の端部、即ち、角部に設ける態様である。仮固定部材3を角部に設けることにより、仮固定時に、保護フィルムの変形を起こすことなく、仮固定部材間でテンションを掛け易く、保護フィルムを安定して塗装面に仮固定することが可能となる。
【0038】
また、前記仮固定部材3を、図1に示すように、裁断された多孔質フィルムの辺(角を含む)に接して設ける場合、仮固定部材は、裁断された多孔質フィルムの外周に設けられる帯状粘着剤層2bの途中に介在して設けられる。勿論、帯状粘着材層に介在しないように、該辺の近傍で、帯状粘着材の位置を避けて、その内側寄り(辺の近傍)に仮固定部材を設けることも可能である。
【0039】
本発明において、仮固定部材3は、保護フィルムの帯状粘着剤層により塗装面に貼着して固定する前に、該保護フィルムを塗装面に固定できる機能を有するものであれば、特に制限されない。かかる仮固定部材の代表的な態様を例示すれば、粘着剤層によって形成する態様が一般的である。かかる粘着剤層の形成は、帯状粘着剤層とは別に形成しても良いし、帯状粘着剤層を裁断された多孔質フィルムの全周に形成し、仮固定部材を設ける範囲において、剥離紙を他の剥離紙と独立して剥離できるようにすることによって形成することもできる。
【0040】
尚、前記仮固定部材が帯状粘着剤2bの途中に存在する場合、保護フィルムを単位塗装面に固定した際、該仮固定部材3の存在する箇所より、雨水等が侵入しないよう、仮固定部材の構成を決定することが好ましく、上記仮固定部材を粘着剤層により形成する態様、特に、裁断された多孔質フィルムの全周に形成帯状粘着剤層を形成し、仮固定部材を設ける範囲において、剥離紙を他の剥離紙と独立して剥離できるようにした態様が有効である。
また、仮固定部材を設ける他の態様として、保護フィルムを構成する裁断された多孔質フィルムの角部に仮固定部材を設ける場合であって、且つ、対象とする単位塗装面が、例えば、ボンネットのように仮固定部材と同位置において、周囲に間隙が存在する角部を有する場合、仮固定部材として、該角部と契合するポケットを、裁断された多孔質フィルムの角部に形成することも可能である。本態様においては、仮固定部材のポケットを前記ボンネットの如き単位塗装面の角部に引っ掛けることによって、保護フィルムを仮固定し、その後、帯状粘着剤層の剥離紙を剥がすことにより、保護フィルムを単位塗装面に貼着して固定することができる。
【0041】
本発明の保護フィルムは、前記構成により、極めて容易に、且つ、迅速に自動車の単位塗装面に貼着して取り付けることが可能である。即ち、仮固定部材3により、保護フィルム2を自動車1の単位塗装面、例えば、ボンネットの所定の位置に仮止めした後、外周に形成された、剥離紙付きの帯状粘着層2bより剥離紙2cを剥がして、該保護フィルムを単位塗装面の外周部で該帯状粘着層により貼着して本固定することにより、保護フィルムの取り付けを行うことが可能である。
【0042】
本発明の保護フィルムによって保護された自動車の塗装面は、多孔質フィルムの特性が活かされ、被保護外装面面において結露の問題が生じることもない。
【符号の説明】
【0043】
1 自動車の車体
2 保護フィルム
2a 透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルム
2b 帯状粘着剤層
2c 剥離紙
3 仮固定部材
3−1 粘着剤層
3−2 剥離紙
4 フロント硝子
5 剥離補助片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の単位塗装面と同形状に裁断された、透湿性及び非透水性を有する多孔質フィルムと、上記裁断された多孔質フィルムの外周に形成された、剥離紙付きの帯状粘着層を有する保護フィルムであって、上記保護フィルムは、対向し合う一対の縁部に、該多孔性フィルムを単位塗装面に仮固定するための仮固定部材を有することを特徴とする自動車用保護フィルム。
【請求項2】
単位塗装面が、自動車のボンネット、ルーフ又はトランクである請求項1記載の自動車用保護フィルム。
【請求項3】
仮固定部材が、前記帯状粘着層の剥離紙と独立して剥離可能な剥離紙を設けた粘着層により構成される請求項1記載の自動車用保護フィルム。
【請求項4】
前記仮固定部材の一方の仮固定部と他方の仮固定部との間の帯状粘着層に設けられる剥離紙が連続している請求項1記載の自動車用保護フィルム。
【請求項5】
請求項1記載の保護フィルムを、仮固定部材により自動車の単位塗装面の所定の位置に仮止めした後、外周に形成された、剥離紙付きの帯状粘着層の剥離紙を剥がして、該保護フィルムを単位塗装面の外周部で該帯状粘着層により貼着して本固定することを特徴とする保護フィルムを貼着した自動車の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−95787(P2013−95787A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237610(P2011−237610)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000003182)株式会社トクヤマ (839)
【Fターム(参考)】