説明

自動車用簡易カーテン

【課題】数秒で着脱できる自動車用簡易カーテンを提供する。
【解決手段】自動車用簡易カーテン1は、自動車の開閉できる窓ガラス4にカーテン具一式を、着脱できるガラス着脱部5を使って直接カーテン18を取り付けたり、調節紐10やカーテン18を繋ぐ取付金具などで間接的にカーテン18を取り付けられる。ガラス着脱部5、調節紐10、カーテン金具14、リンクA16、カーテン18などの全部品が10センチ以下に折りたためることが出来、小さく畳めばグローブボックスに保管できるもので構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の開閉する窓ガラスを利用した、簡易的にカーテンを着脱でき、開閉するカーテンの左右の幅も変えられる自動車用簡易カーテンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来には、自動車の窓から入る日差しや人の視線から車内を守るため、色々なものが販売されたり考えられており、窓枠部分にカーテン取り付け具をつける方法でおこなうもの(特許文献1、 特許文献2、特許文献3、 特許文献4 参照 )と、窓ガラス自体に直接カーテン取り付け具や日除けシートなどを張る方法で行うものがある(特許文献5、 特許文献6、特許文献7、 特許文献8参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平07−028714号公報
【特許文献2】特開平11−267006号公報
【特許文献3】特開2007−044476号公報
【特許文献4】特開2009−255624号公報
【特許文献5】特開平10−016551号公報
【特許文献6】実登3130070号公報
【特許文献7】実登3140388号公報
【特許文献8】実登3170734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、自動車の窓から入る日差しや人の視線から車内を守るため、色々なものが販売されたり考えられているが、カーテンを開閉できるような窓枠部分にカーテン取り付け具をつける方法でおこなう物は、部品点数が多くなるためコスト的にも高くなり、カーテン具一式を着脱できるものが少なく、数秒でカーテン具一式を着脱できることはできない。また、窓ガラス自体に直接カーテン取り付け具や日除けシートなどを張る比較的コストがかからず着脱つも容易なものもあるが、吸盤で取り付けるものは吸盤が熱で劣化してくるとカーテンごと落ちやすくなり、ガラスの上部に引っ掛けるものは窓を開けた時に取れやすく、シートを張る方式と同じようにカーテンの横幅を日差しによって調節することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記目的を達成するため自動車の窓枠に入っている窓ガラスに、ガラス着脱部を開閉する窓ガラスの上端部に上から前記窓ガラスの内側と外側から挟み込み、その前記ガラス着脱部のカーテン取付部に、直接カーテンを取り付けたり、または調節紐やカーテン金具を使って間接的にカーテンを簡単に着脱できる、前記ガラス着脱部、前記調節紐、前記カーテン金具、リンクA、前記カーテンなどの全部品が10センチ以下に折りたためる部品で出来ている自動車用簡易カーテンである。
【0006】
前記ガラス着脱部は、本体は金属系及び合成樹脂系などの板状で、横から見るとさかさまのU字状で片方が少し長く、短い方が前記窓ガラスの外側前記窓枠の前記窓ガラスがはいる窓枠溝より長く、下のほうが内側に曲がりながら最下部は外側に反っており、前記窓ガラスの内側になる長い方は、前記カーテン取付部があり、前記カーテン取付部には紐穴などが設けられるものもある。U字状の前記窓枠溝に入るの前記窓ガラスが接するはさみ部の内側が摩擦部になっており、薄いゴム系または合成樹脂系の表面処理がされ、U字状の外側の部分は、取り付ける前記ガラス着脱部と前記窓枠溝の摩擦を極力少なくするためのに表面処理及び加工がされている。
【0007】
前記調節紐は、紐と紐ストッパーからなり前記紐ストッパーには紐取付け部がある。
【0008】
前記カーテン金具は、金属系や合成樹脂系の材質でできた通常に販売られている前記カーテンと前記紐を繋ぐ前記カーテン金具で、前記リンクAは、前記カーテンを前記調節紐 に吊るす時に、両端または片側に使い、前記リンクAを両側から力を加えると楕円形になり放すと円形になるような適度に硬い軟質で弾力性のある材質で、上部内側に切れ目と紐止め部があり、上下に力を加えると横長の楕円形になり前記切れ目が広がり、前記紐止め部に前記紐が入り、力をゆるめると前記切れ目が閉じて前記紐止め部が前記紐を挟むことができる。
【0009】
前記カーテンは、自然系から合成樹脂系まで通常使われている前記カーテンの材質で、前記カーテンの上部には、金具取付部が設けられリンク穴も設けることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果は、ガラス着脱部が窓ガラスを両側から挟んでカーテンを装着しているため窓ガラスを開けても簡単に落ちることはなく、カーテン具一式を数秒で着脱でき、ガラス着脱部、調節紐、カーテン金具、リンクA、カーテンなどの全部品が10センチ以下に折りたためる部品で出来ているため、小さく畳めばグローブボックスに入れて保管できる。自動車用簡易カーテンは、部品点数も少なく安価にでき、カーテン使用時にはガラス窓を閉めて使用することを基本にしているため、カーテンを取り付けるガラス着脱部が窓ガラスの外と内を両側から挟むだけでなく、窓ガラスと窓ガラスが入る窓枠溝の部分からも挟まれ、ガラス着脱部が動かなくなり、カーテンを使用中に落ちることはない。また、ガラス窓の前後2か所にガラス着脱部を取り付けるため、その間に取り付けられたカーテンを調節紐、カーテン金具などを使って日差しの向きなどによって開閉の調節をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の斜視図。
【図2】本発明の一部であるガラス着脱部の斜視図。
【図3】本発明の一部であるガラス着脱部の平面図と窓枠溝の断面図。
【図4】本発明の一部である調節紐の斜視図。
【図5】本発明の一部であるカーテン金具の正面図。
【図6】本発明の一部であるリンクAの正面図。
【図7】本発明の一部であるカーテンの平面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明は、自動車の窓枠(2)に入っている窓ガラス(4)の、開閉できる窓ガラス(4)を上から両側から挟むガラス着脱部(5)を利用した、簡単に着脱可能で、全部の部品が曲げれば10センチ以下になり、小さく畳めばグローブボックスに保管できる自動車用簡易カーテン(1)であり、図1は、ガラス着脱部(5)、調節紐(10)、カーテン金具(14)、リンクA(16)、カーテン(18)を使用した例で、本発明を実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における自動車用簡易カーテン(1)の全体の構成を示した斜視図で、開閉できる自動車の窓ガラス(4)を窓ガラス(4)の幅などに合わせてカーテン(18)をつけたい前後2か所の上から両側から挟み込むガラス着脱部(5)があり、そのガラス着脱部(5)の室内側に調節紐(10)をピンと張り、その調節紐(10)とカーテン(18)を両端をリンクA(16)で繋ぎ、中間をカーテン金具(14)で繋がれている自動車用簡易カーテン(1)である。
【0014】
図2、図3は、ガラス着脱部(5)を斜視図と平面図と窓枠溝(3)断面図で示されており、本体は金属系及び合成樹脂系などの板状で、横から見ると逆さまのU字状に加工した片方が少し長い物で、短い方が窓の外側で長さは窓ガラス(4)が入る窓枠溝(3)より長く、はさみ部(7)のはさむ力が増すように下のほうが内側に曲がりながら最下部は窓ガラス(4)を挟みやすくするため為に外側に反っている。窓の内側になる長いほうは、カーテン取付部(8)があり、調節紐(10)をつける紐穴(9)が設けられている。ガラス着脱部(5)のU字状の窓枠溝(3)に入る窓ガラス(4)が接するはさみ部(7)の内側が摩擦部(6)になっており、摩擦を増すとともに窓ガラス(4)を傷つけないために薄いゴム系または合成樹脂系の表面処理がされ、U字状の外側の部分は、窓ガラス(4)に取り付けるガラス着脱部(5)と窓枠(2)の窓枠溝(3)との摩擦を極力少なくするための表面処理及び加工がされている。
【0015】
図4は、調節紐(10)を斜視図で示されており、紐(11)の片方を紐取付部(13)に取り付け、反対側の紐(11)の端を開閉する窓ガラス(4)の幅などに合わせてカーテン(18)をつけたい前後2か所のガラス着脱部(5)で挟み込んだ紐穴(9)に通し、ピンと紐(11)を張って紐(11)がピンと張った状態で紐ストッパー(12)で止めることができ開閉するカーテン(18)を取り付けることができる。
【0016】
図5は、カーテン金具(14)を正面図で示されており、通常販売されているカーテン(18)を取り付ける金具で、金属系や合成樹脂系の材質でできた調節紐(10)とカーテン(18)を繋ぐ役目をし、調節紐(10)の上を滑りやすい材質及び構造になってている。
【0017】
図6は、リンクA(16)を通常時の円形時と、力を加えた時の楕円形時を正面図で示されており、リンクA(16)は、カーテン(18)を調節紐(10) に吊るす時に、両端または片側に使うもので、リンクA(16)を両側から力を加えると楕円形になり放すと円形になるような適度に硬い軟質で弾力性のある材質で、上部内側に切れ目(15)と紐止め部(17)があり、上下に力を加えると横長の楕円形になり切れ目(15)が広がり、紐止め部(17)に紐(11)が入り、力をゆるめると切れ目(15)が閉じて紐止め部(17)が紐(11)を挟む構造になっている。
【0018】
図7は、カーテン(18)を平面図で示されており、自然系からプラスチック系まで通常使われているカーテン(18)の材質ならどれでも良いが、軽くて軟らかい健康に配慮した素材が好ましく、カーテン(18)の上部には、ガラス着脱部(5)やカーテン金具が取り付けられるための金具取付部(19)があり、金具取付部(19)の任意の場所にリンク穴(20)が設けられガラス着脱部(5)に付けられた調節紐(10)に、カーテン金具(14)とリンクA(16)により開閉できるカーテン(18)を装着できる。
【実施例1】
【0019】
カーテン(18)部分を宣伝用に使うような無料で配る自動車用簡易カーテン(1)のように最少コストで作る場合は、部品点数を減らすと共に製作コストを下げるために、ガラス着脱部(5)に直接カーテン(18)を取り付けることができる自動車用簡易カーテン(1)である。
【実施例2】
【0020】
カーテン(18)を開閉できるようにしながらコストを低く抑えたい例としては、開閉できる窓ガラス(4)に、カーテン(18)を取り付けたい幅の両端にガラス着脱部(5)を挟み、調節紐(10)の代わりにゴムひもを使うことにより部品点数を減らすとともに調節する手間が省けることができる自動車用簡易カーテン(1)である。
【実施例3】
【0021】
カーテン(18)をカーテン金具(14)だけを使って吊るすと、車の動きによる揺れなどでカーテンが勝手に開閉することがあるため、カーテン(18)の両端を動かなくする事も出来るようにするため、一例でリンクA(16)があるが、クリップなどで止めたりフックでガラス着脱部(5)に引っ掛けて止める方法もあることができる自動車用簡易カーテン(1)である。
【実施例4】
【0022】
少しコストが掛っても良いものを作る時は、簡単に着脱できる軽くて柔軟性があり、薄くて丈夫なグラスファイバーなどの劣化しにくいガラス着脱部(5)の本体に使い、内側には軽くて摩擦力を増やしながら耐劣化力が強く薄くてもガラスを傷つけないものをつかい、外側は、軽くて摩擦力を減らしながら耐劣化でガラスを傷つけないような表面処理をしながら、窓ガラス(4)が入る窓枠溝(3)に接触する部分を減らす加工をしたガラス着脱部(5)をつかい、調節紐(10)と調節紐(10)とカーテン(18)を繋ぐカーテン金具は、その効果を失うことなく軽くて耐劣化力が強い材質を使ったもので、カーテン(18)は、その効果を失うことなく軽くて耐劣化で健康に配慮した材質を使うものなど、コストに合わせていろいろなものができる自動車用簡易カーテン(1)である。
【符号の説明】
【0023】
1 自動車用簡易カーテン
2 窓枠
3 窓枠溝
4 窓ガラス
5 ガラス着脱部
6 摩擦部
7 はさみ部
8 カーテン取付部
9 紐穴
10 調節紐
11 紐
12 紐ストッパー
13 紐取付部
14 カーテン金具
15 切れ目
16 リンクA
17 紐止め部
18 カーテン
19 金具取付部
20 リンク穴




【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の開閉する窓ガラスの上端部に上から前記窓ガラスの内側と外側から挟み込むガラス着脱部を有し、前記ガラス着脱部は、本体が金属系及び合成樹脂系などの板状で、横から見るとさかさまのU字状で片方が少し長く、はさみ部、摩擦部、カーテン取付部があることを特徴とする自動車用簡易カーテン。
【請求項2】
前記ガラス着脱部は、板状で、横から見るとさかさまのU字状で片方が少し長く、短い方は、前記窓ガラスの外側になり、長さは窓枠溝より長く、下のほうが内側に曲がりながら最下部は外側に反っており、前記窓ガラスの内側になる長い方は、前記カーテン取付部があり、U字状の窓枠溝に入る前記窓ガラスが接する前記はさみ部の内側が摩擦部になっており、薄いゴム系または合成樹脂系の表面処理がされていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用簡易カーテン。
【請求項3】
前記ガラス着脱部の前記カーテン取付部には紐穴を設けることもでき、前記紐穴を使って、調節紐、カーテン金具、リンクA、前記カーテンなどが取り付けることができ、前記ガラス着脱部、前記調節紐、前記カーテン金具、前記リンクA、前記カーテンなどの全部品が10センチ以下に折りたためることを特徴とした請求項1、請求項2に記載の自動車用簡易カーテン。
【請求項4】
前記リンクAは、前記カーテンを前記調節紐 に吊るす時に、両端または片側に使うもので、前記リンクAを両側から力を加えると楕円形になり放すと円形になるような適度に硬い軟質で弾力性のある材質で、上部内側に前記紐止め部があり、上下に力を加えると横長の楕円形になり切れ目が広がり、前記紐止め部に前記紐が入り、力をゆるめると前記切れ目が閉じて前記紐止め部が前記紐を挟むことを特徴とした請求項1、請求項2、請求項3に記載の自動車用簡易カーテン。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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