説明

自動車走行時の昆虫等の防護用具。

【課題】特に夜間の自動車走行時に、昆虫等がヘッドライト光に誘引され飛来して自動車体の前面部に衝突付着することによって美観が損なわれることを防止するとともに、該昆虫除去の清掃作業の時間短縮を図る。
【解決手段】台布1にヘッドライト光が容易に透過するための透明なプラスチックシート部2とエンジンルームへの空気の流通を阻害しないためのメッシュ布部3を接合して一枚のカバー体として構成し、自動車体の前面部に、伸縮性ベルトの先端部に吸盤を取り付けた取っ手4によって、覆い被せるように装着する。一枚のカバー形とするために、簡便に取り扱いができるものである。使用後は該カバー体を車体より取り外して別途洗浄でき、保管時は該カバー体を折りたたむことで保管スペースを小さくできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車の前面部に装着して、自動車の走行時に昆虫等が車体に直接付着しないために、使用するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は自動車走行時に、昆虫等が自動車の前面部につき当たり付着するが、付着した昆虫痕等は美観を著しく損なって、清掃作業に長時間の手間を要するものである。特に夜間の走行時においては、昆虫等が自動車のヘッドライト光に誘引され飛び来るために、その昆虫等の付着による汚穢は甚だしいものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は図面に示すとうり、台布1に透明なプラスチックシート部2と、メッシュ布3を接合して一枚のカバー形として、取り付け取っ手4によって、自動車の前面部に装着するものである。取り付け取っ手4は伸縮するベルトの先端に、吸盤等を用いて自動車体の数箇所に固定して本発明を取りつける。透明なプラスチックシート部2は、夜間ヘッドライトを使用する場合に、ライト光の透過が容易になるために透明とし、主に自動車体のヘッドライト部の上を覆う位置に設定する。メッシュ布3は自動車のエンジンルームに、空気の流通が阻害されない為に、エンジンルームの通気部分を覆うように、メッシュ布3を設定するものである。この異なった素材を並べて台布1に接合して、一枚のカバー形を構成する。一枚のカバー形である為に装着にも、脱着に際しても簡便に、取り扱いができることを特徴としている昆虫等の防護用具である。
【発明の効果】
【0004】
本発明は、特に気温が高くなる夏季等に、昆虫等の発生が多い時期の自動車での夜間走行時において、自動車の前面部はヘッドライトを、目がけて飛来した昆虫等が付着することによって、汚穢が著しく困るものであるが、自動車の前面部を本発明で覆い被せるように装着することによって、昆虫等の付着による汚穢を防護する効果をもたらすものである。
本発明は手軽に着脱ができるので、必要に応じて何時でも使用が可能である。使用後の昆虫等の防護用具には、昆虫等が付着するのであるが、これは当用具の汚穢を降り払って落としたり、洗浄することによって簡単に再生でき、繰り返して使用ができるものである。
【実施例】
【0005】
本発明の昆虫等の防護用具は、図面に示すように自動車の前面部を、伸縮する取り付け取っ手4によって、自動車体に固定するように装着する。取り付け取っ手4の先端には吸盤等を取りつけて、自動車体に容易に装着することができる。
【0006】
本発明の使用後は、昆虫等の防護用具が昆虫等で汚穢されるので、その汚穢を振り払ったり、洗浄したりして取り除いてから、小さく折り畳んで簡単に整理することができる。
【0007】
本発明は、自動車の昆虫等の防護用具として、昆虫等の付着によって発生する汚穢を、簡単に防護することを目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す平面図である。底面図は平面図と同じ。
【図2】 本発明の自動車体への装着参考図である。
【符号の簡単な説明】
1・・・台布
2・・・透明なプラスチックシート部
3・・・メッシュ布部
4・・・取り付け取っ手
5・・・自動車体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台布1に、透明なプラスチック部2と、メッシュ布部3を接合し、一枚のカバー形として、自動車体の前面部を覆い被せるように作った昆虫等の防護用具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−56220(P2008−56220A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−269443(P2006−269443)
【出願日】平成18年9月1日(2006.9.1)
【出願人】(596079736)
【Fターム(参考)】