説明

自動開閉機能を有するガス熔接装置

【課題】燃料ガスホースや酸素ガスホースに損傷又は破断があってもガスが漏洩しない自動開閉機能を有するガス溶接装置を提供する。
【解決手段】ガス溶接装置に酸素ガス供給ホース50と燃料ガス供給ホース40とを持ったトーチ30が結合されて電気的に連結されれば、第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に電源供給部の電源が供給されることでバルブが開放可能であり、前記トーチが分離されて電気的に分離されれば、前記第1及び第2ソレノイドバルブに電源が供給されなくてバルブが閉鎖できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス熔接装置にトーチが結合されて電気的に連結されれば、第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源供給部の電源が供給されることでバルブが開放され、前記トーチが分離されて電気的に分離されれば、前記第1及び第2ソレノイドバルブに電源が供給されなくてバルブが閉鎖されるようにする自動開閉機能を有するガス熔接装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のガス熔接装置は、図1に示すように、燃料ガス分配器がガス燃料供給源からガス燃料を受けて燃料ガスホースを通じてトーチに供給し、酸素ガス分配器が酸素ガス供給源から酸素ガスを受けて酸素ガスホースを通じて前記トーチに供給する。
【0003】
しかし、前記のようなガス熔接装置の前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースの実際長さは100m以上にも至るほどに非常に長いため、周囲の外力などによって燃料ガスホース及び酸素ガスホースが損傷されるのはもちろんのこと、燃料ガス及び酸素ガスの漏洩のおそれも非常に高い。
【0004】
また、前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースの端部に、前記トーチに連結するためのカフラが備えられ、使用の便宜上、前記トーチを分離するときに自動で閉鎖されるカフラを使う。そして、作業者が熔接作業を終えた場合、トーチを燃料ガスホース及び酸素ガスホースから分離して別に保管することになるが、この際に前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースには燃料ガス及び酸素が充填された状態で放置される。この状態で、燃料ガスホース及び酸素ガスホースの一部が損傷されるか切断される場合、燃料ガス及び酸素ガスが漏洩する。
【0005】
燃料ガスホース及び酸素ガスホースの一部が損傷されるか切断されることにより、燃料ガス及び酸素ガスが漏洩した状態でスパーク、煙草の火などによって爆発が発生するか、窒息するなど、死傷事故が発生するおそれがある問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した問題点を解決するためになされたもので、ガス熔接装置にトーチが結合されて電気的に連結されれば、第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源供給部の電源が供給されてバルブが開放され、前記トーチが分離されて電気的に分離されれば前記第1及び第2ソレノイドバルブに電源が供給されなくてバルブが閉鎖されることにより、燃料ガスホース及び酸素ガスホースが損傷されるか切断されることがあっても燃料ガス及び酸素ガスが漏洩しないので、火事、爆発、死傷事故などを防止するように自動開閉機能を有するガス熔接装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような目的を達成するための本発明は、燃料ガス供給源から燃料ガスを受けて複数の燃料ガス排出口に排出させる燃料ガス分配器と;酸素ガス供給源から酸素ガスを受けて複数の酸素ガス排出口に排出させる酸素ガス分配器と;燃料ガス流入口、及び前記燃料ガス流入口と電気的に連結される酸素ガス流入口を備えるトーチと;他端部が前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口に結合され、一端部に前記トーチの燃料ガス流入口に結合された伝導性材の連結具が備えられる燃料ガスホースと;他端部が前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口に結合され、一端部に前記トーチの酸素ガス流入口に結合された伝導性材の連結具が備えられる酸素ガスホースと;前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口と前記燃料ガスホースの流路を開閉させる第1ソレノイドバルブと;前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口と前記酸素ガスホースの流路を開閉させる第2ソレノイドバルブと;前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合されて前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具が電気的に連結されれば、前記第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源を供給して開放させ、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具から分離されれば、前記第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブへの電源供給を遮断して閉鎖させる電源供給部と;を含んでなることを特徴とする、自動開閉機能を有するガス熔接装置を提供する。
【0008】
前記第1ソレノイドバルブは前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口と前記燃料ガスホースの間に備えられ、前記第2ソレノイドバルブは前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口と前記酸素ガスホースの間に備えられることができる。
【0009】
前記第1ソレノイドバルブ及び前記第2ソレノイドバルブは常時閉鎖型ソレノイドバルブであってもよい。
【0010】
前記第1ソレノイドバルブと前記燃料ガスホースの間に備えられる第1分岐管と、前記第1分岐管に備えられ、前記第1分岐管を開閉させる第3ソレノイドバルブと、前記第2ソレノイドバルブと前記酸素ガスホースの間に備えられる第2分岐管と、前記第2分岐管に備えられ、前記第2分岐管を開閉させる第4ソレノイドバルブとを含み、前記電源供給部は、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合されれば、前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブを閉鎖させ、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具から分離されれば、前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブを開放させることができる。
【0011】
前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブは常時開放型ソレノイドバルブであってもよい。
【0012】
前記電源供給部のいずれか一極と前記燃料ガスホースの連結具を電気的に連結する第1電線と、前記酸素ガスホースの連結具と前記第1及び第2ソレノイドバルブのいずれか一極の入力端子を連結する第2電線とを含み、前記電源供給部の他極は前記第1及び第2ソレノイドバルブの他極の入力端子に連結されることができる。
【0013】
前記第1電線及び第2電線は前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースの流路内にそれぞれ備えられることができる。
【0014】
前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースは内管と前記内管の外周面を包む状態に形成される外管とを含んでなり、前記第1電線及び前記第2電線は前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースの内管と内管の間にそれぞれ備えられることができる。
【0015】
前記電源供給部のいずれか一極と前記酸素ガスホースの連結具を電気的に連結する第1電線と、前記燃料ガスホースの連結具と前記第1及び第2ソレノイドバルブのいずれか一極の入力端子を連結する第2電線とを含み、前記電源供給部の他極は前記第1及び第2ソレノイドバルブの他極の入力端子に連結されることができる。
【0016】
前記第1電線及び第2電線は前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースの流路内にそれぞれ備えられることができる。
【0017】
前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースは内管と前記内管の外周面を含む状態に形成される外管とを含んでなり、前記第1電線及び前記第2電線は前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースの内管と内管の間にそれぞれ備えられることができる。
【0018】
前記第1ソレノイドバルブ及び前記第2ソレノイドバルブへの前記電源供給部の電源供給を断続するリレーを含み、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合され、前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具に通電されて制御電圧が感知されれば、前記リレーの接点をオンさせるトランジスタを含むことができる。
【0019】
前記燃料ガスホースの連結具または前記酸素ガスホースの連結具に制御電圧が印加され、
前記トランジスタのベースには前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合され、前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具に通電されることで印加される制御電圧が供給され、エミッタには前記電源供給部の陰極電圧が印加され、コレクタは前記リレーのリレーコイルに連結されることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、ガス熔接装置にトーチが結合されて電気的に連結されれば、第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源供給部の電源が供給されてバルブが開放され、前記トーチが分離されて電気的に分離されれば、前記第1及び第2ソレノイドバルブに電源が供給されなくてバルブが閉鎖されることにより、燃料ガスホース及び酸素ガスホースが損傷されるか切断されることがあっても燃料ガス及び酸素ガスが漏洩しないので、火事、爆発、死傷事故などを防止することができる効果がある。
【0021】
そして、前記第1及び第2ソレノイドバルブが前記燃料ガス排出口及び酸素ガス排出口と前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースとの間に備えられるので、前記燃料ガス排出口と酸素ガス排出口から前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースに排出される前記燃料ガス及び酸素ガスの排出をより容易に制御することができる効果がある。
【0022】
また、前記第1及び第2ソレノイドバルブは常時閉鎖型のバルブであるので、前記トーチが前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースから分離されるとき、前記第1及び第2ソレノイドバルブが閉鎖されることにより、前記燃料ガス排出口及び酸素ガス排出口から前記燃料ガス及び酸素ガスが排出されることを防止することができる効果がある。
【0023】
さらに、前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースに第3及び第4ソレノイドバルブが備えられるので、前記トーチが前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースから分離されるとき、前記第3及び第4ソレノイドバルブは開放されて前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースに残っている前記燃料ガス及び酸素ガスを室外に排出させることができ、よって前記燃料ガスが作業場の室内に漏洩することにより発生し得る火事、爆発、死傷事故などを前もって防止することができる効果がある。
【0024】
また、前記電源供給部の電源が第1電線、第2電線並びに前記第1及び第2ソレノイドバルブの入力端子に連結されるので、前記電源供給部の電源を前記第1及び第2ソレノイドバルブに一層易しく供給することができる効果がある。
【0025】
そして、前記第1電線及び第2電線が前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースの流路内にそれぞれ備えられるので、作業場内で複雑に配線される電線をきちんと整理することができるだけでなく、特に外力などによって前記第1電線及び第2電線が切断されるおそれがない利点がある。
【0026】
また、前記第1電線及び第2電線が前記燃料ガスホース及び酸素ガスホースの内管と外管の間にそれぞれ備えられるので、作業場内に複雑に配線される電線をより容易にきちんと整理することができるだけでなく、特に外力などによって前記第1及び第2電線が切断されるおそれがさらにない効果がある。
【0027】
そして、前記電源供給部の電源がリレーとトランジスタに連結されるので、長さが長い前記第1及び第2電線で電圧降下、電圧損失などが発生しても、前記第1及び第2ソレノイドバルブに前記電源供給部の電源が供給されて開放されることができる効果がある。
【0028】
さらに、電源供給部の電源が前記リレーとトランジスタに供給されて前記第1ソレノイドバルブ、第2ソレノイドバルブ、第3ソレノイドバルブ及び第4ソレノイドバルブに供給されるので、長さが長い第1及び第2電線で電圧降下、電圧損失などが発生しても、前記第1、第2、第3及び第4ソレノイドバルブに前記電源供給部の電源が供給されることでバルブが開閉されることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来技術によるガス熔接装置を概略的に示す構成図である。
【図2】本発明の第1実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置を概略的に示す構成図である。
【図3】本発明の第1実施例によるガス熔接装置においてトーチが分離された状態を概略的に示す構成図である。
【図4】本発明の第2実施例を概略的に示す構成図である。
【図5】本発明の第3実施例を概略的に示す構成図である。
【図6】図5のA−A線についての第1及び第2実施例の断面図である。
【図7】図5のA−A線についての第1及び第2実施例の断面図である。
【図8】は第1及び第2ソレノイドバルブに電線が連結された状態を概略的に示す斜視図である。
【図9】図8のB−B線についての断面図である。
【図10】本発明の第4実施例を概略的に示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいてより詳細に説明する。もちろん、本発明の権利範囲が下記の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範疇内で当該技術分野の通常の知識を持った者によって多様に変形実施可能である。
【0031】
図2は本発明の第1実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置を概略的に示す構成図、図3は本発明の第1実施例によるガス熔接装置においてトーチ30が分離された状態を概略的に示す構成図である。
【0032】
本発明の第1実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置は、図2に示すように、燃料ガス分配器10、酸素ガス分配器20、トーチ30、燃料ガスホース40、酸素ガスホース50、第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70及び電源供給部80を含んでなる。
【0033】
まず、前記燃料ガス分配器10は、燃料ガスタンクなどの燃料ガス供給源110から燃料ガスを受けて複数の燃料ガス排出口130に排出させる。
【0034】
前記燃料ガスは、アセチレン、LPG、LNG、アルゴンガスなどでなることができる。
【0035】
前記酸素ガス分配器20は、酸素タンクなどの酸素ガス供給源210から酸素ガスを受けて複数の酸素ガス排出口230に排出させる。
【0036】
前記トーチ30は、燃料ガス流入口310と酸素ガス流入口330を含んでなる。
【0037】
前記燃料ガス流入口310と酸素ガス流入口330は電気的に連結されるように伝導率の高い金属材の導体で形成される。
【0038】
前記トーチ30、燃料ガス流入口310及び酸素流入口330は全体または部分が伝導性材でなる。
【0039】
前記燃料ガスホース40の他端部は前記燃料ガス分配器10の燃料ガス排出口130に結合される。前記燃料ガスホース40の一端部には、前記トーチ30の燃料ガス流入口310に結合される伝導性材の連結具410が備えられる。
【0040】
前記酸素ガスホース50の他端部は前記酸素ガス分配器10の酸素ガス排出口230に結合される。前記酸素ガスホース50の一端部には、前記トーチ30の酸素ガス流入口に結合される伝導性材の連結具510が備えられる。
【0041】
前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50はゴム管などでなることができる。
【0042】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の連結具410、510は全体または部分が伝導性材でなる。
【0043】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の連結具410、510は伝導性材のカップリングなどでなることができる。
【0044】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の連結具410、510が前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330に結合になれば、前記連結具410、510が開放され、前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に流れる前記燃料ガス及び酸素ガスが前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330に排出されるように構成されるカップリングでなることが好ましい。
【0045】
前記第1ソレノイドバルブ60は前記燃料ガス分配器10の燃料ガス排出口130と前記燃料ガスホース40間の流路を開閉させる。
【0046】
前記第1ソレノイドバルブ60は、図2に示すように、前記燃料ガス分配器10の燃料ガス排出口130と前記燃料ガスホース40の他端部の間に備えられることができるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、より多様な位置に備えられることができるのはいうまでもない。
【0047】
前記第2ソレノイドバルブ70は前記酸素ガス分配器20の酸素ガス排出口230と前記酸素ガスホース50間の流路を開閉させる。
【0048】
前記第2ソレノイドバルブ70は前記酸素ガス分配器20の酸素ガス排出口230と前記酸素ガスホース50の他端部の間に備えられることができるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、より多様な位置に備えられることができるのはいうまでもない。
【0049】
前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70が前記燃料ガス排出口130及び酸素ガス排出口230と前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50の間に備えられるので、前記燃料ガス排出口130と酸素ガス排出口230から前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に排出される前記燃料ガス及び酸素ガスの排出をより容易に制御することができる利点がある。
【0050】
前記第1ソレノイドバルブ60及び前記第2ソレノイドバルブ70は常時閉鎖型ソレノイドバルブでなることができる。
【0051】
前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70は常時閉鎖型バルブであるので、前記トーチ30が前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50から分離されるとき、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70は閉鎖されることで、前記燃料ガス排出口130及び酸素ガス排出口230から前記燃料ガス及び酸素ガスが排出されることを防止することができる利点がある。
【0052】
前記電源供給部80は、図2に示すように、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510に結合されて前記燃料ガスホース40の連結具410と前記酸素ガスホース50の連結具510が電気的に連結されれば、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に電源を供給して開放させる。
【0053】
反対に、前記電源供給部80は、図3に示すように、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510から分離されれば、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70への電源供給を遮断して閉鎖させる。
【0054】
前記電源供給部80の二つの電極は第1電線810、第2電線830、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70のいずれか一極の入力端子に連結されることができる。
【0055】
前記第1電線810は前記電源供給部80のいずれか一極と前記燃料ガスホース40の連結具410を電気的に連結することができる。
【0056】
前記第2電線830は前記酸素ガスホース50の連結具510と前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70のいずれか一極の入力端子を連結することができる。
【0057】
前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70の他極の入力端子には前記電源供給部80の他極からの電線850が連結されることができる。
【0058】
反対に、前記第1電線810は前記電源供給部80のいずれか一極と前記酸素ガスホース50の連結具510を電気的に連結することができる。
【0059】
前記第2電線830は前記燃料ガスホース40の連結具410と前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70のいずれか一極の入力端子を連結することができる。
【0060】
前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の他極の入力端子には前記電源供給部80の他極からの電線850が連結されることができる。
【0061】
前記電源供給部80の電源が第1電線810、第2電線830及び前記第1及び第2ソレノイドバルブの入力端子に電線850を介して連結されるので、前記電源供給部80の電源を前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に一層易しく供給することができる利点がある。
【0062】
図2に示すように、前記トーチ30が前記ホース40、50に連結されるとき、前記電源供給部80の陽極(+)は第1電線810を介して前記燃料ガスホース40の連結具410に連結される。
【0063】
そして、前記連結具410に連結された電源は前記トーチ30を介して前記酸素ガスホース50の連結具510に連結された第2電線830に連結される。
【0064】
また、前記第2電線に供給された電源は前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の陽極(+)にそれぞれ連結される。
【0065】
さらに、前記電源供給部80の陰極(−)は電線850を介して前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の陰極にそれぞれ連結される。
【0066】
これにより、前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70には前記電源供給部80の電源が供給されるので、バルブが開放して燃料ガス及び酸素ガスが前記ホース40、50に流入する。
【0067】
前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510に結合されて電気的に連結されれば、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に前記電源供給部80の電源が供給されるので、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70が開放することで前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に燃料ガス及び酸素ガスを供給することができるだけでなく、特に前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510から分離されて電気的に分離されれば、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に前記電源供給部80の電源が供給されないので、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70が閉鎖されて前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に燃料ガス及び酸素ガスを供給することができないので、前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50が外力などによって切断されるか前記トーチ30が分離されるときに燃料ガスが漏洩して発生することができる大型の火災事故、爆発事故及び死傷事故を前もって防止することができる。
【0068】
前記燃料ガス分配器10、燃料ガス供給源110、酸素ガス分配器20、酸素ガス供給源210、第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70及び電源供給部80は作業場の室外に備えられ、前記トーチ30、燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50は作業場の室内に備えられることが好ましい。
【0069】
図4は本発明の第2実施例を概略的に示す構成図である。
【0070】
本発明の第2実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置は、図4に示すように、第1実施例と同様に、燃料ガス分配器10、酸素ガス分配器20、トーチ30、燃料ガスホース40、酸素ガスホース50、第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70及び電源供給部80を含んでなる。
【0071】
第2実施例の第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70は、図4に示すように、第1分岐管610、第3ソレノイドバルブ630及び第2分岐管710及び第4ソレノイドバルブ730を含んでなることができる。
【0072】
前記第1分岐管610は前記第1ソレノイドバルブ60と前記燃料ガスホース40の間に備えられることができる。
【0073】
前記第3ソレノイドバルブ630は前記第1分岐管610に備えられ、前記第1分岐管610を開閉させることができる。
【0074】
前記第2分岐管710は前記第2ソレノイドバルブ70と前記酸素ガスホース50の間に備えられることができる。
【0075】
前記第4ソレノイドバルブ730は前記第2分岐管710に備えられ、前記第2分岐管710を開閉させることができる。
【0076】
前記第3ソレノイドバルブ630及び前記第4ソレノイドバルブ730は常時開放型ソレノイドバルブでなることができる。
【0077】
図4に示すように、前記電源供給部80は、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510に結合されれば、前記第3ソレノイドバルブ630及び前記第4ソレノイドバルブ730を閉鎖させることができる。
【0078】
反対に、前記電源供給部80は、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び酸素ガスホース50の連結具510から分離されれば、前記第3ソレノイドバルブ630及び前記第4ソレノイドバルブ730を開放させることができる。
【0079】
前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に前記第3ソレノイドバルブ630及び前記第4ソレノイドバルブ730が備えられるので、前記トーチ30が前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50から分離されるとき、前記第3ソレノイドバルブ630及び前記第4ソレノイドバルブ730は開放され、前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50に存在する前記燃料ガス及び酸素ガスを室外に排出させることにより、前記燃料ガスが作業場の室内に漏洩して発生することができる火事、爆発、死傷事故などを前もって防止することができる利点がある。
【0080】
図5は本発明の第3実施例を概略的に示す構成図、図6及び図7は図5のA−A線についての第1及び第2実施例の断面図、図8は第1及び第2ソレノイドバルブ60、70に電線が連結された状態を概略的に示す斜視図、図9は図8のB−B線についての断面図である。
【0081】
本発明の第3実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置は、図5に示すように、第1実施例と同様に、燃料ガス分配器10、酸素ガス分配器20、トーチ30、燃料ガスホース40、酸素ガスホース50、第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70及び電源供給部80を含んでなる。
【0082】
第3実施例の前記電源供給部80は、トランジスタTR及びリレーRYを含んでなることができる。
【0083】
前記リレーRYは、前記第1ソレノイドバルブ60及び前記第2ソレノイドバルブ70への前記電源供給部80の電源供給を断続することができる。
【0084】
前記トランジスタTRは、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510に結合され、前記燃料ガスホース40の連結具410と前記酸素ガスホース50の連結具510に通電されて制御電圧が感知されれば、前記リレーRYの接点をオンさせることができる。
【0085】
前記トランジスタTRは、ベースB、エミッタE及びコレクタCを含んでなることができる。
【0086】
前記ベースBには、前記トーチ30の燃料ガス流入口310及び酸素ガス流入口330が前記燃料ガスホース40の連結具410及び前記酸素ガスホース50の連結具510に結合されて前記燃料ガスホース40の連結具410と前記酸素ガスホース50の連結具510に通電されることにより印加される制御電圧が供給できる。
【0087】
前記エミッタEには前記電源供給部80の陰極電圧が印加されることができる。
【0088】
前記コレクタCには前記リレーRYのリレーコイルが連結されることができる。
【0089】
図5に示すように、前記トーチ30が前記ホース40、50の連結具410、510に連結されるとき、前記電源供給部80の陽極(+)12Vは前記第1電線(図6の810)に供給されて前記燃料ガスホース40の連結具410に通電される。
【0090】
そして、前記連結具410に供給された電源は、前記トーチ30を介して、前記酸素ガスホース50の連結具510に連結された第2電線(図6の830)に通電される。
【0091】
また、前記第2電線(図6の830)に供給された電源は前記トランジスタTRのベースBに通電されることで前記ベースBが作動する。
【0092】
前記電源供給部80の陰極(−)電源は前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の陰極(−)に通電される。
【0093】
しかし、前記ベースBの作動により、前記電源供給部(−)の陰極(−)電源の一部が前記トランジスタTRのエミッタEからコレクタCの方向に供給され、前記リレーコイルに通電されることで前記リレーRYの接点をオンさせる。
【0094】
これにより、前記電源供給部80の陽極(+)24Vは前記リレーRYの接点を介して前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の陽極(+)にそれぞれ通電される。
【0095】
前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70にそれぞれ陽極(+)24V、陰極(−)が通電されるので、前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70が開放して前記燃料ガス及び酸素ガスを排出させる。
【0096】
前記電源供給部80の電源が前記リレーRYとトランジスタTRに連結されるので、長さが長い前記第1電線(図6の810)及び第2電線(図6の830)で電圧降下、電圧損失などが発生しても、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に前記電源供給部80の電源が供給されることにより開放できる利点がある。
【0097】
図5に示すように、前記電源供給部80の陽極(+)12Vが前記第1電線810及び第2電線810に通電されるとき、前記第1電線810及び第2電線830は、図6及び図7に示すように、前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50内に備えられることができる。
【0098】
図6に示すように、前記第1電線810及び第2電線830は前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の流路内にそれぞれ備えられることができる。
【0099】
また、前記第1電線810及び第2電線830は前記酸素ガスホース50及び前記燃料ガスホース40の流路内にそれぞれ備えられることができる。
【0100】
前記第1電線810及び第2電線830が前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50または前記酸素ガスホース50及び燃料ガスホース40の流路内にそれぞれ備えられるので、作業場内で複雑に配線される電線をきちんと整理することができるだけでなく、特に外力などによって前記第1電線810及び第2電線830が切断されるおそれがない利点がある。
【0101】
図7に示すように、前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50は、内管450、550、外管470、570、及び電線810、830を含んでなることができる。
【0102】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の内管450、550は前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の中心に前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の長手方向、つまり左右方向に一定の長さだけ伸びて備えられることができる。
【0103】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の内管450、550には燃料ガス及び酸素ガスが流れることが好ましい。
【0104】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の外管470、570は前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホース50の内管450、550を包む状態に形成されることができる。
【0105】
前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の内管450、550と外管470、570の間には前記第1電線810及び第2電線830が備えられることができる。
【0106】
前記第1電線810及び第2電線830は前記燃料ガスホース40及び前記酸素ガスホース50の内管450、550の外周面に巻き付けられる形態に備えられることが良い。
【0107】
また、前記第1電線810及び第2電線830は前記酸素ガスホース50及び前記燃料ガスホース40の内管450、550の外周面に巻き付けられる形態に備えられることが良い。
【0108】
前記第1電線810及び第2電線830が前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50の内管450、550と外管470、570の間にそれぞれ備えられるので、作業場内に複雑に配線される電線をより容易にきちんと整理することができるだけでなく、特に外力などによって前記第1電線810及び第2電線830が切断されるおそれが一層減少する利点がある。
【0109】
前記電源供給部80の陽極(+)12V及び前記トランジスタTRのベースBに連結された電線は、図8に示すように、伝導性材でなる前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70の連結具430、530に連結され、図9に示すように、前記ホース40、50内に備えられた電線810、830を介して通電できる。
【0110】
図10は本発明の第4実施例を概略的に示す構成図である。
【0111】
本発明の第4実施例による自動開閉機能を有するガス熔接装置は、図10に示すように、第3実施例と同様に、燃料ガス分配器10、酸素ガス分配器20、トーチ30、燃料ガスホース40、酸素ガスホース50、第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70及び電源供給部80を含んでなる。
【0112】
第4実施例の第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70は第3ソレノイドバルブ630及び第4ソレノイドバルブ730を含んでなることができる。
【0113】
図10に示すように、前記電源供給部80の陰極(−)電源は前記第1、第2、第3及び第4ソレノイドバルブ60、70、730、730の陰極(−)に供給され、前記電源供給部の陽極(+)24Vは前記第1、第2、第3及び第4ソレノイドバルブ60、70、730、730の陽極(+)に供給されることで、前記トーチ30が前記ホース40、50に連結されるとき、前記バルブ60、70、630、730を開閉させることができる。
【0114】
前記電源供給部80の電源が前記リレーRYとトランジスタTRに通電されて前記第1ソレノイドバルブ60、第2ソレノイドバルブ70、第3ソレノイドバルブ630及び第4ソレノイドバルブ730に供給されるので、長さが長い第1及び第2電線810、830で電圧降下、電圧損失などが発生しても、前記第1、第2、第3及び第4ソレノイドバルブ60、630、70、730に前記電源供給部80の電源が供給されることによりバルブ60、630、70、730が開閉できる利点がある。
【0115】
前述したように構成された本発明は、ガス熔接装置に前記トーチ30が結合されて電気的に連結されれば、前記第1ソレノイドバルブ60及び第2ソレノイドバルブ70に前記電源供給部80の電源が供給されることでバルブ60、70が開放されることができ、前記トーチ30が分離されて電気的に分離されれば、前記第1及び第2ソレノイドバルブ60、70に電源が供給されなくてバルブ60、70が閉鎖されることにより、前記燃料ガスホース40及び酸素ガスホース50が損傷されるか切断されても燃料ガス及び酸素ガスが漏洩しないので、火事、爆発、死傷事故などを防止することができる利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0116】
本発明は、ガス熔接装置にトーチが結合されて電気的に連結されれば、第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源供給部の電源が供給されることでバルブが開放可能であり、前記トーチが分離されて電気的に分離されれば、前記第1及び第2ソレノイドバルブに電源が供給されなくてバルブが閉鎖できるようにする自動開閉機能を有するガス熔接装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0117】
10 燃料ガス分配器
110 燃料ガス供給源
130 複数の燃料ガス排出口
20 酸素ガス分配器
210 酸素ガス供給源
230 複数の酸素ガス排出口
30 トーチ
310 燃料ガス流入口
330 酸素ガス流入口
40 燃料ガスホース
410、430 連結具
450 内管
470 外管
50 酸素ガスホース
510、530 連結具
550 内管
570 外管
60 第1ソレノイドバルブ
610 第1分岐管
630 第3ソレノイドバルブ
70 第2ソレノイドバルブ
710 第2分岐管
730 第4ソレノイドバルブ
80 電源供給部
810 第1電線
830 第2電線
850 電線
RY リレー
TR トランジスタ
B ベース
C コレクタ
E エミッタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料ガス供給源から燃料ガスを受けて複数の燃料ガス排出口に排出させる燃料ガス分配器と;
酸素ガス供給源から酸素ガスを受けて複数の酸素ガス排出口に排出させる酸素ガス分配器と;
燃料ガス流入口、及び前記燃料ガス流入口と電気的に連結される酸素ガス流入口を備えるトーチと;
他端部が前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口に結合され、一端部に前記トーチの燃料ガス流入口に結合された伝導性材の連結具が備えられる燃料ガスホースと;
他端部が前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口に結合され、一端部に前記トーチの酸素ガス流入口に結合された伝導性材の連結具が備えられる酸素ガスホースと;
前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口と前記燃料ガスホースの流路を開閉させる第1ソレノイドバルブと;
前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口と前記酸素ガスホースの流路を開閉させる第2ソレノイドバルブと;
前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合されて前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具が電気的に連結されれば、前記第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブに電源を供給して開放させ、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具から分離されれば、前記第1ソレノイドバルブ及び第2ソレノイドバルブへの電源供給を遮断して閉鎖させる電源供給部と;を含んでなることを特徴とする、自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項2】
前記第1ソレノイドバルブは前記燃料ガス分配器の燃料ガス排出口と前記燃料ガスホースの間に備えられ、
前記第2ソレノイドバルブは前記酸素ガス分配器の酸素ガス排出口と前記酸素ガスホースの間に備えられることを特徴とする、請求項1に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項3】
前記第1ソレノイドバルブ及び前記第2ソレノイドバルブは常時閉鎖型ソレノイドバルブであることを特徴とする、請求項2に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項4】
前記第1ソレノイドバルブと前記燃料ガスホースの間に備えられる第1分岐管と、前記第1分岐管に備えられ、前記第1分岐管を開閉させる第3ソレノイドバルブと、前記第2ソレノイドバルブと前記酸素ガスホースの間に備えられる第2分岐管と、前記第2分岐管に備えられ、前記第2分岐管を開閉させる第4ソレノイドバルブとを含み、
前記電源供給部は、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合されれば、前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブを閉鎖させ、前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具から分離されれば、前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブを開放させることを特徴とする、請求項2に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項5】
前記第3ソレノイドバルブ及び前記第4ソレノイドバルブは常時開放型ソレノイドバルブであることを特徴とする、請求項4に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項6】
前記電源供給部のいずれか一極と前記燃料ガスホースの連結具を電気的に連結する第1電線と、前記酸素ガスホースの連結具と前記第1及び第2ソレノイドバルブのいずれか一極の入力端子を連結する第2電線とを含み、
前記電源供給部の他極は前記第1及び第2ソレノイドバルブの他極の入力端子に連結されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項7】
前記第1電線及び第2電線は前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースの流路内にそれぞれ備えられることを特徴とする、請求項6に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項8】
前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースは内管と前記内管の外周面を包む状態に形成される外管とを含んでなり、
前記第1電線及び前記第2電線は前記燃料ガスホース及び前記酸素ガスホースの内管と内管の間にそれぞれ備えられることを特徴とする、請求項6に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項9】
前記電源供給部のいずれか一極と前記酸素ガスホースの連結具を電気的に連結する第1電線と、前記燃料ガスホースの連結具と前記第1及び第2ソレノイドバルブのいずれか一極の入力端子を連結する第2電線とを含み、
前記電源供給部の他極は前記第1及び第2ソレノイドバルブの他極の入力端子に連結されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項10】
前記第1電線及び第2電線は前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースの流路内にそれぞれ備えられることを特徴とする、請求項9に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項11】
前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースは内管と前記内管の外周面を含む状態に形成される外管とを含んでなり、
前記第1電線及び前記第2電線は前記酸素ガスホース及び前記燃料ガスホースの内管と内管の間にそれぞれ備えられることを特徴とする、請求項9に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項12】
前記第1ソレノイドバルブ及び前記第2ソレノイドバルブへの前記電源供給部の電源供給を断続するリレーを含み、
前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合され、前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具に通電されて制御電圧が感知されれば、前記リレーの接点をオンさせるトランジスタを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。
【請求項13】
前記燃料ガスホースの連結具または前記酸素ガスホースの連結具に制御電圧が印加され、
前記トランジスタのベースには前記トーチの燃料ガス流入口及び酸素ガス流入口が前記燃料ガスホースの連結具及び前記酸素ガスホースの連結具に結合され、前記燃料ガスホースの連結具と前記酸素ガスホースの連結具に通電されることで印加される制御電圧が供給され、エミッタには前記電源供給部の陰極電圧が印加され、コレクタは前記リレーのリレーコイルに連結されることを特徴とする、請求項12に記載の自動開閉機能を有するガス熔接装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−81519(P2012−81519A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223206(P2011−223206)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(511244230)
【氏名又は名称原語表記】Hyun Sang,YU
【住所又は居所原語表記】106−701 Booyoung 1 Cha Apt.,Dotong−dong,Namwon−si,Jeollabuk−do,Republic of Korea
【出願人】(511244241)
【氏名又は名称原語表記】Sang Uk,KANG
【住所又は居所原語表記】107−503 Hanjin−APT.,29 Inchang−dong,Guri−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】