自己免疫疾患を治療するための抗CD83アゴニスト抗体の使用
【課題】関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、潰瘍性大腸炎、ウェゲナー疾患(Wegener's disease)、炎症性腸疾患、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、重症筋無力症、血管炎、糖尿病、レイノー症候群、シェーグレン症候群及び糸球体腎炎、骨髄系細胞活性化(樹状細胞及びマクロファージ)、多発性硬化症及び炎症性腸疾患等の自己免疫疾患の治療薬の提供。
【解決手段】抗CD83アゴニスト抗体を含んでなる組成物。
【解決手段】抗CD83アゴニスト抗体を含んでなる組成物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
個体において自己免疫疾患を治療又は防止する方法において、個体に有効量の抗CD83アゴニスト抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項2】
自己免疫疾患が、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、潰瘍性大腸炎、ウェゲナー疾患(Wegener's disease)、炎症性腸疾患、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、重症筋無力症、血管炎、糖尿病、レイノー症候群、シェーグレン症候群及び糸球体腎炎から成る群から選択される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
個体が、骨髄系細胞活性化を伴う自己免疫疾患を有する請求項1に記載の方法。
【請求項4】
個体が、クローン病を有する請求項3に記載の方法。
【請求項5】
個体が、潰瘍性大腸炎を有する請求項3に記載の方法。
【請求項6】
個体がヒトである請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞からの炎症促進性サイトカインの放出を阻害する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
炎症促進性サイトカインMCP-1及び/又はIL-12p40の放出が阻害される請求項7に記載の方法。
【請求項9】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞からの抗炎症性サイトカインの放出を誘導する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
抗炎症性サイトカインIL-1raの放出が誘導される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞上のCD83及び/又はHLA-DRの細胞表面発現の低下を誘導する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項12】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞におけるMAPK及び/又はmTORシグナル伝達の活性化を阻害する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項13】
MAPKシグナル伝達の活性化の阻害が、成熟樹状細胞におけるp38及びCREBタンパク質のリン酸化の低下によって測定される請求項12に記載の方法。
【請求項14】
mTORシグナル伝達の活性化の阻害が、成熟樹状細胞におけるmTORタンパク質のリン酸化の低下によって測定される請求項12に記載の方法。
【請求項15】
抗CD83アゴニスト抗体がモノクローナル抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項16】
抗CD83アゴニスト抗体が、Fab、Fab'-SH、Fv、scFv、及び(Fab')2断片から成る群から選択される抗体断片である請求項15に記載の方法。
【請求項17】
抗CD83アゴニスト抗体がヒト化抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項18】
抗CD83アゴニスト抗体がヒト抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項19】
抗CD83アゴニスト抗体が、静脈内に、筋肉内に、皮下に、局所的に、経口的に、経皮的に、腹腔内に、眼窩内に、移植によって、吸入によって、髄腔内に、脳室内に、又は鼻腔内に投与される請求項1−18の何れか一項に記載の方法。
【請求項20】
抗CD83アゴニスト抗体、及び個体における自己免疫疾患を治療又は防止するための抗CD83アゴニスト抗体の使用に関する指示を含んでなるパッケージ挿入物を含んでなる製造品。
【請求項1】
個体において自己免疫疾患を治療又は防止する方法において、個体に有効量の抗CD83アゴニスト抗体を投与することを含んでなる方法。
【請求項2】
自己免疫疾患が、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、ループス腎炎、潰瘍性大腸炎、ウェゲナー疾患(Wegener's disease)、炎症性腸疾患、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、自己免疫性血小板減少症、多発性硬化症、乾癬、IgA腎症、IgM多発ニューロパチー、重症筋無力症、血管炎、糖尿病、レイノー症候群、シェーグレン症候群及び糸球体腎炎から成る群から選択される請求項1に記載の方法。
【請求項3】
個体が、骨髄系細胞活性化を伴う自己免疫疾患を有する請求項1に記載の方法。
【請求項4】
個体が、クローン病を有する請求項3に記載の方法。
【請求項5】
個体が、潰瘍性大腸炎を有する請求項3に記載の方法。
【請求項6】
個体がヒトである請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞からの炎症促進性サイトカインの放出を阻害する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
炎症促進性サイトカインMCP-1及び/又はIL-12p40の放出が阻害される請求項7に記載の方法。
【請求項9】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞からの抗炎症性サイトカインの放出を誘導する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
抗炎症性サイトカインIL-1raの放出が誘導される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞上のCD83及び/又はHLA-DRの細胞表面発現の低下を誘導する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項12】
抗CD83アゴニスト抗体が、成熟樹状細胞におけるMAPK及び/又はmTORシグナル伝達の活性化を阻害する請求項1−5の何れか一項に記載の方法。
【請求項13】
MAPKシグナル伝達の活性化の阻害が、成熟樹状細胞におけるp38及びCREBタンパク質のリン酸化の低下によって測定される請求項12に記載の方法。
【請求項14】
mTORシグナル伝達の活性化の阻害が、成熟樹状細胞におけるmTORタンパク質のリン酸化の低下によって測定される請求項12に記載の方法。
【請求項15】
抗CD83アゴニスト抗体がモノクローナル抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項16】
抗CD83アゴニスト抗体が、Fab、Fab'-SH、Fv、scFv、及び(Fab')2断片から成る群から選択される抗体断片である請求項15に記載の方法。
【請求項17】
抗CD83アゴニスト抗体がヒト化抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項18】
抗CD83アゴニスト抗体がヒト抗体である請求項1−14の何れか一項に記載の方法。
【請求項19】
抗CD83アゴニスト抗体が、静脈内に、筋肉内に、皮下に、局所的に、経口的に、経皮的に、腹腔内に、眼窩内に、移植によって、吸入によって、髄腔内に、脳室内に、又は鼻腔内に投与される請求項1−18の何れか一項に記載の方法。
【請求項20】
抗CD83アゴニスト抗体、及び個体における自己免疫疾患を治療又は防止するための抗CD83アゴニスト抗体の使用に関する指示を含んでなるパッケージ挿入物を含んでなる製造品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−40160(P2013−40160A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−285585(P2011−285585)
【出願日】平成23年12月27日(2011.12.27)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成23年7月1日 インターネットアドレス「http://www.socmucimm.org/index.php?option=com content&task=view&id=62&Itemid=77」「http://www.socmucimm.org/images/icmi2011/abstract%20supplement%20−%20chronological%207−18−2011.pdf」に発表
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−285585(P2011−285585)
【出願日】平成23年12月27日(2011.12.27)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 平成23年7月1日 インターネットアドレス「http://www.socmucimm.org/index.php?option=com content&task=view&id=62&Itemid=77」「http://www.socmucimm.org/images/icmi2011/abstract%20supplement%20−%20chronological%207−18−2011.pdf」に発表
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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