説明

自然に存在する細胞内輸送経路を介して化合物を送達するための送達システム及びコンジュゲート

本発明は、特に生物学的に活性のある巨大分子、核酸又はペプチド等の化合物の細胞への送達を容易にするコンジュゲートを含む送達システムに関する。本発明は、化合物、例えば生物学的に活性のある巨大分子、核酸又はペプチドを細胞に送達するための上記コンジュゲートにも関する。本発明は更に、上記コンジュゲートを含む医薬組成物及びその使用に関する。本発明は、細胞又は生物、好ましくは患者に化合物を送達する方法にも関する。コンジュゲートは、(a)細胞の標的化を媒介し、細胞取り込みを容易にする少なくとも1つのモジュールと、(b)小胞体(ER)への輸送を容易にする少なくとも1つのモジュールと、(c)ERからサイトゾルへの転位を媒介する少なくとも1つのモジュールと、(d)送達対象の少なくとも1つの化合物とを含み、モジュール(a)〜モジュール(c)及び化合物(d)が任意の配置で互いに結合する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞に化合物を送達するためのコンジュゲートであって、
(a)細胞の標的化を媒介し、細胞取り込みを容易にする少なくとも1つのモジュールと、
(b)小胞体(ER)への輸送を容易にする少なくとも1つのモジュールと、
(c)ERからサイトゾルへの転位を媒介する少なくとも1つのモジュールと、
(d)少なくとも1つの化合物と、
を含むか又はそれらからなり、モジュール(a)〜モジュール(c)及び化合物(d)が任意の配置で互いに結合する、細胞に化合物を送達するためのコンジュゲート。
【請求項2】
モジュール及び化合物が、以下の配置:(a)、(b)、(c)及び(d);(b)、(a)、(c)及び(d);(b)、(c)、(a)及び(d);(c)、(b)、(a)及び(d);(a)、(c)、(b)及び(d);(c)、(a)、(b)及び(d);(c)、(d)、(b)及び(a);(d)、(c)、(b)及び(a);(b)、(d)、(c)及び(a);(d)、(b)、(c)及び(a);(b)、(c)、(d)及び(a);(c)、(b)、(d)及び(a);(c)、(d)、(a)及び(b);(d)、(c)、(a)及び(b);(a)、(d)、(c)及び(b);(d)、(a)、(c)及び(b);(a)、(c)、(d)及び(b);(c)、(a)、(d)及び(b);(b)、(d)、(a)及び(c);(d)、(b)、(a)及び(c);(a)、(d)、(b)及び(c);(d)、(a)、(b)及び(c);(a)、(b)、(d)及び(c);又は(b)、(a)、(d)及び(c)(ここで
xは1〜5、又は1の整数であり、
yは1〜5、又は1の整数であり、
zは1〜5、又は1の整数であり、
nは1〜50、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9若しくは10の整数である)のうちの1つで互いに結合する、請求項1に記載のコンジュゲート。
【請求項3】
モジュール及び化合物が互いに結合する該配置が、
(i)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここでxは1の整数であり、zは1の整数であり、nは1の整数であり、yは1の整数である)、
(ii)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここでxは1の整数であり、zは1の整数であり、nは2の整数であり、yは1の整数である)、
(iii)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここでxは1の整数であり、zは1の整数であり、nは3の整数であり、yは1の整数である)、
(iv)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここでxは1の整数であり、nは1の整数であり、zは1の整数であり、yは1の整数である)、
(v)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここでxは1の整数であり、nは2の整数であり、zは1の整数であり、yは1の整数である)、
(vi)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここでxは1の整数であり、nは3の整数であり、zは1の整数であり、yは1の整数である)、
である、請求項2に記載のコンジュゲート。
【請求項4】
モジュール及び化合物が、
(i)共有結合により互いに結合する、
(ii)非共有結合により互いに結合する、
(iii)少なくとも1つのアダプタ分子を介して互いに結合する、及び/又は
(iv)少なくとも1つのアダプタ分子を任意で含む少なくとも1つのリンカー分子を介して互いに結合する、請求項1又は3に記載のコンジュゲート。
【請求項5】
モジュール及び化合物が互いに結合する該配置が、
(i)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここで(a)が(c)と共有結合し、(c)が(d)と共有結合し、(d)が(b)と共有結合する)、
(ii)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここで(a)が(c)と共有結合し、(c)が(d)と共有結合し、(d)が(b)と非共有結合する)、
(iii)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここで(a)が(d)と共有結合し、(d)が(c)と共有結合し、(c)が(b)と共有結合する)、
(iv)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここで(a)が(d)と非共有結合し、(d)が(c)と非共有結合し、(c)が(b)と共有結合する)、
(v)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここで(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(d)と共有結合し、(d)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する)、
(vi)(a)、(c)、(d)及び(b)(ここで(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(d)と共有結合し、(d)が(b)と非共有結合する)、
(vii)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここで(a)がリンカー分子を介して(d)と共有結合し、(d)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する)、
(viii)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここで(a)が(d)と非共有結合し、(d)が(c)と非共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する)、又は
(ix)(a)、(d)、(c)及び(b)(ここで(a)が(a)と共有結合するアダプタ分子を介して(d)と非共有結合し、(d)が(c)と共有結合するアダプタ分子を介して(c)と非共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する)、
である、請求項2〜4のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項6】
モジュール及び化合物が以下の配置で互いに結合する、請求項1及び4に記載のコンジュゲート:
(i)(a)が(c)と共有結合し、(c)が(d)と共有結合し、(c)が(b)と共有結合する;
(ii)(a)が(c)と共有結合し、(c)が(d)と非共有結合し、(c)が(b)と共有結合する;
(iii)(a)が(d)と共有結合し、(a)が(c)と共有結合し、(c)が(b)と共有結合する;
(iv)(a)が(d)と非共有結合し、(a)が(c)と共有結合し、(c)が(b)と共有結合する;
(v)(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(d)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する;
(vi)(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)が(c)と共有結合するアダプタ分子を介して(d)と非共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する;
(vii)(a)がリンカー分子を介して(d)と共有結合し、(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する;又は
(viii)(a)が(a)と共有結合するアダプタ分子を介して(d)と非共有結合し、(a)がリンカー分子を介して(c)と共有結合し、(c)がリンカー分子を介して(b)と共有結合する。
【請求項7】
共有結合が、ジスルフィド結合、アミド結合、オキシム結合又はヒドラゾン結合であり、非共有結合が、イオン結合又は疎水性結合である、請求項4〜6のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項8】
リンカー分子がペプチド若しくは修飾ペプチド、又はポリエチレングリコール(PEG)と共有結合したペプチドであり、アダプタ分子が二本鎖RNA結合タンパク質(DRBP)又はその変異体である、請求項4〜6のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項9】
リンカー分子が、
(i)少なくとも1つの分岐点、若しくはリジン側鎖、システイン側鎖、若しくは側鎖上にアミノオキシ部分を含有する非天然アミノ酸、及び/又は
(ii)少なくとも1つの切断部位、若しくはフューリン切断部位若しくはカルパイン切断部位、
を含む、請求項4〜8のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項10】
切断部位が、モジュール(a)とモジュール(c)との間、又はモジュール(a)と化合物(d)との間に存在する、請求項9に記載のコンジュゲート。
【請求項11】
化合物が、該分岐点と共有結合する、又は該リジン側鎖とのアミド結合により、該システイン側鎖とのジスルフィド結合により、若しくは側鎖上にアミノオキシ部分を含有する非天然アミノ酸を介して該分岐点と共有結合する、請求項9又は10に記載のコンジュゲート。
【請求項12】
化合物が、該システイン側鎖とのジスルフィド結合により共有結合したDRBD又はその変異体とのイオン結合又は疎水性結合により該分岐点と非共有結合する、請求項9又は10に記載のコンジュゲート。
【請求項13】
(i)モジュール(a)が細胞表面受容体リガンド、抗体、糖、脂質又はナノ粒子を含み、
(ii)モジュール(b)がアミノ酸配列X1X2X3X4(配列番号140)(ここで、
がE、H、K、N、P、Q、R若しくはS、又はK若しくはRであり、
がD、E、A、T、V、G、S若しくはN、又はD若しくはEであり、
がE若しくはD、又はEであり、
がL若しくはF、又はLである)を1つ又は複数含むオリゴペプチドを含み、任意でN末端及び/又はC末端が1個〜3個の更なるアミノ酸残基を含み、
(iii)モジュール(c)が、
(a)COX2、IgM(μ)、Sgk1、MATα2、MF(α)1、CPY、毒素サブユニットA、その断片若しくはその変異体からなる群から選択されるタンパク質のペプチド、又は
(b)CL1(配列番号164)、CL2(配列番号165)、CL6(配列番号166)、CL9(配列番号167)、CL10(配列番号168)、CL11(配列番号169)、CL12(配列番号170)、CL15(配列番号171)、CL16(配列番号172)若しくはSL17(配列番号173)を含むアミノ酸配列、
を含み、
(iv)化合物(d)が核酸又はペプチドを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項14】
(i)細胞表面受容体リガンドが、成長因子、リポタンパク質、トランスフェリン、表面結合レクチン、ガレクチン、c型レクチン、毒素、その断片及びその変異体からなる群から選択され、
(ii)抗体が、抗TGN38/46、抗トランスフェリン受容体及び抗成長因子受容体からなる群から選択され、
(iii)脂質が、リン脂質、糖脂質、スフィンゴ脂質及びステロール脂質からなる群から選択され、
(iv)ナノ粒子が、金属、シリケート及びポリマーからなる群から選択される、請求項13に記載のコンジュゲート。
【請求項15】
細胞表面受容体リガンドが、リシンのB鎖、アブリンのB鎖、モデシンのB鎖、ボルケンシンのB鎖、コレラ毒素のB鎖、志賀毒素のB鎖、ベロ毒素のB鎖、シュードモナス外毒素AのドメインI、ドメインII及びドメインIV、並びに大腸菌の易熱性腸毒素のB鎖からなる群から選択される毒素である、請求項14に記載のコンジュゲート。
【請求項16】
モジュール(c)が、
(i)NX1SX2X3X4X5X6X7X8X9INPTX10X11X12X13(配列番号178)(ここでXがA、S又はVであり、XがS、A又はTであり、XがS又はVであり、XがR、H又はNであり、XがS又はTであり、XがG、R、T又はAであり、XがL、V又はMであり、XがD、N又はEであり、XがD又はNであり、X10がV又はLであり、X11がL又はVであり、X12がL又はIであり、X13がK又はNである)、
(ii)GKPTLYX1VSLX2MSDTX3GTX4Y(配列番号190)(ここでXがN又はQであり、XがI又はVであり、XがG又はAであり、XがC又はSである)、
(iii)MTX1X2X3X4EX5X6X7X8X9X10X11LTYSX12X13RGX14VAX15LX16AFMKQRX17MGLNDFIQKX18X19X20NX21YACKHX22EVQSX23LX24X25(配列番号200)(ここでXがV又はIであり、XがK又はQであり、XがA又はTであり、XがX(Xは0個のアミノ酸である)又はAであり、XがA又はTであり、XがA又はSであり、XがR、K、G又はVであり、XがS、G又はPであり、XがT、P又はAであり、X10がX又はPであり、X11がX又はDであり、X12がR又はKであり、X13がM又はTであり、X14がM又はLであり、X15がI又はNであり、X16がI又はSであり、X17がR又はKであり、X18がI又はLであり、X19がA又はSであり、X20がS、N、A又はTであり、X21がT又はSであり、X22がA、P又はTであり、X23がI又はYであり、X24がK又はNであり、X25がM、I又はLである)、
(iv)MRFPSIFTAVLFAASSALAAPVX1TTTEDETAQIPAEAVIGYLDLEGDFDVAVLPFSX1STNNGLLFIX1TTIASIAAKEEGVSLDKREAEAWHWLQLKPGQPMYKREAEAEAWHWLQLKPGQPMYKREADAEAWHWLQLKPGQPMYKREADAEAWHWLQLKPGQPMY(配列番号220)(ここでXがN又はQである)、並びに
(v)MNKIPIKDLLNPQITDEFKSSILDINKKLFSICCNLPKLPESVTTEEEVELRDILX1FLSRAN(配列番号214)(ここでXがG、V又はLである)、
からなる群から選択される、請求項13に記載のコンジュゲート。
【請求項17】
モジュール(c)が、
(i)NASSSRSGLDDINPTVLLK(配列番号176)、
(ii)NASASHSRLDDINPTVLIK(配列番号179)、
(iii)NASSSHSGLDDINPTVLLK(配列番号180)、
(iv)GKPTLYNVSLIMSDTGGTCY(配列番号184)、
(v)GKPTLYNVSLVMSDTAGTCY(配列番号185)、
(vi)GKPTLYQVSLIMSDTGGTCY(配列番号186)、
(vii)GKPTLYQVSLIMSDTGGTSY(配列番号187)、
(viii)MTVKAEAARSTLTYSRMRGMVAILIAFMKQRRMGLNDFIQKIASNTYACKHAEVQSILKM(配列番号193)、
(ix)MTVKTEAAKGTLTYSRMRGMVAILIAFMKQRRMGLNDFIQKIANNSYACKHPEVQSILKI(配列番号197)、
(x)MNKIPIKDLLNPQITDEFKSSILDINKKLFSICCNLPKLPESVTTEEEVELRDILGFLSRAN(配列番号212)、
(xi)MNKIPIKDLLNPQITDEFKSSILDINKKLFSICCNLPKLPESVTTEEEVELRDILVFLSRAN(配列番号215)、又は
(xii)MNKIPIKDLLNPQITDEFKSSILDINKKLFSICCNLPKLPESVTTEEEVELRDILLFLSRAN(配列番号216)、
である、請求項16に記載のコンジュゲート。
【請求項18】
モジュール(c)が、
(i)MRGMVAILIAFMKQRRMGLNDFIQKIASNTYACKHAEVQSILKM(配列番号205)、
(ii)MRGMVAILIAFMKQ(配列番号206)、
(iii)GMVAILIAF(配列番号207)、
(iv)MRGMVAILIAFMKQRRMGLNDFIQKIANNSYACKHPEVQSILKI(配列番号210)、
(v)ITDEFKSSILDINKKLFSI(配列番号217)、又は
(vi)ITDEFKSSILDINKKLFSICCNLPKLPESV(配列番号218)、
である、請求項17に記載のコンジュゲート。
【請求項19】
核酸が、一本鎖DNA、二本鎖DNA、一本鎖RNA、二本鎖RNA、siRNA、トランスファーRNA(tRNA)、メッセンジャーRNA(mRNA)、マイクロRNA(miRNA)、核内低分子RNA(snRNA)、低分子ヘアピン型RNA(shRNA)又はモルホリノ修飾iRNAである、請求項13に記載のコンジュゲート。
【請求項20】
核酸が化学修飾されている、請求項13に記載のコンジュゲート。
【請求項21】
医薬品として使用される、請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項22】
医薬組成物であって、
(i)請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートと、
(ii)薬学的に許容可能な賦形剤、担体及び/又は希釈剤と、
を含む、医薬組成物。
【請求項23】
細胞に化合物(d)を送達する方法であって、
(a)細胞を準備する工程と、
(b)化合物(d)を含む請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを前記細胞に、該細胞により該コンジュゲートが内部移行され、それにより該化合物(d)が該細胞に送達される条件下で接触させる工程と、
を含む、細胞に化合物(d)を送達する方法。
【請求項24】
細胞が、真核細胞、無脊椎動物細胞、脊椎動物細胞、線形動物細胞、真菌細胞、アスペルギルス属の細胞、酵母細胞、サッカロミセス属の細胞、ピチア属の細胞、昆虫細胞、Sf9細胞、動物細胞、非ヒト動物細胞、哺乳動物細胞、非ヒト哺乳動物細胞、CHO、霊長類細胞、非ヒト霊長類細胞、ヒト細胞又は植物細胞である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
患者に化合物(d)を送達する方法であって、
(a)十分量の請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを患者に投与し、それにより該化合物(d)が該患者に送達される、投与する工程を含む、患者に化合物(d)を送達する方法。
【請求項26】
細胞における遺伝子発現を変更する方法であって、
(a)細胞を準備する工程と、
(b)化合物(d)を含む請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを前記細胞に、該細胞により該コンジュゲートが内部移行され、該コンジュゲートの該化合物(d)が該細胞のサイトゾル又は核に送達される条件下で接触させる工程であって、該化合物(d)が該細胞における遺伝子発現を変更することが可能な核酸又はペプチドである、接触させる工程と、
を含み、
(c)該化合物(d)が、該細胞のサイトゾル又は核に達すると、該細胞における遺伝子発現を変更する、
細胞における遺伝子発現を変更する方法。
【請求項27】
コンジュゲートを調製する方法であって、細胞の標的化を媒介し、細胞取り込みを容易にする少なくとも1つのモジュール(a)と、小胞体(ER)への輸送を容易にする少なくとも1つのモジュール(b)と、ERからサイトゾルへの転位を媒介する少なくとも1つのモジュール(c)と、少なくとも1つの化合物(d)とをカップリングすることを含み、モジュール(a)、モジュール(b)及びモジュール(c)並びに化合物(d)が任意の配置で及び任意の化学量論で互いに結合する、コンジュゲートを調製する方法。
【請求項28】
請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを調製するための構成要素を含むキットであって、該キットがモジュール(a)、モジュール(b)、モジュール(c)及び/又は化合物(d)を含み、該キットが任意的なペプチドリンカー及び/又は切断部位を含む任意的なペプチドを含む、請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを調製するための構成要素を含むキット。
【請求項29】
請求項1〜20のいずれか一項に記載のコンジュゲートを含む送達システムを含むキット。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2012−533587(P2012−533587A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520958(P2012−520958)
【出願日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際出願番号】PCT/EP2010/004512
【国際公開番号】WO2011/009624
【国際公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(512017073)セニックス バイオサイエンス ゲーエムベーハー (1)
【Fターム(参考)】