説明

自立機構付歯ブラシ及び着脱式自立機構

【課題】歯ブラシ等の片手持ち式のスティック状器具について、コストの高騰を伴うことなく自立可能としながら使用感を損ないにくいものとする。
【解決手段】柄10の先端部にブラシ11を有してなる本体2Aと、基端側が柄10の中途位置に軸着され先端側が柄10の基端部に密着した閉位置と柄10から所定角度開いた開位置との間で開閉可能とされた脚部材12による自立機構とを備えたものとし、その脚部材12を、その長手方向が柄10の長手方向に沿った閉位置で嵌入孔102と凸部121からなる係止手段により係止・固定されて柄10と一体化し、先端側を指で把持して開方向に付勢することで固定状態が解除されて所定角度開いて開位置で停止するものとし、脚部材12が先端側で配置面に当接しながら脚部材12側に傾いた柄10を支持することにより、ブラシ11側を持ち上げた状態で本体2Aを自立させるものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自立機構付歯ブラシ及び着脱式自立機構に関し、殊に、ブラシ側を上にして歯ブラシを自立させるための自立機構付歯ブラシ、及びその自立機構を着脱式にして片手持ち式のスティック状器具に装着することで自立させる着脱式自立機構に関する。
【背景技術】
【0002】
片手で持ちながら使用するスティック状の器具としては、ペンや歯ブラシがポピュラーであるが、例えば歯ブラシの細長い柄の先端側に設けたブラシが、歯磨き後の濡れた状態で洗面台の上面等に触れると不衛生になりやすいことから、その柄を歯ブラシ立てに差し込んで立てておいたり、歯ブラシケースに収納したりしているのが一般的である。
【0003】
しかし、旅館等の宿泊施設では歯ブラシ立てや歯ブラシケースは用意されていないのが通常であり、歯磨き後に歯ブラシの置き場所に困ることも多い。また、自宅において歯ブラシ立てや歯ブラシケースを用いる場合、濡れた歯ブラシを毎日挿入することでこれらの内部は短期間で汚れてカビが生えるなど不衛生な状態になりやすく、また、これらの内部をきれいに掃除することは極めて面倒であった。
【0004】
このような問題に対し、特開平7−313251号公報には、歯ブラシの柄の一端に三脚状に開いた脚を設けて自立させる方式のものが提案されている。この脚を設けたことで、歯ブラシ立てや歯ブラシケースを用いることなく、配置面が平らであればいかなる場所でも、歯ブラシのブラシ側を上にして自立させておくことができる。
【0005】
しかし、このように柄の一端側に三脚状に開いた脚を設けた場合、この部分が歯磨きの際に突出して手に持ちにくくなるという難点があった。そこで、特表2000−511456号公報には、歯ブラシの柄の一端側の所定範囲が少なくとも2つの脚部に分かれた状態で各々基端側が枢着されており、手に持たない状態で各脚部の自由端側が開いて支持点を形成することでブラシ側を上にして垂直に保持するものとし、手に持つことで開いていた複数の脚部が束ねられて閉じる方式のものが提案されている。
【0006】
これにより、使用しないときは歯ブラシが自立し、使用するときは開いた脚部が閉じて柄になって手に持てる状態となる。しかしながら、柄の部分を分割して歯ブラシを垂直に支持するためには少なくとも3本の脚が必要となり、これらを開閉可能に枢着する機構を設けることで構造が複雑になって、製造コストの高騰を招く結果となる。
【0007】
また、歯磨きには繊細なタッチが必要であるため歯ブラシの柄を指で把持して行うのが一般的であるところ、開き方向に付勢された複数の脚部を指で総て閉じた状態で押さえながら把持することは実際上容易ではなく、使用感を大きく損なう結果となりやすい。この場合、閉じた状態で固定するためにリングで押さえる方法もあるが、それでは部品点数が増えて一層コスト高を招いてしまう。
【0008】
一方、歯ブラシ以外の片手持ち式のスティック状器具の中にも、不使用時に立てた状態にして置いておけると便利なものは多く、例えば通常のペンに自立機構を取り付けることができれば、不使用時に自立させて机の端に置いておくことで邪魔になりにくい状態としながら、必要時には手に取ってすぐに使えるものとなり、また、その自立機構をペンの使用時に取り外すことができれば、通常通りの使用感を確保することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−313251号公報
【特許文献2】特表2000−511456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、片手持ち式のスティック状器具について、コストの高騰を伴うことなく自立可能としながら使用感を損ないにくいものとすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そこで、本発明は、柄の先端にブラシを有した本体と、基端側が柄の中途位置に軸着されて先端側が柄の基端側に密着した閉位置と柄から所定角度開いた開位置との間で開閉可能に設けられた脚部材による自立機構とを備えた歯ブラシであって、その脚部材は、その長手方向が柄の長手方向に沿った閉位置で所定の係止手段により係止・固定されて柄と一体化し、先端側を指で把持して開方向に付勢することで固定状態が解除され所定角度開いて前記開位置で停止するものとされ、その脚部材が先端側で配置面に当接しながら基端側で脚部材側に傾いた柄を支持することにより、ブラシ側を持ち上げた状態にて本体を自立させることを特徴とするものとした。
【0012】
このように、脚部材を柄の中途位置に軸着してなる簡易な構成の自立機構としたことで、歯ブラシに自立機構を設けるためのコストが低廉に抑えられ、脚部材を閉位置で柄と一体化した状態にて係止手段で固定する方式としたことにより、使用時に脚部材が邪魔になりにくくなって、使用感を損ないにくいものとなる。
【0013】
また、この自立機構付歯ブラシにおいて、その脚部材はその先端側が柄の長手方向かつ遠心方向に対し直角方向に拡大されてその拡大部分両端の接地箇所による幅が柄の大径部よりも大きいことを特徴としたものとすれば、柄よりも幅広とされた脚部材先端側の両接地箇所と柄基端部の接地箇所とで、実質的に3点で支持するものとなって、自立時の安定性に優れたものとなる。
【0014】
さらに、上述した自立機構付歯ブラシにおいて、その脚部材は、その先端側を除く部分が一本の棒状とされ、柄の脚部材軸着位置から基端部に亘って形成された収納溝にその棒状部分の殆どが没入した状態で一体化して閉位置となる、ことを特徴としたものとすれば、脚部材を閉位置にした際に脚部材による突出部分が少ない状態にて柄と一体化するため、極めて使用感に優れたものとなる。
【0015】
或いは、上述した自立機構付歯ブラシにおいて、その脚部材は、その先端側を除く部分が並列した2本の棒状とされ、その間に柄の基端側所定範囲を挟んだ状態で一体化して閉位置となる、ことを特徴としたものとすれば、前記同様に使用感に優れるとともにその意匠性に優れたものとなる。
【0016】
さらにまた、筒状部材の基端側が閉鎖されて配置面への当接部とされているとともにその先端側が片手持ち式のスティック状器具の先端部を挿入させる開口部とされたキャップ体と、そのキャップ体の周面所定位置に基端側が軸着されその長手方向がキャップ体の長手方向に沿った閉位置とキャップ体から所定角度開いた開位置との間で開閉可能に設けられた脚部材とからなる着脱式自立機構であって、その脚部材は、閉位置から先端側を指で把持して開方向に付勢することで所定角度開いた開位置で停止して固定されるものとされ、スティック状器具の先端側をキャップ体に所定深さまで挿入した状態で脚部材を開位置とし、その脚部材が少なくとも先端側で配置面に当接しながら基端側で脚部材側に傾いたスティック状器具を支持することにより、スティック状器具を自立させることを特徴としたものとすれば、ペンなどの自立不能な片手持ち式のスティック状器具であっても、比較的低コストの着脱式にて容易に自立させることが可能となり、使用時にはキャップ体を取り外すことで使用感を損なわないものとなる。
【発明の効果】
【0017】
自立機構を構成する脚部材を開閉可能に軸着して閉位置でスティック状器具と一体となり開位置でスティック状器具を脚部材側に傾いた状態で支持するものとした本発明によると、コストの高騰を伴うことなく自立可能としながら、使用感を損ないにくいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】(A)は本発明における第1の実施の形態の正面図、(B)は(A)のX−X線に沿う断面図。
【図2】図1の自立機構付歯ブラシの自立時の状態を示す側面図。
【図3】(A)は図1の自立機構付歯ブラシの応用例を示す正面図、(B)は(A)の自立機構付歯ブラシの側面図。
【図4】図3の自立機構付歯ブラシの自立時の状態を示す側面図。
【図5】図1の自立機構付歯ブラシの他の応用例による自立時の状態を示す正面図。
【図6】(A)は本発明における第2の実施の形態の正面図、(B)は(A)の着脱式自立機構の側面図、(C)は(A)の着脱式自立機構の応用例、(D)は(C)の着脱式自立機構の側面図。
【図7】図6(A)の着脱式自立機構の使用時の状態を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
【0020】
図1(A)は、本発明における第1の実施の形態である自立機構付歯ブラシ1Aの正面図であり、(B)は(A)のX−X線に沿う断面図を示している。この自立機構付歯ブラシ1Aは、合成樹脂からなる片手持ち式のスティック状器具の一種であるが、細長い柄10の先端にブラシ11を有してなる本体2Aと、基端側の頭部101aが柄10の中途位置に設けた軸103に軸着され先端側が柄10の基端部に密着した閉位置から約40度開いた開位置との間で開閉可能とされた脚部材12による自立機構とを備えている。
【0021】
この自立機構を構成する脚部材12は、その先端側を除く部分が一本の棒状とされ、柄10の軸103位置から基端まで形成された収納溝101にその棒状の部分の殆どが没入した状態でその長手方向が柄10の長手方向に沿った閉位置となり、収納溝101の底面基端側に穿設された嵌入孔102とこれに嵌入する脚部材12の凸部121との組み合わせからなる係止手段により、係止・固定されて柄10と一体化するようになっている。
【0022】
このように、脚部材12を柄10の中途位置に軸着しただけの簡易な構成による自立機構としたことで、比較的低コストで製作できるものとなっている。また、図1に示したように、脚部材12の棒状部分が柄10に形成した収納溝101内に殆ど没入した状態で係止手段により固定されるため、使用時に脚部材12が邪魔にならずに使用感を損ないにくいものとなっており、この点が本発明の特徴部分となっている。
【0023】
そして、図2に示すように、脚部材12の先端側を指で把持して開方向に付勢することで固定状態が解除され、頭部12cの周面の一部がこれを挿入した収納溝101の面101aの一部に当接することにより開位置で停止するものとされ、脚部材12が先端側で配置面を突きながら基端側で脚部材12側に傾いた柄10を支持することで、ブラシ11側を持ち上げた状態にて本体2Aを支持するようになっている。
【0024】
尚、図1(A)に示したように、脚部材12の先端側は柄10の長手方向及び遠心方向に対し直角方向に拡大されて拡大部12bとされており、その両端の接地箇所による幅が柄10の大径部よりも大きく(約2.5倍)なっており、その拡大部12bの両端側と柄10の基端部とで、実質的に3点で支持する方式となっているため、自立時の安定性に優れたものとなっている。
【0025】
図3(A)は、図1の自立機構付歯ブラシ1Aの応用例としての自立機構付歯ブラシ1Bを示しており、(B)はその側面図を示している。この応用例も基本的な構成と機能は前述の自立機構付歯ブラシ1Aと共通しているが、その脚部材22は、先端側を除く部分が2本の並列した棒状の脚22a,22bからなり、その両頭部22d,22eが、柄20の中途位置左右側面から突設した軸202,203に軸着されており、2本の脚22a,22bの間に柄20の基端側所定範囲を挟んだ状態で一体化して閉位置になる点を特徴としている。
【0026】
この脚22a,22bの先端側は、拡大部22cにより左右に連結されており、また、柄20の脚22a,22bで挟まれる両側面の先端寄りには凸部220a,220bが形成されて、脚22a,22bの内側面先端寄りに形成された凹部206a,206bに係止するようになっており、これらで係止手段を構成するものとして、閉位置で脚部材22と柄20を一体化した状態で固定するため、使用感を損ないにくくしている。
【0027】
そして、図4に示すように、脚部材22を開方向に開くことで、その頭部22d,22eの周面の一部が、その上方に形成された柄20の段差による面204,205に当接して約40度の角度で停止するようになっており、この状態で本体2Bを傾いた状態にて支持するようになっている。尚、この場合の自立状態は、2本の脚22a,22bで支持されている関係で、見た目の安定感があるとともに意匠性にも優れたものとなっている。
【0028】
図5は、上述した自立機構付歯ブラシ1Aのさらに異なる応用例としての自立機構付歯ブラシ1Cを示している。この応用例では、ブラシ11が正面を向いたまま、本体2Cを側方に傾けた状態で柄30の軸302を中心軸として側方に開いた脚部材32の先端側で配置面を突きながら基端側で支持して自立するようになっている。
【0029】
その脚部材32は、一本の棒状部32aと柄30の正面中途位置に突設した軸302に軸着される頭部32bからなり、軸302の上下に形成された段差の下向きの面305と上向きの面306に頭部32bの周面所定部分が当接することにより、閉位置で係止するとともに開位置で停止するようになっており、前述した自立機構付歯ブラシ1A,1Bと同様に比較的低コストで自立可能とされ、使用時の使用感を損ないにくいものとしている。
【0030】
図6(A)は、本発明における第2の実施の形態である着脱式自立機構1Dの正面図であり、(B)はその側面図を示している。この着脱式自立機構1Dは、筒状部材の基端側が閉鎖されて配置面への当接部とされているとともにその先端側が片手持ち式のスティック状器具の先端部を挿入させる開口部とされたキャップ体2Dと、このキャップ体2Dの周面所定位置に形成した取付部401の軸402に基端側が軸着されその長手方向がキャップ体2Dの長手方向に沿う閉位置とキャップ体2Dから所定角度開いた開位置との間で開閉可能に設けられた脚部材42とからなる。
【0031】
その脚部材42は、上述した図3の自立機構付歯ブラシ1Bと同様に、2本の並列した脚が先端側で連結されてキャップ体2Dと同等の幅を有したものとされ、図6(B)に示す閉位置から先端側を指で把持して開方向に付勢することで、図7の拡大した円形部分に示すように、脚部材42基端側の角を面取りして形成した面が取付部401に形成した面405,406に各々密着することで所定角度開いた開位置にて停止・固定されるようになっている。
【0032】
そして、図7に示すように、例えばペン100などの片手持ち式のスティック状器具の先端側を、キャップ体2Dの内部に所定深さまで挿入した状態で脚部材42を開位置まで開いて固定し、その脚部材42の少なくとも先端側が配置面に当接しながら基端側で脚部材42側に傾いたスティック状器具を支持することにより、これを自立させるようになっている。
【0033】
このような構成としたことで、ペン100のような自立不能なスティック状器具であっても、比較的低コストの構成による着脱式にて容易に自立させることができ、使用時にはその着脱式自立機構1Dを取り外すことで使用感を損なわないものとなる。また、この着脱式自立機構1Dをペン100に装着・固定した場合は、その脚部材42を胸ポケットの縁などに掛けるためのフックとしても使用できる。
【0034】
さらに、図6(C),(D)に示すように、その脚部材42を一本の棒状のものとしながら先端側をヘラ状に拡大した脚部材52とし、取付部501の軸502に軸着して、前記同様に開位置で脚部材52の基端側に形成した面取り面が取付部501に形成した面505に当接してその角度で停止・固定される着脱式自立機構1Eとしても良い。
【0035】
以上、述べたように、片手持ち式のスティック状器具について、本発明により、コストの高騰を伴うことなく自立可能としながら、使用感を損ないにくいものとすることができた。
【符号の説明】
【0036】
1A,1B,1C 自立機構付歯ブラシ、1D,1E 着脱式自立機構、2A,2B,2C 本体、2D,2E キャップ体、10,20,30 柄、11 ブラシ、12,22,32,42,52 脚部材、12a,22a,32a 棒状部、12b,22c 拡大部、12c,22d,22e,32b 頭部、101 収納溝、103,202,203,302,402,502 軸、102 嵌入孔、121,220a,220b 凸部、206a,206b 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柄の先端にブラシを有した本体と、基端側が前記柄の中途位置に軸着されて先端側が前記柄の基端側に密着した閉位置と前記柄から所定角度開いた開位置との間で開閉可能に設けられた脚部材による自立機構とを備えた歯ブラシであって、前記脚部材は、その長手方向が前記柄の長手方向に沿った前記閉位置で所定の係止手段により係止・固定されて前記柄と一体化し、先端側を指で把持して開方向に付勢することで固定状態が解除され所定角度開いて前記開位置で停止するものとされ、前記脚部材が先端側で配置面に当接しながら基端側で該脚部材側に傾いた前記柄を支持することにより、前記ブラシ側を持ち上げた状態にて前記本体を自立させる、ことを特徴とする自立機構付歯ブラシ。
【請求項2】
前記脚部材は、その先端側が前記柄の長手方向かつ遠心方向に対し直角方向に拡大されて該拡大部分両端の接地箇所による幅が前記柄の大径部よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載した自立機構付歯ブラシ。
【請求項3】
前記脚部材は、その先端側を除く部分が一本の棒状とされ、前記柄の前記脚部材軸着位置から基端部に亘って形成された収納溝に前記棒状部分の殆どが没入した状態で一体化して閉位置となることを特徴とする、請求項1または2に記載した自立機構付歯ブラシ。
【請求項4】
前記脚部材は、その先端側を除く部分が並列した2本の棒状とされ、該両棒状部分の間に前記柄の基端側所定範囲を挟んだ状態で一体化して閉位置となる、ことを特徴とする請求項1または2に記載した自立機構付歯ブラシ。
【請求項5】
筒状部材の基端側が閉鎖されて配置面への当接部とされているとともにその先端側が片手持ち式のスティック状器具の先端部を挿入させる開口部とされたキャップ体と、該キャップ体の周面所定位置に基端側が軸着されその長手方向が前記キャップ体の長手方向に沿った閉位置と前記キャップ体から所定角度開いた開位置との間で開閉可能に設けられた脚部材とからなる着脱式自立機構であって、前記脚部材は、前記閉位置から先端側を指で把持して開方向に付勢することで所定角度開いて前記開位置で停止して固定されるものとされ、前記スティック状器具の先端側を前記キャップ体に所定深さまで挿入した状態で前記脚部材を開位置とし、該脚部材が少なくとも先端側で配置面に当接しながら基端側で前記脚部材側に傾いた前記スティック状器具を支持することにより、前記スティック状器具を自立させることを特徴とする着脱式自立機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−85754(P2013−85754A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−229775(P2011−229775)
【出願日】平成23年10月19日(2011.10.19)
【出願人】(511248515)株式会社林製作所 (1)
【Fターム(参考)】