説明

自転車用ハブダイナモ

【課題】三相交流の発電を行いつつ、出力電流を容易に取り出せるハブダイナモを提供する。
【解決手段】ハブダイナモ10は、ハブ軸11に固定されるステータユニット20と、ダイナモケース12に固定されるロータユニット30を備える。ステータユニット20は三相交流発電用である。ステータユニット20の三相交流出力を直流出力に変換する整流回路42を備えた回路基板40がダイナモケース12内に配置される。回路基板40は導電性物質製のホルダ41でハブ軸11に支持される。ホルダ41は直流出力を取り出す一対の出力線42aの一方をハブ軸11に電気的に接続する役割を担う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自転車用ハブダイナモに関する。
【背景技術】
【0002】
日常使用する自転車には、ヘッドランプなどで消費する電力を供給するためのダイナモが装備されているものが多い。そのダイナモも、近年では車輪のハブに組み込まれるハブダイナモが一般的になっている。
【0003】
通常のハブダイナモは単相交流で発電している。発電効率を向上させるため、三相交流で発電することも技術的な選択肢として存在する。三相交流で発電を行うハブダイナモの例が特許文献1、2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−112965号公報(国際特許分類:H02K21/22、B62J6/12、H02K5/22、H02K7/116、H02K7/18)
【特許文献2】特開2004−15909号公報(国際特許分類:H02K21/22、B60Q1/02、B62J6/02、B62J6/12、H02K7/10)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
三相交流の場合、出力線が3本になり、そのすべてをハブダイナモから導出させるのは、設計の面でも組立の面でも困難を伴う。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、三相交流の発電を行いつつ、出力電流を容易に取り出せるハブダイナモを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい実施形態によれば、ハブ軸及び当該ハブ軸に回転自在に保持されたダイナモケースを有する自転車用ハブダイナモは、前記ハブ軸に固定されるステータユニットと、前記ダイナモケースに固定されるロータユニットを備え、前記ステータユニットは三相交流発電用であり、前記ステータユニットの三相交流出力を直流出力に変換する整流回路を備えた回路基板が前記ダイナモケース内に配置される。
【0008】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車用ハブダイナモにおいて、前記回路基板は導電性物質製のホルダで前記ハブ軸に支持され、前記ホルダは前記直流出力を取り出す一対の出力線の一方を前記ハブ軸に電気的に接続する役割を担う。
【0009】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車用ハブダイナモにおいて、前記ステータユニットに含まれる鉄芯は積層鉄芯である。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車用ハブダイナモにおいて、前記鉄芯の極片の極数と、前記ロータユニットに含まれるマグネットの極数が異なる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、三相交流電流をダイナモケース内で直流電流に変換してから出力するものであるから、出力線の数が少なくて済み、三相交流の利用が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係るハブダイナモを備えた自転車の部分側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るハブダイナモの正面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るハブダイナモに含まれるステータユニットの正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るハブダイナモに含まれるステータユニットを図3の矢印A方向に見た側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るハブダイナモに含まれるステータユニットと回路基板を図3の矢印B方向に見た側面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るハブダイナモにおけるステータユニットとロータユニットの組み合わせを示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るハブダイナモにおけるステータユニットとロータユニットの組み合わせを図6の矢印C方向に見た側面図である。
【図8】整流回路の回路図である。
【図9】ヘッドランプの側面図である。
【図10】図9のヘッドランプの水平断面図である。
【図11】図9のヘッドランプの部分正面図である。
【図12】図9のヘッドランプの点灯回路図である。
【図13】従来のヘッドランプの側面図である。
【図14】図13のヘッドランプの水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1には自転車1の前輪2にハブダイナモ10が配備された状況が描かれている。ハブダイナモ10はハンドル3に連結したフロントフォーク4に支持され、複数のスポーク5で前輪2のリム2aに支持されている。フロントフォーク4にはハブダイナモ10から電力の供給を受けるヘッドランプ6が取り付けられている。
【0014】
図2に示す通り、ハブダイナモ10はハブ軸11とダイナモケース12を有する。ハブ軸11は、両端の雄ねじ部13に螺合するナット14でワッシャー70を介してフロントフォーク4を締め付けることにより、フロントフォーク4から脱落しないように、またフロントフォーク4に対し回転しないように固定される。
【0015】
ダイナモケース12は略円筒形の中空部品であって、一端が開口部となっている。この開口部に円盤状のリッド15がはめ込まれ、固定されることにより、外界から隔離された内部空間16が形成される。ダイナモケース12は、開口部でない側の端とハブ軸11との間に介在するボールベアリング17と、リッド15とハブ軸11との間に介在するボールベアリング18により、ハブ軸11に回転自在に保持される。それぞれのボールベアリング17、18とハブ軸11の間には、ハブ軸11に固定されるスリーブ71、72が介在している。73はスリーブ71を覆うカバーである。
【0016】
ダイナモケース12は、左右の端部近傍に外フランジ19を有する。外フランジ19には複数のスポーク取付穴19aが所定の角度間隔で形成されており、このスポーク取付穴19aにスポーク5の根元部が取り付けられる。
【0017】
ダイナモケース12の内部空間16にはステータユニット20とロータユニット30が収納される。以下、図3から図8を参照しつつステータユニット20とロータユニット30の構造を説明する。
【0018】
ステータユニット20は積層鉄芯からなる鉄芯21を備える。図4に示す通り、鉄芯21には合計9個の極片21aが形成されている。この極片21aにコイル22が巻かれる。コイル22は、図8に示す通り、三相スター結線とされている。
【0019】
鉄芯21は中心に貫通穴を有し、この貫通穴にハブ軸11が通される。ステータユニット20は、ダイナモケース12の内部空間16でワッシャー74、スプリングワッシャー75を介してハブ軸11に螺合するナット23により、ハブ軸11の軸線方向にずれないように、またハブ軸11に対し回転しないように固定される。
【0020】
ダイナモケース12の内部には、コイル22で発生した三相交流を直流に整流する整流回路を備えた回路基板40が配置される。回路基板40はドーナツ形であり、ハブ軸11の軸線方向においてステータユニット20に整列する形に配置される。回路基板40は円板形のホルダ41によってハブ軸11に取り付けられる。ホルダ41は導電物質製である。金属板のプレス成型でホルダ41を形成するのがよい。ホルダ41はハブ軸11を通す貫通穴を中心に有し、ナット23の締め付けでステータユニット20と共にハブ軸11に固定される。
【0021】
回路基板40には、図8に示す整流回路42が形成されている。整流回路42は6個のダイオード43を含む。この整流回路42にコイル22の3本の出力線22aが接続される。整流回路42からは直流出力を取り出す2本の出力線42aが導出される。
【0022】
2本の出力線42aの一方はホルダ41のホルダ端部41aに電気的に接続される。ホルダ41はハブ軸11に電気的に接続した状態にあり、ホルダ41に電気的に接続された出力線42aの一方は、ホルダ41を介してハブ軸11に電気的に接続されることになる。これにより、ハブ軸11が固定される自転車1全体が整流回路42に対しグラウンドとして機能する。
【0023】
他方の出力線42aには絶縁被覆で覆われたリード線44が接続される。リード線44はスリーブ72に設けた通路によりハブ軸11とボールベアリング18の間を通ってハブダイナモ10の外に導出される。
【0024】
図2において、76は出力端子で、リード線44と接続されており、ワッシャー77を介し、ナット78によりスリーブ72の外周に取り付けられる。出力端子76の周囲はカバー79で覆われる。
【0025】
尚図5において、太い黒い線47は、回路基板40に印刷されたプリント配線を示す。
【0026】
ロータユニット30は、軟鋼からなるリング状のロータヨーク31と、ロータヨーク31の内面に接着剤で固定されたリング状のマグネット32を備える。マグネット32は、図7に示す通り、S極とN極に交互に着磁されている。S極とN極の合計数は10極とされている。すなわちマグネット32の極数は鉄芯21の極片21aより1極多くなっている。
【0027】
ロータヨーク31はダイナモケース12の内周面に密着し、ダイナモケース12に接着剤で固定される。
【0028】
前輪が回転すると、ハブ軸11とダイナモケース12の間に相対回転が生じ、マグネット32が形成する磁束が鉄芯21の極片21aを次々と横切って行く。これにより、コイル22に三相交流電流が流れる。三相交流電流は整流回路42で直流電流に整流される。その直流電流をリード線44経由で出力端子76より取り出し、ヘッドランプ6の点灯などに利用する。
【0029】
ステータユニット20は三相交流電流を発生するものであるから、発電効率が高い。鉄芯21が積層鉄芯なので、発電効率が一層高まる。そして三相交流電流はそのままの形でハブダイナモ10から出力するのでなく、ハブダイナモ10の内部の整流回路42で直流電流に変換してから出力するので、出力線42aの数が少なくて済む。その上、2本の出力線42aの一方はホルダ41を介して自転車1にグラウンドをとるので、結局、ハブダイナモ10の外に引き出すリード線44は1本で済むことになり、ハブダイナモ10の設計や組立が容易になる。
【0030】
また、鉄芯21の極片21aの極数と、マグネット32の極数を異ならせたので、マグネット32の極の全てと極片21aの全てが一斉にすれ違うということがなくなり、コギングトルクが減少する。すなわちハブダイナモ10の回転がスムーズに感じられることになり、使用感が向上する。なお本実施形態ではマグネット32の極数を鉄芯21の極片21aより1極多くするという形で鉄芯21の極数とマグネット32の極数を異ならせているが、この構成に限定されるものではない。鉄芯21の極数の方がマグネット32の極数より多くてもよく、極数の差が2以上であってもよい。
【0031】
ヘッドランプ6には、自転車1の搭乗者の安全を確保するための工夫が施されている。それを図9から図13までの図に基づき説明する。
【0032】
ヘッドランプ6は合成樹脂成型品からなる砲弾型のヘッドランプケース50を備える。ヘッドランプケース50は金属製のステー51を介してフロントフォーク4に取り付けられる。ヘッドランプケース50は前方側が開口しており、そこに透明な合成樹脂からなるヘッドキャップ52が取り付けられる。ヘッドキャップ52はヘッドランプケース50に面する側が開口となっており、そこに反射鏡53が取り付けられる。反射鏡53は合成樹脂成型品であり、メッキまたは金属の蒸着により反射面53aが形成されている。
【0033】
反射鏡53の中心に位置してランプ54が配備されている。ランプ54は白熱電球であってもよく、発光ダイオード(LED)であってもよい。ランプ54の端子部分はヘッドランプケース50の内部に支持された回路基板55に電気的に接続される。回路基板55にはハブダイナモ10が発電した直流電流が供給されるものであり、その直流電流がランプ54に流れ、ランプ54が点灯する。
【0034】
ヘッドランプケース50の中で外向きになった側面には貫通穴50aが形成され、ここに、内部空間56aを有する箱形の導光レンズ56が取り付けられる。導光レンズ56は正面形状が横長の矩形であり、図10に示す形状の水平断面を備える。すなわち導光レンズ56の内部空間56aには貫通穴50aに向かって突き出す山形突部57が形成されている。山形突部57の中心には、外面より山形の凹部58が形成されている。山形突部57の肉厚部分と凹部58の境界面が第1の反射面57aとなり、山形突部57の肉厚部分と導光レンズ56の内部空間56aの境界面が第2の反射面57bとなる。第2の反射面57bは階段状に形成されている。
【0035】
ヘッドランプケース50には、導光レンズ56の前方面に当接する箇所に円形の貫通穴50bが形成されている。反射鏡53にも、貫通穴50bに整列する箇所に円形の貫通穴53bが形成されている。その結果、導光レンズ56からの光が貫通穴50b、53bを通じてヘッドキャップ52から漏れ出すことになる。
【0036】
導光レンズ56に対し光を供給する光源となるのは、回路基板55に実装されたLED59である。LED59は山形突部57の頂点の平坦部に光を照射するように取り付けられる。LED59に電力を供給するのはハブダイナモ10であるが、ハブダイナモ10が発電をやめた後は回路基板55に実装されたコンデンサ60がLED59に電力を供給する。コンデンサ60としては、ある程度の蓄電量が必要とされることから、電気二重層コンデンサが選択される。
【0037】
回路基板55に形成された電気回路は、図12に示す個別回路要素を含む。すなわち整流回路61、定電圧回路62、光センサ回路63、点灯消灯制御回路64、及び定電圧回路65である。光センサ回路63はヘッドランプ6の外界の明るさを検知する光センサ66を含む。点灯消灯制御回路64はランプ54を点灯または消灯させる。
【0038】
自転車1が走行しハブダイナモ10が発電を行ったとき、夜間等周囲が所定の明るさよりも暗くなっていることを光センサ66が検知したときは、点灯消灯制御回路64がランプ54に電流を流し、ランプ54を点灯させる。これにより、ヘッドキャップ52を通じて自転車1の前方に光が照射され、搭乗者は光で前方を確認しつつ自転車1を走行させることができる。尚図12においては、ハブダイナモ10として単相のものを使用しているが、三相交流発電機を使用しても勿論構わない。
【0039】
夜間の走行時、ハブダイナモ10が発電を行うと、LED59も点灯する。LED59から出射された光は図10に示す通り山形突部57の頂点の平坦部より山形突部57の肉厚内に入り、第1の反射面57aに当たり、ヘッドランプ6の前後軸に沿う水平方向に反射される。その光は山形突部57の肉厚内を進んで第2の反射面57bに当たり、ヘッドランプ6の前後軸と直角の方向に、すなわちヘッドランプ6の側方に向かって反射する。この光は、第2の反射面57bが階段状になっていることから、多数のきらめきとなって観察者の目を射る。このため、自転車1の存在を側方から良く認識することができる。
【0040】
LED59から照射された光は全量が第1の反射面57aで反射される訳ではなく、一部は第1の反射面57aを通り抜ける。この光も側方からの自転車1の認識に役立つ。
【0041】
第2の反射面57bに当たる光も、全量が第2の反射面57bで反射される訳ではなく、一部は第2の反射面57bを通り抜ける。前方の第2の反射面57bを通り抜けた光はヘッドランプケース50の貫通穴50bと反射鏡53の貫通穴53bを通り、ヘッドキャップ52から前方に漏れ出る。この漏出光により、自転車1の存在を前方から認識することができる。
【0042】
後方の第2の反射面57bを通り抜けた光は導光レンズ56の後方側面から後方に漏れ出る。この漏出光により、自転車1の存在を後方から認識することができる。
【0043】
夜間、ハブダイナモ10が発電を行っている間、コンデンサ60に充電が行われる。自転車1が停止し、ハブダイナモ10が発電を行わなくなっても、コンデンサ60の蓄電量がLED59の発光に十分なものである間は、LED59は点灯を続ける。このため、走行を続けてきた自転車1が信号待ち等で停止したとき、ランプ54は消灯し、ヘッドランプ6の機能は失われるが、LED59は点灯したままで、前方、側方、後方の三方向より視認可能である。このように点灯するLED59が他の自転車や自動車、歩行者などに対し自転車1の存在を主張するので、搭乗者の安全を確保することができる。
【0044】
図13、14に従来のヘッドランプ100を示す。図9から図12に示したヘッドランプ6と機能的に共通する構成要素にはヘッドランプ6と同じ符号を付し、説明は省略する。
【0045】
ヘッドランプ6に存在した構成要素で、ヘッドランプ100に欠けている構成要素の主なものは、導光レンズ56、LED59、及びコンデンサ60である。ランプ54も、反射鏡53に形成された切り欠き部53cを通じて側方に光を放ちはするが、自転車1が走行を停止し、ハブダイナモ10が発電を行わなくなると、発光しなくなってしまう。そのため、自転車1が夜間に走行状態から停止状態になったとき、ヘッドランプ6ほど搭乗者の安全を確保できない。
【0046】
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は自転車用ハブダイナモに広く利用可能である。
【符号の説明】
【0048】
1 自転車
2 前輪
3 ハンドル
4 フロントフォーク
5 スポーク
6 ヘッドランプ
10 ハブダイナモ
11 ハブ軸
12 ダイナモケース
20 ステータユニット
21 鉄芯
21a 極片
22 コイル
30 ロータユニット
31 ロータヨーク
32 マグネット
40 回路基板
41 ホルダ
42 整流回路
42a 出力線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハブ軸及び当該ハブ軸に回転自在に保持されたダイナモケースを有する自転車用ハブダイナモであって、
前記ハブ軸に固定されるステータユニットと、前記ダイナモケースに固定されるロータユニットを備え、
前記ステータユニットは三相交流発電用であり、
前記ステータユニットの三相交流出力を直流出力に変換する整流回路を備えた回路基板が前記ダイナモケース内に配置されることを特徴とする自転車用ハブダイナモ。
【請求項2】
前記回路基板は導電性物質製のホルダで前記ハブ軸に支持され、前記ホルダは前記直流出力を取り出す一対の出力線の一方を前記ハブ軸に電気的に接続する役割を担うことを特徴とする請求項1に記載の自転車用ハブダイナモ。
【請求項3】
前記ステータユニットに含まれる鉄芯は積層鉄芯であることを特徴とする請求項1または2に記載の自転車用ハブダイナモ。
【請求項4】
前記鉄芯の極片の極数と、前記ロータユニットに含まれるマグネットの極数が異なることを特徴とする請求項3に記載の自転車用ハブダイナモ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−182961(P2012−182961A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−45908(P2011−45908)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】