説明

舗装用アスファルトコンクリート組成物

【課題】ケナフ繊維を用いた舗装用アスファルトコンクリート組成物にして、舗装面における「わだち掘れ」の発生を抑制しながら環境負荷を低減する。
【解決手段】アスファルト混合物と植物繊維体とから成り、植物繊維体の含有量がアスファルト混合物に対して0.7重量%以下とされている舗装用アスファルトコンクリート組成物である。前記植物繊維体は、アスファルト混合物から形成されるアスファルト層内に分散された平均繊維長0.1〜20mmのケナフ繊維Kf、若しくはアスファルト混合物から形成される上下2層のアスファルト層間に介在されるケナフ繊維製のメッシュシートKsである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として車道における舗装技術に係わり、特に舗装路面での「わだち掘れ」の発生を抑制することのできる舗装用アスファルトコンクリート組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化をはじめ様々な環境問題が顕在化する中、各産業では環境負荷の低減が課題となっている。道路舗装も例外ではなく、舗装施工時における二酸化炭素の排出量削減や供用期間の長期化が重要となっている。
【0003】
従来の道路舗装における環境負荷低減対策としては、再生骨材を用いる方法や常温ないしは中温アスファルト混合物を使用して施工段階における二酸化炭素排出量を削減する方法が挙げられる。しかし、それらの方法は環境負荷の低減のみを目的としたものであり、舗装体の機能性を向上させるものではない。
【0004】
舗装体の機能性を向上させるものとしては、アスファルトに低温下にて長時間空気を吹き込んでその性状を改良したセミブローンアスファルト、アスファルトにゴムを混合溶解させてアスファルトの性質改善(タフネステナシティの増加)を図ったゴム入りアスファルト、あるいはアスファルトにポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を混合して高温時の流動抵抗性を改善した熱可塑性樹脂入りアスファルトといった改質アスファルト混合物が知られるが、その種の改質アスファルト混合物は、ストレートアスファルト混合物(加熱アスファルト混合物)に比べ、舗装を完了するまでの過程で二酸化炭素の排出量が増えて環境負荷が大きくなる。
【0005】
又、舗装体の機能性を向上させる他の方法として、舗装材に各種繊維材料を含ませることが知られている。
【0006】
例えば、特許文献1には、天然オイルサンドと粘土鉱物とからなる鉱物混合体に、樹皮を粉砕して得られる樹皮繊維ないしは樹皮粉末、もしくは木質を粉砕して得られる木質繊維を加えた植物含有舗装材が開示されている。
【0007】
又、特許文献2には、アスファルトなどの鉱物基礎材料と繊維補強材料とを含む配合物を舗装材料として用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第3732460号公報
【特許文献2】特表2004−525845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に開示される植物含有舗装材は、植物繊維(樹皮繊維、樹皮粉末、あるいは木質繊維)を鉱物混合体と略同じ重量割合にして混合するか、あるいは鉱物混合体よりも植物繊維の重量割合を大きくして混合するようにしているので、遊歩道の舗装に用いて弾力性と衝撃吸収性に富む舗装面を形成することはできても、大型車両などが通行する車道の舗装に用いて上部荷重を支えるに足る十分な強度を得難く、交通量の多い車道では「わだち掘れ」が早期に進行して車両の通行に支障を来たすことになる。
【0010】
又、植物繊維を鉱物混合体と同量ないしはそれ以上の重量割合で使用する舗装材では、舗装区が長くなればなる程、それ相当の植物繊維が必要となるが、大量の植物繊維を安定的に確保することは困難であるし、多くの樹皮や木材を粉砕するにも多くの時間やコストを要することになる。
【0011】
一方、特許文献2には、鉱物基礎材料して、セメント、モルタル、コンクリート、粘土、アスファルトなどが列記され、補強繊維材料を構成する繊維材料として再生繊維、合成繊維、ケナフなどのセルロース系繊維が列記されているが、鉱物基礎材料としてアスファルト混合物が用いられる場合の具体的な構成についての開示はなく、アスファルト混合物に対するケナフ繊維の含有量やその組成物による舗装の効果についても一切記載されていない。
【0012】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的はケナフ繊維を用いた舗装用アスファルトコンクリート組成物にして、舗装面における「わだち掘れ」の発生を抑制しながら環境負荷を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は上記目的を達成するため、
アスファルト混合物と植物繊維体とから成り、前記植物繊維体の含有量が前記アスファルト混合物に対して0.7重量%以下とされている舗装用アスファルトコンクリート組成物であり、
前記植物繊維体は、前記アスファルト混合物から形成されるアスファルト層内に分散された平均繊維長0.1〜20mmのケナフ繊維、若しくは前記アスファルト混合物から形成される上下2層のアスファルト層間に介在されるケナフ繊維製のメッシュシートであることを特徴とする。
【0014】
又、前記ケナフ繊維は、ケナフの茎の周辺部からとれる靭皮繊維であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、夏季などの高温化においても舗装面を形成するアスファルト層の流動を抑えて「わだち掘れ」の発生を抑制することができる。
【0016】
又、ケナフが成長段階で吸収した二酸化炭素を舗装内に閉じ込めてしまうので、大気中への二酸化炭素の排出量を削減して環境負荷を低減することができる。
【0017】
加えて、ケナフ繊維の含有量がアスファルト混合物に対して0.7重量%以下とされていることから、舗装体の強度低下を防止しながら舗装施工費を抑制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の舗装用アスファルトコンクリート組成物で舗装された道路の断面図
【図2】本発明の変更例を示す道路の断面図
【図3】本発明による環境負荷低減効果を示すグラフ(一般アスファルト舗装との対比)
【図4】本発明による環境負荷低減効果を示すグラフ(改質アスファルト舗装との対比)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について詳しく説明する。先ず、図1に本発明に係る舗装用アスファルトコンクリート組成物により舗装された舗装道路の断面を示す。
【0020】
図1において、1は路床、2は路床1上に設けられる路盤である。路盤2は、砕石などから形成される層であって、下層路盤2aと舗装を構成する上層路盤2bとに分けられており、上層路盤2b上には所定厚のアスファルト層3(アスファルト舗装版)が形成されている。
【0021】
アスファルト層3は、粗粒度アスファルト混合物から形成される基層4と、密粒度アスファルト混合物から形成される表層5とにより構成され、本例ではその表層5が本発明に係る舗装用アスファルトコンクリート組成物とされている。
【0022】
基層4を形成する粗粒度アスファルト混合物は、粗骨材、細骨材、フィラ、及びアスファルトからなる加熱アスファルト混合物で、合成粒度における2.5mmふるい通過分が20〜35%のものであり、本例では粗骨材として5号砕石30重量%、6号砕石20重量%、細骨材として粗砂17重量%、細砂5重量%、フィラとして石灰岩を粉砕した石粉5重量%、及びアスファルトとしてストレートアスファルト4.8重量%が用いられている。尚、基層4は簡易舗装にして省略することもできる。
【0023】
一方、表層5を形成する密粒度アスファルト混合物は、粗骨材、細骨材、フィラ、及びアスファルトからなる加熱アスファルト混合物で、合成粒度における2.5mmふるい通過分が35〜50%のものであり、本例では粗骨材として6号砕石34重量%、7号砕石24重量%、細骨材として粗砂33重量%、細砂4重量%、フィラとして石灰岩を粉砕した石粉5重量%、及びアスファルトとしてストレートアスファルト5.6重量%が用いられている。
【0024】
特に、表層5は上記アスファルト混合物(密粒度アスファルト混合物)に対して0.7重量%以下の植物繊維体を含有する。植物繊維体は、ケナフ繊維製のメッシュシートKsとして表層5内に敷設され、そのメッシュシートKsを介して表層5が下層部5aと上層部5bに区分されている。換言すれば、メッシュシートKsは表層5を構成する下層部5aと上層部5bとの間に介在されている。本例において、下層部5aの厚さは3cm、上層部5bの厚さは2cmであり、表層5を全体としてみればメッシュシートKsは表面から深さ2cmの位置に敷設されている。
【0025】
係るメッシュシートKsは、上記のようにケナフ繊維、それもケナフの茎の周辺部からとれる靭皮繊維を経糸及び緯糸として組織される50〜600メッシュ程度の網目状のシート(織布)であり、そのメッシュ間隔(隣り合う網目の中心間距離)は1〜13mm、好ましくは1〜6mm、網目の大きさにして0.01〜10mm、好ましくは0.01〜5mmとされている。尚、メッシュシートKsを形成する経糸および緯糸は、複数本の靭皮繊維からなる撚糸または単繊維にしてその直径が0.1〜3mm程度とされる。
【0026】
ここに、ケナフとは、アオイ科フヨウ属の一年草で、学名はHibiscus cannabinus
L、原産地は西アフリカであり、4〜6ヶ月で3〜4mの高さに成長し、1haの面積から木材の3〜5倍となる8〜25t相当が産出される。尚、ケナフは二酸化炭素の吸収性に優れ、その吸収速度はヤブツバキなどの陰樹の4倍、イチョウやクヌギなどの樹木の2倍強である。
【0027】
又、ケナフの茎は内側から順に芯部、靭皮部、表皮部からなる。このうち、靭皮部は茎全体の30〜40%を占め、芯部から容易に分離することができる。その靭皮部からとれるケナフの靭皮繊維は、針葉樹に似て長く、しかも一般的な針葉樹の繊維に比べて3倍以上となる約500MPaの引張強度を有している。
【0028】
このような高強度のケナフの靭皮繊維から製されるメッシュシートKsを含有するアスファルト層の表層5によれば、圧密荷重が作用したときにケナフ繊維が破断することなくアスファルト混合物の流動(骨材流動)を抑制するために、「わだち掘れ」の発生を抑制することができ、しかもケナフが成長段階で吸収した二酸化炭素を舗装体内に閉じ込めることになる結果、大気中への二酸化炭素の排出量を削減して環境負荷を低減することができる。
【0029】
尚、本例において、表層5を形成するアスファルト混合物の単位体積重量は2.35t/m、メッシュシートKsは表層5を形成するアスファルト混合物100重量部に対して約0.04重量部である。
【0030】
次に、上記のようなメッシュシートKsを用いる舗装方法について説明すれば、先ず常法に従って路床1および路盤2を形成し、次いで路盤2上にアスファルト混合物(粗粒度アスファルト混合物)を敷き均し、これを転圧機械により締め固めて基層4を形成する。その後、基層4上にアスファルト混合物(密粒度アスファルト混合物)を敷き均し、これを転圧機械により締め固めて厚さ3cm程度の下層部5aを形成する。次いで、その下層部5a上に予め作成したメッシュシートKsを全面的に敷き、その上に下層部5aと同じ密粒度アスファルト混合物を敷き均し、これを転圧機械により締め固めて厚さ2cm程度の上層部5bを形成する。
【0031】
しかして、メッシュシートKsは下層部5aと上層部5bとの間に埋設され、これにより「わだち掘れ」の抑制効果が高く、環境負荷を低減することのできる表層5が形成されることになる。
【0032】
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明は植物繊維体をケナフ繊維製のメッシュシートKsとすることに限らず、係る植物繊維体として図2のように短く切断したケナフ繊維Kfをアスファルト層(表層、好ましくは表層のほか基層および上層路盤)内に分散させるようにしてもよい。但し、本例においてもケナフ繊維Kfの含有量は表層5を形成するアスファルト混合物に対して0.7重量%以下、好ましくは0.2〜0.3重量%に制限する。尚、ケナフ繊維Kfが0.2重量%以下では「わだち掘れ」の抑制効果、環境負荷の低減効果(二酸化炭素の排出量削減効果)共に不十分となり、0.3重量%以上では環境負荷の低減効果は上がるも舗装面の耐摩耗性が悪化し、0.7重量%を超えると車両の荷重を支えるに足る強度を得難くなる。
【0033】
又、ケナフ繊維Kfとしては、上記例と同じくケナフの茎の周辺部からとれる靭皮繊維が用いられるが、その平均繊維長は0.1〜20mmとされる。なお、ケナフ繊維(靭皮繊維)の平均繊維長が0.1mm以下では「わだち掘れ」抑制効果が落ち、20mm以上では分散性が悪化して表層5内にケナフ繊維Kfが凝集した強度不足部分を生ずる虞がある。
【0034】
ここに、係るケナフ繊維Kfは、混合機によりアスファルト混合物と混合されて当該アスファルト混合物中に均一に分散される。そして、そのケナフ繊維Kfを含んだアスファルト混合物を基層4上に敷き均した後、これを転圧機械により締め固めることにより図2のようにケナフ繊維Kfが分散された表層5が形成されることになるが、本例でも基層4は必要に応じて省略することができる。
【0035】
次に、本発明に係る舗装用アスファルトコンクリート組成物の各種機能性について言及する。
【0036】
(1)供試体
厚さ5cmの基層および表層を基本とし、表層内深さ2cmの位置に網目の大きさが異なる上記のようなメッシュシートKsを敷設して下表1に示す3種類の供試体A1〜A3を作成した。更に、ケナフ繊維Kfが分散された表層にしてケナフ繊維の平均繊維長と含有率を下表2のように変化させた8種類の供試体B1〜B8を作成した。又、比較例として、アスファルト混合物のみからなる供試体X1と、改質アスファルト混合物2型(熱可塑性樹脂入り)からなる供試体X2を作成した。尚、各供試体のアスファルト混合物はいずれも同じで、基層には粗粒度アスファルト混合物、表層には密粒度アスファルト混合物を用い、後述のGB/SB反発試験では表層のみとした。
【0037】
【表1】

【0038】
【表2】

(2)WT(Wheel Tracking)試験
試験温度(60℃)、圧密荷重(70kgf)、荷重移動速度(21往復/分)、試験時間(120分)、トラバース幅(10cm)の条件下でWT試験を実施した。その結果を下表3、4に示す。尚、本試験において、載荷部分直下の幅1cm、深さ5cmの範囲を圧密部、その横の幅2cm、深さ3cmの範囲を側方部とし、その各部における骨材移動量を30分毎に撮影した各供試体横断面の画像の解析により求め、骨材移動量減少率については比較用の供試体X1(最も一般なアスファルト舗装版)を基準にした。又、表3および表4中、DS(動的安定度)とは、わだちを1mm発生させるに必要な車輪の走行回数を意味し、その値が大きくなるほど耐流動性が高く、「わだち掘れ」は発生し難くなる。更に、圧密変形量とは、車輪走行位置(圧密部)における「わだち掘れ」の深さを表す。
【0039】
【表3】

【0040】
【表4】

表3および表4から明らかなように、道路に最も一般に使用されている供試体X1に比較し、メッシュ間隔3mmのメッシュシートKsを内部敷設した供試体A1ではDSが約3.7倍、ケナフ繊維分散型(平均繊維長15mm、含有率0.3重量%)の供試体B6でDSが約3.6倍高くなっており、「わだち掘れ」の抑制効果が認められた。特に、メッシュシート型では、メッシュ間隔が小さくなるほどDSが増大しており、この結果を踏まえればメッシュ間隔を小さくするほど「わだち掘れ」の発生を抑制できるものと推認される。
【0041】
(3)GB/SB反発試験
衝撃吸収性を評価するためにGB/SB反発試験、詳しくは高さ1mからゴルフボール(GB)と鉄球(SB)を落下させて反発係数を求める試験を行った。その結果を下表5に示す。尚、GB試験では、供試体B2,B4,B6,B8,X1,X2を対象に各10回測定し、その平均値をGB反発係数とした。又、SB試験では供試体B1〜B8、X1,X2を対象に各20回測定し、それぞれ最大値と最小値を除いた平均値をSB反発係数とした。
【0042】
【表5】

表5から明らかなように、本発明に係るケナフ繊維分散型の供試体B1〜B8(供試体B8のGB反発係数を除く)では、比較用の供試体X1よりもGB/SB反発係数が小さく、衝撃吸収性に優れていることが判る。
【0043】
(4)環境負荷
本発明によれば、ケナフが成長段階で吸収した二酸化炭素のアスファルト舗装内に閉じ込めるため、二酸化炭素の排出量削減に寄与できる。その効果をケナフ繊維の含有量に基づき二酸化炭素の原単位を求めて評価した。その結果を図3および図4に示す。
【0044】
図3から明らかなように、ケナフ繊維分散型(含有率0.3重量%)では一般舗装(改質材を含まないアスファルト混合物のみによる舗装)に比べて26.3%の二酸化炭素排出削減効果が得られ、改質アスファルト舗装との対比では図4のように31.4%もの二酸化炭素排出削減効果が得られる。又、ケナフ繊維の含有量が少ない(アスファルト混合物に対して約0.04重量%)メッシュシート型でも一般舗装との対比で3.7%、改質アスファルト舗装との対比では10.4%の二酸化炭素排出削減効果が得られる。
以上、本発明について説明したが、ケナフ繊維に代えてジュートの繊維を用いることができ、この場合でもケナフ繊維を用いた場合と同等の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0045】
1 路床
2 路盤
3 アスファルト層
4 基層
5 表層
5a 下層部
5b 上層部
Ks ケナフ繊維製メッシュシート
Kf ケナフ繊維

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスファルト混合物と植物繊維体とから成り、前記植物繊維体の含有量が前記アスファルト混合物に対して0.7重量%以下とされている舗装用アスファルトコンクリート組成物であり、
前記植物繊維体は、前記アスファルト混合物から形成されるアスファルト層内に分散された平均繊維長0.1〜20mmのケナフ繊維、若しくは前記アスファルト混合物から形成される上下2層のアスファルト層間に介在されるケナフ繊維製のメッシュシートであることを特徴とする舗装用アスファルトコンクリート組成物。
【請求項2】
前記ケナフ繊維は、ケナフの茎の周辺部からとれる靭皮繊維であることを特徴とする請求項1記載の舗装用アスファルトコンクリート組成物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−111712(P2011−111712A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−265841(P2009−265841)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【出願人】(504237050)独立行政法人国立高等専門学校機構 (656)
【出願人】(000239437)福田道路株式会社 (24)
【Fターム(参考)】