説明

色変換照明体およびユーザインタフェース

少なくとも1つの美しい照明表示またはライトショーを提供する照明付き装飾用照明体およびそれに用いるユーザインタフェースが開示される。開示された装飾用照明体は透光性ハウジング(102)を含む。ハウジング(102)はキャビティに通じる底部開口部を有する。照明体は、さらに、ハウジング(102)の底部開口部(108)を被覆するベースアセンブリ(104)を含む。ベースアセンブリ(104)はユーザインタフェースを含む。ユーザインタフェースは、ライトショー回路、複数のライトショーを記憶するメモリ、メモリからライトショーを呼び出すためのスイッチまたはボタン(150)、および赤色、緑色および青色光からなる少なくとも1つの光グループを含む。ユーザインタフェースのスイッチ(126、130)は底部開口部(108)に支持される。ライトショー回路、メモリおよび光はキャビティ(106)内に支持される。粗面化された均等拡散外側面を有する透光性光パイプ(119)が回路および光を被覆・隠蔽することが望ましい。光パイプ(119)を通じて照射された光は拡散され、外見上暖かい光放射を創出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願明細書は、家庭用家具として使用される装飾用照明体およびそれに用いるユーザインタフェースを開示する。本発明の装飾用照明体は、1つ以上の美しい照明表示もしくはライトショーを提供する。装飾用物体のベースに嵌め込まれる本発明のユーザインタフェースは、装飾用照明体を通じた1つ以上の美しい照明表示またはライトショーを提供する。
【背景技術】
【0002】
1つ以上の照明効果を表示する、様々な装飾用の照明付き物体が当該技術で知られている。例えば、シャンベルゲ(Schanberget)の米国特許第6,801,003号は、スイミングプール、壁掛け照明システムおよび窓取付け型光システムに用いる、照明装置が生み出す色変換照明効果を制御すべく構成されたプロセッサを含む照明システムを開示している。シャンベルゲは、1つ以上の照明プログラムおよび/またはデータを記憶したメモリを照明システムに含めてもよいことを開示している。さらに、照明システムは、照明システムが生み出す照明効果を変更および/または選択するために使用されるユーザインタフェースを含んでもよい。また、シャンベルゲの開示によれば、照明システムは混合色光を生成すべく2つ以上のLEDからの光出力が組み合わされるように制御される複数のLEDを備えてもよく、照明システムは屋内および屋外ディスプレイ、装飾照明、特殊効果照明など大規模な用途にも利用できる。
【0003】
ホーレン(Hoelen)の米国特許第6,536,914号は、発光パネルを備えた、表示装置に照明を施すための照明システムを開示している。発光パネルは光を発光パネルに結合させるための少なくとも1つのエッジ面を有する。ホーレンの照明システムは、さらに、各々が青色、緑色、赤色のLEDを1つずつ含む、複数の発光ダイオードクラスタからなる光源を備える。ホーレンは、均等且つ非動的な光分配を行うため、LEDクラスタ構成と寸法的に関連する混合チャンバを利用する。
【0004】
ガボール(Gabor)の米国特許出願公開第2004/0179355号は電球、LEDまたはその他の光源を有する電池式の電子キャンドルを開示している。接触板がフリッカー回路を模した回路盤の端子に電気接続された擬似キャンドル光源が装置の透明シリンダ内に収容される。回路盤は異なる色のLED(例えば赤色、緑色、青色または黄色)に適応する。
【0005】
その他の既知の照明器具は擬似キャンドルを開示する米国特許第6,616,308号、LEDを用いた擬似ネオン光を開示する米国特許第6,361,186号に記載されている。照明表示装置の制御に関しては米国特許第6,431,719号、同第4,866,580号、および米国特許公開第2004/0036424号に記載がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の照明器具にはいずれも欠点がある。例えば、上記装置の既知のインタフェースは特に汎用性が高くなく、ユーザフレンドリーでもない。上記装置はいずれもメモリに記憶された1つ以上の新しいライトショーや別のライトショーを含む別のユーザインタフェースや代替インタフェースと交換可能なユーザインタフェースを含まない。開示されている装置はいずれも容易に取り外せて新たなインタフェースまたはメモリカードと交換できるユーザインタフェースまたはメモリカードを含まない。前述の装置はいずれも特定のライトショーを容易に選択でき、ショーの途中で容易に一時停止でき、あるいはショーの途中で強度を容易に調節できるユーザフレンドリーなインタフェースを含まない。
【0007】
さらに、前述の装置はいずれも遠隔制御を含まない。同様に、開示されている装置はいずれも屋内もしくはマントルに設置した2台の装置を同期させることを可能とする無線通信機能を含まない。前述の装置はいずれもインターネットやPCメモリから新たな情報やライトショーをダウンロードできない。現行装置では必要に応じて音響を提供することはできない。既知の装置は周囲の音、温度、光などの環境条件に反応しない。従って、当該技術において、改良された装飾用照明表示が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願明細書は、少なくとも1つの美しい照明表示またはライトショー、およびそれに用いるユーザインタフェースを提供する、照明付きの装飾用照明体を開示する。
【0009】
本願明細書では、「透光性」要素とは、光を透過させる材料を指し、その例として透明材料、着色透明材料、向こう側にある物体が明確に見えないよう光を透過させ且つ拡散させる材料、ならびに上記特徴の組み合わせを有する材料が挙げられるがこれらに限定されない。
【0010】
本願明細書では、用語「中間光方向」とは、ハウジングを透過する光線の合計の概ね平均方向を指す。
【0011】
本願明細書では、用語「均等拡散」とは、完全な光拡散、あるいはランバートの法則に則り全方向に一様な光拡散を行いうる表面を指す。用語「略均等拡散」とは、優れた光拡散、あるいは全方向に概ね一様な光拡散を行いうる表面を指す。
【0012】
一態様において、開示された照明体は透光性ハウジング、ベース、および第一の光源を含む。ハウジングは開口部を画定する内部キャビティを有する。ベースはハウジングに取り付けることができ、ハウジングの開口部を概ね被覆する。第一の光源は少なくとも1つの多色ライトショーを表示すべくベースに配置される。
【0013】
一態様において、キャビティに収容され、ハウジングの開口部から離間されてベース上に配置される複数の光源が設けられる。1つまたは複数のその他の光源は、ハウジングの壁を介して光を透過させ、照明体から放射させることができる。
【0014】
別の態様において、ハウジングの開口部はキャビティ周囲の略平面を含み、光インタフェースとして機能する。また、第一の光源はハウジングの開口部に隣接配置され、光インタフェースを介して光を透過させハウジングの壁に入射させてハウジングを照射することが望ましい。
【0015】
一定の開示された照明体は、ベース、ベース上の電子工学、および光源を被覆し、ベースとハウジングのキャビティの間に配置される、本願明細書で「光パイプ」と呼ばれる部材を含む。ある構成において、光パイプはハウジングキャビティの形状に似せて形成されてもよいが、光パイプはキャビティを画定するハウジング内壁から離間されていることが望ましい。好適な光パイプは光拡散を補助する、粗面化された内側面または外側面を含む。内側面または外側面を粗面化することで、光拡散を強化する。光パイプの均等拡散または略均等拡散表面は、サンドブラスト処理により、あるいはナイロンウェブ製の従来の研磨パッドや、粗い鉱物研磨剤を用いた粗面化処理により容易に得ることができる。光拡散を強化するために光パイプの内側面または外側面、あるいは照明体ハウジングの内側面または外側面を粗面化するその他の技術は当業者には明らかである。
【0016】
別の態様において、キャビティを画定する表面は、第一のおよび/または第二の光源からの光を照明体から放射させる前に拡散させる光拡散表面を含む。光拡散表面は均等拡散または略均等拡散表面を提供するためのサンドブラスト仕上げ、つや消し仕上げ、エッチング仕上げ、光拡散被覆のうち少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0017】
別の態様では、ハウジングは、入射光の大部分を反射する反射面をハウジングの壁に含んでもよい。反射面は、中間光方向の入射角度がハウジング材料の臨界角以上となる向きに配置される表面を含むことが望ましい。
【0018】
さらに別の態様では、第一の光源は複数の異なる色の発光ダイオード(LED)を含む発光ダイオード配列、より好適にはLEDの赤色/緑色/青色(RGB)配列を含むことが望ましい。他の光源はRGB色のLED配列を含むことが望ましい。LED配列はベース上に配置され、あるいはベースに支持されるボード上に取り付けられることが望ましい。
【0019】
照明体は、少なくとも1つの予めプログラムされたライトショーに対応するデータを記憶するメモリを含むことが望ましい。また、照明体は所定期間ユーザ入力がなかった場合に照明体をオフにする自動停止機能を含むことが望ましい。
【0020】
別の態様において、照明体はユーザインタフェースを含み、ユーザはユーザインタフェースを介して装置オフ設定、第一の光源がオンである少なくとも1つのライトショー設定、および第二のすなわちその他の光源がオンである少なくとも1つの照明設定の中から所望の表示設定を選択できる。インタフェースは停止ボタンを含むことが望ましく、少なくとも1つのライトショー環境の1つがユーザインタフェース上で選択された場合に、ユーザは停止ボタンを利用してライトショーの所望の時点(すなわち色)で進行中のライトショーを停止させることができる。
【0021】
開示された一構成において、照明体用の改良されたユーザインタフェースが開示される。1つのユーザインタフェースは制御スイッチ、モードスイッチ、および、好適にはフリッカースイッチを含む。ユーザは制御スイッチを利用して、照明体からいずれの光も放射されないオフ位置、照明体が所定のパターンの多色光で照射されるライトショー位置、および単一色(あるいは、2つの類似色)の光が照明体から連続的に放射される照明位置の間で選択することができる。制御スイッチがライトショー位置にあるとき、ユーザはモードスイッチを利用して、予めプログラムされた複数のライトショーの中から所望のライトショーを表示すべく選択できる。制御スイッチが照明位置にあるとき、ユーザはフリッカースイッチを利用して、定常照明モードとフリッカー照明モードとを切り換えることができる。当然ながら、本願明細書に記載されるユーザインタフェースは第二の光源を設けない照明体にも応用できる。この場合、フリッカースイッチと、制御スイッチの照明位置は省略できる。これらの目的のためのボタンおよびスイッチは交換可能である。単一モードスイッチまたはボタンの代わりに、選択された番号付きライトショーのために番号付きモードボタンを利用してもよい。
【0022】
別の構成では、ユーザインタフェースは制御スイッチと停止ボタンとを含む。ユーザはこの構成の制御スイッチを利用して、照明体から光が放射されないオフ位置、第一の予めプログラムされたライトショーにおいて照明体が照射される第一のライトショー位置、第二の予めプログラムされたライトショーにおいて照明体が照射される第二のライトショー位置、第三の予めプログラムされたライトショーにおいて照明体が照射される第三のライトショー位置、第二の光源が定常(すなわち略一定の強度の)照明を発する定常照明モード、および第二の光源がフリッカー(すなわち強度の変わる)照明を発するフリッカー照明モードから選択できる。制御スイッチが第一、第二、または第三のライトショー位置にあるとき、ユーザは停止ボタンを利用して、ライトショーを所望の時点で停止させることができる。
【0023】
別の態様において、ユーザインタフェースはオン/オフボタン、フリッカーボタン、一時停止ボタン、複数の番号付きボタンを含む。各番号ボタンは特定の記憶されたライトショーに割り当てられる。このような実施形態では、インタフェースは複数のライトショーを記憶するためのメモリまたはメモリカードを含む。
【0024】
さらに別の態様では、ユーザインタフェースは1つ以上のライトショーに関連して音声を生ずるサウンドカードを含む。さらに別の態様では、ユーザインタフェースの回路は温度センサと、温度センサにより感知された周囲温度に基づいて所与のライトショーを変更する制御回路とを含む。さらに別の態様では、インタフェースおよび/またはベースは照明体をパーソナルコンピュータとリンクさせ、ユーザ入力を行わずとも新しいもしくは別のライトショーをインターネットからダウンロードできるようにするUSB接続を含む。従って、インタフェース上の番号付きボタンと関連付けられたライトショーを変更し、インターネットからダウンロードした他のライトショーに交換できる。また、ユーザはパーソナルコンピュータにインストールした、インターネットからショーをダウンロードする際に使用するソフトウェアによって選択されたライトショーを変更できる。
【0025】
別の態様において、ユーザインタフェースは、ユーザインタフェースを起動すべく照明体が傾けられるとユーザインタフェースに設置された背景光をオンにする水銀スイッチ、より好適には加速度計などの動作起動スイッチを含む。
【0026】
別の態様において、照明体は、上述の取外し可能な遠隔制御型インタフェースと通信するためのトランシーバを含む。関連する別の態様では、照明体は同様にトランシーバを備えた別の照明体と通信するためのトランシーバを含む。従って、2つの照明体は相互に通信でき、照明体において実行されるライトショーを別の照明体と同期させることができる。関連する態様では、相互に通信し、相互に同期させてライトショーを表示する2つ以上の照明体を、家庭で使用する「システム」に組み込んでもよい。関連する別の態様では、照明体用インタフェースはパーソナルコンピュータからライトショーを無線でダウンロードできるものであってもよい。この場合インターネットからダウンロードするためのUSBポートは必要ない。
【0027】
別の態様において、ライトショーのインタフェースは特定の時点で照明体のオン/オフを切り換える目覚まし時計機能を備えていてもよい。別の態様において、ハウジングおよび光パイプをガラスまたは樹脂材料で製造してもよい。
【0028】
別の態様は、照明体が音声を生ずることを可能とするサウンドカードの利用を含む。別の態様は、照明体が室内の音声に反応し、周囲温度に反応してライトショーを変更する上述の実施形態と同様にして周囲の音に反応しライトショーを変更するためのサウンドカードの利用を含む。
【0029】
さらに別の態様では、照明体のベースは本体、第一の光源、および、好適には1つ以上の追加の光源を含む。本体は支持部と突出部を有する。光源はベース上の、支持部に隣接する位置に配置され、メモリに記憶された少なくとも1つの多色ライトショーを表示することができる。追加の光源を設ける場合、追加の光源はベースの突出部に配置され、光出力が定常である第一の照明モードと、光出力がフリッカーである第二の照明モードとを有する。
【0030】
上述したように、一般的に、照明体は、内部キャビティと、ハウジングに取付け可能であるとともにハウジングのキャビティ内に延出する突出部とハウジングおよび/またはベース内に配置される光源とを有するベースと、を有する透光性ハウジングを含む。内部キャビティが光源を収容できる大きさであれば、ハウジングは所望の形状およびサイズに形成できる。ハウジングは花瓶、彫刻など美的感覚に訴える設計を有することが望ましい。
【0031】
ハウジングは任意の透光性材料で製造できる。ハウジングは略透明な、閉塞されていないガラスまたはポリウレタンで製造されることが望ましい。さらに、ハウジングの異なる部分および/または表面は、異なる光学的特性を有していてもよい。例えば、キャビティの内側面または光パイプの外側面は照明体から放射される前に第二の光源から光を拡散させる光拡散表面を含む。光拡散表面は従来のサンドブラスト技術を用いて行われるサンドブラスト仕上げを含む。なお、所望の光拡散仕上げを得る目的で、キャビティ表面もしくは光パイプの表面にこの他の従来の各種処理および/または被覆を施してもよい。例えば、光拡散表面はエッチング、つや消し、刻み付け、その他の粗面化、光拡散被覆の塗布(例えば、電球に利用されている従来のシリカ被覆)などのうち1つ以上の方法により付与することができる。
【0032】
ベースは、コスト、重量、導電性、美的外観など、設計上考慮すべき事項に応じてプラスチック、金属、ガラス、ポリマー、など任意の材料で適宜製造できる。
【0033】
光源として、例えば発光ダイオード(LED)、白熱電球、蛍光電球など任意のタイプの照明要素を利用できる。なお、第一の光源はLEDのRGB配列を含み、別の光源がRGB色のLED配列を含むことが望ましい。
【0034】
好適な照明体の実施形態は、内側キャビティ内の垂直な外側ハウジングすなわち外被と、底部開口部とを含む。ベースは開口部内に結合可能に受容され、嵌合される。ベースは押しボタンパッドと回路盤とを含むインタフェースを支持する。ベースを開口部内に固定し、ベース上に嵌め合わされる光パイプを支持するために1つ以上の枠部材を用いてもよい。光パイプは2つの機能を有する。第一に、光パイプはベースに取り付けられた電子構成要素を視界から遮るカバーとして作用しうる。第二に、光パイプは光を拡散させる目的で使用できる。既述のごとく、光を拡散させる均等拡散または略均等拡散表面を形成すべく光パイプの外側または内側を粗面化することができる。このように、光パイプを粗面化してもよい。この場合ハウジングの内側または外側面を粗面化する必要はない。粗面化を行わない場合、光パイプの内側面または外側面、ハウジングの内側面または外側面を粗面化してもよく、電子構成要素を隠蔽する目的でのみ光パイプを利用してもよい。本発明は1つの粗面化された表面のみを有する照明体に限定されず、1つ以上の表面を適宜粗面化してよい。
【0035】
さらに、インタフェースはインターネットにリンクされたパーソナルコンピュータとの間で無線通信を行うためのUSB接続もしくはトランシーバを含んでもよい。これにより追加のライトショーがウェブサイトからダウンロードでき、および/またはパーソナルコンピュータを利用して変更できる。インタフェースは取外し可能であってもよく、遠隔制御として利用することもできる。照明体はベースに配置される、取り外しのできない第一の固定取付け型インタフェースと取外し可能な遠隔制御型インタフェースの2つのインタフェースを含んでもよい。インタフェースの回路盤はメモリカード、サウンドカード、温度センサ、目覚まし時計機能、および1台以上のトランシーバを備えてもよい。あるトランシーバは遠隔制御インタフェースとの通信に利用でき、別のトランシーバは別の照明体との通信に利用できる。当然ながら、1台のトランシーバが両方の機能を有する設計も可能である。
【0036】
別の態様において、ボウル型照明体が開示される。ボウル型はベースに設けられる開口部を含む。開口部は、容器部の下、もしくは開放されたボウル型のキャビティに配置される。ボウル型は開放上部を有する。さらに、ベースは複数のRGB色のLEDをボードに取り付けた回路盤を含む、インタフェースを含む。押しボタンメカニズムはボードに組み込んでもよいし、別体として設けてもよい。インタフェースは上述の1つ以上のもしくは全ての追加機能を含んでいてもよい。インタフェースを被覆し電子構成要素を隠蔽するために光パイプが利用される。ボウル型を裏返すことでインタフェースの押しボタンまたはスイッチにアクセスできる。
【0037】
図面と、好適な実施形態を例示し説明する以下の説明を参照することで、上記およびその他の特徴と利点がより深く理解される。
【0038】
全図面を通じて、同様の部品もしくは対応する部品には同様の参照番号もしくは対応する参照番号を使用した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
好適な一実施形態に従った、曲面を有する照明体10を図1〜図4に示す。一般的に、照明体10は1つ以上の可撤性固定具(図示せず)により取付け可能なベース104を有する透光性ハウジング102を備える。通常この実施形態のハウジング102の形状はアンフォラ型(ただし取っ手はない)であり、ハウジング102の開口部108を画定する内部キャビティ106を有する。キャビティ106の表面120はサンドブラスト加工され、粗面化された光拡散表面となっている。ベース104は(ハウジングに取り付けられた際に)ハウジング102の開口部108を概ね被覆し、ベース104の突出部112はキャビティ106内部に延在する。ハウジング102をベース104に取り付ける際に使用される固定具は、ハウジング102の底面の開口部108周囲から突出する脚部(図面には表示されない)に固定されることが望ましい。当業者には明らかなようにハウジング102をベース104に取り付ける方法は数多く存在する。既述のごとく、ベース104は各種材料で製造できる。ただしこの実施形態ではベース104をアルミニウムで製造し、必要に応じて研磨および/またはめっきを施すことが望ましい。
【0040】
図3に示されるように、第一の光源114は、ベース104の、ハウジング102の開口部108に隣接する位置に配置される。第一の光源114から発せられる光の輝度を高め、光をハウジング102に向けて上向きに方向付ける目的で、装置の内側に面したベース104の表面を淡色もしくは白色の被覆、金属箔、鏡面などの反射材料で被覆してもよい。あるいは、ベース104を金属で形成した場合、ベース表面を研磨し反射性を高めてもよい。
【0041】
第一の光源114は、3つずつ2列に配列された合計6つのLEDで構成される。各配列は赤色、緑色、および青色のLEDを1つずつ三角形状に配している。当然ながら配列の数は任意に設定でき(配列を1つとしてもよい)、および/または各配列におけるLEDの数は増減できる(各配列は少なくとも2つのLEDを有する)。LED配列は直線状、円状、四角形など任意の形状としてよく、特に三角形状でなくともよい。第一の光源114は予めプログラムされた複数の異なるライトショーを提供するものである。これについて以下に詳述する。
【0042】
図2に最もよく示されるように、第一の光源114は光インタフェース134を介して光を透過させ、ハウジング102の壁に入射させてハウジング102に照明を施す。光インタフェース134はキャビティ106により形成される開口部108の周囲の少なくとも一部を囲むハウジング102上の略平面134を含むことが望ましい。ハウジング壁の肉厚tは、光インタフェース134の部位において第一の光源114のLED配列の肉厚以上であることが望ましい。この結果、配列における各LEDから発せられる光の大部分は光インタフェース134を均等に透過しハウジング102の壁に入射する。(LEDから発せられる光は当該LEDに特定の立体角で発せられる。従って光はLEDから離れるにつれて広がる円錐形状に拡張される。)従って、LEDの配列が直線状に配置され、光インタフェース134に隣接配置されている場合、肉厚tはLED1つ分の肉厚より大きければよい。しかし、LEDの配列が光インタフェースから離れている場合、光インタフェースはLEDから投射される円錐形状の光を受容できる大きさであることが望ましい。理論上はハウジング壁の肉厚に上限はない。ただし、実際には肉厚tは照明体のサイズと重量とを勘案して制限される。従って、照明体10の光インタフェースにおける肉厚tは約0.1インチ(2.54mm)〜約2.0インチ(50.8mm)の範囲であることが好ましく、約0.25インチ(6.35mm)〜約1.0インチ(25.4mm)の範囲であることがより好ましい。ただし、上述したように光源のサイズ、光インタフェースから光源までの距離、照明体のサイズおよび重量など設計上考慮すべき事項に応じて様々な肉厚(より厚くもしくは薄く)に設定してよい。
【0043】
第一の光源114のLEDは、光インタフェース134に隣接し、光インタフェース134に略垂直となる向きに配置される。この実施形態では、肉厚tは光インタフェース134に沿って0.5インチから約0.8インチの間で変化する。よって、第一の光源114から発せられる光の大部分は光インタフェース134の略平面に入射する。図2に示されるように、入射角度は当該表面に入射する光線と、当該表面に垂直な線との間の角度である。臨界角は材料に固有の角度である。ガラスの場合、臨界角は約42°であり、ポリウレタンの場合、臨界角は約45°である。これらの臨界角は一定ではなく、使用される光の波長や材料中の不純物などに基づいて多少変動する。従って、第一の光源114から発せられる光の大部分は光インタフェース134で反射されず、光インタフェース134を透過してハウジング102の壁に入射する。光インタフェース134の表面は、光インタフェース134を透過しハウジング102の壁に入射する光の量を最大化すべく平滑面とされることが望ましい。あるいは、場合により、ハウジング102の壁に入射する際の光の拡散および/または色混合を強化する目的で光インタフェース表面134にサンドブラスト、エッチング、光拡散被覆によるコーティングなどの処理を施すことが望ましい。
【0044】
光源114をインタフェースまたはハウジングリム134に隣接配置しない場合には、LEDと光ファイバを併用してもよい。例えば、LEDはベース104またはプリント基板(PCB)148(図3参照)に適宜取り付け、LEDをインタフェース135またはベース104とインタフェース134との結合部、あるいはその他の所望の位置に接続する際にファイバを利用できる。よって、光ファイバは図2に示されるLED光クラスタ114とハウジング102との位置的関係を置き換えるものとしての利用が想定されている。
【0045】
いったん光がハウジングの壁に入射すると、光はハウジング102を透過する。ハウジングの壁の側部と交差する光の大部分は臨界角より大きい角度で交差するため、ハウジングから放射されずに反射されてハウジングの壁に戻る。従って、ハウジング102の壁は、ハウジング102の一端において肉厚内の第一の光源114からの光の大部分をハウジング102の他端において反射面110に向けて概ね中間光方向に透過させる実質上の光学導波路として機能する。当然ながら、光線の大部分は実際にはハウジングの一端から他端に向けて直接進むが、ハウジングを通過して進む、中間光方向として規定される光の平均方向は、第一の光源114から反射面110に向かう方向である。また、ハウジング102の壁に存在する光の全てが壁内にとどまるわけではない。光の一部は漏洩しハウジング102の壁を介して放射される。
【0046】
反射面110は、反射面110に対する中間光方向の入射角度がハウジング材料の臨界角に少なくとも等しい角度(すなわちガラスハウジングでは少なくとも約42°、ポリウレタンハウジングでは少なくとも約45°)となる向きの表面で構成される。従って、反射面110はハウジング102の壁において、当該壁に入射する光の大部分(ただし、全てではない)を反射する。あるいは、もしくはこれに加えて、反射面110で反射される光の量を増大させるため、反射面および/またはハウジング102全体を反射性材料またはハウジング材料の臨界角を変更する材料で被覆してもよい。反射面110が光を反射してハウジング102の壁に戻すことで、ハウジング102がより均等に、より完全に照射される。当然ながら、光量の一部(すなわち臨界角を下回る角度でハウジング表面に入射する光線)は反射面110を含むハウジング102のあらゆる表面から放射されることが望ましい。
【0047】
後述するように、本発明の光パイプ304(図13、図14参照)、333(図16、図17参照)および366(図18〜図20参照)を用いると、光パイプを出る際に光が拡散され、ハウジングを均等に照明するためインタフェース134(図2参照)に光源を設置する必要がなくなる。
【0048】
図3に示すように、第二の光源116はベース104の突出部112に配置され、ハウジング内の開口部108から離れた位置においてハウジング102のキャビティ106に収容される。第二の光源116の外観はキャンドルを模した設計である。第二の光源116は相互に段階的に配置された一対のLED116a、116bからなることが望ましい。下側のLED116bは常時オンであり、上側のLED116aは常時オンであるか(定常照明モード)、キャンドルの明滅を模して周期的に点滅する(フリッカー照明モード)ことが望ましい。第二の光源116のLED116a、116bは白色、黄色、琥珀色,赤色、橙色、あるいはこれらの色の組み合わせであることが望ましい。第二の光源116の動作については以下に詳述する。
【0049】
第二の光源116のLED116a、116bを被覆し、光を拡散させ、よりリアルな、キャンドルの炎を模した外見を第二の光源116に与える目的でシュラウド118を利用してもよい。
【0050】
また、図3は、装置10の電子構成要素を被覆し、また光を拡散させるために利用できる大きいシュラウドすなわち光パイプ119の利用を示している。図3に参照番号119で示すシュラウドすなわち光パイプは、シュラウドを設けた光源116のための、参照番号121で示す開口部を含む。シュラウド118は設けなくてもよく、シュラウドとしての光パイプ119は光源116を完全に覆うべく延長されてもよい。図1〜図3に示されるように、キャビティ106の表面120に光拡散性を付与すべく、シュラウドとしての光パイプ119の内側面および外側面にスクラッチ処理もしくは粗面化処理を施してもよい。より好適な光パイプを図16〜図20に示す。
【0051】
第二の光源116は、ハウジング102の壁を介して光を透過させ、照明体10から放射させる。キャビティ106の表面120にサンドブラスト仕上げまたは光拡散仕上げを施すことで、第二の光源116から発せられ、(反射されキャビティ106に戻るのではなく)照明体10から出力される光量を増大させる。この理由の少なくとも一部として、サンドブラスト処理により形成された追加表面領域の存在があると考えられている。
【0052】
ここで、照明体10の電子工学を参照すると、図3に示すように、スイッチ126〜スイッチ132を第一および第二の光源114、116に接続するためのプリント基板(PCB)148がベース104に設けられている。PCBは第一の光源114により表示される、予めプログラムされた複数のライトショーを記憶するメモリ122を含む。メモリ122として、1つ以上の固定メモリを利用できる。メモリ122はダラス・セミコンダクタ(DallasSemiconductor)社(http://www.maxim−ic.com/)のMAXIM(登録商標) DS2506−UNWメモリ、あるいはマイクロチップ・テクノロジーズ(Microchip Technologies)社(アリゾナ州チャンドラー)の製造するMicrochip 24LC00メモリ、あるいはアムテル(Amtel Corporation)社(カリフォルニア州サンホゼ)の製造するAtmel AT25F512メモリで構成されることが望ましい。別の実施形態では、当該メモリチップもしくはメモリカードに記憶されたライトショーを取り外し、別のメモリカード/メモリチップと交換できるよう、メモリ122は照明体およびマイクロコントローラに対し着脱可能なメモリチップもしくはメモリカードであってもよい。この場合、ユーザは照明体を連続的に更新して、新しい別のライトショーを得るため、経時的に新たなメモリを購入してもよい。
【0053】
PCB148は、さらに、ユーザインタフェースへの入力に応答してメモリ122にアクセスし、メモリ122に記憶されたデータに基づいて1つ以上のライトショーを実行するマイクロコントローラ146を含むことが望ましい。マイクロコントローラ146は、Amtel Corporation)社(カリフォルニア州サンホゼ)製造のAmtel Mega8プロセッサで構成されることが望ましい。また、マイクロコントローラ146は、メモリ122に記憶されたライトショーデータを解釈するための指令とともに、記憶された別のロジックを含む内蔵プログラムメモリおよび/または外部プログラムメモリを有してもよい。なお、他のプロセッサも利用できる。当業者には明らかなように、必要なメモリの量、処理速度、サイズ、再プログラム可能性など設計上考慮すべき事項に応じて他のメモリおよび/またはコントローラを利用してよい。
【0054】
複数のライトショーは様々な色の表示、色の変化、色の変化の様々な速度、表示される色の様々な組み合わせなどを含んでいてもよい。メモリ122に保存できるライトショーとそれに対応するデータの例は、「ライトショーを保存・定義する方法および装置(Method and Apparatus for Storing and Defining Light Shows)」と題された関連仮出願第60/641,441号(2005年1月6日出願、当該出願の内容を参照によって本願明細書に援用する)に詳細に記載されている。
【0055】
図4に示されるように、ユーザインタフェース150はベース104の底面に設けられ、ユーザはユーザインタフェース150を介して装置オフ設定、第一の光源114がオンである少なくとも1つのライトショー設定、および第二の光源116がオンである少なくとも1つの照明設定の中から所望の表示設定を選択できる。ユーザインタフェース150は制御スイッチ126を含む。ユーザは制御スイッチ126により、いずれの光源も起動されないオフ位置、第一の光源114が予めプログラムされた複数のライトショーのうちの1つを実行する、第一の光源のオン位置、あるいは第二の光源116が起動される、第二の光源のオン位置を選択できる。
【0056】
ユーザインタフェース150はさらにモードスイッチ128を含む。制御スイッチ126が第一の光源のオン位置にあるとき、ユーザはメモリ122に格納されている、予めプログラムされた複数のライトショーのうち所望のライトショーを選択し表示するためにモードスイッチ128を利用できる。
【0057】
フリッカースイッチ130はユーザインタフェース150に設けられる。制御スイッチ126が第二の光源のオン位置にあるとき、ユーザは定常照明モード(第二の光源の両方のLEDが常にオンとなるモード)とフリッカー照明モード(下側のLED116bが常にオンであり、上側のLED116が周期的に点滅し、あるいは両方のLEDが同一頻度もしくは異なる頻度で点滅するモード)との間を切り換えるためにフリッカースイッチ130を利用できる。
【0058】
また、ユーザインタフェース150には停止ボタン132が設けられている。制御スイッチ126が第一の光源のオン位置にあるとき、ユーザは停止ボタン132を利用して、ライトショーの所望の時点(すなわち色)で進行中のライトショーを停止させることができる。
【0059】
また、ユーザ入力がない状態で所定期間が経過すると照明体10をオフにする(例えば、設定の変更がない状態で4時間が経過した場合に停止する)ための従来の自動停止スイッチ136を設けてもよい。ユーザインタフェース150に対し入力を行えば再び照明体10をオンにすることができる。あるいは、もしくはこれに加えて、予めプログラムされた各種ライトショーおよび/または照明モードを所定間隔で循環させるための自動停止用タイマーを用いることができる。
【0060】
ベースに取り付けられた1つ以上のバッテリ146もしくはバッテリパックにより照明体に電力を供給する。バッテリ146もしくはバッテリパックは再充電可能であることが望ましい。再充電は照明体10の外部で行われ、あるいは従来の内蔵型充電装置(図示せず)を設ければ、バッテリを照明体10に内蔵させてもよい。あるいは、電源コードや従来の電力変換器、変圧器などを設ければ、壁面コンセントから電力を供給することもできる。
【0061】
本発明の照明体に対応する回路図を図8〜図12に示す。当業者には明らかなように、これらの回路は本願明細書に記載された実施形態および特徴と併用すべく適合されることができ、各種代替物や変更物を導入すべく容易に変更できる。
【0062】
別の実施形態に従ったタワー型照明体20を図5〜図7に示す。この実施形態は、上述の曲面を有する照明体10について記載した特徴と同一の特徴を数多く含む。従って、タワー型照明体20について、曲面を有する照明体10と異なる特徴のみを記載する。
【0063】
タワー型照明体20は、一般的に、ベース204が取り付けられた長尺矩形のハウジング202を含む。図5に最もよく示されているように、この実施形態では、ハウジング202はハウジング202の中央付近に設けられたシェルフ238を除き中空である。シェルフ238の下にはキャビティ206が形成され、上には花、ビーズ、ビー玉、小石など、表示される物体を入れる容器242が設けられている。ハウジングはハウジング202の底面の各角部に、合計4つの脚部240を有する。さらに、キャビティ206の内側面220は光拡散表面を含む。
【0064】
図6に示すように、前述の実施形態と同様のベース204は、ハウジング202の底面においてキャビティ206により画定される開口部208を被覆する。ベース204は、キャビティ206に嵌合する上方向に突出するカバーもしくは光パイプ212を含む。この実施形態では、光パイプ212は側壁213と開放上部215とを含む。光パイプは2つの目的のために、粗面化された内側面217もしくは粗面化された外側面219を含むことが望ましい。すなわち、第一に、粗面化された光パイプは、被照明物体が「光放射」を助ける光拡散器として機能する。第二に、粗面化された光パイプは光214やPCB248などの電気的構成要素を効果的に隠蔽する。
【0065】
なお、この実施形態では、第一の光源214がベース突出部212上に配置される。この構成では、第一の光源が起動されると、第一実施形態のように光が透過されハウジングの壁に入射するのではなく、キャビティ206が照射され、1つ以上のライトショーが表示される。この構成は容器242内に保持される物体の表示を向上させる。さらに、光の大部分が透過されずハウジング202の壁に入射しないため、この実施形態では反射面を設ける必要がない。
【0066】
第一および第二の光源214、216は第一の実施形態に関して記載したものと同様である。第一の光源214から発せられる光をさらに強化するため、光を外側および/または上側により多く反射させるべく第一の光源114のLED配列の背部に1つ以上の反射器(図示せず)を設けてもよい。反射器は淡色または白色パネル、金属箔表面、鏡面などで構成できる。
【0067】
この実施形態におけるさらなる相違点は、ユーザインタフェース250の構成である。図7に示すように、この実施形態ではユーザインタフェース250は前述の実施形態の制御スイッチ126、モードスイッチ128、およびフリッカースイッチ130の機能を果たす1つの制御スイッチ226を備える。すなわち、ユーザは制御スイッチ226を用いて、いずれの光源も起動されないオフ位置、第一の光源214が第一の予めプログラムされたライトショーを実行する第一のライトショー位置、第一の光源214が第二の予めプログラムされたライトショーを実行する第二のライトショー位置、第一の光源214が第三の予めプログラムされたライトショーを実行する第三のライトショー位置、第二の光源216のLED216a、216bの両方が常にオンである定常照明モード、および第二の光源216の下側のLED116bが常にオンであり、上側のLED116a周期的に点滅するフリッカー照明モード、の間で選択できる。これとは別に停止ボタン232と自動停止機能(図示せず)を第一の実施形態と同様に設けることが望ましい。
【0068】
図8は内部メモリに記憶された1つ以上の所定のライトショーを実行すべく構成されたマイクロコントローラU1を示す。回路は、後でライトショーを変更すべくマイクロコントローラU1の内部メモリを再プログラムするために使用できるプログラミングポートJ1を含む。AUXコネクタJ2は必要に応じて外部メモリとのインタフェースに設けられる。スイッチS1はモードスイッチまたは停止スイッチとして構成してもよい。当然ながら回路のマイクロコントローラの未使用ポートピンのいずれかに追加のスイッチを設けてもよい。−LED1〜−LED6と書かれた接続は、図10に示すようにLEDに接続される。VCCは電源から供給される電圧を示す。
【0069】
図9は開示された照明体への電力供給の回路図である。回路はP7およびP8からバッテリ入力を取り込み、抵抗器R7により定義される値まで電圧を上げる。電圧は5ボルトDCに設定されることが望ましいが、他の回路構成要素の電力要求などの設計上考慮すべき事項に応じて他の電圧に設定してもよい。回路は、さらに、バッテリ残量が所定レベルを下回った際にマイクロコントローラU1に停止信号を付与するバッテリ残量不足検出機能を含む。所定レベルは抵抗器R5の抵抗を調節することで設定できる。
【0070】
図10は、図8においてLED接続LED1〜LED6に接続されるLEDを示す回路図である。第一の実施形態に関連して上述したように、様々な色の多数のLEDを回路に接続できる。LED1〜LED6の間にそれぞれ接続される抵抗器R10〜R15と、VCCはLEDへの最大電流を制御すべく使用される。−LED1〜−LED6と書かれた各ラインがシステム接地に接続されると、各LEDはオンにされる。この例では、ラインは図8のマイクロコントローラU1上の出力ピンに接続される。マイクロコントローラU1が出力ポートピンを接地させると、対応するLEDがオンになる。同様に出力ポートピンが高く設定されると、対応するLEDがオフになる。
【0071】
図11は2つのLEDを利用するフリッカーモードを生成する際に利用される回路を示す。回路は外見的にランダムなフリッカー効果を生ずるべくプログラムされたマイクロコントローラU3を含む。LEDは抵抗器R7およびR5を介して接続されたバッテリBT1から電力供給される。これらの抵抗器はLEDを通じて最大電流を制御すべく調節されてもよい。トランジスタQ2およびQ3はLED1およびLED2をそれぞれ制御するスイッチとして機能しうる。マイクロコントローラU3は、トランジスタQ2およびQ3のベースへの制御信号により各LEDのオン/オフを個別に切り換えられる。マイクロコントローラU3は、LED2を連続的にオンとし、LED1のオン/オフを擬似ランダム方式で切り換えるべく構成されていることが望ましい。スイッチSW1は、装置を連続モードもしくは自動停止モードでオンに切り換えるために利用される。装置はJ1およびJ2に接続されるバッテリBT1にから電力供給される。当業者には明らかなように、前述の回路の特徴の多くは単一回路と組み合わされたり、別々の回路に分けられたり、1つ以上の構成要素を共有および/または1つ以上の追加のスイッチ、センサ、光源などを追加すべく構成されたりしてもよい。例えば、好適な別の例において、マイクロコントローラU1およびU3を組み合わせて、両方のマイクロコントローラ機能を遂行する単一のマイクロコントローラとしてもよい。
【0072】
図12はメモリカードに記憶された1つ以上の所定のライトショーを実施すべく構成されたマイクロコントローラU2を示す。インタフェース(図13および図14参照)用のボタンはX7で示されている。各LED用の回路はX6に示されている。フリッカーモジュールは27、28と書かれた接続においてマイクロコントローラU2と接続される。メモリカードはU3で装置に接続され、装置のライトショーの変更および交換を可能としている。図12は2つのRGB色のLED配列用の接続1、2および7〜10を示す。電力供給用の回路部分は図12の一番上に示されており、別々のプリント基板(PCB)に配置されてもよい。フリッカー制御は別々のPCBに配置されてもよく、またマイクロコントローラU2用回路およびボタンはインタフェースと関連付けられた別々のPCB上に配置されてもよい。図12の回路は各種実施形態と併用すべく適合され、各種代替物や変更物を導入すべく容易に変更できる。
【0073】
図13を参照すると、ハウジング301と、インタフェースを備えるベース302とからなる照明体300が示されている。ハウジング301は光パイプ304を収容するキャビティ303を含む。このような光パイプの設計を図15〜図20に関連させて以下に詳述する。インタフェースは3つの「プログラム」ボタン305、一時停止ボタン306、フリッカーボタン307およびオン/オフボタン308を含む、6つのボタンを含む。
【0074】
ベース/インタフェース302は背景光(図示せず)を含むことが望ましい。ボタン305〜ボタン308の背景光は動作起動方式とし、あるいはインタフェース302上のボタン305〜ボタン308を押すためにユーザが物体300を裏返した際に起動されるのがよい。一実施形態では、点線309で示す水銀スイッチまたは動作起動スイッチが含まれる。インターネット312またはパーソナルコンピュータ313から追加のライトショーをダウンロードするためのオプションとしてUSB接続311が設けられる。USBプラグがコンピュータ313に接続され、ライトショーがインターネット312を介してウェブサイトからインタフェース302にダウンロードされることを想定している。このようなシステムにより、固定取付け型インタフェース302を取り外したり変更したりすることなく照明体300のライトショーを変更できる。
【0075】
図14では、図13に示される固定取付け型インタフェース302の代わりに、可撤性無線インタフェース302aを示す。インタフェース302aは図13のボタン構成と同様のボタン構成を含むが、その設計は異なる。インタフェース302aはベース構成316に設けられる、実質的に枠として構成された凹部315に嵌合される。さらに、インタフェース302aは、インタフェース302aをベース枠316から取り外し易くする凹部317を含む。
【0076】
従って、インタフェース302aは無線インタフェースであり、よってインタフェース302aの回路と物体300aの回路は無線通信用トランシーバ318を含む。従って、インタフェース302aは実質上遠隔制御である。また、ある実施形態では照明体300a間での通信にトランシーバ318を利用する。当該技術で周知(例えば米国特許第6,801,003号および同第6,777,891号参照。両特許を参照によって本願明細書に援用する)の同期技術を用いることで、各物体300aが提供するライトショーを同期および/または調和させることができる。図14に示す実施形態では、インタフェース302aと照明体300aの回路(図示せず)の両方においてトランシーバが必要である。また、照明体300aに2つのインタフェース302aが採用されてもよい。特に、固定取付け型インタフェース302aはベース枠316内に取り付けられる。また、可撤性遠隔制御型インタフェース302は固定取付け型インタフェース(図示せず)上に取り外し可能に取り付けられる。従って、可撤性遠隔制御型インタフェース302aを取り外し、紛失してしまっても、固定取付け型インタフェースが照明体300aに残っている。このため遠隔制御型インタフェース302aを紛失してしまっても照明体300aは完全な機能を保つ。
【0077】
ここで図15〜図17を参照すると、別の照明体330が開示される。照明体330垂直方向に沿った外側ハウジングすなわち外被331と、図15に参照番号332で示される下部支持ベースとを含む。
【0078】
図16に示されるように、ハウジング331は電子回路を被覆し光を均等拡散もしくは略均等拡散させる光パイプ333を囲む。特に、光パイプ333の外側面334は、光を効果的に拡散させる均等拡散または略均等拡散表面を形成すべくサンドブラスト処理などにより粗面化されていることが望ましい。光はボード335上に配置されたRGB色のLEDクラスタから発生される。ボード335の下にはボタンプレートもしくはインタフェースプレート336が配置される。ボード335およびボタンプレート336はインタフェースハウジング338内に支持され、インタフェースハウジング338はベース保持器339および外側ベース枠341内に支持される。ボード335とインタフェースボタンボード336上に配置される組み合わせ回路は上述の図12に示されている。図16に示される機械的部品間の関係は図17に詳細に示されている。
【0079】
図17を参照すると、外被331は内部キャビティ342を画定する。内部キャビティ342は光パイプ333を収容するための空間を提供する。光が透過して放射される表面のうち少なくとも1つの表面、すなわち少なくとも1つの光パイプ333の内側面343、光パイプ334の外側面334、ハウジング3331のキャビティ342の内側面345もしくはハウジング331の外側面344は、光拡散を促進すべく粗面化されることが望ましい。粗面化された表面は均等拡散または略均等拡散であることが望ましい。換言すれば、粗面化された表面は、当該表面を透過する光の全てまたはほぼ全てを拡散させ、所望の光放射効果を創出する。粗面化はサンドブラスト機能もしくは従来のサンドペーパー、研磨パッド、スチールウールなどを利用した単純なメカニズムにより実施できる。好適な方法では、SCOTCHPLY(登録商標)の下で販売されるナイロンウェブ/研磨用鉱物製品を用いることを含む。1つ以上の表面343、334、345、344を粗面化するその他の手段は当業者には明らかである。また、ベースアセンブリ332を構成する各種方法も当業者には明らかである。
【0080】
別の実施形態を見てみると、図18はベース353から上方向に延出し、354で示す容器領域を画定する連続する側壁352を含むボウル構造351を含むボウル型照明体350を開示している。ベースアセンブリ353を図9に分解図で示す。ベースプレート355はボウル構造351の他の要素をキャビティ356内に支持する。PCB356は全体として357で示される複数のLEDすなわちLEDクラスタを収容する。バッテリ358およびポート359によってPCB356に電力が供給される。バッテリホルダは361で示される。各種ライトショー、オン/オフ、一時停止およびフリッカー機能はインタフェースボタンプレート362により提供される。ボタン308用支持枠を提供する支持底板はは363で示される。マイクロコントローラチップは365で示される。光パイプ366および粗面化された外側面367は図15〜図17に示される光パイプ333と概ね同一の機能を有する。ボウル型350は連続的に概ね上方向に延出する、図20の断面図で最もよく示される容器領域を形成する側壁352を含む。ボウル構造351の下部は光パイプ366、バッテリ358、バッテリホルダ361、およびその他の構成要素を凹部368内に収容するキャビティ368と上記ベースプレート355を含む。LEDクラスタからの光は上方向に向けられ、光パイプ366を通り、ボウル構造351の側壁352を通じて拡散され、所望の光放射効果を提供する。
【0081】
インタフェースおよび照明体330および350の利用可能な機能性は、それぞれ図21から図24に示されている。まず図21および図22を参照すると、PCB335およびインタフェースハウジング338が示される。PCB335は図21に示すようにメモリカード、サウンドカード、温度センサ、目覚まし時計機能、トランシーバおよび動作起動スイッチのためのスペースを含むことが望ましい。また、ボード335は、312で示すインターネットに接続されるパーソナルコンピュータもしくは制御ステーション313に接続するためのUSBポート311への接続を含むことが望ましい。メモリカード371、サウンドカード372、温度センサ373、目覚まし時計回路374、および動作起動スイッチ375は全てボード335、あるいは照明体350の図示された以外の位置に配置してもよい。このような機能を有する回路の特性は当業者には明らかであり、大幅に変更することができる。
【0082】
本発明は、芳香剤、殺虫剤、香料、薬剤、エッセンシャルオイルなどの活性薬剤を収容するリザーバ381を含んでもよい。ボード338にリンクされたディスペンサ380から活性薬剤をディスペンスし、ライトショーの間、あるいは周期的にリザーバ381から放出させてもよい。
【0083】
図22では、4つの異なるライトショーのための305で示される4つのボタンと、オン/オフボタン308、一時停止ボタン306およびフリッカーボタン307の合計7つのボタンが示されている。ライトショーボタン305の1つはアラーム機能や同期機能など別の機能に利用してもよい。ボタン構成は重要でなく、インタフェースのための各種ボタン構成は当業者には明らかである。
【0084】
光ボウル型物体350のPCBボード356の同様の機能が図23および図24に示されている。
【0085】
図24を参照すると、図13に示されたものと同一のボタン構成が図示されている。既述のごとく、当業者には明らかなようにボタン構成および全般的なインタフェース構成は大幅に変更できる。
【0086】
本発明の照明体の制御には、様々な他のセンサおよび/またはスイッチが利用できることも予測される。例えば、室内の周囲光に応じて装置のオン/オフを切り換える光センサを設けてもよいし、感知した音声に応答して装置をオンにする音声センサを設けてもよいし、照明体などの近くで感知した動作に応答して装置をオンにする動作センサを設けてもよい。このような従来のセンサを組み込むことは当業者には周知である。よって、簡潔さを期すためこれらの特徴の詳細な説明は割愛する。
【0087】
上記実施形態は好適な実施形態を示すものであり、あくまで例である。特定の構成、寸法、構成要素などを図示説明したが、これらは本発明を限定しない。実施形態の各種特徴および要素は、所望の結果を得るため相互に交換、再構成、削除でき、および/または別の組み合わせで組み合わせることができる。
【0088】
例えば、第一の実施形態(図2参照)では第一の光源は開口部に隣接して位置するものとして、また第二の実施形態(図6参照)ではハウジングキャビティの中央部に位置するものとして説明したが、光源構成の位置は、特に図16および図18に示すような光パイプを利用する場合には交換・変更できる。すなわち、図13〜図24に示すように、略平面の光インタフェースを利用することができ、図2に示すように、光源をハウジングインタフェースに配置する必要がなくなる。逆に、第一の実施形態の第一の光源をキャビティの中央部分に移動させてもよい。
【0089】
好適な実施形態のベースはハウジング形状に合わせた特定のものとして説明したが、多数の各種ハウジングに用いるための単一の標準サイズのベースを設計することも可能である。従って、ユーザは場合や季節に合わせて1つのベースと多数のハウジングを購入できる。あるいは、ハウジングなしでも使用できるよう、また1つ以上の他のシェード、パネル、装飾などと併用できるよう、ベースを設計してもよい。
【0090】
また、第一の実施形態のユーザインタフェースを第二の実施形態の制御に利用することも容易であり、その逆も然りである。
【0091】
さらに、好適な実施形態のハウジングは概ね透明で閉塞されていない(un−concluded)ものとして説明したが、用途によっては照明体のハウジングをぼかした色のものにする、粒子を含む(例えばハウジング材料とは異なる反射性指数を有する反射性粒子や材料)あるいは気泡をハウジング内に存在させるなどすることが望ましい。必要なのはハウジングが本願明細書で使われる意味において透光性であるということだけである。
【0092】
光源を1つ以上のLEDまたはRGB色のLED配列として図示説明したが、白熱電球、蛍光電球などの他の照明要素を第一および第二の光源として用いることもできる。また、電力消費、所望の光強度、動作温度など各種設計上考慮すべき事項に応じて第一および第二の光源として任意の数、形状およびサイズの照明要素を適宜用いてよい。
【0093】
第一実施形態および第二実施形態のユーザインタフェースのスイッチは2つの位置もしくは3つの位置を有するスイッチ、あるいは押しボタンスイッチであるが、その他のタイプのスイッチを利用してもよい。別の例では、伝導性被覆(例えばインジウムチタンオキサイド)をハウジングおよび/またはベースの表面に塗布することにより、装置の任意の場所をタッチすることで1つ以上のスイッチを起動できる。上述の好適な実施形態では、ユーザが伝導性被覆で被覆された照明体の一部にタッチすると、制御スイッチが次の位置に移動することになり、モードスイッチが循環して次のモードである停止モードに切り換わり、またはフリッカースイッチを次の位置に移動させる。あるいは、ベースが伝導性金属製である場合、ベースにタッチ制御を適用してもよい。この場合伝導性被覆は必要ない。別の例では、1つ以上のスイッチは回転式スイッチであってもよい。
【0094】
さらに、ユーザインタフェースは、任意の色調のソリッド色を発するようにLEDを設定するための色ダイヤルを含む。ダイヤルは、ユーザが任意の時に快適さを得るため色を選択できるよう、虹色とされていてもよい。
【0095】
さらに別の例では、ユーザインタフェースを備える遠隔制御ユニットを設け、該遠隔制御ユニットからの信号を受け取るためのセンサを照明体のベースに設けることで、遠隔制御により1つ以上のスイッチを起動できる。このような遠隔制御構成は赤外線やその他の適切な電磁放射などにより実施できる。このようなシステムの実施は当業者には明らかであり、さらなる説明は省略する。
【0096】
さらに別の例では、物体全体がユーザにより押下されると、またはハウジングがベースに対して押下されると、1つ以上のスイッチが機械的に起動されてもよい。
【0097】
別の例では、ライトショーデータを含むプログラムメモリの一部がマイクロコントローラに内蔵され、および/またはシリアル、USB、あるいはこの他の既知のインタフェースを通じて標準的なパーソナルコンピュータにより新たなライトショーデータを用いてメモリを再プログラムしてもよい。
【0098】
上記およびその他の修正および変更は本開示の範囲内にあるものとする。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明の照明体は様々な色変換ライトショーおよび/または照明モードを提供し、また、それに用いるユーザインタフェースを開示する。本発明の照明体は娯楽、装飾、ならびに美的快適さを提供する。ユーザインタフェースは照明体の利用および制御を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明の一実施形態に従った照明体の斜視図
【図2】図1の照明体の側面図
【図3】図1の照明体の分解図
【図4】図1の照明体のユーザインタフェースを示す底面図
【図5】本発明の別の実施形態に従った照明体の側面図
【図6】図5の照明体の分解図
【図7】図5の照明体のユーザインタフェースを示す底面図
【図8】図1の照明体に対応する回路図
【図9】図1の照明体に対応する回路図
【図10】図1の照明体に対応する回路図
【図11】図1の照明体に対応する回路図
【図12】図13〜図24に示す照明体に対応する回路図
【図13】本発明の別の実施形態に従った照明体の底面斜視図
【図14】本発明のさらに別の実施形態の照明体と可撤性遠隔制御型インタフェースの底面斜視図
【図15】本発明のさらに別の実施形態に従った照明体の前面図
【図16】図15の照明体の分解図
【図17】図15および図16に示す照明体の断面図
【図18】本発明のさらに別の実施形態に従った照明体の斜視図
【図19】ボウル型部分を除いた、図18の照明体の部分分解図
【図20】図18および図19の照明体の断面図
【図21】図15〜図17に示す照明体のインタフェースの上面図
【図22】図15〜図17に示す照明体のインタフェースの底面図
【図23】図18〜図20に示す照明体のインタフェースの上面図
【図24】図18〜図20に示す照明体のインタフェースの底面図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部開口部を有する透光性ハウジングと、
前記底部開口部を被覆するベースアセンブリと、
を備え、
前記ベースアセンブリはライトショー回路を含み、
前記ライトショー回路はユーザインタフェースと、少なくとも1つのライトショーを記憶するメモリと、少なくとも1つの光グループと、を含み、
前記ユーザインタフェースは前記メモリから前記ライトショーを呼び出すための少なくとも1つのスイッチを含む、
装飾用照明体。
【請求項2】
前記光グループが発光ダイオード(LED)のクラスタを含む請求項1に記載の照明体。
【請求項3】
前記クラスタは赤色、緑色、青色(RGB)のLEDからなる請求項2に記載の照明体。
【請求項4】
前記メモリは複数の記憶されたライトショーを含む請求項1に記載の照明体。
【請求項5】
さらに、光グループ上に設けられる透光性光パイプを備える請求項1に記載の照明体。
【請求項6】
前記ハウジングは内側面を含むキャビティを含み、
前記光パイプは外側面を含み、
前記光パイプは、その外側面が前記ハウジングの前記キャビティの前記内側面から均等距離に離間される形状である、
請求項5に記載の照明体。
【請求項7】
前記光パイプは内側面と外側面とを含み、前記内側面と外側面の少なくとも一方は前記光パイプを透過する光を拡散させる粗面化表面を有する請求項5に記載の照明体。
【請求項8】
前記ハウジングは前記キャビティを定義する内側面を有し、前記内側面は前記ハウジングを透過する光を拡散させる粗面化表面を有する請求項1に記載の照明体。
【請求項9】
前記ハウジングは外側面を有し、前記外側面は前記ハウジングを透過したする光を拡散させる粗面化表面を有する請求項1に記載の照明体。
【請求項10】
前記インタフェースはライトショーを途中で止める一時停止機能と一時停止スイッチを備える請求項1に記載の照明体。
【請求項11】
前記ライトショー回路はフリッカー機能を備え、前記ユーザインタフェースは前記フリッカー機能を起動させるフリッカースイッチを備える請求項1に記載の照明体。
【請求項12】
前記ライトショー回路は接続ポートを有するプリント基板(PCB)を備え、前記メモリは前記PCBの前記ポートに取外し可能に接続されるメモリカードを備え、
前記メモリカードは少なくとも1つの別のライトショーを記憶した別のメモリカードと交換可能である請求項1に記載の照明体。
【請求項13】
前記ライトショー回路はユニバーサルシリアルバス(USB)接続ポートを有するプリント基板(PCB)を備え、
前記少なくとも1つの別のライトショーが前記USBポートを介してメモリにダウンロードできる請求項1に記載の照明体。
【請求項14】
前記ライトショー回路はプログラム可能なアラーム機能を有してプログラムされた少なくとも1つのマイクロプロセッサを備える請求項1に記載の照明体。
【請求項15】
前記ライトショー回路はマイクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサとリンクされた温度センサとを備え、前記マイクロプロセッサは温度機能を有してプログラムされ、前記マイクロプロセッサは前記温度センサにより感知された周囲温度に応じてメモリに記憶された少なくとも1つのライトショーを変更する請求項1に記載の照明体。
【請求項16】
さらにトランシーバを備え、前記ライトショー回路は前記トランシーバにリンクされたマイクロプロセッサを備え、
前記ユーザインタフェースは、さらにトランシーバを備え、前記ユーザインタフェースは前記ベースアセンブリから取外し可能であり、前記トランシーバを通じて前記マイクロプロセッサに信号を遠隔送信できる請求項1に記載の照明体。
【請求項17】
さらにトランシーバを備え、前記ライトショー回路は前記トランシーバにリンクされたマイクロプロセッサを備え、
前記トランシーバは同様にトランシーバを備えた少なくとも1つの別の照明体との間で信号を送受信する請求項1に記載の照明体。
【請求項18】
前記ライトショー回路はサウンドカードおよび前記サウンドカードにリンクされたマイクロプロセッサを備える請求項1に記載の照明体。
【請求項19】
前記ハウジングは容器部を画定する開放上部および側壁を備え、前記ベースアセンブリは底壁により前記容器部から分離されている請求項1に記載の照明体。
【請求項20】
前記底部開口部は、前記底部開口部からハウジング内部に向けて上方向に延在するキャビティに通じ、前記キャビティは前記ライトショー回路を被覆し、前記光グループにより発せられた光を拡散させる光パイプを収容する請求項1に記載の照明体。
【請求項21】
さらに、芳香剤、殺虫剤、薬剤、香料からなる群より選択される活性薬剤を収容するリザーバを備え、前記照明体は前記リザーバから前記活性薬剤をディスペンスするディスペンス要素を備え、前記ディスペンス要素は前記ライトショー回路にリンクされている請求項1に記載の照明体。
【請求項22】
底部開口部を有する透光性ハウジングと、
前記底部開口部を被覆するベースアセンブリと、
を備え、
前記ベースアセンブリはライトショー回路を含み、
前記ライトショー回路はユーザインタフェースと、少なくとも1つのライトショーを記憶するメモリとを備え、前記ライトショー回路は、さらに赤色光、緑色光および青色光からなる少なくとも1つの光グループを備え、
前記ユーザインタフェースは前記メモリから少なくとも1つのライトショーを呼び出し、前記ライトショーを途中で一時停止させ、前記照明体の電源のオン/オフを切り換えるための少なくとも1つのスイッチを備え、前記ユーザインタフェースの前記スイッチは前記底部開口部に支持される、
装飾用照明体。
【請求項23】
底壁と、開放上部および容器領域を画定する、上方向に延出する連続する側壁とを、有する透光性容器構造であって、前記側壁はさらに前記底壁を通り越して下方向に延出して下部キャビティを画定し、前記底壁により前記容器領域から分離され、前記側壁はキャビティ内部に通じる底部開口部を画定する、透光性容器構造と、
底部開口部を被覆するベースアセンブリであって、ライトショー回路を備えるベースアセンブリと、
を備え、
前記ライトショー回路はユーザインタフェース、少なくとも1つのライトショーを記憶するメモリ、赤色光、緑色光および青色光からなる少なくとも1つの光グループを備え、
前記ユーザインタフェースは前記メモリから前記ライトショーを呼び出すための少なくとも1つのスイッチを備え、
開口底面を備え、前記開口底面は前記光パイプが前記ライトショー回路を被覆すべく前記ベースアセンブリに対向する、透光性光パイプを備える、
装飾用照明体。
【請求項24】
上方向に延出する側壁により画定される底部開口部を有する透光性ハウジングであって、前記底部開口部は前記ハウジングの内側面により画定されるキャビティに通じ、前記ハウジングはさらに外側面を有する、透光性ハウジングと、
底部開口部を被覆するベースアセンブリであって、ライトショー回路を備えるベースアセンブリと、
を備え、
前記ライトショー回路はユーザインタフェース、少なくとも1つのライトショーを記憶するメモリ、赤色光、緑色光および青色光からなる少なくとも1つの光グループを備え、
前記ユーザインタフェースは前記メモリから前記ライトショーを呼び出すための少なくとも1つのスイッチを備え、
前記光パイプが前記ライトショー回路を被覆すべくベースアセンブリに対向する開口底面を備え、前記ハウジングの内側面から均等に離間された外側面を有し、さらに内側面を有する、透光性光パイプを備え、
前記ハウジングまたは前記光パイプの少なくとも1つの内側面、あるいは前記光パイプまたは前記ハウジングの外側面が均等拡散または略均等拡散表面である、
装飾用照明体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公表番号】特表2008−527650(P2008−527650A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550432(P2007−550432)
【出願日】平成18年1月6日(2006.1.6)
【国際出願番号】PCT/US2006/000148
【国際公開番号】WO2006/074205
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】