説明

芋焼き用オーブン

【課題】本発明は従来の2倍の本数の芋を一度に加熱し、途中のひっくり返す作業もなく、誰もが簡単に焼き芋を作れる装置を提供する。
【解決手段】芋を置く棚に開口と対流管を設置する。上部は密閉し本体の下部に通排気口を設ける。
芋を焼く棚については穴の開いたパンチングメタルを使用する。
棚の形状を引き出し式にして2段設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は手軽に焼き芋を作るためのオーブンであり、熱の対流を利用したものである。
【背景技術】
【0002】
従来のものは石を敷き詰めた上に芋を乗せ、下からの熱で焼き芋を作る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のものは下から一方向から熱するため、均等に焼くために焼きながら合間を見て芋をひっくり返すなどの作業が必要となる。
また焼くスペースも1段のみで焼ける本数が限られている。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【発明が解決するための手段】
【0004】
芋を置く棚に開口と対流管を設置する。上部は密閉し本体の下部に通排気口を設ける。
芋を焼く棚については穴の開いたパンチングメタルを使用する。
棚の形状を引き出し式にして2段設置する。
【発明の効果】
【0005】
ガスコンロもしくは電気ヒーターから発せられた熱は開口及び対流管を通り上に抜ける。上に抜けた熱は密閉されたフレームの上部に達して対流し、下の通排気口に向けて下方向に流れる。この対流によって、芋に上からの熱を与えることができる。
さらにパンチングメタルの穴によって下から芋に直接熱を与える。
芋自身の水分と上下からの熱によって芋が蒸し焼き状態を作り出す。
この機構によって芋をひっくり返さずにそのまま焼き上げることが可能となる。
また棚を2段にすることによって従来の2倍の本数を一度に焼くことが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
(イ)フレーム(1)の下部にガスコンロもしくは電気ヒーター(4)を設置し、その上に2段式の棚(3)を設置する。
(ロ)棚(3)は穴の開いたパンチングメタル材でトレイ状に作成し、ガスコンロもしくは電気ヒーター(4)の真上に開口部を設け、さらに棚(3)に対流管(5)を設置する。
(ハ)フレーム(1)は密閉状態にし、熱が対流するようにする。この対流する熱を利用して芋(2)を上から熱する。
またその上に出来上がった芋(2)を保温しておくための保温庫(7)を設ける。
(ニ)下部に通排気口(6)を設け、上で生じた対流する熱を逃がす。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は本体の構成の他に直接手を触れないようにするため別にカバーを設ける必要がある。内部の構成は密封されたフレーム(1)にガスコンロもしくは電気ヒーター(4)と棚(3)を設置し中で熱を対流させて下の通排気口(6)より内部の熱を逃がしつつ芋(2)を焼き上げる機構である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の左側面図
【図2】本発明の正面図
【図3】本発明の平面図
【図4】本発明の下面図
【図5】本発明の断面A−A
【図6】本発明の断面B−B
【図7】本発明の棚の詳細(正面図)
【図8】本発明の棚の詳細(平面図)
【符号の説明】
【0008】
1、フレーム 2、芋 3、棚 4、ガスコンロもしくは電気ヒーター 5、対流管 6、通排気管 7、保温庫

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスコンロもしくは電気ヒーターの上に開口と対流管を設置した棚を設けることによって熱が下から直接上に抜け、密閉されたフレームの上部の複写熱によって対象物を上から熱する機構。
【請求項2】
ガスコンロもしくは電気ヒーターの上に設置する棚をパンチングメタルでトレイ形状に作成して、下からの熱を受けられる構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−36626(P2011−36626A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−205281(P2009−205281)
【出願日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(509249302)
【出願人】(509249313)株式会社コイズミデザイン (1)
【Fターム(参考)】