説明

芳香剤

【課題】単に発泡力により香りを急速に空間に付与するのみならず、その香りの持続性も非常に好ましい芳香剤を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(C):(A)ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン、αダイナスコン、βダイナスコン、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド、サフラナール、クミンアルデハイド、ダマセノン、マセアール及びマグノランからなる群より選ばれる1種又は2種以上の香料、(B)炭酸塩、並びに(C)有機酸を含有し、50〜2000mLの水に溶解して使用する芳香剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、水を加えて有機酸と炭酸塩とを反応させ、炭酸ガスを発生させることで香気を漂わせることのできる芳香剤が知られている。例えば、香料0.5〜30.0重量%と、炭酸塩5.0〜60.0重量%と、有機酸5.0〜60.0重量%と、液状油分0.5〜30.0重量%と、粉末5.0〜70.0重量%とを含有させ、水を加えることで瞬時に部屋に香りを付加する芳香剤が知られている(特許文献1)。また、炭酸塩及び/又は重炭酸塩、有機酸、及び水分を含有し、25℃における水分活性値が0.54以下であることを特徴とする錠剤組成物に、香料成分を含有させることで、香りを一時的に強く出すことができることも知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−286430号公報
【特許文献2】特開2001−170153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これら特許文献に記載の芳香剤は、単に発泡力により香りを急速に空間に付与するものであり、その香りの持続性については依然検討の余地があった。
【0005】
従って、本発明の課題は、斯かる実情に鑑み、単に発泡力により香りを急速に空間に付与するのみならず、その香りの持続性も非常に好ましい芳香剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決すべく検討した結果、特定の香料、炭酸塩及び有機酸を含有する、特定の水の量で溶解して使用するための芳香剤であれば、限られた水の量で溶解させたときに、単に発泡力により香りを急速に空間に付与するのみならず、その香りの持続性も非常に好ましいことを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン、αダイナスコン、βダイナスコン、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド、サフラナール、クミンアルデハイド、ダマセノン、マセアール及びマグノランからなる群より選ばれる1種又は2種以上の香料、
(B)炭酸塩、並びに
(C)有機酸
を含有し、50〜2000mLの水に溶解して使用する芳香剤を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の芳香剤によれば、50〜2000mLの水の量で溶解して使用する場合に、単に発泡力により香りを急速に空間に付与するのみならず、その香りの持続性が非常に好ましく、快適な使用感をもたらすのに好適である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の芳香剤は、成分(A)の香料、成分(B)の炭酸塩、及び成分(C)の有機酸を含有し、50〜2000mLの水に溶解して使用するものである。すなわち、100〜360L程の多量の水が給水される浴槽内等で用いるのではなく、比較的小型の容器内に充填、あるいは注入された50〜2000mLの限られた水に溶解して使用する室内芳香用の芳香剤である。かかる芳香剤を水に溶解したときに、成分(B)の炭酸塩と成分(C)の有機酸との反応により炭酸ガスが発生し、このガスによる水しぶきによって成分(A)を含む香料の大気中への揮散が促進され、室内に良好な香りを放ち、しかもその香りを持続させることができる。
【0010】
本発明の芳香剤を溶解させる水の量は、適度な量の炭酸ガスを発生させながら香料の揮散を良好に促進させ、且つ持続させる観点から、好ましくは60〜500mL、より好ましくは70〜300mLである。また、水の温度は、芳香剤の溶解性向上、香料の揮散性向上、及び香りの持続性向上等の点から、好ましくは30〜50℃、より好ましくは35〜45℃である。
【0011】
本発明の芳香剤に含有される成分(A)の香料は、ブッコキシム(バイシクロ〔3.2.1.〕オクタン−8−オン)、ラビエノキシム(2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オン−オキシム)、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン(5−メチル−3−ヘプタノンオキシム)、α−ダイナスコン(1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1イル)−4−ペンテン−1−オン)、β−ダイナスコン(1−(5,5−ジメチル−6−シクロヘキセン−1イル)−4−ペンテン−1−オン)、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド(ジメチル−3-シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、花王(株)商品名:シクロベルタール(登録商標))、サフラナール(2,6,6 −トリメチル−1,3−シクロヘキサジエン−1−カルボキシアルデハイド)、クミンアルデハイド(4−イソプロピル ベンズアルデハイド)、ダマセノン(1−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキサジエン−1−イル)−2−ブタンー1−オン)、マセアール(6−メチル−8−イソプロピルビシクロ[2.2.2]−オクター5−エン−2−カルボアルデハイド)、又はマグノラン(2−4−ジメチル−4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ〔1.2d〕−1,3−ジオキシン)である。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0012】
これらの香料は芳香剤に含有させると、50〜2000mLもの限られた水に溶解した場合に、浴槽内のように多量の水に溶解した場合に比べて、極めて優れた香り立ちを発揮し、持続させることができる。従来より、上記のように、特に限られた水に溶解した場合に際立った香りを発揮し、持続させることのできる芳香剤については、何ら具体的に検討されていなかった。本発明では、上述のような特定の香料(A)を、後述する成分(B)の炭酸塩と成分(C)の有機酸と併用することにより、特に限られた水の量で溶解させた場合に、際立った香りを発揮し、持続させることのできる芳香剤とすることができる。
【0013】
成分(A)の香料は、いずれも、アミド化合物やアミン化合物又はオキシム化合物等の窒素含有化合物、ケトン化合物、アルデヒド化合物又はアセタールであり、これらの香料は、例えば、エステル化合物やアルコールのような香料に比べ、50〜2000mLもの限られた水に溶解した場合に、浴槽内のように多量の水に溶解した場合に比べて、極めて優れた香り立ちを発揮し、持続させることができる。なかでも、上記のように限られた水に溶解した場合と浴槽内のように多量の水に溶解した場合との香り立ちとその持続性の差異が顕著である観点から、ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン、α−ダイナスコン、β−ダイナスコン、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド、サフラナール、クミンアルデハイドが好ましく、特に窒素含有化合物である、ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモンがより好ましい。
【0014】
成分(A)の含有量は、上記特定量の水に良好に溶解しながら炭酸ガスによる水しぶきによって大気中への揮散が促進され、優れた香り立ちを持続させる観点から、芳香剤全量中に、好ましくは0.001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.002〜0.05質量%である。
【0015】
なお、本発明の芳香剤には成分(A)の香料以外の香料成分を更に含有させても良い。成分(A)の香料以外の香料成分としては、合成香料、動植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料を含む調合香料などが挙げられ、具体的には各種香料素材、精油などを使用することができ、これらは1種を単独で、又は2種以上を適宜混合して使用することができる。
【0016】
成分(A)の香料と、成分(A)の香料以外の香料成分との合計含有量は、香りのバランスの観点から、芳香剤全量中に、好ましくは0.1〜5.0質量%であり、より好ましくは0.5〜3.0質量%である。
【0017】
成分(A)の香料の芳香剤全量中の含有量と、成分(A)の香料と成分(A)の香料以外の香料成分との芳香剤全量中の合計含有量との質量比(成分(A)の香料の含有量/香料の合計含有量)は、特に限られた水の量に溶解させた場合での香りの発現及び持続の観点から、好ましくは0.00001〜0.1であり、より好ましくは0.0001〜0.02である。
【0018】
成分(B)の炭酸塩としては、炭酸ジアルカリ金属塩である炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等;炭酸水素塩である炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等;二価以上の金属の炭酸塩である炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。炭酸ジアルカリ金属塩としては、炭酸ナトリウムが特に好ましく、炭酸水素塩としては、炭酸水素ナトリウムが特に好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0019】
なかでも、適度な炭酸ガス発生量を確保しつつ、上記特定量の水に良好に溶解しながら良好な水しぶきを発生させることが可能なため、香料を有効に揮散させて優れた香り立ちを持続させる観点や、香料の安定化の観点から、成分(B)の炭酸塩中の炭酸ジアルカリ金属塩の含有量を40〜100質量%とするのが好ましく、さらに60〜100質量%とするのが好ましい。
【0020】
成分(B)の含有量は、適度な炭酸ガス発生量を確保し、良好な水しぶきを発生させることが可能な点から、芳香剤全量中に、好ましくは10〜60質量%であり、より好ましくは20〜50質量%であり、さらに好ましくは25〜45質量%である。
【0021】
成分(C)の有機酸としては、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、グルタル酸、アジピン酸、安息香酸、サリチル酸、シュウ酸等の室温(25℃)で固体のものが挙げられる。これらを1種単独で用いてもよく、2種以上組み合せて用いてもよい。なかでも、水中での適度な溶解性及び香り立ちの持続性の点から、溶解度が1g/100g(60℃・水)以上、すなわち100gの水溶液中に有機酸が1g以上であり、かつ10g/100g以下(20℃・水)、すなわち100gの水溶液中に10g以下の有機酸を含有すると好ましい。具体的には、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、シュウ酸が好ましく、なかでもフマル酸が好ましい。
【0022】
成分(C)の含有量は、適度な炭酸ガス発生量を確保し、上記特定量の水に良好に溶解しながら良好な水しぶきを発生させ、香料を有効に揮散させて優れた香り立ちを持続させる観点や、香料の安定化の観点から、芳香剤全量中、20〜60質量%が好ましく、30〜55質量%がより好ましい。
【0023】
本発明の芳香剤は、成分(A)の香料の安定化を図る点から、水溶性高分子を含有するのが好ましい。水溶性高分子としては、ポリエチレングリコール、デキストリン、炭素数10〜40の直鎖又は分岐のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル及び/又はヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキルで修飾された多糖類、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、及びメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース等の水溶性非イオン性セルロースエーテル、カチオン化セルロース、カルボキシメチルセルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース等のイオン性セルロース、グアーガム、ヒドロキシエチルグアーガム、メチルグアーガム、エチルグアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシプロピルメチルグアーガム、スターチ、ヒドロキシエチルスターチ、メチルスターチ、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルメチルスターチ及びヒドロキシプロピルメチルスターチが挙げられる。
【0024】
このうち、香料の香りの持続性や保存安定性の点で、デキストリン及び/又はポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチレングリコールのなかでも、数平均分子量1000〜20000のポリエチレングリコールが好ましく、2000〜13000のポリエチレングリコールが更に好ましく、4000〜9000のポリエチレングリコールが特に好ましい。また、デキストリンのなかでも、数平均分子量1500〜10000のデキストリンが好ましく、2000〜8000のデキストリンがより好ましく、2500〜6000のデキストリンがさらに好ましい。なお、ポリエチレングリコールやデキストリンの数平均分子量を測定する場合には、溶媒として水/エタノールを用い、ポリスチレンを標準としたGPC法を用いる。
【0025】
これらの水溶性高分子の含有量は、上記特定量の水に良好に溶解しながら良好な水しぶきを発生させ、香料を有効に揮散させて優れた香り立ちを持続させる観点や、香料のさらなる安定性の確保の観点から、芳香剤全量中、1〜30質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましい。
【0026】
本発明の芳香剤には、上記成分以外に、水中での香料成分の溶解性や香り立ちの持続性向上の点から、非イオン界面活性剤を含有してもよい。非イオン界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいが、2種以上組み合わせて用いることにより、上記効果をさらに向上させることができるため好ましい。
【0027】
これらの非イオン界面活性剤の含有量は、上記特定量の水に適度に香料を溶解しつつ、発泡による水しぶきと共に香料を有効に揮散させて優れた香り立ちを持続させる観点から、芳香剤全量中、好ましくは0.001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.005〜0.05質量%である。
【0028】
さらに、本発明で用いる芳香剤には、本発明の効果を阻害しない範囲内で、上記以外の成分を適宜配合することができる。このような成分としては、油性成分、賦形剤、消泡剤、酸化防止剤、防菌・防黴剤、色素、生薬類等が挙げられる。
【0029】
本発明の芳香剤は、必要に応じて押出造粒機や転動造粒機による造粒手段を用いながら、各成分を適宜混合して粉末又は粒状の形態で用いてもよく、或いは各成分を適宜混合した後、打錠等の圧縮成形法を介して錠剤等の形態としてもよいが、香りの持続性という点では、溶解速度が緩慢になる傾向の錠剤が好ましい。芳香剤の使用量は、香り立ち及びその持続効果を充分に発揮させる点から、例えば水200mLに対し、好ましくは10〜50gであり、より好ましくは15〜30gである。
【0030】
本発明の芳香剤は、浴室内における浴糟外の片隅やシャワー室又はトイレの一角等に配置した容器中にて、50〜2000mLの水に溶解して室内に香りを持続させるのに適している。
【実施例1】
【0031】
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0032】
[実施例1〜12]
表2に示す香料を用い、表1に示す処方に従って錠剤(重量20g)を作製し、各々、カップ内の200mLの水(40℃)と浴糟内の200Lの水(40℃)とに溶解し、いずれも水面から50cm離れた場所から、下記基準に従って、3名の専門パネラーにより溶解開始から5分後、10分後及び30分後の香り立ちを評価し、協議の上評価結果とした。結果を表2に示す。
【0033】
[比較例1〜10]
香料として、表3に示す香料を用いた以外、実施例と同様にして錠剤を作製し、香り立ちの評価を行った。結果を表3に示す。
【0034】
《香り立ちの評価》
1: 無臭
2: ごくわずかに香る。
3: 弱く香る。
4: ちょうど良く香る。
5: はっきり香る。
6: 強く香る。
7: かなり強く香る。
【0035】
【表1】

【0036】
【表2】

【0037】
【表3】

【0038】
表2の結果によれば、香料として特定の成分(A)を含有する実施例1〜12は、200Lの水に溶解した場合に比して、200mLの水に溶解したときに極めて強い香り立ちが認められた。なかでも、実施例1〜9は、よりその差が大きく、限られた水量に溶解して使用する場合において、効果的に香りが持続していることがわかった。
【0039】
一方、表3の結果によれば、比較例1〜10は、200Lの水に溶解した場合と200mLの水に溶解した場合との間に香り立ちの差異が認められなかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)〜(C):
(A)ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン、αダイナスコン、βダイナスコン、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド、サフラナール、クミンアルデハイド、ダマセノン、マセアール及びマグノランからなる群より選ばれる1種又は2種以上の香料、
(B)炭酸塩、並びに
(C)有機酸
を含有し、50〜2000mLの水に溶解して使用する芳香剤。
【請求項2】
成分(A)が、ブッコキシム、ラビエノキシム、パラ−メンタン−8−チオール−3−オン、ステモン、αダイナスコン、βダイナスコン、シクロヘキサンカーボキシアルデハイド、サフラナール及びクミンアルデハイドからなる群より選ばれる1種又は2種以上の香料である請求項1に記載の芳香剤。
【請求項3】
成分(A)の含有量が、0.001〜0.1質量%である請求項1又は2に記載の芳香剤。
【請求項4】
成分(A)の香料と成分(A)以外の香料との合計含有量が、0.1〜5.0質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の芳香剤。
【請求項5】
成分(B)として炭酸ジアルカリ金属塩を含み、かつ成分(B)中の炭酸ジアルカリ金属塩の含有量が40〜100質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の芳香剤。
【請求項6】
さらに、水溶性高分子を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の芳香剤。

【公開番号】特開2012−219012(P2012−219012A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82434(P2011−82434)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】