説明

蒸し器

【課題】キャンプ場等で料理をする時に、簡単に竹や葉っぱ等の香りのする香ばしい料理を美味しくつくる
ための蒸し器を提供することを目的とする。
【解決手段】筒の中に竹筒や葉っぱ等を入れる事により、竹筒や葉っぱ等に直接火があたらないようになり、
筒に蓋をする事により、筒の中は蒸し状態になっているため、中の竹筒や葉っぱ等が燃えにくくなっていて、
筒の中は竹の蒸した香りがひろがり、食材に竹や葉っぱ等の香りのする香ばしい美味しい料理をつくる事が
できます。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材に竹や葉の香りのする、香ばしい料理をつくる蒸し器に関するものである。




【背景技術】
【0002】
キャンプで、お米を炊く時は、飯盒炊飯で焚きますが、竹筒の中にお米や食材を入たり、葉に食材を包んで、
筒の中で蒸すことにより竹や葉の香りがして、香ばしく美味しくなります。
【0003】
従来は、竹筒でお米を炊く時は、竹筒の一節を容器として作り、火の横に立てて置きご飯を炊いていました
その為、火に近づけ過ぎると、竹が燃えたり焦げたりして常に炊く所を見ていなければなりませんでしたが、
この蒸す器は、筒の中は蒸している間、蒸気が溜まっているので、竹や葉は燃えにくく、竹を焦がすことなく
炊くことが出来ます。
【特許文献1】無
【非特許文献1】無
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キャンプ場等で料理をする時に、簡単にかつ竹や葉の香りのする、香ばしい料理を美味しくつくる為の
蒸し器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、直接竹に火があたらず、筒の中は蒸し状態になっているので、中の物が焦げにくくなっている、
その上、筒の中は竹の蒸した香りがひろがり、食材に香がついて、香ばしい美味しい料理ができます。
【発明の効果】
【0006】
本発明の蒸し器は、竹の加工も難しくなく、現地に竹を一本持って行って、現地で加工ができ、キャンプ
らしくなり、飯盒炊飯でお米を炊く場合、直接飯盒に火をあてるので、火かげんが難しくお米が焦げやすく、
飯盒の底を叩くので、飯盒はボロボロになっていました、しかしこの蒸し器は筒の中が蒸す状態なので、お米
は焦げにくく、竹なので、水を入れておけば、簡単に竹から米が外れます。いらなければマキとして燃やせば
よい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
バーベキュー用コンロで使用する場合は、竹筒を筒の長さより少し短く切断して、その竹筒を縦に半分に
割り、器と蓋を竹でつくります。竹の節は残したままで、節ごとに料理をいれます。
米を炊く時は、直接節に入れたほうが、香ばしく焚けます。その他の料理は、直接節に入れると、竹の匂い
が付き過ぎ竹臭くなりすぎるので、アルミ箔を下に敷き、アルミ箔の上に料理を置くようにします。
竹の中に料理をセットできたら、竹の蓋をして、両端には、直接竹と筒が接しないように、スペーサーと
一緒に、針金で固定し筒の中に入れます。 筒と竹筒が直接接すると、筒に接している所が焦げます。
筒の中は、加熱されることで、圧力が上がりますので、ボルト、ナットで筒と蓋を固定します。
筒と蓋との隙間は、アルミテープを巻いてふさぎバーベキュー用コンロに横に寝せて、筒をセットし蒸すと
中の料理は香ばしく蒸すことが出来ます。
卓上コンロを使用する場合、竹筒を筒の長さより短く切断して、竹筒の蓋は、アルミ箔で蓋をします。
底の蓋が抜けない用に、ボルト、ナットで筒と蓋を固定します。
底に直接竹筒が接しないように、スペーサーを敷きます。



竹筒の中に料理を入れ、アルミ箔で蓋をし、立てて筒に入れ、蓋をして筒と蓋を固定し、筒と蓋の隙間を
アルミテープでふさぎ、卓上コンロに立てて、筒をセットし蒸すと、中の料理は香ばしく蒸すことが出来ます。
卓上コンロを使用する場合は、お米を炊くのに使ったほうがいいようです、料理には、竹の香が付きすぎる為
料理には向いていない。
地面で火を起こして炊く場合は、炊く長さが自由に変えられるので、ソケットを使い、筒を継ぎ足して、
継ぎ手部分にブロックを置き火元から浮かせ、使用する。
円筒を使用する場合は、転がりやすいので、二本の筒をボルト、ナットで固定し転がらないようにする。
一本の場合は、アングルと支持金物を使って、転がらないようにする。
筒が短いのはつぶれにくいですが、筒を長くして作る場合は、持ち運びが出来るように薄い素材を使用
しているため、筒に補強をします。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明蒸し器をバーベキュー用コンロで使用した場合の断面図で、図2は、蒸し器の中に竹筒を
入れた状態の断面図で、図3は、立て形の蒸し器をバーベキュー用コンロで使用した場合の断面図で、図4は、
立て形の蒸し器を卓上コンロで使用した場合の断面図で、図5は、円筒の場合の平面図、断面図です。
【産業上の利用可能性】
【0009】
筒の中に入れて蒸すため、焦げにくく、竹や葉の香りのする香ばしい料理を簡単につくることが出来、ご飯は、
飯盒炊飯で炊くご飯より美味しく食べることが出来る。
今までは竹を切って、竹を細くして竹を編んでカゴ等を作って売っていましたが、あまり手間かけずに竹を
売ることができる。(筒の長さにあわせて竹を切断するだけ)
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】蒸し器をバーベキュー用のコンロで使用した実施方法を示した断面図
【図2】蒸し器の中に竹筒を入れた状態の実施方法を示した断面図
【図3】立て形の蒸し器をバーベキュー用のコンロで使用した実施方法を示した断面図
【図4】立て形の蒸し器を卓上コンロで使用した実施方法を示した断面図
【図5】円筒の場合の蒸し器の平面図、断面図
【符号の説明】
【0011】
1 筒
2 蓋
3 取手
4 寸切りボルト
5 ナット
6 アルミテープ
7 穴
8 ネジビス
9 ソケット
10 補強
11 アングル
12 支持金物




13 ボルトナット
14 スペーサー
15 バーベキュー用コンロ
16 卓上コンロ
17 竹筒
18 針金
19 アルミ箔
20 金網

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒の両端に蓋をかぶせて、その筒の中には竹筒や葉を入れ、竹筒や葉の中には食材を入れて、蒸すことに
より、竹や葉の香りのする、香ばしい料理を作ることを特徴とした蒸し器です。
【請求項2】
筒の形状が、円筒形であることを特徴とする請求項1記載の蒸し器。
【請求項3】
火で加熱することにより蓋が熱くなる為、取手をつけて、筒が熱くても蓋を開けることが出来るように
したことを特徴とする請求項1記載の蒸し器。
【請求項4】
筒の中は加熱により圧力が上昇する為、蓋と筒を固定し、中の圧力を下げるため筒に穴を明け、圧力が
逃げるようにしたことを特徴とする請求項1記載の蒸し器。
【請求項5】
筒と竹筒や葉が、直接接しないように、筒と竹筒や葉の間に空間をとり焦げにくくしたことを特徴とする
請求項1記載の蒸し器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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