説明

蒸気蓄熱式ヘアカーラー

【課題】 軽くて取扱性が優れるうえに、処置温度にすばやく昇温させることができる蒸気蓄熱式ヘアカーラーを目的とする。
【解決手段】 長手方向に貫通する蒸気導入孔12aを備えた無数の連続気孔を有する蓄熱材12をパーマネントウエーブ処置用の筒状ロッド11の内部に嵌着し、この筒状ロッド11の両端をキャップ13により閉塞するとともに、一方のキャップに蓄熱材12の蒸気導入孔12aと連通される蒸気供給用の接続口13aを設けてあり、蒸気供給により蓄熱材12はその無数の連続気孔に蒸気熱を蓄え、蓄熱材12の熱を筒状ロッド11に与えるようにしたので、熱源と切り離すことができて取扱性が良好なうえ軽量となり、多数の筒状ロッドを髪に巻き付けても頭部にかかる負担を軽減できるうえに、髪が筒状ロッドの重みで強く引っ張られることがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパーマネントウエーブ処置を行なう蒸気蓄熱式ヘアカーラーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パーマネントウエーブ処置を行なうヘアカーラーとしては、毛髪を巻き付ける各ロールに発熱体を取り付け、該各ロールに巻き付けられる保湿材を前記発熱体で加熱して蒸気を発生させることにより、前記毛髪に蒸気を与えつつ加熱してウエーブを形成するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ツールホルダに蒸気の発生器とグリップを設け、発生器で発生した蒸気を、髪が巻き付けられるツールに供給して髪を整えるものがある(例えば、特許文献2参照)。さらに、ホルダーの先方に形成された巻き部品内に水を加熱して蒸気を発生させる蒸発チャンネルを設けたものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
しかし、特許文献1のように、発熱体を組み込んだ多数のロールを毛髪に巻き付けるため、ロールの重みで毛髪が引っ張られて被施術者に不快感を与えるという問題があります。また、特許文献2のように、ツールホルダに取り付けられたツールに蒸気を供給しつつ髪を整えるものとしているため、器具が重く操作性が悪いという問題があります。さらに、特許文献3のように、加熱素子と水流路とよりなる蒸発チャンネルを先方の巻き部品に設けているため先端が重く操作性が悪いうえに、施術者の肩や腕への負担が大きいという問題があります。
【特許文献1】実開平7−36902号公報
【特許文献2】特開平7−308220号公報
【特許文献3】特表2003−504134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとするところは、前記したような従来品の問題を解決し、軽くて取扱性が優れるうえに、処置温度にすばやく昇温させることができる蒸気蓄熱式ヘアカーラーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記した課題を解決するためになされた本発明の蒸気蓄熱式ヘアカーラーは、長手方向に貫通する蒸気導入孔を備えた無数の連続気孔を有する蓄熱材をパーマネントウエーブ処置用の筒状ロッドの内部に嵌着し、この筒状ロッドの両端をキャップにより閉塞するとともに、一方のキャップに蓄熱材の蒸気導入孔と連通される蒸気供給用の接続口を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
なお、筒状ロッドの筒壁に多数の蒸気通過孔を形成したり、キャップを断熱材よりなるものとしたり、キャップにヘアバンド係止部を形成したり、他方のキャップに蒸気排気孔を形成しておいたり、筒状ロッドの材質を熱伝導率の高いものとしたりすればより好ましいものとなる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、長手方向に貫通する蒸気導入孔を備えた無数の連続気孔を有する蓄熱材をパーマネントウエーブ処置用の筒状ロッドの内部に嵌着し、この筒状ロッドの両端をキャップにより閉塞するとともに、一方のキャップに蓄熱材の蒸気導入孔と連通される蒸気供給用の接続口を設けたことにより、蒸気供給源と切り離してもパーマネントウエーブに要する時間と温度を維持することができ、また、蒸気供給源と切り離すことにより取り扱いが良好なうえ軽くなって、多数の筒状ロッドを髪に巻き付けても頭部にかかる負担を軽減できるうえに、髪が筒状ロッドの重みで強く引っ張られることがないので、被施術者は快適に施術を受けることができる。さらに、筒状ロッドの温度が低下した際には、フレキシブルパイプ等を介して蒸気供給源と接続口とを接続すれば、筒状ロッドを髪から外さなくても再加熱でき、施術を効率よく行なうことができる。さらに、蒸気加熱のため、筒状ロッドの温度が100℃を超えることがないので、過熱により髪を傷めることがない。
【0008】
また、筒状ロッドの筒壁に多数の蒸気通過孔を形成しておくことにより、蓄熱材中の蒸気により髪に水分を浸透させることができるので、髪を痛めることなくパーマネントウエーブ処置をより確実に行なうことができる。
【0009】
さらに、キャップを断熱材よりなるものとすることにより、施術者は火傷を負うことなく安全に加熱された筒状ロッドを髪に巻きつけることができることとなる。
【0010】
また、キャップにヘアバンド係止部を形成しておくことにより、筒状ロッドに巻き付けた髪をヘアバンドで留めることができるので、クリップを用いなくてよい分軽くなり被施術者は快適に施術を受けることができる。
【0011】
さらにまた、他方のキャップに蒸気排気孔を形成しておくことにより、蒸気排気孔からの蒸気の噴出加減で蓄熱材の加熱状態を目視確認できるので、筒状ロッドを低温のまま用いることが防止され、パーマネントウエーブを的確に処置することができる。
【0012】
また、筒状ロッドの材質を熱伝導率の高いものとしておくことにより、蓄熱材からの熱により筒状ロッドを急速に加熱昇温できるので、施術時間を短縮でき、1 日当たりの処置人数を増やすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明を蒸気発生装置に取り付けた実施形態に基づいて詳細に説明する。
1は蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を加熱する蒸気発生装置であり、該蒸気発生装置1は凝結水分離筒2と、蒸気を発生させる蒸気発生室3と、凝結水分離筒2に設けられた蒸気を送出する送風機4と、蒸気発生室3に水を定量供給する補給水機構5とからなる。6は凝結水分離筒2に設けられる一つまたは多数の蒸気供給用接続管であり、6aはこの蒸気供給用接続管6に形成される蒸気蓄熱式ヘアカーラー接続用の継ぎ手である。7は補給水機構5と蒸気発生室3とを連通させる連結管であり、該連結管7を通じて蒸気発生室3で消費された水が消費量分だけ供給される。8は凝結水分離筒2と蒸気発生室3とを連通させる連結管であり、この連結管8を通じて凝結水分離筒2で生じた凝結水が蒸気発生室3に戻されるようになっている。9は蒸気蓄熱式ヘアカーラー接続用の継ぎ手6aに形成される保温筒であり、この保温筒9は、継ぎ手6aに接続される蒸気蓄熱式ヘアカーラー10が外気に触れて冷却されて凝結水が生じないようするためのものである。
【0014】
前記凝結水分離筒2には蒸気発生室3の蒸気供給管3a と、送風機4及び前記蒸気供給用接続管6が接続されており、該蒸気供給用接続管6は、図4 に示されるように、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10用のものと、後記する延長チューブ60用のものとを一つずつ設けたものとしているが、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10用のものと延長チューブ60用のものを多数設けてもよい。また、蒸気供給用接続管6は凝結水分離筒2上面に垂直に設けて凝結水が重力で凝結水分離筒2内に垂れ落ちるようにして、送風により先端口より吹き出され難くしている。
【0015】
前記した蒸気発生室3は、ヒータ3bを水中に浸漬させたものであり、蒸気発生室3の水位は補給水機構5により常に一定に維持されるようになっている。
【0016】
また、前記した送風機4は、エアポンプまたは電動ファンよりなるもので、この送風機4は前記凝結水分離筒2の一側方部に接続されて、蒸気発生室3からの蒸気を蒸気供給用接続管6に効率よく送り出せるようにしている。
【0017】
一方、前記した補給水機構5は、定水位室5aと補給タンク5bと水位センサ5cとからなり、補給タンク5bには定水位室5a内に配設される浸漬筒5dが垂設されており、該浸漬筒5dには開口5eが透設されてこの開口5e 位置まで水が定水位室5aに供給されるようになっていて、こうすることにより蒸気発生室3から蒸発消費された減少分の水を蒸気発生室3に常時補給できるようにしている。
【0018】
次に、本発明に係る蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を詳細に説明する。
蒸気蓄熱式ヘアカーラー10は、熱伝導率の高い金属や熱伝導率の高い合成樹脂などの熱伝導率の高い材料よりなる筒状ロッド11と、該筒状ロッド11の内部に嵌着される蓄熱材12と、筒状ロッド11の両端を閉塞するキャップ13とよりなるもので、この蒸気蓄熱式ヘアカーラー10は、蒸気供給用接続管6の先端に形成された継ぎ手6aに接続されて蒸気が供給されるものとしている。
【0019】
前記した筒状ロッド11は、図1、図2、図3に示される第1の実施例や、図6、図7、図8に示される第2実施例のものでは、アルミニウム合金やマクネシウム合金のような熱伝導率の高いパイプ11aの周壁に孔状の蒸気通過部11bが多数透設されたもので、この蒸気通過部11bから蓄熱材12に含まれた蒸気が排出されるようにして髪に適度な湿度を与えて加熱により髪が傷むことを防ぐとともに、パーマネントウエーブをかかり易くしているが、蒸気通過部11bをなくすことによって蒸気の逃げを抑え、筒状ロッド11を冷め難くすることもできる。なお、実施例の筒状ロッド11は直径を20mmのパイプ11aの周壁にその先端部から基端部にわたって溝幅2〜3mmのスリット状の蒸気通過部11bを先端部から基端部にわたって60°間隔で透設したものとしている。
【0020】
また、筒状ロッド11は、図9、図10、図11に示される第3の実施例や、図12、図13、図14に示される第4の実施例のように、アルミニウム合金やマクネシウム合金のような熱伝導率の高い細棒11cを上下の台座11dに円周上に配設したものとし、上下の台座11dにキャップ13を嵌着したものとし、各細棒11c、11c間をスリット状の蒸気通過部11bとして蓄熱材12に吸収された蒸気がこの蒸気通過部11bより排出されるようにし、これにより髪に適度な湿度を与えて加熱により髪が傷むことを防ぐとともに、パーマネントウエーブをかかり易くできる。なお、例えば、直径2mmの細棒11cを直径20mmの円周上に30°間隔で12本、あるいは22.5°間隔で16本配設して蒸気通過孔11bの開口面積を異ならせることにより、髪質や施術に応じて使い分けができるものとなる。
【0021】
また3前記筒状ロッド11の材質は熱伝導率の高いものであれば、前記したような金属以外にも熱伝導率の高いプラスチックス(例えば、炭素繊維を樹脂中に混在させたもの、その他)とすることにより、蓄熱材12の熱により急速に加熱され、施術をすばやく行なうことができるようにすることもできる。
【0022】
また、前記蓄熱材12は耐熱性のある合成樹脂発泡体のような無数の連続気孔を有する材料よりなり、その中心には長手方向に貫通する蒸気導入孔12a を備えたものであって、この蓄熱材12の無数の連続気孔に蒸気を溜め込むことができるようになっている。この蓄熱材12は合成樹脂発泡体のほかにも繊維、粒状物よりなるものでもよく、これらの成形体とすることにより蒸気導入孔12a を一体成形できるので、組み付けが容易で生産性を向上させることができる。
【0023】
前記キャップ13は、筒状ロッド11の両端に嵌着されて蓄熱材12を押えるとともに、蒸気の流出を抑える役割をもつものであり、このキャップ13は、図1、図2、図3に示されるように筒状ロッド11に嵌合したり、図6、図7、図8に示されるように螺着することにより、筒状ロッド11や蓄熱材12を洗浄したり、蓄熱材12を交換したりすることができる。そして、一方のキャップ13には、継ぎ手6aと接続されて蓄熱材12の蒸気導入孔12aに蒸気を流入させるための接続口13a が形成され、また、他方のキャップ13には前記した接続口13a より小径の蒸気排気孔13b が透設されている。この蒸気排気孔13b は、蒸気の噴出量に基づいて蓄熱材12の連続気孔に蒸気が充満したかを確認できるので、筒状ロッド11の温度を概ね予測できるものとなる。
【0024】
また、各キャップ13には多数のヘアバンド係止部13c が形成されており、筒状ロッド11に巻き付けた髪をヘアバンドで留めることができるようにして、クリップを用いる場合より軽くなるようにしているが、クリップを用いて筒状ロッド11に髪を留めるようにしてもよいことは勿論である。こうすればヘアバンドを用いるより施術のスピードアップを図り施術者数を増すことができる。また、キャップ13は、ゴム等の断熱性材料よりなるものとして、加熱された筒状ロッド11による髪巻き作業により火傷を負うことがなくようにしている。
【0025】
さらに、凝結水分離筒2の蒸気供給用接続管6に装着される前記延長チューブ60は、他端を蒸気蓄熱式ヘアカーラー10の接続口13aの接続部としている。この延長チューブ60は、施術中の蒸気蓄熱式ヘアカーラー10の温度が低下した場合、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を再加熱するために用いるものである。なお、61は延長チューブ60の先方部に設けられる断熱製の把持部、62は把持部61内に形成される凝結水吸着機構であり、該凝結水吸着機構62は周壁に多数の小孔62aを透設したノズル管62bとノズル管62bを被套するスポンジ等の凝結水吸着筒62cとからなり、延長チューブ60内に生じた凝結水を凝結水吸着筒62cにより吸着させてノズル管62bより水滴が吹き出されないようにしている。
【0026】
このような装置によりパーマネントウエーブをかける際には、蒸気発生室3内に水を供給したうえ、電源を投入して蒸気発生室3のヒータ3bに通電すれば、蒸気発生室3内の水は沸騰して蒸気を発生させることとなるので、蒸気発生室3の蒸気は凝結水分離筒2内に流入することとなる。凝結水分離筒2内に流入した蒸気は送風機4の送風圧により蒸気供給用接続管6より排出されることとなる。
【0027】
そして、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を蒸気加熱させる際には、蒸気供給用接続管6の継ぎ手6aに蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を立設させれば、蒸気は蒸気導入路12aを通じて無数の連続気孔内に入り込んで溜め込まれるとともに蓄熱材12を加熱することとなる。このとき、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10は保温筒9内に保持されているため、筒状ロッド11が外冷気に触れて冷却されることが防止されるとともに凝結水の発生が抑制される。
【0028】
このようにして加熱された蒸気蓄熱式ヘアカーラー10によりパーマネントウエーブをかけるには、先ず、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10に髪を巻き付ける前に、髪に酸性の前処理液を塗布した後、パーマ第1剤を髪に塗布して髪を加熱し、パーマ第1 剤による髪の処理を促進させ、SーS結合を切り離す。その後、髪からパーマ第1剤を洗い流したうえ髪をドライヤーで軽く乾燥させる。
【0029】
続いて、蒸気排気孔13b より吹き上がる蒸気量を確認して、十分加熱されている蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を断熱材よりなるキャップ13を把持して保温筒9より取り出す。次いで、筒状ロッド11に髪に巻きつける。髪を蒸気蓄熱式ヘアカーラー10に巻き付けた後、ヘアバンドを両端のキャップ13のヘアバンド係止部13c に係止させて髪を固定するか、クリップで髪を蒸気蓄熱式ヘアカーラー10に固定する。
【0030】
こうすることにより髪は100℃を越えることのない蒸気及び蒸気熱で加熱されウエーブが形成されることとなる。そして、所要時間が経過したら蒸気蓄熱式ヘアカーラー10を髪から外すか、ウエーブをチェック後、必要に応じて髪を蒸気蓄熱式ヘアカーラー10に巻き直す。
【0031】
次に、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10が外された髪にパーマ第2剤を塗布し、切り離されていたS−S結合を再結合させるか、蒸気蓄熱式ヘアカーラー10に髪を巻いたままパーマ第2剤を塗布し、切り離されていたS−S結合を再結合させる。次いで、パーマ第2剤を洗い流したうえ、髪を乾燥させればパーマネントウエーブは完成される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく縦断断面図である。
【図3】同じく分解斜視図である。
【図4】本発明に用いられる蒸気発生装置の概略図である。
【図5】延長チューブの把持部に設けられる凝縮水吸着機構を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図7】同じく縦断断面図である。
【図8】同じく分解斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示す斜視図である。
【図10】同じく縦断断面図である。
【図11】同じく分解斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施例を示す斜視図である。
【図13】同じく縦断断面図である。
【図14】同じく分解斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 蒸気発生装置
2 凝結水分離筒
3 蒸気発生室
3a 蒸気供給管
3b ヒータ
4 送風機
5 補給水機構
5a 定水位室
5b 補給タンク
5c 水位センサ
5d 浸漬筒
5e 開口
6 蒸気供給用接続管
6a 継ぎ手
7 連結管
8 連結管
9 保温筒
10 蒸気蓄熱式ヘアカーラー
11 筒状ロッド
11a パイプ
11b 蒸気通過孔
11c 細棒
11d 台座
12 蓄熱材
12a 蒸気導入孔
13 キャップ
13a 接続口
13b 蒸気排気細孔
13c ヘアバンド係止部
60 延長チューブ
61 把持部
62 凝結水吸着機構
62a 小孔
62b ノズル管
62c 凝結水吸着筒


【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に貫通する蒸気導入孔を備えた無数の連続気孔を有する蓄熱材をパーマネントウエーブ処置用の筒状ロッドの内部に嵌着し、この筒状ロッドの両端をキャップにより閉塞するとともに、一方のキャップに蓄熱材の蒸気導入孔と連通される蒸気供給用の接続口を設けたことを特徴とする蒸気蓄熱式ヘアカーラー。
【請求項2】
筒状ロッドの筒壁に多数の蒸気通過部を配設してある請求項1に記載の蒸気蓄熱式ヘアカーラー。
【請求項3】
キャップを断熱材よりなるものとした請求項1または2に記載の蒸気蓄熱式ヘアカーラー。
【請求項4】
キャップにヘアバンド係止部を形成してある請求項1から3のいずれかに記載の蒸気蓄熱式ヘアカーラー。
【請求項5】
他方のキャップに蒸気排気孔を形成してある請求項1から4のいずれかに記載の蒸気蓄熱式ヘアカーラー。
【請求項6】
筒状ロッドの材質を熱伝導率の高いものとした請求項1から5のいずれかに記載の蒸気蓄熱式ヘアカーラー。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−125045(P2010−125045A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−302654(P2008−302654)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(508351819)
【出願人】(508350959)
【Fターム(参考)】