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蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置
説明

蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置

【課題】長時間にわたって装置内部に尿を蓄えることなく、所定期間分の尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を取得可能な蓄尿装置を提供する。
【解決手段】尿を受け入れる尿受入部と、分析用容器を着脱可能に保持する保持部と、尿受入部によって受け入れられた尿を保持部によって保持された分析用容器に供給する供給部と、分析用容器に収容された複数の尿を分析装置によってそれぞれ分析することで得られる複数の第一の分析結果を受け付ける分析結果受付部と、分析結果受付部によって受け付けられた複数の第一の分析結果に基づき、所定期間内に被験者から採取された複数の尿が被験者ごとに混合された混合尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二の分析結果を被験者ごとに取得する分析結果取得手段と、を備える蓄尿装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被験者から採取された尿を蓄える蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
尿検査の分野において、被験者から採取された尿を装置内部に取り込み、取り込んだ尿の量および比重を測定し、装置内部に蓄える蓄尿装置が知られている。例えば、特許文献1には、尿が投入される尿投入槽と、尿投入槽に投入された尿量を測定するレベルセンサと、尿投入槽に投入された尿の比重を測定する比重センサと、尿を蓄えるための容器である尿カセットを保持するための保持部と、量および比重が測定された尿を尿カセットに分注可能、かつ、尿カセットに収容されている尿を抜き取り可能に構成された分注ノズルと、分注ノズルの動作を制御する制御部と、分注ノズルによって抜き取られた尿を装置外部に排出するバルブおよびポンプと、を備えた蓄尿装置が開示されている。
【0003】
一方、上記特許文献1に記載されているような蓄尿装置によって1日の間に尿カセットに蓄えられた尿を、生化学分析装置で分析することも行われている。上記特許文献1に記載の蓄尿装置の尿投入槽には1日の間に複数回にわたって尿が投入される。上記特許文献1に記載の蓄尿装置は、1回目の尿投入槽への尿の投入において、量および比重が測定された尿のうち、尿カセットの容量分の尿を分注ノズルによって尿カセットに分注する。そして、2回目以降の尿投入槽への尿の投入において、これまでに尿投入槽に投入された尿の総量と今回尿投入槽に投入された量との比率に基づく量の尿を分注ノズルによって尿カセットから抜き取り、装置外部に排出する。その後、量および比重が測定された尿のうち、尿カセットから抜き取った量と同量の尿を分注ノズルによって尿カセットに分注する。上記特許文献1に記載の蓄尿装置は、このように動作することで一の尿カセットに尿を蓄える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−305133号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、尿カセットに蓄えられた尿を生化学分析装置で分析する段階において、尿カセットには患者から排出されてから長時間経過した尿が含まれている。尿は時間が経過するとともに劣化する。そのため、尿カセットに蓄えられた尿の劣化によって、生化学分析装置による分析結果の信頼性が低下したり、尿カセットから異臭が発生したりするといったおそれがあった。
【0006】
本発明は、被験者から採取された尿を蓄える蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置に関し、長時間にわたって装置内部に尿を蓄えることなく、所定期間分の尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を取得可能な蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は第一の局面から、尿を受け入れる尿受入部と、分析用容器を着脱可能に保持する保持部と、尿受入部によって受け入れられた尿を保持部によって保持された分析用容器に供給する供給部と、分析用容器に収容された複数の尿を分析装置によってそれぞれ分析することで得られる複数の第一の分析結果を受け付ける分析結果受付部と、分析結果受付部によって受け付けられた複数の第一の分析結果に基づき、所定期間内に被験者から採取された複数の尿が被験者ごとに混合された混合尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二の分析結果を被験者ごとに取得する分析結果取得手段と、を備える蓄尿装置を提供する。
【0008】
また、上記第一の局面において、尿受入部によって尿が受け入れられた時刻を取得する受入時刻取得手段をさらに備え、分析結果取得手段は、受入時刻取得手段によって取得された時刻が所定期間内の時刻である尿に関する複数の第一の分析結果に基づき、第二の分析結果を取得するように構成されていてもよい。
【0009】
また、上記第一の局面において、少なくとも一の被験者について、所定期間内に尿受入部によって受け入れられたすべての尿の第一の分析結果が分析結果受付部によって受け付けられたか否かを判定する受付判定手段をさらに備え、分析結果取得手段は、少なくとも一の被験者について、所定期間内に尿受入部によって受け入れられたすべての尿の第一の分析結果が分析結果受付部によって受け付けられたと受付判定手段によって判定された場合、自動的に第二の分析結果を被験者ごとに取得するように構成されていてもよい。
【0010】
また、上記第一の局面において、尿受入部によって受け入れられた尿に識別情報を割り当てる割当手段と、割当手段によって割り当てられる識別情報を記憶する記憶部と、をさらに備え、分析結果受付部は、識別情報と対応付けられた第一の分析結果を受け付けるように構成されており、記憶部に記憶された識別情報と、分析結果受付部によって受け付けられた第一の分析結果と対応付けられた識別情報とを照合する照合手段をさらに備え、受付判定手段は、照合手段の照合結果に基づき、所定期間内に尿受入部によって受け入れられたすべての尿の第一の分析結果が分析結果受付部によって受け付けられたか否かを判定するように構成されていてもよい。
【0011】
また、上記第一の局面において、分析結果受付手段は、分析用容器に収容された尿に含有される所定の成分の濃度を含む第一の分析結果を受け付けるように構成されており、分析結果取得手段は、混合尿に含有される所定の成分の濃度を含む第二の分析結果を取得するように構成されていてもよい。
【0012】
また、上記第一の局面において、尿受入部によって受け入れられた尿の量を測定する測定部をさらに備え、分析結果取得手段は、尿受入部によって受け入れられた複数の尿に各別に対応する所定の成分の濃度および尿の量に基づき、混合尿に含有される所定の成分の量および混合尿の量を算出し、算出された混合尿に含有される所定の成分の量および混合尿の量に基づき、混合尿に含まれる所定の成分の濃度を被験者ごとに取得するように構成されていてもよい。
【0013】
また、本発明は第二の局面から、分析装置と蓄尿装置とが通信可能に接続された尿検査システムであって、分析装置は、尿を装置内部に取り込む取込部、取込部によって装置内部に取り込まれた尿に試薬を分注する分注部、分注部によって試薬が分注された尿に光を照射することで光学情報を取得する検出部、検出部によって取得された光学情報から第一の分析結果を取得する第一分析結果取得手段および第一分析結果取得手段によって得られる第一の分析結果を蓄尿装置に送信する送信部を備え、蓄尿装置は、尿を受け入れる尿受入部、分析用容器を着脱可能に保持する保持部、尿受入部によって受け入れられた尿を保持部に保持された分析用容器に供給する供給部、分析用容器に収容された尿の分析装置による分析結果を受信する受信部および受信部によって受信した複数の第一の分析結果に基づき、所定期間内に尿受入部に受け入れられた複数の尿が被験者ごとに混合された混合尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二の分析結果を被験者ごとに取得する分析結果取得手段を備える検査システムを提供する。
【0014】
また、本発明は第三の局面から、被験者から採取された尿を蓄尿装置によって分析用容器に供給する供給工程と、分析用容器に収容された尿を分析装置によって分析することで第一の分析結果を得る分析工程と、供給工程および分析工程が所定期間内に複数回行われることで得られる複数の第一の分析結果を、分析装置によって蓄尿装置へ送信する送信工程と、送信工程において分析装置から送信される複数の第一の分析結果を蓄尿装置によって受信する受信工程と、受信工程において受信される複数の第一の分析結果に基づき、所定期間内に被験者から採取された複数の尿が被験者ごとに混合された混合尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二の分析結果を蓄尿装置によって被験者ごとに取得する分析結果取得工程と、を備える尿検査方法を提供する。
【0015】
また、本発明は第四の局面から、蓄尿装置によって分析用容器に供給された尿を分析することで第一の分析結果を取得し、取得した第一の分析結果を送信可能であるように構成された分析装置から送信される複数の第一の分析結果を受信する受信部と、受信部によって受信した複数の第一の分析結果に基づき、所定期間内に被験者から採取された複数の尿が被験者ごとに混合された混合尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二の分析結果を被験者ごとに取得する分析結果取得手段と、を備える情報処理装置を提供する。
【0016】
また、上記第四の局面において、受信部は、被験者から採取された尿の量を測定し、その測定結果を送信可能であるように構成された蓄尿装置によって送信される複数の測定結果を受信するよう構成され、分析結果取得手段は、受信部によって受信した複数の測定結果および第一の分析結果に基づき、第二の分析結果を被験者ごとに取得するよう構成されていてもよい。
【0017】
また、本発明は第五の局面から、尿を装置内部に取り込む取込部と、取込部によって装置内部に取り込まれた尿に試薬を分注する分注部と、分注部によって試薬が分注された尿に光を照射することで光学情報を取得する検出部と、検出部によって取得された光学情報から第一の分析結果を取得する第一分析結果取得手段と、被験者から一度に採取された尿の量を受付る受付部と、被験者から採取された複数の尿に各別に対応する尿の量および第一の分析結果に基づき、所定期間内に被験者から採取された複数の尿を被験者ごとに混合した混合尿の分析結果に相当する第二の分析結果を被験者ごとに取得する第二分析結果取得手段と、を備える分析装置を提供する。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、被験者から採取された尿を蓄える蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置に関し、長時間にわたって装置内部に尿を蓄えることなく、所定期間分の尿を分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を取得可能な蓄尿装置、尿検査システム、尿検査方法、情報処理装置および分析装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】尿検査システム12のブロック図である。
【図2】蓄尿装置1の概略外観の斜視図である。
【図3】蓄尿装置1のブロック図である。
【図4】生化学分析装置11のブロック図である。
【図5】分注ユニット5の模式図である。
【図6】分注ユニット5の模式図である。
【図7】尿検査システム12の動作フローチャートである。
【図8】蓄尿装置1の動作フローチャートである。
【図9】蓄尿装置1の蓄尿処理のフローチャートである。
【図10】蓄尿装置1の照合処理のフローチャートである。
【図11】蓄尿装置1の集計処理のフローチャートである。
【図12】生化学分析装置11の動作フローチャートである。
【図13】測定結果データベース104aの構造を示す模式図である。
【図14】分析結果データベース104bの構造を示す模式図である。
【図15】集計処理データベース104cの構造を示す模式図である。
【図16】患者情報データベース104dの構造を示す模式図である。
【図17】処理管理データベース104eの構造を示す模式図である。
【図18】情報処理装置13を含む尿検査システム12のブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
<尿検査システム12>
図1は、尿検査システム12のブロック図である。図1に示すように尿検査システム12はネットワークを介して接続された複数の蓄尿装置1と生化学分析装置11を含む。
【0021】
生化学分析装置11は、尿を装置内部に取り込み、取り込んだ尿に試薬を分注し、試薬が分注された尿に光を照射することで吸光度を測定し、測定された吸光度に基づき、尿に含有されている生化学成分の濃度を取得可能に構成された装置である。本実施形態において、生化学分析装置11は、尿に含有される蛋白質の濃度を取得可能に構成されており、取得された尿の蛋白濃度は蓄尿装置1に送信される。
【0022】
蓄尿装置1は、例えば病院等の共同トイレおよび汚染処理施設などに設置されている。蓄尿装置1は、患者から採取された尿の装置内部への受け入れ、受け入れた尿の量および比重の測定、測定結果の表示および尿を蓄えるための容器であるスピッツ管へ尿を供給可能に構成されている。本実施形態において、蓄尿装置1は、予め設定されている基準時刻から24時間以内に装置内部に受け入れた複数の尿の測定結果およびそれらに各別に対応する生化学分析装置11による分析結果から、その間に患者によって蓄尿装置1に投入された複数の尿を患者ごとに混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を患者ごとに取得する。
【0023】
<蓄尿装置1>
図2は、蓄尿装置1の概略外観の斜視図である。図2に示すように、蓄尿装置1は尿投入ユニット2、尿量測定ユニット3、比重測定ユニット4、分注ユニット5、取出部52、容器保持部57、洗浄ユニット6、ディスプレイ71、プリンタ72、タッチパネル入力ユニット8、RFID読み取りユニット9、および、制御ユニット10を備えている。
【0024】
尿投入ユニット2は患者から採取された尿を投入するためのユニットである。尿投入ユニット2には自動開閉する保持台21が備えられている。保持台21は蓄尿装置1の筐体の前面に設けられている。保持台21が前面に倒れることで尿投入ユニット2が開放状態となり、起立することで尿投入ユニット2が閉そく状態となる。保持台21の裏面(前側に倒れたときの上面)には採尿カップ20を載置および保持可能な凹部が形成されている。この凹部には、採尿カップ20が載置されたか否かを検知する採尿カップセンサ22が設けられている。
【0025】
尿量測定ユニット3は尿投入ユニット2に投入された尿を収容する尿収容容器31と、尿収容容器31に収容された尿の液面の高さを検出する光センサ32と、光センサ32を上下方向に動かすための光センサ駆動装置33とを備えている。尿収容容器31の断面積は既知であるため、尿収容容器31に投入された尿の液面の高さを光センサ32によって検知することによって尿収容容器31に収容された尿の量が測定可能である。
【0026】
比重測定ユニット4は尿に接液したプリズム面に照射された光の反射角に基づき屈折率を求め、その屈折率に基づき尿の比重を算出する。
【0027】
図5および図6は分注ユニット5の構成を示す模式図である。図5および図6に示すように分注ユニット5は、分注アーム53、駆動部511、分注ノズル512、分注シリンジ54、流路55,56、バルブ58,59および分岐ポイント510を備えている。分注アーム53は、駆動部511によって水平方向に回動可能であるとともに昇降可能に構成されている。また、分注アーム53の先端には尿を蓄えるための容器であるスピッツ管50に尿を分注するための分注ノズル512が備えられている。分注シリンジ54は分岐ポイント510と接続されており、バルブ58が開放状態かつバルブ59が閉そく状態である場合、流路55によって分岐ポイント510と接続された尿収容容器31に収容されている尿を、10ml吸引する。さらに、分注シリンジ54は、バルブ58が閉そく状態かつバルブ59が開放状態である場合、流路56によって分岐ポイント510と接続された分注ノズル512に、吸引した尿を送出可能である。
【0028】
図2に戻って、開閉可能な扉状の取出部52は蓄尿装置1の筐体前面下部に設けられている。操作者は、取出部52を開放状態とすることで容器保持部57に保持されているスピッツ管50を蓄尿装置1の外部に取り出すことが可能である。容器保持部57は、複数のスピッツ管50を着脱可能に保持するように構成されている。
【0029】
洗浄ユニット6は、尿投入ユニット2、尿量測定ユニット3、比重測定ユニット4および分注ユニット5の洗浄を行うためのユニットであり、洗浄液タンク60を備えている。洗浄液タンク60は図示しない施設内の水道管と接続されている。また、排水管51は洗浄ユニット6より分注ユニット5に送り出される洗浄液を蓄尿装置1の外部に排出するために設けられている。
【0030】
ディスプレイ71は蓄尿装置1の筐体前面に設けられた液晶パネルであり、操作情報や測定結果などを表示する。プリンタ72は自動蓄尿装置1の筐体前面に設けられており、尿投入ユニット2に投入された尿を識別するための情報である検体IDが含まれたバーコードをバーコードラベルに印刷する。このバーコードラベルは、蓄尿装置1の外部に取り出されたスピッツ管50に、操作者によって貼付される。
【0031】
タッチパネル入力ユニット8は、ディスプレイ71の前面に液晶パネルを覆うようにして埋設されている。操作者は、ディスプレイ71の表示に従ってタッチパネル入力ユニット8の所定位置を指で触れることにより、所望のキー入力を行うことができるようになっている。
【0032】
RFID読み取りユニット9はアンテナを含むリーダ/ライタ装置を備えている。一方、蓄尿装置1を利用する患者は、患者を識別するための患者IDを記憶する不揮発性メモリを備えた非接触ICタグ90を腕に装着している。RFID読み取りユニット9がアンテナを介して電波を送信すると、非接触ICタグ90は送信された電波によって誘起された誘起電圧を動作電源に変換し、不揮発性メモリに記憶された患者IDのデータをRFID読み取りユニット9に発信する。RFID読み取りユニット9は、非接触ICタグ90から発信された患者IDを受信し、制御ユニット10に出力する。
【0033】
図3は蓄尿装置1のブロック図である。図3に示すように、制御ユニット10は、CPU101と、RAM102と、ROM103と、ハードディスク104と、入出力インタフェース105と、通信インタフェース106と、駆動回路107と、を備えている。CPU101、RAM102、ROM103、ハードディスク104、入出力インタフェース105、通信インタフェース106、および、駆動回路107は相互にデータ伝送が可能であるようにデータバス108を介して接続されている。これにより、CPU101は、RAM102、ROM103、および、ハードディスク104に対して、読み込みおよび書き込み可能に、入出力インタフェース105、通信インタフェース106、駆動回路107とのデータの送信および受信可能にそれぞれ構成されている。
【0034】
CPU101は、RAM102にロードされたコンピュータプログラムおよびROM103およびハードディスク104に記憶されたコンピュータプログラムを実行可能である。
【0035】
RAM102は、SRAMまたはDRAM等によって構成されており、ROM103およびハードディスク104に記憶されているコンピュータプログラムを実行する際にCPU101の作業領域として利用される。
【0036】
ROM103はマスクROM、PROM、EPROM等によって構成されている。また、ROM103には、CPU101に実行されるコンピュータプログラムおよび測定結果のデータが記憶されている。
【0037】
ハードディスク104には、CPU101によって実行されるコンピュータプログラムが記憶されている。また、ハードディスク104には、測定結果データベース104a、分析結果データベース104b、集計結果データベース104c、患者情報データベース104d、処理管理データベース104eも記憶されている。上記各データベースはリレーショナルデータベースである。図13〜図17は、それぞれ、測定結果データベース104a、分析結果データベース104b、集計結果データベース104c、患者情報データベース104dおよび処理管理データベース104eの構造を示す模式図である。
【0038】
測定結果データベース104aは、図13に示すように、日付、患者ID、検体ID、投入時刻、投入尿量および尿比重のフィールドを備えている。日付フィールドには尿投入ユニット2に尿が投入された日付が登録される。また、患者IDフィールドには患者ごとに一意に定まる識別情報が登録される。また、検体IDフィールドにはスピッツ管50に供給された尿ごとに一意に定まる識別情報が登録される。また、投入時刻フィールドには尿投入ユニット2に尿が投入された時刻が登録される。また、投入尿量フィールドには尿量測定ユニット3による測定結果として尿投入ユニット2に投入された尿の量が登録される。また、尿比重フィールドには比重測定ユニット4による測定結果として尿投入ユニット2に投入された尿の比重が登録される。
【0039】
分析結果データベース104bは、図14に示すように、日付、検体IDおよび尿蛋白濃度のフィールドを備えている。尿蛋白濃度フィールドには生化学分析装置11による分析結果としてスピッツ管50に収容された尿の尿蛋白濃度が登録される。
【0040】
集計結果データベース104cは、図15に示すように、日付、患者ID、総投入尿量、平均尿比重および総投入尿量あたりの尿蛋白濃度のフィールドを備えている。総投入尿量フィールドには基準時刻から24時間経過するまでの間に尿投入ユニット2に投入された尿の総量が登録される。また、平均尿比重フィールドには基準時刻から24時間経過するまでの間に尿投入ユニット2に投入された尿の総量に対する尿比重が登録される。また、総投入尿量あたりの尿蛋白濃度フィールドには、基準時刻から24時間経過するまでの間に尿投入ユニット2に投入された尿の総量に対する尿蛋白濃度が登録される。
【0041】
患者情報データベース104dは、図16に示すように、患者IDおよび患者氏名のフィールドを備えている。患者氏名フィールドには、操作者によって、それぞれの患者IDと対応する患者の氏名が予め登録されている。
【0042】
処理管理データベース104eは、図17に示すように、日付、患者ID、照合処理および集計処理のフィールドを備えている。照合処理フィールドおよび集計処理フィールドのそれぞれには、後述する照合処理または集計処理が完了していないことを示す未完了フラグまたは完了していることを示す完了フラグが登録される。
【0043】
図3に戻って、入出力インタフェース105は、ディスプレイ71およびタッチパネル入力ユニット8と電気的に接続されており、タッチパネル入力ユニット8によってユーザから入力される信号をCPU101に送信可能である。また、入出力インタフェース105は、CPU101の指示に基づき、情報をディスプレイ71に表示可能である。
【0044】
通信インタフェース106は、Ethernet(登録商標)インタフェースである。蓄尿装置1は、通信インタフェース106によって、所定の通信プロトコル(TCP/IP)を使用してLANケーブルにより接続された生化学分析装置11とデータの送受信が可能である。
【0045】
駆動回路107は尿投入ユニット2、尿量測定ユニット3、比重測定ユニット4、分注ユニット5、洗浄ユニット6、プリンタ72およびRFID読み取りユニット9に電気的に接続されている。駆動回路107は、CPU101からの命令を受け付け、受け付けた命令に対応する電気信号を送出することで各ユニットを駆動させる。
【0046】
<生化学分析装置11>
図4は、生化学分析装置11のブロック図である。図4に示すように、生化学分析装置11は読取ユニット111、検体分注ユニット112、試薬分注ユニット113、検出ユニット114および制御ユニット110を備えている。
【0047】
読取ユニット111は、バーコードリーダを備え、スピッツ管50に貼付されたバーコードを読み取り可能に構成されている。また、読取ユニット111は、読み取った検体IDを制御部110に送信可能に構成されている。検体分注ユニット112は、尿吸引管およびポンプを備え、スピッツ管50に収容された尿を吸引し、吸引した尿を装置内部に備えられたキュベットに吐出可能に構成されている。試薬分注ユニット113は、試薬吸引管およびポンプを備え、装置内部に備えられた試薬容器から試薬を吸引し、尿が収容されたキュベットに吐出可能に構成されている。これにより、キュベットに収容された尿に試薬が混和される。検出ユニット114は、キュベットに収容された尿に対して光を照射する光源および尿を透過する光を受光する受光部を備えている。また、検出ユニット114は、尿を透過し、受光部によって受光された光の強度を制御装置110に送信可能に構成されている。
【0048】
制御ユニット110は、CPU110aと、記憶装置110bと、駆動回路110cと、通信インタフェース110dと、データバス110eと、を備えている。CPU110a、記憶装置110b、駆動回路110cおよび通信インタフェース110dは、データバス110eを介して相互に通信可能に接続されている。
【0049】
CPU110aは、記憶装置110bに記憶されているコンピュータプログラムを実行可能に構成されている。また、CPU110aは、検出ユニット114から送信される透過光強度から吸光度を算出し、算出した吸光度から尿蛋白濃度を分析結果として取得可能に構成されている。記憶装置110bは、CPU110aによって実行されるコンピュータプログラムを記憶する。また、記憶装置110bは、CPU110aによって分析結果として取得される尿蛋白濃度を、読取ユニット111によって取得される検体IDと対応付けて記憶する。駆動回路110cは、読取ユニット111、検体分注ユニット112、試薬分注ユニット113および検出ユニット114と電気的に接続されており、CPU110aからの命令を受け付け、受け付けた命令に対応する電気信号を各ユニットに送出することによって、それぞれのユニットを駆動させる。通信インタフェース110dは、Ethernet(登録商標)インタフェースであり、所定の通信プロトコル(TCP/IP)を使用してネットワークを介して接続された蓄尿装置1に、検体IDと対応付けられ記憶装置110bに記憶された分析結果を送信する。
【0050】
<尿検査システム12における1日の検査の流れ>
図7は、尿検査システム12における1日の検査の流れを示すフローチャートである。以降、図7を参照しつつ、尿検査システム12における1日の検査の流れについて説明する。
【0051】
図7に示すステップS−Aにおいて、患者によって蓄尿装置1に尿が投入される。患者によって尿が投入されると、ステップS−Bにおいて、蓄尿装置1は、投入された尿の量(ml)および比重を測定し、測定が終了した尿の一部を分注ユニット5によってスピッツ管50に分注する。尿が分注されたスピッツ管50は容器保持部57に保持される。
【0052】
次いで、ステップS−Cにおいて、蓄尿装置1の操作者(たとえば看護士)は、容器保持部57に保持されているスピッツ管50を取り出す時間になったか否かを判定する。本実施形態において、スピッツ管50を取り出す時間は、1日のなかで任意に定められてよく、例えば、30分おきであってもよいし、2時間おきであってもよい。スピッツ管50を取り出す時間になっていない場合(ステップS−CにおいてNO)、ステップS−Aにおける処理が行われる。
【0053】
スピッツ管50を取り出す時間になった場合(ステップS−CにおいてYES)、ステップS−Dにおいて、操作者は、取出部52を開放状態とし、容器保持部57に保持されている尿が収容されたスピッツ管50を装置外部に取り出し、その後、取出部52を閉そく状態とする。
【0054】
蓄尿装置1から取り出されたスピッツ管50は、操作者によって、生化学分析装置11にセットされる。ステップS−Eにおいて、生化学分析装置11は、セットされたスピッツ管50に収容された尿を分析し、その結果として尿蛋白濃度(mg/dl)を得る。分析が終了すると、ステップS−Fにおいて、生化学分析装置11は、スピッツ管50に収容された尿の分析結果を蓄尿装置1に送信する。
【0055】
次いで、ステップS−Gにおいて、蓄尿装置1は生化学分析装置11から送信された分析結果を受信する。分析結果を受信すると、蓄尿装置1は、ステップS−Hにおいて、基準時刻から24時間経過したか否かを判定する。本実施形態において、基準時刻は予め0時に設定されている。これは、操作者によって任意に変更可能である。基準時刻から24時間経過していないと蓄尿装置1が判定した場合(ステップS−HにおいてNO)、ステップS−Aにおける処理が行われる。
【0056】
基準時刻から24時間経過したと判定した場合(ステップS−HにおいてYES)、蓄尿装置1は、ステップS−Iにおいて、基準時刻から24時間経過するまでの間に投入された複数の尿の測定結果および分析結果に基づき、その間に患者が蓄尿装置1に投入した複数の尿を患者ごとに混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を求めるための集計処理を行う。
【0057】
集計処理において、蓄尿装置1は、下記[数1]を計算することで各回に投入された尿に含有される蛋白量を求める。そして、その結果に基づき下記[数2]を計算することで、基準時刻から24時間経過するまでの間の総投入尿量(ml)に対する尿蛋白濃度(mg/dl)を、患者ごとに算出する。また、蓄尿装置1は、下記[数3]を計算することで、基準時刻から24時間経過するまでの間の総投入尿量(ml)に対する尿比重を患者ごとに算出する。
【0058】
【数1】

【0059】
【数2】

【0060】
【数3】

【0061】
ここで、Qは投入された尿の量、Dは投入された尿の尿蛋白濃度、Pは投入された尿に含有される蛋白量、Gは投入された尿の比重、GPは総投入尿量に対する尿蛋白濃度、SGは総投入尿量に対する尿比重、nは一の患者による尿の総投入回数である。また、iは何回目の投入における値であるかを示す自然数である(たとえば1回目の投入における尿の量はQ1となる)。
【0062】
集計処理が終了すると、ステップS−Jにおいて、蓄尿装置1は、操作者による指示に基づき、ステップS−Iにおける集計処理の結果である総投入尿量に対する尿蛋白濃度および尿比重をディスプレイ71に表示させる。これにより、1日の検査が終了する。
【0063】
<蓄尿装置1の動作>
本実施形態における蓄尿装置1は、基準時刻から24時間経過するまでの間に測定結果データベース104aおよび分析結果データベース104bに登録されたデータの集計処理を行うことで、その間に患者が蓄尿装置1に投入した複数の尿を患者ごとに混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を患者ごとに取得する。図8は蓄尿装置1の動作の流れを示すフローチャートである。以降、図8を参照しつつ蓄尿装置1の動作について説明する。
【0064】
図8に示すステップS1において、CPU101は、各ユニットを初期動作位置に配置する処理を行う。
【0065】
次いで、ステップS2において、CPU101は、RFID読み取りユニット9によって、患者IDを受信したか否かを判定する処理を行う。ここで、非接触ICタグ90を装着した患者が蓄尿装置1の前面に立つことで、患者IDが蓄尿装置1に発信される。非接触ICタグ90から発信された患者IDを受信していないと判定した場合(ステップS2においてNO)、CPU101は後述するステップS4の処理を行う。
【0066】
非接触ICタグ90から発信された患者IDを受信したと判定した場合(ステップS2においてYES)、CPU101はステップS3において、蓄尿処理を行う。蓄尿処理において、蓄尿装置1は、患者によって装置内部に投入された尿の量および比重を測定するとともに、その一部をスピッツ管50に分注する。図9は、蓄尿装置1の蓄尿処理動作の流れを示すフローチャートである。以降、図9を参照しつつ、蓄尿処理動作について説明する。
【0067】
図9に示すステップS301において、CPU101は、ステップS2において受信した患者IDに対応する患者情報を取得する処理を行う。ここで、CPU101は、受信した患者IDをRAM102に記憶する処理を行い、患者情報データベース104dから、RAM102に記憶した患者IDと対応する患者氏名フィールドから患者の氏名を読み出し、RAM102に記憶する処理を行う。例えば、ステップS2で患者P01という患者IDを受信した場合、CPU101は、図16に示す患者情報データベース104dにおいて、「サトウ タイチ」という患者氏名を読み出す。
【0068】
次いで、ステップS302において、CPU101は、蓄尿処理を行おうとしている患者が、患者情報データベース104dに登録されているか否かを判定する処理を行う。ここで、CPU101は、ステップS301においてRAM102に記憶した患者の名前と「名前を確認してください」などのメッセージと、名前が正しいか否かの選択操作を受け付けるための「はい」、「いいえ」という2つのソフトキーとをディスプレイ71に表示させる。「いいえ」のソフトキーが選択された場合(ステップS302においてNO)、ステップS303において、CPU101は、エラー処理を行い、蓄尿処理動作を終了する。
【0069】
「はい」のソフトキーが選択された場合(ステップS302においてYES)、ステップS304において、CPU101は、患者による投入ユニット20への尿の投入を待機する処理を行う。ここで、CPU101は、保持台21を装置前側に倒して尿投入ユニットを開放状態とすることで採尿カップ20を保持台21に形成された凹部に載置および保持可能状態とする。さらに、CPU101は、患者に採尿カップ20をセットするよう促すため、ディスプレイ71に「採尿カップをセットしてください」などのメッセージを表示させる。そして、採尿カップセンサ22によって、採尿カップ20がセットされたことを検知すると、CPU101は、保持台21を起立させることで投入ユニット2を閉そく状態とする。このような一連の動作によって、採尿カップ20内の尿が尿投入ユニット2に投入される。
【0070】
尿投入ユニット20に尿が投入されると(ステップS304においてYES)、CPU101は、ステップS305において、採尿カップセンサ22によって、採尿カップ20のセットを検知した時点における日付および時刻をRAM102に記憶する
【0071】
次いで、ステップS306において、CPU101は、尿収容容器31に収容された尿の液面の高さを光センサ32よって測定することで、尿投入ユニット20に投入された尿の量を測定し、その結果をRAM102に記憶する処理を行う。量の測定が終了すると、ステップS307において、CPU101は、比重測定ユニット4によって、尿収容容器31から流入した尿の屈折率を測定し、測定された屈折率から尿比重を算出し、その結果をRAM102に記憶する処理を行う。
【0072】
次いで、ステップS308において、CPU101は、分注ユニット5によって、スピッツ管50に尿を分注する処理を行う。ここで、CPU101は、バルブ58を開放状態、バルブ59を閉そく状態とし、分注シリンジ54によって、尿収容容器31から尿を10ml吸引する。次に、CPU101は、分注アーム53を水平方向に回動させるとともに昇降させることで、尿が収容されていないスピッツ管50に尿を供給可能な位置に分注ノズル512を配置する。次に、CPU101は、バルブ58を閉そく状態、バルブ59を開放状態とし、分注シリンジ54を押し込むことによって、先ほど吸引した尿を分注ノズル512に送出する。これにより、スピッツ管50に尿が供給される。尿が供給されたスピッツ管50は、図7に示すフローチャートのステップS−Dにおいて、操作者によって取出部52から取り出される。
【0073】
スピッツ管50に尿が供給されると、ステップS309において、CPU101は、スピッツ管50に収容された尿を識別するための検体IDを付与する処理を行う。ここで、検体IDは、尿投入ユニット2に投入された順に、「S0001」、「S0002」、「S0003」、・・・、というように連番形式で付与される。CPU101は、付与した検体IDをRAM102に記憶するとともに、プリンタ72によって、RAM102に記憶した検体IDを含むバーコードをバーコードラベルに印刷する。バーコードラベルは、操作者によってスピッツ管50に貼付される。
【0074】
次いで、ステップS310において、CPU101は、洗浄ユニット6によって各ユニットを洗浄する処理を行う。CPU101は、洗浄ユニット6によって、図示しない施設内の水道管から水道水を取り込み、取り込んだ水道水と洗浄液タンク60内の洗浄液とを混和させ、これを各ユニットに送出することで各ユニットを洗浄する。
【0075】
次いで、ステップS311において、CPU101は、RAM102に記憶した日付、患者ID、検体ID、投入時刻、投入尿量および尿比重を、測定結果データベース104aに登録する。次いで、ステップS312において、CPU101は、患者ID、患者氏名、尿量および尿比重をディスプレイ71に表示させる。
【0076】
図8に戻り、ステップS4において、CPU101は、生化学分析装置11から送信される蓄尿装置1がスピッツ管50に供給した尿の分析結果およびそれと対応する検体IDを、通信インタフェース106によって受信したか否かを判定する処理を行う。
【0077】
分析結果およびそれと対応づけられた検体IDを受信したと判定した場合(ステップS4においてYES)、ステップS5において、CPU101は、受信した検体IDに対応する日付を測定結果データベース104aから読み出し、読み出した日付、検体IDおよび分析結果を、分析結果データベース104bに登録する。また、分析結果およびそれと対応づけられた検体IDを受信していないと判定した場合(ステップS4においてNO)、CPU101は、後述するステップS12の処理を行う。
【0078】
次いで、ステップS6において、CPU101は、基準時刻(0時)から24時間経過したか否かを判定する処理を行う。
【0079】
基準時刻から24時間経過したと判定した場合(ステップS6においてYES)、CPU101は、ステップS7において、処理管理データベース104eの日付フィールドに前日の日付を、患者IDフィールドに患者情報データベース104dに登録されているすべての患者IDを、患者IDフィールドに登録された患者IDと対応する照合処理フィールドおよび集計処理フィールドに未完了フラグを登録する。
【0080】
次いで、ステップS8において、CPU101は、後述する照合処理および集計処理の対象とする処理対象日として、集計処理の未完了フラグが登録されている患者IDと対応する日付を処理管理データベース104eから選択する。該当する日付が複数ある場合、最新の日付を選択する。例えば、図17に示す処理管理データベース104eにおいて、集計処理フィールドに未完了フラグが登録されている患者ID:P01に対応する日付である1/1が選択される。
【0081】
次いで、ステップS9において、CPU101は、処理対象日に対応する測定結果および分析結果を対象として照合処理を行う。照合処理は、基準時刻から24時間以内に蓄尿装置1に投入されたすべての尿についての分析結果の取得が完了しているかどうかを患者ごとに判定する処理である。図10は、蓄尿装置1の照合処理動作の流れを示すフローチャートである。以降、図10を参照しつつ、蓄尿装置1の照合処理について説明する。
【0082】
図10に示すステップS901において、CPU101は、処理対象日に対応し、照合処理フィールドに未処理フラグが登録されている患者IDを処理管理データベース104eから選択する処理を行う。該当する患者IDが複数ある場合には、番号の最も小さい患者IDを選択する。例えば、図17に示す処理管理データベース104eにおいて、処理対象日が1/1である場合、照合処理フィールドに未完了フラグが登録されている患者ID:P02が選択される。
【0083】
次いで、ステップS902において、CPU101は、処理対象日に対応し、ステップS901において選択した患者IDと対応する検体IDを、測定結果データベース104aから選択する。該当する検体IDが複数ある場合には、番号の最も小さい検体IDを選択する。例えば、図13に示す測定結果データベース104aにおいて、処理対象日が1/1であり、患者ID:P02が選択された場合、検体ID:S0005が選択される。
【0084】
次いで、ステップS903において、CPU101は、ステップS902で選択した検体IDが、分析結果データベース104bに登録されているか否かを判定する処理を行う。例えば、検体ID:S0005が選択された場合、図14に示す分析結果データベース104aにおいて、検体ID:S0005が登録されているか否かが判定される。ステップS902で選択した検体IDが分析結果データベース104bに登録されていない場合(ステップS903においてNO)、CPU101は、後述するステップS906の処理を行う。
【0085】
ステップS902で選択した検体IDが分析結果データベース104bに登録されている場合(ステップS903においてYES)、ステップS904において、CPU101は、ステップS901で選択した患者IDに対応する検体IDのうち、未選択のものが測定結果データベース104aにないか判定する。例えば、患者ID:P02が選択され、ステップS903で検体ID:S0005が選択された場合、測定結果データベース104aに、検体ID:S0006が登録されているか否かが判定される。未選択の検体IDが測定結果データベース104aにあると判定した場合(ステップS904においてNO)、CPU101は、ステップS902の処理を行う。
【0086】
未選択の検体IDが測定結果データベース104aにないと判定した場合、(ステップS904においてYES)、ステップS905において、CPU101は、処理管理データベース104eにおいて、処理対象日に対応し、ステップS901で選択した患者IDに対応する照合処理フィールドに完了フラグを登録する処理を行う。例えば、図17に示す処理管理データベース104eにおいて、処理対象日が1/1であり、ステップS901で選択した患者IDがP02である場合、患者ID:P02と対応する照合処理フィールドに完了フラグが登録される。
【0087】
ステップS906において、CPU101は、処理対象日に対応し、照合処理フィールドに未完了フラグが登録された患者IDのうち、未選択のものが処理管理データベース104eにないか判定する。未選択の患者IDが処理管理データベース104eにあると判定した場合(ステップS906においてNO)、CPU101は、ステップS901の処理を行う。未選択の患者IDが処理管理データベース104eにないと判定した場合(ステップS906においてYES)、CPU101は照合処理を終了させる。
【0088】
図8に戻り、ステップS10において、CPU101は、処理対象日に対応する測定結果および分析結果を対象として集計処理を行う。集計処理は、基準時刻から24時間以内に投入された複数の尿の測定結果および分析結果から、前記複数の尿を患者ごとに混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を患者ごとに算出する処理である。図11は、蓄尿装置1の集計処理動作の流れを示すフローチャートである。以降、図11を参照しつつ、集計処理について説明する。
【0089】
図11に示すステップS1001において、CPU101は、処理対象日に対応し、照合処理フィールドに完了フラグ、集計処理フィールドに未完了フラグがそれぞれ登録された患者IDが処理管理データベース104eにあるか否かを判定する。上記条件に適合する患者IDが処理管理データベース104eにない場合(ステップS1001においてNO)、CPU101は集計処理を行わず、後述するステップS12の処理を行う。
【0090】
上記条件に適合する患者IDが処理管理データベース104eにある場合(ステップS1001においてYES)、ステップS1002において、CPU101は、上記条件と適合する患者IDを処理管理データベース104eから選択する。該当する患者IDが複数ある場合、番号の最も小さい患者IDを選択する。例えば、図17に示す処理管理データベース104eにおいて、処理対象日が1/1である場合、上記条件と適合する患者ID:P01が選択される。
【0091】
ステップS1003において、CPU101は、処理対象日に対応し、ステップS1002において選択した患者IDに対応する検体ID、投入尿量、尿比重および尿蛋白濃度を測定結果データベース104aおよび分析結果データベース104bから読み出し、RAM102に記憶する処理を行う。例えば、処理対象日が1/1であり、ステップS1002で選択された患者IDがP01である場合、患者ID:P01と対応する検体ID:S0001〜S0004と、それらに対応する投入尿量、尿比重および尿蛋白濃度が測定結果データベース104aおよび分析結果データベース104bから読み出され、RAM102に記憶される。
【0092】
ステップS1004において、CPU101は、集計処理に用いる変数の初期設定処理を行う。ここで、CPU101は、変数A、変数Bおよび変数Cを0とし、変数iを1とする。変数Aは総投入尿量を求めるための変数である。また、変数Bは平均尿比重を求めるための変数である。また、変数Cは尿蛋白量を求めるための変数である。また、変数iは一の患者IDに対応するデータを処理した回数を計数するための変数である。
【0093】
ステップS1005において、CPU101は、処理対象の検体IDをRAM102から選択する処理を行う。該当する検体IDが複数ある場合には、番号の最も小さい検体IDを選択する。例えば、ステップS1002で患者ID:P01が選択された場合、患者ID:P01と対応する検体ID:S0001〜S0004のなかで一番小さい検体IDであるS0001が選択される。
【0094】
ステップS1006において、CPU101は、総投入尿量あたりの尿蛋白濃度を算出するために下記[数4]を計算し、その結果を変数Cに加算する。
【0095】
【数4】

【0096】
ここで、QおよびDは、それぞれステップS1005で選択された検体IDと対応する投入尿量(ml)および尿蛋白濃度(mg/dl)であり、Pは尿蛋白量である。例えば、ステップS1005で選択した検体IDがS0001である場合、CPU101は、P=300/100*5.1=15.3を変数Cに加算する。
【0097】
ステップS1007において、CPU101は、総投入尿量を算出するため、ステップS1005で選択した検体IDと対応する投入尿量を、変数Aに加算する処理を行う。例えば、ステップS1005で選択した検体IDがS0001である場合、CPU101は変数Aに300を加算する。
【0098】
ステップS1008において、CPU101は、平均尿比重を算出するため、ステップS1005で選択した検体IDと対応する尿比重を変数Bに加算する処理を行う。例えば、ステップS1005に選択した検体IDがS0001である場合、CPU101は変数Bに1.018を加算する。
【0099】
ステップS1009において、CPU101は、変数A、変数Bおよび変数CをRAM102に記憶する処理を行う。
【0100】
ステップS1010において、CPU101は、まだ選択されていない検体IDがRAM102に残っていないか判定する。未選択の検体IDが残っていると判定した場合(ステップS1010においてNO)、ステップS1011において、CPU101は、変数iに1を加算してRAM102に保存し、ステップS1004の処理を行う。
【0101】
未選択の検体IDがないと判定した場合(ステップS1010においてYES)、ステップS1012において、CPU101は、変数Aを総投入尿量としてRAM102に記憶する。
【0102】
次いで、ステップS1013において、CPU101は、下記[数5]を計算し、その結果を平均尿比重としてRAM102に記憶する処理を行う。
【0103】
【数5】

【0104】
次いで、ステップS1014において、CPU101は、下記[数6]を計算し、その結果を総投入尿量あたりの尿蛋白濃度としてRAM102に記憶する処理を行う。
【0105】
【数6】

【0106】
ここで、総投入尿量あたりの尿蛋白濃度は、基準時刻から24時間以内に、蓄尿装置1に投入された複数の尿を患者ごとに混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果である
【0107】
次いで、ステップS1015において、CPU101は、処理対象日、ステップS1001で選択した患者ID、ステップS1012〜S1014でRAM102に記憶した総投入尿量、平均尿比重および総投入尿量あたりの尿蛋白濃度を集計結果データベース104cに登録する処理を行う。
【0108】
次いで、ステップS1016において、CPU101は、処理管理データベース104eにおいて、処理対象日に対応し、ステップS1002で選択した患者IDに対応する集計処理フィールドに完了フラグを登録する処理を行う。
【0109】
次いで、ステップS1017において、CPU101は、処理対象日に対応し、照合処理フィールドに完了フラグ、集計処理フィールドに未完了フラグがそれぞれ登録された患者IDのうち、未選択のものがないかを判定する処理をおこなう。未選択の患者IDがあると判定した場合(ステップS1017においてNO)、CPU101は、ステップS1001の処理を行う。未選択の患者IDがないと判定した場合(ステップS1017においてYES)、CPU101は、集計処理を終了させる。
【0110】
図8に戻り、ステップS6において、基準時刻から24時間経過していないと判定した場合(ステップS6においてNO)、ステップS11において、CPU101は、処理管理データベース104eにおいて集計処理フィールドに未完了フラグが登録されているか否かを判定する。
【0111】
処理管理データベース104eにおいて集計処理フィールドに未完了フラグが登録されていないと判定した場合(ステップS11においてNO)、CPU101は、後述するステップS12の処理を行う。
【0112】
処理管理データベース104eにおいて集計処理フィールドに未完了フラグが登録されていると判定した場合(ステップS11においてYES)、CPU101はステップS8の処理を行う。
【0113】
ステップS12において、CPU101は、操作者による集計結果データベース104cの内容の表示指示(例えば、特定の日付および患者IDなどに関するデータを表示する指示)があるか否かを判定する処理を行う。操作者は、タッチパネル入力ユニット8を介して表示指示を出す。操作者による表示指示がないと判定した場合(ステップS12においてNO)、CPU101は後述するステップS14の処理を行う。
【0114】
操作者による表示指示があると判定した場合(ステップS12においてYES)、CPU101は、ステップS13において、表示指示に基づき、日付、患者ID、総投入尿量、平均尿比重および総投入尿量あたりの尿蛋白濃度を集計結果データベース104cから読み出し、図15に示すような表の形式でディスプレイ71に表示させる処理を行う。
【0115】
次いで、ステップS14において、CPU101は、操作者からのシャットダウン指示があるか否かを判定する処理を行う。シャットダウン指示がないと判定した場合(ステップS14においてNO)、CPU101は、ステップS2の処理を行う。シャットダウン指示があると判定した場合(ステップS14においてYES)、CPU101は、ステップS15においてシャットダウン処理を行う。
【0116】
<生化学分析装置11の動作>
図12は、生化学分析装置11の分析処理動作の流れを示すフローチャートである。以降、図12を参照しつつ、生化学分析装置11の分析処理動作について説明する。
【0117】
図12に示すステップS111において、CPU110aは、各ユニットを初期動作位置に配置する処理を行う。
【0118】
次いで、ステップS112において、CPU110aは、尿が収容されたスピッツ管50が、生化学分析装置11にセットされているか否かを判定する。尿が収容されたスピッツ管50がセットされていないと判定した場合(ステップS112においてNO)、CPU110aは、後述するステップS118の処理を行う。
【0119】
尿が収容されたスピッツ管50がセットされていると判定した場合(ステップS112においてYES)、ステップS113において、CPU110aは、読み取りユニット111によってスピッツ管50に貼付されたバーコードを読み取り、検体IDを取得する処理を行う。
【0120】
次いで、ステップS114において、CPU110aは、検体分注ユニット112によって、スピッツ管50に収容された尿を吸引し、装置内部のキュベットに尿を吐出する処理を行う。
【0121】
次いで、ステップS115において、CPU110aは、試薬分注ユニット113によって、試薬容器から試薬を吸引し、尿が収容されたキュベットに試薬を吐出する処理を行う。試薬分注ユニット113によって試薬が分注された尿は検出ユニット114に移送される。
【0122】
次いで、ステップS116において、CPU110aは、検出ユニット114によって、キュベットに収容された尿に対して光を照射し、尿を透過する光の強度を取得する。次いで、ステップS117において、CPU110aは、ステップS116で得られた透過光の強度に基づき尿の吸光度を算出し、算出した吸光度から尿蛋白濃度を分析結果として取得するとともに、ステップS112で取得した検体IDと対応付けて記憶装置110bに記憶する処理を行う。
【0123】
次いで、ステップS118において、CPU110aは、記憶装置110bに記憶された検体IDと対応付けられた分析結果を、通信インタフェース110dによって蓄尿装置1に送信する処理を行う。
【0124】
次いで、ステップS119において、CPU110aは、操作者からのシャットダウンの指示があるか否かを判定する処理を行う。シャットダウンの指示がないと判定した場合(ステップS119においてNO)、CPU110aは、ステップS112の処理を行う。シャットダウンの指示があると判定した場合(ステップS119においてYES)、ステップS1110において、CPU110aは、シャットダウン処理を行う。
【0125】
以上説明したように、本実施形態における蓄尿装置1は、装置内部から取出部52を介し、操作者の任意のタイミングにおいて、尿が収容されたスピッツ管50を取り出し可能に構成されている。さらに、蓄尿装置1は、1日の間に測定結果データベース104aおよび分析結果データベース104bにそれぞれ登録された尿量および尿蛋白濃度から、1日の間に蓄尿装置1に投入された複数の尿を混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる尿蛋白濃度に相当する総投入尿量あたりの尿蛋白濃度を、患者ごとに算出可能に構成されている。これにより、蓄尿装置1は、長時間にわたって装置内部に尿を蓄えることなく、1日の間に投入された複数の尿を混合した混合尿を生化学分析装置11によって分析することで得られる分析結果に相当する分析結果を取得可能である。
【0126】
<その他の実施例>
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0127】
上記実施形態において、生化学分析装置11による尿の分析結果の項目は、尿蛋白濃度であるが、本発明はこれに限らず、尿糖、クレアチニン、BUN、IP、Cペプチド、Na、KおよびClの濃度であってもよい。さらに、上記実施形態において、生化学分析装置11は、分析結果の項目として尿蛋白濃度だけを蓄尿装置1に送信しているが、本発明はこれに限らず、生化学分析装置11が複数の項目を含む分析結果を蓄尿装置1に送信し、蓄尿装置1は、送信された複数の分析結果(複数の項目を含む)およびそれらに各別に対応する測定結果について集計処理を行ってもよい。例えば、図1に示す尿検査システム12において、生化学分析装置11が、尿蛋白濃度、尿糖濃度およびクレアチニン濃度という3つの項目を含む複数の分析結果を蓄尿装置1に送信する。蓄尿装置1は、受信した複数の分析結果と、それらに各別に対応する測定結果(投入尿量および尿比重)について集計処理を行うことで、総投入尿量と、それに対する尿比重と、尿蛋白、尿糖およびクレアチニンの濃度を患者ごとに取得する。
【0128】
また、上記実施形態において、蓄尿装置1が図8のフローチャートに示すステップS10における集計処理を行っているが、本発明はこれに限らず、コンピュータから構成された情報処理装置が集計処理を行ってもよい。図18は情報処理装置13を含む尿検査システム12のブロック図である。例えば、図18に示す尿検査システム12において、蓄尿装置1は、投入された尿の量および比重を測定結果として情報処理装置13に送信する。また、生化学分析装置11は、蓄尿装置1に投入されスピッツ管50に供給された尿の尿蛋白濃度を分析結果として情報処理装置13に送信する。情報処理装置13は、受信した複数の測定結果(投入尿量および尿比重)とそれらに各別に対応する複数の分析結果(尿蛋白濃度)について集計処理を行うことで、総投入尿量と、それに対する尿比重および尿蛋白濃度を患者ごとに取得する。
【0129】
また、上記実施形態において、蓄尿装置1が図8のフローチャートに示すステップS10における集計処理を行っているが、本発明はこれに限らず、生化学分析装置11が集計処理を行ってもよい。例えば、図1に示す尿検査システム12において、蓄尿装置1が、投入された尿の量および比重を測定結果として生化学分析装置11に送信する。生化学分析装置11のCPU110aは、蓄尿装置1から送信された測定結果を通信インタフェース110dによって受信し、記憶装置110bに記憶する。また、CPU110aは、図12に示すフローチャートの各ステップにおける処理を実行することで、蓄尿装置1によってスピッツ管50に供給された尿の尿蛋白濃度を取得し、それを分析結果として記憶装置110bに記憶する。そして、CPU110aは、記憶装置110dに記憶されている複数の測定結果(投入尿量および尿比重)と、それらに各別に対応する複数の分析結果(尿蛋白濃度)について集計処理を行うことで、総投入尿量と、それに対する尿比重および尿蛋白濃度を患者ごとに取得する。
【符号の説明】
【0130】
1 蓄尿装置
11 生化学分析装置
12 尿検査システム
13 情報処理装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
尿を受け入れる尿受入部と、
分析用容器を着脱可能に保持する保持部と、
前記尿受入部によって受け入れられた尿を前記保持部によって保持された分析用容器に供給する供給部と、
分析用容器に収容された尿を分析装置によって分析することで得られる第一分析結果を受け付ける分析結果受付部と、
前記分析結果受付部によって受け付けられた第一分析結果を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された第一分析結果のうち、所定の被験者の所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する分析結果取得手段と、を備える蓄尿装置。
【請求項2】
前記尿受入部によって尿が受け入れられた時刻を取得する受入時刻取得手段をさらに備え、
前記分析結果取得手段は、前記受入時刻取得手段によって取得された時刻が前記所定期間内の時刻である前記被験者の尿の第一分析結果に基づき、第二の分析結果を取得する請求項1に記載の蓄尿装置。
【請求項3】
前記被験者について、前記所定期間内に採取されたすべての尿の第一分析結果が前記記憶部に記憶されたか否かを判定する受付判定手段をさらに備え、
前記所定期間内に採取されたすべての尿の第一分析結果が前記記憶部に記憶されたと前記受付判定手段によって判定された場合、前記分析結果取得手段は、自動的に第二分析結果を取得する請求項1または2に記載の蓄尿装置。
【請求項4】
前記尿受入部によって受け入れられた尿に第一識別情報を割り当てる割当手段をさらに備え、
前記分析結果受付部は、第一分析結果およびそれと対応付けられた第二識別情報を受け付け、
前記記憶部は、前記第一識別情報と、前記第一分析結果に対応付けられた第二識別情報を記憶するよう構成され、
前記記憶部に記憶された第一識別情報と第二識別情報を照合する照合手段をさらに備え、
前記受付判定手段は、前記照合手段の照合結果に基づき、前記被験者について、前記所定期間内に採取されたすべての尿の第一分析結果が前記記憶部に記憶されたか否かを判定する請求項3に記載の蓄尿装置。
【請求項5】
前記分析結果受付部は、分析用容器に収容された尿に含有される所定の成分の濃度を含む第一分析結果を受け付けるように構成されており、
前記分析結果取得手段は、混合尿に含有される所定の成分の濃度を含む第二分析結果を取得する請求項1から4のいずれか一項に記載の蓄尿装置。
【請求項6】
前記尿受入部によって受け入れられた尿の量を測定する測定部をさらに備え、
前記記憶部は、前記測定部によって測定された尿の量を記憶するよう構成され、
前記分析結果取得手段は、前記記憶部に記憶された第一分析結果および尿の量のうち、前記被験者の前記所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果に含まれる所定の成分の濃度および量に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する請求項5に記載の蓄尿装置。
【請求項7】
分析装置と蓄尿装置とが通信可能に接続された尿検査システムであって、
分析装置は、尿を装置内部に取り込む取込部、前記取込部によって装置内部に取り込まれた尿に試薬を分注する分注部、前記分注部によって試薬が分注された尿に光を照射することで光学情報を取得する検出部、前記検出部によって取得された光学情報から第一分析結果を取得する第一分析結果取得手段、および、前記第一分析結果取得手段によって得られる第一分析結果を蓄尿装置に送信する送信部を備え、
蓄尿装置は、尿を受け入れる尿受入部、分析用容器を着脱可能に保持する保持部、前記尿受入部によって受け入れられた尿を前記保持部に保持された分析用容器に供給する前記供給部、分析用容器に収容された尿を前記分析装置によって分析することで得られる第一分析結果を受信する受信部、前記受信部によって受信された第一分析結果を記憶する記憶部、および、前記記憶部に記憶された第一分析結果のうち、所定の被験者の所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する第二分析結果取得手段を備える検査システム。
【請求項8】
被験者から採取された尿を蓄尿装置によって分析用容器に供給する供給工程と、
分析用容器に収容された尿を分析装置によって分析することで第一分析結果を得る分析工程と、
前記供給工程および分析工程が所定期間内に複数回行われることで得られる複数の第一分析結果を、前記分析装置によって前記蓄尿装置へ送信する送信工程と、
前記送信工程において前記分析装置から送信される複数の第一分析結果を前記蓄尿装置によって受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された複数の第一分析結果を前記蓄尿装置において記憶する記憶工程と、
前記記憶工程において記憶された複数の第一分析結果のうち、所定の被験者の前記所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する分析結果取得工程と、を備える尿検査方法。
【請求項9】
蓄尿装置によって分析用容器に供給された被験者の尿を分析装置によって分析することで得られた第一分析結果を前記分析装置から受信する受信部と、
前記受信部によって受信された第一分析結果を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された第一分析結果のうち、所定の被験者の所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する分析結果取得手段と、を備える情報処理装置。
【請求項10】
前記受信部は、被験者から採取された尿の量を前記蓄尿装置で測定した結果を前期蓄尿装置から受信し、
前記記憶部は、前記受信部によって受信された尿の量を記憶するよう構成され、
前記分析結果取得手段は、前記記憶部に記憶された第一分析結果および尿の量のうち、前記被験者の所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果および量に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
尿を装置内部に取り込む取込部と、
前記取込部によって装置内部に取り込まれた尿に試薬を分注する分注部と、
前記分注部によって試薬が分注された尿に光を照射することで光学情報を取得する検出部と、
前記検出部によって取得された光学情報から第一分析結果を取得する第一分析結果取得手段と、
被験者から一度に採取された尿の量を受け付ける受付部と、
前記第一分析結果取得手段によって取得された第一分析結果および前記受付部によって受け付けられた尿の量を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された第一分析結果および尿の量のうち、所定の被験者の所定期間内に採取された尿に対応する第一分析結果および量に基づき、前記所定期間内に前記被験者から採取された尿を混合した混合尿を前記分析装置によって分析することで得られる分析結果に相当する第二分析結果を取得する第二分析結果取得手段と、を備える分析装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2010−190649(P2010−190649A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33923(P2009−33923)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(390014960)シスメックス株式会社 (810)
【Fターム(参考)】