説明

蓋体開閉装置

【課題】吊り上げ具の長さ調整を容易に行えるようにする。
【解決手段】回動自在に支持された本体2と、該本体2の一側に設けられた、蓋体25に形成された係合孔26に係合して蓋体25を吊り上げる吊り上げ具5と、本体2の他側に設けられた、本体2の回動中心を支点にして吊り上げ具5を昇降操作する操作部15とを備えた蓋体開閉装置において、前記吊り上げ具5を、蓋体25の係合孔26に係合する係合部6と、該係合部6に連結されたチェーン8とで構成し、前記本体2の回動中心部を除く部位に、該チェーン8を長さ調整可能に引っ掛ける第1係止部3を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばマンホールを密閉する蓋体を開閉する際に使用する蓋体開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、バールのような工具が使用されており、この工具の折れ曲がった先端部を、二人の作業者が蓋体の一対の係合孔にそれぞれ係止させて、二人でバランスよく、即ち蓋体を水平状態に維持するように持ち上げていた。この際、重量の大きい蓋体を各作業者が直接持ち上げるので、その作業に多大の労力を要していた。
【0003】
このため、開閉作業の労力を軽減するための蓋体開閉装置が種々開発されている。この開閉装置としては、例えばマンホールの蓋体の直径方向に配置される水平アームと、該水平アームに移動自在に設けられた一対のフックと、該水平アームの両端部に、屈曲した一端部が取り付けられた一対の直立アームと、各直立アームの屈曲部に装着された一対の車輪と、各直立アームの他端部を連結するように設けられた操作アームとを備えたものが公知になっている(特許文献1)。
【0004】
この開閉装置によれば、各フックをマンホールの蓋体の係合孔に係止させて、直立アームの車輪(屈曲部)を操作支点として、操作アームを上方から下方に回動操作して、マンホールの蓋体を開くようにしている。
【0005】
また、他の従来の蓋体開閉装置としては、例えば互いの一端部が回動自在に連結された一対のアームと、該各アームの他端部の外側に回転自在に支持された一対の車輪と、各アームの他端部の内側に、該他端部に対して所定の角度をもって溶着された支持アームと、該支持アームに設けられた、雄ねじと雌ねじとの螺合によって長さ調整できる一対のフックとを備えたものが公知になっている(特許文献2)。
【0006】
この開閉装置によれば、連結された各アームの一端部を回動支点にして、各アーム他端部を蓋体の直径に合わせて開くようにし、蓋体の係合孔に各フックを係止させるとともに、各フックの長さを調整し、各フックを直立状態にして、各アームを上方から下方に回動操作して、蓋体を開いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平3−183822号公報
【特許文献2】特開平8−91518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の前者の蓋体開閉装置の場合、フックの長さ調整ができず、多種の蓋体の係合孔に対応できないという問題がある。
【0009】
また、後者の蓋体開閉装置の場合、フックの長さを調整する場合、雄ねじと雌ねじとの螺合によって行われているので、その作業が煩雑であるという問題がある。
【0010】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、フックの長さ調整を容易に行うことができる蓋体開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る蓋体開閉装置は、回動自在に支持された本体2と、該本体2の一側に設けられた、蓋体25に形成された係合孔26に係合して蓋体25を吊り上げる吊り上げ具5と、本体2の他側に設けられた、本体2の回動中心を支点にして吊り上げ具5を昇降操作する操作部15とを備えた蓋体開閉装置において、前記吊り上げ具5は、蓋体25の係合孔26に係合する係合部6と、該係合部6に連結されたチェーン8とを有し、前記本体2は、本体2の回動中心部を除く部位に、該チェーン8を長さ調整可能に引っ掛ける第1係止部3を有していることを特徴とする。
【0012】
この場合、本体2の回動中心が梃子の支点として、第1係止部3と吊り上げ具5との係止部が梃子の荷重点として作用することになる。そして、蓋体25の係合孔26と吊り上げ具5の係合部6との距離に応じて、吊り上げ具5のチェーン8の長さを調整することができる。すなわち、吊り上げ具5のチェーン8を構成する複数の連結輪を適宜選択して第1係止部3に引っ掛けることで、形状や大きさによって変わる前記距離に応じて容易に対応することができる。つまり、多種の蓋体を迅速且つ確実に吊り上げることができる。
【0013】
また、本発明によれば、前記本体2に、前記本体2の回動中心部側に配置される、前記吊り上げ具5を引っ掛ける第2係止部20を設けるような構成を選択することもできる。
【0014】
この場合、本体2の回動中心側に位置する第2係止部20に吊り上げ具5を係止するようにしている。すなわち、本体2の回動支点から近い距離で蓋体25が吊り上げられるようになるので、蓋体25の外周面が、蓋体25によって閉塞されている孔の開口部の内周面に固着していても、比較的容易に蓋体25を吊り上げることができるようになる。
【0015】
また、本発明によれば、前記本体2に、前記第1係止部3が軸方向に配置される直線状の支持部材2aを少なくとも一つ設けるような構成を選択することもできる。
【0016】
また、本発明によれば、前記本体2を、前記一の支持部材2aの中央部に、他の支持部材2aの一端部を直交方向に固着して構成し、前記本体2の回動中心部および前記第2係止部20を、他の支持部材2aの他端部側に配置するようにしてもよい。
【0017】
この場合、蓋体25の中心線に沿うように、一の支持部材2aを配置し、蓋体25に形成された係合孔26に吊り上げ具5の係合部6を係止させ、蓋体25を吊り上げる。
【0018】
一方、蓋体25の外周面が、蓋体25によって閉塞されている孔の開口部の内周面に固着している場合は、他の支持部材2aの他端部側に配置される第2係止部20に係止させた吊り上げ具5の係合部6に係合させることによって、蓋体25を比較的容易に吊り上げることができるようになる。
【0019】
また、本発明によれば、前記本体2を、一対の支持部材2aを二股状に配置して構成し、各支持部材2a,2a間の分岐部側に、前記本体2の回動中心部および前記第2係止部20を配置するようにしてもよい。
【0020】
この場合、蓋体25に形成される係合孔26に、支持部材2aの吊り上げ具5の係合部6を係合させ、各支持部材2a,2aの分岐部側に配置される本体2の回動中心部を支点にして、本体2を回動させて、蓋体25を吊り上げる。
【0021】
一方、蓋体25の外周面が、蓋体25によって閉塞されている孔の開口部の内周面に固着している場合は、各支持部材2a,2aの分岐部側に配置される第2係止部20に係止させた吊り上げ具5に係合させることによって、蓋体25を比較的容易に吊り上げることができるようになる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、蓋体の係合孔に係合する吊り上げ具を、該係合孔に係合する係合部と、該係合部に連結されたチェーンとで構成し、回動自在に支持された本体の回動中心部を除く部位に設けられた第1係止部に、チェーンを長さ調整可能に引っ掛けるようにしたので、蓋体の開閉作業の作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態に係る蓋体開閉装置を示す斜視図。
【図2】吊り上げ具であって、フック(係合部)とチェーンとの連結部分を分解した状態を示す分解斜視図。
【図3】蓋体を取り外す際の使用態様の説明図。
【図4】蓋体の外周面が孔の開口部の内周面に固着した場合の使用態様の説明図。
【図5】蓋体開閉装置の変形例を示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の一実施形態に係る蓋体開閉装置について図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
【0025】
まず、本実施形態に係る蓋体開閉装置の構成について説明する。該開閉装置1は、図1および図2に示すように、一対の支持部材2a,2aで構成される本体2と、該本体2およびその操作部15を連結する連結部4a,4c、本体2を回動自在に軸支する車軸10の軸受け部4b、4bを有する連結体4と、各支持部材2a,2aに引っ掛けられ、後述する蓋体25に形成された係合孔26に係合して、蓋体25を吊り上げる吊り上げ具5とを備えている。
【0026】
本体2は、前側に配置された一の支持部材2aと、該支持部材2aの中央部に一端部が直交方向に固着された、後側の他の支持部材2aとでT字形状に構成されている。そして、他の支持部材2aの他端部側に、本体2の回動中心部および後述する第2係止部20が配置されている。
【0027】
支持部材2aは、金属製の直管(既製品)が使用されており、軸方向に沿って吊り上げ具5のチェーン8を長さ調整可能に引っ掛ける複数の第1係止部3,…が所定の間隔をおいて溶着されている。
【0028】
第1係止部3は、直状部3aと、該直状部3aの下部から折り曲げられた円弧状部3bとを有している。そして、第1係止部3は、本体2の回動支点から離れた位置に設けられる、梃子としての荷重点として作用する係止部であり、蓋体25を吊り上げる際に使用される吊り上げ具5の引っ掛け部である。
【0029】
連結体4は、金属製または硬質樹脂で作製されており、前方に水平方向に延出された本体用連結部4aと、本体用連結部4aの左右の両側部から外方に延出された車軸10の軸受け部4b,4bと、本体用連結部4aの後部から斜め上方に向かって延出された操作部用連結部4cとを有している。
【0030】
本体用連結部4aは、後述する他の支持部材2aの他端部が軸方向に導入されて固着されている。また、本体用連結部4aの外周面の側部(車軸10の前方)に、後述する第2係止部20が溶着されている。そして、第2係止部20には、吊り上げ具5が引っ掛けられている。
【0031】
軸受け部4b,4bは、車軸10が回転自在に支持されている。そして、該車軸10の両端部に車輪11,11が取り付けられ、この車輪11,11によって、本体2を移動させることができる。そして、車軸10は、上述したように、本体2を梃子として使用する場合の支点となる。
【0032】
操作部用連結部4cは、後述する操作部15の連結軸16の一端部が連結されている。そして、水平線に対して操作部用連結軸2cの角度は、120〜130度の範囲に設定される。すなわち、梃子として有効に作用させるのに適した角度に設定されている。
【0033】
吊り上げ具5は、図2に示すように、蓋体25に形成された係合孔26に係合する係合部6と、該係合部6に連結されたチェーン8とを有している。
【0034】
係合部6は、既製品であるフックが使用されており、円柱状の基部である直状部6aから円弧状に折り曲げられ、さらに、先端部6bがやや基部側に向かって(斜めに)折り曲げられている。そして、先端部6bは、等脚台形を逆向きにした形状、すなわち、先端に向かうにしたがって幅広で、平板状になっている。つまり、係合部6は、蓋体25の係合孔26に挿入しやすくて、該係合孔26の係止杆27から簡単に抜けない形状、換言すれば、係止杆27との係合が容易に解除できない凹部になっている。また、係合部6の直状部6aの端面には、雄ねじ7が軸方向に突設されている。
【0035】
チェーン8は、金属製の既製品が使用されており、複数の連結輪8a,…が連結されて構成されている。そして、チェーン8の一端部は自由端であり、複数の連結輪8a,…は、第1係止部3および第2係止部20のいずれにも引っ掛けられる大きさで、蓋体25の係合孔26と係合部6との距離に応じて、連結輪8a,…を適宜選択することで、チェーン8の長さが調整できるようになっている。一方、チェーン8の他端部、すなわち終端の連結輪8aは、半分に切断されており、切断された連結輪8aの両端部に雌ねじ(ナット)9の上端面が溶着されている。
【0036】
そして、係合部6の雄ねじ7に、チェーン8の雌ねじ(ナット)9が螺着されて、係合部6とチェーン8が一体化され、吊り上げ具5が構成される。雄ねじ7と雌ねじ9の結合は、蓋体25を吊り上げるのに充分な強度を有している。
【0037】
操作部15は、T字形状のハンドルからなり、該ハンドルは、連結体4の操作部用連結部4cに一端部が連結された直線状の連結軸16と、該連結軸16の他端部に中央部が直交方向に固着された直線状の操作軸17とを有している。そして、操作軸17の両端部にグリップ18,18が設けられて、把持しやすくなっている。すなわち、上方に位置する連結軸16の他端部を、操作軸17によって上方から下方に向かって操作することで、蓋体25に対して平行するように配置される前側の支持部材2aが、車軸(後側の支持部材2aの他端部)10を支点として上方に移動することになる。つまり、梃子の原理を利用して、蓋体25を吊り上げる動作がなされる。
【0038】
第2係止部20は、第1係止部3と同様に、直状部20aと、該直状部20aの下部から折り曲げられた円弧状部20bとを有している。そして、第2係止部20は、本体2の回動支点の近傍に設けられ、梃子としての荷重点として作用する係止部である。したがって、第2係止部20は、大きな力が作用することになるため、蓋体25の外周面が、孔30の開口部の内周面に固着して、第1係止部3では蓋体25を容易に吊り上げることができない場合に使用される。
【0039】
ここで、マンホールなどの孔30を閉塞する蓋体25について説明する。該蓋体25は、直交する中心線うちの一方の中心線の両端部(周縁部)に一対の係合孔26が形成され、他方の中心線の両端部(周縁部)を貫通した雄ねじにロックナットが螺合して(図示せず)、孔30に固定されている。
【0040】
蓋体25の係合孔26は、図3に示すように、断面が矩形状を呈しており、上面開口部の中心線に沿うように配置された係止杆27の両端部が、上面開口部の内面に固着されている。すなわち、係合孔26の上面開口部は係止杆27によって二分されており、上述した吊り上げ具5の係合部の先端部が一方から導入されて他方へ導出され、吊り上げ具5の係合部6に、蓋体25の係止杆27が係止するようになっている。
【0041】
つぎに使用態様について図3および図4を参照して説明する。まず、図3の実線に示すように、前側の支持部材2aの両端部を、蓋体25の直径方向の両端部に位置する係合孔26の上方に配置させる。そして、前側の該支持部材2aの両第1係止部3,3に引っ掛けられた吊り上げ具5のチェーン8の長さを調整、すなわち蓋体25の係合孔26に応じた長さになるように、チェーン8の連結輪8a,…を適宜選択して第1支持部4に引っ掛ける。
【0042】
この状態で、吊り上げ具5の係合部(フック)6の先端部6bを、蓋体25の係合孔26の一方から他方に向かって挿通し、該係合孔26の係止杆27に係合部6を係止させる。
【0043】
つぎに、図3の鎖線に示すように、操作軸17のグリップ18,18を把持して、連結軸16、連結体4、後側の支持部材2aを介して、前側の支持部材2aを上方に回動させる。これによって、係合孔26の係止杆27に係合した係合部6がチェーン8を介して上方に吊り上げられて、蓋体25が孔30の開口周縁部から離脱して、水平に維持された状態で吊り上げられる。
【0044】
つぎに、蓋体25の外周面が、蓋体25によって閉塞される孔30の開口部の内周面に固着された場合は、図4に示すように、連結体4に固着された第2係止部20に吊り上げ具5を引っ掛けて、前記と同様に、チェーン8の長さを調整して、吊り上げ具5の係合部6を蓋体25の係合孔26に係合させる。そして、操作軸17を下方に回動操作して、前側の支持部材2aを上方に移動させて、蓋体25の固着状態を解除する。
【0045】
このように、本実施形態に係る蓋体開閉装置1は、吊り上げ具5のチェーン8の長さを、蓋体25の係合孔26と吊り上げ具5の係合部6との距離に応じて調整し、蓋体25を吊り上げるようにしたので、蓋体25の形状や大きさに関係なく、多種の蓋体を吊り上げることができる。
【0046】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由であり、また、その構成の組み合わせも自由である。
【0047】
例えば、前記実施形態では、一対の支持部材2a,2aをT字形状にして本体2を構成するようにしたが、図5に示すように、一対の支持部材2a,2aの互いの一端部を固着して二股状(V字形状)に配置し、各支持部材2a,2aの分岐部側に第2係止部20および本体2の回動中心部(車軸)を配置するようにしてもよい。但し、この場合、第2係止部20は、各支持部材2a,2aの間の分岐側(車軸の近傍)に配置された直線状の支持部材21の中央部に固着されている。なお、支持部材2a、吊り上げ具5、操作部15の構成は、前記実施形態と同様であるので、これらの説明は省略する。
【0048】
そして、各支持部材2a,2aの先端部を、蓋体25の一対の係合孔26の真上に位置するように本体2を移動させる。つぎに、各支持部材2a,2aの吊り上げ具5の係合部6を、蓋体25の係合孔26に係合させて、操作部15の操作軸17を下方に回動操作して、各支持部材2a,2aの先端部を上方に回動させて、蓋体25を吊り上げる。
【0049】
また、本体2を、一対の支持部材2a,2aをT字形状またはV字形状にして構成するようにしたが、複数の支持部材2a,…を平面視四角形の枠状に骨組みするようにしてもよい。
【符号の説明】
【0050】
1…蓋体開閉装置、2…本体、2a,21…支持部材、3…第1係止部、3a…直状部、3b…円弧状部、4…連結体、4a…本体用連結部、4b…軸受け部、4c…操作部用連結部、5…吊り上げ具、6…係合部、6a…直状部、6b…先端部、7…雄ねじ、8…チェーン、8a…連結輪、9…雌ねじ(ナット)、10…車軸、11…車輪、15…操作部、16…連結軸、17…操作軸、18…グリップ、20…第2係止部、20a…直状部、20b…円弧状部、25…蓋体、26…係合孔、27…係止杆、30…孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動自在に支持された本体(2)と、該本体(2)の一側に設けられた、蓋体(25)に形成された係合孔(26)に係合して蓋体(25)を吊り上げる吊り上げ具(5)と、本体(2)の他側に設けられた、本体(2)の回動中心を支点にして吊り上げ具(5)を昇降操作する操作部(15)とを備えた蓋体開閉装置において、
前記吊り上げ具(5)は、蓋体(25)の係合孔(26)に係合する係合部(6)と、該係合部(6)に連結されたチェーン(8)とを有し、
前記本体(2)は、本体(2)の回動中心部を除く部位に、該チェーン(8)を長さ調整可能に引っ掛ける第1係止部(3)を有していることを特徴とする蓋体開閉装置。
【請求項2】
前記本体(2)は、前記本体(2)の回動中心部側に配置される、前記吊り上げ具(5)を引っ掛ける第2係止部(20)を有していることを特徴とする請求項1に記載の蓋体開閉装置。
【請求項3】
前記本体(2)は、前記第1係止部(3)が軸方向に配置される直線状の支持部材(2a,2a)を少なくとも一つ有していることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋体開閉装置。
【請求項4】
前記本体(2)は、一の支持部材(2a)の中央部に、他の支持部材(2a)の一端部が直交方向に固着されて構成され、前記本体(2)の回動中心部および前記第2係止部(20)が、他の支持部材(2a)の他端部側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の蓋体開閉装置。
【請求項5】
前記本体(2)は、一対の支持部材(2a,2a)が二股状に配置されて構成され、各支持部材(2a,2a)間の分岐部側に、前記本体(2)の回動中心部および前記第2係止部(20)が配置されることを特徴とする請求項3に記載の蓋体開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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