説明

薄膜形成装置

【課題】 熱分解式の薄膜形成装置において、基板の温度制御に要する時間を短縮し、生産性やエネルギー効率の向上を図る。
【解決手段】 薄膜形成装置10は、液状の原料を基板11上で熱分解させることにより基板11上に薄膜を形成する。薄膜形成装置10は、基板11に対して熱分解用の熱を供給する熱源体15と、基板11に向けて液状の原料を噴霧するノズル39と、熱源体15から基板11に伝わる熱を制御する熱制御装置31,35と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状の原料を基板上で熱分解させることにより基板上に薄膜を形成する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、液状の原料を基板上で熱分解させることにより、析出した固形分を基板上に堆積させて薄膜を形成する技術がある(例えば、特許文献1参照)。この熱分解式の薄膜形成技術は、CVD法に比べて処理コストが低く、例えばフラットパネルディスプレイ、太陽電池、半導体デバイス等の製造過程に用いられることが期待されている。またこの技術では、熱分解に伴って基板の温度が低下しやすいことから、熱分解が適切に生じるように処理温度の管理が重要である。
【0003】
熱分解式の薄膜形成装置としては、熱源体上に載置した基板に対して原料を噴霧して基板上に薄膜を形成するとともに、その噴霧を間欠的に行うことで基板の温度変化を抑えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、下部に熱源体を備える基板載置台上に基板を載置し、超音波により発生させたエアロゾルを基板上に供給して薄膜を形成するとともに、基板に到達する前のエアロゾルをマイクロ波等で予熱することにより基板の温度変化を抑える技術がある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
また、熱源体上に載置した基板に対して液状の原料を噴霧して基板上で薄膜を堆積させるとともに、噴霧した原料を赤外線ランプ等で予熱することにより基板の温度変化を抑える技術がある(例えば、特許文献4参照)。
【特許文献1】特許第3271906号公報
【特許文献2】特開2001−26885号公報
【特許文献3】特開2003−138376号公報
【特許文献4】特開2003−323823号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術では、熱源体上に基板を配置し、熱源体の温度を変化させることにより、基板を昇温あるいは冷却している。しかしながら、熱源体は基板に比べて熱容量が一般に大きいことから、温度制御に多くの時間を要すると同時に大きなエネルギーを必要とする。その結果、基板の温度制御にも多くの時間を要してしまい、エネルギー的にも損失が多い。
また、原料を予熱する技術は、原料が基板に到達する前に粉末化させないなどの予熱温度の管理が難しいことや、熱分解時の吸熱分を予熱で補うのは難しいといった温度制御上の問題がある。
例えば、特許文献3、4の技術では、予熱をしすぎると原料の溶媒が気化してしまい、ガラス基板に到達する前に原料が固体粉末となってしまうおそれがある。吸熱が一番大きいのは気化熱であるので、予熱効果は効果的ではない可能性がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、熱分解式の薄膜形成装置において、基板の温度制御に要する時間を短縮し、生産性やエネルギー効率の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の薄膜形成装置は、液状の原料を基板上で熱分解させることにより基板上に薄膜を形成する装置であって、前記基板に対して前記熱分解用の熱を供給する熱源体と、前記基板に向けて前記液状の原料を噴霧するノズルと、前記熱源体から前記基板に伝わる熱を制御する熱制御装置と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この薄膜形成装置では、熱源体から基板に伝わる熱が熱制御装置によって制御されることから、熱源体の温度を変化させなくても基板の温度を調整することが可能である。その結果、基板の温度制御に要する時間の短縮化が図られる。また、熱源体に対する温度制御の簡略化等により、エネルギー損失の低減が可能となり、エネルギー効率の向上が図られる。
【0010】
例えば、前記熱制御装置は、前記熱源体と前記基板との相対距離を調整する熱源距離調整機構を有するとよい。
この構成によれば、熱源体と基板との相対距離が調整されることにより、熱源体の温度を変化させなくても、その相対距離に応じて熱源体から基板に伝わる熱が制御される。
【0011】
また、前記熱制御装置は、前記熱源体と前記基板との間に挿脱自在に配され、前記熱源体から前記基板への熱の伝達を抑制する遮熱シャッタを有するとよい。
この構成によれば、遮熱シャッタによって熱源体から基板への熱の伝達が抑制されることにより、熱源体の温度を変化させなくても、基板を速やかに冷却することが可能となる。また、遮熱シャッタによって熱源体からの熱漏れが抑制され、エネルギー損失が低減される。
【0012】
また、前記熱源体を断熱材で覆い断熱するのが好ましい。
これにより、エネルギー損失がより確実に低減される。
【0013】
また、前記熱制御装置は、前記基板に対して冷却用のガスを供給する冷却ガス供給機構を有するとよい。
この構成によれば、基板に対して冷却ガスを供給することにより、基板をより速やかに冷却することが可能となる。
【0014】
また、上記の薄膜形成装置において、前記ノズルと前記基板との相対距離を制御する噴霧距離調整機構を有するとよい。
この構成によれば、原料噴霧用のノズルと基板との相対距離が制御されることにより、熱分解反応の最適化を図ることが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の薄膜形成装置によれば、熱源体から基板に伝わる熱を熱制御装置によって制御することにより、基板の温度制御に要する時間を短縮し、生産性の向上を図ることができる。また、熱源体に対する温度制御の簡略化等により、エネルギー効率の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の薄膜形成装置の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の薄膜形成装置の実施の形態例の全体構成を示す図である。本例の薄膜形成装置は、液状の薄膜原料を加熱した基板に直接吹き付けて基板上で原料を熱分解させる、いわゆるスプレー熱分解法(SPD法)を用いた薄膜形成装置である。
【0017】
図1において、薄膜形成装置10は、処理空間を形成するチャンバ12、基板11(ワーク)を搬送する基板搬送部13、チャンバ12内で基板11を保持する基板保持部14、基板11に対して熱分解用の熱を供給する熱源体15、基板11に対して薄膜原料を供給する原料供給部16、及び制御部17等を含んで構成されている。
【0018】
基板11としては、シリコン基板、石英基板などの種々の基板を用いることが可能であるが、本例ではガラス基板を用いる。ガラス基板における耐熱温度、耐熱衝撃性などの材料特性は、形成すべき薄膜の性状に応じて適宜定められている。
【0019】
チャンバ12には、基板11を出し入れするための開閉扉20と、チャンバ12内の余分なガスを排気するための排気口21とが設けられている。排気口21には、不図示のファンに接続された排気管22が接続されており、この排気管22には不図示のフィルタが配設されている。
【0020】
基板搬送部13は、チャンバ12の外部と基板保持部14との間で基板11を搬送するものであり、基板11を保持・搬送するローダ/アンローダ25を含む。チャンバ12の開閉扉20は、ローダ/アンローダ25によって基板11を出し入れする時には開状態となり、薄膜形成処理時には閉状態となる。
【0021】
基板保持部14は、熱源体15の上方で基板11を保持する保持機構30、保持機構30に保持された基板11を熱源体15に対して相対的に移動させる昇降機構31、及び基板11の温度を計測する温度センサ32等を含んで構成されている。保持機構30は、チャック等の保持手段により基板11の縁部を保持する。昇降機構31は、モータ等の駆動装置33や不図示の昇降ガイド等を有しており、保持機構30を上下移動(昇降)させることにより熱源体15に対して基板11を接触させたり離したりする。温度センサ32は、熱電対等からなり、その計測データは制御部17に送られる。本例では、昇降機構31における動作タイミングや基板11と熱源体15との距離が制御部17により制御される。
【0022】
熱源体15は、基板11を薄膜形成に適した所定温度(例えば、500℃程度)に加熱するものであり、形成すべき薄膜の性状に応じて出力が定められた電気ヒータ等が用いられる。チャンバ12内の下部には、断熱材等の壁で仕切られた断熱空間19が形成されており、この断熱空間19内に熱源体15が配置されている。熱源体15の温度は制御部17により制御される。
【0023】
断熱空間19は、遮熱シャッタ35を介して開閉される開口19aを有しており、熱源体15の一面(加熱面15a)がこの開口19aに近づけて配されている。遮熱シャッタ35は、熱源体15と基板11との間に挿脱自在に配されている。具体的には、遮熱シャッタ35は、例えば、断熱材を内部に収容した金属製の板状部材からなり、不図示の開閉機構によって移動自在に支持され、駆動装置37を介して開閉駆動される。遮熱シャッタ35の開閉タイミングは制御部17により制御される。なお、基板11の加熱時には遮熱シャッタ35が開状態となり、上記昇降機構31を介して熱源体15の加熱面15aに対して基板11の裏面(薄膜形成面と反対面)が接触あるいは近づけられる。
【0024】
原料供給部16は、液状の薄膜原料を基板11に対して噴霧供給するものであり、原料供給配管38、ノズル39、及び噴霧距離調整機構40等を含んで構成されている。薄膜原料は、不図示のタンクに貯溜されており、不図示のポンプによって原料供給配管38内を送られ、ノズル39から基板11に向けて吹き付けられる。噴霧距離調整機構40は、モータ等の駆動装置41や不図示の移動ガイド等を有しており、ノズル39を上下移動させることにより基板11とノズル39との距離を変化させる。ノズル39からの原料の供給のタイミングや原料供給量、基板11とノズル39との距離は制御部17により制御される。
【0025】
次に、上記構成の薄膜形成装置10の動作について説明する。
まず、制御部17は、熱源体15の加熱面15aを所定の温度(例えば、500℃程度)に調整する。続いて、制御部17は、チャンバ12の開閉扉20を開き、ローダ/アンローダ25によって薄膜形成用の基板11をチャンバ12内に搬入し、保持機構30に設置する。基板11の設置後、制御部17は、ローダ/アンローダ25をチャンバ12内から外に出すと、チャンバ12の開閉扉20を閉じる。
【0026】
次に、制御部17は、遮熱シャッタ35を開き、昇降機構31を介して基板11を下降させ、基板11の裏面と熱源体15の加熱面15aとを接触させる。さらに、温度センサ32を介して基板11の温度を計測し、基板11が所定の温度に達すると、ノズル39から薄膜原料を基板11表面に対して吹き付ける。これにより、液状の原料が基板11上で熱分解され、析出した固形分が基板11上に堆積し、薄膜が形成される。
【0027】
このとき、制御部17は、熱分解反応(熱分解条件)の最適化を目的として、熱源体15の温度、原料の供給間隔や原料供給量、基板11とノズル39との距離(噴霧距離)、並びに基板11と熱源体15との距離(熱源距離)の少なくとも1つを適宜調整する。薄膜形成時においては基板11の温度管理が特に重要であることから、制御部17は、温度センサ32の計測結果に基づいて、基板11の温度が所定の温度域から外れないように、上記調整を行う。なお、噴霧距離の調整は噴霧距離調整機構40によって行い、熱源距離は昇降機構31によって行う。
【0028】
次に、所定の時間、回数、量の原料噴霧が行われた後、制御部17は、ノズル39からの原料供給を停止する。さらに、昇降機構31を介して基板11を上昇させて熱源体15から基板11を離すとともに、遮熱シャッタ35を閉状態とする。熱源体15と基板11との間に遮熱シャッタ35が配されることにより、熱源体15から基板11への熱伝達が抑制され、基板11が速やかに冷却される。なお、熱源体15の温度は薄膜形成処理時とほぼ同じ温度(例えば、500℃程度)に保ったままである。
【0029】
次に、制御部17は、温度センサ32の計測結果に基づいて、基板11が所定の温度以下になると、チャンバ12の開閉扉20を開く。そして、薄膜が形成された基板11をローダ/アンローダ25によってチャンバ12内から外に搬出する。その後、次の基板11をチャンバ12内に搬入し、上記と同様の処理を繰り返す。なお、熱源体15の温度は、薄膜形成処理温度(例えば、500℃程度)のままであり、新たな基板11に対して改めて熱源体15を昇温する必要はない。
【0030】
このように、本例の薄膜形成装置10によれば、薄膜形成処理後の基板11の冷却時において、熱源体15から基板11を離すことから、熱源体15から基板11への熱の伝達が抑制され、基板11の冷却が短時間で行われる。しかも、熱源体15と基板11との間に遮熱シャッタ35を配することにより、熱源体15から基板11への熱の伝達がより確実に抑制される。
【0031】
また、本例の薄膜形成装置10によれば、複数の基板11を処理する際においても、熱源体15の温度を一定に保ったままでよく、基板11ごとに熱源体15の温度を上昇させたり降下させたりする必要がない。そのため、処理時間の短縮化が図られ、高い生産性を得ることができる。また、熱源体15に対する温度制御の簡略化等により、エネルギー損失の低減が可能となり、エネルギー効率の向上が図られる。
【0032】
ここで、薄膜形成処理時の基板11の温度制御について説明する。
前述したように、本例の薄膜形成装置10では、基板11の温度が所定の温度域から外れないように、熱源体15の温度、原料の供給間隔や原料供給量、基板11とノズル39との距離(噴霧距離)、並びに基板11と熱源体15との距離(熱源距離)の少なくとも1つの調整を行う。すなわち、原料の熱分解時には、気化熱や分解潜熱による吸熱反応が生じることから、基板11の温度が所定の温度域から外れないように、例えば、熱源体15の温度を制御したり、温度低下した基板11の温度が上昇するまで原料供給を停止したり原料供給量を減らしたりする。
【0033】
あるいは、基板11と熱源体15との距離(熱源距離)を調整することにより、基板11の温度を一定に保つようにしてもよい。具体的には、例えば、温度センサ32の計測結果に基づいて、基板11の温度が目標値に対して高くなると熱源距離を長くし、低くなると熱源距離を短くする。この場合、原料噴霧を連続的に行うことが可能となり、原料噴霧を間欠的に行う処理に比べて、所望の膜厚の薄膜を得るまでの処理時間の短縮化が図られる。
【0034】
なお、薄膜原料としては、二酸化スズなど公知の様々なものが適用可能である。例えば、ガラス基板上に透明電極(FTO、ITO等)の薄膜を形成したものは、フラットパネルディスプレイ、太陽電池(ソーラパネル)の製造に利用することが可能である。
この他、本発明の技術は、半導体デバイス、タッチセンサ、防眩ミラーなどの様々な分野の製造過程に適用可能である。
【0035】
図2は、本発明の薄膜形成装置の実施の他の形態例の全体構成を示す図である。なお、本例において、上述した実施例と同一の機能を有するものは同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。
【0036】
本例の薄膜形成装置50は、先の図1に示した形態例と異なり、熱源体15を昇降させる昇降機構51と、基板11に対して冷却用のガスを供給する冷却ガス供給機構52とを備えている。
【0037】
昇降機構51は、モータ等の駆動装置53や不図示の昇降ガイド等を有しており、熱源体15を上下移動(昇降)させることにより、基板11に対して熱源体15を接触させたり離したりする。また、冷却ガス供給機構52は、空気、窒素ガスなどの所定ガスを基板11に吹き付けるものであり、ガス供給配管55、ノズル56等を含んで構成されている。
【0038】
本例の薄膜形成装置50では、薄膜形成時において、遮熱シャッタ35を開き、昇降機構51を介して熱源体15を上昇させ、基板11の裏面と熱源体15の加熱面15aとを接触させる。そして、薄膜形成後、昇降機構51を介して熱源体15を下降させて基板11から熱源体15を離すとともに、遮熱シャッタ35を閉状態とする。これにより、先の図1の例と同様に、基板11の冷却時間などの温度制御に要する時間の短縮化が図られる。
【0039】
なお、熱源体15と基板11との距離(熱源距離)を変化させる際、先の図1の例では基板11を昇降させるのに対し、本例の薄膜形成装置50では、熱源体15を昇降させる。そのため、本例の薄膜形成装置50では、熱源距離を調整して基板11の温度を制御する際に、ノズル39と基板11との距離を一定に保ち、熱分解条件の最適化を図りやすいという利点を有する。
【0040】
また、本例の薄膜形成装置50では、薄膜形成処理後の基板11の冷却時において、基板11と熱源体15とを離間させることに加えて、冷却ガス供給機構52を介して基板11に対して冷却ガスを供給する。これにより、基板11をより速やかに冷却することが可能となる。
【0041】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の薄膜形成装置の実施の形態例の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の薄膜形成装置の実施の他の形態例の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
10,50…薄膜形成装置、11…基板、12…チャンバ、13…基板搬送部、14…基板保持部、15…熱源体、16…原料供給部、17…制御部、19…断熱空間、30…保持機構、31…昇降機構(熱源距離調整機構、熱制御装置)、32…温度センサ、35…遮熱シャッタ(熱制御装置)、36…開閉機構、39…ノズル、40…噴霧距離調整機構、51…昇降機構(熱源距離調整機構、熱制御装置)、52…冷却ガス供給機構。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状の原料を基板上で熱分解させることにより基板上に薄膜を形成する装置であって、
前記基板に対して前記熱分解用の熱を供給する熱源体と、
前記基板に向けて前記液状の原料を噴霧するノズルと、
前記熱源体から前記基板に伝わる熱を制御する熱制御装置と、を備えることを特徴とする薄膜形成装置。
【請求項2】
前記熱制御装置は、前記熱源体と前記基板との相対距離を調整する熱源距離調整機構を有することを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。
【請求項3】
前記熱制御装置は、前記熱源体と前記基板との間に挿脱自在に配され、前記熱源体から前記基板への熱の伝達を抑制する遮熱シャッタを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薄膜形成装置。
【請求項4】
前記熱源体を断熱材で覆い断熱することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかに記載の薄膜形成装置。
【請求項5】
前記熱制御装置は、前記基板に対して冷却用のガスを供給する冷却ガス供給機構を有することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかに記載の薄膜形成装置。
【請求項6】
前記ノズルと前記基板との相対距離を制御する噴霧距離調整機構を有することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかに記載の薄膜形成装置。

【図1】
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【図2】
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